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  007  山行報告(H17/1/1〜6/30)

07会公式行事のダイジェスト報告です。 (H17/1/1〜6/30)


      〜05朝日連峰夏山開き登山鳥原山〜

            
〜雨期の合間・・2日とも天候に恵まれ・残雪とお花畑に満喫

            日  時:  平成17年6月18日(土〜19日(木)

          場  所:  朝日連峰〜大朝日岳・鳥原山小屋(神社)

          日  程:
  **本隊**
                  
6/18日(土)・・・7:00西川町開発センター〜7;40大井沢温泉〜8;20古寺鉱
                                泉〜11;40・・12;00古寺山(昼食)〜12;30小朝日岳〜大
                                朝日岳小屋15;50着(泊)
                    6/19日(日)・・・6;50大朝日岳小屋〜8;20小朝日岳〜10;10鳥原山小屋・・
                                (山開き祭典・タケノコ汁昼食)〜12;40同小屋発〜古寺鉱泉着
                                15;00
〜大井沢温泉入浴・・反省会・解散
                   
**当日隊**
                    6/19日(日)・・・7;00大井沢温泉〜7;40ブナ峠(姥石)〜(タケノコ採取)〜11;
                                00鳥原山小屋着・・本隊と合流(山開き祭典・タケノコ汁昼食)12
                                ;40同小屋発〜15;30ブナ峠(姥石)着〜大井沢温泉入浴(本
                                隊と合流)・・反省会・解散

           参加者:  本 隊〜佐藤(本家)、板坂夫妻、柴田、佐藤(仁)、片倉、駒沢、荒谷、佐藤
                      (畳)、上野(福島)、池元・同友人(札幌)、宮林、後藤、佐藤(園)、鳥
                      羽、渡部、斉藤夫妻(南陽)、渋谷           〜20名
                      他・・有路〜小朝日岳往復

                   当日隊〜西川山岳会、西川町役場関係者、一般応募者   〜32名

           
6/18日(土) 晴れ 暑さにバテ5名  良質のタケノコ採取

            開発センターに集合・点呼を取ると
申し込み人数より4名(古寺鉱泉で更に1名増)多い、共同食糧の心
          配が生じた。名簿に無い人は、近くのコンビニで補足食糧を調達しての出発となる。途中、大井沢温泉で
          昨夜「橋本」に宿泊した遠路札幌から参加の池元さん等を拾い小寺鉱泉登山口へ。
            今日のトッツプは佐藤(本家)、最初の急登をクリアし松峰をしばらく歩き一服、気温が高く、
だいぶ汗を
          掻いたせいか例の自然水の要求ガ出る
。ハナヌキ分岐下水場手前でタケノコ採取、今年は積雪が多かっ
          たせいか、標高の低いこの地点でほぼ十分なタケノコの確保が出来た。

小寺鉱泉登山口で出発前の元気な姿を 鉱泉まえの板橋を渡る 古寺山山頂で昼食・大休憩


           
古寺山への急登半ば、女性2人・男性1人が体不調の様子、しばらくゆっくり登ったがバテが酷く、強力
           の柴田・片倉が女性のリックを背負う、男性は荷を分けを軽くし板坂がサポート
、ともかく古寺山まで辿り
          着くことにし頑張る。ところが、
ベテランの佐藤本家と荒谷の2名が登りきる寸前・脚脛や腿に痙攣を引
          起こし暫くダウン、到着の時間差が付いたが古寺山山頂で昼食を共にする。
            下山や鳥原山小屋へのコース変更等の意見が出されたが、まずは小朝日岳までということになり、早
          組・遅組、サポート等を再編し行動開始、バテ組は、
小朝日岳下の雪渓で「ミルクかき氷」を楽しんだり風
          雪が作った小朝日岳特有の「ダケカンバ」の芸術に感動する等、いつの間にか山頂に辿り着いていた

            柴田と片倉には難儀をかけるが、全員が大朝日岳を目指す目処が付く、降り始めると、足元にイワカ
          ガミやエゾツガザクラが、眼前に残雪に強いコントラストで迫る大朝日岳から北へ中岳・西朝日岳・竜門
          山・・・連山、奥に以東岳までの展望、疲れを忘れシャッターを切る。

小朝日岳下の雪渓で「カキ氷」一服 古寺山山頂で全員無事登山の記念写真 今日の目的・残雪の大朝日岳
小朝日岳の降りにさしかかると足元にイワカガミが エゾツガザクラも可憐に


            昨年開花しはじめていた「ヒメサユリ」は、
遅かった雪解けのせいかまだ蕾さえ稀、しかし、雪渓に覆
          われているかと思われていた銀玉水には豊富な水が湧いており
、大朝日岳小屋での炊飯・飲料水が充
          分確保できた。銀玉水上の雪渓は、大勢の登山者の踏み跡で階段状・アイゼン無く楽に登りきる。大朝
          日岳小屋が見えてきた頃、イワカガミの群落や開きはじめたばかりのヒナウスユキソウ・チングルマ等の
          お花畑が迎えてくれ、予定より大分遅れたが全員無事小屋到着。

銀玉水上の大雪渓
銀玉水上の大雪渓を二人分の荷を背負い登る柴田・片倉
大朝日岳小屋で焼肉パーテイ・タケノコ汁も


            大朝日岳山頂往復するもの、料理に取り掛かるものあり、カンパイの時間が遅くなったが、タケノコ汁・
          西川牛焼肉・焼ソバ、しれに自然水・軟水・硬水殆ど飲み干し、20時30分に消灯。

           
6/18日(土) 晴れ時々曇り 小朝日岳東斜面でヘリコプター遭難者捜索
                         
西川方面52名の大勢参加・タケノコ汁を満喫

            早寝のせいか皆早起きが出来た。例によりラーメンの簡単朝食、15人分を20人での食、不足気味で
          あったが我慢。鳥原山での山開きへむけ、予定より10分ほど早い山小屋出発となる。
           
ガスっぽかった朝の天気も、降り始めると間もなく晴れ上がる、銀玉水で水を補給、一気に小朝日岳
          へ、山頂へ着くと、けたたましい音が近ずいてくる。
ヘリコプターで遭難者の捜索中ということ、昨日、古
          寺山山頂で一緒に昼食をとっていた小朝日岳往復メンバーの1人だという、
小寺鉱泉から小朝日岳東斜
          面一帯を何回も旋回していた。無事発見を祈りながら、鳥原山へむけ降る。

大朝日岳小屋まえで記念・証拠写真 イワカガミやヒナウスユキソウ・チングルマとも分かれ
銀玉水上の大雪渓えをアイゼン無しで降る


            降りきる寸前の雪渓で、例により「ミルク&ツブアンカキ氷」の道草を食い、鳥原山展望台で一服、跡
          を振り返り小朝日岳と大朝日岳をもう一度脳裏に焼きつけ鳥原山小屋(朝日岳神社)へ。小屋下の水場
          も水量が多く一安心。予定時間に小屋到着。

小朝日岳を降りきる寸前の雪渓で恒例の「カキ氷」 最近にない大勢参加の山開き祭典 恒例〜西川隊合同のタケノコ汁パーテイ・昼食


            当日隊も大量のタケノコを採取・自然水運びぞくぞく到着、
タケノコ汁の料理最中に遭難者無事発見
          の無線が入り安堵
。近年にない大勢の参加者で山開きの祭典が行われ、西川方面からの本隊と当日
          隊合わせ参加者は52名、祭典後の自然水でのカンパイ・タケノコ汁での昼食も盛会であった。本隊は
          小寺鉱泉・当日隊はブナ峠へ降り、大井沢温泉で再度合流、・・・・入浴後に解散。

                                               記  渋谷


         〜谷川岳「一の倉沢」

               〜土砂降り〜不完全燃焼〜小屋では盛り上がる〜

            日  時:  平成17年6月3日(金)夜行〜6月5日(日)

          場  所:   谷川岳「一の倉」

          日  程:
 
 省略

          
参加者:    遠藤・本田・和田〜3名

           
・・・中央カンテ6ピッチ・頭上で雷・・・

            6/4〜5と谷川岳一の倉沢に行ってきました。
            4日は、中央カンテを6ピッチまで登りましたが、頭上の突然の雷であわてて降りてきました。その後、下
          降途中で土砂降りとなり、パンツまでぐっしょりとなってしまいましたが、小屋に戻るとそれも楽しい語り草と
          なりました。小屋では、例に漏れず宴会となり盛り上がり遅くまで自然水等を飲みました。
          


            5日は、明け方から雨が強くあきらめて温泉に入り山形まで帰ってきました。不完全燃焼の山行となりま
          したが、次に期待を持って良しとしました。

                                          記    遠藤


         〜朝日連峰(鳥原山〜小朝日岳登山)

               〜春山(飯豊)登山中止〜林道・残雪で不通〜朝日へ変更〜

            日  時:  平成17年5月28日(土)〜5月29日(日)

          場  所:   朝日連峰(古寺鉱泉口)〜鳥原山・鳥原避難小屋(泊)・小朝日岳

          日  程:
 
 省略

          
参加者:    荒木・遠藤・佐藤(仁)・宇野・有路〜5名

           
・・・「北へ連なる残雪多い山脈の量感に圧倒されました。」・・・

            西川山岳会の朝日春山登山に参加させていただきました。初めての朝日です。古寺鉱泉から鳥原山、
          小朝日岳、古寺山を経て古寺鉱泉にいたる2日間の行程です。初日、鳥原小屋に昼12時に入り、豪華な
          すき焼きと潤沢な飲み物に仰天しつつ長い宴に浸りました。


            翌日、納豆もちの朝食でスタートです。実に豊富な食材です。小朝日岳から大朝日岳を望み、その山頂
          に微かに動く人影を見つけ、今、朝日にいると実感し、稜線をたどりながら大朝日岳から北に連なる残雪多い
          山脈の量感に圧倒されました。また、大朝日岳の丸みを帯びた残雪がたおやかな一面を見せています。写
          真でよく見る風景を目前にして感動しました。今度は本当にこの手で、この足で触れたいと思います。


            念願のこの機会を与えてくれた西川山岳会に感謝しますと共に、同行して下さいました荒木さん・遠藤さん
          ・佐藤(仁)さん・宇野さんに心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
                                                    2005.5.29    
記  有路和晴

  遠藤です。5/28・29、鳥原山経由で小朝日岳を回ってきました。報告書は、YTS
の有路さんが書いて辰ちゃんに送る予定です。写真だけ先に送りますのでよろしくお願
いします。
               004 古寺鉱泉から鳥原へ
               009 小朝日岳山頂
               014 小朝日岳から古寺山へ
               027 古寺山から大朝日岳と小朝日岳
               028 古寺山からの下り
               032 古寺山の雪庇
               035 新緑の古寺山



      〜GW朝日連峰集中登山パート1-1山小屋管理

            
  〜天候に恵まれた連休・狐穴小屋前20メートルの雪壁
                                 
(記録 遠藤)

            日  時:  平成17年4月30日(土〜5月5日(木)

          場  所:  朝日連峰〜竜門小屋・狐穴小屋

          日  程:
 
4/30日(土)・・・6:00大井沢根子〜8:00日暮沢〜10;30ゴロビツの雪渓〜
                                12:00清太岩山〜13:00ユーフン山〜14:15竜門小屋
                    5/01日(日)・・・9:00竜門小屋〜9;45寒江山〜10;30狐穴小屋・・・・・・・・
                                12;00狐穴小屋
〜13;30竜門小屋
                    5/02日(月)・・・竜門小屋
                    5/03日(火)・・・竜門小屋
                    5/04日(水)・・・8:00竜門小屋〜8;45寒山江〜9;30狐穴小屋・・・・・・・・・・
                                12;10狐穴小屋〜13;30竜門小屋
                  5/05日(水)・・・10;45竜門小屋〜11;15ユウフン山〜11;45清太岩山〜12

           
4/30日(土) 晴れ 柴田・本多 一般の泊り=0
            根子の部落を6時に歩き出したが、林道は、例年より雪が多く日暮れ沢まで雪が続いていた。先のこと
          を考え、ゆっくり歩こうとするが徐々に早くなってしまう、日暮れ沢に到着7時50分、30分ほど休憩して登
          り出す。
            夏の登り口を少し登ると、両脇に一面のイワウチワがピンクの花をつけ春らしい、しかし雪のないのはこ
          こだけで、小屋までほとんど雪の上をひたすら歩く。小屋の周りは途中とは逆に雪が少なく、小屋の入り口
          から以東岳が見えるほどだ。

           
5/1(日) 晴れ 一般泊り=0
            風は強いが、透き通るような青空のもと狐穴小屋に向けのんびりと歩いていくと、快適・気持ちいい春山
          歩きだ。例年通り外壁がはがされていたので、確認用の写真を撮る。小屋の前の雪は、20メートルほどあ
          るが傾斜がゆるく簡単に直登できた。
                       {下記写真〜各自撮影位置・場所(対象)を考えて}


          
 5/2月) 晴れ 柴田・富田  一般泊り=0
            誰も居ない時間に雪渓の上に銀マットを広げ、何も考えず快晴のもとただ遠くの景色を眺めている。そし
          て硬水を飲みながらのんびりと昼寝をする。 至福の時間だ。

           
5/3(火) 晴れ 柴田・富田・ノビタ  一般泊り=4
            小屋の備品や食料をかたずけのんびりとする。

           
5/4(水) 晴れ 柴田・ノビタ・佐藤(俊)・佐藤(仁)  一般泊り=5  
                       (狐穴小屋〜 荒谷・志田・同友人)

            天狗小屋から荒谷さん志田さんとその仲間が来ると言うので、狐穴小屋まで散歩がてら迎えに行く。し
          かし3人は以東岳に登って狐穴小屋に泊り、5日に竜門小屋経由で下山予定とのこと。狐穴小屋のトイレ
          ットペーパーとガスボンベを竜門まで運んでもらうことをお願いして、仙台の大和田さんと一緒に竜門に竜
          門小屋に戻る。俊二さんと仁三さんが登って来ており、連休最後、大いに盛り上がり声を潜めながら夜遅く
          まで飲んだ。
                        {下記写真〜各自撮影位置・場所(対象)を考えて}


           
5/5(木) 晴れのち曇り 
            全員で下り、温泉へ。解散。

            今回もいろんな人が差し入れを持ってやって着てくれた。おかげさまで豪華にしかも盛大に飲み食いし
          て楽しい連休を過ごすことができました。いろいろありがとうございました。

           
パート1−2山小屋管理山田です、天狗小屋状況〜
                            
(記録 山田)

            5月5日現在の小屋状況:
          * 水洗トイレは、水量が少なく6月中旬使用開始予定。

            登山道状況:
          * 大井沢林道は原から最初の橋約1kmまで車両通行可。(近日、除雪予定)
          * バカ平コース、障子コースともに夏道15%。
          * 岩屋沢コース、夏道50%ただし出谷川は渡渉不可。

竜ヶ岳から昇る朝日 エズラと奥の以東岳 粟畑登り斜面から障子ヶ岳


            工事情報:
          * 粟畑にて雨量観測所より上部巻き道先まで雪解け後登山道整備工事が行われますので注意が必要、
           また、工事完了後は、巻き道閉鎖の予定(場荒れにより)。


        〜GW朝日連峰集中登山パート2縦走など

            
〜天狗小屋一泊(往復)・竜門小屋多泊・天狗〜狐〜竜門縦走

            日  時:  平成17年4月29日(金)〜5月5日

          場  所:   朝日連峰〜自由選択

          日  程:
 
 各種〜省略1

          
参加者:   各々報告本文のとうり

           
宇野班〜3日(火))〜4日(水) 天狗力取山でカンパイ
                   
 (記録 宇野)

            3日〜8時開発センター集合、障子を廻る菊池さん一足先に出発、天狗直行の木村夫妻、五十嵐、宇
          野は前日ドタキャンの事務局に見送られゆっくり出発。
            竜ヶ池を過ぎ、昼食をしていると大和田さんと合流、聞けば私達より1時間遅れて出発してきたと言う、
          相変わらずの健脚に驚きでした。2時過ぎ小屋到着、管理人不在のため、とりあえず天狗力取土俵で乾
          杯!。間もなく管理人が若い弟子と共に帰り、小屋に戻りさっそくいつもの如くあふれる自然水で宴会が始
          まりました。

            4日〜荒谷組(荒谷・志田・々友人)、菊池、大和田さんは、狐穴をめざして早々と出発。せっかくだから
          障子を廻って下ろうと意気込んでいた一泊組(木村夫妻・宇野・五十嵐)は、朝食をゆっくり楽しみ過ぎ、風
          が強すぎると即予定変更大井沢温泉直行、山岳会お薦めの「平三郎」に寄り満腹になっての帰宅となリま
          した。

             荒谷班〜3日(火))〜5日(木) 二つ石コースピッケル使用
                ・以東岳往復
 
(記録 荒谷)

            3日〜6時に開発センター出発、7時50分大井沢原先から林道積雪のため徒歩となる。南俣出合から焼
          峰・粟畑経由して15時天狗小屋到着。
            私達(荒谷・志田・水沢の斉藤さん)3人は、下山予定地の根子に自動車1台を置き、大井沢原から除雪
         していた1km先橋まで自動車で入り、しか 入れなかった、その先の林道は雪のため歩きとなる。まだ真っ白
         の障子ヶ岳を正面に見ながらの山行。

竜ヶ池を過ぎ峰歩きちなる・大朝日岳も展望 粟畑から障子ケ岳・残雪多い


           粟畑で1時間遅れの五十嵐・木村夫妻・宇野・大和田さん達と合流、天狗小屋小屋で菊地氏と一緒になる、
         小屋に到着したが、山田さん不在、出谷川につりに出かけていた山田さんも帰り、16時ごろから飲み会、20
         時頃まで記憶あったが、その後の記憶定かでない。
 
           4日〜5時50分天狗小屋出発、10時40分狐穴小屋に到着し休憩・昼食をとり以東岳往復を決定、12時
         40分小屋出発、14時40分以東岳、折り返し16時35分狐穴小屋着。
           天狗小屋に、宇野・木村夫妻・五十嵐の4人を残して出発、荒谷班と菊池・大和田さんの5人で狐穴小屋へ
         向かう。今日も快晴の天気、尾根ずたいは、まだ雪が多く、左に竜門山方面・右に迫るエズラ峰と以東岳等の
         残雪に光る絶景を堪能しながら、一方、二ツ石山すぎてからピッケル使い一歩間違えれば命取りになるという
         体験、慎重を期しクリアできた。

二つ石コース・ウツノシマ峰から湯沢峰
以東岳山頂で記念写真
以東岳から大鳥湖・まだ凍結の水面


           狐穴小屋では、遠藤さんが自然水で迎えてくれた、これまた冷たく うまい自然水で感激した。全員で昼食
         してから、私達3人グループは、以東岳往復し狐穴小屋泊まり。この尾根歩きは雪が少なく景色良く快適な登
         山道だった 。遠藤さん達は竜門小屋へ。

           5日〜6時55分狐穴小屋出発、9時10分竜門小屋到着〜9時55分出発、日暮小屋13時05分、根子に
         15時20到着。
           私達と4人の泊まり客は、狐穴小屋を掃除してからの出発、今日も快晴の天気、竜門小屋には、柴田・ノビ
         タ・佐藤(俊)さんほか6人が待機していた。そこでまた自然水を頂く、これが西川山岳会の挨拶??、全員で
         下山、途中からブナの新緑と残雪とを気持ちよく左右に見ての楽しい山行でした。
           日暮小屋から林道歩き雪道、路肩にフキノトウがあり採取しながら、無事、全員根子に到着、仕上げは、大
        井沢温泉ということで、心地よく解散。 

           
スキー班〜4/29日(金)〜5日(木)多い朝日の残雪を楽しむ
                
 (記録 柴田)

           4月29日〜 朝7時に大井沢の根子へ到着、雨が降っている、7時半すぎ小雨になったのを見計らって出
         発、ゴロゴロ・・ピカピカ、一寸不安ではあるがスキーに傘をさして歩行、間もなく雨も上がり順調な歩きとなる、
         アメリカ橋を通過、背中の荷物がやけに重い、砂防ダムを通過、日暮沢小屋到着10時。
           一服して登り本番の登りに掛かるが、雪が付いて居ないので(スキー)右側の杉林に入る、しかし、ここも藪
         がひどく、もう一つ右の杉林に入る(これが間違いの元)、一寸登ると沢が二つ合流している、口が開いていて
         渡れない、何とか強引に渡るが片足浸水、ここで昼食。
           雪渓を登り始める、間もなく雪渓が途切れて藪、重いリュックにスキーを担いででは進めない、仕方なくリュ
         ックとスキーを置いてルート探査に出る、30分程でルート決定、リュックを背負ってスキーを1本ずつ 前に放り
         投げる、ついでにストックも放り投げる、両手で藪につかまって前進、これを何回も繰り返して進む、進む。何と
          か上の雪渓まで到達,、,気を取り直して再びスキー歩行開始。
           ゴロビツの水場まで登って来た、上はゴロビツの頭の雪批、風が轟々とうなって居る、時間は15時、これ以
         上登るとビバーグは困難と判断、沢の中に入り風の弱い所でビバーグ、頑丈にツェルトを張る案の定、一晩中
         強風が続いた。

           30日〜5時起床、天候は快晴で風は微風、雪面がクラストしているので 8時出発。一気に頭を通過し稜線
         に出る、清田岩山で一息し熊糞山に向かう、龍門山で12時、そのまま小屋まで滑って、昼食。今日はここで一
         泊。今晩は、山岳会員の本多さん(全国登攀研修会)の送別会である、ただし、本多さんを含めて3名!!。


           5月1日〜天候は快晴、8時に単独で大朝日に向けて出発、リュックは5キロほど軽くなった、パーティーグ
         ッズを消費した為だ、今回は、5泊6日分の食料・燃料・何処でもビバーグ出来る装備を背負って居る、やはり
         重い!。龍門山に登り帰して西朝日・中岳・大朝日小屋へ、ここで昼食。


           大朝日岳山頂に登る。今回の目標であるY字雪渓に飛び込む、気温が上がり時間も昼過ぎなので雪は腐
         りぎみ、途中まで滑って見るが登り返しが心配なので途中でストップ、再び山頂から滑って見たが、やはり、あ
         まりり良く無い、大朝日小屋に戻ってコーヒータイム。泊。


           2日〜天候は雨で強風・ガス、停滞を決め込んでシュラフに潜り込む、9時過ぎから天候は回復に向かう、
         急いで朝食を済ませて中岳へ、中岳北尾根の滑走 快適そのもの、ブッシュまで滑って登り返す、 西朝日か
         ら 袖朝日まではブッシュが所々出ている、「むー!」少し降った尾根から横松沢に滑り込む、これも中々快
         適登り帰して龍門小屋へ。泊。

           3日〜天候は快晴だが風強い、小さいリュックに日帰り装備で狐穴小屋に向かう、南寒江山から北側のト
         ウヌシ沢に飛び込む、快適の一語につきる!。登り帰して寒江山の東斜面トウヌシ沢に滑走、中々の急斜面、
         登り帰して北寒江・源蔵の池から西斜面中の又沢に滑り込む。狐穴小屋を回って龍門小屋へ。泊。


           4日〜天候は快晴で風強い、今日は東北山スキーの坂野さんと 同行となる。朝のクラストが緩むのを待っ
         て出発、南寒江に向かう、途中、南斜面の中俣沢で一本、メインデッシュは南寒江北斜面、1時間半の登り返
         しとなり、ここで昼食。
           北寒江で酒田の若者を 誘惑、3名で源蔵の池・東斜面・西斜面を滑走、最後は北寒江北尾根の滑走、半
         分まで滑ってタイムアウト、竜門小屋に戻る


           5日〜快晴、下山予定は10時なので一本滑る事とする、小屋前の二番目のピークから北斜面、入りトウヌ
         シ沢に飛び込む、軽く登り返して下山準備に掛かる。10時に下山開始、15時過ぎに車まで到着。大井沢温泉
         に直行、一週間の垢を流しての帰宅。こうして夢のような連休は、瞬く間に過ぎ去ってしまった。

           佐藤(俊)班〜日(  )〜日(  ) 未着(追って掲載)
                   
 (記録        )


        〜ツアーGW快晴の鳥海山スキーW〜

                
鳥海湖へ滑降一直線・山頂から豪快なダウンヒル

            日  時:  平成17年4月29日(金)〜30日(土

          場  所:  鳥海山(2236m)

          日  程:
 
4/29日(金)・・・4;20西川町開発センター〜6;30鉾立口〜9;30七五三掛〜
                             11;40鉾立口〜車回送後ブルーライン霊峰付近に幕営
           日  程:  4/30日(土)・・・5;00起床〜6;30鉾立口発〜10;15鳥海山山頂〜13;50
                             獅子鼻T字分岐点〜14;30鉾立口まで車回送〜17;30自宅


          
参加者:  〜山中、安達、〜2名

            4/29日(金) 
雨のち時々晴・鳥海湖へ滑降一直線最高

            早朝、西川町開発センターで今回のパートナー山中氏と合流、象潟町中島台林道目指す。庄内に入
          る頃から雨混じりの天候、今日は「下見と天気祭りで終わりだナア!」などと交信しながら秋田県に入り、
          微かにお山が見えろ頃から雨も上がりだし天気祭りの天の字も出ず「心ウキウキ」の心境。
            林道を右折、車止まで入ったが雪が少なく鉾立口へ移動。スキーを履き山行開始、途中スキーを担
          いだりしながら御浜小屋到着。シールを外し島ノ海(鳥海湖)へ滑降一直線、海底?でカンパイ、登り返
          すと風が強くなり七五三掛まで早足で進む、登山開始から約2時間30分位で七五三掛着。
            明日のコースである千蛇谷を見下ろすと、底までとても美味しそうなコースのようだ。ここは明日のた
          めに取っておき、車の移動や幕営の準備のため遊びながら降ることにする。又海底に飛びこみ、巻きな
          がら愛宕坂方面から降りる。
            中島台レクレーションの森に私の車をデポ、山中さん車で再びブルーライン幕営地に移動(ブルーラ
          インのゲートが7時に成らないとあかない事からブルーライン霊峰近くに幕営)、速攻で準備終了、まず
          はカンパ〜イ、だいぶいただいて気が付つくと、頭上には満天のスターがキラキラ、シェラフもぐりしっか
          りと外で夜中の8時まで寝ていた…。テントに入り又熟睡、長〜い楽しい1日でした。

          4/30日
(土) 快晴   鳥海山山頂からダウンヒル・藪も・・・

            5時起床、最高の天気だ、すべての準備完了(カンパイ用軟水再度チェック)、6時30分鉾立より七五
          三掛・千蛇谷・鳥海山新山へと登る、何事もなく10時15分に山頂到着、軟水でカ〜ンパ〜イ。AGE局と
          ゴリラショップ店長と情報の無線交信。
           11時アルコール燃料でエンジン全開、雪もくさらず一気にダウンヒルと決めつけるつもりが…またまた
          めいてい運転の勢か、藪に突っ込み難儀しながら13時15分獅子鼻T字分岐着、しかし、大成功大満足
          の今日であった。
            デポ車で鉾立まで周り、連休中スキー三昧の山中さんと別れて2日間の遊び終了、自宅着17時30分
          尚、時間についは、後で山中さんより訂正があるかもしれません。
                                           
記  JO7ASD  安達定志  


       〜ツアー月山〜北月山スキー場スキーV〜

            
山頂360度展望・大雪城滑降1本〜林間コースも今年は快適

            日  時:  平成17年4月16日(土

          場  所:  月山(1980m)〜北月山スキー場

          日  程:
 
16日(土)・・・6:50西川町開発センター〜8:00姥沢・リフト下駅〜8;30リフト上駅
                             ・登山開始〜9;30牛首で一服後スキーアイゼン装着〜10;30月山
                             山頂着〜(大雪城滑降1)〜11:30月山山頂(北尾根)〜12:8号目
                             レストハウス(昼食・休憩)12:30発〜13:00林間コース〜14:00北
                             月山荘・・・入浴休憩

                              
サポート員による車両回送〜17:00西川町開発センター解散

          
参加者:  〜柴田、佐藤(辰)、安達、ゲスト上野(須賀川)〜4名

            16日(土) 
快晴・多積雪・雪質最高〜昨年と雲泥の差

            昨年の北月山ツアースキーは、積雪少なく最悪の雪質で、そのうえブレーキ者が出るなど大変な難
          儀の山行きであったが、
今年の月山は、例年に無く多積雪で気温もあまりあがってなく、ツアースキーに
          は好条件だ。

            先週の「肘折ツアースキー」サポートの安達・仕事都合で不参加の佐藤(辰)・2日目コース変更で肘
          折越えが出来なかったゲスト上野氏ら3名の要望で、今回のツアースキーとなった。
            早朝午前6時 安達さんに自宅(柴田)まで迎えに来てもらう、天候は快晴、7時前に間沢の集合場所
          に到着、間もなくして須賀川の上野さん到着、
例により遅刻の辰ちゃんを迎えに行く、総員4名、安達さん
          の車で姥沢駐車場へ。
            8時にリフト下駅に登山届を提出し、リフトに乗る。上駅諸準備、8時半過ぎに登山開始、視界良好・風
          無し・雪面は朝まだ早い時間帯のため一寸固めでガリガリ。
金姥の後ろで一服、柴灯森を越して牛首でま
          たも一服、気分爽快の出足である。

準備完了・快晴のリフト上駅出発 鍛冶小屋跡付近から牛首・柴灯森方面を 月山山頂到着


            此処から山頂までは急登、9時半にスキーアイゼンを装着、アイゼンの無い(忘れたのか)辰ちゃんは
          つぼ足で、鍛冶小屋跡を経由、一気に山頂へ、10時半に山頂到着した。360度の展望、少し霞んでいる
          が鳥海山が頭だけ見せてくれた。

信仰の月山神社は雪に埋もれていた いよいよ八合目目がけ大滑降


            ここで「ム・ム!!・プシュ!!」〜予定どうりのコースタイムなのだが、
「北月山へ降るには早過ぎる」
          とのことで、山頂から大雪城に向けて一本オマケの滑降となる。辛い登り返し
、11時すぎ改めて目的地
          向け山頂から北側の尾根を滑走開始。完全なオープンスロープ、思いのほかスキーが走り、一瞬のうち

障害物なし・快適に 弥陀ヶ原小屋で他グループに追いつく 8合目から降るとセッピ渡り滑降


          に弥陀ヶ原の小屋へ、いくらか登り返し、また快適な直滑降、
間もなく8合目のレストハウスに滑り込む、先
          行の他グループに追い着く、ここで丁度12時・昼食とり若干の昼寝休憩

            12時半に出発、8合目駐車場から道路を進み、間もなく北側の尾根に渡り、雪批の上を滑り降りての登

快適な林間コース 林間滑降終了・間もなく北月山荘へ


          り返す、トラバースぎみに進み林間を滑る、ここら辺りからは昨年と大違いの快適な林間コース、少し登り
          返し大休止(13時)、又も先行他グループに合う、だいぶ休んで再び滑走開始、快適に林間を飛ばして最
          後の鶴巻池の上部で先行他グループを追い抜く。

眼下に北月山荘が ゴールイン
北月山荘到着・スキーの手入れ・温泉入浴


            スキーロッジまで少し登り返し、
北月山スキー場を振り返れると、途中の急斜面で先ほどの追い越した
          他グループが難儀している?。気にしながら、一滑りで北月山荘の前に到着
、全員で握手(14時)。スキ
          ーをかたずけて居ると追い越してきた他グループが降りてきた、一人が足をひねってしまい時間がかかっ
          たとの事。
            我々は温泉に浸かって迎えの車を待ち、間沢に戻る。今日一日快適な北月山スキーツアーを楽しむ事
          が出来ました。
                                                   
       記  柴田


       〜月山ツアー姥沢・月山〜肘折へスキーU〜

             
〜強風とガスの初日〜撤退・・翌日〜三銃士一気に肘折踏破

            日  時:  平成17年4月9日(土)〜10日(日)

          場  所:  月山(1980m)〜1班・・・肘折
                            〜2班・・・湯殿山/志津
          日  程:
   
9日(土)・・・6:00西川町開発センター〜7;00姥沢駐車場〜8;10リフト上駅
                             9;15・・11;00牛首下〜(撤退)〜11;40リフト上駅(休憩所で昼
                             食)12;45発〜14;20皮松谷地下・・・佐藤(俊)班ベースキャンプ
                             場に合流

                   10日(日)・・・1班・・・8;30リフト下駅〜9;30リフト上駅〜11;30月山山頂〜
                                 12;20立谷沢川登り返し〜13;20念仏ケ原避難小屋
                                  らしき所〜14;20赤砂山下〜16;30大森山(宴会休憩
                                  後に発)〜17;30肘折温泉着大・・・入浴〜20;20西川
                                  町開発せンター
     
                     ・・・
2班
・・・7;40雪洞地〜11;00姥ケ岳〜11;20装束場〜12;35
                                 湯殿山山頂〜13;10(大休止)ブシ沼・・・自動車回収車後
                                 〜14;35志津〜西川町開発サンター解散

                            
雪洞訓練班の他メンバーは、月山夏スキー場開きに参加、鏡開きやス
                            キー滑降等を楽しみ解散。


          
参加者:  1班(肘折越え)〜柴田、蒲生、山中(当日)〜3名
                  2班(湯殿山ツアー)〜菊池、荒谷、宇野、木村夫妻、ゲスト宇都宮3名、
                            ゲスト上野(福島)〜9名
                  雪洞訓練班(上記他)〜4名
                 
                             総勢〜16名

            9日(土) 
視界10m・アイスバーン11:00撤退と判断

            楽しみにしていた月山・肘折スキーツアー、早朝の姥沢駐車場は、気温が低く風も強く不安な出足で
          あった。リフト運行は、明日からなので姥沢の沢登りコースへ。
            姥沢リフト下駅付近から、
達人柴田がいきなりスキーアイゼンを付ける。上駅を出発する頃には、視界10
          m、姥ヶ岳東斜面トラバース時、ストックも刺さらないアイスバーン
、もう一人の達人が100m程流れ落
          ちる(滑落)、視界から全く消える。サポートに行った柴田と呼子・無線で連絡を取り合い前進合流。

視界10m・アイスバーン 撤退・リフト上駅に避難・休憩


            牛首の手前の窪地を選び、天候を窺うも、風・視界共に全く回復しない。8名中スキーアイゼン装着者は
          僅かに3名、
「鍜冶小屋手前の急斜面、この強風と視界不良、滑落したら大事となりかねない・・・。」と
          いうリーダーの判断がなされ、11時・ついに月山越えを断念、勇気ある撤退となる。

            リフト上駅で昼食休止していると、無線が入る。ネーチャーセンター上部で、西川山岳会雪洞訓練部隊が雪
          洞を掘り始め、鍋パーティーの準備を始めたとの事。合流の誘いあり「吉報」、撤退基地決定。

午後に天気回復したが・雪洞班基地へ下山
姥ケ岳〜玄海コースを楽しむ このコースもいける・別角度の景色を


            何分、出発の際、
事務局が食料調達「うーん昨日は忙しかったので調達してなかった。」との事で、共
          同食糧なし
、今晩はインスタントラーメンパーティーで我慢を決め込んでいた我々だつた。ハイエナ襲来に見かね
          たサポートの会長と山田氏が事情を察知、基地が近いと判断、頑健な山田氏を派遣、我々分の食料ボッ
          カしてくれることになった。

雪洞の見本設営作業 テント設営も順調 雪テーブルでの大宴会


            我々も基地到着、設営完了し
夕闇迫る頃、山田氏が大鍋と、和牛・ねぎ・・・、沢山の食材担いで来てく
          れた。感謝感激、山田氏の笑顔が仏に見えた
(正確にはお地蔵様か)。そのお陰で、翌日の朝食も不足
          なく頂け、翌実の行動へのエネルギーとなった。
                                                    
記  菊池

            10日(日) 1班・・・一気に月山〜肘折越え
・千本桜までビュンビュン大滑降

          
  雪同より起床、天候は快晴、昨日の悪天候がうそのよう。夕べの残りで朝食を取りながら、今日の日
          程を話合う、第一案は、「日帰りで月山・肘折を抜ける。」 、第二案は、「姥ヶ岳〜湯殿山を滑走する。」、
          その他としては、このまま帰宅す
る。

            結局は、俺と蒲生さんの二名が肘折まで抜ける事になり、車の手配などをすまして、一番での出発と
          なる。一旦、清水まで下って車で姥沢駐車場まで上がり、リフトに乗って上駅まで行くと、山中さんと合流
          9:30・歩行開始。
           
昨日のガリガリのアイスバーンは何処へやら、順調に高度を稼ぎ、月山山頂で最上山岳会に合う。彼
          らは、昨年西川山岳会がくが降った北月山に降りると言う。

まずはリフトの初乗り 鍛冶小屋跡から牛首・姥ケ岳を振り返る
月山山頂到着


           11:20・3名で
大雪城へ滑走開始、ビュンビュン滑って千本桜、未だ未だ滑って立谷沢川へ、もうヘロ
          ヘロ、少し早いが昼食とする。12:20・シールを貼って登り返す、ショウトカットぎみに念仏が原に登り詰
          める、此処からは、大平原・歩いても歩いても一向に進まないのが念仏が原、幻の小屋を眺めて13:20
          ・そのまま小岳まで進む。

千本松まで一気に滑降 立谷沢川は雪で埋もれる 長い長い念仏ケ原の平原横断
念仏ケ原から最初の登り 辿って来た月山をバックに記念写真 小岳を目指す


           14:00・途中で迎えの安達さんから無線が入るが、こちらからは届かない。14:20・シールを剥がして
          再び滑走開始、
赤砂山につぼ足で登り返して、猫又沢へ滑り込む。一部人間雪崩も発生!大森山宴会
          場から安達さんの無線が入り「接待準備完了」とのこと、尾根に登り帰して、大きくトラバース、最後の難
          関「大森山」に取り付く、下半分は土が露出していてスキーを担ぐ、青息吐息で登り続ける、今日の大森
          山はなんだか非常にデッカイ。

小岳山頂〜此処から滑降開始 最後の難関・大森山登り〜スキーを引く
迎えに来てくれた安達さんの姿確認
安達さんが雪中にセットしてくれた自然水でカンパイ 肘折温泉が眼下に・疲れを忘れ最後の滑降


            何とか
登りきると、自然水が雪面に突き刺さっているではないか「ありがてーェ!」、「安達さん最高!」
          大休止の後、最後の滑走、16:30・みんな酩酊運転で、オットット・オットット!!。肘折到着は、17:15・
          温泉に浸かって帰路に着く、間沢到着は20時過ぎになってしまいました。
            差し入れ・迎え・その他バックアップサポートして下さったみなさんに感謝しています。ありがとう御座い
          ました
                                                       
記  柴田

             10日(日) 2班・・・姥ケ岳〜湯殿山ツアー・雪洞訓練組も同行

            肘折へ一日で挑む、達人2名(柴田・蒲生+山中)をを除き、
三十路3名(ゲスト宇都宮)・荒谷・上野氏
          (ゲスト福島)・木村夫妻・かんじきの宇野・私の計9名は、リフトから姥ヶ岳→西大斜面→装束場→湯殿山
          →南西斜面→ネーチャーセンター
の日帰りツアーができました。
            月山夏スキー場オープン初日で、
姥ヶ岳西大斜面・湯殿山南西斜面も先頭の私達の前に全くシュプールが無
          い「バージンスノー」最高でした
。かんじき宇野女史も遅れることなく、全員笑顔で大満足。予想していたほ
          ど天候は悪化せず、ブシ沼で湯殿山を望む大眺望を前に大休止、春の日差しを浴び、怪我の巧妙か、
苦楽
          両面の体験に大満足の二日間
でした。山岳会の団結力に感謝感謝。
                                                       
 記 菊池



           
月山〜肘折、日帰りツアー(2日目)
             {掲示板投稿者: 蒲生  投稿日: 4月12日(火)20時01分25秒 }

          
  菊池さんからの報告にもありましたが、週末は山岳会の皆さんにたいへんお世話になりました。感謝申
          し上げます。なお10日の柴田さんと二人の肘折ツアーは、偶然にもリフト上駅で山中さんと遭遇し、急遽、3
          人でのツアーとなりました。朝からの気温上昇に、前日のアイスバーンがまるでウソのようなザラメ雪となり、
          鍛冶小屋直下も楽々登り切って、月山へ到着できました。
            午後から悪化すると思われた天候は、逆に暑すぎるほどの好天に変わり最高のツアー日和に。大雪城
          から立谷沢川への大滑降、念仏ヶ原のスノーハイキング、小岳からの滑降、ネコマタ沢の急斜面と長距離
          コースを楽しみながら一気に大森山へ。大森山では安達さんが冷えたビール持参で迎えてくれて大休止。
            肘折温泉着は、17時30分と遅くはなりましたが、温泉に浸って汗を流し、ゆったりと疲れをとることができ
          て、今年の月山〜肘折温泉を終えることができました。なお、写真を例によって下記にアップしましたのでご
          覧下さい。

                
http://members.at.infoseek.co.jp/gamou/




      〜冬季大井沢の湯豆腐を食う会特製〜

            
赤見堂岳の前衛峰「石見堂岳」スキー登山

            日  時:  平成17年3月26日(土)〜27日(日)

          場  所:  大井沢防雪活動センター・石見堂岳(1286m)〜朝日連峰

          日  程:
 
26日(土)・・・17;30大井沢防雪活動センター集合〜18;00同「大井沢豆腐を
                              食う会」(泊)

                  27日(日)・・・(石見堂岳登山)・・・6;30朝食〜7;30大井沢防雪活動センター
                               発〜8;30小桧原川橋〜13;30石見堂岳〜15;30大越川橋着
                           * サポート班(本文データーの通り)


          
参加者:  *3/26〜渋谷会長、、佐藤(仁)、志田(菊)、遠藤、菅原、柴田、富田、菊池、
                    布施、荒谷、山中、誉田(ゴリラ)、志田(新)、同友人、山田〜計15名
                 *3/27(石見堂岳登山)〜 遠藤、柴田、荒谷、菊池、山中、布施、富田
                   +佐藤(辰)、蒲生
〜計9名
                                                     
総勢〜17名

            26日(土) 
雪降り・特製豆腐と豊富な各種飲物で中ほどで「民謡大会」

            事務局長は、仕事の都合で「湯豆腐」の部を欠席、山田に準備命令が発令となる。寒河江まで出張
          して食料等調達、3時早々に来た佐藤(仁)と大井沢に向かい、中村屋でビール・酒仕入れ、見附の豆
          腐屋で
大井沢豆腐12丁購入、元猟師のジイチャンと熊の話してたら一丁まけてくれた
            4時に菊ちゃんが会場のカギを持ってくる予定だつたが、待てど来ない、凍死しそうなので自宅へ行
          ったら地元の山神様のお祭りで昼間から飲んで寝ていた、さすが大井沢人は呑気なものだ。
           

大井沢豆腐と自然水盛り上がる
何か語り合う こっちのグループ


            ストーブを点け部屋が暖まり、まだ時間が早いので3人で気付けの一杯やっていると、菊池が一番
          乗り、5時前に10人位になり開会の挨拶も無いまま佐藤(仁)、荒谷、志田の友人のトオリさんが持っ
          てきた
「仙台笹かま」と「小田原かまぼこ」を肴に早々と盛り上がる。そのうち湯豆腐もできあがり(酒で
          体もできあがる。)飲み続ける。

民謡大会〜正調
民謡大会〜変た調
民謡大会〜外野席


            遅く来た会長が、定刻の6時になったので「開会式でもやっぺが」とのことで会長挨拶・乾杯続いて
          自己紹介、その後は自然酒ほか豊富な各種飲物が次々と、何がなんだか分からなくなり、
途中、民謡
          民謡大会(真とも2人)
となる、いつ寝たのか記憶が無い???。

           27日(日)〜1 晴れ・
石見堂スキー登山組の自動車回送・日本一平三郎蕎麦

            朝、眼を覚ましたらテーブルがきれいに片付いていた、聞いたら、眠れなかったのか富田がやったと
          いうことだ、ご苦労様でした。
朝食は恒例の「ヒッパリうどん」(納豆・生卵・鰹節・ねぎ・鯖缶・醤油を混ぜ
          て鍋から熱いうどんをひっぱって食う気持ち悪い郷土料理。)
で、旺盛な食欲でウドンが足りないとわめ
          く奴が出た、事務局から予定は10人との連絡で余ってもしょうがないので10人分しか用意してないの
          を15人で食うのだから当然の結果、仕方ないので
石見堂岳へスキー登山に行く者を優先して食わせる。
            7;30時過ぎスキー登山者6名とプラス当日参加の蒲生、佐藤(辰))を取り付きまで送り車を回収、そ
          の後、山田・佐藤(仁)をのぞき山に登らないメンバーは流れ解散となるお疲れ様でした。
            その後、二人で残りの後片付け、中途半端な残り酒、捨てるのは勿体ないので昼間でかかって処分
          してると、
早々と富田がリタイヤして帰ってくる、ちょうど良いので三人で登山隊の車を112号志津トンネ
          ル先まで回送、
大井沢にもどる途中所要で本体から分かれた遠藤と合流、4人で大井沢温泉に浸かり
          無理やり頼み込み桧原の「日本一の平三郎そば」を食い解散する。

           
感想.   毎度の事ながら飲みに飲んで気分は最高でしたが、準備をやってみて毎回準備作業
                をやっている佐藤(辰)事務局長のご苦労が痛いほど感じました、みなさんこれからも長
                く準備作業を続けられるよう事務局長をいたわって大切にしましょう。

                                                       
 記、 山田

            27日(日)〜2 
晴れ・前日までの大雪で非常に重くつらいラッセル

            先週の赤見堂岳に引き続き、石見堂岳にスキーで登った。国道112号を走って来て、大井沢に曲がる
          手前の真正面にそびえる「石見堂岳」は、
赤見堂の前衛峰としで志津からも良く見える重量感あふれる
          山である。前日の「湯豆腐を食べる会」でしこたま(?)いただいたメンバーを中心にして、春の大雪を踏
          みしめての登山となった。
            8時30分、県道から小桧原川左岸の尾根に取り付く。最初の急登はつぼ足で登り、すぐ上でスキー
          を履いた。
前日までの大雪で非常に重くつらいラッセルとなったが、メンバーが多いので交代交代で順
          調に登る。が、登り始めて30分もしないうち、急登の途中で富田がスキーからスノーシューに履き替え

少し登ってからスキー装着 前日まで新雪が深く重いの 交代でラッセル・遅れがちのメンバーも


          ようとしている。「スキーの方が楽だよ」と声を掛け、追い抜いていくと間も無く「戻りまーす!!」という声、
          えっ!何と早くも1名脱落してしまった。残ったメンバーで順調に高度を稼ぐ。11時ころ950mまで登っ
          たところで、
早く帰宅(奥さん孝行?)しなければならない遠藤と別れ、いよいよ尾根の最もきつい登りと
          なった。
           
スキー登山初参加の布施がばんばんラッセルをして登る私のスキーは湿雪のため裏に団子ができ、
          まるで高下駄(手入れ不足〜渋谷言)のようになり重いこと
この上無し。急登が終わるころからは風が強
          くなってきた、雨混じりの雪も降ってきた、「天気予報通りだね。」と蒲生。1150m付近の風の少ないとこ
          ろを選び、早めの昼食を摂る。
            再び緩いラッセルをしていくと、
風がますます強くなり、雪も硬くなってきた。山頂の「石」に着いたのが
          12時30分、ほぼ予定どおり。風が強く休憩どころで
はないのでシールをはがし、風が緩くなるところまで
          滑り降りることにする。視界は1100mぐらいで、シールをはがしても、うっ!滑らない、少し下ってツェル
          トを張って、大休止とする。

だんだん風雪が強くなる 目的地の石見堂山頂 一気に降りだ・しかし重く深雪で滑らない


            さあ、いよいよ大滑走だ,.。視界も出てきた、行くぞ−、と下ってはみたものの、ヤッパリ滑らない。
山中
          はテレマーカーに変身して間もないのに華麗
登山靴の布施はバッタンバッタンと転んでいる、スキー靴
          のようには行かないのよ、山スキーは。1011mの平地まで降りてきたら、スノーシューの団体の足跡が、
          きっと清水屋の石見堂ツアーのお客さんで、ここから戻ったらしい。お蔭様で、団体が通った後は雪がし
          まって、とても良く滑る。

此処からの急な降りはスキーを外す〜一部メンバー 大越川橋へ無事ゴールイン


            ようやくスピードが出てきた。980mの小ピークも団体の足跡を辿って、難なく越え滑り降りる、最後の
          やせ尾根を、皆、バッタンバッタン転びながら降りると、先頭は、15時10分ようやく国道112号の大越川
          橋に無事着いた。
布施はスキーを担いで降りてきた、最後尾の菊池も間も無く到着(15;30)、着実に腕
          を上げているようだ。
            山田t達が廻してくれた車まで少々歩いて、大井沢温泉に直行。疲れを癒し、豆腐を買って夫々家路に
          着いた。
                                                     
 記〜佐藤(辰)


        〜春山登山朝日連峰スキー縦走連峰北端〜

             
風雪の初日・竜神森下ビバーク、快晴の後半・重雪に難儀

            日  時:  平成17年3月19日(土)〜21日(月)

          場  所:  月山第一トンネル〜赤見堂岳(1445.5m)〜紫ナデ〜桧原

          日  程:
 
19日(土)・・・6:00西川町開発センター〜7;00第一トンネル駐車場〜11;00
                             竜神森下(幕営・泊)
                    20日(日)・・・7;20竜神森下〜10;00赤見堂〜3;30紫ナデ〜16;00大クビト
     
                        (幕営・泊)

                  21日(月)・・・8;30大クビト〜13;00杉植林峰〜14;20桧原集落(車道)
                             
天狗サポート隊合流、車両の回送・大井沢温泉入浴〜間沢「一松
                              蕎麦屋」で合同反省会


          
参加者:  本隊A班(全行程)〜佐藤(辰)、荒木(富)、柴田、菊池、蒲生、大和田、
                               芳賀、山中、和田〜9名
                  本隊B班(1泊) 〜 遠藤、芦野、安達〜3名
                 
                             総勢〜12名

            19日(土) 
ブリザード・11:00ついに「本日ここで停滞」との指令

            定刻6;00に開発センターに全員集合。
山田が調達持参してくれた共同食材を受け取り、雲の切れ
          間が明るくなる中、分乗し第一トンネル駐車場へ出発、さすがに月山道路、志津トンネルをすぎる頃よ
          り吹雪き模様となる。

月山第一トンネル駐車場で・準備
準備OK・全員生前揃い踏み
最初のラッセル


            駐車場に到着、早速出発準備に取りかかるも、
天候は回復するどころか、風も強まり一抹の不安
          擡げるが、12人の侍(端から見れば山賊か)、心強く不安は全くない。白土谷沢を「なきみす山」をめざ
          し進む。稜線取り付きの尾根筋急斜面の直登を避け、回り込みながら進む、高度が上がるほど風は強
          くなる。「なきみす山」に続く、なだらかな稜線、天気がよいときは、真正面に湯殿山を望む絶景ポイント
          だが、今日は全く視界が効かない。

尾根に出る 風雪強く見透しが悪い


            長丁場を意識してか、こころなしかペースが上がる。風は益々強くなり、視界は不良となる。鍋森の手
          前の平原で休憩を取るもブリザード。とても休む所ではない、
「この天候では鍋森は越せない、風待ち
          休止」との佐藤リーダーの指令で、西斜面にL字型に雪堀し、全員分の休憩場所を確保。自ずと自然水
           が出てくるが、風と寒さと余り行動していないので、全く美味くない。一時間ほど待つが、天候は悪化す
           るばかり、11:00ついに「本日ここで停滞」との指令
に一斉に天場確保に入り。

一時避難休憩のため風雪避堀作り しかし、上衣に雪が積もってくる 身を寄せ合っても寒さが増すだけ


            共同装備のドーム型テントと小型テントを張り、早速乾杯。すると、安達・山中両氏は早々に雪洞作り
          に入る。食事が出来上がっても一向に雪洞から出てこない、最後はそのまま雪洞で一夜をあかすことと

午前中だがビバークを決定 まずは空腹を満たす
頭中いろいろ駆け巡る


          なった。
肉のたっぷり入った牛鍋、後から後から出るは出るはの、自然水・軟水・硬水・・・。恒例の意見
          交換会となる。しかし明日を考え本隊は19:00消灯。小型テント隊、「若い二人」におじゃま虫親父、20:
          00まで大いに盛り上がるが、それが翌日の災いとなり、被害者一名発生。

           20日(日) 晴れ・最後の紫ナデの登りで、障子(天狗)廻りへのタイムリミット

            昨晩のブリザードが嘘のように、満点の星空の中、
ご来光を迎える。7:20幕営地出発、快晴。目の前
          の鍋森の登りにかかる、振り向くと、まるで手が届くように鳥海山が見える。でも柴田氏「こんなにクッキリ

2日目は快晴の朝・早目のテント撤収 ご来光・穏やか過ぎる朝
ご来光が山中作の雪洞入り口を照らす


          見えたら、天候は大崩」と呟くが、その夜は、その事が現実となるとは知るよしもなかった。快晴無風の中
          1272ピーク、1212ピーク、1162ピークと順調に赤見堂を目指す。いよいよ赤見堂、一気に登り切る。

さあ出発だ・鍋森へ 鍋森への登り 鍋森山頂での一服・最高の眺め・だが赤見堂遥か
赤見堂へ 後方には月山・鳥海山も 赤見同山頂で一服・360度素晴らしい眺望


            
山頂は案外広く、北西に月山、南に障子ゲ岳、遠方に大朝日岳、雲一つ無い絶景。自然水で乾杯。
          ールを外し滑り降る、快適な滑走。1327ピークを登り返しす。
本日大井沢へ下る、遠藤・安達・芦野氏と

赤見堂から滑降・馬場平分岐点へ
ゲレンデスキー達人の佐藤(辰) テレマークスキー達人の蒲生


          お別れを告げ
、本隊は枯松山・大桧原山を目指す、少し薄雲が出ものの晴天は続いてる。大桧原山すぎ
          た頃から、隊列が長くなってきた、
長丁場のせいか1320ピーク(アオ倉)を踏む頃、隊列のペースが落ち
          る。時計とにらめっこしながら進むも、
最後の紫ナデの登りで、障子廻りへのタイムリミットを迎え、天狗小
          屋の会長と交信し、大クビトに幕営、ヨウザ峰コース、桧原への下山と決定。

先着・紫ナデ到着・眼前に障子ケ岳が迫るのだが 紫ナデ山頂で・日程の方針協議
タイムリミット・大森手前の大クビトビバーク決定
長丁場の消耗で食欲旺盛 リーダーの佐藤(辰)も鍋に集中?? たっぷりの鍋・何鍋でしょう


            一昨年、雪洞訓練を行った、同じ場所に設営完了と同時に、朝の「柴田予言」的中。風が強まり猛吹雪
          となる。天狗にボッカされた自然水には未練が残るものの、天狗隊の分の肉もたっぷりと入れたキムチ鍋
          に大満足。21:00消灯。風速20以上の風が一晩中吹き荒れる。

            21日(月) 晴れ・「春の重雪体験ツアー」
〜次々撃沈、顔面から突っ込

            朝になっても風は収まらない、小型テントは半分雪に埋もれていた。風の弱まりを期待し、ゆっくり出発。
          ヨウザ峰まで快適な稜線が続くが、段々高度が下がる都度、雪が重くなりスキーが曲がらない。
天気は回

昨夜の強烈な風雪で埋まりかけたテント 出発し時間の経過とともに天候回復 桧原への降り最初の休憩


          復の向か
い、風も徐々に収まってきたのに反比例し、雪が重くなり、「春の重雪体験ツアー」と相成った。山
          スキーの達人の佐藤・柴田・山中氏ら面々、テレマークの達人蒲生氏も次々撃沈、顔面から突っ込んで

          く。初心者菊池は滑るどころではない。

降る程に昨夜の新雪が重くなる 大ベテラン程勢い余って重雪に突っ込みデングリカエリ
まだまだかなー・地図をひろげる??2人


           
最後の杉林帯、地獄が待っていた、菊池は全くスキーにならず、シールを付け「降りる」。転ばない事だ
          けに神経を集中、噂に聞いた「重雪の恐怖」を思い知ら
された。やっと平三郎民宿の脇に到着。天狗隊の
          面々が車を廻していてくれた、感謝感謝。大井沢温泉へ全員で異動、第一トンネルへ車を回収に行く者以
          外は、一足早く温泉に浸かり「ゆったり」。

林道到着・下界も近いぞ ゴールイン・バンザイ
雪壁高い県道へ出る(降りる)のも大変


            昼食および反省会は営業の都合により、間沢「一松さん」となり、美味しいおそばに舌鼓。全員笑顔で無
          事終了と相成った。今回、当会の主催で無ければ到底訪れることが無かったろうのエキスパートコース。上
          級者のみならず、
初心者をも安全且つ無事に終えることが出来た事に、改めて懐の深さに敬意と感謝を言
          葉を述べ、この稿を終えたい。
           
                                      記  菊池
        蒲生会員の写真公開 


     〜朝日連峰天狗角取山サポート登山スキー縦走〜

                
快晴・稜線強風〜縦走の本体とドッキング出来ず

            日  時:  平成17年3月20日(日)〜21日(月)

          場  所:  天狗角取山(1380m)〜朝日連峰

          日  程:
 
20日(日)・・・7:00西川町開発センター〜8;00大井沢温泉駐車場〜8;40南俣
                              出合〜11;25竜ガ岳下(昼食)〜14;25天狗小屋着(泊)

                  21日(月)・・・9;30天狗小屋発〜14;10大井沢温泉駐車場着
                             
 縦走本体員及び車両の回送・合流・大井沢温泉入浴〜間沢「一松
                              蕎麦屋」で合同反省会


          
参加者:  渋谷会長、木村(夫)、佐藤(仁)、片倉、荒谷、志田(新人)、山田(栄)
                 
総勢〜7名

            20日(日) 
晴れ・ヒビ割れ一つ無い真っ白の障子ケ岳〜縦走本体分食糧も平らげ

            7時開発センター集合、8時晴天の大井沢温泉駐車場出発。
            林道は除雪されてなく、
夏より約3Km長いコースになるが、前に真っ白な障子ケ岳の壁を観なが
          らスキーも快調に40分で南俣出合へ、バカ平への最初の急登で思いがけづ苦労し一汗かき登り上
          げすぐ一服。風も無くバカ平は順調に過ぎ、登りにかかった辺りから深雪とガリガリの斜面が交互に
          あり喘ぎながら登る、
対岸の斜面をベゴみたいなでかいカモシカが登っていくのが見えちょっと気分
          が和む。

大井沢・原からの林道はまだ雪の下
真っ白に輝く障子ケ岳を遠望しながら 山田先達につずく


            竜ケ池付近で昼食予定が11時25分竜ケ岳巻き始めで昼食となる。この辺りで前日から音信不通
          の赤見堂縦走隊と無線交信でき、吹雪のためだいぶ予定より遅れたが全員の無事が確認でき安心す
          る。今回のルートで雪崩の危険性が高い竜の北面も数十年ぶりの大雪で、雪もしっかりついており難
          なく通過、竜ケ池を過ぎ稜線にでると、強風に見舞われるが晴天で視界がよく風も気にならない。

バカ平を縦断し急登前に一服 難所の急登を終え(焼峰下)快晴の山山を遠望 ブナ林の向こうに輝く月山


            2時前、雨量観測所付近で縦走隊と交信するが、紫ナデまでまだ一時間ほどかかる予定とのこと
          で天狗小屋までこれるか心配になる。2時25分
予定より30分遅れで天狗小屋到着、全員久しぶりの
          荷を背負ってのスキー登山でヘロヘロで小屋に駆け込む、小屋への下りで、
会長がカメラを滑らせ回
          収したが代わりにサングラスを無くしてくる。

ロボッツトへの登り
眼前にまだヒビの1つも無い白一色の障子ケ岳
ロボット脇で登り最後の一服


            縦走隊用に揚げたビール1ケースをキープし、早速乾杯、疲れが吹っ飛ぶ、その後各自のつまみ
          と飲み物で盛り上がり、仕上げは生卵付きスキヤキ、
縦走隊が予定変更しオオクビト付近に幕営とな

今回のリーダー山田(栄)・食量調達と料理長兼務
例により、時間無制限の宴会へ


          ったため、会長が縦走隊のため用意した生野菜サラダと兎の煮付けまで平らげ
、幸か不幸か大満足
          の夕げとなった。(就寝時間不明)

            21日(月) 前夜から朝まで吹雪・後晴れ
〜佐藤(仁)のスキー谷底へ

            吹雪が止むのを様子を見る、9時半小屋出発、まもなく晴れる。降りは雪の状態が悪いのか、スキ
          ーがへたくそなのか思うように滑降できず全員ギャーギャー言いながら降る。途中、佐藤(仁)が片方
          のシールを無くし、さらに
竜ガ岳を降り終わる頃、スキーの片方を気前良く南俣沢の谷底にくれてやり
          片足スキーとなる。

昨夜から今朝までつずいた吹雪もあがり青空の粟畑
まだ強風だが天狗小屋を跡にする
佐藤(仁)さんがスキーを流した竜ガ岳


            降りは2,3時間で「あっという間だ」とたかをくったが、4時間ちょっと、2時過ぎ大井沢温泉到着、佐
          藤(仁)は言うまでも遅れて到着。
            先着者は、
縦走隊を出迎え温泉まで回送と車の回収を行い、大井沢温泉で汗を流し、間沢の「一松
          そば屋」で縦走隊との合同反省会となり大満足の山行となった。
                                                       
記.山田(栄)


          冬の黒伏山中央ルンゼルート完登

                
 三十路ルート冬季第3登成功から4回目の挑戦

           
日  時:  平成17年2月11日(金)〜13日(日)

          場  所:  黒伏山〜中央ルンゼルート


          
メンバー :  遠藤博隆 和田淳二 本多加奈子 

          日  程:
 
11日(金)・・・ 和田
                              ジャングルジャングル駐車場(6:30)----キビタキの池(8:00)---中央
                              ルンゼルート(1P) フィックス(12:00) ---- BC(テント)(13:00) 

                  12日(土)・・・遠藤(博)、和田、本多
                              ジャングルジャングル駐車場 (6:30)---- キビタキの池(8:00)---中央
                              ルンゼルート(1P) (9:00) --- 2P (10:00) --- 3P (11:30) 本多合流
                              (12:15) --- 4P 風の踊り場 (13:30)--- 5P トラバース(14:00) ---
                              6P 核心部 フィックス(16:15) --- ビバーク
                    13日(日)
・・・遠藤(博)、和田、本多
                              ビバーク地点(8:00) --- 6P ユマーリング(8:45) --- 7P (10:30) ---
                              8P (13:30) --- 9P 最終ピッチ(15:30) --- :懸垂下降7P 取り付きへ
                              (18:00) --- 駐車場 (19:30)ジャングルジャングル駐車場 


            2004年の暮れから正月にかけて黒伏の各ルートを登りに行き、ミソジルートは、第3登を成功させ
          それに反して、自分の登りは満足いかない結果となってしまった。それから4回・黒伏に向かうも、条件
          (天候)に左右され完登することができなかった。その無念さを秘めて、今回のトライとなった。

          
2/11(金) リード 和田
            和田がサポート隊のビレーで1ピッチを登りザイルをフィックス。

          
2/12(土) 曇り 小雪
            フィックスを使い1P終了点へ。
            
2P リード 遠藤 
            テラス上の雪のついたバンドに乗り移り カンテを回り込む。氷点下40度と言われる寒気のおかげで
          打ち込むバイルが見事に決まるが ピンが取れず、右上するバンドを騙し騙し登っていく。ビレー点に続
          く氷化した雪壁をダブルアックスで登り、氷の下になった。ビレー点を掘り出しビレー解除。
            
3P リード 遠藤 
            夏なら左から回り込むところを、垂直の氷をダブルアックスで5m程登り、さらに5メートルほど登ってフ
          レンズを決め、凹角状を両足のツッパリで登って安心できるボルトでセルフをとる。ここからは人工となる
          が、ビンを掘り出しながらのため、時間がかかる。7〜8メートルでフリーとなりダブルアックスで10メート
          ル登ると、ビレー点は硬い氷の下。ピッケルで掘り出しセルフを取る。ここで、本多が遅れて取り付きに到
          着、ザイルを落としユマールで登って来た。
            
4P リード 遠藤
            風の踊り場までは、暖傾斜をダブルアックスで簡単にいけると思っていたが、徐々に雪が多くなり、残
          り1/3から、目の高さの雪壁となり思うように進めない。30メートル以上ピンも取れないため、落ちたらひ
          とたまりもない。ピッケルを深々と差し込みながら、50mいっぱいでビレー点へ到着して一安心。例年以
          上の積雪に今夜のビバーク地点は雪洞状態となっていて、快適に過ごせそうだ。
            5P リード 和田
            和田と本多が余計な荷物を置き、ルート工作へと向かい、遠藤はビバーク地点の整備。二人は雪壁
          のトラバースをして、岩を掘り出しハーケンを打ってビレー点を作る。
            
6P リード 和田
            夏の核心部、冬は全てのピッチが核心部だ。過去のトライではこのピッチで3人が墜落している。和田
          は慎重にザイルを伸ばしていく。その合い間にビバーク地点を拡張しツェルトを準備する。和田が墜落無
          しで登りきり、本多も登り始める。16時半 ザイルをフィックスして二人が戻ってきた。ツェルトに入りお湯
          を沸かしてウイスキーで乾杯。至福の時間である。

6Pを登る和田
ビバーク地点



          
2/13(日) 小雪
            ユマーリングで6P終了点へ。
            
7P リード 遠藤 
            ユマーリングで体は暖まったものの気持ちが乗ってこない。上を見ると垂直の壁一面に氷が厚く覆い
          かぶさりピンが全く見えない。二三歩登ってから次の一歩が出ず、しばらく行ったりきたりしてから、凍っ
          た草付きにバイルを打ち込み、思い切って乗り越すと、目の前が開けたようにやる気が出てきた。大きな
          声で気合を入れピンを掘り出しながら登りだす。ビレーしている二人は氷の塊を体中に受けアザだらけに
          なっているだろう。

7Pを登る遠藤
8Pを登る和田


            
8P リード 和田
            傾斜は落ちたものの、真っ白な逆層のスラブ。雪と氷が付き、ピンが取れない、草つきと岩の間にフレ
          ンズをかませ、何とか登っていく。ビレーしているほうは気楽である。落ちてくる氷さえ気にしなければ気ま
          まに写真を撮っていられる。
           
 9P リード 遠藤
            最終ピッチ。夏はフリーでもいける人工のルート。快適に終わると思って取り付いたが冬壁はなかなか
          簡単には登らせてくれなかった。10メートル程登ると、次のピンがない。最上段に登って雪をピッケルで掻
          き落しても見つからない、”こんなバカな” と思いつついくら探しても、ない。やむなくスカイフックをかけ伸
          び上 がるが、みつからない。さらに下向きの割れ目にかましたフレンズにアブミをかけ最上段に乗って、や
          っと見つけることができた。

9Pを登る遠藤
完登に大満足の遠藤


            ヤッタァーと思いアブミをかけようと伸び上がった瞬間、フレンズが抜けた。体が真横になり周りの景色
          がエレベータに乗っているようにスゥーっと上がっていく。 “落ちているんだ。 “ と思った瞬間グゥァンとシ
          ョックかかり止った。止るまで、長い時間だった。
            チクショウと叫びながら岩を蹴っ飛ばしていた。もう少しで届くところだったのに…と。幸い垂直の岩だっ
          たのでどこにも当たらず怪我もなかった。ビレーしていた二人も心配そうに見ていたが 逆に登る意欲が
          湧き出していた。登り返しは同じパターンで登ったが再びフレンズが外れた。今度はアブミをかけた瞬間で
          あったため事無きを得た。 目の前の氷にバイルを決めてハング状になった氷を乗り越して終了点に着き
          登攀終了。懸垂7ピッチで取り付きへ。ガッチャ類を片付け、19時30分駐車場着。  

中央ルンゼルートの全容 無事・成功に喜ぶ遠藤と和田



          
感想
            黒伏山南壁 中稜ルンゼは 過去 何回トライしたかわからないぐらいだ。今年だけでも5回目。これだ
          け通ったのだから・と・黒伏山が登らせてくれたたような気がする。今回、登ってくれた仲間、また過去に登
          ってくれた仲間、みんなに感謝したい。
            やっと登れた」中央ルンゼ」、まだ実感がない。この文章を打ち込みなが、次のアルパインルートをを考
          えている。
                                             
 2005.2.17  遠藤博隆 


       〜大奥秩父盟主金峰山・瑞牆山冬山登山〜

                
快晴に富士山や八ガ岳・南・中央アルプス輝く

            日  時:  平成17年2月11日(木)夜行〜13日(日)

          場  所:  金峰山(2595m)・瑞牆山(2230.2m)

          日  程:
 
10日(木)・・・19:00西川町開発センター〜寒河江IC〜村田IC〜0:00首都高
                              速陣座〜翌1:50韮崎コンビニ・道の駅で仮眠

                  11日(金)・・・6:11起床〜6:40朝食後発〜8:00瑞牆山荘t前駐車場〜富士
                              見平山荘着9:00・9:35発〜10:35大日小屋〜金峰山13:30
                              着14:00発下山〜15:30富士見平小屋・テント設営(泊)
                  12日(土)・・・6:30起床〜8:10富士見平発〜10:00瑞牆山着〜10:20発〜
                             富士見平11:40着〜13:05下山開始〜13:30
瑞牆山荘t前駐
                             車場
13:50同発〜首都高速〜佐野IC〜??テント設営(泊)
                    13日(日)・・・6:30朝食〜8:00??発〜11:30西川町開発センター

          
参加者:  渋谷会長、佐藤(辰)、荒谷、   総勢〜3名

            10日(木) 
深夜の首都高速難なく突破経由・ナビの威力再認識

            7年ぶりとなる金峰山、あの時も2月の連休であった。今回はメンバー3人で駆け巡ってきた。
            2月10日午後7時、約束どおり荒谷さんが仙台から迎えに来た。申し訳ないと思いつつ、会長を乗
          せ、
協議の結果「首都高速」経由ということで一路東京へ。今回はナビ掲載のため(設定に難儀)、私
          の運転でも、難なく深夜の首都高速を突破。午前2時前には韮崎ICへ到着。コンビニで寝酒を購入し、
          車で仮眠を取る。

            11日(金) 五尺石を越え金峰山山頂に
ビール表面凍リ着く

            翌11日、快晴のもと増富温泉を経由し、午前8時瑞牆山荘t前駐車場に到着。既に標高は1,520m
          ある、気温はかなり低いが東北と比べ雪はとても少ない。登山開始、ナラやカラマツ林の急登を1時間
          少々で、富士見平に到着。名前のごとく
小屋前からは秀麗な富士山が真正面に見える、会長いたく感
          激の様子。

瑞牆山荘t前駐車場に到着 いよいよ登山開始 まず緩やかな登り


            荷物をデポし、早速金峰山目がけ登り始めた。雪はさらさらで踏み固まらないが、ラッセルの跡があ
          るのでアイゼンなしで出かける。
気温マイナス10度くらいか、空気を吸うと鼻の奥がヒリヒリと痛む。1時
          間ぐらいで大日小屋、小休止、更に緩傾斜の上りを進み大日岩を回り込む、前回、この岩の上で休憩
          したのを思い出した。今回は雪の踏み跡も無く時間も無いので、このまま葉の萎んだシャクナゲやコメ
          ツガ林の中を登り詰める。

富士見平小屋に荷物をい置く・ベースキュンプ地
富士見平から1時間ほど登ると「大日小屋」が
長い樹林帯を過ぎ、突然明るさが開ける


            苦しいのを我慢して急登をひたすら登ると、急に展望が開け、
岩稜地帯に飛び出し、一気に視界が
          開けた。東方向に富士山・南方には北岳を頂点に南アルプスの連山、南西に八ヶ岳とその白い峰々を
          太陽に光輝かせて素晴らしい展望
。風が冷たいが、ここからは金峰山山頂も見えるので、エンジンが
          再びかかる。

金峰山の全容が目の前に 足元の東側に岩壁が深く谷底絵
三頂近くに鳥居のある五丈石・会長の姿が


            金峰山小屋を左下に見ながら、顕著な五尺石を越え金峰山山頂に着いた、午後1時13分。2パーテ
          ィが既に山頂で休憩しており、すぐカメラのシャッターをお願いする。新谷さんも初めてなので感激の様
          子、
早速ビールで乾杯と思ってコップに注いだが、すぐに表面が凍り着く、とても美味しいとは思えない
          寒さで1本で止めにし、荒谷さんがこのときのために持ってきた、とっておきのウイスキー「山崎」を出し
          てくれた。岩陰でちびりちびりとやっているうち
、会長も少々遅れで到着

山頂での記念写真・送れて到着の会長
先に到着の2人・記念写真 何処からとなく湧き出る自然水や硬水


            全員で記念撮影、2時過ぎ下山開始。飲み物のせいか、帰りはスキーのように靴を滑らせて一気に
          降りる。45分間で大日小屋に着き、内部を見学しながら小休止。2パーティが宿泊するための準備をし
          ていた。ここからダラダラ登りと降りを経てようやく富士見平に戻ってきた。

明日登山予定の瑞牆山が眼下に
同・飯森山の付近から
富士見平のテントサイト


            既に5張テントが張られており、若干奥まった位置になっつたが、我々もテント設営準備に取り掛か
          る、だが、
疲れで足がもつれて、しかもサラサラ雪でなかなか踏み固められない、設営の終わる頃に会
          長到着
。雪山テント泊が初めてという荒谷さん、、山形から持ち込んだ特製の牛鍋を囲んで荒谷さんの
          初体験と「金峰山」登山成功を祝い酒宴。中距離運転での睡眠不足もあり、7時半過ぎ、就寝となる。

           11日(金) 透き漉きとうる青空・富士山や八ガ岳〜中央アルプスまで

            12日は、前日にも増して雲一つ無く透きとうるような青空。今日は
急登とあって、アイゼンをつけて瑞
          牆山を目指す
。富士見平小屋裏山の樹林帯をしばらくトラバー、小川山へのコースと分かれ一旦天鳥
          川まで急降下、ここから
急登の連続、倒木の多い古い樹林帯、巨大な岩峰を迂回すると階段状急登が
          が続く
、平らな道、尾根に辿り着き、シャクナゲの混生樹林急ぐと雪と青空が開けてきた、登ること2時
          間瑞牆山山頂にひょいと飛び出した。

古木多い樹林帯の急登
突然頭上に大岩が・右に巻く
会長も奮闘


            素晴らしい展望が開けた、富士山や八ヶ岳はもちろん、遠く中央アルプスも白く輝いている。金峰山
          山からよりも空気が澄み切りクッキリした遠望、
会長またもいたく感激「いやいや素晴らしい!」と。今日
          は風も少なく、写真を撮まくり、何度かのカンパイ40分ほど眺望を楽しむ

瑞牆山山頂で全メンバー揃っての記念写真
富士と佐藤(辰) 富士と荒谷
眼前に八ガ岳 南アルプスの連山が光り輝く 富士の姿が雄々しく美しい


            下山後、山小屋のテーブルを借り昼食を摂る。テントを撤収し下山開始、富士見平からは30分ほど
          で瑞牆山荘前駐車場に戻ってきた。車で降り始めて間もなく「増富ラジウム温泉」で話のタネとばかりに
          入浴し、後は一路山形を目指して出発となる。

            
帰路  佐野ラーメン・途中テント泊

            午後5時過ぎに都内に入ったら、大渋滞に巻き込まれてしまった。10日の深夜20分で通過したので
          簡単に抜けられるはずだったが、何と2時間を要しようやく東北道へ。どうせ今日中には着けないので、
          佐野TCで一時高速を降り、
佐野ラーメンを食することとする。荒谷さん、いたくこの手打ちラーメンが

富士見平小屋で下山前のラーメン昼食
首都高速で威力発揮のナビ 帰路途中テント泊・度に入る適地見つけ


          気に行ったよう
で、回り道の甲斐があったというもの。この後高速の某所で休憩・睡眠し、翌13日午前
          11時30分我が家に到着、荒谷さんを見送り登山終了と相成った。
                                                       
記 佐藤(辰)


           〜山スキー西川山岳会・新年会訓練兼〜

                
 〜豪雪を突いて(意外に楽)・珍味の焼肉で”

            日  時:  平成17年1月15日(土)〜16日(日)

          場  所:  日暮沢小屋(朝日連峰登山口)

          日  程:
 
15日(土)・・・8:00西川町開発センター〜9:10大井沢根子〜10:20中先橋
                             〜11:10膳棚(ダムサイト)〜12:35日暮沢小屋(泊)〜
新年会

                  16日(日)・・・9:00日暮沢小屋〜11:50大井沢根子〜12・30大井沢温泉
                             〜13:00同〜
解散

          
参加者:  荒木(富)、菅原、山田、佐藤(仁)、荒谷、渋谷   総勢〜6名

            15日(土) 
プラブーツ(15cm)程度の沈み・雪も軽く楽々の滑走

            降り続いた豪雪で、地元大井沢の人達に「大丈夫か??」と脅かされ、相当な難儀を予想して根子
          の駐車場到着。準備を整え、山スキーに履き替えたベテランの荒木(富)が先頭に雪を漕ぐ、殆ど雪
          沈まずスイスイ進んで行く。小雪模様。
            プラブーツ(15cm)程度の沈みで気温も低いせいか雪も軽く楽々の滑走、アット言う間に配水場ま
          で登りきる、ただ、灯油10リットルを背負った菅原遅れ気味、小休止。あの何時も長く感じる根子川沿
          いの平坦な雪道は、多い野うさぎやテンの足跡等を横見しながら進むと、10:20前にはアメリカ橋(中
          先橋)に着いてしまった。〜休憩。

根子駐車場を出発 アメリカ橋(中先橋)通過


            膳棚ダム越えの雪崩もまだ少なく(常時雪流落場所あり)、無事通過、そのすこし先の安全な広場
          で早めの昼食、小屋下の日暮沢をスキーを外して渡り、飲料水採取場を確認、12:30過ぎに目的の
          日暮沢小屋に到着。〜早すぎ飲物量が心配。

早い日暮沢小屋到着 豆炭コタツに入りカンパイ


            小屋周辺の積雪も例年並、ドア半分ぐらいの一階の入り口を除雪し確保、豆炭アンカ・石油ストー
          ブ(菅原の御蔭)の点火、待ちきれず自然水での”カンパイ”、ほぼ引き続いての新年宴会、大井沢豆
          腐の「湯豆腐」・珍味クマ肉と山形牛霜降り肉の焼肉・例のすき焼き風ウドン等料理、軟水や硬水で時
          間無制限(貸切小屋)の・・・・渋谷以外就寝時間不明。

          16日(日) 昨夜の湿った雪の重さに先導のスキーが進まず難儀

            薄暗いうちから食器整理のカチャカちチャという音で目が覚(渋谷)める。いつ寝ていつ起きたのか
          不思議メンバーが湯を沸かし何かカップに口をつけている。朝食は、昨夜の残り物とスープにラーメン
          を足した消化食。

湿った雪に悩ませられながら奮闘の佐藤(仁)
雨雪振りで幻想的な景色


            雨雪の中9:10に小屋を出発、シールを外し昨日の踏み跡をラクラク降る予定であったが、15cm
          程積もった昨夜の湿った雪の重さに、先導のスキーが進まず難儀、所要時間約2時間30分、ヘトヘト
          の根子駐車場到着となる。
            救いの大井沢温泉でゆったりと疲れを癒し、解散。          
 記   渋谷


         〜〜年末年始・黒伏3ルート登

            ・・・チリ雪崩に首をすくめ三十路冬季第3登に大歓声・・・

            日  時:  平成16年12月30日(木)〜17年1月2日(日)

          場  所:  黒伏山  <山形県>  1227 m

          参加者:  登攀 A・・D凹角ルート〜関康子、柴田弥一、遠藤博隆 
                     B・・三十路ルート〜松澤 山田祐二 和田
                     C・・中央ルンゼルート〜成毛 本多 幡野 小林

                 サポート〜富田、ノビタ(芦野)、佐藤(俊)、佐藤(仁)、遊佐、会長、板坂、
                       佐藤(辰)、山中               〜総勢19名


          
ルート
A・・D凹角ルート

                 30日(木)
・・・6:00ジャングルジャングル駐車場〜9:30キビタキの池〜)〜15:00
                             D凹角ルート(1P)〜16;00BC(テント)
                   31日(金)・・・7:00BC(テント)〜9:00ユマール(1P)〜15:00D凹角ルート(ハングま
                             で2P) 〜16;00BC(テント)
                             13;00賽の河原〜13;25畳石〜14;30石楠花山荘(泊・忘年会)
                   1 日(土)・・・テント8:00BC(テント )〜11:30 ユマール(3P)〜12:00下降〜
                             13:00 BC(テント)
                   2 日(日)・・・下山
                             赤坂峠〜五葉温泉〜大船渡〜気仙沼〜河南IC〜(各高速道〜寒
                             河江IC〜17;00西川町開発センター


                  B・・三十路ルート     冬季第3登達成・記録〜後日記載

                *C・・中央ルンゼルート   本文記載
写真〜未着



          
A・・D凹角ルートの記録

          
12/30 早朝5時集合時は、雪がノッソノッソと降っていた、「今まで降っていなかったのに」我々の
          山行に合わせたように降っていた、天気は人の気持ちと同じで気まぐれである。おかげで、前の日の踏
          み跡もほとんど残っていない、それでも10人もいるとラッセルも比較的楽だ、2時間ほどで先発隊のい
          るキビタキの池に到着。


            新調したばかりの真新しい大テントを張りベースを作ってから登攀の準備をする。9時半に出発したが
          ほとんど無かったところに降った雪は、ブッシュの上に乗っているだけでほとんど固まっていない、踏み
          抜くといくら踏んでも抜け出すことができない、苦労しながら2時間半かけ やっとのことで取り付きに着
          いた、途中、富田君がスノーシュウでラッセルしてくれなければさらに時間がかかったであろう。
           
1P目(12:30) 岩を掘り出しフレンズをかまして登り出す、これまでの暖冬でほとんど氷がついて無く、
          岩に張り付いたブッシュも凍っていない、バイルを騙し騙し打ちつけ這いずりあがる、15メートルほどでピ
          ッチを切り二人を待つ。
           
2P目 3メートルほど左上して細いブッシュにプルージックでセルフを取りさらにフレンズの人口で垂
          直の壁を登る、いきなり乗っているフレンズが動きひやりとする、さらに15メートルほど登り、抜け口は手
          のひらほどの小さなブッシュにバイルを叩きつけ・・“たのむよ!“・・の声と共に乗り越す、ピッチを切り二
          人が登り出す、本格的な冬の壁は初めてなので苦労しながら登ってくる、登り切って3時を過ぎたため今
          日はこれまでとしザイルをフックスして懸垂。


            降り続いていた雪で朝登ってきた踏み跡は全く残っていない、下りなのに全然進まない、ラッセルに疲
          れきってテントに戻った(16:00)。テントでは、サポート隊が宴会の準備をして待っていた、中央ルンゼ隊も
          戻ってきて宴会。三十路隊は20:00ごろまでがんばり、6Pの途中でビバーク体勢に入った。

          
12/31 昨日に続いて雪の降る中7時半に出発、昨日の踏み跡が途中まで残り比較的楽に取り付き
          到着、ユマールで2Pまで登り3P目を登りだす(10:00) 。 
            
3P目 中央ルンゼほどではないが、上からのチリ雪崩が落ちてくるたびに首をすくめてしまう、出だし
          はバイルを打ち込みながらのダブルアックスとなり、途中から人工となった。一歩だけフリーが混ざると
          ころではバイルがなかなか決まらず必死になってやっと登ることができた。30メートルほどでピッチを切
          る(12:00)。
            
4P目 ここからは完全な人工となり、単純なアブミの架け替えるえとなった、ピンが雪に隠れている
          ので、掘り出しながら登り35メートルほどでハング下にてピッチを切る、二人が登ってきて2時半を過ぎて
          いたため、ここまでとして下降。


            登っている最中に板坂さんの姿が見えたが,、テントに戻ると会長だけが待っていた、板坂さんは帰っ
          たとのこと(4:00)。中央ルンゼ隊も帰って来て 宴会。20:00ごろ三十路隊から完登の無線連絡が入った。
          みんなから大歓声か上がり完登を祝った。2004年最後の夜も宴会のうちに更けていった。

          
2005.1.1元旦 「明けましておめでとう」の挨拶で起き出し、ウイスキーでおとそ代わりに乾杯。8時
          半には出発して取り付きへ行くが、昨日より降りが強く先が思いやられる。
            50メートルザイル2本分をユマールで登りハング下に到着、ハングの上からひっきりなしにチリ雪崩が
          落ちてくる。二人が登ってきたが、上から見ていると体中真っ白となり、これが冬の壁だとばかりに実に
          格好がいい(11:30)。雪は益々ひどくなり、ハングの上からはチリ雪崩が絶え間ない、協議の結果、今回
          はこれまでとし、行動食を食べ記念撮影をして下降とした(13:00)。
            テントに戻ると 辰ちゃんが鍋の材料を持ってやってきた。30分ほどで三十路隊も戻り、完登おめでと
          うの大宴会が始まった。しばらくして中央ルンゼ隊も戻り、今回の冬季登攀最後の夜全員がそろって、延
          々と宴会が続いた。

          
1/2  今日は登ることが無いのでゆっくりと起き出し 下山の準備を始め9時半ごろ下山開始。ユピア
          で風呂に入り14:00解散となった。             
 記  遠藤


感想   今回は 登攀隊が10名、サポート隊が9名と他の会が羨む程の人数
     が集まり、おかげさまで、三十路ルートでは、冬季第3登、それぞれの
     ルートも満足の行く登攀ができ大成功でした。登攀隊はもちろん、サポ
     ート隊の皆さんも大変お疲れ様、そして、ありがとうございました。他会
     ではなかなかこのような山行は、まねないのではないかと思います。こ
     れからもよろしくお願いします。  (遠藤)
                   


        C・・中央ルンゼルートの記録

          
黒伏山南壁 中央ルンゼ
        2004.12.30-2005.1.2      宇都宮 白峰会   小林和久 記


            初めて会う人たち結んだザイル、冬黒伏はいろんなことを教えてくれました。中央ルンゼの完登をめざ
          し臨んだ山行でしたが、結果は3Pまでしか登れませんでした。
           
30から1日までベースのキビタキ池で3泊し、壁に通いましたが、毎日、こんなに変わるの?というくら
          い、壁の状態は変化していました。初日は突然降った雪に壁の状態は最悪。ベルグラも中途半端に発達、
          バイルやツアッケを岩に引っかける、だましだましの登りに1Pを登るのが精一杯、常に落ちてくる雪崩ちゃ
          んに、体は真っ白、あんなに難しい壁は初めてだった。
            
2日目は2P目をリードさせてもらいましたが、微妙でデリケートな25mに腹の痛さを感じ、奮闘するも
          なんと1時間。3P終了点では成毛さんに壁についての説明を受け、湧き上がる闘争心もしぼみ、遙か遠
          くにある頂に無力感を感じた、それでも「みんな頑張ってるよ」って、壁が答えてくれた気がしました、寒さ
          に震えながらも、心地よい敗北感を久しぶりに味わった。
           
 3日目は本多さんが1P目、幡野さんが2P目、僕が3P目を引くということでのぞみましたが、2P終了
          時で14:00を回り、話し合いの結果、ここで下降することになりましたが、それぞれに、登りが確実になっ
          ているとことを感じました。「お正月、おめでとう!」のコールもきれい決まった。そう、やれば出来るんだ!。
            山形の仲間は大変に温かく、いい時間を過ごせました。僕の知らなかった、生活技術や登はん技術も
          今回学ぶことが出来ました。3Pでの敗退でしたが、次につながる山登りが出来たと満足しています。また、
          今回の僕は準備不足でした、この一年、力を付けて再び冬黒伏の壁に取り付きたい。

         
「黒伏山中央ルンゼ/冬期登攀」
        2004年12月30日〜2005年1月2日       幡野秀夫 記


            黒伏山の南壁は無雪期しか登った事がない、それも2年前に三十路ルートを登ったのが最後だ。黒伏
          南壁で、稜線に上がれるのは、中央ルンゼと三十路ルートの2つだけ、自分にとって、困難なルートを克
          服し稜線に立つ魅力は大きい、夏壁の三十路ルートは、素晴らしかった。
            歩くだけの山では、我慢できない自分がいて、難しい沢や岩壁を求めていた。遠いボルトを人工で克服
          し11ピッチを経て大ピナクルに立った時は、絵も言えぬ、充実感を味わった。あの時期はYMCAにも岩志
          向の人間が数人いたが、転勤で皆去ってしまった・・・。
            成毛さんから、「西川では今年黒伏をやるんだ、三十路は成功すれば第3登だ・・・。」 と聞き、心の虫が
          疼いた。冬壁をやりたい、12月は鎌倉山のアイゼントレに明け暮れた。三十路ルートのメンバー和田さん、
          松澤さんが大ハングをアイゼンで登るのを見て、三十路ルートは成功間違いなしだと思った。自分も最終
          日、本多さんとようやく人工ルートとユマーリングを練習し、やることはやったと思っていた・・・。
           
 しかーし、本チャンは、物凄く厳しかった!今回の中央ルンゼパーティーのコンセプトは、「冬壁との戯
          れ」残置ロープは使わず、全員が登攀する・・・。初日は、成毛隊長のリードのもと、4人が1ピッチ登るのに
          4時間を要した。登り始めが11:00近く遅かったが、この日は自分が足を引っ張った。ダブルアックスのイメ
          ージがなかったため、頭が真白になり時間がかかった。


           
2日目は、「風の踊り場」を目指し、1ピッチ目は全員ユマーリング2ピッチからの登攀になる。リーダーか
          らトップを引くよう私が指名されたが、引っ切り無しに起こるチリ雪崩、雪に隠され全く位置のわからないプ
          ロテクションに意気消沈し、小林さんにトップを代わってもらう。小林さんは見事リードし、3ピッチ目は成毛
          隊長がリード、フォローして感じたのは、的確な位置にキャメロットがきめられている事。これほど悪い壁で、
          冷静にあのキャメをきめられるのは尋常な精神力ではできないと感じた。(この日自分のモチベーションは
          最低でした。)


           
 最終日は、完登に成功した三十路パーティーを待ちつつ、3人で昨日のルートを復唱した。1ピッチ目は、
          本多さんリード、「あの悪い4mを越えたら本当にアホ(常人ではない)だよね。」と小林さん。するすると抜け
          てしまう。スゴイ!途中から今日帰るはずの、成毛隊長が応援に加わり本多さん見事1ピッチ完登!(成毛
          隊長も涙チョチョ切れでした・・・。)
            2ピッチ目は幡野リード。最初の乗っ越しを気合で越え、ペツル2本にクリップしたらもう行くしかない。1ピ
          ッチ目のようないやらしさはない、3人テラスでビレイしていたらウキウキしてきた。"冬壁は最高だ〜!""チ
          リ雪崩ももうお友達ダ〜!””でもビレイ中だけは寒いな〜”キビタキの池にベースを張り連日、渋谷会長以
          下、沢山の方々が訪れて、差し入れ等頂き、非常に幸せな3日間でした。
            また、和田さん松澤さん、山田君による、三十路ルート冬期第3登に立ち会えた事は幸せな事でした。安
          直なフリーに傾きつつあった自分の気持ちをもう一度「原点の山」「岩との対話」に引き戻してくれた今回の黒
          伏登攀、メンバー皆に感謝、感謝です。また、登りましょう・・・。           -

          
<2005年お正月 黒伏の冬壁>      
        2004年12月30日〜2005年1月2日   西川山岳会  本多加奈子
 


            お正月は黒伏を狙うと聞いたのは初夏でした。それから幾度となく中央ルンゼに通い、「自分のクライミン
          グ」って何だろうと考えるようになり、秋のアイゼントレーニングが始まったころには、大好きだったクライミン
          グがなぜか重荷に…まったく何も考えていなかった)頃には登れた岩場が、大きく立ちふさがり、本番を前に、
          アイゼンが指にひざに突き刺さって落ちる自分に黒伏の冬壁は遠く感じられました。しかし、中央ルンゼ登
          攀隊に加わることとなり、なんとか気持ちをあげていきました。
           
初日、中央ルンゼを前にして、来てしまったなという思いと同時に、登りたいなと純粋に想う、クライマーな
          自分がいました。取り付いてみると、かかるか、かからないかのアックスやシャワーのように降ってくるチリ雪
          崩が、楽しくて楽しくて、ただ登りたい!と想う自分は自然と岩とお話していました。たった1ピッチでしたが、初
          の冬壁リードは、私の忘れられない1ピッチとなりました。
           
下からみると手にとるようなその距離は、私と岩の特別な時間でした。覚えているはずのルートも曖昧で、
          カムも隊長の指示通りにセットしたまだまだ未熟な登りだったことは事実です、もっと技術的にやらなくてはい
          けないことはたくさんあって、自分で判断できるようになるのはまだ先だと思います。これから先も先輩方々や
          仲間からいろいろなことを学び、たくさん経験をしたいです。
           
でも、今回の黒伏での一番の収穫は、クライミングって楽しい!と素直に思えたことです。それは、ただ、理
          由もなく、なんだかうれしい「自分のクライミング」なのだと思います。ご一緒してくださった、中央ルンゼ隊の皆
          さんや、他ルート隊、サポートの皆さん、お正月を一緒に過ごせたことを感謝します。この素朴な東北の壁も素
          敵なことを再認識した山行でした。こんな感想です。
            リード時の細かい報告とかもできますが、今回は、ひよっていた自分にとって、「復活」がキーワードだった
          ので、心境を語ってみました。では、では、また心躍るクラミング、ご一緒してください!


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