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004 山行報告(H15/7/1〜12/31)



004 会公式行事のダイジェスト報告です。(H15/7/1〜12/31)

      年末年始・北ア登山事前「耐寒訓練」(余話)
          〜新鳥原小屋行きが天狗コース「焼峰」に変更〜

         日  時:  平成15年12月14日(日)

        場  所:  朝日連峰旧天狗登山コース(当初・古寺〜鳥原小屋)

        日  程:
  14日  詳細
時間記録なし

        参加者:  CL遠藤、佐藤(辰)、松沢 〜  3名

         
若い松沢先行・重い雪に遠藤・佐藤(辰)進まず

           年末年始登山(北ア・前穂高岳〜北尾根)の前に耐寒訓練をということで、
「新しい鳥原小
         屋を見に行こう」と車で古寺鉱泉に向かったが、
根子の先の林道で雪のため松澤のサーフがエンコ、
         何とかUターンして天狗小屋にルートを変更する。
           砂防ダムのスリット工事のため、南股出合まで除雪されており、「ラッキー!」、8時30分、輪カン
         をつけバカ平から歩き出すが、雪が重くてこの平を横断するだけで「交代!交代!」となってしまう、
         上り口には今年取り付けられた立派な看板があった。


           夏道どおりに沿って登り始める、若い松澤はさすがにガンガンラッセルして進むが、遠藤・佐藤は
         遅れ気味、とにかく雪が重く、ラッセルを交代しながら登るが、なかなか先に進まない、また、雪の量
         が少ないので夏道どおりでも枝が被さってきており、これまた大変,、
出発して間も無く早々と天狗小
         屋は断念し竜ヶ岳に目標を修正したが、再度、焼峰までとに軌道修正する。

           12時ちょっと前、焼峰の先付近到着,、眺めの良いところでラーメンを食べる、今回は佐藤家で
         不評だった
ヤクルトラーメンである、「これ美味しいよね」と遠藤、佐藤(辰)大いに喜び「うまいべぇ、
         クロレラ入りだからよ」。


           昼食が終わり即下山開始、3時、車に到着。すぐ大井沢温泉に直行、
今までだと汗で冷えた体
         のまま帰宅していたが、今度は地元に温泉があるからとても便利だ
、我々が着く直前には月山エコ
         のグループが、日暮沢小屋で冬山を楽しんで温泉に寄っていったとか。体が暖まったあとは、大井沢
         名物の手作り豆腐を買い求め、帰ってからの湯豆腐を楽しみに帰宅した。
                                                   
記  佐藤(辰)

      朝日”幻の旧天狗登山道踏破”連峰
          〜見附荒沢出合から天狗力取山への直登コース〜
             藪コギに難儀・熊に怯えて三銃士

         日  時:  平成15年10月18日(土)〜19日(日)

        場  所:  朝日連峰旧天狗登山コース

        日  程:
  18日
                
8;00    見附ダム駐車場
                8;30    見附荒沢出合藪に突入
               12;30    松峰・登山道跡
               15;30    見透し良い・標高1250m地点
               17;30    天狗小屋到着(泊)
                19日
                時間記録なし


        参加者:  CL佐藤(俊)、佐藤(仁)、山田 〜  3名

         
あまい(甘い)佐藤(砂糖俊・仁)の計画

           ある日、天狗小屋の管理をしている山田が云いった・・・
「マタギの○○さんから聞いたんだが、
         昭和初期まで使われていた天狗までの直登コースが有ったらしい、
・・・如何する?」、計画はこの
         一言から始まった。この天狗旧登山道は、大井沢見附川の見附荒沢出合から荒沢沿い南尾
         根を竜ヶ岳を右に見て天狗角力取山に向かって直登するコースである。

           
前夜、間沢山荘で3者の戦略会議、まじめで優柔不断な佐藤(俊)”山道以外のところ歩
         いていいのか?”、理屈得意の山田”道が無い訳でない旧道がある!”、佐藤(俊)この大儀名
         文大に納得、僅かな情報と想像を加えて、地図に目印の松林・迷いやすい平地・熊の往来する
         尾根等を全て盛り込み完璧なコース設定、標高差800M強、
コースを見て沈着冷静な佐藤(仁)
         ”バカ平コースと直線で比較し半分、3時間と云うところかな?
、途中2時間程「きのこ」採りして
         5時間、12時山頂着かな”、彼は余裕を見せる。
ーーーあまい・甘い計画ーーー

        
10月18日 快晴  藪の連続・先人の足跡に感動

          藪こぎが前提の為、鉈・鋸・ナイフ等各自身に付け、尾根を目掛けて8;30藪に突入、立ち木
        に古い鉈目が処々にある、それをたよりに新しいい鉈目をつけ帰りの為の目印にする、藪の中に当
        時の道跡を発見!、先人たちの歩く姿が偲ばれ感動の旧道探索始まった。
          ブナ尾根、最初に見たものは、
熊の糞と蜂の巣の残骸、ブナの幹には真新しい多数の熊の爪跡、
        また大木の廻りに太い枝が折られて広く散乱、熊が木の実を食べた跡だと、山田が言う、更に・・.熊
        が
近寄るときは音はしないからな〜気をつけて・・真に受けた佐藤(俊)は、首から下げたホイッスルを
        「ピ!ピ!ピ!」「々」3.3.7拍子
で三人が此処にいることを熊に知らせる。

まずは生前の三銃士 難儀の藪コギ・計画の甘さ痛感 熊に怯えながらブナ・ナラ林を通過


          標高も900M地点まで進む、地形から見て最も迷い易い場所にいる、道らしきもの全く消えた、登
        り始めは、元気に鉈を振り回し阻む邪魔な枝を払いながら進んだがだいぶ疲れてきた、
目印に付けた
        赤テープは振り替えると高い藪に遮られ殆ど効果なし、
此処でおなじルートを下山するのを断念し手
        に持っているもの全部ザックに結んで両手・がむしゃら・かき分け作戦に変更、その甲斐あって順調に
       
 高度を稼ぎ目標の松峰に辿りつく、昔の名残そのそのままの藪のない快適な道に出た、しかし快適
        道はつかの間の喜び、標高1000M弱・時刻12;30地図を見て唖然とする。
          
地図上の直線でまだ半分に満たない、これからが急登、時間は既に4時間経過している山田は
        小屋仕事が有るので登りきるしかない、佐藤(仁)・・「頂上まで4時間掛ても5;00時かぁ〜、まぁビ
        ールでも飲んでゆっくリ、飯にしよう!」、はっきりと旧道だと判る土の上に腰を降ろし景色を眺めながら
        昼食を取った。
          充分エネルギーを補給して気合を入れて再出発1;00、 またも延々と藪こぎが続く、”おーい写
        真!”、先頭を行く山田の声・・雑木に絡んだ葡萄の蔓と格闘しながら呼ぶ声、見易い様に雑木を
        払っていた
、”これを見ろ!”、ブナの大木、その幹に{大正十一年?月二日}と彫り刻んだ文字を
        見、三人は”へェー・なるほど!”とつぶやく、先人達がこの尾根を天狗山道として登った当時の姿を想
        像しての感動に満ちたひと時。

真新しい熊の糞・蜂の巣の食べかす 先人の彫刻・「大正・・・」 これも彫刻・「天狗・・・」


          再び藪こぎ開始、
両手で雑木を掻き分け・腰をかがめて頭を通し・背のザックに引っかかる枝を持
        ち上げては潜り抜け・足場を選んで・両手につかんだ枝を引いて体を上に移動、腕の疲れがピークに

        暫らくして、また文字を刻み込んだブナを発見!、
{七月?日、天狗角力山、鈴木}と刻んである、実
        に達筆な彫り方、「取」の文字がない、単純な三人には疑問に思う余裕なし、価値として文化遺産に
        匹敵するものなのに(後にきずく)・・・。
          ようやく背丈の低い潅木地帯、
見透視の良い標高1250M地点まで登り、最後の尾根を仰ぎ安
        堵感に一服!、
所要時間7時間、ここまで辿った尾根々を遠望し、最後の急な尾根を登り峰に着く、
        微かでも道筋が残っていればの期待をよそに、背丈まであるツゲ・ハイ松の根元の枝が足に絡んで思
        うように進めない、
そんな時山田の声・・”おーい小屋が見えたぞ〜!”、三人は、既に屋根だけが夕日
        に光る天狗小屋を見て俄然フルパワーモード。

行く先が開けてきた・左ピーク天狗力角山 間もなくの地点か 天狗小屋確認・喜びの三銃士


         ようやく藪から開放され刈り払いされた登山道に出た、7時間半の苦闘が一瞬に消え、達成感で笑
       顔に変り、
三人は互いに握手、まずは記念の乾杯!、小屋までの一般登山道は足が軽く快適。その
       夜は天狗小屋で日立のパーテーとの合同宴会、藪こぎの状況を腕や足に付いた多数のあざを見せて
       は大げさに語り盛り上がる。
・・・大満足の熟睡・・・

       
10月19日 晴れ  カメラをトイレにドポン

         あっ!カメラが・・佐藤(仁)、朝の流動食を飲みながら一人ブツ々、調子の悪いカメラを体温で暖め
       るためふところに入れる、
昨日、沢渡り足を滑らせカメラをドボン、タバコは車に忘れる、”今回はどうも付
       いていない”といいながらトイレへ、しばらくして”ペンチと針金!・針金!”と云いながら慌てて戻ってきた
       (ふところ)に入れた
カメラをトイレに落とした様子、瞬間 小屋番山田はトイレが詰まって使えなくなるこ
       とを心配、佐藤(俊)は折角撮った記録写真がだめになることを心配、必死・試行錯誤の1時間余、な
       んとか取り出した”良かった〜!!”三人最後の感動??、
         他の登山者を見送くった後、布施(美)の奉納品{天狗の面}を入り口に飾り、山田は管理人の仕
       事天狗小屋の冬の準備も終え、昨夜に無線でゴリラを通して車を廻すはずの(布施・美)時刻に合わせ
       昨日登った
対岸の尾根を眺め思いに耽りながら南俣沢出合登山口に降った。
                                                 
記録  佐藤(俊)

  登山道”天狗コース補修作業”(朝日連峰)

        〜紅葉の焼峰下バカ平・5人の侍いい汗をかく〜


         日  時:  平成15年10月25日(土)〜26日(日)

        場  所:  朝日連峰天狗コース登山道

        日  程:
  25日
               
7;30    西川町開発センター
                8;00    登山口(南俣出合)
                8;30    作業開始
               14;30    作業終了
               15;30    登山口に下山〜反省会・テント泊
                26日
                8;00    現地解散


        参加者:  CL佐藤(仁)、佐藤(俊)、安達、菊池、渋谷 〜  5名

         用  具:   作業用具〜(個人)ナタ・ノコ・スコップ
                     
(共同)トグワ・メジャー

         
25日 水抜き溝・倒木敷き・橋架け替え

           参加者が5人ということで、佐藤(仁)からの提案
「全コースの補修は無理だろう」「痛みの大き
         いバカ平」往復
(南俣出合テント泊)の集中補修作業となった。
           ナタ・ノコ・スコップ・トグワ等のフル装備のもの、ナタ・ノコ装備・おもちゃのナタのみのもの、だいぶ
         個人差があったが、気を一つにし、昼飯のみの軽装で出発。登り始めの急登で、
まず水吐け3本、
         ダム頭平のヌカルミに倒木敷き、小沢の橋架け替えと
、何とか工夫の作業が始まった。

作業もんだん上手に 階段仕上げ ヌカルミに倒木や枯れ枝を敷く


           今年は、
道が天候不順で乾かず、いがいに多くなった天狗コース利用の登山者で、ヌカルミが
         深く・回り横幅が広くなる等バカ平道の痛みも目立つ
、本番にはいり、水吐け溝作り・なるべく道
         中央に倒木敷き作業と進む、倒木や枯れ枝集は意外と時間がかかる、
だんだん補修「出来」が
         良くなる
、天狗1泊という中高年の登山グループ数人が通過、”ご苦労さん”のみ、目標の80%
         のところで午前の作業を終わる。

橋の架け替え 水抜き溝堀り・木の根切りがたいへん


           バカ平上終点の広場へ登り昼食、渋谷の案内で約30m斜め下の水場へ、
最近は使われて
         いないが美味い水あり
のどを潤し、佐藤(俊)持参ラーメンツユの水確保、菊池持参の日本茶
         もうまかっつた、葉の落ちたブナの間に透ける青空を仰ぎ柔らかな日差しを受けながら落葉に横た
         わり昼寝休憩。

バカ平終点広場で昼飯 自ら試走 橋も大丈夫


           午後、残った補修作業を終え、お互い久々の肉体労働に疲れ早めに下山することにし、若干の
         手直しをしながら降る、ダムの滝音が聞こえはじめた頃、
下から”熊が!”、失礼な!布施(美)女史
         検査員、緊張、念入れな手直しゼスチャー
、作業終了。

山岳会はテント泊が定番 労働後の野外パーテイが最高


           駐車場脇にテント設営、寒くないので
野外パーテイ、月山自然水のカンパイではじまり・・・(中)
         キノコ入り牛鍋・ウドン・布施(美)差入料理・・・キャンプフアイヤーを囲んで佐藤(俊)のロマンチッ
         クな
ハーモニカを魚に無制限の自然水タイム、渋谷と安達早目の就寝、以下不明。

        
 26日 法事など用事多

           翌朝になると、
法事(愛した猫の)など用事を思い出したメンバー半数以上、やむなく、2日目
         の作業は来年に先おくりすることにし、山形西高揃いのユニホーム女子生徒十数人の天狗往復
         登山グループを見送り、現地解散。
         
                                              
 記   渋谷

    町民紅葉登山”白森・黒伏山”を楽しむ

        〜壮観な垂直の黒伏岩壁・見下ろしの紅葉〜


         日  時:  平成15年10月19日(日)

        場  所:  東根市「白森・黒伏山」

        日  程:
  
6;10    西川町開発センター
                7;05    登山口(スキー場)
                9;30    福禄山
                9;50~10;00 小昼休憩
                10;25    銭山 
                10;50    白森
                11;30~12;20 昼食
                12;35    黒伏山
                15;05    登山口(スキー場)
                16;10    西川町開発センター

 

        参加者:  大田、古沢、佐藤(榮)、宇野、木村(京)、布施(昭)、藤本、
                高橋(昌)、若月、阿部(孝)、渋谷  11名

         
稜線の紅葉は過ぎ中腹が盛

           古沢副会長が早起きして借りに行ったレンタカーが7分遅れ、西川町開発センター予定より
         10分遅れの出発となった。
           登山口駐車場で先に到着していたメンバーと合流、この季節さすがに日陰の広場は寒い、
         標識の無い登山口に不安ぎみの他登山グループ2組と一緒に行動開始。

まずは朝の点呼 真新しい鉄パイプの橋が


           大田副会長が脅していた”沢こぎ”は立派な鉄パイプの真新しい橋で解決、難なく「村山
         野川」を渡り、即急登にかかる、ネズコ・ナラ・ブナの樹林帯を過ぎ、やや平坦な潅木帯にでる
         と紅葉の山並みを背景に登山口のスキー場から柳沢小屋等の展望ガでき、小休止。

第一の樹林帯を抜け展望台へ ブナの美林が清清しい


           また、しばらく急登が続き足の上がりが鈍くなった頃、左の「白水沢」斜面にブナ帯の緩斜面
         に出る、右に「柴倉山」が迫ってくる、少し降りた鞍部で中休止、女性のオシッコ組を残し左(西)
         方向に緩斜面の道を巻く、ここで「ブナハリタケ」を1.5キロ収穫、ブナの美林帯を少し降り「柴
         倉山への分技点」、休まず階段の無い急登を一気に、1211mの「福録山」、稜線はもう紅葉
         が過ぎていた。

ここに銭が隠されていたのか
白森山頂での記念写真 昼食はチャルメラで満腹


           山の天候回復が遅い、風が冷たい、眺めももういち、ここからは平坦な道、休まず潅木縫って
         進み1237mの「銭山」、記念写真に収め、途中、風よけのある「蔵王」方面の展望できる場所
         で”こびる”、早々に出発、青空も広がり気温も高くなる、やっと高山らしくなり濃い赤紫のイワカ
         ガミ・岩肌に張り付く草紅葉などが目に映す頃、円錐形の目立つ1253mの「白森」山頂到着、
         360度の展望「御所山」から「蔵王」・ぐるっと回って西に「月山」そして手の届きそうな岩山「沢
         渡黒伏」が山行きを誘う、まだ昼1時前、記念写真を写し合い白森を後にする、黒伏山の手前
         ブナ樹林帯で風の無い日のさす広場を見つけて昼食、大鍋・燃料・重かった水・チャルメラの共
         同食で満腹。

黒伏山の山頂は潅木のなか 山いくを誘う眼前の「沢渡黒伏」


           あとが辛い、黒伏山への最後の登り皆腹がつかえ息切れ、女性の声が聞こえてくる、10名ぐ
         らいの中高年グループが山頂標識広場で迎えてくれた、南稜巻き道往復とのこと、潅木の中で
         何の展望も無し、証拠写真のみとし先へ進む、途中、荷を置いて南稜山頂往復、素晴らしい
         眺め、見下ろしの紅葉盛り・足元が見えない垂直に下りる岩壁の壮観に感激。

見下ろしの紅葉も美しい 南稜岩壁山頂に立ち感激 きつい下り坂を無事


           荷を背負い降りはじめて間もなく、先ほどのグループに追い付く、ロープの張られた急で足場
         の悪い下りに難儀していた、確かに一歩誤れば10mも滑り落ちそうな下り坂、追い越させても
         らう、緩やかになり皆無事に一安心、降りきり、「キビタキノ池」・カラマツ林の山裾巻き道をエン
         エンと1時間30分、白水沢出合・今朝の登山口へ到着、8時間の長い道程に足の痛みを我
         慢、レンタカーにドッシリ(疲れた)、予定時間前にふりだしへ戻った。
       
                                 記  渋谷

        紅葉と温泉”森吉山”を楽しむ

        〜300年余の歴史を湛えるソマ温泉露天風呂〜


         日  時:  平成15年10月3日(金)〜10月5日(日)

        場  所:  秋田県「森吉山」・湯の沢温泉

        日  程:
 
3日   20;00  西川町開発センター出発
                     
   20;00  新庄市
                     23;10  湯沢市
                           (高速自動車道)
                     翌1;10  五城目八郎潟
                     翌2;30  森吉山高原キャンプ場着(仮眠)


               
4日    
6;00  起床
                      7;35  こめつが荘出発

                      8;55  一の腰
                      9;40  森吉神社
                      10;30  山頂
                     11;30~12;00 石森(昼食)
                     13;30  こめつが山荘

                     13;50~15;00  湯の沢温泉
                     15;20   こめつが山荘着(泊)

                5日   6;00  起床
                     7;30  出発
                     9;00~10;00  寒風山   
                     12;30~13;30  象潟・ねむの丘(昼食)

                     15;30  西川町開発センター着


        
メンバー:
  古沢、佐藤(仁)、宇野、木村(京)、渋谷  5名

         
深夜に小屋見つけ仮眠(3日)

           古沢副会長の勤めにあわせ夜8;30出発、寒河江市で全メンバー合流、国道13号線・秋
         田自動車道を走り続け、五城目八郎潟で降り、途中コンビニで食料調達、森吉山高原キャン
         プ場に到着、暗闇の中グルグル舞いし、ちょうどいい小屋を見つけ天気祭りをして仮眠。

         
オオシラビソ・コメツガ・紅葉のコントラスト(4日)

           温かい味噌汁で朝食、コーヒーで元気をつけ、登山口の「こめつが荘」に車を置いて登山開始、
         スキー場・ブナ原生林を抜け「一の腰」まで1時間半・一服、今日目指す山頂が目の前に見えて
         きた、「連瀬沢」と左手向山の紅葉・森吉山頂からの饅頭のよう緩やか斜面の”オオシラビソ”や”コ
         メツガ”に混生する紅葉のコントラストが素晴らしい。

深夜に小屋発見 コメツガ山荘脇の登山口
一の腰に出るとも紅葉の森吉山が一望 連瀬沢は紅葉が盛り 緑と赤・黄のコントラストの美しい本山斜面


           「雲嶺峠]をすぎ紅葉を縫って進むと立派な避難小屋と森吉神社に到着、記念写真、小休止
         をして歩き始めると後ろから何やらにぎやかな声、メガホン片手のガイド(先生)と小学生達のグル
         ープ、阿仁スキー場からロープウェイを使って登って来たとのこと(コースの合流地点)、20分もしな
         いうち、またも立派な避難小屋があり、贅沢。

森吉山神社の本体か・・大石塔 山頂でまずは乾杯 記念写真も


           山頂ではとりあえず乾杯・記念写真撮影だけにして下山、変わりやすい秋の天気そのもの、雨
         が降ったり青空がでたり、その度に雨具を着たりぬいだり忙しい、見晴らしの良い石森山で昼食、あ
         とは昇りと同じコースを下るだけ、13;30には「コマツガ山荘」の駐車場に着いてしまった 

今夜の宿「こめつが山荘」
ゆったりとソマ温泉の露天風呂で


          事務局推薦の「湯の沢温泉」へ汗を流しに車をとばす、秘境・300年余の歴史ある”トマ温泉
         旅館”の内湯・露天風呂と欲張って温まった、”今夜の宿はどこ?”気の利いた人の事前調査で
         「こめつが荘は1,370円で素泊まりできる」という情報を得ていて、”それは山小屋より安い!”と即
         決定、本来のテント泊より楽な道を選ぶ、部屋での自炊の許可ももらいヘッドライトで宴会の予定
         が電気の下で開くことができた。

        
 快晴に「寒風山」観光
(5日)

「寒風山」観光のご一行
寒風山から八郎潟の全貌


           帰りの日は快晴、絶好のドライブ日和、男鹿半島「寒風山」を観光、R7で日本海を眺めなが
         ら車を進め、象潟で海鮮丼の昼食を楽しみ、鳥海山の初冠雪を見上げながら酒田へ、山形自
         動車道に乗り帰宅。
                                            
記    宇野


    秋山合宿”黒部・下廊下”北アルプスの秘境
      
〜2班は裏剣・仙人池の鏡に八ツ峰映す〜

    
    直立岩壁が迫る「白竜峡」・絶壁に彫られた狭い岩道

         日  時:  1班〜平成15年9月19日(金)〜22日(月)
                 2班〜平成15年9月18日(木)〜22日(月)

        場  所:  北アルプス(下廊下・裏剣)

        日  程;  
1班の記録(記録・・柴田・宇野) 

    9月19日      9月20日     9月21日   9月22日
大江道の駅〜大町〜扇沢 扇沢〜黒部ダム〜内蔵助谷出合〜十字峡〜仙人ダム〜阿曽原温泉(テント泊)
阿曽原温泉〜志合谷欅平〜宇奈月温泉(旅館泊) 宇奈月温泉〜魚津〜糸魚川〜信濃大町〜扇沢(車回送)
20;20 大江道
     駅発
翌2;50 大町(食
     糧調達)
  3;20 扇沢(仮
     眠)
 5;10 起床    
 7;30 バス始発で
 7;45~8;10 黒部ダ
     ム見学
12;10~12;35 昼食
13;30 十字峡
15;35 仙人ダム
16;35 阿曽原温泉
     1・2班合流
     (テント泊)
 5;30 起床(朝風
     呂入浴)
 9;05 阿曽原温
     泉発
12;10~12;30 昼食
14;30~15;20 欅平
     (黒部渓谷
     鉄道)
16;35 宇奈月温泉
     (黒部荘泊)
 
 9;00 宇奈月温泉
     (列車)
0;00~0;00 魚津(
      蒲鉾購入)
      (列車)
11;00~11;32 糸魚川
      (列車)
12;35~1240 南小谷
      (列車)
13;30~14;30 信濃大
      町(昼
      食・2名扇沢
      へ車回送)
22;00  西川町開
      発センター着
 

                2班の記録(記録・・伊藤(加)

                18日  西川町20;00〜立山駅・翌2;30(仮眠)
                19日  立山駅7;00〜室堂平8;30〜剣沢12;10〜真砂
                      沢ロッジ15;30(テント泊)
                20日  真砂沢ロッジ7;00〜仙人池12;00~13;00〜仙人温泉15;00
                      〜阿曽原温泉19;00(1班と合流)
                21日  1班と同じ(同行)
                22日  宇奈月温泉9;00〜立山(車回送)11;00〜西川町18;30

        
メンバー:
  1班〜佐藤(辰)、佐藤(仁)、柴田、布施(昭)、宇野、木村(京)、渋谷
                                                  7名
                 2班〜荒木(富)、伊藤(加)、荒木友人            3名


        <<
1班の記録>>

        
19日 曇り・夜中小雨
          「大江道の駅」を仕事の都合で当初予定より1時間送れで車2台・7名のメンバー出発、 新潟
        経由で高速道を一気に糸魚川へ、一般道へ降り大町、コンビにで朝昼食を調達しアルペンルート
        
入り口「扇沢」へ到着、無料駐車場を探し仮眠。
        
        20日 曇り・午後4時頃から小雨

          午前5時過ぎ”朝だぞー”と会長に起こされ朝食、出発の準備、宇奈温泉での着替えは?と聞
        くと"そんな物いらない!
タオルが 一本有れば十分!”とのことで折角積んできたものを全部トランク
        へ戻す、一番のトロリーバスに乗るため駅へ急ぐ、しだいに人が集まり6:50窓口が開く、 一番の整
        理券を確保、2階のゲート7:30トロリーバス 出発、
「トンネルを過ぎるとそこは黒部第四ダムだった。

始発一番の切符確保努力 黒四ダム見学 やはり証拠写真


          折角来たのでダム見学、ガスぎみで山並の展望は出来なかったが、ダム底からの霧化した放流
        水の勢いに圧倒され、人員確認・証拠の記念写真を撮影、歩行開始、迷路のような駅から出る。
          
一気に180メーターのダム下まで降る、壮大なダム堤体を上流に仰ぎながら川を渡って対岸へ
        ここから「下廊下」の始まり、歩き始めは、若干の登り下りは有るものの黒部川の落差にそってのほ
        ぼ水平と錯覚する”るんるん歩道”。天候は曇り、進むにつれ両岸の急峻に迫る岩壁・へばり付く
        草木、その景観に圧倒される、
横見して足元の岩石につまづくメンバーもいた、危険。 

ダム下橋を渡って・いよいよ下廊下
最初はルンルン 岩石ゴロゴロになる


           しばらくして、内蔵助谷を渡ろうとしたら通行止めの縄が張ってある、左に良い道があったので多
        分巻道と判断し進む、少し登ってロボット小屋のあるところまで着くと、
”そっちじゃ無い戻れー”の声
        戻り、通行止めの縄をまたいで進入、 あのまま登ると内蔵助平らに行ってしまう、2度経験の佐藤
        (辰)CLの思い出すのが遅かったのだ。
          
<<通行止めトッツパ>>がミソ、少し進むと、下刈りがして有ってまるで舐めたように綺麗な道
        に出る、急な小沢の出合には雪崩で堆積した10数メートルもの
分厚い大小の雪渓が幾つか、高巻
        きのために梯子やロープ・ばっくり開いた雪渓の中をくぐり・よじ登る
ドドーンと地響きをたて川側の
        亀裂雪渓が落ち込む、ビックリ、
何回か繰り返し雪渓を越える、川と道の高低差が大きくなったころ、
        岩の横穴に草刈機が2台、良く見ると紐式の刈刃、綺麗に刈られていた道の謎が解けた、しばらく
        進むと熊手が二丁もあり、大変な道手入れをしているのだなと感謝。

もう雪渓が 支流の沢・谷の雪渓越えが何箇所か まだ15mほどの分厚い雪渓・雪崩で堆積


          
「白竜峡」、ここが下廊下の象徴か?、川幅狭く両岸は首をあげても頂上が見れない直立岩壁、
        50cmも有るか無いかの絶壁に彫られた岩道、細丸太2本が架かった足元に断崖が透けて見える
        道、覆いかぶさった岩にリックが擦れる道、
番線の手すりが張られ水平歩道といっても緊張の連続で
        体力より精神力の必要な廊下であった。

細丸太二本の渡し
被さる岩道
両岸の迫る断崖に延延と


           荷を置き
「十字峡」の大石展望台に降る、剣沢からの流れは水量も多く黒部川本流よりも綺
        麗、棒小屋沢の水量は一寸寂しい、夫々写真撮影に夢中、
Fさん大石で転倒”危ない”皆冷や
        汗、下は剣沢の滝つぼだ。
           吊り橋を渡ってどんどん進む、ここからはやや安全地帯、しかし道は川底よりはるかに高い、S字
        に曲がったとこらで、突然に断崖の途中から
数本のワイヤーが、”なんだべー” 周りには雪崩避けと
        思われるコンクリートのラッパ 、色々議論、
黒四地下発電所の送電口と決定、少し進むとドオーン
        と川まで降る、対岸へ吊り橋、トンネル抜けしばらくすると「仙人ダム」ダム堤体を渡り又対岸へ、管
        理事務所の中の迷路・温泉の匂いプンプンを通り抜ける。

十字峡
大石から十字峡の撮影 黒四地下発電の送電窓


          従業員用の「人美寮」を抜ける急な登り、この辺で小雨が降りだす、20分の急登に本日最後の
        力を振り絞る、
水平道にでると間もなく阿曽原温泉と仙人池方面(2班降りコース)の標識、薄暗く
        なった道脇の藪が動き”キャー・キャー”と泣き声、良く見ると
猿が数匹だんだん集まって出てきた、ど
        うやら餌をもらいたいらしい、無視、また下り、足元がふら付いたころ阿曽原温泉小屋到着、テント場
        へ、先に到着している筈の2班のテントが見つからない、我々
1班のほうが先に到着。

是が西川山岳会事業のホテル 阿曽原温泉は露天風呂


          荷物をコンクリートの作業用トンネル入り口に保管、早速テントを張って食事の準備、丁度女子
        の時間帯で
彼女ら露天風呂に 男たち自然水片手に先発2班の分も食事もも作ったが来ない、
        無線で呼んで見たが返事も無い!、雨は本格的に・辺りは真っ暗、多分2班は仙人温泉泊まりか
        途中 ビバークしたのではと言う事になり、明日に合流出来るだろうと
飲み食べ始め、ほぼ満腹になっ
        たころ外で聞き覚えの有る声!
なんと先発の2班、12時間歩き続けて来たとの事、よくもまあ御
        無事で!、暖かい芋煮と自然水で歓待、1班男子で2張目のテント設営。

       21日 朝から小雨

           6時起床、
朝の露天風呂に入り、昨日の残り芋煮にうどんを入れて一鍋、定番のラーメンに力餅
        一鍋で朝食、1・2班合流で先発隊は一足早めに出発、本隊は9時前に出発、
いきなりの登りで大
        汗をかきやっと登ったら今度は下り?、
ようやく水平道に到達、間もなく先発隊に追いつき賑やかに、 道
        は
川底から数百メーターの高さに、 完全に水平道なのだが足元のすぐ下は垂直又は抉られ、下を見
        ると眩暈がする、何箇所かクリア。

阿曽原温泉出発
下廊下の後半は川までの落差大・垂直断崖に眩暈


          黒部川本流の
対岸の別登山道とおもいきや、寸前に沢を巻いてきた自分達の通過道だった、
        つ沢を越すのに一番奥まで行き又戻って来る、次の沢も、これで水平ガ保たれるのか?、残雪が多く
        て渡れそうに無い沢、不安ながら近ずくと、なんと雪渓の下をコンクリートトンネルが、真っ暗で水浸し、
        懐中電灯をつけないものは頭をぶつけ、なんとか通過。
          道幅もだいぶ広くなり危険度も少なくなった頃、昼食、しばらく進み
鉄塔が見えてきた、2〜3基
        通過、突然に急降下、
トロッコ電車の発車の汽笛が真下に、足早になり汗が滲む、駅舎の青い屋根
        が、
無事に欅平に到着、無事縦走に喜びの握手。

縦走完了・欅平へ無事到着
まだ余裕の笑顔でゴールイン
欅平で人数確認の記念写真 ここからわトロッコ列車


          憧れのトロッコ電車に乗る、
電車賃を値切ったのかな!壁がない・窓が無い・ 寒いよー・雨が吹き
        込む、車窓の景色はどうでもよい
、1時間余で終点の 宇奈月温泉に到着、全メンバー凍った状態、
        早速旅館に駆け込み温泉に頭からどぶん、体暖まり落ち着いてみると、
山岳会の山行では珍しく温
        泉旅館に宿泊なのだ、しかも山形から出張の 酌婦付?。
(ごめん)

        22日 朝から快晴・半日列車の旅

           台風一過・昨日とは打って変わって快晴!、こんな日に朝から列車乗り、「宇奈月温泉」から「魚
        津」へ(蒲鉾購入)、「立山」行きの2班とはここで分かれ、乗り換え「糸魚川」へ(車中宴会)、また乗
        り換えて「南小谷」へ、又も乗り換え「信濃大町」へ、ここまで来れば名物昭和軒のソースカツ丼は外
        せない!、運転手2人だけをタクシーに乗せて車回送のため「扇沢」へ送り、残り組は昭和軒へ、美
        味かった、駅まで戻ると間もなく回送車も戻ってきた。(彼らには折り詰)

宇奈月駅前には温泉噴水 車回送には列車で
宴会列車・車掌さんも黙認


          リュックを 詰め込んで一路山形へ、途中、長井市の長井ラーメンで腹ごしらえ、寒河江市・西川
        町への到着は22時前でした。
                                               
記   柴田


      <<2班の記録>>

      9/18 曇り
        恒例の夜行、20:00に寒河江市を出て、北陸自動車道を快調に進み、予定より早く翌2;30
        には立山駅に到着、仮眠。

室堂で名水を確保 こらから剣沢の大雪渓を 降ってきた剣沢の全貌

      9/19 曇り風雨

        早めにケーブル電車の改札口へ、名物の”マスズシ”を堪能し、始発電車に乗車。高原バス
        に揺られ室堂へ、
初めての「室堂」に感動x2!、降りだす雨もなんのそのと「真砂沢」を目指し歩
        き始める、しかし、峠の別山乗越の強い風雨にいささかマイル、降って「剣沢小屋」でのHot Milk
        に命拾いを痛感。
          大きなクレパス・崩壊した大雪渓を注意深く降ること3時間、周囲を石壁に覆われた「真砂沢
        小屋」に到着、見事なまでに
”すっきり”整った一帯の雰意気に”びっくり!”、小屋の若夫婦の心
        使いにまたも感動・感動!、幕営。

二股の吊橋をすまして渡る荒木CL 三ノ窓と八ツ峰も雲の合間に近かずく


      9/20 曇り

        夕べの雨で重くなったテントをたたみ(荒木CL荷物)雪渓を降る、二股吊橋を渡ると一気に急登、
        延延とつずく、”着いたぞ!””仙人池は!”、仙人池ヒュッテの皆さんに暖かに迎えられ、周辺の
        案内をしてもらう、
”うわあ!・・”歓声、「仙人池に八ツ峰」の投影、美しい、興奮で空腹も忘れ、ま
        月山自然水でカンパイ、「神は我々に見方」、時間の経過も気にせず写真撮影に夢中、狂乱状況の
        あとラーメン1個を3人で仲良くつつき昼食。
          
名高い小屋の「おばちゃん」に記念写真をねだり実現、”下廊下は無理だよ”との情報をもらった
        が、「下廊下コースの第1班はキット突破してくるよ」ということで小屋を後にする、秘湯「仙人温泉
        露天風呂」に3人の男性確認、小屋でCLの荒木「下廊下」情報を再度確認する、”無理”とのことで
        ”9割がた1班に阿曽原では会えないだろう”と各々胸にしまいこみ歩き始める。

仙人池の鏡に八峰を映す あまりの美しさに感激・万歳 仙人池小屋の有名人・お母さんに記念写真をねだる

        雪系の崩壊・大きな土砂崩れ、高巻き・道なき道の連続、困難を強いられ時間も経過、雨も次
        第につよくなるり、ヘッドランプの世界へ、声かけ・励ましあいで一歩一歩、疲労も限界かと思った頃
        
阿曽原峠(下廊下分技点)に、”もうすぐ”と気をとりも出し降る、アキラメかけていた{赤いテント}が
        視界に・・・・、”会えた”感動の一瞬、雨の中、先着の男性達にテントを張ってもらう、まずは自然水
        でカンパイ、すでにできあがっていた
暖かい「山形芋煮」を、美味しかった、CL荒木は安堵の「軟水」
        を相当消費。

        9/21 曇り小雨(1班と同行)
        
9/22 快晴・もう帰り足

          宇奈月温泉を1班と一緒に出る、魚津駅で別れ、立山駅へ、往復同じコース北陸自動車道経由
        で一路寒河江市へ、早めに無事到着、帰宅。

                                          記  伊藤(加)



     月山最大の霊場”西補陀落”ついに実像確認

         〜崩壊進む奇岩塊から滴り落ちる陰の水(鉄分含む)〜

                
昨年秋の東補陀落(金剛界)につぎ西穂陀落(胎蔵界)遥拝

         日  時:  平成15年9月7日(日)

        場  所:  月山「西補陀落」

        日  程:
  記録者〜佐藤(俊)の意向により不記

        
メンバー:
  先達〜宇野、布施(昭)
                隊員〜CL佐藤(辰)、佐藤(俊)、佐藤(仁)、柴田、
                    菊池、本田、渋谷
                サポート〜布施(美)  総勢  10名(内女性3名)

        
ありし日の記念写真を撮して

          今回の山行き報告は、いつもと違い、
コース・場所・時間の詳細については控えさせて頂くこと
         にし、これは出羽三山の神々敬う御信者の方々の秘密霊場として語り伝えられている幻の聖
         地であると認識しているからです。
           当山岳会は 朝日・月山を愛する地元の者としての実像調査と言えば大袈裟だが、それに
         類似した考えで探索を実施したものです(冒険的野心も正直にいって多少有った)。
          湯殿山スキー場の林道最終地点に車を置いて、長靴・地下足袋・ヘルメットと普段の登山
         と違った
各々行き先を想像しての装いに支度をする。9名全員の「在りし日の記念写真」を撮
         る、もしかして帰りは増えたりして・・・。出発。

出発前に人数確認 最初は平坦で道も明確 ほぼ1時間で清水のある休憩広場へ


           林中の山道をひたすら奥へ奥へを進む意外と平坦綺麗な道である、ややしばらく進むと沢に
         出る、対岸の山道が背丈も有る草で隠れて一見わからない状態である、先達の布施(昭)は熟
         知しているので、戸惑うことなく対岸へ渡れた、この時期、一般者であればもう此処で引き返す
         ことになるだろうと思った。しばらく登ると一寸広い場所、標高1100m、布施(昭)の解説では、此
         処は
山菜取りの基地で13軒ほどの寝泊りする小屋が有った場所だと云う、清水を飲んで休憩、
         ○○山が目の前にそそり立つ・・・。

まだ道のりは遠いようだ
目標となる雨告山を確認


           一転、急登の山道となる、ひたすら登り詰めつと展望の良い1300m地点についた、前下方に
         雨告山(あえてこの山名を記す)が一峰越しに見える、その左後方に弥陀ヶ原8合目が確認で
         き、此方への道らしき筋、右手峰の裏は湯殿山があると云う、この方向にも道の名残りを想わ
         せるような筋が見えるた。

        
入山拒否の無言メッセージ

           ここから下り道、草原・笹薮と近づいてみると見失いそうなう道を進む、先頭の数人が姿を消
         す前方に道があるのに不思議、道ともいえない沢の方へ下る、前方の道は数m先で行き止まり
         で迷路そのもの、更に湿地帯で道が切れ、印も無ければ案内板も無い、登山道で無いから当
         然で考えれば恐ろしい、一般者の行ける所ではない、つまりこの山の恵みを受けている方々から
         山を荒らして欲しくないと云う
入山拒否の無言メッセージに伺える

竹薮の平原(大田?)・この下の沢に 竹薮で方向確認の協議 秘密ルートを辿りヤット金剛沢へ・安堵一服
いま何処にいるの 沢の上流へ


           岩剥き出しの雨告山がマジかに見えてきた、笹藪の道を進む、進むに連れて、
金剛沢から離
         れる反対方向へ、ここは不思議な平坦地である、ここで議論、一寸引き返し沢を下れば金剛
         沢にたどり付く?はず??と云うことで水無き空沢を下っ
た、突然、水が沸いてきた、金剛沢の
         近くなった頃ドングイ大木を掻き分け近道、間もなく「おーい!沢に出たぞ!」先頭の声、長く
         感じたこの空沢下りにほっとした。

CLの指示で上流へ・らしき場所へ 浅い洞窟も神秘 間違いなく此処が西補陀落・周囲確認


           金剛沢に辿りつき小休憩、西普陀落は「上流?下流?」話している間にリーダー佐藤(辰)
         は既に上流の方に姿を消している、上流らしい、リーダーの後を追う、左岸・右岸と交互に渡りな
         がら、進んで行くと高い岩の上に立って大きく手振っているリーダーの姿が、場所を見つけた合図
         のようだ、着いたぞ!元気100倍、長い間の念願、西補陀落へ。

        
神聖な霊場・秘所

           全隊員の感動が伝わってくる・・・。早速ぞれぞれが準備してきた捧げ物の品々を並べ、お灯
         明日つけ、
会長が厳粛に祈りを捧げ、全員それにつづいて礼拝、オメキで献杯し、更に深く月山
         自然水で乾杯、
崩壊進む奇岩塊・その間から滴り落ちる鉄分含む陰の水(女性を表す)・金剛
         沢上流のクサリ場・対岸の大石洞窟の剣と西補陀落標札など、信仰の山、月山の偉大な文明
         と神秘に触れ改めて感動・・・させられた。

正体の陰水 対岸の石窟に錆びた剣と山守神標札 少し上流の岩場に錆びたクサリが
証拠写真撮影
一同厳粛に遥拝・供物オメキも供え
引き返す前に腹ごしらえ

           帰りは、同じコースを辿る、駐車場に着くと、軽自動車の後ろに
ゴザを敷いて迎えてくれた女性
         がいた、サポートで、今回の西補陀落行に情報及び資料提供していくれた布施(美)嬢、熱いコ
         ヒー・冷たいジュースなどその心使いに大感謝、一日の疲れが大満足へと。
           最後に、西普陀落は神聖な霊場・秘所として幻にとどめ、また山を荒らさないように入山は今
         回限りで最初で最後にしたい(個人的な見解)、入山は遠慮する所のように思う。
                                           
 以上 記録  佐藤(俊)


        夏山合宿”ダイクラ尾根”飯豊連峰登山
       
〜主峰は強風・ノコギリ尾根降りはルンルン〜
    
  ダイグラ尾根をイモコ・牛肉・自然水1ケース荷上げ(芋煮鍋食材)


         日  時:  1班〜平成15年8月22日(金)〜24日(日)
                       (1人8月22日(金)〜23日(土)
                2班〜平成15念8月23日(土)〜24日(日)

        場  所:  飯豊連峰(石転び沢・烏帽子岳・御西岳・大日岳・飯豊山
                ・ダイクラ尾根) 

        日  程;  
1班の記録(記録・・宇野) 

    8月22日      8月23日     8月24日
飯豊温泉〜石転び沢〜梅花皮小屋 梅花皮小屋〜御西岳〜大日岳〜御西岳〜飯豊山〜本山小屋
本山小屋〜飯豊山〜宝珠山〜千本峰〜天狗平
 5;45 大江道の
      駅発
 8;05 天狗平
10;15 梶川出合 
11;15 門内沢出合
11;40~12;00(昼食)
13;50 雪渓終り 
15;15 梅花皮小屋
     (泊)
 4;30 起床    
 6;15 梅花皮小屋発
 7;00 烏帽子岳
 8;45 天狗の庭
 9;45~12;20 御西小
     屋〜大日岳
      〜御西小屋
      (昼 食)   13;05 御西小屋発
14;30~14;50飯豊頂
     1・2班合流
15;10 本山小屋(泊)
 4;30 起床    
 6;00 本山小屋発
10;00 千本峰    10;45~11;15休場の
     峰(昼食)
13;00 吊橋
13;50 天狗平(飯豊
     山荘・温泉)
 

                2班の記録(芋煮会食材荷上げ)

                23日  天狗平5;00〜千本峰9;30〜宝珠山12;20〜
                      飯豊山14;20(1班と合流)14;50〜本山小屋15;10
                24日  1班と同じ(同行)

        
メンバー:
  1班〜佐藤(辰)、渋谷、宇野、木村(京)、誉田(Mゴ)、
                    岩井(Mゴ女)、高橋(Mゴ女)             7名
                 2班〜木村(政)、富田、安達                  3名


        
初日 晴れ・主峰ガスの中

          長袖のシャツを忘れ(お馴染の人)
自動車引き返し7分のロス・メール1日間違いでキャンセル
        の人待ち20分
のロス、先の案じられる初日の朝、途中コンビニで朝食を調達、天狗平の登山
        届けを済ませたときは8時を過ぎていた。
          曇りから晴れの久々の好天気、汗がにじむ、”上つぶて石”付近で山菜
「ゴマこごみ」採取、佐
        藤(辰)は沢の清流で汗の滲んだTシャツを洗い気分爽快、梶川出合で小休止、少し先へ進む
        と他のパーテイに追い付く、内女性1人が暑さにバテたのか横になっていた(付き添い人と此処か
        ら下山したと聞く)。

重い物は男性が 梶川出合でコビル・残雪ゼロ 4シャツ沢水で搾る


          いよいよ”石転び沢”の雪渓、門内沢出合、下手は雪渓が大きく落ち渡れない、
上手門内沢
        寄りの雪渓を大きく巻き、さらにやや水量の増した石転び沢を飛び石を探し右岸の登山道へ渡る

        雪渓取り付けで昼食、雪渓からの風で寒い、夏から初冬へ?、早めに出発、途中、ハケゴを腰に
        した
「おじさん」、雪渓脇の斜面から山菜採取(何か不明)、1人の下山者・遥か下を先ほど追い
        越した1パーテイ、他に登山者がなくこの”石転び沢雪渓”我がパーテイのもの、難なく登りきる。

これから雪渓登り 危険な陥没部分 何回かの休憩を・寒い 雪渓を登りつめアイゼンをはずす


          だが、
滝上からの急俊なガレバが辛い、
食材や飲物など30キロ以上を背負わされた男
        性2人はバテ気味
、オヤマリンドウ・ハクサンコサクラ・イワイチョウ等の高山植物の美しさ
        に感嘆、頭上に現れた山小屋のシルエットに歓声をあげているのは女性だけ、ほぼ予定
        時間に梅花皮小屋に入ることができた。

滝うえの急峻、重荷でダウン 最後の踏ん張り・女性たち 到着、まずは記念写真


          指定された場所を確保、即、自然水でカンパイ、野菜たっぷりの焼肉パーテイにはいる、
        時間を忘れ佳境にはいったころ、他の宿泊者の訴えがあり管理人さんから
「ソロソロ静か
        にお願い
」という注意を受ける、「狐小屋では19;00時まで」と口答え(誰か?)、静かにな
        るまで少し時間がかかった(悪い癖)、就寝。イビキ無し。

       2日目 新潟県側強風・主峰ガスの中

       小屋前は強風、展望もまして写真撮影も出来ず予定より15分早く出発、ガスの烏帽子
        岳で記念写真、
御手洗池でお手洗い休憩、さらに夢中で進む、山形県側のガスの下斜面
        に大きな残雪、消え際にはまだ春の花チンクルマ・コバイケイソウ・ウサギキク等が気を
        和ませてくれたのがガスの中での救いであった。
今日ダイクラを登ってくる強力3名の声が
        無線に届く

ガスのなかの烏帽子岳で 太陽の光がなく開花少ないイイデリンドウ 御西小屋もガスのなか


         砂地の広い道幅になった頃、右手ガスに薄っすら灰色の影、御西小屋のトイレ、安堵、
        小屋に荷物を預かってもらい大日岳ピストン、途中、強風の中、花の開いたイイデリンドウ
        をカメラに収める、往復2時間、留守番の女性が湯を沸かして待っていてくれた、昼食、コ
        ーヒー体力回復。
案の定「フカヒレスープ」届けに登るはずの菊池からキャンセルの無線
        が小屋に届いていた。
何故か夕べの盛り上がり情報も入っていた。

天狗の庭からガスが晴れてきた 飯豊山が目前に もう山頂・だが強風で足元がふらつく


         若い親切な管理人さんのいる御西小屋を後する、
ガスの晴れ間が多くなる、平原の登
       山道はルンルン、至る所にイイデリンドウ(なかなか開花無し)、三国岳方面の峰が明るく
       見えて来た、桧山沢から吹き上げるガスの合間に飯豊山山頂も眼前に。
         強風に飛ばされそうになりながら山頂を目指す、
あと数十メートルの所に見覚えのある
       人影”安達君”、ダイクラ尾根を登った2班の強力組が先に到着していいた
、飯豊山山頂で
       の記念撮影後に本山小屋へ、手続き位置を確保、まずはダイクラ荷揚げされた貴重な自
       然水でのカンパイ、リック整理の後、同じ
ダイクラ荷揚げの里芋・肉・キノコ等フンダンに
       使った芋煮会
。此処にもよくない夕べの盛り上がり情報が入っていた。

飯豊山での記念写真・強風・寒い
芋煮会で盛り上がる


         しかし、この小屋でも管理人さんを引きずり、19;00時までという口悪い・心優しい管理
       人さんの許可を得て盛り上がる、二階のグループも大分盛り上がっていた、
すっかり調子
       に乗り悪酔いメンバー若干1人(女性)
、許可時間に就寝。

       3日目 山頂ガスと強風・ダイクラ尾根に挑戦(2班は例外)

        小屋前で記念写真、飯豊山山頂経由宝珠山目がけ下山開始、凄い吹き上げ風を受け
       ながら岩ゴロ・ハイマツの根・くみ石を注意深く踏みながら、宝珠山下の大又沢側に回り
       こむと嘘のように風が無く、小休憩、カッパを脱ぐ。

本山小屋を出発まえに さあ登るぞ


大股・懸垂の岩場登り
そうそう気をつけて ぶじ登りきる・笑顔で


         いよいよノコギリ渡り、
手の届かない大石超え・足元やっとの大平岩盤横切り・懸垂の
       大岩登り・もちろん同じような降り、根の急な階段も危険
、しかし、パーテイのメンバーの声
       は楽しんでいるように聞こえた、特にルンルンの女性達、千本峰を越え「休場の峰」で昼食・
       大休止、ガスが晴れて辿ってきた宝珠山が後方高く姿を現す、下界も展望できるようになっ
       た、残してきた
”桜川軟水”20リットル紙パッツクをほぼ空にする。

休場の峰で昼食休憩 ついに吊橋まで・清流で汗を拭く


         長い長い同じような降り、だんだん暑くなる、汗ビッショリになった頃、檜山沢の吊橋に
       着き冷たい沢水でTシャツ・タオルを洗い絞る、小休憩し飯豊山荘の温泉へ、約8時間で
       天狗平へ降りきった。温泉入浴後解散、無事に今年の夏山
合宿終了。
                                         
 記    宇野・渋谷

      朝日連峰登山”山小屋管理”慰問その2
       
〜山も冷夏・雨の日多いお盆中の夏休み〜
               
(山形新聞8/12〜17「朝日連峰・進め!縦走」記事を見てね)

         日  時:  平成15年8月15日(金)〜16日(土)

                    (他8月14日・・・・・・16日)

        場  所:  朝日連峰(竜門山・寒江山・三方境) 

        日  程:
  渋谷・・15日--日暮沢(6;45)〜清太山〜竜門小屋
                        (11;10-昼食-15;00)〜寒江山〜
                        狐穴小屋(16;40泊)
                    16日--狐穴小屋(8;00)〜寒江山〜竜門小屋
                        (10;00-仮昼食-11;30)〜清太山
                        〜日暮沢小屋(14;20)


                    (他 それぞれの日程)

        
メンバー:
  15日すれ違いメンバー〜佐藤(辰)、安達、Mゴリラ夫妻    4名
                 15日竜門小屋で   〜佐藤(俊)、片倉、本田(女)、飯田(女)
                               山中、小屋管理員遠藤        6名

                  15日狐穴小屋で   〜柴田、小屋管理員佐藤(仁)     2名
                16日竜門小屋で   〜芦野(ノビタ君)・・新たに        1名

                  

        
鳥人(超人)の管理員達

          8月15日の朝、嫌な予報通りの雨、雨具を着け日暮沢小屋出発、5分ほど登るとバッタリ
        狐穴小屋管理員佐藤(辰)に会う、急用での下山、用務の仔細は聞くかなかったが、狐穴小
        屋を3;30に出て、竜門小屋で朝食後5;00から降り始めたとのこと、7;00には日暮沢小屋
        だ、
その所要時間3時間30分、鳥人(超人)というほかない。
          間もなく、仕事の都合で早朝下山の安達君と会う、汗拭きを忘れてきたので彼に
タオルを貸
        して貰いたい
と申し入れ、新しいものが有るとリックの底まで開かせてしまった、助かった。清太岩
        山下で
仲良く(?)下山のMゴリラ夫妻に会う、”女性が登ってくるよ”という2人の会話、無調法
        な、でも、小柄だし、Mゴリラから購入レツドの新品雨具を着け(熱いのでズボンのみ)ていたので
        やむをえない。
         竜門小屋で大勢の仲間(上記)と会い、遠藤管理員調理の生蕎麦やウドンで昼食、内4名
        14;00に下山、しかし、
若干1名各種自然水を小屋から出るまで手離さない、あの下り雨悪
        路大丈夫だっただろうか、ヘリコプター”最上”のエンジン音は無かった。濡れたせいもあり竜門小
        屋は、寒かった、雨が多く、冷夏の夏休みだつたという。

        
春から秋まで混在の花を付ける高山植物

         15;00、佐藤(仁)・渋谷2人狐穴小屋へ移動、
雨に濡れた高山植物の群落に足を止
        ながらモクモク、着いた時は、小屋には大勢のお客さん(29人)、柴田君が湯を沸かして待って
        いてくれた、
狐穴小屋前の日本一美味い水で冷やした自然水・焼肉でカンパイ、渋谷19;00
        就寝、2人の行動不明。

                  
 まだ春の花が
             

ハクサンイチゲ ハクサンシャクナゲ

                  変種の花が目立つ今年の高山植物

                    通常のマツムシソウ      ピンク色のマツムシソウ

                    通常のハクサンシャジン   純白のハクサンシャジン

                    通常のミヤマリンドウ      純白のミヤマリンドウ

                   
もう秋の花が

                     オヤマリンドウ          ウメバチソウ

          翌16日の朝は、
朝日連峰全山雲海に浮いていた(山形県側)、竜門小屋の遠藤管理員の
        声が無線に弾む、新潟県側は快晴、村上市・佐渡まで見とうせるらしい、暫くブぶりの晴れ間
        に宿泊の登山者も外に出て大喜び、
眼前の以東岳・遠方に浮かぶ月山・鳥海山に感嘆、夏休
        み最後の思い出とし夫々山小屋を後にして帰って行った。

                    朝日を受ける以東岳     雲海に浮かぶ月山

          部屋掃除の手伝いをしてから渋谷、しばらく後に柴田、佐藤(仁)管理員と別れ竜門小屋
        へ、小屋には、交代管理員の芦野君が登ってきていた、早い朝食をした渋谷の”腹減った”要
        望に遠藤管理員が芦野君が荷揚げしたばまりの
「一寸亭・生手打ち蕎麦”を調理、タレも一寸
        亭製、美味かった。

                    今日登る人たち      今日降りる広島のカップル

          11;30渋谷・柴田2人竜門小屋をあとにする、途中、今から竜門小屋へ登るという10名
        以上の登山者とすれ違い、無線で竜門小屋の遠藤管理員へ連絡、清太岩山の山頂で昼食
        をしていた若いカップルに追い付く、夕べ狐穴小屋に泊まり、今朝、早朝に以東岳ピストン、

        しく花をつけた高山植物の豊かさに満喫、下山、広島へ帰るという
、2人に別れを告げ急降下、
        14;00日暮沢小屋着。
                                         
 記    渋谷


      朝日連峰登山”山小屋管理”慰問その1
       
〜10号台風に向かって・一過に期待強行〜

         日  時:  1班・・・平成15年8月7日(木)〜8日(金)〜9日(土)
                     〜10日(日)
                2班・・・平成15年8月9日(土)〜10日(日)

        場  所:  朝日連峰(竜門山・寒江山・三方境・粟畑) 

        日  程:
  1班・・・7日--南俣沢出合〜粟畑〜天狗小屋(泊)
                     8日--天狗小屋〜二つ石山〜狐穴小屋(泊)
                     9日--狐穴小屋〜寒江山〜竜門小屋(泊)
                    10日--竜門小屋〜熊糞山〜日暮沢

                2班・・・9日--日暮沢(7;00)〜熊糞山〜竜門小屋
                        (12;10-昼食-14;00)〜寒江山〜
                        狐穴小屋(16;00泊)
                    10日--狐穴小屋(7;00)〜二つ石山〜天狗
                        小屋(12;20-昼食-13;00)〜粟畑
                        〜南俣沢出合(16;40)

        
メンバー:
  1班〜佐藤(分家)、その友人                2名
                 2班〜宇野、その友人、渋谷、小屋管理員佐藤(辰)  3+1名


        
南寒江山の南斜面を埋めつくすマツムシソウ

          自動車から降り登山準備にかかった途端に雨が、まず雨具、手早に身支度、
10号台風
        予報を
承知の上での登山である。
         
蒸し熱い、最初の松峰急登でビッツショリ、もう一登りした所で耐えきれず雨具の上衣を脱ぐ、
        多少雨にぬれても涼しく快適だ、ゴロビツで水の補給・宇野さんの宝リックから出てきた皮むき一
        口切りにした”梨”等での間食、中休憩。
          清太岩山の手前でバッタリ
道管理兼小屋管理の稲場・佐藤(仁)の両名にに合う、1週間
        ぶりの下山、稲場君は期間中体調崩し、常備薬
「熊の胃」全部使い果たしたとのこと、交代の
        佐藤(辰)と管理引継ぎ、”戻って”という女性たちの誘惑に乗らず分かれ下っていった。
          予期していたより風雨も弱く、山並みの見通しがよい、"アカモノ””コケモモ”の甘酸っぱい実を
        頬張りバテを回復、鮮やかな青紫色のマツムシソウ群落に感嘆し、竜門山直下の辛い一登り
        に耐え、やっと竜門小屋に到着、1班の2名はすでに荷を広げコーヒーを沸かし待っていてくれた、
        一緒に「納豆うどん」で昼食。

今回の主要女性メンバーと同行管理員 疲れ果て竜門小屋に到着 納豆ひっぱりウドンで元気取り戻す


          ここ泊の1班と別れ、台風の進路を気にしながら度胸を決め風雨の中竜門小屋を後にした
       
 南寒江山の南斜面で宇野さんの友人歓声、写真撮影で釘付け、マツムシソウ・ハクサンシャジン・
        ハクサンイチゲ・ミヤマニンジン・アキノキリンソウ等の大群落が登っても登っても広大な風衝地を
        埋めつくしていた、30分遅れの佐藤(辰)に三方境で追い付かれ狐穴小屋に到着。
          早めの夕食
焼肉・鹿児島いも焼酎で盛り上がる、7時頃、早寝のお客さんから騒音注意を
        を受け
管理室へ退散、小声で若干継続、就寝。

南寒江山南斜面はお花畑
寒江山山頂で記念写真 まだシャクナゲの花が



        
刈払いの行き届いた登山道

          今回は、西川町担当区域内だけの登山道だけを歩くことになったが、
どのルートも刈り払いが
        行届き
快適な歩行が出来、渋谷(健)自然公園管理員はじめ刈り払い中心メンバー地元の渋
        谷(長)・稲場・山岳会佐藤(仁)、それに山岳会山小屋管理協力員の献身の活動に感謝、特
        に今年は天候不順、雨の中の作業が多かったと聞く。

刈り払いの行き届いた登山道をルンルン 刈り払いの難儀な二つ石コースも歩き易い



        
豊富な水の確保・日本一うまい狐穴水

          山小屋の改築整備と共に水源の整備もなされたが、その後の管理が行き届き、炊飯・飲料等
        生命に関わる綱の充分な確保、山小屋管理に最大の課題である汚物処理、水洗トイレ維持に
        素晴らしい役割を果たしていた(竜門・狐・天狗小屋)。
砂地から湧き出る狐穴小屋前の水は、日
        本一うまいと評判。

豊富で日本一美味い狐穴小屋前の湧き水 天狗小屋上の水源管理も大変だ



        
綺麗で清潔な山小屋

          改築整備されて間もないせいもあるが、竜門・狐・天狗各小屋共綺麗で清潔であり、特に今
        年はトイレの悪臭が無かった、気候や利用人数等の条件にもよると考えられるとしても、常時の管
        理徹底が最大の要因であろうと、各管理員の努力に感謝。

改築4年目の狐穴小屋 よく管理され快適な山小屋内部



        
山の幸”平茸”に遭遇

          朝日連峰の異色コース三方境〜粟畑、
高松峰は、むきだしの岩稜で深い谷底へ、以東岳
        から連なる残雪とゴツゴツ岩肌のエズラが眼前迫るなど満速度100地点
、二つ石山から降ると
        西斜面に矮生ブナ林地帯、林の隙間から涼しい風が吹き上げて爽快、登山道脇の立ち枯れ
        木に
山の幸”平茸”が段々状に青空へつずいている、背伸びして届くはんいを収穫、山分け。

二つ石コースには何箇所かロープが 高松峰にはエズラの岩峰が迫る 大自然の恵み・ヒラタケ


          天狗小屋で昼食、地元大井沢の5・6年の小学生が昼食中、一泊し明日に障子ヶ岳を回っ
        て帰るとのこと、我々は一気に南俣沢出合へ下山、大井沢温泉に着くと、一足早く下山の2班
        佐藤(分家)先生が迎えてくれ、また、日暮沢からの自動車回送もしてもらい大助かり、温泉につ
        かり汗を流し解散。
                                      
記  (2班の記録)  渋谷


 
     町民登山”木曽御嶽山”へ
       
〜信仰の霊山・苔むし並ぶ霊神碑〜

         日  時:  平成15年7月11日(金)夜行〜12日(土)〜13日(日)
        場  所:  御嶽山(標高 3,067M 剣ケ峰) 

        日  程:
  7/11・・・夜行・西川町開発センター(21;00)〜木曽福島
                       (翌朝5;30)コンビニ食糧調達〜
                7/12・・・田の原(7;10)〜三笠山〜田の原(7;30)〜
                       王滝頂上(10;40)〜剣ケ峰・昼食(11;20〜
                       12;30)〜お鉢周り〜二の池〜覚明堂〜女人堂
                       (15;50)〜急ぎ足・7合目〜ロープウエイ飯森駅
                       (16;30最終運行時間)〜ホテル(泊)
                7/13・・・ホテル(8;15)〜妻籠宿〜馬籠宿・昼食(11;50
                       〜12;30)〜西川町開発センター(21;40)

        
メンバー:
  一 般 〜 奥山駒沢、宇津井、佐藤(ひ)、木村(美)、
                                           5名
                山岳会 〜 木村(京)、布施、荒木(久)、志田、宇野、横溝、
                        渋谷、古沢、佐藤(辰)、
     9名
                 旅行会社〜 (有)ユアートラベル 荒木(直)  計15名

        
7月11日(金) 雨・夜行バス

         
「旅は、K.Uの忘れ物から始まった。」・・・県西庁舎前で乗車、事務局長の会費徴収
        の声に
”あ!ない、まって”、ポシェットの置き忘れ、またか???、事務局長、慌てた顔を
        見ながら自分の腰に着けて知らんふり・・・。
          センター出発と同時に雨がポツリ・ポツリ、長井市〜小国町〜新潟市と経過するほどに雨
        あしガ強まる、(その先記憶なし、床にぐっすり)、
先発荒木(直)・中継古沢・ストッパー佐藤
        (辰)3名のドライバー任せ
。目が覚めた時は、木曽福島の町だつた。
         
        
7月12日(土) 現地霧雨・のち晴れ

          コンビにで食糧を用達、走るバスの中で早めの朝食、御岳湖を過ぎ急カーブの山道に入
        ると異様な石碑が次々と、
岩コケ生す霊神碑・記念碑である、御嶽山は、そうとう古くからの
        信仰の山で、しかも、往時の信仰の深さが伺えられた。
          予定より少し遅れて登山口の標高2,200Mの「田の原」へ到着、霧雨、雨具を着け準
        備に入る、若干1名車の中に
青い顔で”私、リタイヤ”と力のない声、会長カツを入れる、”外
        に出ろ10分もすれば直る、
車酔いだ”(他の人より元気に登山)。

霧雨のなか準備OK コース間違い(三笠山)戻る ここが本当の登山口・仕切りなおし


         ガスのため見通しがきかず、事務局長の指示で駐車場上の登道を登ること15分、長靴の
        お爺さんに追い付かれ、会長、念のため道を尋ねた、
「反対方向の鳥居から下るのだ」と言う、
        ヤッツパリ、三笠山の参拝に登ってしまった
、再び駐車場へ、仕切り直し、(必ずしも上でなく、
        下りの登山口もあることを認識)、大きな石の登山口標識と鳥居。
          シラビソ・コメツガ・ハエマツ等の混生する潅木地帯の平・トロ登を30分、小さなお堂脇で
        一服、雨具は不要、ここからは急な登り、赤土「あかっぱげ」を過ぎ、足元だけを見て登る、いつ
        のまにか森林限界、岩石ゴロゴロの道、振り返ると稜線の右半分ガスがはれ「田の原」登山口
        が眼下に、イワカガミの見事な群落、八合目の頑丈で立派な避難小屋前で大休止、
宇野さ
        んの{天童焼饅頭}
はじめ次々にでるオヤツ、しかし、食欲の無いもの1人、・・・さては高山病
        ??、(ナンギ・がまんの登り、剣ケ峰1時間昼食休憩で回復、下りピンピン)。

視界が開け立派な休憩所で大休憩 うまい物が沢山でる これからが本番


          ガラガラ火山岩礫地帯、王滝山頂へ、石で囲まれたがっちりした王滝山頂神社、
会長の月山
        流拝辞で合同参拝
、そく御利益あり、ガス・雲の合間から青空が広がってきた、もちろん、メンバー
        全員の無事「御嶽山踏破」・無事帰宅ににも・・・。しかし、もう一歩、眼前に迫る最高峰「剣ケ
        峰」までの行程のむさかったこと
、”両腿がつる・呼吸苦しい・頭が重い”、最後の100段近い石
        段は辛かった、山頂に到着、神社前の砂利広場にどっしり腰を落とし、昼食。

王滝山頂神社到着
月山流参拝で安全祈願
神社先は不毛・岩瓦礫地帯 奇妙な信仰のシンボル塔


          1時間で体調を整え、記念写真撮影の後、
お鉢周り・近道コースの2班に別れ下山開始、お
        鉢周り(古いが主たる噴火口の外輪)に同行、歩きはじめてすぐ、神社裏左手下をのぞくと急勾
        配の地獄谷から噴気・硫黄の匂い、新しい噴火の跡らしい、岩礫・折り重なる岩石の道、わず
        かの隙間に
”イワウメ・イワヒゲ・ミネズオウ等の可憐な花が時間を忘れさせた、二の池に降り池に
        残る大雪渓で
木村(京)さんのミルクたっぷりで”かき氷”を楽しむ。

あそこが剣ケ峰 山頂広場を借りてまずカンパイ 二人の左で熱心に拝礼する信者
やhり山頂での記念写真
お鉢周りのメンバー イワウメ等の高山植物花盛り 高山植物を撮影しているんだよ
二の池の大雪渓でかき氷 二の池に中年の妖精が


          覚明堂・石室山荘と合流するはずの先行班を探しながら下山、無線も音なし、行方不明、
        
山形経由の携帯電話(番号判らず)で捜索、無線もようやく通じ女人堂地点まで降っているこ
        とが判明しひとまず安心、すぐ下に女人堂を確認、疲れも出たので霊神碑が立ち並ぶ金剛堂
        で一服、したとたん、無線、「ロウプウエイの最終時間16;30だ、あと1時間きりない、早く降れ」
        という非常な命令、女人堂で合流、全メンバー降り急ぐ。

先行のメンバー 雷鳥も歓迎


          バスで待機していたユアートラべル荒木(直)さん、
ロウプウエイ終了時間10分間延長交渉に
        成功、携帯電話での連絡、途中、頭上50cmも重ね上げた荷物を背負う強力の人4名、信仰
        登山100名の団体とすれちがう、八合目の「一ノ又行場山荘」の座敷に出ていた力餅を横目に
        通過、ロウプウエイ16;30ジャスト到着、下界の人となっつた。

ロープウエイ下駅・無事下山
食事の後で町の祭り見学・踊り手さんと
これじゃ・また太るじゃないの


          ホテルでの特記事項なし、近くの町内会の祭りで踊りの輪に入る予定が、飲み終わって外出
        して見ると、すでに終了、部屋に帰っての二次会も疲れて居眠りするものが多く早めの切り上げ。

       
7月13日(日) 曇り時々雨

          朝、風呂から上がってロビーに集まったメンバー、帰りの観光コース相談、ここまで来たら
中山道の
        「妻籠宿・馬籠宿」だと決まる
、朝食を早める、遠周りになり3名のドライバーにご苦労をかけること
        になる、まず「妻籠宿」へ、京〜江戸を結ぶ主要街道だった”中山道”の宿場の一つ、昔のままに
        保存された町並み、まだ時間が早いせいか観光客もまばら、
独占して歴史を遡った感のメンバー、
        おおいに満足。

早い時間で妻籠宿をほぼ独占
馬籠宿で・どちらからおいでのご夫婦か
ここが中山道・記念に


          「馬籠宿」は、同じ中仙道の坂道に張り付いた宿場、少しく新しい部分が目立ち、土産物屋が
        多すぎという感じ、坂を埋めつくした石畳は素晴らしい、手に土産をぶら下げて降るメンバー、ここで
        歴史をあじわっているのか極めて疑問、下駐車場隣の食堂で
”蕎麦とフノ葉飯?”昼食。
          あとは一路山形へ、無事、県西庁舎・西川町開発センター到着、だが、バスの後トランクにナイ
        ロン袋1個が残されていた、中身を点検すると
妻籠宿で売っていた女性用下駄、忘れ物、最後も
        K・Uさんが閉めくくってくれましたね・・・。       ドライバー3名に感謝。
                                                   
記  渋谷

    「沢渡黒伏」の山行き報告
     
〜神秘で異様な洞窟の探索〜

         日  時:  平成15年7月6日(日)
        場  所:  標高 1240M (黒伏 1227) 

       若松(千葉県) 
メンバー:
  西川山岳会員〜板坂、佐藤(仁)、柴田、関嬢、
                                   安達、宇野女史、佐藤(俊)
                         特 別 参 加〜若松(千葉県)
                                   計=8名 内4名はクライマー 


        
7月6日(日) 晴れ・・・ビアガーデン翌日

          10時、黒伏山神社の鳥居をくぐり出発 草むらに隠れている道を辿り鬱蒼とした木立
        の中、30分くらいすると社があり、ここで各々参拝して
神より入山の許しを受ける、直ちに
        神の許可が降りる(ような気がする)、たぶん大丈夫だろう。


          しかし、道は定かでない、柴田君いきなり上の方に向かって藪の中に入る、続いて安達・
        仁三・関とばらばら、なんとなく踏み跡のような藪を強引に進む、そんな時、ブナの大木に
        
赤ペンキで大きな丸印、それを見ての安心から全員一気にエンジン全開、手足を使う4駆
        モードに変更・・・相変わらず足元はの道らしき処は草で見え隠れ。
          いよいよ急斜面、7名は黙々と登るが、やや1名、団体さん10名に匹敵するはしゃぎ振り、
        よっぽど嬉しいんだろうな・・・ 
"アーツもうだめ・ちょっと待ってー!・うわー何っこれ!・ここ行
        くの!・アレー足が届かないよー何とかしてー!・手が離せないのよー!”
、おかげで熊よけに
        は充分効果があり、更に虫まで逃げた感じがした。
          ちょっとした平地すらなく、斜面での雛壇休憩、このときだけが山中に静寂が戻る、黒くさ
        びた鎖を何本か頼りに、第一の目的地、洞窟の入り口にたどり着く、洞窟の探索は帰の楽
        しみに残し、休憩もそこそこに「沢渡黒伏」を目指す、にぎやかな人、急に静かになった・・目
        の前にちょっとした岩場、その
両端の断崖絶壁を見て固唾を飲んでいる。
         すかさず柴田君ザイルを降ろし安全確保に気を配る、その手際のよさ・・但し良い子の皆
        さんは絶対真似しないでねと云う感じ、またしても岩、行き止まり、そんな緊張の連続で、よ
        うやく山頂、
著しがたい感動が・・美しい?綺麗?そんな単純なものではなく悟りの世界?。


         12時30分、踏破の乾杯と昼食、
西川山岳会多勢と云えども、ここに来たのは我々8名
        どうだい”辰チャン・西普陀落は先越されたがこれは譲れない”、などと今でも(西)惜しむ私、
        山頂には白い標柱一本、何時頃立てたのか、文字は剥がれ落ちて全く読めない、黒伏山と
        白森山の引き立て役?、気取らず飾らず、地味で目立たない静かな・・私好みの山でした。
          ゆっくりした昼食後、いよいよ下山、登り以上の緊張感・・もしものために持参した4本の
         ザイル大いに活躍、すかさず
板坂さんのザイルワークの実演講習,私が落ちたら貴方も落ちる、
         そのときは後者ガしっかり止めろ!頼むぞ!
軟水の息をぷんぷん匂わせての説明
          山腹にある洞窟・・これまた緊張、人の手を加えた形跡はなく自然そのもの、入り口小さく
         斜め降りに進入、高さはある、幅は人1人ようやく、奥行き20m程、人の声は反響せず、虫
         類もいなかった、最奥には神が祭られ、異様な世界、入り口から中へ太い鎖が土に埋もれ
         た状態で、栄枯盛衰が伺える、各自それなりの悩みがあるのか熱心に祈りをささげていた、
         神様も、たぶん久振りのお客様だから受け付け通りかなえてくれると思う(柴田君の山評価、
         平均45度以上:平坦地なし:雨天危険:浮き石あり:要ザイル:要ヘルメット)。


          相変らず1人にぎやか、無事下山、6時間の山行き、
千葉の若松君の強い握手から感
         激の声が熱く
伝わって来た、今日はまた宇野さんの誕生日、この「沢渡黒伏登山」は宇野
         さんの思い出として残る全員からのプレゼントとなった。
                **誰か写真説明をして**              
記 俊二   

    盛会に早めの山岳会ビアガーデン
     
  〜西川牛・月山タケノコ焼で〜

         日  時:  平成15年7月5日(土)18時〜
        場  所:  西川町大井沢セミナーハウス

        
メンバー:
  西川山岳会員19名・特別参加若松(千葉県)
                                       計20名


        
7月5日(土) 晴れ

          定刻より1分遅れて到着すると、仮設テーブルには泡山盛りの生自然水ジョッキならび、
        すでに練習をはじめているメンバーもいた、まだ全メンバー揃わなかったが、定刻を過ぎた
        ので第1回目のカンパイ、まずは会長とりたての
月山タケノコ焼・そして西川牛・関さんの
        涙で味付けしたタマネギ・ピーマン・・・遅いメンバーには遠慮なくお腹へ。

煙を気にせず食欲もおおせい 千葉から駆けつけた若松さん


          千葉から7時間かけた来たという
特別参加の若松さんもバンバンジョッキを空けていた、
        次々メンバー揃い、最後に新会員の若い女性到着、4〜5回目?のカンパイ、いよいよ
        佳境に、中年女性(ごめん)持参の手作り漬物・
宮城県メンバー持参の新鮮なホヤ・フ
        カヒレ
スープと豪華、しかし、生自然水枯渇、大井沢のビン自然水買いしめ、あとは軟
        水で我慢せざる得なかった。

親入の女性会員到着 遅れて来た新入女性会員のため肉を焼く親切会員 最も新しい女性会員


          翌朝5時15分に5名のメンバー起床、会員富田が幹事をつとめる「市民ゴールデンウ
        オーク」朝日連峰登山(7/6古寺鉱泉〜大朝日〜竜門山泊〜7/7日暮沢)のお手
        伝い、古寺鉱泉〜日暮沢の自動車回送、朝食は焼ソバ、回送メンバー満腹出来ず。
              一応解散、夫々の行動。    記 渋谷

    梅雨の合間に月山夏山開き
     
〜クロユリの花最盛期少し過ぎ〜

         日  時:  平成15年7月1日(火)
        場  所:  山岳会関係隊/西川町開発センター集合〜姥沢口〜
                        〜牛首下〜月山(祭典・昼食)〜姥ケ岳
                        〜姥沢口(合流反省会)
                西川町役場隊/姥沢口集合〜姥ケ岳〜月山(祭典・昼食)
                        〜牛首下〜姥沢口(合流反省会)


        
メンバー:
  山岳会関係隊〜西川山岳会・板坂教室・Mゴリラ・一般
                                          計22名
                西川町役場隊〜西川町役場・公募一般  計15名
                                        総計37名


        
7月1日(火) 曇時々晴れ

          朝は、曇り空、リフトを降り牛首下コースを歩きはじめて20分程するとガスが流れ
        ほんお一部に青空、一時早く姥ケ岳コースを辿った役場隊の姿が姥ケ岳山頂にシル
        エットのように確認された。

リフト下駅で参加者確認 例年より大きく残る雪渓


         下コースは、例年より残雪が多い、しかし、なだらかで登りにアイゼン不要、登る先
        々のガスが晴れ上がり、牛首で一服、
足元にヒナサクラ・ショウジョバカマ・イワカガミ等
        の高山植物が心を癒してくれた。
          急登の途中で一服、振り返ると牛首〜姥ケ岳の稜線・広い残雪田の景観、ミヤ
        マキンバイの黄色の眩しい石段をの登りきると鍛冶小屋についていた、ほんの一息つ
        き最後のヒト踏ん張り、山頂神社では祭典が始まっていた。

ゴセンタチバナ ヒナザクラの群落が ミヤマシオガマも増えていた


          入り口でご祈祷を受け、社殿内満員なので代表者を残し、昼食会場の鍛冶小
        屋へくだることにし、山頂平で
最盛期を少し過ぎたクロユリの群落を探勝・記念撮影、
        小屋では期待のナメコ汁で(本当はタケノコ汁期待)昼食。
(板坂グループ荷揚げの
        自然水でササヤカに乾杯)

鍛冶小屋下のミヤマキンバイ 展望台で女性だけの(?)記念写真
何故か今年は頃ユリの花が盛りを過ぎていた


          帰りコースは、二隊それぞれ逆コース、柴灯森でウズラパハクサンチドリ、姥ケ岳では
        ヒナザクラ群落に一息つき、姥の大雪渓を一気にリフト上駅へ、今年も姥沢小屋で時
        を忘れての反省会、無事、西川町開発センター着、解散。
                                          
 
記  渋谷

                見出しに 



003   会公式行事のダイジェスト報告です。(H15/1/1〜H15/6/30)

   朝日連峰山開きに40名(西川方面)
       
〜から梅雨・登山日和〜

         日  時:  平成15年6月14日(土)〜15(日)
        場  所:  大朝日隊/古寺鉱泉〜古寺山〜小朝日岳〜
                       大朝日岳(泊)〜小朝日岳〜鳥原山
                       山開き祭典〜古寺鉱泉
                日帰り隊/ブナ峠〜鳥原山・山開き祭典〜ブナ峠


        
メンバー:
  大朝隊 〜西川山岳会・板坂教室・Mゴリラ・一般計20名
                日帰り隊〜西川町役場・自然公園管理員・西川山岳会・
                       板坂教室・一般計20名
                                           総計40名


        
6月14日(土) 曇

          朝は、どんより曇り空、時折薄日の差す天候の中8時20分、大朝日小屋宿泊
        本隊古寺鉱泉駐車場より元気に出発。
          歩き初めて松峰で最初の一服、まだ1時間もたたないというのに何やらにわかに騒
        がしい
・・・ん!早速“自然水”登場ではないか!?“やっぱり、これがなきゃね”何だ
        かんだと理由をでっち上げ、まあ、いつものことであるのだが。

夫婦じゃないよ・・新山岳会ユニホームモデル 入念な点検・・実は宇野のツエ


          9時08分合体の木、9時57分一服清水、三沢清水付近雪の上のトレースを
        辿って
、稜線の「ショウジョバカマ・ノイチゴの花」に心を洗い11時30分古寺山山頂、
        昼食をとっていると“小朝日のトラバース、雪の斜面は道切りましたから!” 本家・栄一
        さんより無線入電、この情報を頼りに
トラバース組と小朝日越え組の2手に分かれる、
        しかし、このトラバースが意外にも難路!“ピッケルは、こう、“ゲンノウ”(金槌)みだい
        に持って使うの!!”等々の柴田氏のあつーい!指導?のもと、訓練がてら皆さん
        悪戦苦闘。

ショウジョバカマ 馬鹿太い古寺山の標識 可愛らしいノイチゴも今がサカリ


         12時44分、熊越、多いつぼみのなかに開き始めた一輪のヒメサユリが可憐なピンク
        で我々を出迎えた、一服、足元に濃い紫のシラネアオイ・ハクサンチドリ、小朝日の岩
        場、その下の黒倉沢の流れ落ちそうな雪渓、デジカメも忙しそう。

今年はヒメサユリが開花し迎えてくれた ハクサンチドリの濃い紫に一息


         13時35分、銀玉水。まだ水源は雪渓の下、やもうえず
登山道の雪解け水を確保
        する必要
“はい、ここで水たっぷり汲んでね、訓練と思ってたっぷり担いでいってね”辰彦
        さんのあつーい?ラブコール、釣られてか板坂さんたっぷり担いだがよろめき「なんだ、こん
        なに持たせんのかっ!」、そして、銀玉水上の大雪渓を登る。

銀玉水・・大雪渓したの登山道から取水 銀玉水上の雪渓を行儀良く


          14時27分大朝日小屋到着。大朝日山頂に向かう人あり、小屋で待ちきれなくて
        宴会モードに入る人ありで、小生、山頂でのんびり一人、景色を楽しんで小屋に戻る
        とみんな丸くなってすっかり宴会になっていた、“のびたっ、遅いぞっ!みんな呑まないで
        待っていたんだぞっ!!”どうみてもそんなことはありえない、
自然水の空缶のごろごろ転が
        った状況の中、みんな揃って“かんぱーい!”それからは
呑む・焼き肉パーティ、あちらには

大朝日小屋で早速カンパイ そこに座った者は料理番・・定位置


        今年も東北電力パーティもあり、こちらには一般の方もありと、小屋の中はもう賑やか、
        宴半ば、大場さんも見えられて、さらに盛り上がる、「焼きそばも」みーんな平らげたあげく
        20時、今回は珍しく?みんなおとなしく??消灯。

        
6月15日(日) 曇り朝方風強し

         朝食をインスタント塩ラーメンで済ませ、小屋前でみんな揃って記念撮影後、鳥原小屋
        へ向けて出発、7時11分。
          ウスユキソウやイワカガミ・チングルマの咲き誇る景色の中を下り、
銀玉水上の雪渓、女
        性と5名と男性若干1名アイゼン
をつける、7時43分銀玉水、ここに来て「アイゼン入れ袋
        が無い、上に忘れた」ノビタ急ぎ登り返す
、しかし、探せず下る、宇野さん、自分のアイゼン
        をリックに詰めようとしたら、袋が二つ、「あららら***」やっぱり
、だれも不思議に思わない。

翌朝の出発前に証拠写真撮影 ヒナウスユキソウが朝露にまぶしい 山頂のイワカガミは濃い紅色


         さらに歩いて8時23分熊越、小朝日山頂直下、柴田さんが仁三さんからピッケルを借り
        てビニール袋片手に沢づたいに降りていった・・・“冷たいの呑まんなねっだなあ!”ということで、
        小朝日山頂ではまたもや、今度は雪でがんがんに冷えた冷たい自然水!“やっぱりつったい
        のは、んまいなあ!”みんな知力?と労力??を決して惜しまない。
         小朝日と鳥原との中間地点、
雪渓の上でいつもの大!かき氷大会が始まった、小豆に練
        乳、更には知らないふりしての持参した「のびた特製抹茶」までもが見つかって、それはみんな
        豪勢なかき氷に仕上がった、“旨―っ!”みんな頭を押さえながらがりがり頬張る。

小朝日下の雪渓は以外に小規模 定番の速成カキ氷


         10時47分、ブナ峠からの日帰り隊と合流し総勢40名の大所帯となって10時57分、
        鳥原小屋到着、早速、
日帰り隊が採取してきた「タケノコ」の味噌汁作り、11時30分ごろ
        より厳かなる山開き神事に参列して、今期の山の安全を祈願し、ご神酒・雪解け水で冷え
        きった自然水で清め、会長直々鍋奉行によるタケノコ味噌汁で昼食。

やっと鳥原山の山頂 山開きの祭典も厳かに 鳥原池?に映すミツガシワ・・別れをおしむ


          めいめい支度を調えて13時頃下山開始、途中、藪でがさがさタケコ?、大朝日登山隊
        15時14分古寺鉱泉駐車場着、明日あたり階段登り大変な方若干名。車に分乗、大井
        沢温泉に漬かり、「橋本荘」で直会の後、無事お開きとなった。(その後若干名での直直会
        が間沢山荘であったと聞く・・・。)から梅雨の登山日和だった。

                                                     
記;のび  


   月山最大の秘所”西補陀落”
     
〜探検調査隊の報告〜

         日  時:  平成15年6月2日(月)晴れ
        場  所:  月山 北北東 金剛沢
        
メンバー:
  佐藤(辰)L、佐藤(仁)、宇野、山田

         装  備: 
積雪の状況不明のため靴は4種類
                 プラブーツにアイゼン、スパイク付きゴム長、軽登山靴に軽アイゼン、
                 渓流シューズにスパイク。
                 ピッケル3名、スキーポール1名、ヘルメット、念のためザイル20m。

     

         午前8時開発センター発、リフト小屋へ入山届し9時30分姥ケ岳山頂。
         柴灯森ピークで進入地点を検討、金剛沢への下降は雪渓が切れているため
        尾根沿いを籔こきで下降することとする。


          ピークより50m位は踏み後があるがそれより先はまったくの籔こきとなる、300m
        位の籔こきで金剛沢側の雪渓にでると雨告山(あめもりやま)付近の状況がはっきり
        と確認できる、雪渓沿いにしばらく進むと二度目の籔こきとなる、標高1619m地点
        で籔を抜け眼下に見える平地めがけ標高差350mの急な雪渓をビビリながら一気
        に下降する。
          そこは左右は絶壁に囲まれ、前方は田麦川のV字谷、後方は月山と俗界からの
        侵入を阻むように神様が創った広い不思議な平地があり、西補陀落に近づいたこと
        を思わせるような妙な気配を感じる場所にでた、ついに月山金剛界に入り込んでし
        まった。


          調査は下流部V字谷の始まりから上流へ向け開始する事とし沢へ入渓、まず
        は昼食とするが、オニギリをかじった瞬間
ババアーンと大爆音、神の怒りか目の前で
        ナダレ発生、肝を冷やすが、さすが精鋭選りすぐりの調査隊休んだ場所が適切で
        高見の見物(下から見たから下見の見物かも)。


          12時20分いよいよ調査開始、沢沿いに雨告山側の崖を調べながら上流へ
        向け、ここかな?いや違う!数箇所それらしい場所をチェックしながら進むと雨告山
        へつながる小尾根の取っ付き岩場に
古いクサリ場発見、思わずついにやったと震え
        がはしる、忠臣蔵の吉良様発見よろしく呼子で散らばった仲間を呼び集め周辺を
        念入りに調査。
          辺りの河床は雪渓で埋まっており二十数年前の記憶をたどり西補陀落上部の
        雪渓から出た硫黄の匂い漂う黒い岩盤を発見、事務局長がシェルンドに入り込ん
        でみたが河床が見えないため100%とは言えないが、念願であった今回の目的は
        達成したこととする。


          14時帰路は金剛沢を詰める事とし、雪渓で埋まった沢を登るが先に両岸着雪
        のV字が見えたあたりで右への枝沢が午前下った雪渓につづくのが確認でき往路の
        尾根に出るルートに変更、後は延々と雪渓を登り、籔を抜け柴灯森手前で突然
        リーダーが振り返り聖域に踏み込んだ事を詫び黙祷、その瞼には
感激か涙がにじ
        む(写真参照)

          17時、姥沢駐車場到着、万歳、水沢温泉の後、間沢山荘で反省会、いつも
        より自然水が美味かった。


          今回の調査から積雪期上部からはピッケル、アイゼンは必携だが、雪が少なくなる
        これからは籔こきが多くなり困難度が高くなり、また下の平地が雪が消えたあと歩行
        可能なのか確認出来なかったため、情報得てからの入山が必要、無雪積期の進入
        口は湯殿山スキー場からの入山が安全と考えますが、
斜面の崩壊が現在も進んで
        おり地形図には無い断崖で囲まれ
ており視界の悪い時はヘルメットと案内人同伴が
        必要となります。

        追記・・来年は、雨告山山頂に有るとされている雷電神社に行きましょう。
             また、宇野隊員が西川山岳会として
西補陀落女性第一号となりました。

                                            記: 山田


     黒伏山(ミソジルート)登攀
              
少々??邪魔になる腹(辰)

         日  時:  H15年5月24日(土)〜日帰り
        場  所:  黒伏山
        
メンバー:
  遠藤、関、松沢、佐藤(辰)

            朝5時30分、駐車場集合、4名で出発するが、なぜか遠藤のザックの後ろには
          ハケゴがくっついている。
           7時30分登攀開始、佐藤・松沢、遠藤・関の2パーティーで登る、私も1年半ぶり
          のクライミング、少々腹が邪魔になるが、仕方ない、落ちないようにだけ気をつけよう、
          下部3ピッチは快適だったが、4ピッチ目からは浮石が多く、確認してからでないと思い
          きって岩を掴まえられない、5ピッチ目の垂壁を人口で直上、6ピッチ目松沢リードで
          ハングを越す。
           ピンが1本抜けており、セカンドでも難しい、8ピッチ目からは藪が混んできて、泥
          と藪をむんずと掴んでの究極のネイチャークライミングだ、「草を掴んだ時、抜けるか
          抜けないのかの判断が大切だよね」とかいいながら、最終11ピッチ終了が3時15分。
           予定より時間オーバー、荷物を片付け、縦走路を急いで降りる、下では6ピッチ目
          から降りていた遠藤・関がウルイとアイコを取っていてくれていた。「ありがとう!」ハケゴ
          が役に立ったね。
           家に帰ってから早速アイコのおひたしで一杯やった、登攀の充実感もありうまかった。

                                       
報告者  佐藤(辰)

   GW北ア・鹿島槍ガ岳登攀(東尾根)
              
快晴に北アルプスの全容が

         日  時:  H15年4月25日(金)〜28日(月)
        場  所:  北ア・鹿島槍ガ岳(登)
        
メンバー:
  成毛、山田、関
         行  程;  4/25 (金)   山形20:00 発 〜 会津若松IC 〜 糸井川IC 〜
                          大谷原(長野県大町市) 26:30着
                 4/26 (土)   大谷原 8:30 〜 9:00尾根取り付き 〜 9:45尾根
                          末端 〜 11:30一の沢頭下 〜 12:30 一の沢頭
                           〜 14:45二の沢頭 (幕営)
                 4/27 (日)    二の沢頭 5:35 〜 6:45 第一岩峰・ 7:00登攀
                          開始 〜 8:30 第二岩峰・ 9:05 登攀開始 〜11:15
                          荒沢の頭 〜 12:20 鹿島槍ヶ岳北峰 〜 13:20 南峰
                           〜 15:30冷池(幕営)
                 4/28 (月)   冷池 5:35 〜 6:00赤岩尾根分岐 〜 6:35西沢入口
                           〜 7:30 赤岩尾根取りつき点 〜 8:15 大谷原・
                           9:00 出発 〜 9:30大町温泉 11:00 発 〜 大町名
                          物ソーストンカツ・ 12:00 発 〜 道の駅(昼寝) 〜 糸
                          井川IC 〜 会津若松IC 〜 米沢 〜 山形 20:00着


        
4月25日 (金)

           今回はいつもと違う交通ルートで、13号線を南下、
米沢から会津若松にむけて
         走り、磐越道〜北陸道と乗り継ぎ
、東尾根登山口である大谷原を目指した。天
         気予報では、土曜は午前中まで雨が残り午後に回復、日曜からは絶好の天気に
         恵まれるとのこと、天気予報どおりになることを願って車を飛ばす。
          午前2時30分大谷原着、即就寝.。

        
4月26日 (土)

           明け方から、車をたたきつけるような強い雨が降りだし、7時すぎに目を覚ます、
         天気予報どおりとはいえ雨具着用はいやだな〜などとおもいつつ、車を正規の駐車
         場に移動、準備を整えていると
雨があがり雲間から青空とともに核心部である第1
         岩峰が見え始めた。

           登山口から見えると思っていなかったのでびっくり、やけに近くに見え天空を突き
         刺すように尖っている。準備を整え出発、林道を30分ぐらい歩き尾根末端に取り付
         くため急登する。報告にあるような藪をつかみながらではなかったが、結構きつい、40
         分ぐらいで尾根上にたどり着く、樹林の中の締まった雪を踏みぐんぐん高度を上げ
         ながら、快適に登る。


           一の沢頭手前ののぼりあたりで、樹林帯から抜け出し、東尾根の核心部の全
         景が見えだした。
けっこうそそりたっているな〜というのが第一印象、核心部の雪は
         ほとんど無し、写真を撮りつつ登り一の沢の頭到着、テント1張りあり、大休止して
         本日の幕営地二の沢の頭を目指す、ここから約1時間半くらいであったが、雪が
         中途半端なうえ、ブッシュが出ており、さほどの登りではないのだが苦労させられる。
           幕営地に着くと、テントが2張り、駐車場での車の台数(約20台)からすればや
         けに少ないなー、みんなどこに行ったのだろうと疑問に思う。しかし、
テントが5張り
         以上は張れそうに無い場所
だったので、少なくて一安心。
           第一岩峰までのルートをしっかり目で確認、明日好転に恵まれることに期待して、
         焼肉で乾杯、19時就寝

      
  4月27日(日)

           3時起床、
夜中さらさらと雪がテントをたたいていたが、積もるほどではなかった、
         登攀装備に身を包み、5時35分出発、少し下って第1岩峰までの雪壁を登る、
         あまり冷え込まなかったこともあり雪の締りが悪い、イメージではアイゼンを軋ませて
         の登りとおもっていたが期待はずれ、約1時間で最初の核心である第1岩峰取り
         付き到着、ここにも幕営跡あり、7時登攀開始。
           出だしちょっとこまいものの、あとは問題なく通過、2P目2級程度、雪が少なか
         ったこともありここから先ロープを解き第2岩峰取り付まで、第1岩峰終了点から見
         る
二の沢の頭はすばらしい高度感、ここでやく30分くらい順番待ち、東尾根最大
         の核心と呼ばれる第2岩峰、ルートを見上げると報告どおり、上から下まで残置ロ
         ープが下がっている。
           9時登攀開始、渋滞していたこともあり途中で一回ロープをきる、核心と言われ
         るややかぶりぎみのチムニーに行ってみると、あっという間に終わってしまった、たしか
         に一手がちょっとむずかしいかもしれないが、よく探すと浅いがしっかりしたホールドが
         あり、問題ないものと思われた。


           次のピッチはロープを解き荒沢の頭目指して雪壁を登る。12時20分北峰到着、
         
青空の下360度の展望がすばらしい、
記念撮影後のんびりと南峰に向かう、南峰
         到着、南峰は北峰より高いため、剣岳をはじめ
北アルプス全容が見渡せる、本当
         に良い天気に感無量。
           大休止のあと本日の幕営地冷池小屋を目指し雪の消えた登山道を歩く、小
         屋手前の雪の斜面を削りテントを設置、天気が良いので、下着ひとつになりシュラフ
         やら衣類を乾かす。剣岳に落ちる夕日を見ながら乾杯、ぽかぽかのシュラフに包まり
         眠りに着く、20時就寝。

       
4月28日 (月)

          4時起床、本日快晴 5時35分出発、小屋前を通り過ぎ赤岩尾根分岐、当
        初の予定では、爺ヶ岳東尾根(他の報告から、この時季赤岩尾根は下部がつらい
        との報告より)を下山予定にしていたが、天気も良いこともあり
東尾根の一般的下
        山ルートである赤岩尾根に変更、
早い時間であるので途中から西沢の雪渓を下
        る、尻セードも交えあっという間に標高差1200mを下降、赤岩尾根取り付きを
        過ぎ、林道を歩き8時15分駐車場着、
ルート変更で3時間の短縮。


         大町温泉で湯に浸かり、風呂上り生ビールで乾杯、う〜うまい 休憩後大町の
        ソースとんかつの老舗にて昼食、途中道の駅で仮眠をとり、一路山形目指して車
        を走らせる、山形到着20時、解散。

      
 感 想
         2年前にも計画を試みたが、まだ自分には自身が無く、爺ガ岳東尾根を登ることと
       なった。爺ガ岳もよい登山であったが、爺ガ岳東尾根からみる鹿島槍ヶ岳東尾根は
       大変すばらしいものであり、登攀意欲がそそられ、次回はあそこを登ろうと片隅にとっ
       ておいた。2月のアイスが終わったあたりから、ふつふつと東尾根が芽生えてきて、今
       回の登攀になった経緯がある。
         他の報告を読み漁り、下調べをして挑んだ鹿島槍ヶ岳東尾根、
はっきり言って物
       足りなさもあったが、何事も無事帰れたことにすべて良しというところか。且つ、今回の
       登攀は、雪が少なく(少なすぎてちょっと登りにくいところもあったが)天候に恵まれたこ
       とに尽きると思われる。  

        2年前爺ヶ岳東尾根を登り、鹿島槍ヶ岳南峰に立った時には、視界不良、目も
       明けていられないような風が吹き付けていた。もし、天候が荒れ、2年前の雪の状態
       であったならと思うと、かなりシビアな登攀になること請け合い無しだったろう。これからも、
       このような天候に甘えることなく、準備を整え万全で挑むことを心がけていきたいと思う。
                              
 記   2003年5月25日 成 毛


    新緑の黒伏山登攀(中央ルンゼ)
             
〜懸垂の遠藤岩壁のウルイ

         日  時:  H15年5月18日(日) 曇り
        場  所:  黒伏山中央ルンゼ
        
参加者:
  遠藤・関パーテイ、成毛・松沢パーテイの4名

        新緑の黒伏山に早速行くことになった、2月に下でテントを張って
      過ごした以来だ。もちろん遠藤さん・成毛さん・松澤さん・山田さんは
      冬壁を登っている。
        雪の黒伏もとてもきれいだが、新緑もすばらしい、天気は少し曇っ
      ている、昨日星が出ていたのに、これから良くなってほしいなと期待
      しながら空を見上げた。

いまの季節、新緑でまぶしい

        トンネル5時30分、時間通りに出発、雪はどれくらいあるかなっと話
      し、後は黙ってアプローチを歩く、落ち葉がふかふかして滑りやすい、
      足元を気にしながら歩いたが、
遠藤さんはアイコを気にしながら歩いた
      「今年はまだ早いようで、あんまり出ていないなぁ。」始まったと私はく
      すくす笑った。山菜博士になるのも時間の問題だ!

        とりつきに着いた、やはり少し雪があった、さっそく準備をして7時に
      登り始めた、初めに成毛・松澤パーティ、次に遠藤・関パーティ、どちら
      も交互にリードをする、遠藤さんに難しいピッチをお願いした、というのも、
      岩が濡れてつるつるしている、濡れていると2段階くらいレベルがアップ
      する、私では日が暮れてしまう。
       天気がなかなか良くならず、風があり寒いので少し着込んで登攀に
      望んだ、虫がいないので良いのだが、もう少し暖かいと快適に登れるの
      にね、と話した。

リードする遠藤・・・・? ウルイ発見に喜ぶの遠藤

        登るにつれて、ウルイ畑が目の前に広がってきた、遠藤さん、大井沢
      の堅太郎さんにもらったという
山菜籠はしっかりリュックに、「帰りの懸垂
      の時にみんなの分を採っていくからね。」嬉しそうな声がはずんでいた、
      なんだか今日何しに来たのかしら?とおかしくなった。
        成毛・松澤パーティ快調に登っていく。中央ルンゼは楽しい、 「風の
      踊り場」から2ピッチ目はだらだらと水が垂れていて難しそうだった、右
      側の岩はかぶっていて、いつ落ちてもおかしくない、早くここを抜けたい
      と思った、私はセカンドで登ったがそれでも恐ろしかった、
岩がびしょび
      しょで手はつるつる、雨具を着ていないズボンは濡れ
たが、気にしてい
      る暇はない、後から振り返っても、ここが一番こわい思いをした。

        黒伏はブッシュが多い、この草木がなかったらもっとすっきりして良い
      岩場なのだと思う。垂壁は私がリードすることになったが、パワー不足で
      なかなか登れなかった、いろいろ工夫してやっと登る、まだまだだなぁと
      自分でも少しがっかり、次回また頑張らなきゃと思った。
        帰りの懸垂では、遠藤さんが早速ウルイ摘み、懸垂しながら、すばやく
      摘んだに違いない、籠につやつやしたおいしそうなウルイがいっぱい!
      「黒伏山南壁産ウルイ、売れるかな?」とみんなで笑った、でも、実際こ
      んな岩壁に育っているウルイはなかなか普通の人は食べれないかなと
      も思う。

        次はミゾジルートを登りたいね、と話してみんな解散する。
                                          
 記  関

   GW朝日連峰(後半の小屋番)・その2
             
天狗角取山小屋日誌から

         日  時:  H15年5月3日(土)〜5日(月)
        場  所:  南俣出合〜天狗角取山避難小屋〜南俣出合
        
参加者:
  佐藤(栄)夫妻4〜5日、山田3〜5日
                佐藤(辰)、宇野5月5日日帰り


        5月3日(土) 快晴

          朝7時30分遠藤さん他、竜門方面組と別れ一人南俣出合へ・8時出発。
          先行者らしい足跡あるがバカ平へ登らず大井沢川沿いへ行っている釣り屋らしい、
         バカ平からは踏み後もなく雪道をテクテク歩く間もなく目の前にカモシカが現われ5秒
         くらいにらめっこする、竜ヶ岳北斜面はナダレておらずひやひやしながら通過、途中昼食
         をとり12時30分小屋到着。

残雪の中から”竜が池”が
解けた粟畑山頂の大セッピと障子ケ岳


          小屋を掃除しお客様到着を待ちながら、自然水がはかどる。
          この日の、お客様は竜門から大朝日に向かう東京太田区の5人組み(
去年狐の小屋
         
番を飲ませ潰した組らしい)、明日赤見堂へ向かう新潟の2人、朝バカ平への取っ付きが
         判らず障子経由の新潟の単独、福島の単独の9名様、夜は招待に預かり上機嫌で就眠。

        
5月4日(日) 晴れ

          お客様全員出発後、午前中出谷川へ下り遊ぶ。
          昼過ぎ小屋へ戻ると粟畑の雪面に2人組が現われ双眼鏡で覗くと
本家佐藤(栄)夫妻
         判る、小屋到着後さっそく自然水で乾杯。
          夜は3人で焼肉パーテー、この日のお客様は宮城の2人組のみ。

天狗山避難小屋周辺は真冬も雪が少ない 小屋番の山田と佐藤(栄)夫妻



        
5月5日(月) 晴れ

          遠藤さん達と大井沢温泉午後3時の予定だったが佐藤(栄)さん達と8時30分下山開始、
         途中竜ヶ岳まき道の水場あたりで、
事務局長と宇野さんとすれ違う挨拶をかわし11時ごろ
         南俣出合い到着。
          管理人宅へ行き小屋状況報告書を置き、大井沢温泉で一汗流し解散する。

         3日間最高の天気でした(夏道は一割くらいしか出てません)。
                                                 
記, 山田

   GW朝日連峰(前半の小屋番)
             
管理人1人寂しい日誌から

         日  時:  H15年4月28日(月)〜29日(火)
        場  所:  日暮沢〜竜門山避難小屋〜(狐穴避難小屋)〜日暮沢
        
参加者:
  佐藤(辰)小屋番1人
                  会員誰も登るらなかった;残念

        4月28日(月) 快晴

         午前7時30分、
根子からのつらい林道歩きとなる。9時過ぎ日暮沢小屋に着き一息。
         登りになる、近年登山道がかなり壊れているので、雪のついている西尾根の杉林を登る
        こととする、1時間も登ると雪の付いた登山道と合流、天気は最高、残雪いっぱいで快適
        に登る、ゴロビツの頭の雪屁を越えて
自然水をグイ・清太岩山でまたグイ昼寝する。
         雪を拾いなが熊糞山を過ぎ根子沢を見ると、今年の雪により山肌が崩れ、土砂で沢が
        真っ黒になっていた。

山肌崩壊による土砂で一杯の根子沢


         2時半ころ竜門小屋着、宿泊客は1パーティー6人のみ、管理費を頂戴し、遠藤から聞
        いていた壊れた場所を見て回った後、自然水をグイ、
日ごろのハードな仕事の疲れをとるた
        め早目の就寝。(ホントです)

        
4月29日(火) 今日も晴れ

          早めに狐穴小屋の様子を見に行く、途中
登山道が壊れているところ多数あったので、自
        然公園管理人に報告するための写真に撮る、狐穴小屋内部もきれいで異常なし、掃除
        をして竜門小屋に戻る。

以東岳をバックに狐穴避難小屋


         小屋前に銀マット敷いて昼寝、2時ころまで小屋にいたが、登山客の来る様子がないので、
        いったん下山することにする、この時期、雪が沢山あるのでバンバン下れる、4時ころから林
        道歩きになる。
         林道途中まで自然公園管理人が除雪していてくれていた、感謝します。
                                             
 記 佐藤(辰)

    GW朝日連峰(後半の小屋番・慰問)・1
             
 〜恵まれた最高の天候・爽やか抜群

         日  時:  5月3日(土)〜5日(月)
        場  所:  日暮沢〜竜門山避難小屋〜(狐穴避難小屋)〜日暮沢
        
参加者:
  遠藤、佐藤(仁)、関、木村(夫妻)、佐藤(俊)、ゴリラ隊4名
                柴田、安達、のびた君、
総勢13名


        5月3日(土)快晴

          6時40分開発センター集合さりげなく決まった時間に集合・出発、適当に配車・・・・
        例外に除雪された林道を感謝しながら車もままダムの先まで楽をさせたもらった。
          登り開始(多分8:00近く)最高の天気に恵まれ、さわやかな出だしでした、嬉しさの
        あまりに、日暮れ沢の直線の
林道途中で車の施錠忘れに気が付き戻る、日暮れ小屋
        で待っててくれたのはちょっと嬉しかったのですが、息を切ら追着くと同時にどれ行くか、心
        のこもった佐藤仁三さんの親切な掛け声・・内心思った、この冗談使えるぞ。

ブナ林と残雪を楽しむ 湯を沸かし茶?一服


          今年も見させていただきました、
ゴロビツの壮大な雪尻、掲示板に山田さんから天狗
        方面のお誘いもあったのですが、たぶんこの雪渓みたくて竜門を選んだのでは?かな? 
        爽快で又楽しいゆっくりとした竜門行きの一日でした。

ゴロビツを登りつめた 月山をバックに 竜門山山頂での記念写真


          ちょっと遅い昼の食事,小屋の前での乾杯、そこで
「我らの好きな山と掛けて」「遠藤
        さんのこだわりのビールと説く」「その心は・・・アサヒだけ(朝日岳)」
、肴は木村婦人の作品、
        石のテーブルにぎっしり、夕日になるまでにぎやかなひと時でした。

前後したが まじかに竜門の小屋が 小屋前で早速の野外宴会


          宴会途中、佐藤仁三さん:関さん狐穴小屋番に出発・・・デポしている何某用缶詰
        の試食とか・・その後竜門に柴田君と安達さん到着、残った我らは、夜の宴会に移る・・・
        メニューは、牛、豚のしゃぶしゃぶ食べ放題、うまかった(仁三さんたちの何某用の缶詰
        には負けるとおもいますが)。

       
5月4日(日) 晴れ・強風の為ゆっくり起床

           昨夜から風が強なり、トイレの逆風応急対策(逆風現象経験なしでは語れない)、
        柴田君は、得意の技術で無線アンテナ設置、”5.9”と良好となる。
          関さん狐小屋から戻り、原田さんと再び西朝日へ散策、石山さん・佐藤(俊)狐穴
        小屋へ慰問、帰りに土産に何某用赤飯缶詰2個頂いてきた。
         
のびた君がビールかついで竜門到着、安達さん大朝日経由で降りる、木村夫妻は
        竜門から降りる、 柴田君は狐に移動、目間ぐるしい一日でした。
      
       
 5月5日(月) 晴れ・風もなし 

          朝食、何某用の赤飯・食べるまで大変でした????。
          下山先発7時、関・石山・原田・佐藤(俊)。 後続は12時出発、遠藤・佐藤(仁)・
        柴田・のびた君・・・たぶん。

今日も快晴・惜しみながら熊糞山へ ブナ林にも別れを


          今年のGWは、
意外と登山者の少ない静かな山でした、大井沢の温泉も良かった、
        皆さんいろいろと有難うございました、「日の出と共に起き日暮れとともに寝る」そんな山
        行きの為、時間の記録一切なし・・・
                               
 記 佐藤(俊) 写真 木村(?)

     月山〜本道寺スキーツアー
             
 〜雨・ガス・強風の中ズバリ清川小屋へ〜

         日  時:  H15年4月12日(土)〜13日(日)
        場  所:  月山〜清川小屋〜本道寺
        
参加者:
   佐藤(辰)、佐藤(仁)、山田、菊地、木村(夫)、柴田
                
一般から宮崎、栃木県の三十路山岳会から4名、総勢11名


        4月12日(土)雨・ガス曇
            
          姥沢からリフトに乗り、上駅から登山開始9時過ぎ、天候は最悪
で雨・風・ガス
        視界は30メーターほど、今日は沢からつめるとの事、一旦下って北に向かって歩き出す。
          しかし視界が無く、コンパスに頼る、だんだん登りの斜度がきつくなり、仕方なく左に
        進路を変えたが、もっときつくなり、やっと登る。ほまもなくゆるやかなり草が見えた、なんと
        紫灯森の南斜面である、一気に登りきって、越した所でやっと一腹、なんと通行人が
        3人あり。
         相変わらずの視界、
一寸だけ軟水でパワーをつけて牛首に向かう、そこで先ほどの通
        行人3人に遭遇、話を聞けば宮城県から来たそうな、そして今日の難所・鍛冶小屋下
        の急斜面、ジグザグに登り、なんとか通過、緩くなった所で後続を待つ、しかーし雨でズ
        ブズブの体に強風は容赦無く吹き付け、寒くて待って居られない、だいぶ後続は難儀して
        居るようで有る、ガスで見えない、無線で鍛冶小屋で風よけをする事を告げて、一登り
        で鍛冶小屋に到着。

ガスの中リフト上駅を出発 もちろん山頂はガス・雨風


         しかし風除けをする場所など全く無く吹きさらしの中で一腹、ズブ濡れの体に強風はこ
        たえる 雨はだんだん強くなる、待っても・待っても上がって来ない、みんなガタガタ震え出
        す、屋根の上から覗いて見る、視界不良で見えない、さむい!、ようやく人影が見えて木
        村さんが上がって来た、他は?、と聞くと、もうしばらく掛かる! エーーーー !。
         
ガタガタ・ブルブルまるで拷問の世界で有る、さすがに軟水を飲もうなんて不届き者は
        居ない、ようやく上がって来た、なんとスキーを背負って居る、おいおい!。
         スキーを履かせてすぐ出発、一登りで稜線に出る、やはりかなりの強風で山頂はパス
        して、そのまま東に下りシールを剥がして滑走開始、憧れの大雪城で有る、しかし雨・風・
        ガスで視界は相変わらず30メーター、風の為に声もほとんど聞こえない、ひとかたまりにな
        って滑り出す、すぐに見えなくなる、しかーし、後ろに一人たたずんで居るやつが居る、見れ
        ば
シールは貼ったまま!・・・ 私このまま下ります、馬鹿野郎(激励の冗談)・シールを剥
        がせ!・
・無理やり剥がしてなんとか出発、先行のメンバーはすでに見えず、コンパスとス
        キーの跡を頼り に滑る、何とか追いつく事が出来た。 

          
参加メンバーで一番弱い者を、会長と思い、最後まで
        面倒を見るのが西川山岳会の鉄則である


          先達?は、GPSを駆使・何度か確認・コンパスで補正、そんな事を何度か繰り返し胎
        内岩を未確認のまま通過、だいたいこの辺だ!と一気に下ると、しらびそが一本、その先に
        木が三本、だんだん沢に成る、ピィーンと来た、多分小屋の西側に有る大きな崖だ高度を
        下げないように慎重にトラバース。
         しかし、後続が来ない、中ほどで後続待ち、やっと来た時にガスが一瞬晴れて、
正面に
        小屋! 全員歓声を上げる
、 雨は土砂降りになって来たが緊張がほぐれ、思い思いに
        清川小屋に滑り込む、ヤッホー!。
         小屋を掘り出して ストーブに火を入れて 早速乾杯グチョグチョの体を乾かす、もちろん
       大祝賀宴会、翌日だいぶ残っていた者もいた。 

小屋に着けばパラダイス
しんみり語り合う者もいた


       4月13日(日)晴れ・強風
         次の日13日は晴れだが風が強い、少し遅らせて出発シールを貼って、少しだけ上り返す
        大岳樺の所から滑走開始、しかし風に押されて進まない、必死にこいで沢を通過、尾根に
        取り付き,ようやく滑り出す、
一寸滑ると目の前には3つの山、シール無しで何とか登ると又3
        つほど見える、一寸滑って登り返し、ようやく登ると又5つ見える エーーー!、一寸滑って登
        り返しへろへろになってしまい、早めの昼食とする。

清川小屋の入り口は雪で塞がっつていた ここからシールを外し・しかしアップダウンに苦労 最初は順調


         気を取り直して登り返し、上に上がると本道寺と岩根沢の分技までまだ一山有る、仕方
       無く滑り始めると中々の急斜面、一気に下る、その他はここで転げまくる、本道寺の登山道
       は行けそうに無いので、ルート探査に出る、東側に回り込むと、なんとかなりそう、この辺からは
       快調に滑って少しだけ登る、
雪庇を飛び降りて、クラックを飛んで林の中にシュプールを描く、
       雪が重くなりヘロヘロ、一腹して現在地の確認。

初心者も元気? 快適な林間斜面もある


         姥様までもう少し、本道寺までは、まだだいぶ有る、ここからは快調に滑り、クラックを飛ぶ、
       目の前に巨大な反射板が現れ最後の急斜面、一気に下って一休み、姥様は確認出来な
       買ったがでた、後は車道に出て長ーい車道滑りで本道寺まで、神社の東の沢に出て来ました。

        今回は、とても充実した内容でレベルも非常に高く、
参加者ほとんどがヘロヘロ、本当の意
       味のツアースキーが楽しめました。
                                          
 記   柴田


    月山ツアースキー(北月山)
               〜吹雪のためリフト上駅まで


         日  時:  H15年4月6日
        場  所:  西川町開発センター7;00発〜志津〜姥沢駐車場8:00〜
                リフト上駅(大休憩)〜下山(志津までダウンヒル)
        メンバーは  安達、山中、片倉、佐藤(榮)、菊地、後藤(天童山岳会)
                蒲生、柴田の8名、       代行車は 佐藤(辰)、山田

         
 8時前には姥沢駐車場から出発、風が強く雪も降って吹雪、ガスで視界は
         30メーターほど、リフトの下駅を通過して林が無くなる頃目の前に巨大な雪ピ
         が!?、視界は10メーターほどになってしまった。

姥沢駐車場を出発 姥沢小屋 視界悪し


          ピイーンと来て、姥が岳の雪ピ、すあわてて磁石を出して確認すると、南西に
         進んでいる「駄目だコリァー!」180度向きを変えて北東に進む間もなくリフトの
         上駅に着く。

リフト上駅レストハウス まずは相談 トイレ脇にツエルトを張り休憩


           周囲は視界10メーター・猛吹雪、レストハウスもトイレも雪に埋まっているど
         ちらも鍵が掛かっていて入れない、仕方なくツエルト設営、しばし風待ちをするが
         一向に回復しないため、これ以上先への進行は無理と判断、石跳ね沢経由の
         下山に変更。
           しかし,、この風ではゲレンデを横断するのは無理、少し下って林の中で回り
         込む事にしシールを剥がして滑走開始、ところががガスの中の為に垂直・水平
         (凹凸)が分からず転びまくる、しばらくして林が見える、ようやく順調に滑りだす。

ブナ帯からは視界も良く 昼食をすませ 一気にネイチャーセンターへ


          ゲレンデの尾根を乗り越して回り込むと快適なブナ林、あっ!と言う間に石跳
         ね沢、風も弱くなり日も差しhじめ姥が岳も見え出した、一寸早いが昼食、のん
         びり食べていると、スキヤー3人が我々をかすめ滑って行った。
          休んで居ると寒くなったので出発、ひと滑りという感じででネイチャーセンターに
         到着、旧112号の分かれ道まで滑って本日の北月山スキーツアーを終了。

           迎えの車がいないので清水屋まで歩いて行き、志津で代行車とドッキング、菊
         池氏の発案で大井沢温泉へ直行・・・・・・。

                                    
 記 柴田


     三羽先生講演会と大井沢豆腐セミナー
             
  〜大井沢温泉”湯ったり館”特別入浴〜

         日  時:  H15年3月29日〜30日
        場  所:  大井沢温泉”湯ったり館”、セミナーハウス
                
        
参加者: 
志田(堅)顧問、会長、太田副会長他総勢27名
        講演者:  三羽 勝(サンバ マサル)先生        


          3月29日(土)曇り
            午後オープン二日後に控えた大井沢温泉"湯ったり館"で特別許可で温泉に
           入り、16:15から広間で会長挨拶で
元山学同志会リーダー三羽先生による温
           泉開設特別講演会を開催。
            前半は先生の山岳同志会での体験談、山岳会のあり方とそれぞれの登山
           スタイルについての講演、 後半は冬季アイガー北壁、エベレスト、ジャヌーのスラ
           イド写真を観ながら山行談、皆熱心に時間を忘れるほど聞き入った。

道路から目立つ看板 講演会講師の三羽先生 熱心に聴講する会員


            18:30セミナーハウスに場所を移し、三羽先生も参加してもらい、太田副会長
           の開催宣言で大井沢豆腐セミナー開始。
            今年度は参加者が多く囲炉裏場は一杯で広間の一部まで会場となる、
日本一
           うまい大井沢豆腐
他、差し入れの山の幸・野の幸・おでん等のごつっおと自然水・
           軟水・硬水・中間水等の豊富な恵みの水で気分は最高、終演を観ずダウン、どう
           なっていたか解かりません。

          3月30日(日)晴れ
            朝5時ごろから前夜の残り水を処分しながら、
ひっぱりウドンで朝食、その後は帰宅
           する者、岩登りに行くグループ、山スキーに行くグループに分かれ解散となる。

第一トンネルから4名 広い広い西の平を ネイチャーセンターからの4名と合流


             山スキーグループは
湯殿山山頂をめざし一班(4名)は志津から、もう一班(5名)は
           月山第一トンネルから山頂で合流、快晴の山頂での昼食後全面まっ白の斜面を石
           跳川へ直接つっこむグループとブシ沼への斜面を滑るグループに分かれ志津で合流、そ
           の後は水沢温泉で汗をながし午後4時ごろ帰路についた。

                                            
記: 山田

     春山登山(朝日連峰 袖朝日)
              
!!!雪質悪く、袖朝日は遠かった!!!
          日  時:  H15年3月21日〜23日
         コ ース:  小国 徳網〜針生平〜P814m〜吊尾根〜
                尾根下(泊)〜カクララ小屋〜徳網(泊)〜西川
         
参加者: 
佐藤(辰)L、柴田、佐藤(仁)、山田
                

          3月21日(金)曇りのち晴れ
            
 朝4:00西川町発、8時小国着、警察及び徳網の民宿に登山届を提出、ダム
            8時30分山スキーで出発。
             歩き始めは粉雪が舞っていたが、針生平手前から日が差しヤッケを脱いでも暑い、
            針生小屋前で休憩後いよいよ尾根に取り付く、のっけからヤブと急斜面おまけに

            クサレ雪
で直登以外はスキーでもずり落ちる、40分位で斜度は緩くなるがルートは
            ヤブかセッピの連続12時30分814mの小ピーク着、これから渡る主稜線への吊
            尾根が目前に見えびびる、両脇はナダレの巣、尾根筋は急斜面、最後の取り付き
            は大セッピ、今後の計画について緊急会議、登山中止の意見も出たが憧れの袖
            朝日の魅力は大きく行けるとこまで行こうと言うことになり、ワカンで斜面を下る、
クラ
            ックだらけの根雪に最近降った新雪が被り踏み後は背丈もある穴だらけ
、ビビリなが
            ら進む。

カイラギ小屋前での昼飯


             先行した佐藤(辰)、柴田両名が鞍部から登りにかかって、しばらくして先行組から
            
「もどれー」との声が聞こえ思わずほっとしさっさと小ピークへ登り返す。
             全員814m地点へ帰還後、クラックが見えないのと雪質が悪すぎるためカクナラ小屋
            まで降り幕営と決め下山開始、これまた悪雪に悩まされながらやっと斜面から開放され
            る(柴田プロはとんでもない斜面をスキーで行くが、リーダーは他の2人に付き合い要所は
            ワカン。
             16時水場のある平らでテント設営、自然水で反省会、そして就眠。

ハンナリ平からの登り 引き返しの下りは地獄


          3月22日(土)晴れ
           
  10時まで更に反省会、12時カクナラ小屋着、入り口の除雪し小屋内見学、外で昼
            食、後は徳網まで一直線スキーで気持ち良くあっと言う間のつもりだったが、吊橋三つ渡
            るのに思いがけない時間がかかったのと雪が滑らないのとで17時45分疲れきって車止め
            到着、幕営、自然水買いに行き、またまた反省会。

          3月23日(日)晴れ
           
  小国リフレで入浴、南陽 源蔵そばで昼食、14時ごろ西川町帰着。

            今回は今時期にしては雪質が悪いのと、主稜線への取り付きが全てセッピ越えとなる
           南面からのアタックに反省する点があり、雪が締まる早朝のアタックとか、主稜線へもっと
           下部から取り付けばなんとかなるように感じました。

                                              記: 山田

     冬山訓練(朝日連峰 紫ナデ)
              
***大半が雪洞泊、初体験***
          日  時:  H15年3月15日〜16日
         コ ース:  大井沢原〜南俣沢出合〜出谷吹沢出合〜見晴台〜
                大クビト(雪洞泊)ーーー帰りは・・・登りと同じ逆コース

         参加者: 
遠藤(CL)、会長(SL)、宇野、佐藤(恒)、伊藤(た)、
                佐藤(栄)本家、佐藤(仁)、及川、佐藤(栄)先生、
                菊池、後藤(千)、芳賀、松澤、山田
                *16日・・日帰り参加;木村(政)、木村(京)


       
 〜 参加新人のレポート〜
          3月15日(土)晴れ
            
朝9:00ダム工事現場駐車場(許可得る)から歩き始める、バカ平への分岐から
           ワカンでラッセル、ブナ林に日が差し込み美しい、最初は林道の平坦な道が続く、
           順番にみんなでラッセルし10:30出谷吹沢出合い着。

            いよいよ尾根道の
急登と言う時、運が良いのか悪いのか、自分に先導の番がやっ
           てくる、思うように歩けず、本当に前進しているのかさえ怪しい、歩いてすぐ雪の割れ目
           に足が取られ、体重をのせると足元が崩れる、体が上がらない。何度かもがき、後続
           ら指示されるが全然うまくいかない、結局遠藤さんに交替ようやく前進する事ができた、
           自分の無力さを実感した。

出発前に記念写真
さあこれから出発だ!     ただいま、ラッセル一列縦隊

            膝上まで雪に埋もれながらみんなでラッセルし、順調に進んでいると思っていたが
           予定より少し遅れぎみ12:30夏道のガレ場下で昼食。
             昼食後は力のある人、4名交替で集中的にラッセル、快晴に恵まれ、行動中、
           左手にずっと障子ケ岳が見え素晴らしい眺めだった
。目的地を目前に大きな割れ目に
           はまった方もいましたが、14:30雪洞作成地点大クビトに全員無事到着。

障子ケ岳東面の勇姿 白一面の大斜面
左手に障子を眺めながら


            早々に雪洞4つを分担で掘り出したしたが、登りの疲れと普段スコップなど持ったこと
           無い私は
少し掘るだけですぐ疲れて全然即戦力にならない、堀方も下手、女用は
           大方を男性陣に手伝ってもらい2時間かけてようやく完成。

雪洞堀開始これから2時間


            夜は勿論宴会、遠藤さんから遭難や岩登りの事故等の話を聞き、身が引き締まる
           思いの中就寝。
            スヤスヤ寝ていた私だが午前3:00、宇野さんの声に起され目を開けてみると入口を
           塞いでいたシートが風で飛んでおり、雪が直接吹き込み外で寝ているのと変らない状態、
           宇野さんは他所の雪洞へ移動、後藤さんと私は
「面倒くさい」との理由でそのまま再び
           就寝、朝になって気が付くと自分が半分雪に埋もれており少しだけ犬の気持ちが解かった
           様な気がした。(朝方トイレに起きた会長シートを閉めてくれた。)

          3月16日(日)吹雪のち晴れ
            
夜の間に天候が崩れ吹雪になった為障子ケ岳ピストンは中止。しかしそんな天気の中、
           木村さん夫妻が朝暗いうち登り始め8:00頃雪洞に表現われた、始めはヘッドランプ山行
           だったとの事、みなさんから「物好きだ」と言われていたが私も心の中で小さくうなずいた、迎
           えた男性たちは、朝から飲んでいた方々が多く、
「西川山岳会は半端じゃなく飲むぞ」と聞
           いてい
たが、それを実感した瞬間だった。

朝起きたら真っ白け 遠藤CLによるワカン履き方講習 さあ 帰えっぺが


             撤収し10:00下山開始、下山途中、ふと「ブナの木に耳を立てると木が水を吸い上
           げる音が聞こえるんだぞ」と、以前聞いていたのを思い出し耳を当てたが全然何にも聞こえ
           ない、後藤さんから「それは冗談だよ」とあっさり言われ、今まで騙され続けていた事が判明、
           なんだか悔しい思いだった。
            和カンの紐が何度も解ける方・急坂下りにスノーシューを脱ぎツボ足の方、下りの帰り道
           は登りよりも歩きにくく長く感じるのは何故だろう、
みんな空腹に耐えモクモクと歩く、この日
           障子ケ岳山頂はガスの中、なかなか全貌を見せてくれない、それだけが残念

            ようやく大井沢川第一ダム工事用道路の車に13:30到着。

休憩 ほっと一息
南俣沢へ到着・無事下山
打ち上げは平三郎のそばだ、よお〜ん


            その後大井沢豆腐を買い、打ち上げは
日本一の平三郎蕎麦と山菜を食べ自然水
           で乾杯、仕上げは水沢温泉へと、とても幸せな気分だった。

            今回の山行で和かんじきの履き方やラッセルの仕方、雪洞の堀方と泊り方、雪ピの多い
           痩せ尾根のコースのとり方等々の基本事項を勉強させていただきました。これからもっと経験
           を積んで楽しく安全な山登りを続けていこうと思います。とても楽しい山行でした。皆様、あり
           がとうございました。

                                                  
記.芳賀

     鳥海山 冬季登頂報告
          
          日  時:  H15年2月22日〜23日
         参加者:  遠藤、松澤透


          
2月22日(土)
           朝6:00。 遠藤さんとR112沿いのヤマザワ(櫛引町)に待ち合わせをする。
         当初の計画では、黒伏南壁か谷川での登攀予定であったが、気温が高く条件が悪いのでは
         ということで、前々からの計画もあった鳥海行きに決定。
           今年はやはり雪が少ないせいか、雪のない車道を「湯ノ台」まで進み、昨年6月に新築と
         なった鳥海山荘に車を置くこととする。

           8:00 鳥海山荘 出発、身支度を整え、雪のちらつく中を「鳥海高原家族旅行村」の
         コテージ群を横切り尾根へと向かうが山頂は見えない、足元は山スキー、背中には充分過ぎる
         自然水系。
           沢を渡り、尾根へ取り付きシールをつけ林の中を高度を稼ぐが、山スキーに不慣れな松澤は
         遠藤さんとの距離は一向に縮まらない、一度小休止を取り鳳来山を目指し尾根に出、途中
         スキーを外したり着けたり、視界が悪く
地図とコンパス頼りに前進するが、いつの間にか「鳳来山」
         も「横堂」も過ぎ
てしまい、遠藤さんにおちょくられる
、ガスも濃くなり風も強くなっている、雪面は
         所々ガリガリに凍っていおり、微かだが時折見える地形を頼りに「滝ノ小屋」を探すが小屋はなか
         なか見つからない。
           視界が利かない、標識があったがすでに風化で文字が無い、また 標識発見、今度は
         「滝ノ小屋」方向を示されている、視界は利かないまま、二人の距離をお互い見える範囲で探す
         まもなく遠藤さんより
「赤布を発見!!」の声。赤布に沿って歩くが、しかし、見つからない・・・
         「こんな場所に小屋は建てない原点に戻ろう。赤布の進行方向が逆の場合もある。」とのお言葉、
         予想的中!!赤布が増えている。静まり返ったガスの中、
「小屋があったぞ〜オ!!」遠藤さんの
         力強い声が響き渡る、確かに見覚えにある小屋がうっすらと見えてきた、滝の小屋着14:00。

           小屋の中は快適、早速二階に上がりこみ、自然水で乾杯!!良かった良かった、夕食は日常
         の食事よりも豪華なヤキニク!幸せ幸せ・・・

         
2月23日(日)
           今日は天候を良いらしい、外に出た遠藤さんから
「山頂が見える!!今日はいけるかも!!」と、
         自分はどうやら飲みすぎて手足・頭・体が働かない、遠藤さん曰く、「松澤君は支離滅裂なことを
         言っていたよ」と、手際良く朝食の準備を進めている。(遠藤さんスイマセンでした。)

川原宿より山頂 山頂直下の遠藤


           滝の小屋発10:15 行動食とテルモス等荷物を最小限にし、昨日同様、足元は山スキー、
         アイゼン携帯し山頂付近にいくらかガスも出てきたが、「行くだけ行ってみよう!」とまずは「河原宿」を
         目指し、出発。
           時々振り返り山並みを眺めていると、滝ノ小屋に向かって山スキーで向かっている人が見える、
         一人のようだが自分たちとは違うルートで来たようだ、しばらく進み高度を稼ぐ、昨日よりはずっと快適
         視界を遮るのもがなく素晴らしい、寒くもなく日も出ているので暑いくらいだ自然水系も汗に変わっていく。

           11:00ごろ河原宿小屋付近を通過、小屋は雪に埋まって見えず、そのまま進み続ける。
           後方に単独の人の姿が小さく見える、「きっと彼は、俺たちのことを“鳥海山を良く知ってる人達”と
         思っているんじゃあないかな?」と遠藤さん。冬の鳥海は遠藤さんが4回目、自分は始めて。
           いつの間にかガスに包まれ距離感も方向もわからない、目標を外輪とし山スキー、アイゼンと道具を
         換えながら上を目指す、 途中、スキーをデポしここから先はアイゼン、疲れの見えてきた私は 遠藤さん
         に叱咤激励され、トコトコと後を追い、ついに14:00外輪到着気分はは8,000M級登頂。
           
「ウォ〜!!」「やったぞ〜!!」の歓喜の雄叫びをあげ、当然、ビールで乾杯!!新山もクッキリ
         すばらしい眺望。(登れて良かった〜。初めてで登れた松澤はラッキー!これも遠藤さんのおかげです。)

山頂の松澤 万歳する遠藤 快晴の外輪


           外輪発14:15 下りを考えるとあまりのんびりしていられない、アイゼン・スキー何度も転びながら
         遅々として進まない、フトモモはパンパン、何度も遠藤さんに待ってもらい歩いたほうが早いが、なんとか
         鳥海山荘着17:45到着、夕日はほとんど沈んでいる、早々に露天風呂で疲れを癒す。

           「こんなに疲れたのは久しぶりだぁ〜。」と遠藤さん、自分はとっくに疲れ果ててしまった、「最近、ピーク
         に立ててなかったので良かった良かった。」遠藤さんに同感です。

           冬の鳥海初挑戦で無事外輪まで行けました。遠藤さんのおかげです、心も体も充実した山行でした。
                                                           記 松澤

        八ケ岳冬山登山(主脈縦走)
              
〜 雪と氷そして岩稜の初心者冬山研修 〜

        期  日;  H15年2月
               8日; 寒河江9.20〜立場川キャンプ場16.00
               9日; キャンプ場7.20〜美濃戸口8.00〜赤岳山荘9.10−
                   赤岳鉱泉12.30−13.20〜 行者小屋14.10〜阿弥陀岳16.00
                   〜行者小屋17.00〜赤岳鉱泉517.40
               10日; 赤岳鉱泉7.10〜行者小屋8.00〜赤岳山頂10.30〜横岳13.30
                   〜硫黄岳14.50〜赤岳 鉱泉16.15
               11日; 赤岳鉱泉7.30〜赤岳山荘8.40〜美濃戸口9.45〜片倉温泉
                    〜寒河江19.50        
記録 宇野
        参加者;  渋谷・CL佐藤(辰)・宇野・佐藤(榮)

        8 日  何事も基礎・基本が大事
            普通、西川山岳会の現地までの移動は
夜行なのだが、メンバーの構成から日中移動
          となる。北陸・長野自動車道経由、諏訪湖が広がり八ケ岳の姿を目前にした時は午後4時
          近く、赤岳鉱泉までの行動は無理と判断、山麓の立場キャンプ場での幕営となる。
            テント設営、会長から
「平らに雪踏め!」みんなで平らにしたつもりだが、寝ているうちに
          端っこにいた佐藤(榮)が中央にずれて中間の会長に苦しい思いをさせた。
           出発前日、”Mごりら”でシュラフ700・プラブーツ・アイゼン等
大量の冬山用具を調達した
          メンバーもいた。
         

さあ歩くぞ・佐藤あ(辰)荷物隙間に全自然水 まずは一服・昨夜の新雪が清清しい 大・小同心を抱える横岳が迫る


          
9 日  高山病対策
            美濃戸口より歩き始め、約4時間半、高度約2200Mの赤岳鉱泉についき、すぐにテント
          設営、行動食をとり阿弥陀岳に向け出発。行者小屋で12本爪のアイゼンをつけてあるきは
          じめたが、赤岳との分岐点で
佐藤(榮)は少しの頭痛とふらつきにおそわれリタイア。
           会長、佐藤(辰)、宇野が阿弥陀岳に登頂、
会長と宇野は必死に雪・岩場の急峻に挑み
          ふらふら状態、しかし(山頂で紅茶をいただき帰還)富士山や北・南アルプスなど本州中部
          で見落とされる山はない展望に生き返ったとのこと、快晴、無風状態、佐藤(榮)残念無念。

テント場は硬く平に 阿弥陀山頂から全裸の富士
赤岳バックに
阿弥陀山頂での記念写真・夫婦?


         
10 日  念願の赤岳登頂
           文三郎道を経由して赤岳山頂へ、途中、左手の赤岳直登岩場で順番待ちのクライマー
         達を振り向きながら、見晴らしが良いものの、あまりの急勾配でピッケルの持つ右手の指が
         硬直して左手に持ち替えることが出来ないほど緊張した。
           2899Mの赤岳山頂、すぐそこに
富士山が見えた、北岳、甲斐駒もみえた、何枚も何枚も
         記念撮影、感動。

盟主赤岳
歓声をあげるメンバー;赤岳山頂
赤岳山頂での記念写真
昨日登った阿弥陀岳もまぶしい
阿弥陀岳バックに一服・もうすぐ赤岳


                
リーダーの決断
           赤岳展望荘付近に来るとにわにガスが出て風も強くなってきた、オーバーズボンをはく、
         天候の急変に「会長どうしましょう?」と佐藤(辰)、てっきり地蔵尾根を経由して下ることを
         佐藤(榮)は期待していたが、会長は、しばらく遠くを眺めていたが「行くぞ!」と一声。
           ガスが深くなり谷が見えない、おかげで恐怖心が少し弱まるがそれでも怖い。
「アイゼンを
         信じろ!」「自分の足を信じろ!
」と佐藤(辰)、それにしても会長はピッケルでなくスキーの
         ストックで登って行くのにはただただ感服するのみ。
          プラブーツはやっぱりローバ(ROWA)か?(老婆ではない、読み方注意)日暮沢小屋での
         新年会で懲りた宇野さんは、”Mごりら”で1回しか履かないという
中古ROWAのプラブーツ
         を購入とのこと、逆コースを登ってきたその最初の所有者(隣の大江町)と偶然、急斜面で
         遭遇、
「やっぱりそっちの靴のほうが良かったみたい」と最初の所有者がぼやく、「おかげさま
         でとっても暖かで調子いいです」と宇野にんまり。

硫黄岳はガスと強風


               
悪天候時はいち早く高度を下げる
           硫黄岳では強風に見舞われ。ケルンがようやく分かる中を次のケルンめざし歩く、雪はない、
         砂利も飛ぶ、風上に体を傾け歩く、
山頂につき一息ついたといたと思ったら「すぐ動くぞ!」
         と会長、5分ほど下ると風も弱まり暖かくなった、「悪天候のときは早く高度を下げることが
         鉄則だ」と会長。
               
滑落防止のピッケルの使い方講習
           樹林帯に入る直前、滑落したときの身のこなし方とピッケルの使い方を実地訓練、佐藤(辰)
         の模範演技についで実習、楽しい笑い声が出てきた、とど松の樹林帯に入るとなんとなくさわ
         やか針葉樹の放つフィトンッチッドが疲れたからだをリフレッシュする。
           ベースキャンプ到着、縦走の成功を記念して
自然水で乾杯、かつ、今回当番の宇野が調達
         した女性らしい献立・つまみに心身共に大満足。

諏訪湖畔の片倉館・入浴 不思議光景・ポストの入れ口と出口がズレている

       
 11 日  公衆浴場「片倉館」
          早めにテントを撤収
(何故か宇野が二晩オヤスミになったお尻部分の雪ベットが5cm程皿のよう
         に凹んでいた・・・ケツ圧かオシッコカ?)
、一気に下山、女工哀史で儲けた片倉財閥が、地域の住
         民のためと諏訪湖のほとりに立てた昭和初期の公衆浴場に入り4日ぶりの入浴を堪能した。
          帰路、定番の「海の幸・
回転寿司の食い放題、ただし割り勘で満腹、無事帰宅。

          
(蛇足)車中の映画「ワラビのこう」、テントの「イビキの考」等の会話がはずんだ。特に会長の
         「西川町民俗学の講座」は参加したものだけが知りえた情報で、続きは次回冬山講座である
         ものと期待している。
                                            
 記 佐藤(榮)


     
黒伏南壁中央ルンゼ

          日 時:   H15年2月8日〜9日遠藤
         参加者:  遠藤、山田(学生)


           今冬三度目の中央ルンゼ挑戦、行楽日和だがクライマーにとっては有難くない天気、
          ピッケルを氷に打ち込んで登っていくわけだが、こんな天気では氷は我々の体重を支えて
          くれない。
           我々はルート半分を登るのに半日以上費やした、「風の踊り場」と呼ばれる緩傾斜帯に
          二人が寝られるスペースを作り、ツェルトを張ってビバーク、全身水浸しで全く乾かず、
水溜り
          の上での厳しい夜を過ごした


           翌日は霧が立ち込め、二人交互に登るが、雪の状態が悪く(私の技術も悪いが)遅々
          として進まない、15m進むのに3時間かかるスポーツが他にあるだろうか? 私は昨日二度
          墜落をしており、心の硬直は解けないままだった。
           谷の向かいのスキー場から聞こえる浜崎あゆみが応援歌になり、無い力を振り絞って
          上を目指した、百戦錬磨の遠藤さんさえ苦闘している、時折遠藤さんの気合をいれる声
          が壁に響く、壁の2/3まで来たが、壁の状況が悪く、日もすっかり傾いてしまったのでやむなく
          撤退なった。

           ザイルで下降を続け、 平地に着いた時は多分二人ともビールの事で頭が一杯だった、
          着くなり二人で乾杯!
「うめえっ!」と飲み干した瞬間、数分前まで我々がいた中央ルンゼ
          で
轟音と共に雪崩発生、遠藤さんも私も運が強い(金運以外は)。

           今回数分差で雪崩から免れたことは、忘れられない出来事だった。
                                                   
記 山田(学生)
           


     アイスクライミング見学ツアー蔵王仙人沢・氷瀑
          ーーー幻想的ブルー世界・訪れた者だけへの贈り物ーーー

         日 時: 平成15年2月2日 晴れ

          参加者: 
遠藤・松沢・山田・後藤・木村夫妻・保科・菊池

           コース:  ライザスキー場駐車場集合〜リフト2本乗り継ぎスキー等場最上部〜
                  仙人沢(氷瀑
 
         2/2(日)
           朝8時にライザスキー場へ全員定刻に集合。今回の主役の松沢・山田両氏に加え、噂を聞
          きつけ駆けつけた保科氏と見学「客」4名は、遠藤氏の先導で、リフトを2本乗り継ぎ、スキー場
          最上部へ。周辺は前日までの積雪により、樹木に
霧氷の花が見事に咲き、絵にも書けない美しさ。
リフトから降りて仙人さわへ いつも一緒のなんとか夫妻

           ゲレンデ最上部より真北方向へ、山スキー・かんじき・スノーシューで歩き出す、新雪パウダースノー
          との予想に反し、硬くしまった雪質で、ほとんどぬからない。難なく仙人沢へ下る分岐点へ到着、そこ
          から急降下となるが、遠藤氏より「雪崩に巻き込まれた際、直ぐに脱出できるよう、
ザックのウエストベ
          
ルトを外すように」との指示あり。30分程度で、仙人沢源流の滝に到着。
           
氷瀑へ到着
氷瀑の裏側へ

            当然滝は凍り付き「氷瀑」となっており、その海の青さとも宝石の輝きとも違う表現のしようがない
          
幻想的なブルーアイスに一同驚嘆。早速メインの大氷瀑へ。なんと氷瀑の中は空洞、「裏見の滝」
         
 ならぬ「裏見の氷柱」。初めて訪れた者は「こんなの見た事ない」と異口同音に感嘆。
            クライミング部隊は早速挑戦開始(11-2.jpg)。アイスバイルと12本アイゼンを巧に駆使し、初挑戦
          の山田・保科両名も3箇所ある氷瀑の比較的『簡単?』な右側を見事クリアー。続いて見学のつも
          りで参加した、
木村氏・菊池にもお鉢が回ってくる、全くの初めての二名にたいしても、「遠藤講師」
          の懇切丁寧な指導により
アイスクライミング体験ができました。
          
いよいよ氷瀑へ取り付く クライミングの見本を見せる遠藤 勇気を振り絞り生まれてはじめて経験の木村

         昼食には温かいトン汁で体を暖め、クライミング部隊は再度トライ。しかしながら、気温がマイナス6℃
          以下の為、時折「軟水」ならず「熱軟水」を補充しつつ、最後にザイル回収の為、全く変わることなく、
          
スタスタと氷の絶壁を登っていく遠藤講師の姿に皆「感心するやら、呆れるやら」、帰りは一挙に急坂
          を登りきり、スキー部隊とかんじき他部隊、銘々に無事帰着、解散。
            今回はまだ氷瀑が発達中との事で、以後何度かこのツアーが開催される模様です。谷間の氷瀑の
          景色を見に来るだけでも一見の価値あり、おまけに遠藤講師の丁寧なアイスクライミング「初の初級」
          講座付き。皆様、是非次回のご参加をお勧めいたします。
                                              記  多賀城 菊池
 


     黒伏山南壁中央ルンゼ
                気温上昇・・雪や氷が融け落ちる

         日 時: 平成15年1月12日〜13日 晴れ

          参加者: 成毛、山田(学生)、関、遠藤、松沢

             1月12日 
               
 5時駐車場に到着。 松沢君を待って5時半出発、昨日 成毛さん山田君が
               つけたラッセルのため非常に楽に6時半には彼等のテン場に着き、登攀準備を
               して取り付きへ。

                1ピッチ目 昨日フィックスがしてあるのでユマールで快調に登る。
                2ピッチ目 山田トップで登っていく、後続はユマール。
                3ピッチ目 成毛トップで登っていく。 青空に体を浮かせ 力強く登っていく、2人
                       は時間切れのため懸垂で降りていった。
                4ピッチ目 遠藤トップで風の踊り場へ向かう。 最初は氷をダブルアックスで登る
                       が10メートルほどピンが雪に埋まり 一本も取れない。落ちられない
                       緊張感で全神経をピッケル、バイルの先端に集中する。やっとの思い
                       で垂直部を抜けヌンチャクを掛けさらに10メートルほど登ってビレー。
                5ピッチ目 傾斜のゆるい雪壁を50メートル登って夏のビレー点より15メートルほど
                       上のハングした壁まで登りビレーする。時間は2時半と少し早いが今夜の
                       ビバークのために雪を踏み固めテラスを作り始めた。テラスができ
                       ガッチャ類を全部片付けてツェルトに入るころは日もかげり気温も下
                       がってきた。腰掛けるだけのテラスに座ると遠くの山に最後の夕日が
                       当たって雪が黄金色に輝き松沢君も 
“こんな景色を見れるのは我々
                       だけだ” と満足げであった。
早速 お湯を沸かし ウイスキーで乾杯。

南壁全景 着雪多くナンギしてます。 ただ今登攀中


              1月13日
               
  腰掛けただけで寝ていたので腰が痛いのとと寒さで夜中に何度も目が覚めたが5時
               起床 朝飯を食べ準備をしてしっぱつできるまで2時間以上かかり実際に出発した
               のは8時近くなってしまった。空はは青空が広がり雲ひとつなく 気温も高くて登攀
               にはあまり向いていない。

                1ピッチ目 ビバーク地点から中央ルンゼの核心部の下まで雪壁をトラバースする
                       が 日が当たり始めた雪は足元から崩れやすい。核心部の垂直の壁は
                       すでに水が流れ始めていて 
壁に着いた雪や氷が次々に落ちてくる。
                       様子を見るためしばらくじっとしていたが結局2時間も雪や氷の落ちるの
                       を待っていた。いくらか落ち着いてきたのでやっと登り出すが核心部だけ
                       あって難しい。もろい岩にハーケンを打ち、そのいつ抜けるかも解らない
                       ハーケンにアブミを掛け 全体重をあずける。ほとんど声も出さず ビレー
                       している松沢君も 写真を撮る余裕もないほど緊張が続く。

                       たった15メートルほどに2時間半がかかりやっとビレー点に着く。そこで
                       現実に帰りほっとする。気がつくと体中びしょびしょになっていた。松沢君
                       に登ってもらい次のピッチを登ろうとしたがすでに2時を過ぎていた。
                       壁全体も滝のようになっているのでここで降りることとして懸垂の準備をする。
                       あんなに時間がかかったのに降りるのはあっという間だ。取り付きに
                       着いたのが3時半。車についたのが4時半とまだ明るかった。

                 黒伏は 標高が低いので天気が良すぎると今回のように雪や氷が溶け出しすぐ
                に壁が滝のようになってしまう。 気温が低く雪の降らない好条件がそろわないと
                なかなか完登するのが難しい。 次回は是非完登したい。
                                                          記.遠藤

     新年会(日暮沢小屋)
                 例年になく少ない積雪


         日 時:平成15年1月12日〜13日 晴れ

          参加者:会長、佐藤(辰)、佐藤(俊)、片倉、佐藤(仁)、佐藤(栄)、菅原、柴田、及川、
               宇野、富田、佐藤(榮)、安達、菊池、山田、お客様(札幌の小澤、横浜の芹澤)
               13日板坂(日帰り)

               大井沢(根子)〜日暮沢小屋(一泊)〜竜門の滝〜大井沢(根子)

     
      1月12日
             朝9時開発センター集合、本道寺の布施さん(通称まつ殿)からオニギリ・漬物他の差し入れ。
            事務局長は天童温泉で朝まで飲んでいたため、若干遅刻。

             根子で大井沢豆腐(10丁木箱入り)購入し10時出発。

まずは行儀よく出発


             空は青空、今年は去年より雪質が良いためラッセルが楽で難なくアメリカ橋、先着組は
            まず自然水で喉を清める、全員到着後、まつ殿のオニギリで早い昼飯。

最初の小休止 根子川の眺め アメリカ橋での昼飯風景


             昼飯後、若い衆(若いと言ってもオヤジばっかり)は、小屋の除雪・清掃・宴会準備のため、
            先行する、途中のいつもはナダレの危険のある砂防ダム横も雪が少なく楽々通過、1時前
            日暮沢小屋到着、俊二さんの小屋入り口除雪終わるのを先着組全員で眺め宴会準備開始。

             部屋も暖まったころ、木村(京)さんの借り物 靴・スキーで
マメだらけの紅一点 宇野さん
            付きまとってた本隊到着。

日暮沢小屋前の状況


             会長挨拶後、佐藤(栄)さんの乾杯音頭で宴会開始。 ・・・自然水・軟水・硬水・中間水・・・
            ・・・焼肉(牛ロース・牛タン・上ミノ)・野菜焼き・仙台のカマボコ・漬物・その他・・・山の様な
            食糧と豊富な水類で盛り上がり、晩飯は牛鍋ウドン、宴会はその後も続きそれぞれのペース
            で ・・・就寝・・・ 。

今回の食糧 まずは乾杯 夢中で喰らいつく焼肉


           
1月13日
             早朝未明、宴会場で寝ていた者から、自然水開始、その内三階で寝ていた者が・・いびき・・
            で寝れなかったと次々起床し自然水開始、最後にイビキのエキスパート富田会員が登場。

             朝食のウドン鍋の後、会場撤収・小屋清掃班を残し、竜門の滝往復班と先発班はさっそうと
            出発。

             10時過ぎ、小屋残留班と竜門の滝班合流し日暮沢小屋にお礼の言葉をかけ帰途につく。

             小屋を出て間もなく、板坂さんが半袖姿でのこのこスキーでやってくる、昨日は飲み会で
            来れなかったらしい、小屋まで行ってすぐに合流する。

             スノーシューの菊池さんを残し、11時過ぎ根子到着、今年の新年会 無事終了。

             ・・・後記、札幌のお客様は山形空港に出発20分前に着き無事搭乗しました、皆さん
               協力ありがとうございました。・・・
                                                          記、 山田


      年末年始登山「奥穂高岳」縦走・登攀
               
気象条件悪く途中引き返す

      
登攀組  日  程 ; H14年12月28日(土)山形〜12月29日(日)新穂高温泉〜2300M地点〜
                          12月30日(月)同地点〜白出のコル〜12月31日(火)奥穂高山頂
                          (滝谷登攀断念)〜同じコース下山〜縦走組と合流下山
                 メンバー ; 遠藤・松澤

           縦走組  日  程 ; 12月29日(日)山形〜12月30日(月)新穂高温泉〜2300M地点〜
                         12月31日(火)同地点〜2700M地点で登攀組と合流下山〜1,800M
                         地点幕営(合同パーテイ)〜H15年1月1日同地点〜駐車場幕営〜1月
                         2日帰路〜山形(19時頃到着)
                 メンバー ; 佐藤(辰)、柴田、関

       29日 M・ゴリラ出発

     3年前に新穂高温泉から北穂を目指したコースである。私は体力・勉強不足でひどい
    思いをして登り、下山後、指先の皮が剥け軽い凍傷になった。今回またチャレンジする
    ことになった。軽量化に努め、少し体力付けを行い体調万全で登れるよう気を配った。

       M・ゴリラから物資調達、
多額の借金を残し(安全登山の秘訣、帰れないときは誰
    かの損)19時30分に出発。
朝5時に新穂高温泉に着く。

   30日 新穂高温泉から

     朝5時に新穂高温泉に着く。2時間程度の仮眠で目的地点に向かって出発する。天気
    が良く、2時間30分くらい林道をひたすら歩く。
途中穂高平避難小屋で休憩。3年前
    ここに雪で作った干支の竜があったのを思い出す。
     小屋のバックに鎌田富士のとんがったピークが見える、ほんとに
急な三角形だ、ここ
    からしばらく行って鎌田富士への登り口がある。いよいよあの急な登りだと覚悟する、
    ひたすらもくもくと登る。登っては、しばらく下を振り返り休んだ。

       最初の登りは朝日の登りよりきつい。でも、時々なだらかになることもあり、以前の
    イメージよりは優しく感じた。
後ろに辰彦さん、かなりきつそう、毎週毎週のおいしい
    お酒のせいで、体力に自信がないと言っていた。

       この日は予定通り、15時過ぎテントを張ることができ、私達のテントも含めて13
    張り、今夜はキムチ鍋で宴会、柴田さん定番の超軟水で、皆ほろ酔い気分、
辰彦さん
    だけはアルプスの空気のせいか?たくさん飲んでいた。
(ような気がする)

   31日 鎌田富士のピーク

     次の日のんびり出発。登攀グループと無線がやっとつながる。
       奥穂山頂は視界が無く、強風が吹いており登るのは難しいということ、私達は蒲田
    富士のピークを超え、登攀グループと出くわすところま登ることにした。稜線に出る
    とすばらしい雪の世界だ、この風景はここまで登った者への贈り物、
左側のセッピが
    かなり怖い、でも右側だって滑落したらもう終わり。
緊張して一歩一歩足を進める、
    鎌田富士のピークを超え、涸沢岳へ向う600Mの標高差を見上げた、標高3000M
    というのは半端な気持ちでは望めない。

      天候が悪く、遠藤さんから聞いていたとおり、山頂付近は何も見えない状況、明日
    も天候は回復しないということで、2700m地点、
奥穂高より登攀グループが下っ
    て来て両グループドッキング
、一緒に下山、遠藤さんと松澤さんが稜線に見えた時、
    うれしかった、仲間が無事に会った時の嬉しさはなんともいえない。

   大晦日 テントで楽しい歳送り

    5人揃って、一気に急な登山道を下る。私はほとんど滑り落ちている感じで子供の
    ようにみな転げた、1800M地点に今夜のお宿を設営。

      日程が1日早まったせいで、夕飯は豪華だ、キムチ鍋・マーボー春雨・チンジャオ
    ロースー山で食べるとなんでも美味しいいのだ!、そして
SさんとEさんは月山自然
    水をすべて飲んでしまった
元旦用のオトソまでねらっていたので、私がしっかり
    隠しておいた。

          紅白ラジオを聞きながら眠りにつく。

    2003元旦 雪の羊

    元旦、オトソで乾杯しお餅を焼いて食べた。
      テント場を出発して、穂高平避難小屋に今年の干支・羊が何匹いるか・・・とい
    う話になった。3年前は大きな干支・竜が1つ作ってあり、なかなか大きくて立派
    な雪の作品だった。
遠藤さんは、羊の親子がいて、子供が2匹いると予想、やっぱり、
    かわいい真っ白な親子の羊ができていて可愛らしい♪微笑ましい♪

      親子の羊と一緒に、涸沢岳・鎌田富士をバックに写真を撮影、山頂の天候は思った
    より良かったかもしれない、登れなかったのが残念だが、またチャレンジしたい、
    今度は干支はなんだろう?。

      途中、避難小屋でまたも月山自然水で乾杯、遠藤さんがビールを飲み、「うめぇ
    ー」。ん?まで羊の泣き声?座布団一枚!

       「羊とかけて、山のビールと説く。その心は「んめぇー!」

       元旦の夜は駐車場の脇にテントを張る。そこでやっとWさんと合流した。よほどう
     れしかったらしく、皆さん超軟水・軟水・月山自然水も水のごとく、愉快で楽しい
     時間が持てた。 

   2日 回転寿司 無事遠藤宅へ

    下山後、帰路、恒例の回転寿司へ、私は11枚と奮闘した、最高は20枚。当然
    Eさんである、6人で合計92枚、すごい数だ。お寿司屋さんはとっても喜んだに
    ちがいない。


     ひたすら高速を走り山形へ。遠藤さん宅19時過ぎ到着。いつものことながら、
   
奥様のおいしい手料理をごちそうになる、どんなに遅い時間でも、いつもいつも笑顔
   で迎えていただき、感謝・・感謝である。
             記  関

     御所山・柳沢小屋で越年
       月山自然水5L・軟水大2本で
元旦迎え

         平成14年12月31日(火)〜1月1日(水) 初日くもり、元旦晴れ 
                参加者:渋谷会長、佐藤(俊)、佐藤(仁)、Mrブラウン、山田
          
21日
            1
2時20分、先行した俊二さん、仁三さんのラッセルを貰いルンルンで
           ジャングルジャングルスキー場駐車場を会長・Mrブラウン・山田出発
            途中、昼食後13時30分柳沢小屋到着、俊二さん達がストーブを焚いて
           くれており暖かい小屋でまずは一杯、 今回は新年会が目的なので会長に
           気兼ねなくじゃんじゃん飲める。 ラジオで除夜の鐘を聞きながら
2年にわた
           って
月山自然水・月山軟水など飲みっぱなし。
            夕方、天童山岳会の後藤さん達三名が下山して来て、同宿となる。

まずは乾杯 先行班が担いだ食糧 小屋前で記念撮影


          
元日
            朝一番、柳沢小屋わき大杉の根元から
コンコンと湧く柳沢名水
”若水をいただき
           一年の無病息災を祈願し ”みそぎてすがすがし”。 朝食後、 部屋の清掃・整頓 
          11時直頼会場の間沢ロッジへ向けて下山。(俊二さんは出発直前小屋到着した友人と
           一緒に遅れて下山。)
            直頼は、当然盛り上がり 大満足の新年会でした。
       記 山田

                      見出しへ



002    会公式行事のダイジェスト報告です。(14/7/1〜12/31)

  
   安達太良山登山
温泉満喫
         平成14年12月21日(土)〜22日(日) 初日くもり、二日目晴れ 
          参加者:荒木(富)、伊藤(恒)、伊藤(た)、伊藤(加)、宇野

          
21日
            7時寒河江発、10時スキー場駐車場到着
           駐車場に雪は全く無くゲレンデも一部滑走可、ロープウェイは観光のみの
           注意書き
            上駅に降りても まだ雪は少なく 
木の枝にぶつかりながら歩きづらい思い
           をして稜線へ 稜線からは磐梯山・飯豊連峰・蔵王連峰が一望できた。
            前回3月は強風で行かなかった、山頂の社に今回はお参りする。

            くろがね小屋に2時到着 部屋にリュックをおろし 3時より宴会開始。
            名物管理人 橋本さんが来年3月定年退職という話し、そのせいか
           宮城県の人がギター、キーボードを背負って泊まりにきており、いつもは
           7時に始まるコーラスが今日は6時すぎからギター、キーボードの伴奏で
           始まる、 橋本さんは ”いいねー いいねー 今日はのってるねー”と   
           楽しそうに動き回り 6時40分 特別早めにハーモニカを持ち出し いよいよ
           本番開始。
        
            4〜5日遅れのバースデーケーキのプレゼントは橋本さんへ送られるなど、
           おじさん・おばさん達 酒に歌に大いに盛り上がった夜でした。

山頂直下ではいチーズ 山頂での記念撮影 小屋管理人橋本さんと一緒 朝風呂あびて元気はつらつ


          
22日
            6時朝食 ゆっくりとコーヒーを楽しみ 8時小屋出発。
            定番となってる岳温泉で朝風呂 今朝小屋でドップリつかってきたのに
           またはいる。
            土産屋など見物し昼食時干調整し、山岳会おすすめの二本松の蕎麦屋
           へ直行、そばと天ぷらでおなかを満たし 帰路は高速を使って一直線。

            今年最後の山行らしく 温泉・酒を十二分楽しんで来ました。
                                               記、宇野


        町民紅葉登山「秘境月山東普陀落
                
〜 3つの発見 〜

        日程・コース 
       
  H14年10月20日; 
                  西川町開発センター6:00集合・6:10発 〜 月山牧場経由(道路迷う)
                  八合目着8:20・8:40発 〜 弥陀ケ原遊歩道散策(迷い)約30分 〜 
                  三宝荒神東普陀落11:30着昼食ー12:00発 〜 御浜池12:20−
                 13:00発(復路) 〜弥陀ケ原 〜 八合目着15:10・15:20発 〜 
                  北月山荘(温泉入浴)16:00−16:40発 〜 西川町開発センター
着18:00

        
参 加 者   10名 コース崩壊・天気予報等の条件あり小人数

       
 1つ目 急がば回れ
          朝早めの出発であったが、庄内東部拡域農道から月山高原ラインへの近道ということで道路標識
         「月山放牧場」 に惑わされ
”余目放牧場”へ、曲がりくねって車酔いしそうになり辿りついた所が行き
        止まり、ホルスタインの牛達も怪訝なようす、しかし、紅葉にを映す澄んだ湖面の
「田代谷地溜池」で
        
の一服も良い経験であった。
              
急ぎの時は、オウソドックスなコースを辿るべし。

怪我の光明、紅葉の田代谷地溜池へ

      2つ目 迷路の遊歩道は

          高原ラインの高度が増すほどに視界が明るくなり、八合目はやや曇り程度、やはり気温は低いので
        雨具を付け、草紅葉の弥陀ケ原遊歩道を進む、自信満々で辿った所は
亦も行き止まり、遅くまで雪が
        残ると想像される溶岩とチングルマの穂、まだ青身を残すヒナサクラ群落、また、草紅葉と澄んだチトウ
        等に皆感動。目的の普陀落への登山道に辿り着くに30分ほどロス、でも、普段登山では歩いていない
        ルートで良い体験となる。
             
シーズンオフの遊歩道は、迷路。(標識取り外す。)

遊歩道入り口での定番写真 澄んだチトウと草紅葉が数多く 行き止まりの雪田跡

          剣ケ峰上からは、紅葉に包まれた御浜池が眼下に、ここに賽銭箱が置かれおもわず手を合わせた
        くなるような眺望、 まず鉄梯子、急降下、紅葉が美しい。


      3つ目 
まだある月山の秘境

          これでもか”是でもか”と下ると突然大きな岩が空に浮いてくる、「観音様」のシルエット、ところが、
        その直下に辿りつき 見上げると
女性を喜ばせそうなシルエットに(10m以上の岩峰)、霊験アラタカ、
        全メンバー登り詰め参拝、その下の広い岩場で早めの昼食。
ここが秘境の東普陀落・三宝荒神

風よどは葉の痛み無く紅葉が綺麗 剣ケ峰上からの御浜池 観音様のようだったが

似ている素晴らしい岩峰三宝荒神 信仰を集めたであろうその訳は すぐ高い所へ登る人 真新しい剣が奉納されていた 普陀落での腹ごしらえ

         御浜池まで更に下る、秘境だけに隠されたもの、見事な天然のナメコにわれも我もと藪山をよじ登る
        人間達、何箇所か、しばらくすると開けた紅葉バックの御浜池、神々しささえ覚える、記念写真撮影の後
        コーヒータイムと周辺散策
、発見”古銭”の大観通宝や永楽通宝等が池ほとりに、石の間に金メッキの
       蛇香炉
等など・・・。
古くからの信仰の跡がをしのばれる。

見事な天然ナメコ・群がる人たち 祟られるとも知らず蛇香炉を手に喜ぶ女性 目的地の証拠写真

                                                          記 渋谷

          竜門山避難小屋落成記念 
紅葉登山
                〜快晴の3日間〜

         日程・コース 平成14年
       
  10月12日; 日暮沢小屋7:00集合・7:20発 〜 竜門山避難小屋13:00ー15:00
                  集合落成記念祝賀会15:00〜満員のため狐穴小屋移動11名(会員)
         10月13日; 自由行動・・@・帰宅者・・・A狐穴小屋(泊)・・・B狐穴小屋〜天狗小屋(泊)
                  〜C大井沢強行下山
         10月14日  夫々帰宅

        
参 加 者    西川山岳会21名・MゴリラF数名・小名浜山岳会数名・藤原山の会数名
                  他一般参加者合わせ約100名


        
10月12日


           午前7時日暮沢小屋前集合、イベント用食糧・飲物等を強力メンバーに分配(弱い者も1品を)
          し登りはじめる。
(駐車場が狭く自動車が小屋奥はもちろん手前の林道に長蛇の状況、多くの登山
         者から何とか成らないのかと苦情の声。・・・課題)

日暮沢小屋前は車でいっぱい 林道の奥も手前も満車 食糧・飲物を分配


           清太岩山で大休止、ここまでは全員一緒の行動であったが、それぞれの力量をもとに先発・
          後発に別れ先発グループには祝賀会の下準備を頼む。 後発メンバーはチョコチョコ休憩しかも
          遠くに竜門山避難小屋を確認するや
自然水を減らす違反者も出た。ポカポカの天気も拍車
          をかける。

ゴロビツでの定番一服・水源ok 熊に襲われそうな美女2人 竜門山避難小屋が目前・飲む違反者は!


             先発グループが芋煮の下ごしらえを終わったころ、後発メンバーが涼しい顔で到着。合流し
           仲良く芋煮を急ぐ。他の登山者もぞくぞくと到着、果たして今晩泊まれるのかと心配の声。肝心
           の小屋管理主任である
遠藤さんの姿がない(仕事の都合!!・・・本日の主催者・・・残念)。おか
            げで佐藤(辰)が改築記念祝賀セルモニー・小屋管理(部屋割り等)と孤軍奮闘。

紅葉バックの竜門山避難小屋に到着 ご苦労さん まずはお入り・土間で荷を降ろす せっかくだから記念写真
落成記念セルモニーに集まる 幹事山岳会の渋谷会長挨拶 佐藤栄一さんの銘指揮朝日山岳歌の斉唱 乾杯・・・120本消費・・冬越し0


               定刻の3時から祝賀会セルモニー、発起人代表西川山岳会長挨拶・公園管理人メッセージ代読・
             来賓挨拶・朝日山岳歌斉唱・
自然水での乾杯等あり、それに加え紅白の餅が各人に、さらに先ほど
             から準備されていた
芋煮鍋が振舞われ、参加者は大喜び。
           

一階の部屋状況(よく写せなかった 二階の部屋状況 素晴らしい夕日の景色に遭遇

          10月13日 (以下狐〜天狗〜大井沢川組情報)


              すぐ下山するメンバー、竜門から狐へ移動する会員、狐から天狗へ移動するメンバー、天狗を
             パスして大井沢川まで強行下山する会員等さまざま。天狗経由大井沢川組の
安達他1名は6時
             
木村夫妻と佐藤(恒)は7時出発、 天狗泊の会長1人8時に(きのこポイント知られたくない)
             同泊のノビタ他友人は9時頃とバラバラ出発。
               狐穴小屋から天狗小屋の間は、昨年ほどではなかったが比較的綺麗な紅葉が 見られた。途中、
           
 会長ブナハリタケを採取、天狗小屋(お昼に到着、先発組昼食中)で山田小屋管理人に料理して
             もらい自然水から・・・超硬水まで。ホームページ の掲示板常連の
多賀城菊池さんと名古屋大学
             休学し
東北を回っているという渡辺君と同宿、意気投合、一緒に時間まで飲み・語り合う。

竜門の定員オーバーで狐に会員11名追われる 翌日の狐穴小屋から以東岳 そしてエズラの展望 2日目は天狗小屋を目指して

振り返ると北寒河山・奥に寒河山 行く先にお山の大将だろうか 天狗小屋に到着 管理人の髭のおじさん!!!

       10月14日

 
              天狗小屋泊まりのグループは、山田管理人にお手伝い、トイレや土間・部屋の掃除、ごみの梱包
            リックツメ等 の後始末を念入りにし9時頃に下山を開始。 焼峰で最後の休憩をとり下り始めたとき、
           女性(1人だけだが)の大き なため息
、ノビタ君の友人ノブコちゃん大井沢川駐車場に事前に置いて
           きた
自動車の「鍵」を登山初日の日暮沢小屋前駐車場のノビタ君の自動車へ。やむなく山田さんの
           自動車で回送、話題提供に感謝、メンバー疲れも治る。
             前日の狐穴小屋を管理した佐藤(辰)と柴田は、後を追って狐から天狗経由で大井沢川へ下山、17
           時頃に現着ということでした。

                                                               
記 渋 谷

        2002紅葉と温泉「八甲田山登山」

     
 日程・コース 平成14年
       
10月4日; 西川町19:30発 〜 寒河江 〜 黒石IC〜酸ヶ湯温泉着1:00(駐車場
               幕営仮眠)

       10月5日; 酸ヶ湯温泉8:10発 〜 仙人岱 〜 大岳山頂10:40 〜 大岳避難
              小屋(昼食)11:20・・12:30発 〜 上毛無岱〜下毛無岱〜 酸ヶ湯温泉
              14:20着・・大浴場でサッパリ13:15発〜アップルロード 〜 岩木町
              桜林公園16:00着(幕営) 〜 弘前駅前居酒屋「山唄」津軽三味線ライブ
              (飲む・食う)鑑賞 〜 ”ホテル桜林”着不明(泊)

       10月6日; ホテル桜林8:30発 〜 標鯵ケ沢町 〜 深浦(不老不死温泉)10:40
               ・・露天風呂混浴11:40発 〜 白神秋田(昼食)〜能代 〜 北上IC 〜 
               寒河江IC 〜 西川町20:15着


      
参加メンバー
         
女性 ; 伊藤たみ子、土田寛子 
         
男性 ; CL土田孝一、SL佐藤仁三、佐藤恒哉、佐藤榮一

      前 日


   
   予定時間どり西川町を出発し、酸ヶ湯温泉へ向け6人を乗せた車は順調に走リ、夜中に現地
        到着、テントは張ったが寝付かれず粕取り自然水をがぶ飲み、その時間約1時間。


      
初 日

      
 メンバーがメンバーだけに8時過ぎて出発、リーダーの至らぬせいか仙人岱から大岳への急登で
      
ヒロがバテる。山頂はガスが流れもういちの天気。大岳避難小屋は、超満員、遠慮しないで昼食をとる。
        下山し酸ヶ湯温泉としゃれこんだが、紅葉の最盛期・天候のせいかなんと此処も満員、早々に引き上げ
      
”ホテル桜林”(テントでしょう)向け出発。

出発前に記念写真 紅葉は今が最盛期 何湖かな 山頂での証拠写真 避難小屋も満員

          弘前駅前の居酒屋「山唄」へ、館I内は超満員、津軽三味線ライブ、この道の全国大会で優勝した
       奏者を眼前に本場津軽三味線の音色とその迫力に圧倒される(もちろん、有料の自然水・軟水・新鮮
       な山海料理に舌ずつみをしながら)。榮一さんは、ひたすら感動(掲示板参照)する。ホテルにいつ
       帰ったのかは不明。      

本場津軽三味線を聞きながら 一流の奏者だよ


    
  2日目


          前年度のコースを参考に日本海側を帰ることにする。鯵ケ沢町を経由、不老不死温泉へ、ヒロの
        とっての願いで雄大な日本海を一望しながら露天風呂で混浴、自然水でのカンパイも忘れない。突如、
        岩手観光バス1台の客、どやどやと混浴中の風呂(男子用)へ、ヒロ・タミ・・・・・・おろおろ。(独占は
        出来ないよ)

山岳会推薦の露天風呂 ヒロの希望であれば 混浴もいたし方なし
おまけに十二湖散策

 
          仁三さんの案内で十二湖見学。澄み切った紺碧の湖に、榮一さん、またも感動の声。秋田白神の
        ハタハタ館”で昼食、榮一さんの漁火弁当に異常発生、飯が「メッコママ」のようであった、栄一さん
        激怒!!
、一食だけの運の悪さ、先の感動・・感動も・・・・・。
         秋田道を南下、一旦太平洋側に回り仁三さんを仙台に下車させ一路西川町へ。
                                
記 土田孝



        2002秋山合宿「剣岳早月尾根登山」

      日程・コース 平成14年
       9月13日; 会長宅5:30発 〜 谷沢6:50分(全員) 〜 関川道の駅・有磯海SA休憩〜
               馬場島着1:00(仮眠)

       9月14日; 馬場島5:50発 〜 標1240m7:45 〜 標1400m8:20 〜 標1600m
               8:40 休憩8:55 〜 標1800m9:20〜三角点1921m10:00休憩10:20
               〜 標2000m11:00 〜 11:15昼食11:40 〜 小屋前広場12:00
               大宴会13:25 〜 早月小屋13:28着(泊)

       9月15日; 早月小屋5:45発 〜 標2800m8:15 〜 剣岳山頂9:30写真撮影・小宴
               会10:30 〜 門11:45 〜 前剣12:15昼食12:45 〜 一服剣13:40
               〜 剣御前小屋15:30 〜 雷鳥荘17:15着(泊;温泉付)

       9月16日; 雷鳥荘6:40発 〜 室堂一番バス8:00 〜 立山(列車)9:10 〜 上市町
              10:10・・・・馬場島自動車回収往復(ハイヤー)・・・・上市町11:30 〜 12:10
              有磯海SA12:40 〜 谷沢17:45着 〜 会長宅18:30着
                                            以上  宇野メモ

      
参加メンバー
         女性 ; 宇野けい子、伊藤たみ子、木村京子 
         男性 ; CL柴田弥一、SL渋谷啓、佐藤恒哉、木村政信


     前 日

        予定時間どうり寒河江市の谷沢(木村宅)を出発し、
目的地の馬場島へ向け7人を乗せた車は
       しばらくは順調に走ったが、心配していた事件発生、“関川道の駅”でのトイレ休憩で宇野さんポ
       シェットをトイレに・・・・。
        後は、木村(政)・柴田のメイ運転に任せぐっすり。翌午前1時暗闇の馬場島に到着。

     初 日

        仮眠の後、5時朝食、霧雨あり雨具を着用、元気な姿をまずカメラに収めて予定よりはやめに出発。
        テント場の奥に進むと
黒光りの磨き石に力強い文字で「剣岳」(難しい漢字)と赤く塗られた矢印あり
       ここからすぐ急登、
“三大急登の早月尾根から剣岳”不安と期待の複雑な気持ちで一歩を踏みだす。
         しかし、舞茸の採れそうな楢木など広葉樹林帯の登りで地元の朝日連峰と錯覚しそうで片方から
       冗談の声も出る、雨も上がり汗も出てきたので上雨具を脱ぐ、しばらくすると平坦な道となり大き目の
       広場(松尾奥ノ平?)に着き最初の休憩。

まず元気な姿を 太い太い古代杉に驚く
不安もなくなり一服
長休みはしない この辺から秋の気配が


         ガスも上昇し雨の心配もなくなり雨具を整理し歩き出す、急登と一息の平坦の繰り返し、この急な尾
       根道に
幹周り7〜8mあろう杉の古木(立山杉)がえん延と続きこの間古代にタイムスリップした感覚に
       おそわれる。

         登るほどにガスも上昇、左手に猫又山とその連なる山並みがガスの合間に見え隠れ、
200mごとに
       置かれたいる標識
の間隔がだんだん遠く感じてきたころ三角点標識(1921)mに到着。コーヒー休憩、
       いや、その前に自然水での乾杯となる。例によってカシマシク気が緩む、そこを大学生数名のグループ
       が不思議そうに挨拶を交わし追い抜き通過、単独の若い女性も通過。右手の稜線がガスに覆われた
       大日岳とその渓谷の色彩が清清しい。

ゴゼンタチバナの実
1921m三角点でコーヒータイム ガスが上がり左手に猫又山? 左手奥にゴツゴツの峰?


         チトウらし小沼を過ぎ急登となる、自然水のおかげで息切れしながら登ると少し平の所で先ほどの大学
       生達が休憩中、彼らを追い抜いたが急に腹が減って本格的な昼食、木村夫妻のラーメン・柴田とっておき
       の「鱒寿司」弁当にみんなタカル。
         若干ルンルンの満腹乙女たち(だいぶ昔)、にぎやかに急登何のその、シラビソ樹林から急に開けた
       高台のような広場に出た、やや左手にゴツゴツの峰(名判らず)、右手すぐ下の
ガスの合間に山小屋らし
       きもの、よく見ると30mほど先の鞍部に「早月小屋」。まだ昼の12時前、リックを開き自然水・軟水・硬水・
       つまみの数々、さらに、ここだけ無風で小春日和の陽がさし気持ちよく
1時間もの大宴会(後についた大学
       生達再びキョトン)となってしまった。

ガスの合間に突然姿を見せた早月小屋 小屋手前の小高い広場で大宴会


         カレーライスお変わりしての夕食のあと早目の就寝のつもりであったが、我々の他たった一人の同部
       屋となった地元登山者の長い
ナガーイ諸講義にお付き合いし、つらい就寝となる。

     
2日目

        一晩中の豪雨も朝方には小降りになり、一番の朝食を願い済ませ、雨具をつけ計画より30分遅れて
      出発、伊藤(たみ)が仕入れてきた
“午後晴れ”という天気予報を信頼し、いよいよ「早月尾根急登」の本
      番に挑戦。
        もう最初からシラビソの根に懸垂しながらの登り、間もなく雨具を整理、ガスの切れ間も多くなり、やが
      てハイマツや真っ赤な実をつけたナナカマド帯へ、さらに草紅葉になりつつあるチングルマやアオノツガ
      ザクラなどの高山植物帯、ここで
つがいの雷鳥が我々の3m先をしばらく道案内、しばし疲れを癒してく
      れた。

朝出発前の定番写真 ナナカマドの実も色ずく 午後の天気に期待して黙々 道案内の雷鳥のつがい


        いよいよ左右に壮大な岩壁、のぞくと深い谷底、植物皆無の岩場へたどり着くと薄いガスの流れの合
      間に圧倒されそうな「剣岳」山頂がせまり、人らしきシルエット、その手前下には岸壁にへばりつくような
      色とりどりの登山者達の風景、
“やったー”と我々メンバーは一斉に歓声を上げた。

まだ余力ある娘たち? 寒い・・・上着をつける 山頂が近いぞ
何笑いか
早く登って来い
ガスが切れてきて山頂が現れる


        Tシャツだけでは寒く上着をつけ、いよいよ最後の岩壁、クサリ場となる。上を見ると眩暈がする縦横の
      クサリ場を何箇所か、クサリの無い岩一枚の横道、難儀している宇野さんを写真に収めながらやっと別山
      尾根分岐点標識へ着く。逸る気持ちかここから山頂までの距離が長かった。

左右とも急峻な岩山ばかり まずわお手並み拝見 ”宇野” 最初のビビリ 他は難なくクリア 下りコースも見えてきた


        
2998mの山頂に予定どうり着。ますます青空が広がる。南に雄山と室堂・東に大日岳・西には鹿島槍
      ケ岳や白馬岳などのパノラマ。定番のメンバー全員(他人にシャッターを頼む度胸)の記念写真・それぞれ
      の記念写真を写し終わってから場所を探し
まずは自然水で本当の乾杯。

無事山頂 まずわ記念写真
女たちも
伊藤(たみ)・佐藤(恒)
晴れ上がった青空・登頂に自然水で乾杯
うれしさに食欲も増す
剣岳神社
別山と雄山・剣沢の遠望 剣御前と室堂方面の遠望 鹿島槍や白馬岳も遠望できた わからない


        惜しい気持ちを押し切り別山尾根の下り専用コースを降りる、
クサリ場のカニのヨコバイと金梯子などの
      岩場が続く、上り専用コースのカニのタテバイを横目で見ながら天気のよさと眺望のよさに「前剣」と「一服
      剣」でつい長い休憩、一服剣では朝日連峰登山の帰り最寄駅まで
ハンサムな中年男性(多分遠藤さん)
      に送ってもらったという埼玉の女性グループに遭遇。

ここがカニノヨコバイ 下からは眺めが良い 失礼な 難関を突破 まだまだ続く岩場道
ルンルン下るメンバー カニノタテバイを横目に見て(上りコース) 前剣で昼食 改めて剣岳を振り返る
遠藤さんのお友達と遭遇
岩砂利しいたような斜面も

前剣も結構高い
今回のCL柴田
鼻歌での木村(政) コンビもルンルンと しかしまだ岩場登りあり 宇野さんも頑張る


        道草を食いすぎ今夜の宿「雷鳥荘」に到着時間大幅に遅れた。正真正銘の温泉付き山小屋(ホテルか)、
      一風呂あびて夕食、もちろん
瓶の自然水で“剣岳早月尾根完全踏破”を祝っての乾杯、専用の部屋に戻っ
      てから引き続きの方もあった。朝起きると入り口のスリッパに混じって1足のトイレスリッパあり、またも宇野
      さんのしわざ・・・・。

   
帰宅日

       朝の室堂付近は風雨、始発のバスで美女平、ケーブルに乗り継ぎ立山、即連絡の列車で上市町へ(途中
      乗り継ぎあり)、柴田と木村夫妻の3名ハイヤーで馬場島へ自動車の回収(往復1時間20分)。全員そろい
     上市町を出発、
“まっつてー”駅待合所へポシェットの忘れもの、またも宇野さん、・・・・伊藤(たみ)いじ悪回収。

列車で立山から上市町(馬場島基地)へ


       滑川から高速道、有磯海SAで“利家・まつ弁当”の昼食、寒河江市へ向け走り続け予定時間に無事到着。
                                                    
 記 渋谷

     2002夏山合宿「飯豊連峰」

     日程・コース 

       8月23日; 会長宅5時発 〜 飯豊山荘7時45分―8時 〜 梶川出合9時50分軽食
               ―10時10分 〜 石転びの出合10時50分―11時 〜 第一雪渓切れ間
               11時40分昼食―12時 〜 雪渓終点13時40分観帰り休憩―14時 〜
               梅花皮小屋着15時50分(泊)

       8月24日; 梅花皮小屋6時30分発 〜 北股岳 〜 門内岳8次45分―9時 〜 
               地神山  〜 丸森尾根分岐点10時15分―10時30分(荒木CL泣き別れ)
               〜 頼母木小屋11時―軽装11時22分 〜 大石山 〜 鉾立峰 〜 ヱ
               ブリ差岳13時10分―13時40分折り返し 〜 大石山大休憩(佐藤SL・
               木村*夫ドッキンヅ) 〜  頼母木小屋15時50分着(泊)

       8月25日; 頼母木小屋7時発 〜 丸森尾根分岐点7時45分―8時 〜 丸森峰下
               9時― 9時10分 〜 水場 〜 のぞき(スロウダウン) 〜 飯豊山荘
               11時30分着―(温泉一風呂・自然水)12時20分―越後屋(昼食)13時
               30分 〜 会長宅16時30分着

     参加メンバー
         女性 ; 伊藤加代子、宇野けい子、伊藤たみ子、木村京子 
         男性 ; CL荒木富夫(前2日)、SL佐藤辰彦(後2日)、佐藤恒哉、木村政信
               (後2日),佐藤榮一、渋谷啓 

     初 日
        まず天狗平駐車場での荷つくりに困惑、見た目は屈強そうな女性4人とアブラコ男性
       3名、一人前の男性荒木1名のみということなのだ。やむなく共同食糧を8個に分け前
      メンバー1個ずつ無理やり詰め込んでもらう。
        誰も苦情を言わず、ほぼ平坦な道をカシマシク。梶川出合の硬く分厚い残雪の下で
      軽い食事を とる、佐藤(恒)と宇野が食後のミルクアイスを造りみんなで回し飲み。

荷分けし出発準備 梶川出合で軽い食事 石転びの出合で記念写真


        1時間歩き石転びの出合に着く、喚声をあげ石転び沢の雪渓の全容を見上げる、
      定番の記念写真を撮影、涼しさを通り越し寒いという感じで長居できず、意気込んで
      出発。雪渓に近ずくと割れ目や切れ目が多く一昨年よりだいぶ残雪が少ない。
        第一の切れ目で短い時間の昼食、より安全なコースを選びながら登る。中盤から
      やや急で固めの雪渓となり佐藤(榮)新品のアイゼン(ゴリラで買わされた哀れか!)を、
      つられて荒木(富)・宇野もつけた。息切れがしたころ雪渓の終点に着き大休止。

いよいよ雪渓を 雪渓の切れ間で昼食 だいぶ疲れた後ろ組 無事に雪渓を登りきり大休止


         ここから岩ゴロの急登、伊藤(加)遅れ気味(トレーニング不足と16キロの荷物)、
        しかし、経験の豊かな彼女は耐え抜き、突如ガスの晴れ間に現れた目の前の梅花皮
       小屋のシルエットに全メンバー万歳、しばらく腰を下ろし感嘆の会話。
        小屋は、まだ新しくきれい、水洗トイレ良・水場少し遠いが水量抜群。例により自然水
       で乾杯、芋煮鍋で今日を振り返り歓談(最もうるさいチーム)、でも管理人の指導とおり
       定刻に就寝。

あと50歩で梅花皮小屋 料理出る前に無事到着に乾杯
梅花皮小屋に着き定番記念写真を 半身の北股岳


     2日目
        朝、予定より30分早い6時30分に北股岳に向かって出発、時々ガスの通過、登り
      でも寒い感じ山頂の山ノ神で賽銭箱に伊藤(加)の入れた100円で皆して拍手、今日
      と明日の天気・安全を祈る。
        門内岳を過ぎて30分ほど雨に打たれ風もやや強かったが進むほど安定した曇り
      空となりアップ・ダウンも少なくルンルンの歩き、飯豊トリカブトの群落・地神山下の
      イイデリンドウなどの高山植物を観賞しながら丸森尾根分岐点に到着、休憩、ここで
      CLの荒木(富)と無念の別れ(仕事の都合)。
北股岳神社で天気・安全祈願 トリカブトの群落を眺めながら 門内小屋が見えてきた ここから下る寂しそうな荒木(富) 丸森尾根分岐点
トリカブトの群落 太陽の陽がなくつぼみだけのイイデリンドウ


       今晩泊る頼母木小屋に着き、急ぎ(不満の声あり)昼食をとり伊藤(加)に留守番
      をしてもらい他のメンバー空身でヱブリ差岳の往復へ、急登は鉾立峰ぐらいで、マツ
      ムシソウ・ハクサンフウロウ・ハクサンシャジン等混在・群落の美しい高山植物に感嘆
      しながらゆっくり2時間弱で山頂着、証拠の記念写真撮影、SL佐藤(辰)の命令により
      ヱブリ差小屋の点検、写真の外観・中はきれい・トイレ2使用可汲み取り式・水場は
      小屋下の雪渓にあるが遠距離でした。

頼母木小屋がすぐだ 頼母小屋前で記念写真 ヱブリ差小屋 ヱブリ差岳山頂で証拠写真を


        途中、無線連絡で荒木(富)と交代で丸森尾根を登ってきた佐藤(辰)・木村(政)が
      迎えに来てくれるということで、大石山で休憩、2人を待つ。ドッキング・ヱブリ差岳登山
      成功の握手、小屋へ戻る。
        古い小屋・トイレ使えない(どうしよう)・引き水最高。交代組が荷揚げした「いもの
      豚肉鍋」が
今夜のメイン料理、自然水は割り当て1本・他軟水と硬水、嬉々とした女性
      たちの声も止む、大阪からの8人パーテイへの遠慮か・疲れたか早めに就寝。夜中
      に強風・大雨。

きた道を振り返りながら
迎えに来た佐藤(辰)・木村夫とドッキング


     3日目
        風まだ強く寒い朝、7時に小屋を出る、40分ほどで丸森尾根分岐点、風を避け少し
      下って休憩、出発したが暑くなり上着脱ぐ、ここからは遠遠がまんの下り、暑い、昼前
      に飯豊山荘着、温泉で汗を流し、夏の合宿成功を祝して瓶自然水で乾杯。
        車で5分ほどの「越後屋」で“夫婦そば”の昼食、山好きの旦那さん2日前登った飯豊
      の写真を披露・別冊も、自家製生キュウとつけ味噌のサービスは美味かった。アフター
      登山西川山岳会推薦の店になりそう。・・・帰宅。
                                                 記 渋谷

丸森尾根の急降下を楽しむ木村(京)
山好き旦那のいる蕎麦や「越後屋」


     夏休み山小屋管理(後半)ノビタ日記

      某月某日

        午後4時も過ぎた頃、(ごりら)に突如、飛び込んできたいやーこの計画は無謀
       でした!≠ネんと、御所山
       から今だ歩いている筈の!富田さん。行きずりの方に車でここまで乗っけてきて
       もらったとか。すぐさま無線でこの様は伝えられ、悪事千里を走る?ではないんだ
       ろうが、まあまあその情報伝播の早いこと早いこと。
       こうして、成功すればきっと朝日にその名を永く轟かせていたであろう小牛田からの
       徒歩、朝日登行計画は奇しくも? 頓挫。

      8月14日(水)

        そんな訳で天童のビジネスホテルで一夜を明かした富田さんとともに日暮沢
       から登行に就く。天候雨、時折激しく振ってくる。
        7時前に登りはじめて11時、竜門小屋到着。着いているべき辰彦さんが今だ狐穴
       小屋から着いていない。あーあこの雨は、今日は止みそうにないなぁ…
        暫くして辰彦さん、昨日旨いこと?呑み友達となった星さんという方と竜門小屋、到着。
       すぐさま管理人室を開け昼食の支度、蕎麦をみんなでずるずるすすりながら、話に耽る。
        聞けば星さん、山での泊まりは今回が初めてだったとか。いがったでしょー?
       辰彦さんの問いに 星さん、いや、ただうちの奥さん、まだ泊まりで山きたことないんでね、
        私だけ先にやっちゃったんで帰ったら何て言われちゃうか…&。雑びみょーな!
       心境だったようだ。
        辰彦さんと狐穴小屋の小屋番引継ぎを終えて、これから下る辰彦さんと星さん、
       時を同じくして のび一人で、富田さんを竜門に残して狐に向かう。14時40分狐穴
       小屋、到着。

ノビタ管理の狐穴小屋 寒江山から以東岳方面


        夕刻、同じく今日お昼から上った竜門・遠藤さんと無線交信。今日はなんと、日暮から
       2時間20分で登ってきたよ
!≠りゃりゃ、こりゃ最高新記録なんでないんかい!本人
       でさえまさかそんなで登ってこられるとは思ってなかったらしく、意外というかやったら
       なんか出来ちゃった!てな具合。こちらは朝日にその名を永く轟かせられる凄い快挙
       でしょう。

     8月15日(木)

       今日は朝日連峰南部ブロック・山小屋小屋番サミットの日。ノビも今日は掃除をぱぱ
      ぱっと終わして6時45分、意気揚々と小屋を出る。
       竜門小屋で遠藤さんと合流して共に大朝日小屋へ向かう。天候昨日に引き続いて今日
      も雨。お天気祭り気を抜かないでやってんだけどなぁ…。
       9時50分、大朝日小屋到着。大場さん、今年も来たよ!♂涛。さん固い握手。鳥原
      小屋から正典さんも着いている。
      かんぱーい!≠キぐさま、自然水っ!!=A祝宴が始まる。今年はこんな、雨
      ばっかだから登山者も何だか少ないねぇ…<Tミットらしい話題に終始した。

     8月16日(金)

      狐穴小屋にて一日のんびり過ごす。今日はようやく曇りになった。

     8月17日(土)

       今日は雲の切れ間からお日様がちらちら見えたり隠れたりしている。ややっ、今日を逃した
      らもうあとは出来なくなるゾ!というので、朝から洗濯におおわらわ。カビの匂いに犯され
      始めた!雑巾から長靴からTシャツから、ここぞとばかりにどんどん日に干す。
       朝6時から始めて落ち着いたのがようやっと8時半。さ、今日はお天気もいいしあとは
      以東に遊びに行こうかしら、というので狐穴小屋を出る、9時前。
       10分も歩いて前から見覚えのある人がやってきた。あら、ノビタさん!≠らまー、
      以東の和田さんじゃないの!急遽狐穴小屋にとんぼ返り。
       ということで狐で朝日連峰北部小屋サミット開催!和田さんと和田さんのお友達と
      朝から自然水にわんさか浸る。

     8月18日(日)

       4泊5日の日程を終えて、今日はようやく下山の日。こんなときほど朝からすっかり晴れ
      ている、この1週間で何だか一番いい天気。あーあ何だか複雑な心境。
       すっかり綺麗に掃除を終えて8時過ぎ、お世話になりましたと狐穴小屋を出る。
       9時40分 竜門小屋。
      玄関先で遠藤さんとごりらファミリーの山中さんが呑んでいた。なんだい、遅かったぢゃ
     ないの!♂スでも竜門小屋の荷物整理の手伝いを待っていたらしい。あーあもう少しゆっくり
     来るんだったかなぁ。

白いがく入りミヤマリンドウ 旧竜門小屋との最後の別れ


      暫くして会長も日暮から到着して早速、荷物整理が始まる。生活道具から食料から工具
     から、ビンから缶からごみから分けて、どんどん箱から袋からに分けて突っ込む。それにしても
     凄い量だ、これぢゃ待っていたい気持ちも何だか少しく覗える。
      1時間もして、引越しで…というのでもないのだろうが、お昼に蕎麦をみんなですする。その
     後戸締り。永いことお世話になりました♂涛。さんしみじみ、管理人室の鍵をかける。みんな
     揃って小屋の前で記念撮影。これが今までの小屋との最後の撮影ということになろうか…色ん
     な想いがこみ上げる。
      12時半、竜門小屋出発。15時20分日暮沢着。それではまた、と、それぞれ別れた。

                                                       のび;記  


    マッターホルン&モンブラン(第三報)
     日  程:天候不順のため大幅に変更

       帰国した今も使い込んだパンフレットを穴があくほど見つめてしまう。それほど私の
     心の中に深く刻まれた旅であった。初めて4000M峰の岩と雪のミックスを登る感激、
     今回マッターホルンが登れなくても、私には新しい世界が広がった充実した山行だった。

     ■ マレーシア航空
        成田を立ち、ツェルマットに着くまでのなんと長いことか!おしりが痛い!今後の参考
       にばらしてしまうが、航空券は往復で11万9千円。ただし、クアランルンプール、コタ
       キナバルで待機時間あり。行きはあまり正確な時間は記録していないが、帰りは、フライト
       19H、待機3H。行きの機内では「食え、食え」と言わんばかり夕食なのか朝食なのか
       分からないままひたすら食事が出てくる。食の細い佐藤氏は食事恐怖症ぎみ?私は映画
       のスパイダーマンを4回も見てしまい、すっかりファンになってしまう。あんなだったらどんな
       岩も登れるなあ。4回も見ると英語でもおおよそ何を言っているのか分かるものですね。

     ■ ツェルマットへ
        チューリッヒ国際空港へ無事到着。観光地スイスならではのライゼゲペック(駅から駅へ
       荷を運搬してくれる)を依頼する。それからスイスカード、行き帰りの電車代がただになる。
        今日はツェルマットまで無料。風景の美しいルツェルンを経由して行こう。
        スイスの電車はすべてではないが、普通車でも2階立てで新幹線並みに静かでスムーズ
       である。車掌さんは「ハロー」とフレンドリーに声をかけてくる。チケットは乗った電車すべてで
       チェックされた。電車はゆったりしていて居心地が良い。
        ちょっとしたロビー風の喫煙席で早速BEER。特に佐藤氏、宗像氏はどちらも負けず良い
       飲みっぷりだ。私は絶対にわりかん負けしている。
        ツェルマットに近づくと美しい牧草風景に加え、雪をいだいた山々が見えてきた。いよいよ
       来たのだと山々から目が離せない。ツェルマットのホテルはすべて、ベランダに花を育てて
       いて、色とりどりの花々がいっそうこの町を美しくしている。マッターホルンは?早くその姿を
       見たいと心が踊る。


     ■ ホテル・バーンホフ(YMCA 幡野記)
        ツェルマットの駅を降りて目の前にあるのが、ホテル「バーンホフ」3年ほど前に改装され、
       4階建ての、質素で小ぎれいなホテルである。ここは登山客や若者が泊るリーズナブルな
       宿である。特に日本人登山客にはなじみが深く、玄関には先代オーナーと交 流のあった
       日本人のプレートが掲げられている。
        ここの地階には、厨房と食堂、サロンがあり、多くの客がここで自炊している。近くにCOOP
       があるのも嬉しい。ここの地階のサロンには、かの長谷川恒夫がマッターホルン北壁の冬期
       単独登攀に成功した時のルート写真が彼のサインと共にパネル展示し てある。彼もまたここ
       で自炊生活を行いながらチャンスをうかがっていたのだろう。
        オーナーのビナーさんは、やさしい御夫人でカタコトの日本語も話す。ツェルマットを訪れる多く
       の日本人が、定宿としているのもうなづけるところだ。
                           

     ■ Pollux(4092M)へ
        ツェルマットに着きアルパインセンターに行く。今年からマッターホルンのガイドを頼む場合、
       必ずトレーニング山行を1つ選ばなければならないということであった。このことをYMCAの幡野氏、
       安田氏に告げると、我々も登りたいと賛同してくれた。またこちらのガイドの技術を見たいという
       ことであった。私はガイドさんとの交流も楽しみと思っていたので、優しい人であれば良いなあと
       思っていた。
        朝、ケーブルのステーションに現れたのは、30歳くらいの穏やかでハンサムなスイス人
       ガイドであった。挨拶を交わすと、優しそうな人でほんとにほっとした。 彼の名前は「ウィリッシュ
      ・ベルナルド」。ツェルマットより1時間離れたスタルデンという町に住んでいた。素朴な澄んだ瞳を
      していた。ガイド暦は3年と言っていた。
       彼の友人の奥さんが日本人ということで、私達にも親しげに接してくれた。
       ポリュクスはブライトホルンの南側をトラバースし最初に見えるピークである。隣のカストール
      (4228M)とともに双子ピークと呼ばれている。
       ガイドのベルナルドがリードし、後方3人はコンテである。クレパス帯ではザイルを伸ばし一人
      だけ先行する。私達は安心して笑顔で歩いていた。すばらしい青空と真っ白な雪稜にいだかれて。
      ポリュックスの南西稜は2〜3級の岩稜登攀ルートで、とても楽しかった。少し難しいところを楽し
      そうに登っていると、ベルナルドは誉め上手なのか私に「You are good climber!」と言ってくれた。
      私はうれしくてもうにこにこしっぱなしだった。


       岩稜を抜けるとマリア像があった。見たことのない素朴な像だった。ここでアイゼンを着け15分
      の登りで山頂へ。東にモンテローザ、リスカム。西にマッターホルン。そして隣のカストールの雪稜
      の美しいこと。その時は岩が楽しくて、雪稜歩きは苦手と思っていたが、こうして思い出すと登って
      みたい美しい山だった。
       幡野氏、安田氏の目はカストールに奪われていた。私の目はベルナルドに?
       下りは慣れないクライムダウンだが、安心して降りることができた。クラインマッターホルンの
      ステーションへ行く道、高度障害から少し息が苦しくなかなか足が前に進まなかった。ほとんど
      ベルナルドにひきずられるように体重を預けて歩いてしまった。なんとなく頭も痛い。
       ステーションの喫茶でお茶を飲み、ベルナルドのノートにお礼の一言を書いた。マッターホルン
      を登る時は連絡を下さいと、アドレスと電話番号をくれた。次回登る時は彼に頼もうと思うくらい
      良いガイドさんであった。
       そしてポリュックスは大好きな山になった。

       スイスの山々は美しい。カストール、リスカム・・・そしてマッターホルン、これから一つずつ登って
      いきたい。ベルナルド、ホテルバーンホフのビナーさんまた会えることを祈って。
                                                         記 : 関

    マッターホルン&モンブラン(第二報)
     日  程:天候不順のため大幅に変更
     参加者:成毛、佐藤(仁)、柴田、宗像、関、他YMCA2名

      8/16日 朝に 家まで着きました。
      予定どうりに 帰っては来ましたが ツエルマットでは、毎日夕方から 雨で マッター
      ホルンは 吹雪で ガスのなか 4000メーターは ブライトホルンだけ登って シヤモニーに移動。
       こちらも天気が悪く コスミック小屋には 入りましたが、雪の為 敗退 モンブランは やはりガス
      の中、グランドジョラスを横目に ミデイだけ登った事にして グリンデルワルドに 移動。
       アイガーの北壁が 出迎えに来てました。
       次の日 ユングラフヨッホの展望台まで 上がって見ましたが、吹雪で何も見えず、 遂に日程
      が無くなり
 最終日 ラスト チャンスに賭けて再度、ユングラフヨッホの展望台まで上がったら、
      ガスの上は 快晴メンヒだけ 登って来ました。


       やはり 4000メーターは冬山です、ましてや今年は10年ぶりの大雪とか、町ではイタリア語、
     フランス語、ドイツ語に悩まされ買い物は スイスフラン(CHF) ユーロ(EUR)に 日本(YEN)
     山登りでは日本との違い ヨーロッパふうの山登り まあ 色々有りましたが、なかなか山は
     微笑んではくれません、でも手応えは十分に有り 次回に期待は掛かるのでした。
      さしあたり 連絡まで
                                                         記 : 柴田


     夏休み山小屋管理・慰問登山(中盤)

     期 日 ; 8月10日〜11日、
     コース ; 朝日連峰 日暮沢小屋〜竜門小屋〜狐穴小屋
   参加者 ; 菅原(13日帰り)、宇野、後藤+友人、渋谷 
         11日合流者;青木+友人


    管理人 ; 7月中旬から8月のお盆過ぎまで
         狐穴小屋:佐藤(辰)他  竜門小屋:遠藤、他

     朝日連峰の山小屋のうち「狐穴小屋」と「竜門小屋」それに「日暮沢小
  屋(掃除)」の夏休み期間中の管理については、西川山岳会の会員雄志が
  協力してあたっています。

    期間中盤のお盆前、会員数名で管理人の慰問登山に行ってきました。10
  日日暮沢を朝早めに先発と後発(小屋掃除)の2班に分かれ出発、ところが、
  先発の宇野さん自動車のドアロック忘れ15分地点から戻るとゆうアクシ
  デント。

     後発の佐藤(辰)・渋谷が後を追うとハンカチ1枚の落し物あり、渋谷
  が拾い上げ匂いをかぐ、「汗臭いが先発の女性の物、汗拭きを忘れたので丁
  度いい」と届けるまで借りることにした(宇野さんもの)。
.

慰問団 清太山で一服 狐穴小屋 狐穴小屋の主任管理人 佐藤(辰)君 ミヤマリンドウ変種 花弁に注意


     途中、全員を抜き竜門小屋到着の佐藤(辰)君は、ソウメンの昼食を準備
  してまっていてくれた。冷たい水での洗いソウメン、もう1鍋追加してご馳
  走になった。午後1時30分、明日大朝日経由で下山の後藤組と竜門小屋管
  理代理人の菅原君を残して宇野組は狐穴小屋へ、4時前着。小屋には一般登
  山者19人・高校生
16人の客、佐藤(辰)他2名トビタケ・自然水で・・・。

完成間じかの新竜門小屋 工事進む二階の部屋 竜門小屋の主任管理人 遠藤君 (左) 解体寸前の旧竜門小屋前で記念写真

    11日朝8時狐穴出発、小屋前でバッタリ以東小屋から来たという青木組
  に会い合流
して竜門小屋へ、マツムシソウ・コゴメグサ・ハクサンイチゲな
  どの群落が綺麗であっつたが風が強く写真に写せなかった。

     竜門小屋で、まもなく日暮沢小屋から登ってくる管理人遠藤君を待つ。早
  い昼食、7人で菅原君が準備した日本蕎麦2鍋をたいらげた。12時に宇野・
  渋谷下山、熊糞山からは雨のなかであった、3時30分日暮小屋着、大朝日
  経由後藤組の自動車はもうなかった。
               記  渋谷


    北海道の大雪山町民登山

     日  程 : 8月27・28・29日  2泊3日
             27日 15;15山形空港〜16;20千歳空港〜高速道〜20;00旭川
                 市内(健康ランド仮泊)
             28日 4;30旭川市内〜6;15旭日岳温泉〜ロープウエー〜姿見
                 6;45姿見〜8;20八合目小休止〜8;45九合目〜
                 9;10ー40旭岳 〜11;45間宮岳〜 11;35ー12;00中岳分
                 ギ点〜12;50−13;05北真鎮岳〜13;50お鉢平展望台〜
                 14;35黒岳石室〜15;15黒岳山頂〜16;35リフト上駅〜
                 15;30層雲峡(ホテル)着        * 宇野レポートより
             29日 8;00層雲峡〜13;30千歳空港〜14;40山形空港解散

     参加者 : CL荒木(富)、渋谷、土田、志田(賢),布施(正)佐藤(辰)、佐藤(恒) 、
            工藤、佐竹、奥山、黒坂(喜)、黒坂(洋)、荒木(久)、宇野、設楽(啓)、
            伊藤(たみ)、木村(京)、横溝、田川、菅野(ノブ)、国本、畠沢
                                計22名 +損な役1名

     記  録 
        7月27日  午後2時、22名の登山者は山形空港に集結した。今回ヤッパリK嬢
       ドタキャンとなり1名減で、いざ出陣!
        飛行機から降りるやいなや、早速4名が遭難し千歳空港出口に来ない。事務局Sが
       救助にあたり事無きを得る。(先が思いやられるナー)さすが北海道、空気がひんやり
       としていて、まるで龍門小屋にいるようだ。レンタカーに全員乗り込み、いざ旭川へ!

        旭川といえばあの旭川ラーメンだ。市内をぐるぐる廻りながら『旭川ラーメン村』
       に着く。目指すは「山頭火」。しかしやっぱり行列ができており、半数は他の店へと流
       れる。結果、やっぱり山頭火が一番うまかったようだ。(食べていないので、推測)
        ラーメンの後は健康ランドで仮眠体制。風呂から上がれば、どうしても食堂で生ビー
       ルに酒。U嬢は係のボーイとデユエットまでする始末。まあ、みんなおんなじパジャマに着
      替え
ると行動も大胆になるね。ただ、大変な混みようで、山小屋で床の上にでも、どこ
      でも
眠れる我々のようだと寝られたのだが、初めての女性には「不健康ランドよ!」と言
      われ
くらい寝づらかったようで申し訳ありませんでした。

           午前4時健康ランド出発。途中コンビニで今日の朝食・昼食・行動食・飲み物た
      くさ
ん仕入れ、1店目をカラにして2店目にも入る。
        旭岳ロープウエイに午前6時に付き、登山準備開始。何と言っても大雪山(正式には
       Daisetuzanと呼ぶ)にはトイレは無い。皆ここで十二分にしぼって行かなくてはな
      ら
ない。

朝一番のロープウエイに乗る 姿見上駅から旭岳 元気にさあ出発 姿見の池で一息


         ロープウエイ上駅で準備体操。7時30分さあ、旭岳に向け出発。会長を先頭に登る。
       全員元気だ。何せ
天気は快晴。昨日は余り良くなかったそうだから、まるで我々を
       歓迎して晴れたようである。登っている途中から
トムラウシや日高の十勝岳が見え
       てきた。とにかく広いの一言。神々の庭とは良く言ったものだ。

天国の女たちと 地獄谷の女たち 八合目で小休止 快調に山頂へ もすぐだ まずは最高峰の旭岳山頂での記念写真


         10時旭岳着。やったー!360度の大展望。北海道のど真ん中。北からヒップ岳、
        鋸岳、北鎭岳、中岳、凌雲岳、黒岳、間宮岳、北海岳、白雲岳の山々が、眼前にドー
       ンと広がっている。遠くは羅臼岳も見えるというが、さすが霞んで良く分からない。

             あの山の名は?「稚内」・・・わかんない。  ご冗談を。

360度の見晴らしを楽しむ 山頂から地獄谷を 比布岳方面
北鎮岳方面
北海岳と奥に烏帽子岳 遠くに十勝岳 トムラウシも遠謀

残雪の周辺にはお花畑 黄花石楠花 蝦夷のツガサクラ 青のツガサクラの絨毯
イワブクロは最盛期
コースのいたる所にイワヒゲ
砂礫地にエゾイワツメクサ 蝦夷に来ればエゾコサクラ

         簡単な昼食の後、先へと進む。花々に囲まれながら、快適な縦走だ。風は涼しいが
      日差しはとても強い。高山植物の名前は会長の記録に任せるとして、中岳を過ぎ、第
      二の
高峰北鎭岳をピストン、その後は雲の平の平原をすぎ黒岳石室に着く。ここで山
      小屋管理人としては石室なるものがどんなものか観察をしなければならない。なるほど
       質素な小屋である。これから見れば
朝日連峰の小屋の立派なこと。
旭岳裏の急な砂礫地を降る 旭岳裏の砂礫につずく雪渓
間宮岳から旭岳を振り返る
前志田会長もハラを出して振り返る
中岳分ギ点での二回目の昼食 北鎮岳でも記念写真 サッツポロ自然水の宣伝か 写真を写す人

この山ならでわのクモマユキノシタ イワキキョウ 可憐なコマクサも多く見られた チシマクモマクサ
初めて見るチシマツガサクラ 黒岳周辺に多いエゾツツジ 黒岳山頂ではエゾリスが歓迎

         そして黒岳到着午後4時。後ろを振り返ると、今日縦走してきた山々が、目に焼き
        付く。ああ、もう終わりなのかと、感慨無量だ。急坂を下るとリフト乗り場だ。あとは、
        ロープウエイを乗り継いで層雲峡温泉だ。きっと旅の疲れを癒してくれるだろう。さあ、
       ールだ!
(自然水としてくれ)
お鉢平の展望台 目標の黒岳もまじか 道草を食う二人の女 黒岳石室で一休み
やはり黒岳でも記念写真 またもや二人で道草 やっと縦走を終えた おまけに星の滝など見物

         しかし、そう簡単に旅の疲れは癒せない。何といっても大宴会は西川山岳会の最も
        得意とするところだ。さて、誰が何時まで飲んでいたことか……。 記 佐藤(辰)


     感  想
      北海道の山なんて遥か夢と思っていたのですが、この度宇野
     さんのお誘いにて、実現してしまい
自分でも驚いています。
     れも西川山岳会の方々のお陰と感謝いたして
おります。本当に
     有難うございました。


      大雪山は高山植物の宝庫と聞き、花との出会いをとても楽し
     みにしておりました。
期待を上るすばらしい花の群落に感動
     一杯です。きょう写真が出来てきたので、この三日間を振り返
     りら整理しているところです。


      天気に恵まれ最高の山行でした。そして時間の無駄が無く参
     加者にとりよく配慮された行程だったと思い
ます。初めての私
     を暖かい雰囲気で仲間に入れて下さ
ったと感じ感謝の気持ちで
     一杯です。


      大雪山という素晴らしい自然にふれ、全国からたくさんの
     が訪れては感動して帰るだなと思うと
これから何百年後もこ
     のまま残っていて欲しいと強く思いました。

                                         畠沢 範子

     山行きのたびに「もうトシだから今回限位かなあ?と思い帰っ
     て来ると、
今度はどこへを考える」。快晴の山旅は、皆さんの
     お蔭で眺望と草花に恵
まれ最高 !! (自然水も)。また面倒みて
     下さい。
                         記  志田 堅太郎


     マッターホルン&モンブラン(第一報)

     日  程:下記の通り
     参加者:成毛、佐藤(仁)、柴田、宗像、関、他YMCA2名

(2002年7/31〜8/16)

 

日  程

内    容

行    程

1

7/31(水)

    

高速バス:仙台発23:10成田着6:30 8/1

2

8/ 1(木)

    

移  動

飛行機:成田発13:30(マレーシア航空MH81)クアラルンプール着21:55  クアラルンプール発(MH10)23:20 チューリッヒ着 6:15 8/2

3

8/ 2(金)

移  動

鉄道:チューリッヒよりツェルマットへ

☆ツエルマット ホテル  Bahnhof  以下9日まで連泊 

4

8/ 3(土)

ハイキング

ツェルマット周辺

5

8/ 4(日)

ハイキング

(時差ボケ解消)

ツェルマット(登山電車)発ゴルナーグラードリュッヘルゼーリッフェルホルン 登攀訓練ルッフェルベルグ(昼食)ツェルマット

6

8/ 5(月)

氷河及び

高度順応トレ

ツェルマットクラインマッターホルンブライトホルン4164M登頂クラインマッターホルンツェルマット

7

8/ 6(火)

     

体調調整・休養・観光

8

8/ 7(水)

       

ツェルマットフーリーシュヴァルツゼーヘルンリ小屋

登頂ルート偵察(2H)ヘルンリ小屋3260M(泊)

9

8/ 8(木)

マッターホルン

登頂

ヘルンリ小屋ソルヴェイ小屋マッターホルン4478M

ソルヴェイ小屋ヘルンリ小屋シュヴァルツゼーツェルマット(泊)

10

8/ 9(金)

   

ツェルマット(列車)ブリーグ(列車)シャモニ(泊)

シャモニ:ホテル  du Midi  13日まで連泊

11

8/10(土)

   

シャモニー(R)ブラン(R)ミディ展望台〜コスミック小屋(泊)

12

8/11(日)

モンブラン   三山縦走

コスミック小屋タキュル峰モン・モディ峰・モンブラン山頂グラン・ミュレ小屋ブラン(R)シャモニ

13

8/12(月)

予 備 日

休養・観光

14

8/13(火)

予 備 日

移   動

休養・観光    チューリッヒ泊

15

8/14(水)

   

午前 チューリッヒ観光

チュ-リッヒ発13:40クアラルンプール着8:05  8/15

16

8/15(木)

移   動

クアラルンプール発11:00 成田着19:00 高速バス成田21:50発

17

8/16(金)

移   動

仙台着5:15   解散

 

*ホテル バーンホフ Bahnhof TEL 027 96 72 406    日本から001 41 27 96 72 406

*ホテル デュ ミディ di Midi   TEL 04 50 53 05 62   日本から001 33 4 50 53 05 62

 *スイスから日本からへTEL (成毛の場合)  001 81 223 33 5060 市外局番の0を除く



   小屋番情報7月22日

          20、21日遠藤さん、辰彦さん、富田さんと朝日へ行ってきました。小屋の写真添付しましたので、
         参照ください。
          なお、新竜門小屋の状況としては現在、外壁工事がほぼ終わり、ヘリでの荷揚げがあり次第内装
         工事に入るとのことでした。

竜門新小屋、現在工事中


          竜門小屋、また寒河周辺ではマツムシソウ、ハクサンシャジン、ミヤマリンドウ等咲き始めています。
         竜門周辺はハクサンイチゲが見ごろです。
                                                              記 のびた


   山岳会ビヤガーデン
      ***九州から横溝さんも駆けつけ***
        
日 時:平成14年7月13日 午後6時から、大井沢セミナーハウス
        
参加者:会長、荒木(富)、大田、月岡(夫)、月岡(妻)、佐藤(栄)、佐藤(俊)、布施(美)、佐藤(恒)
             伊藤(たみ)、柴田、木村(京)、横溝(九州支部長)、宇野、山田、佐藤(辰)
       メニュー
          
飲み物:生樽月山自然水、軟水3種類、硬水、鹿児島焼硬水
             食べ物:バーベキュウ、焼鰊、わらび一本漬け、なす・きゅうり漬け、他たくさん
                  朝食はソーメン

         山岳会ビアガーデンは、従来日暮沢小屋で行っていたが、今年は場所を会の第二の山小屋:茅葺き
        屋根の大井沢セミナーハウスで行った。午後4時半から会員が集まり始め、遠くは鹿児島の横溝さんも
        駆け付け、総勢15名で生ビールを堪能した。また、会員から多数の珍しい日本酒を差し入れてもらい、
        まず会長が最初にダウン。間もなくヨーロッパに旅立つ柴田が来たときは、肉は無くなり漬物のみで、
        送別会となった

飲みながら宴会準備 事務局長を真ん中に正式乾杯 焼肉に熱中する布施女史


         また、荒木(富)さんは、近日中に中山町に引っ越す予定で、この送別の宴も兼ねて実施。この夏
        の皆の予定を話し合っているうち、今秋の合宿は剣岳早月尾根に決定した。詳細は近日中に予定表に
        載せます。
                                                         記  佐藤(辰)


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