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  014 山行報告 (H20/7/1〜12/31)


 初冬の二王子岳12/20〜21 清太岩山へ12/13〜14 第48定例総会11/29〜30 H20第3回理事会 登山道補修10/25〜26 三面コース縦走10/11〜13 町民紅葉登山10/4〜5 黒部五郎岳登山9/12〜15 不動滝9/7 仙台市でビアガーデン8/31 剣岳・立山連峰8/20〜24 甲斐駒・仙丈岳登山7/24〜27  夏山合宿T鳥海山登山7/12〜13  月山夏山開き登山7/1 

    会公式行事のダイジェスト報告です。

見出 初冬を楽しむ二王子岳登山飯豊山系
            ・・・飯豊連峰と越後平野の展望に大満足・・・

       日  時  12月20日(土)〜21(日)
       場  所  二王子岳(
1420.3m)、二本木山(1424m


       日  程
           20日(土)・・・大江道の駅6;00〜二王子神社9;10〜一王子神社10;50
                    〜 山頂113;30・・・二王子小屋(泊)
           21日(日)・・・二王子小屋8;30〜 一王子神社10;00 〜二王子神社11;
                    30・・・・・山形へ

       参加者  佐藤(辰)、有路、亀岡、石川、鳴海、工藤、
              荒谷  ・・・7名

                ***記録〜荒谷、***写真〜石川

        12/20(土) 快晴//ドーム型オレンジ色の山頂小屋・・貸切

         大江道の駅を4人で出発、途中で 佐藤(辰)さんからの連絡で、小国道の駅で合流、一緒に二王子神
       社へ向かう。カーナビを見ながら、無事、集合時間前に到着。駐車場には、すでに20台ぐらい車があり満
       杯状態、まもなく、石川さんも合流し、総員7人で出発することになった。


         二王子神社に登山の無事を願い参拝。
神社の傍に水量の多い清水があり、喉を潤しボトルにも詰め出
       発。始めは、登山道に雪がなく晩秋の陽気、杉林の中・沢沿いの道を登る。1時間40分ぐらいで一王子神
       社に到着、ここでで昼食。その先に避難小屋があったが、地元山岳会の管理する「二王子小屋」で、綺麗
       に整理された良い小屋であった、


         その先の登山道は、雪道となり、今回のコースの中で難所言の「油こぼし」といわれる急坂登り。山頂
       を目の前に見ながら登ると、雨量計と9合目の標識に到着。突然、視界が開け、皆が思わず「すばらしい」
       と叫ぶ・・・・・
その眼前には飯豊連峰の全貌、後方には越後平野と360度の大パノラマが開け・・・大満足。


         ここから山頂まではは5分位で、その先、朝日連峰や月山・鳥海山までの素晴らしい展望に酔いなが
       歩く。早めに山頂到着、
山頂にドーム型のオレンジ色の小屋があり、30人位が泊まれるとのこと。 今日
       は、ここ二王子小屋泊まりとなる。


         私たちは、早速、無事に山頂踏破出来たことをを祝い、自然水で乾杯。今日の小屋は、貸切、工藤さん
       背負い揚げの焼き魚と共同食の肉鍋で大宴会となった。何時に終宴し就寝したか、定かでない・・!!!。

        12/21(日) 快晴//
素晴らしい日の出//二王子蕎麦15人分食

         6時30分ごろ、亀岡さんが
「辰ちやん・・辰ちやん」という叫びの大声に皆起こされ、びっくり。日の出
       に輝く飯豊連峰がの見事さを告げてくてたのだ。シャツターチャンスのためだった、全員外へ、素晴らしい
       展望で感動のドラマだった。


         全員が大きな満足感に浸り,、余波を惜しみながら小屋を跡にした。 二日酔いもあり、大休止しながら
       下山。車で二王子温泉へ、
浴槽は小さいく3人用に大人4人が入り、小学校時代を思い出す、シヤワーも
       なく、350円でした。        
         昼食は,、山の中の一軒屋で「二王子蕎麦」を頂く、全員、腹ペコペコで競争しながら15人食を平らげた。
       わたしは、食べ過ぎて胃が痛く、夜食は取れなかった・・以上です。 



見出 初冬の朝日連峰清太岩山をめざす
    
   ・・連峰の真っ白な稜線//醍醐味を満喫・・

        日  時  12月13日(土)〜14(日)
        場  所  清太岩山(
1464.6m
          日  程
           13日(土)・・・記録無し
           14日(日)・・・記録無し

       参加者  遠藤(博)、亀岡、石川 ・・・3名
                ***記録〜石川、***写真〜遠藤(博)、石川

        12/13(土) の付け根までヌカリ//ゴロビツの頭を乗り越え

         「何日かけても、今年こそは朝日連峰の竜門小屋まで行ってみたいね。」と、そんな贅沢な山行計画は、
       仕事の都合で敢え無く撃沈。絵に描いた餅に終わり、急遽1泊2日で、行ける所まで行ってみようということ
       になった。
         気象庁の予報では、この2日間、雨や雪マークであまり良くない様だが・・・。根子を出発する。、林道の積
       雪は、少なめのようで、雨や緩んだ日の繰り返しで、硬く締まった粗目雪。ところどころ斜面から雪が落ちて
       きておりまるで春山の様相である。その分シール登行はすこぶる快調で、シールとビンディングの音が森の
       澄んだ空気に、交互に響き渡り気持ちが良かった。
         去年は、
この辺に熊の足跡があったはずだと進んでいくと、縄張りとはよく言ったものでやはりあった。それ
       もデカイ!!物凄くデカイ!!大人の手を目いっぱい広げた大きさのそのふた周り
ほどの大きさで、今まで
       見た中では一番の大物であった。程なくアメリカ橋に到着休憩する。
         出発時には曇っていた空も青空が出始め、ダムに着く頃には、これから目指すゴロビツのカシラがはっきり
       と見えるようになった。この雪の状態が続いてくれれば、もしかしたらゴロビツのカシラまでいけるかもしれな
       い、いや、もっと上まで・・・。内心ニヤッ!とする。
         日暮沢避難小屋に到着、3階に上がり、ガスコンロで暖をとりながら、コーヒーをすすり、2回目の朝食を食
       べる。ここでゆっくりすると後々体が持つ。カンジキを装着し出発する。急坂を登り始めてすぐにカンジキをは
       ずす。去年もそうだったが、この峰はあまり雪が着かないようだ。順調に最初の休み場に到着。

日暮沢避難
小屋着
熊の足跡 展望台付近


         ここからカンジキを着けなおし出発。表面の雪は硬い粗目雪で、表面が厚いモナカ皮の状態で、それが割
       れてもぐる。
カンジキが引っかかり結構力がいる。思い切って体重をかけて踏み固めようとすると、いきなりズ
       ボッ!っと踏み抜き腿の付け根まで潜ってしま
い、引き抜くのに一苦労だ。遠藤さんは、あまり踏み抜かずに
       登るのだが、私と亀岡さんは回数が多い。巨漢の私は体重のせいだと思っていたが、どうやらそれだけでは
       ないらしい、やはりカンジキをつけた登り方と言うものがあるという。いろいろ伝授してもらう。なるほどさっきよ
       り沈まなくなった。
         いつのまにか,、白と黒のモノトーンの森の頭上には青空が広がりはじめ、登りで苦しいながらも気持ちよか
       った。途中真新しい熊の足跡があったがこちらは小さかった。そうこうしているうちに、展望台に到着した、時計
       をみると13時。去年は、ここで幕営し下山したが、まだまだ時間はたっぷりある、もしかしたら清太岩山まで行
       けるのではないか!!、俄然元気が沸いてきた。あの真っ白な稜線が見るると思うと、逸る気持ちを抑えること
       が出来なかった。
         ここで15時にどの地点まで登っているかで、最終16時に幕営地をどこにするか決定することにした。上に
       行くにしたがい雪は少しずつ硬くなり登りやすくなってきた。それでも急登が続き、疲労がたまり始め徐々に足
       が上がらなくなってきた。一歩一歩確実に踏みしめながら登っていく。後ろを振り返ると計ったように並んだ踏
       み跡がきれいだった。
        
ようやくゴロビツノカシラの最下部に出た。急に開けた景色に一同歓声を上げる。雪庇はまだまだ小さい。時
       計をみると間もなく15時になろうとしている。ヨーシ!!ここまで来たらカシラの上に出るしかないと下っ腹に
       力を入れる。幸い天気は穏やかで、薄曇だがほとんど無風に近い、ついにゴロビツノカシラを乗り越えた。久々
       の達成感でうれしさのあまり、自然と万歳が出た。

ゴロビツッ雪渓下
雪ピを越える 風淀にテント


         この頃から風が強まり始める。幕営地を探しながら登っていく,、間もなくして、
少しくぼんだ雪の壁の下にテ
       ントを張ることにした。ジャスト16時、計画通りだ、いやそれ以上だ!。斜面になったところをスコップで平らに
       均し、ストックやカンジキでテントを固定することにした。
しかしおりからの風にあおられ、あわやテントは空の藻
       屑と消えようかとした。すんでのところで、亀岡さんがテントにしがみつき危機一髪事なきを得た。もし飛ばされ
       ていたらどう対応していただろうか。16時30分乾杯!!、いくら冬でも一杯目の自然水はうまい!!今日一日
       の話に盛り上がる。
         雪山での歩き方や、今日のテントが飛ばされかけた時の手順の油断、反省など、又、テントが飛ばされたと
       きはどう対処するか(あってはならない事だが、ない事もないようだ)、ポールが折れたときの補修はどうするか
       等いろいろと勉強になる話を教えてもらった。外はさっきまでの風雪は収まり静寂に包まれていた。
         その時「ホホーッ ホホーッ」という泣き声のような音が聞こえてきた。フクロウなのか?こんなところまでフ
       クロウは来るのか?それとも・・・・・。23時頃就寝。


       
 12/14(日) ついに清太岩山山頂//久々に達成感

         6時30分起床。顔を外に出してみる。うっすらと夜が明け至極穏やかな朝である。うっすらだが周りの山々
       も見える。まずコーヒータイム、朝食をとり、テントをたたみザックを3ツきれいに並べてから清太岩山に向かっ
       た。その頃には、みるみる視界も開けてきた。
         
まったくの空身でも、朝一番の登りは結構辛かった。登っていくにしたがい徐々に目の前が開けてくる。清
       太岩山の最後の登りには綺麗にS字を描いたスノーブリッジが出
来ていた。自然の造形とは思えないほどの
       出来栄えである。

清太岩山へ
清太岩山山頂


         9時30分、ついに清太岩山山頂に到着した
。朝日連峰の真っ白な稜線が、見渡す限り360度の大パノラマ
       で、圧倒的な迫力で、そして神々しく迫ってくる。素晴しい!!これだ!!、この感動こそが山登りの醍醐味で

       はないのか!!、心底登ってきてよかったと思った。竜門小屋が本当に小さく見えるこの大きさが、朝日連峰
       の雄大さを現している。ことのほか寒江三山の稜線が綺麗だった。しばらく大展望を楽しみ下山した。


清太岩山からの連峰主稜展望


         下り始めて5分もしないうちに,、突然勢いよく雲がわき始め、稜線はすっぽりと雲の中に入って見えなくなっ
       た。神様から我々へのご褒美なのかとても得した気分になった。ザックを担ぎ下山する。冷え込んだ朝の空気
       を吸いながらの下りは、気持ちが洗われる気がした。

下山開始

満喫の足跡


         雪面は、朝の冷え込みである程度硬い、それでもくだりの勢いで雪が割れ歩きづらい。昨日の踏み跡は、間
       隔が狭く歩幅が合わないが、それでも歩くには沈まないのでまだましのようだ。
ゴロビツの水場辺りまで来ると、
       数え切れないほどの黒々としたブナの大木が悠然と空に向かって伸びている。朝日連峰の無垢で大自然の豊
       かさを感じる。
展望台には思ったより早く着いた。最後の急坂を下り日暮沢に到着。
         天気がいいので外で昼食をとってから出発。沢を渡ると、スノーモビルの跡があり、硬く締まった雪面はまる
       で高速道路だ。楽ちんシール走行が続く。ダムまで30分で着いてしまった。しかし人間というものは性懲りもな
       いもので、これだけ楽な下りなのにもっと早く下ろうと考える。ここから
シールをはずしダムの傾斜を利用し一気
       に下まで下ろうと目論んだのである。
         しかしこれが見事に裏目に出る。こけるこけるこけまくる!!、スノーモービル跡の硬い雪面をプラブーツで
       はまったくコントロールが出来ないのである。(多少足前も関係すると思う)おかげでダムの下までたったの200
       mほどの斜面を下るのに30分もかかってしまった。今までの分をすべて無に帰したようであった

         それでも遠藤(博)さんはシールをはずさず下まで行くと言う。そこでシールをはずし組と装着組のどちらが
       早いか試すことにした。私が根子についたとき、遠(博)さんの姿はなかった。ザックとスキーは道端に置いてあ
       り、間もなく車に乗ってやってきた。今日の雪の状態だと、約10分ほど外した方に軍配が上がったようだ。
         3時30分全員根子に到着。心配された天気予報も見事に良いほうにはずれ、久々に達成感のある充実した
       山行になった。帰りに、湯ったり館でゆったり湯につかり朝日連峰を後にした。


見出 西川山岳会第48定例総会大井沢で
    
 夏山合宿P1/谷川岳集中・縦走・登攀等計画〜

        日  時   11月29日(土) 18;00〜
        場  所   西川町・大井沢「橋本荘」

        出席者   ・・・出席33名

        決議等    (1)、平成20年度西川山岳会事業報告、承認
                 (2)、       同    会計決算報告、承認
                 (3)、平成21年度西川山岳会事業計画〜行事計画のページに
                    公開・・・行事計画
                 (4)、       同    会計予算
                 (5)、役員の改選・・・全員留任
                 (6)、新入会員の紹介・・・3名

        懇親会   総会終了後に懇親会(宿泊)

乾杯 親睦を深める



見出 西川山岳会H20・第3回理事会開催
    
      〜第48回定例総会の提案議題の協議

        日  時   11月16日(日) 17;00〜
        場  所   会長宅/山六食堂

        出席者   渋谷、土田、高橋、荒木(啓)、佐藤(辰)、片倉、
               木村(京)、佐藤(俊)・・・出席7名、欠席5名

        協 議    1、総会の日時、会場
                  (1)、期日〜H20/11/29(土)・・・泊
                      日程〜17;00-18;00・・・袖朝日直登報告
                         〜18;00-19;00・・・総会
                         〜19;00      ・・・懇親会
                  (2)、会場〜民宿「橋本荘」 ・・・西川町大井沢
                          TEL0237-74-2353
                 2、提案議題
                  (1)、平成20年度西川山岳会事業報告案
                  (2)、       同    会計決算報告案
                  (3)、平成21年度西川山岳会事業計画案
                  (4)、       同    会計予算案
                  (5)、役員の改選
                  (6)、新入か会員の紹介

        懇親会   山六食堂に移動、懇親会


見出 朝日連峰登山道補修作業竜門コース
    
     〜恵まれた天候//3年目で完結
        ・・・大自然の恵み・・ナメコ・ムキタケ鍋を満喫・・・

 朝日連峰・竜門コース(日暮沢〜竜門山)の西川山岳会による登山道補修ボランテア作業は3年目で、今年は、ゴロビツ頭から竜門山々頂までの作業を行ない、天候にも恵まれ、前コースの補修を一応完結した。
 なお、今回は、当山岳会々員の他に、朝日連峰に親しむ一般岳友の参加も得て、多勢17名のチームとなり、作業が捗り、極めて満足のいく補修になりました。改めて、一般岳友のご協力に感謝します

参加メンバー(竜門山避難小屋前で・泊)

        日  時   10月25日(土)〜10月26日(日)
        場  所   日暮沢〜竜門山避難小屋〜日暮沢

        参加者   山岳会員〜遠藤(博)、佐藤(仁)、柴田、安達、有路、荒谷、
                      布施、山中、亀岡、石川、工藤、神田、渋谷、
               一般参者〜矢部(石巻市)、鈴木(宇都宮市)、黒田(仙台
                      市)、中野(仙台市)・・・・・総勢17名

                           ***
記録〜渋谷・・・写真〜渋谷***

          日  程
           25日(土)・・・7;00大井沢温泉・・7;55日暮沢〜8;32松峰上・・前補修部分
                    改修・・10;20ゴロビツ水場〜11;50ゴロビツ頭(昼食)・・12;
                    08今年分補修開始・・12;48清太岩山〜13;56ユーフン山〜
                    15;20竜門山避難小屋(泊)・・
補修完了
           26日(日)・・・8;30竜門山避難小屋〜9;40ユーフン山下〜10;05清太岩山
                    〜10;40ゴロビツ頭・・キノコ採取・・12;30日暮沢
・・13;00大
                   井沢温泉
・入浴・発13;30・・14;00間沢・「一松蕎麦屋」(昼食)
                   ・・・解散


        
10/25(土) 雲り時々晴れ 17名の参加//作業能率アップ・キノコ鍋

         大井沢温泉に7;30時集合、参加者の点呼を取ると、
当初申し込みより多い17名の作業チームとなりう
       れしい悲鳴。ただ、準備した食糧不足が心配。途中、キノコの調達、最悪の場合は山小屋管理の遠藤(博)
       君の保存食糧を無心しようと腹をくくり
、共同食糧等を分配、限定した数台の車に分乗し出発。
         朝の気温が低く、厚めのシャツを着けたまま日暮沢を出たが、急登の松峰途中ころから、汗が滲んでき
       た。我慢して、平坦な峰頭まで登りきり、着替え一服。ここから先、前々年に補修した水抜き溝の詰まった土
       砂除去や水抜き溝の増設・土嚢の増設等をしながら登る。

日暮沢出発 松峰の急登 着替え休憩


         前後の距離がだいぶ開いたので、ゴロビツ下の見晴台で休憩し後方班を待つ。
作業の難儀から遅れたと
       思いきや、ナイロン袋にナメコやムキタケ等のキノコをぶらぶら提げて登って
来たのだ。先に心配した食材が
       ゲット出来、今晩、大自然の恵みにありつけると皆が期待し喜ぶ。その先、登山道を跨ぐ細いブナ倒木からも
       小粒ナメコを採取、荷揚げ班の鈴木・亀岡にキノコを手渡し、別れ、先行してもらう。

ナメコゲット 昨年分の補足


         ゴロビツの水場から同頭までは、
昨年、雨のなかで補修した箇所、不備な箇所も多く、水抜き溝や土嚢の
       補足、ヌカルミ箇所への補足枯れ枝敷き等をしながら登る。朝早い食事で、空腹で力が出なくなった頃、ゴロ
       ビツの頭まで到達、早めの昼食休憩。

             ここからが本番、ヌカルミの水抜き溝つくり


         この先、竜門山まで、今年分の補修箇所、暫らく続く清太岩山下までの緩やかな登山道には、数箇所の
       ヌカルミが在り、大き目の水抜き溝を作りる。
清太岩山偽山頂下坂の掘割に土嚢、出来るだけ多くの水吐け
       溝作りをし、
ガスの流れる連峰の山並み・今夜の宿「竜門山避難小屋」等を間じかに展望しながら、本山頂に
       到着、しばし休憩。

水吐き溝切り 土嚢で階段作り 清太岩山で休憩


         土嚢で階段作り等しながらコルへ降る。崖道を彩ったドウタンやナナカマドは葉を落とし、実だけ、すっか
       り晩秋の山稜となっていた。ユーフン山への登り返し、やや急登部分が掘割や大段差等が以外に多く、補
       修作業にだいぶ時間を要した。

葉を落とした
ナナカマド
水吐き溝作り


         今日、最後の急登である竜門山東面の登山道は、岩ゴロが流れ敷かれ、土留めの役目が為されている
       せいか大きな堀割が少ない。しかし、水流で部分的に深く掘られて段差が生じた所もあり、その進行を防止
       するための水吐き溝を多く作った。
直下の平段地には、下手の登山道へ水を漏らさないよう、岩ゴロと土嚢
       で大堤防を完成、
その上に2箇所の水吐き溝を作り、今回の補修作業を終了。

竜門山の山小屋 竜門山へ 竜門山直下
で堰堤工事
相模山
山小屋へ
小屋前で記念写真


         ほぼ、予定時間の15;20に竜門山避難小屋へ着。小屋脇の豊富に流れている水で喉を潤し、記念写
       真撮影。小屋中に入ると、先発の2人が、湯を沸かし
、途中ゲットしたキノコの料理を皿に盛り付け、我々を
       待っていた。相客は1人だけ、2階に荷を上げ寝所に、1階に宴会場を設営、落ち着く間もなく、即、自然水
       での完成祝いの乾杯。

自然水で乾杯 盛り上がる 明日朝ラーメン
用のナメコ


         まだ16;00前、引き続き、
3リットル生自然水や軟・硬水等が次々と現れ、「キノコ鍋」や仙台班が持参
       した「焼魚」等をツマに盛り上が
る。頑張り労働のせいか、早めに作った玉ウドンも全部平らげる。早寝する
       メンバーもいたが、24;00を飲み迎えた者もいたらしい。

       
1026(日) 雲り キノコ採取//収穫薄・・15人で20人分の板蕎麦

         予定の補修作業が終わったので、ゆっくりの8;30に小屋を出rた。外に出ると、新潟県側からの強い西
       風が吹き上げ、
竜門山々頂までの稜線を、飛ばされそうになりながら、久々の踏ん張りとなる。山頂東面に
       降ると、嘘のように風が弱く静、昨日の出来栄えを確認しながら降り始める。

土嚢の階段確認 ヌカルミの枯
れ枝敷き確認
水吐き溝
の確認


         ただ、予約していた
日本一美味い「平三郎蕎麦」は、親戚に不幸が出たため、取り消しの無線連絡があ
       り、皆、少しガクッと来た。代わりに、間沢の「一松蕎麦」を予約して貰った。
         ユーフン山と清太岩山で小休止、ゴロビツ水場の少し上でナメコを見つけ、仙台班の女性が採取、以下
      
 三々五々、キノコ採取の藪コギに専念、日暮沢に全メンバー降り揃ったのは13;30.。しかし、期待したほど
       の収穫が無かった。

葉の落ちた
登山道
日暮沢到着


         大井沢温泉に移動、入念に入浴。2名ここから帰宅。14;00間沢・西川交流センター近くの「一松蕎麦」
       に着、おそ昼食となったが、
15名で20人分の板蕎麦をを消化し、一服の後に解散。・・ご苦労さんでした。


見出 秋山合宿U・・三面コース縦走朝日連峰
    
        〜刈り払い万全//快適な登山道
               ・・・連峰の最深部・・紅葉の秘境を満喫・・・


昨日辿った相模山をバックに(寒江山の山頂で)

        日  時   10月11日(土)〜10月13日(月)
        場  所   あさひ湖〜狐穴小屋〜竜門小屋〜日暮沢


        参加者   菊池、有路、亀岡、工藤、渋谷、ゲスト女性2(仙台市)
               〜総勢7名
   ** 記録〜工藤・・・写真〜渋谷
          日  程
           11日(土)・・・発6;15西川交流センター・・9;10あさひ湖(登山口)〜着12;05
                    三面小屋(昼食)・発12;30〜14;55道陸神峰避難小屋(泊)
           12日(日)・・・発6;20道陸神峰避難小屋〜8;00P1233m〜9;40大上戸山
                    〜着11;50相模山(昼食)・発12;10〜着12;50善六池・発13
                    ;50北寒江山〜14;12狐穴避難小屋(泊)

           13日(月)・・・発7;05狐穴避難小屋〜着8;10寒山江山・発8;25〜着9;25
                    竜門山避難小屋・発10;10)〜11;10ユーフン山〜着11;40清
                    太岩山(昼食)・発12;00〜12;50ゴロビツ水場〜着14;05日
                    暮沢(登山 口)
・・着14;30大井沢温泉
・入浴・発15;10・・15;
                    30西川交流センター/////解散


        
10/11(土) 雲り 一本吊橋にビビル//貸切宿・キノコ・カモ鍋

         西川町交流センターに6時集合し、6時15分に
ジャンボタクシーで三面登山口に向かう。小国から蕨峠
       を越えて「あさひ湖」に出た。
橋を2つ渡って右折し、あさひ湖を右に見て三面川上流方向へ走ると間もなく
       登山口だった(8時55分着)。別れたタクシーは、村上市から鶴岡市経由で帰るらしい。

あさひこ登山口 出発


         ザックを背負い出発。歩きだして10分ほどした所で、整備された
階段を沢に降りたが、先に道が無く立往
       生する。どうやら道を間違えたらしい、登山道入口からすぐ右に降りる箇所を見逃し
たためである。気を取り
       直して戻り仕切り直し。しばらく樹林帯歩きが続く。キノコ採りをしながら進む、山登り来たのかキノコ採りに
       来たのかわからなくときもある。

モダシキノコ
平四郎沢1本吊橋


         途中、平四郎沢の一本吊橋が、下を見ると恐いので慎重に一人づつ渡る。
亀岡さんがだいぶビビッツた
       様子、採取したキノコを手に持つ有路さんが渡るとき、悪曰く”人は落ちてもキノコ落とすな”と
は酷い冗談、
       無事渡り切る。2番目の深沢橋は、新設の高速道なみ吊橋、ひたすら三面川の渓流の音を聞きながら平
       坦で高度を稼ぐことなく、3時間歩き三面小屋に着く(12時05分)。小屋のドアを開けると、中はカビ臭く外
       の入り口ポーチで昼食。

同上 新設の深沢吊橋 三面小屋
同 昼食 同 出発


         12時30分に小屋を出発、50mぐらい先に、又も超立派な吊橋架かり、ルンルン渡る。しかし、渡り切る
       や否や足場の悪い急なヘツリが始まり、
その後はヤセ尾根で急登の連続、ザックの生ビールが肩・腰に重
       くなる。ほぼ30分間隔で休憩を取る
。紅葉も多く見られるまで高度を稼いだころ、道脇の枯れ立ち木に見事
       な「ヒラタケ」、大量採取。すぐ左峰に逸れ子熊の呼び声(母熊を)を聞きながら並行して登る。

小屋先の三面川
本流吊橋
すぐ急登に
急登りをクリア 小屋まで
2分下で休憩
道陸神峰
非難小屋着


         そろそろ
時間だからと休んだ所が、今夜の宿「道陸神峰避難小屋」の50ほど手前で、予定より30分早
       い小屋到着となった。小
屋は、両側が開いているカマボコ形のシェルターだった。早速、薪拾いや食事の準
       備を始める。水場にキノコ洗いに降った亀岡さんの会長を呼ぶ大声が聞こえた、先ほど同行した小熊の声
       が近ずいたとのこと、母熊に間違えられたのでは???。

小屋内部 キノコかも鍋 明かり
盛り上がる おやすみ


         今回の食担当は、菊地さん、どうやら
今夜はカモ鍋・玉ウドン+キノコらしい。とこあれ、まずは乾杯をと
       ウズウズしていたので、私が持参した3リットル生自然水をドンと据え、注ぎあい乾杯!。多種の軟水硬水
       が出て酔いが進む。食事も大変美味しく、貸切宿は、ものすごくワイルドな晩になった。

       
10/12(日) 雲りのち晴れ 錦秋の峰々//岩場の女//小屋超満員

         4時に起床の予定が、昨晩の飲み過ぎで4時45分起床。急いで朝食を済ませ出発(6時20分)。
小屋か
       らいきなりの急登、次は尾根歩きまた急登と繰り返しである
。しかし、素晴らしい紅葉と綺麗に刈り払いされ
       た登山道で、辛いが快適な歩きが出来た。

小屋をあとにする 多くなる紅葉


         こんな
急斜面を登るのに精一杯なのに、道の刈り払いは、さぞ大変だったろうと思われた。尾根筋から
       奇麗に一本の登山道が延びているのがわかる。まるで車が通れるようだと皆の意見が一致(登山道整備を
       してくれた皆さん、ありがとう!)
、感謝・・・感謝!!。

刈り払いされ
快適な道
足掛かりも 倒木の徐伐
40分歩きで休憩 ますます彩深く
なる紅葉


         地図上の1233m地点で休憩(8時00分)。
見渡すところ全山紅葉、錦秋の朝日連峰である。ヤセ尾根
       を彩るに錦が格別、その見事さににデヂカメシャッターを何回も切る。大上戸山が頭上に迫
る。少し降った
       草地の水場は、何とか飲める程度の水が涌いており、テント場らしき小広場もあった。

岩場に道も
歩きやすい

つずく紅葉の道
1233地点 道を開いた
小池翁の碑
大上戸山が迫る 足元東斜面
の岩壁
快適な峰歩き
岩場の登山道


         9時25分大上
戸岩場通過(会長の一発芸・岩場の女!・・・なんだ?)、傾いた三等三角点の置かれた
       大上戸山頂(9時40分)を通過、、ここから相模山へは、峰道をほぼ90度左折
、風を避け、少し降った所で
       休憩(9時50分)。そのあと、しばらくなだらかな尾根が続く。竜門山から西朝日岳の主稜山並みが開けた
       相模山直下で一服、、竜門小屋もの方を向いて手を振る(遠藤さん、わかるかな?)。何の障害もないので
       無線もうまく通じたようだ。

岩場道(やせ尾根
岩場の女たち 大上戸山
の山頂
相模山を目指
快適な登山道 相模山が迫る 紅葉のトンネル
風の無い所で昼食 もう一頑張り 高度を上げると
紅葉も散り始まる


         
相模山の山頂(11時50分)、ここから黄色に染まった草紅葉を見ながら善六池まで降る(12時50分)。
       30分の大休憩、雄大な以東岳を背景に、清く澄んだ善六池の水を頂き飲
む。晴れあがった連峰の展望を
       楽しみながら北寒江山へ、分岐点13時50分に着く。北寒江山の道標の字が間違っているのか、狐がバヤ
       化したのか(写真を見て!)、今まで誰も気づかなかったの??。

相模山東斜面と
寒江山
最後の岩場道
西俣沢の紅葉 善六池上の
草紅葉
同 大休憩
澄み切った善六池
の水を頂く
三方池と
以東岳
北寒江山
の分岐点


         三方境を経由して狐穴小屋に着いたのが14時12分。小屋は、歴史始まっての超満員状態。われわれ
       7には、狭い冬用出入口
(風徐室)が与えられに陣取り、安達管理員に差し入(大感謝)れしてももらったカン
       自然水で90パーセント縦走成功に乾杯

狐穴避難
小屋着
焼肉パーテイ


         今夜は、
焼肉の大パーテイ、出るわ出るわ!!小屋中に異臭を放つ??肉もあり、野菜が少ない時に、
       タマネギやら魚など、サプライズなものが出てきて満腹。もっと楽みかったが、、他の登山者ば寝静まり、遠
       慮し、また飲み過ぎ無いよう6時30分に消灯。

       10/13(月) 快晴 寒江山で振り返り写真//刈り払い苦労に感謝

         今朝は、昨晩のうどんの残りとラーメンと餅のチャンポン。8時出発予定が、準備が早く7時05分の狐穴
       避難小屋を出発。
寒河江山に8時10分着。昨日辿った大上戸山から相模山の稜線が、紺碧の空のしたに

快晴の朝 小屋と別れ 北寒江山へ
北寒江山
を降る
大朝日岳
の展望
飯豊連峰が
間じかに


       クッキリと、愛着を持ってあらためて眺ね振り返る。今まで
ただの相模山だったのが、愛しい相模山になった
       よで、何枚かのデジカメを切る。

寒江山の山頂で 昨日辿った
相模山
寒江山の山頂で
寒江山を後に 名残マツムシソウ 主峰は紅葉散る


         竜門山避難小屋小屋では、
遠藤(博)さんと石川さんが待っていてくれた。まず、小屋脇に引かれた例の
       美味い水を飲み、小屋の中でコーヒーブレイク30分程。灼熱の秘境の刈り払いに携わった遠藤(博)さんた

寒江山も遠のく 竜門山避難
小屋着
お湯を貰い
コーヒーブレーク
小屋を後にする ユーフン山で 清太岩山で昼食
し連峰とお別れ
どちらが綺麗 ゴロビツの
水場で一服
日暮沢へ
無事下山


       ちの苦労話に花が咲く、
今回の三面コース縦走成功出来、その苦労のおかげに、心から感謝した。竜門小
       屋を出発した後、ユーフン山を経由し清太岩山で昼食(10時40分)。ゴロビツ水場12時50分、日暮沢小屋
       14時05分着。車で大井沢温泉へ・入浴、西川交流センターへ移動し無事解散。


見出 一般公募・・町民紅葉登山障子ヶ岳
    
    〜天狗山避難小屋・泊//最盛の紅葉を満喫

天狗角力取山/粟畑先から障子ヶ岳へ


        日  時   10月4日(土)〜10月5日(日)
        場  所   障子ヶ岳
(1481.5m)

        参加者   一般参加14名、山岳会会員12名、 〜総勢26名

                    記録〜渋谷・・・写真〜渋谷・遠藤(敏)

          日  程
            4日(土)・・・発8;00大井沢温泉〜8;25南俣沢出合(登山口)〜9;55焼峰〜
                    11;30猟師の水場〜12;30竜ガ池峰(昼食)〜13;15ロボット
                    雨量観測所〜14;00天狗山避難小屋(泊)
            5日(日)・・・発7;00〜8;15障子池〜9;20障子ヶ岳〜10:40紫ナデ〜11
                    ;50大森下(昼食)〜13;20出合吹沢〜13;35林道終点(登山
                    口)〜14;00大井沢温泉
・・・入浴、解散


        
10/4(土) 雲り  天狗角力取広場で女相撲//山小屋は超満員

         集合場所である大井沢温泉に着くと、殆どのメンバーが揃っていた。点呼をとり参加者の再確認をした
       あと、大きめの5台の車に乗り換え、南俣沢出合の登山口へ向かう。駐車場に到着、共同食糧やテント2張
       など(小屋の混雑予想あり)を夫々分配し荷の準備、そのあとに、事故防止のため柔軟体操をし、予定より
       早い8;25に登り始める事がが出来た。
強力(会員)の4名、重荷を背負い先発。

準備体操 出発 最初の急登


         曇り気味の天気で、この季節としては寒くない。しばらく「馬鹿平」の緩やかな道をたどると、
道脇に赤橙
       色のキノコを発見、アワモダシ(ヌメリイグチ)、皆が目を凝らし藪に入る人あり
、、山小屋での料理にと、あ
       まり多くないがゲットできた。
         30分ほど歩き、汗ばんできた頃に馬鹿平水場分岐へ着く、ここからの急登りに備えて着替え一服。歩
       き始めて間もなく、少し日が射し始めた。先の余波から左右の藪をキョロキョロしながら急登、何の収穫も
       無い、しかし登るほどに赤・黄色の彩が眼に写り、感嘆、「焼峰」で一服。下界(登山口)を見おろす。

竜ヶ岳前の崩れ
竜ヶ岳松峰
竜ヶ岳水場


         軽装の数人が、追い越して登って行った。ウルシやドウタンの赤色に染まる松峰を登りきり、「竜ヶ岳の
       水場」へ下り小休止。少し登り返しすと、右斜面のブナ林にキノコ採取の人が2〜3名、何の収穫もなさそう
       分意気。トラバース気味に進み
「猟師の水場」(新名所)へ着き一服。

猟師の水場
同一服


         山小屋の混雑に気がかりになっていた15〜16名の団体が追い越して行った。すぐ後を追って登る、我
       々よりペースが速く、間もなく離される。
竜ヶ池上の峰に登り切ると、紅葉したナラやブナの梢の間から左方
       遠くに連峰の全容や眼前の天狗山・粟畑の姿が
、右手紅葉の奥に月山が展望が出来た。潅木帯に入り明
       るく開けた所で休憩、昼食。

竜ヶ池上峰で昼食 紅葉を縫って
小天狗平着

         少し暗い雲が走り天気が下り気味、
砂クボ沢の頭手前から、ポツリポツリと雨が落ち始め、先に登った
       15〜16名のパーテイが荷を降ろして雨具を着けていた。しかし、我々のパーテイは平然として
、足を止め
       ずに彼等を追 い越し、小天狗広場(ロボット雨量観測所)へ到着、休憩。雲の流れの読みが的中し、雨は
       あがり、障子ヶ岳の展望が開け紅葉も冴えてきた。
小天狗広場で
同障子ヶ岳を背に
粟畑の斜面 粟畑を登る

         
粟畑の稜線は、紅葉が最盛、ドウタンやハゼの真紅・ミヤマならやカエデの黄色などに染められ、右前
       方眼前にデンと三角に座る障子ヶ岳、感動を夫々のデジカメに収めた。山頂で小休止して天狗山へ。天狗
       山の山頂広場に到着、前後した15〜16人グループも到着。
粟畑の紅葉 粟畑から障子ヶ岳
粟畑の紅葉 同南斜面

         天狗角力取広場には、
小岩で円形の土俵が描き積まれていた。初めての登山者のために、広場の成
       り立ちや伝説を説明、ついでに、女相撲や男女相撲の実演
が???。少し下の山小屋に下り、予定より早
       い14;00小屋到着となる。
天狗角力取広場 同女相撲 同男女相撲

         やはり、山小屋は満員御礼、2階奥を割り当てられ、26名のメンバーには狭いが、まずは壁際へまと
       めて荷を降ろす。万一にと、テント2張を揚げて来たが、
山岳会員には3階に寝てもらうことにし、割り当て
       のスペースに全員腰をおろす。
自然水で乾杯
キノコ鍋と
キノコ玉うどんで
夕食

         早い時間だが、まずは、
醗泡自然水で乾杯。他に為すことも無く、即、「キノコ芋煮会」に移行、多種の
       飲物で酔いが回ったころ、明るいうちに「玉ウドン」夕食。食後
、山岳会員には、荷と一緒に3階へ上がって
       もらい、食事道具を整理(玄関広場へ)、一般参加の人たちに寝床割り当て、かなりの窮屈であったが我
       慢してもらう。

       
10/5(土) 雲り時々晴れ 道脇の彩が体に触れ
                         
// 急登の辛さを忘れる

         まだ薄暗い5時に起きて朝食の準備、「餅ラーメン」で、隠し味は、
昨日バカ平でゲットとしたアワモダシ
       と荷揚げしたマメモヤシ・ネギ。昨夕、早めの夕食で空腹だったのか、早朝なのに旺盛に平らげる。
キノコ餅ラーメン
で朝食

         小屋前で記念写真撮影、定刻の7;00に出発。曇り気味だが明るい天候。粟畑山頂に登ると、後方に小
       
朝日岳から大朝日岳〜以東岳まで朝日連峰の全容が開け、少し靄っててはいるが展望出来、直ぐ足元に
       は、世話になった天狗の小屋や見事な錦のジュウタン、先には、障子ヶ岳が間じかに迫っている。
天狗山避難
小屋前で
出発 粟畑の登り
粟畑分岐で
振り返る
障子ヶ岳に
向かう
紅葉最盛

         稜線の紅葉を楽しんでいると、間もなく勿体無い下り、ゆっくりと登り返し、見晴らしの効く小山の頂に着
       き休憩。
日が射してきた、すぐ前下に「障子池」が黄色なクサ紅葉な囲まれて光り、その先に障子ヶ岳が近
       ずいて来た。池に降り、コッツプで水掬いを飲んでみると、今の季節からは、充分飲料(真夏は不味い)に
       なりそうだ。女性郡、行く先の木陰で??用足し・・完了。
障子ヶ岳の
中腹までガスが
だいぶ晴上がり
紅葉も明るくなる
障子ヶ池
障子池上
見晴らし台
左右の紅葉を
楽しみながら

         障子ヶ岳が迫るほどに、
左右道脇の見事な彩が身体に触れ、急登の辛さを忘れさせてくれ、ガスの登る
       障子ヶ岳の紅葉張り付く南面岩稜が幽玄に映り、皆、感嘆の声。疲れを知らぬ間に山頂到着、2班に別れ
       記念の集合写真を撮影、大休止。
更に紅葉が
開ける
迫る障子ヶ岳 障子ヶ岳の
中腹
更に迫る
障子ヶ岳
頭上に 急登始まる
紅葉最盛
の急登坂

         先へ下り始める。
小障子までの稜線も見事な紅葉が続く、なだらかな左手北西斜面の矮性潅木のドウタ
       ンやミヤマカエデの真紅・まっ黄色が眼に眩しく、テンテンと紅葉の張り付く右手南東岩壁
、その下谷底の
       残雪と、自然の美しさと雄大さを満喫しながら歩く。
障子ヶ岳山頂
で1班
同2班 眼下の小障子峰
障子ヶ岳別山頂
で大休憩
小障子峰 降り始める
時々ガスが
昇ってくる

ルンルンの
小障子峰歩き
障子ヶ岳
東斜面
小障子峰の紅葉
障子ヶ岳の
岩壁に残雪
ガスが
昇ってきた

         少し天候が陰りだし、
大井沢川からの吹き上げるガスも足元まで、何回か小休止挿みカメラのシャッタ
       ーを切りながら進み、少し上り返すと「紫ナデ」山頂、狭いので、少しく降った見晴らしの良い所で休憩。暫
       らく紅葉潅木帯の峰歩き、突然に足場悪い砂の坂道、急降下して「大クビト」鞍部へ。
紫ナデ山頂 紫ナデ峰
紅葉を縫って オオクビト
で昼食

         登り返し、大森のピークをトラバースした頃、
後方から無線で「腹へった、お昼すんべ」と連絡が入った
       ので、1段降った松平で昼食休憩をとる。此処から、長くキツイ降りが続く。何回か休憩をとり、途中、車回
       送班の5名に先行下山してもらう。
         ブナやナラの樹林帯まで降ると、まだ昼過ぎの早い時間なのに、暗くなり夕方と錯覚しそう、やっと出谷
       吹沢に降り切る、コップで沢水を飲み、少し登り返すと平坦な道
、杉林を過ぎると明るい車道に出た。無事
       ゴールイン、回送の車が待っていてくれた。全員無事下山
、ここで、一応解散。
紅葉との
お別れ
登山口へ
無事下山
車で大井沢
温泉へ

         14;00に大井沢温泉に移動着、夫々の車に荷を整理し、希望によって温泉入浴するなど。仙台市から
       の遠来者もあり、安全運転・無事帰宅を願って、今回の紅葉登山を終えた。


見出 秋山合宿T・・黒部五郎岳登山北ア
    
 北ア最深部の実感//町民登山の薬師岳が眼前に//
      ・・
昨年参加した安孫子・遠藤(敏)・荒木(節)感動・・


        日  時   9月12日(金)〜9月15日(月)
        場  所   双六岳(2860.3m)、三俣蓮華岳(2847.2m)、
               黒部五郎岳(2839.6m)

        参加者   佐藤(辰)、宇野、遠藤(敏)、駒沢、安孫子、
               荒木(節)、+荒木(富)、〜7名

                    記録〜佐藤(辰)・・・写真〜安孫子・遠藤(敏)


          日  程 (軽装備)
           12日(金)・・・19;00西川交流センター・・・(北陸自動車道・富山)・・・着3;20
                    新穂高温泉

           13日(土)・・・発5;40〜7;10わさび平小屋〜11;20鏡平山荘〜12;30弓折
                    岳〜15;50双六小屋(泊)
           14日(日)・・・発6;15〜7;30双六岳〜8;40三俣蓮華岳〜10,20黒部五郎
                    小屋〜13;00黒部五郎岳〜15;20黒部五郎小屋(泊)
           15日(日)・・・発5;30〜9;05双六小屋〜11;50鏡池〜14;20わさび平小屋
                    〜15;20新穂高温泉・・・(富山・北陸自動車道)・・・着24;00山

                   形西川交流センター
・・・解散

      9月13日(土) 小雨〜双六小屋へ

         朝の3時30分、新穂高温泉に到着。仮眠を・・とも思ったが、結局ほとんど眠れず午前5時40分出発し
       た。小雨模様で雨具を着たり脱いだりしながら林道を歩き、わさび平小屋を過ぎると、ようやく登りの小池
       新道になった。

新穂高温泉
を出発
小池新道 弓折岳から
かがみ平小屋前で

         今回は、行程が長いため小屋泊まりとしたので、荷は軽いから雨でもそう気にならない。鏡平山荘で昼
       食休憩。本来なら槍・穂高の眺められるところだが、雲の中。弓折岳への急登を登ると少し明るくなってき
       た。双六小屋に着く頃は視界も出てきた。

双六小屋が
見えてきた
双六小屋到着 小屋の部屋で

         小屋では、別棟1室を与えられ、すぐにビールで体を温め(?)ワインをいただいた。夕食が終わると全
       員すぐにバタンキュー。

       9月14日(日) 晴れあがる〜黒部五郎岳へ

         朝食を5時に摂り、すぐに出発。今日は天気も良いし、鷲羽岳が正面にどーんと大きく聳えている。宿泊
       客の多くは西鎌尾根を槍に向かっており、われわれの方向は少ない。双六岳に登る途中で、水晶岳に向
       かう荒木(富)と別れる。

槍・穂高を
見ながら
双六峰を進む 双六岳の山頂

         槍の山頂部分は雲に隠れているが稜線歩きは気持ちがいい。三俣蓮華に向かう途中、薬師岳、黒部五
       郎岳が大きく視界に飛び込んできた。思わず「薬師が見えたぞ!」と叫ぶ。薬師岳に昨年登った安孫子と
       遠藤(敏)たちは、更に大きな感動があったようだ(くやしい)。

三俣蓮華岳へ
向かう
薬師岳を見
ながら休憩
黒部五郎
小屋前

         三俣蓮華岳からは、黒部五郎の小舎を目がけ、カールの底まで下って行く。ちっちゃくてかわいい小舎
       に着くと、早速昼食大休止。薬師や笠ガ岳を望みながらの昼食は最高だ。

黒部五郎カール
カールを進む
黒部五郎岳
の山頂

        昼食後、空身で五郎岳を目指しカールを横断する。人が少なく、登山道も綺麗で、北アルプス最深部に
       来た実感がする。山頂で記念撮影を済ませ帰路は稜線通しとした。小舎に到着後は爽快な汗と、すばらし
       い眺望に恵まれてのビールとなった。

       9月15日(月) 
晴れ新潟の女性達と遭遇//帰路

         5時の朝食後出発。三俣蓮華に戻ると、槍穂高の峰々が雲ひとつ無く見渡せ、すばらしい眺めだ。ルン
       ルン気分で双六小屋に到着、昼食後下りに入る。

黒部五郎小屋 笠ヶ岳をバックに 三俣蓮華山頂

         鏡平山荘の傍にある鏡池に映る『逆さ槍』の写真を撮っていたら、休憩していたグループから声をかけ
       られた。「 東北の福島あたりですか?」「山形だ。」(訛りのひどい荒木・節が応答),「 もしかしたら西川山
       岳会?」「んだ,なしてわがんなや??」。なんと、今年の会のウスユキソウ鑑賞登山に参加した新潟の女
       性たちであった!、いやいや、世の中狭いものです。全員で記念撮影を終え又の再開を約束し別れた。

槍・穂高を
眺めながら
鏡池で新潟
の人たちと

        長い林道に辟易しながら、丁度10時間かかって新穂高温泉に到着。温泉入浴後、高速を飛ばして、夜
       中の12時丁度に山形に帰った。(辰)



見出 沢登り出羽三山の秘所不動滝挑戦
    
   ・・・12〜13mの滝・見つからない不動尊・・

 江戸初期に描かれたという絵図に載っていた『不動滝』が、前からずっと気にかかっていた。
 話によると、出羽三山の秘所で、滝壺には御不動様が祭ってあるという。
 その滝は、一段なのか何段にもなっているのか、はたまたナメ滝なのか一気に落ち込んでいるものなのか、情報がないのだ。
 神聖にして遊び半分で行ってはならないのではとも考えていたが、

今回、挑戦した。

          
 日  時   9月7日(日)
            
場  所   烏川/不動滝
            
参加者   佐藤(辰)、布施・・・2名
         日  程
   9;00烏川〜10;00二股〜11;30不動滝
                   13;00横道〜13;30清川小屋〜15;30束松


 先日、剣岳に同行した布施を誘って、遅刻を詫びながら出発した。岩根沢登山口
の束松から烏川へ一気に下り、遡行する。途中サカサ川との分岐を、鉄分で真っ赤
になっている本流に入って登る。

 しばらくすると、両側が極端に狭くなり、突然二段の滝が出てきた。布施は左から
トラバース気味に登っていったが、面倒なので右からダイレクト登る・・・・ろうとしたが
落ちそうなので布施の後を追った。

 するとどうだ、視界に入らない右岸に、見事な12〜13mほどの立派な滝が現れた。
不動滝だ!。残念ながら御不動様は祭っていなかったが、行者様が滝に打たれみ
そぎ(みそぎ滝)を行うには丁度良い水量と高さである。ここで修行したに違いない。

 何枚か撮影後、直登は不可能なので高巻きをし、更に上流に詰めて行く。所々崩
壊している場所を越え、沢は次第に細くなって竹が邪魔になってきたころ、草原に飛
び出した。滑る草原を登ると間もなく横道に出た。
 清川行人小屋へは遠くはなかった。小屋で昼食をとり、小屋前のゴミをザックに詰
め、登山道を下って帰路に着いた。400年以上前から語り知られていた秘境:不動
滝、また訪れてみたい。
                             記〜佐藤(辰)



見出 仙台支部突然企画ビアガーデン盛大
    
   ・・・キリン/ビアポート(仙台市)/賑やか過ぎ・・

 春・夏山登山の反省や山小屋管理の慰労、これからの山行きなどを語り合おうと、西川山岳会仙台支部の有志が、突然に企画したビアガーデンが、仙台市内のキリン/ビアポートで開かれ、多数参加、盛り上がった。

          
 日  時   8月31日(日)
            
場  所   キリン/ビアポート(仙台市)
            
参加者   氏名省略〜18名
         日  程
   13;00西川交流センター〜13:20寒河江IC〜
                    13;40山形蔵王IC〜着15;30キリン/ビアポート
                    発・帰路17;40〜着19;30西川交流センター

        突然の企画であったが、掲示板やメールで参加者を募ったところ、大勢の希望者があり、会場が仙
      台市内トあって
西川交流センターからマイクロバスを仕立て、山形自動車道の寒河江IC・山形蔵王IC
      で14名の会員を拾い、ドキドキ期待のビアポートへ。


        飲めるなら万全を期すと、
朝日連峰から急降下した者や○○塀を乗越えて参加するという輩達がポ
      ートへ到着すると、企画してくれた仙台支部の会員がポート玄関前に出迎えてくれた。


        予定の定刻13;30丁度ギリギリだったので、すぐ貸切特設会場へ、既に、焼肉セ」ットと大ジョッキ
      がセットされていたが、席に着くなり生ビールの催促。運ばれてきたビールを注ぎ、まずが乾杯、一気
      に飲み干す。
焼肉の食い放題・生ビールの飲み放題とあって、山男・山女達の旺盛な飲み食い、館の
      ウエトレスのお嬢さんらが呆れ
顔。賑やか過ぎる喚起の大声も、他に迷惑たったかも知れない。


        制限時間が来たのでポートを出たが、
仙台支部のメンバーと離れがたく、なかなかマイクロバスに入
      らな。全員での記念写真を撮り、やっと車中
へ。間もなく高速道に乗ると、車窓には、仙台市内の高層
      ビル奥に、夕暮の雲間に蔵王山や雁戸山のシルエットが美しく写っていた。
                                                     
記  渋 谷


見出 夏山合宿U北ア剣岳立山連峰登山
    
  ・・・南ア・荒川三山中止/窮屈日程で参者少数・・

 夏山合宿Uは、南アの「荒川三山」縦走登山を計画していたが、窮屈な日程や他のグループ登山などと重複したため、参加希望者が少なく中止となった。代わりに、有志による「剣岳登攀」と「剣岳・立山連峰縦走」が為されたので、参考記録を掲載する。

       ・・・登攀・縦走組・・・剣岳北方稜線・・・ 

          
 日  時   8月20日(水)〜8月24日(日)  
            
場  所   剣岳北方稜線
            
参加者   登攀;佐藤(辰)、布施(昭)〜2名
                縦走;志田(勝)、荒谷
〜2名
                       
           記 録   佐藤(辰)


八峰上部の布施(昭)

        〜21日(木)〜
        21日(木)、雨の中を室堂から歩き始めるが、どうせ
今日は剣沢までといことだが、雨の登りはつらい。

      〜22日(金)〜
        22日(金)、
夜半から月が出て明るい。今日は絶好の登山日和となった。午前3時に起床し、5時に出発
      する。剣沢右岸を下ると程なく剣沢雪渓に出、滑るのでアイゼンを着けて下降する。平蔵の谷を過ぎると間
      もなく長次郎雪渓だ。両側の岸壁が圧倒的重量で迫ってくる。

剣沢雪渓 長次郎雪渓
六峰からの五峰


        長次郎雪渓のつらい登りを我慢しながら進むと、既に右股を登っているパーティーが見えた。何度かの
      休憩を入れようやく八峰5・6のコルに着いた。青春時代に熊の岩をベースに八つ峰、チンネを登攀した時の
      ことを鮮明に思い出す。さあここから岩稜の縦走となる。
        
出だしの6峰の登りでルートを間違えAフェースの頭に行くルンゼに入ってしまったが、すぐに間違いに
      気付きクライムダウン。正規の右ルートを思い出し登る。荷が重くてゼイゼイ言いながら頭に着くと360度の
      大展望。剣沢のカールや本峰・北方稜線、池の平・仙人池の小屋、そしてかなたには後立山連峰の五
竜・
      鹿島槍などが見渡せる。

八峰の上部
本峰と北方稜線 源次郎尾根と
剣沢カール


        6峰、7峰を懸垂で下り、クレオパトラニードルの基部を回って、最初のルンゼを下降して池の谷ガリーに
      入る。
浮石のガリーを慎重に下ると三の窓だ。チンネやジャンダルムの大岸壁を見ながら昼食となった。昨
      日ぐしょぬれになったカッパを干したりしての大休止。池ノ谷よりガスが上がってきたので早々に出発するこ
      とにする。


池の谷に入る
小窓王
三の窓から
チャンネ


        少し下って小窓王南壁の基部のガレ場を登ると小窓尾根だ。ここから小窓雪渓側に150mほどガリーを
      下るが、
浮石がしょっちゅう落ちて肝を冷やす。大岩を回って草つきを左上して行くが、途中に二箇所の雪渓
      が出てくる。短いが落ちれば致命的なので慎重にアイゼンを着けて渡る。
やがて急な岸壁を踏み後を頼りに
      下って行くと小窓のコルだ。

三の窓雪渓から
後立山連峰
池の谷ガリー
小窓雪渓を
振り返る


        ここから小窓雪渓を下っていけば池の平に着くと思うと、ようやく緊張がほどける。雪渓から左側にある
      踏み跡を見逃さないよう下って行くと、
岩にペンキングの目印を見つけた。あとはこの道を30分も進むと池
      の平に出る。既に4時になっていたが、小屋に着いてすぐにプシュッを頼み
、飲みながらテントの申し込みを
      済ます。親切な管理人が風呂に入れてくれるという素晴らしい幸運に恵まれた。今日の行程を思い出し、裏
      剣を見ながらの露天風呂であった。

     23日(土)〜
        23日(土)、
朝から雨模様。そさくさにテントを畳み、5時に出発する。裏剣の絶景は上部がガスっており
      望めなかったが、昨日十分堪能しているので悔しさはない。二股から河原沿い
に真砂沢小屋を経由して剣
      沢雪渓を登る。この辺から疲れが出てスピードが落ち、布施(昭)が濡れたザイルを背負ってくれた。剣沢
      小屋に着いたころは雨風が強く荒れてきた。やっとのことで別山乗越しを過ぎ、雷鳥沢への下りとなった。ヘ
      ロヘロになりながら、
午後4時に室堂に到着し荒谷・志田(勝)グループと再会し

        なお、荒谷・志田(勝)グループは、2日目に別れ、22日の快晴に剣岳を満喫、雨の23日に室堂に下
      山し登攀グループと合流した。(詳細省略)


       ・・・縦走組・・・立山連峰・剣岳の縦走・・・ 

          
 日  時   8月21日(木)〜8月24日(日)  
            
場  所   雄山神社(3003m)、大汝山(3015m)、剣岳(2998m)
            
参加者   佐藤(政)夫妻、安孫子夫妻、荒木(節)、
                渋谷(案内)〜6名

                             記録〜渋谷・・・写真〜安孫子・渋谷


別山山頂から剣岳を背景に

          日  程(参考タイム)
          21日(木)・・・7;00西川交流センター・・・(北陸自動車道)・・・着12;00立山
                   駅(昼食)・発12;50・・・ケーブル・バス・・・〜着14;00室堂・発
                   14;30〜着15;30一の越山

          22日(金)(立山連峰縦走)
                ・・・発6;50一の越山荘〜着7;58雄山(参拝)・発8;30〜9;00大
                   汝山〜着11;50別山(昼食)・発12;20〜13;00別山乗越〜
                   13;30別山分岐〜〜14;35剣山荘(泊)
          23日(土)(剣岳登山)
                ・・・4;40剣山荘〜6;00前剣〜6;50平蔵のコル〜着7;50剣岳山
                  ・発7;55〜着10;15剣山荘・発10;30〜12;10別山乗越〜
                  13;45雷鳥〜着14;00リッジ立山連峰(泊)

         24日(日)・・・6;45ロッジ立山連峰〜着4;40室堂・発8;00・・・バス・ケーブル
                  ・・・着9;00立山(買い物)・発9;45・・・(北陸自動車道)・・着
                  16;40西川交流センター
・・・解散

      8月21日(木) 小雨、朝の出発

        小雨の中、早朝5;00に西川交流センターを出発、暫らくぶりの日中行程で順調、北陸自動車道を経由し
      て立山駅に予定どうり到着。駅内食堂で昼食、
ケーブルとバスセットの往復割引乗車券購入、ほぼ想定し
      た時間にケーブル乗車が出来た。


        室堂に着き登山道に出ると、、
やはり小雨、建物内に引き返し雨具を着け再出発。雨とガスで何の展望
      も出来ずモクモクと、ただ、雪が消えたばかりの道々、足元近く咲く可憐なアオノツガザクラが話題に乗せ
      てくれ時間が経過、1時間ほどで今夜の宿「一の越山荘」に着く。


        宿に着いてから暫らくは、濡れた衣服に加え気温が低く寒さに震えていたが、
火力の強力な乾燥室と保
      温夜具にもぐり回復、夕食を待つ。平日のせいか、2室をもらい、混雑も無くゆったりの食事が出来、就寝

       8月22日(金) 快晴、北アルプスの全山展望>?

        目覚めて、
窓から外を見ると快晴の山並み・素晴らしい朝の光、外に出て写真を2〜3枚。朝食をとり、予
      定より10分ほど早い6;50に山荘を出る。


        目の前に聳える 300m標高差の雄山への急登、東斜面で日が射さず寒い、振り向き薬師岳や9月登山
      予定の黒部五郎岳方向、眼下の室堂などを眺めながら小休止を挿みゆっくり登る。雄山山頂は、素晴らし
      い展望台。神社を参拝、展望写真撮影などで大休止。


        岩ゴロの道を暫らくトラバースし少し登り返すと「大汝山」山頂
、連峰最高峰の3015m、記念写真。眼下
      には、緑っぽい水面の黒部ダム湖と白く光るダムテイタイが
、その対岸左方向には、まだ光の当たらない
      鹿島槍ケ岳や五龍岳などが黒ずんで遠望、行き先の剣岳の頭も現れてきた。


        「富士ノ折立」を急降下し鞍部の「大走り分岐」を少し過ぎた所で一服、風衝地なのかイワキキョウやトウ
      ヤクリンドウが花盛り。緩やかな砂山の「真砂岳」を通過、少し急な登り返しで「別山」の山頂に到着、お堂


      で参拝しで先を見ると、
剣岳が目の前にせまり、広場には15〜16名ほどの先客が写真を撮ったり昼食を
      とったり賑わっていた。
我々も、名に相応しい重厚な岩稜の「剣岳」を目の前に見て、その素晴らしい姿に改
      めて感動。何枚もの写真を撮り、昼食しながら暫らく眺望を満喫した。


        眼下の剣沢キャンプ場を目指すのだが、時間の余裕もあり近道の急降下道をさけ、別山乗越を経由す
      ルことにした。乗越えを降り始めると、
剣沢の源流とあって、まだ大きな雪渓が残り、春と錯覚する高山植
      物の花々が道脇をかざって疲れを癒してくれ
た。別山分岐点で休憩、頭上の「別山」を眺めかえしたり手
      の届きそうなキャンプ場や今日の宿「剣山荘」など確認し安堵。


        間もなくキャンプ場へ、今方到着したばかりで、荷を広げ
テントの設営をしようとしている志田(勝)と荒谷
      君の2名(西川山岳会会員)と
会う、今日1日、快晴の「剣岳」登山をを堪能してきたなどの会話を暫し交換
      し別れる。


       一旦、残雪の沢へくだり、緩やかに登り返していると、目の前の剣岳ががスに覆われてきた。間もなく宿
      の剣山荘」へ無事に到着。前の庭では、杯??を重ねる先客がいた。


        建物が改築されて間もいような感じで、指定された二段式ベット部屋も真新しく、発熱寝具が備えられて
      いた。シャワーの案内もあり、時間が早く夕食まで快適に仮眠。ただ、宿泊者が多く、テーブル数に限りが
      あり、夕食は2回に分けられた。早めの就寝であったが、
ルール違反のグループのガサゴソに寝付かれな
      いメンバーもいた。

      8月23日(土) 小雨、のち風雨>剣岳へ登りを決行

        朝起きてきると小雨、女性達は、初めての剣岳挑戦を諦めていたが、他の多くの登山者も殆ど宿を出る
      気配がない。
男性には気合をいれ、決行を告げ、昨夜貰らつた2食分の弁当と水だけ背負い、少し予定時
      過ぎたが、ヘットランプと雨具を着け出発。
        先に、2グループの灯が見え隠れしてる。ガスで展望が悪いが、まだ、雨はそれ程気にならない。間も
      ゴロゴロの岩場登りとなりクサリ場も出てきた。先の4〜5名グループtと前後しながら一服剣を越し武蔵
      コルを過ぎ少しの登り返して小休止、前剣山頂にツエを隠し置き、少し登り返し風の無い所で朝食。
        なかなか手ごたえのある
岩場登りを繰り返していると、先に4名グループが岩場を塞いでいる、カニの
      タテバイの鎖場であった。通過を待ち、我々も続く、幸い下方がガスで何も見えなく、初めて経験の2人

      難なくクリアした。


        間もなく、傾斜がゆるいが、大き目の岩稜線に出て、岩を跳ね進むと下りのグループと交差。その瞬間、
      ガスの中から山頂神社が現れた。感激、直ぐ参拝。記念写真の撮影。少し周囲をウロウロ見渡したが、三
      角点らしき標識だけ、展望ゼロ。


        動かないと寒く、7;55早々に下山開始。右手のガスの晴れ間に、前回登った「早月尾根」コースをチラ
      ット、風がだいぶ強くなる。下
りコースのペンテングを確認似ながら降ると、カニノヨコバイの鎖場、先のグ
      ループが詰っていた。クリア、続いてのアルミ梯子もクリ
ア。


        下り、峰の右コースのため、東大谷方面からの吹き上げる風がますます強くなり、大粒の横雨が顔に
      当たり痛い。前のグループを追い越し鎖場を過ぎ、前剣で杖を確保、途中、朝食をとった同じ場所で1回の
      小休止をはさみ、無心に下山。


        ガス帯を抜け、八峰の下方や眼下の剣沢雪渓が見えてきた頃
、だいぶ風も収まり気温も暖かく感じて
      きた。山荘も見えてきた。男性のみであったが、まずは剣岳の踏破成功と安堵する
。山荘に戻ると、留守
]      番の女性たちが荷をまとめ玄関で待っていてくた。
        合流して山荘をでる。別山乗越までは、トラバースコースで緩やかな登り道だが、岩ゴロあり雪渓横断
      ありの長丁場、途中、3回ほど休憩をとり、1時間45分ほどかかり、
乗越の「剣御前小舎」にとうちゃく。こ
      昼食の予定をしていたのだが、風道の鞍部で雨交じりの突風と寒さ
、12時を過ぎていたが断念、高度を
      下げることにし、早々に雷鳥坂を降り始める。


        3分の1ぐらい降ると風雨が収まり改めて昼食休憩。腹も収まり余裕の降り。何人かの登りの人達と
      交差、「大変だなあ」と心に思いながら声を掛け合う。直ぐ下に見える雷鳥沢、汗ばむほど、なかなかの
      時間がかかり、着13;45.。ひと登りして、今夜の宿「ロッジ立山連峰」14;00着。
        泊まりの受付をし、直ぐ、濡れたカッパや衣服、リックや靴などを乾燥室へ
、和室1室を与えられ着替
      え、暖まりに温泉へドブンと矢継ぎ早。布団を敷いてゴロリ、男性の疲れはピークに達し
ていたようだ。夕
      食までにひと眠り。剣岳登攀の佐藤(辰)から宿受付に「今日中にケーブル下まで降る」との伝言あり、彼
      等の無事を確認した。


        縦走を無事終わり、最後の夕食となり、ジョッキの生ビールで乾杯が出来、部屋に戻っても2次会がも
      たれるなど、快い一時を過ごし就寝。

      
8月24日(日) 小雨、>立山駅で土産・回転寿司で満腹

        朝食を終えると直ぐ宿をでる。初めての人のため、地獄谷を経由し室堂へ、途中、天狗平方面に行き
      過ぎた時間の無駄があったが、予定の8;00発バスに乗り込めた。ケーブルの乗り継ぎも順調、早めに
      立山駅へ着。構内売店で土産をドッっサリ購入、駐車場へ。着替えし帰路に着く。


        途中、北陸自動車道の「有磯海SA」で再度の土産ゲット、しかし昼食を予定していた「米SA」を見逃
      してしまう。肝を据え、高速道終点中条まで延ばし、13;30山岳会推薦の回転寿司を貪る。満腹・満足
      で山形へ。
        飯豊の道の駅で、女性達、夕食用に「飯豊牛コロッケ」調達の+aもあったが、16:40西川交流セン
      ターに無事到着、解散。



見出一般公募甲斐駒ヶ岳仙丈岳登山
    
     ・・・恵まれた天候3千mの天空を満喫・・

         日  時:  2008年7月24日(木)〜27(日)

       場  所: 
甲斐駒ケ岳2967m
/仙丈岳(3032.7m)

        日  程: 
         24日(木)・・・20;00西川交流センター〜20;30寒河江市文化センター〜山形
                  自動車(寒河江IC)・・東北自動車・・首都高速・・中央自動車・・中
                  部横断自動車(南アルプスIC)〜着翌4;20芦安バス停
(朝食)

         25日(金)・・・4;45芦安バス停〜着5;10・発5;30夜叉神峠〜着6;11広河原
                  ・発6;50〜着7;15北沢峠(長衛荘・荷物デポ)

     (仙丈岳登山)・・・発7;35北沢峠〜着9;30五合目(藪沢分岐)・発9;45〜着11;00
                小仙丈岳・発11;30〜着12;30(先)・発13;20〜14;35馬ノ背ヒ
                ュッテ〜15;26五合目(藪沢分岐)〜17;10北沢峠(長衛荘・泊))
     26日(土)(甲斐駒ヶ岳登山)
              ・・・4;00北沢峠(長衛荘)〜着6;20双児山(朝食)・発6;40〜着7;30
                駒津峰・発7;50〜着9;20甲斐駒ヶ岳・発10;00〜着11;20駒津
                (昼食)・発11;35〜12;46仙水峠〜13;35仙水小屋〜着14;10
                北沢峠(長衛荘・荷作り)


         26日(土)・・・5;10北沢峠・・バス・・〜着15;35広河原・発14;00〜着17;
                  03芦安駐車場・・南アルピス
温泉ロッジ(泊)

         27日(日)・・・8;40南アルピス温泉ロッジ・・バス・・9;02山の神〜着9;11芦
                  安バス停・発9;20(貸切バス)〜中部横断自動車(南アルプスIC
                  ・・中央自動車・・首都高速・・東北自動車・・山形自動車(寒河江I
                  C)〜14;10寒河江市文化センター着14;40西川交流センタ
                  ー
・・・解散

       参加 者:   **一般公募者〜13名、山岳会員員〜荒木((久)、遠藤(敏)、布施、
                  安孫子、荒木(節)渋谷
・・・6名      総勢19人
                **ki北岳縦走者〜宇野、荒谷、大和田・・・3名

                  
記録(仙丈岳・甲斐駒のみ)〜渋谷・・・写真〜遠藤(敏)・渋谷



      7月24日(木) 例によって夜行バス(大型)//殆どが寝不足

        昨年の公募登山(北アルプス・薬師岳)で、参加者からの希望が多かった南アルプスの「仙丈岳・甲斐
      駒ヶ岳」登山が計画され
、今回、19名(他北岳縦走3名)の参加者があり実施された。
       一般の参加者にはきついが、日程や経費の都合上、例によって、行き行程を夜行とし、山形を20;00に
      出発、首都経由で、翌4;20に芦安バス停に到着。途中、高速道を降りて間もなくのコンビにで調達してき
      た弁当で朝食をとり、4;45発一番の定期バスを待つ。
       ここまでは、大型バスでゆったり座席であったが、殆どの参加者は寝不足。ここから先は
、バスの通行
      が規制されており、入れず、定期登山バスへの乗り換えが必要で、
下山後に宿泊予定の「南アルプス温
      泉ロッジ」での着替えなど全て手荷物になった。

夜叉神峠 北岳縦走
の3名
長衛荘到着


       広河原で更にバスを乗り継ぎ、7;17予定どうり北沢峠に到着。広河原までの山梨交通、その先北沢峠
      までの南アルプス市営バスは、
事前に団体予約してあったので順調に乗車が出来、次の登山日程にも充
      分な余裕が出来た。


     7月25日(金) 南アルプスの北部全容が//高山病を克服
                       
  ・・・仙丈岳登山・・・


小仙丈岳から仙丈岳


       今夜の宿泊山小屋「長衛荘」に不要な荷を預かってもらい、小屋前の水道から冷たい水をペットボトル
      に詰め、7;35に仙丈岳を目指し登山開始。
他の登山者との交差やメンバー把握などを考え、10名と9
      名のA・B2班に別れて行動することにした
。すぐ、オオシララビソの少し暗い樹林帯の急坂道、暫らくチ
      ドリに登る。

北沢峠出発 暗いオオシラ
ビソの樹林帯
最初の一服


       間もなく、平坦な樹林帯の尾根になり、次の急坂近くまで進んで小休止、服装の調整や水分の補給を
      した。何の展望もないまま、急坂だが荒れていない道をモクモクと登り、汗ばみ一息つこうと後方を振り
      返ると、オオシラビソの樹間から、明日に登る「甲斐駒ケ岳」の勇壮な姿が写り、皆の歓声!!・・。

甲斐駒ケ岳 三合目 四合目


       一合目・二合目・三合目・四合目、2時間ほど我慢の登り、
だいぶ疲れが増した頃、明るい平坦な尾根
      に出た。少し進むと五合目の藪沢分岐で、年
配の男性と中学生4〜5名が休憩をとっていた。我々もここ
      で大休止、菓子や胡瓜漬などの間食。そこえ、揃いの青いトレパン姿の中学生の大集団(4〜50名)が
      小仙丈岳方向から降りてきた、学校行事で朝早くに登ったらしい。

五合目で休憩
中学生と交差 何故か六合目
以上の表示なし


       集団の通過を待って登り始め、間もなく
、樹林帯から抜け出し、展望のきく「大滝ノ頭」に着き、少し開け
      た石(岩)やらで展望小休止。目の前に「小仙丈岳」、しかし、苦しい急登。ようやく辿り着くと、仙丈岳の全
      容が手が届きそうに迫り、「北岳」や「間ノ岳」・ガスの漂う鳳凰三山などの展望もよく、即、記念写真を何
      枚か撮影、大休止。

大滝ノ頭
小仙丈岳
北岳遠望 鳳凰三山遠望


       ここからは、
瓦礫の展望良い稜線歩き、左下の小仙丈カールの残雪は僅か、右下渋沢向かいの緑の
      中に「馬の背ヒュッテ」が間じかに、
なだらかな道脇には「チングルマ」の郡落。少しチドリの急登にさしか
      かって、半ば、後方を見下ろすと、
B班が遅れ気味になった。無線で状況を聞くと、メンバー1人の体調
      悪くなって、休憩しているとのこと、予期していた事態が起こっていた。

まだチングルマ
の郡落


       A班をSLに任せ、降ってみると、
睡眠不足と疲労それに3千mという高さ、軽い高山病にカかっている
      と判断。これまでも、何回か経験があったので、他のメンバーを先に登らせ、総合SLの布施君と2人で
      サポート、間もない目の前の山頂まで登らせることにした。

藪沢カール 仙丈岳山頂
で昼食


       5m〜10mで一息つき、急登りをクリア。稜線が左に弧を描いて山頂が見えてきた、少し大きな残雪の
      藪沢カールが右下前方に、その下に「仙丈小屋」が見え、直接小屋下りの近道があったが通過。心配し
      てい
左手2つのピークは、巻き道で緩やかだったので、思ったより楽に山頂到着。先着のメンバーに拍
      手で迎えられ、全員登頂で一安心した。
山頂からは、南アルプスの北部全容が展望、遅れて着いた3名
      も、昼食を取ながら展望と達成感を味わう。夫々、写真を何枚か撮影、満喫。

仙丈岳山頂で


       予定より1時間ほど遅れて13;30に下山開始、藪沢小屋経由で降ることにした。一気に「仙丈小屋」ま
      で降りトイレ休憩。小屋下の登山道脇に引かれた、
藪沢カールからの冷たい地下浸透水を補給。矮性の
      ダケカンバ帯に入り馬の背ピーク手前の鞍部から右の藪沢を目がけ急降下。

降り始める
黄花シャクナゲ 仙丈避難小屋


       「馬の背ヒュッテ」はノンストップで通過、後方のB班へコースの状況連絡をとろうと無線連絡を入れた
      が応答無し。
雪渓の残る藪沢を渡ると、ほぼ水平な巻き道、今にも倒れそうな無人の「藪沢小屋」を通
      過し、今朝の休憩場所、五合目(藪沢分岐)へでた。小休止。

馬の背ヒュッテ 藪沢小屋 五合目に戻る


       間もなくB班が到着、皆、無事の様子で安心、ただ、無線の周波数ズレには注意を促す。途中、三合
      目で休憩をとり
、A・B班とも17;10に北沢峠の「長衛荘」に無事到着。

長衛荘の大部屋
夕食


       1階の部屋で、割り当てられた寝所に夫々落ち着き、夕食を待つ。小屋への到着が遅かったので2回
      目の食卓に。「シブヤさーん」の呼び出しに食卓へ、威勢が良く愛想たっぷりの管理おばチャンの許可を
      得て、
特別負担金で用意した缶ビールで乾杯、おばチャンの注意や連絡事項を聞きながらお変わり無
      制限の夕食を貪る(何故か食事の進まぬ人あり、心配
)。食後、翌日の朝と昼の弁当を受け取り、早め
      の就寝(8時消灯)。

     7月26日(土) 快晴・甲斐駒ヶ岳山頂//
愉快に直頼
                        
・・・甲斐駒ヶ岳登山・・・


快晴の甲斐駒ヶ岳


       物音がし、夜中0;00にトイレへ、2
;00になるとゴソゴソと出立の気配がしだす。布施・遠藤(敏)と相
      談、帰りの広河原までのバス時間もあり、
余裕を持つために出発時間を1時間繰り上げることにし、皆に
      事情を説明、3;20にお越した。皆も眠れずにいたとのことで賛同

早起き 早出 まだ暗い登山道


       
ヘットランプを着け、4;00に「長衛荘」を出る。双児山経由の直登コース、すぐオオシラビソの急な樹
      林帯、まだ暗いが、良く踏まれたチドリ道で、朝の涼しさもあり歩行も成れたせいか順調。4;30過ぎに
      は足元が明るくなり、小休憩し、服装の整えながらヘットランプしまいこむ。しばらくして、樹林帯が薄くな
      った地点に出ると、左後方に昨日登った「仙丈岳」が大きく見えてきた。

仙丈岳遠望
北岳遠望


       前が明るくなり、行き止まりと思えた頃、右へ下り気味の巻き道となり、長い急登から開放。岩ゴロの少
      し登登を過ぎると、急に開けた潅木帯にでた。ハイマツに触れながら左の沢から吹き昇げる涼風受け進
      むとガレ場にでた。
振り向くと快晴の「北岳」や「仙丈岳」がすぐ向かいに座っている。すぐ双児山の山頂
      で、腹具合も良く、朝食とる

双児山山頂
駒津峰へ


       ここからは、少し降り痩せ尾根の水平道を進むと登り返し、見晴らし良く高山らしい瓦礫道を登りきると
      
「駒津峰」に出た。少し広い山頂には、大勢の先客がタムロしていた。ここは、仙水峠への分岐点であり、
      多くは仙水峠から登って来たメンバーのようだ。
魔利支天を右に抱えた「甲斐駒ヶ岳」が眼前に迫り、も
      う一息のような錯覚を覚え振るえ立ち、力が湧く。「鳳凰三山」「北岳」・「仙丈岳」の眺めも素晴らしい。

甲斐駒ヶ岳 鳳凰三山 仙丈岳
駒津峰で


       再びのくだり、
足の着き場を探しながらの凸凹岩場の尾根を辿り、巨大な岩石「六方石」に出て小休止
      をとる。甲斐j駒ケ岳山頂を首を反らして見上げ、いよいよ最後の登りと意気込む。この先から山頂への
      コースが二つに別れ、
岩稜の直登と右への巻き道で、構成メンバーを考えA班は巻き道、B班は長登コ
      ースを選んだ。

六方石
巻き道


       巻き道のA班は、最初、足場悪い岩場のトラバーを経て、
間もなく花崗岩とその砂の道を右の「魔利支
      天」方向に緩斜面を楽に登ると、巨大な花崗岩の塊のような魔利支天が目の前に迫る
。その分岐点から
      左へ折れ、多くなる白砂の緩やか道をゆっくり登りきると山頂に到着。

巻き道のA班
直登のB班


       数年前、元日に登った(西川山岳会)「黒戸尾根コース」と合流。
快晴の山頂、180度展望の絶景に皆
      が感嘆、不動明の前や山頂標識前などで記念写真を撮影、管自然水で乾杯、無風で素晴らしい山
頂で
      40分ほど過ごした。直登のB班も30分遅れで無事到着。

山頂で記念
写真A班
仙丈岳を
バックに
山頂で記念
写真B班
下山開始
魔利支天


       B班は一足先に下山開始、天空を味わいながら降り、1
1;20「駒津峰」へ、この山頂広場でで昼食。こ
      こから仙水峠を経由して降るることにした。直
ぐ下に仙水峠あるように見えたが、情報より可也きつい急な
      降りで、しかも、荒れ放題の岩もろだし、今日のコースで最も難儀な区間であった、暑さと疲れてからの
      降りコースとしては辛さが
残る。見事なダケカンバの景色も目に入らなかった。

駒津峰まで
降り昼食


       仙水棘には、5〜6名の先客があり、溶岩のような岩ゴロのケルン脇で10分ほど休憩。
北沢の源流と
      思える岩ゴロの谷間を降り、オオシラビソの樹林帯に入ると、間もなく「仙水小屋」、
土曜日だからか、泊
      まりの客が大勢いた。小屋脇に引かれた冷たい水をもらい通過。
       所どころに砂防ダムが築かれ、カラサワになったり突然水が涌き流れたりの北沢沿いに、ダラダラと
      降ると、「北沢長衛小屋」とキャンプ場に出た。キャンプ場は満杯。ここから車道を北沢峠まで歩くのが
      思いのほか辛かった。
予定より1時間ほど早い14;10(B班14;30)に北沢峠の「長衛荘」の到着。
       預けた荷をもらい、バス待合所へ、南アルプス市営の臨時バス15;10に乗車、広河原に早めに到着、
      14;00発の山梨交通バスも我々を待っていてくれたが、北岳縦走の3名の姿がない、無線で呼んでも
      応答無、遅れれば何とかするだろうと会話しいると、何処からとも無くヒョッコリ現れた。全員22名揃い
      待機のバスに乗車、少し待ち、貸切同然のバスで定刻発車。夜叉神峠で時間調整、車掌さん推薦のソ
      フトクリームを宇野さんからおごってもらい、美味かった。

温泉ロッジ
で祝杯


       今夜の宿、南アルプス温泉ロッジフトに予定どうり到着。直ぐ入浴、浴衣に着替え夕食だが
、ロッジの
      許可をもらい、特別会費を貰い、この席で直頼を兼ねることが出来た。快適な登頂と全員無事下山を
      祝い、本物の瓶自然水で乾杯、しばし、語り合い愉快な一時をすごした
。あまり遅くならないよう、食堂
      をでて、2部屋に別れ大きな笑い声の轟く2次会、何時までか不明・・・??。

     7月27日(日) 山梨県の土産を買う//無事帰宅

       朝食の食欲こ旺盛、ゆっくりの8;40に宿を出る。宿上の「山の神」停留所9;02発の甲府行き定期バ
      スで大型貸し切りバスの待つ「芦安バス停」へ、乗り換えて帰路へ向かう。
      
 山梨県内の土産を買いたいという、通常に戻った奥様方の予防をいれ、高速道に乗り間もなくのSA
      に立ち寄る。東北自動車道の「佐野SA」で昼食、寒河江ICお降りて寒河江市文化センターで一部下車、
      西川交流せんたーへ14;40に到着、解散した。


見出 夏山合宿T直登鳥海山登山百宅口
    
      ・・・快晴に恵まれ/残雪と高山植物・お花畑・・

         日  時:  2008年7月12日(土)〜13(日)

       場  所: 
鳥海山2236m
/新山


外輪山の百宅口分岐で


         日  程: 
         12日(土)・・・7:00水沢温泉〜9;45大清水駐車場〜大清水山荘・・(コーヒー
                  タイム)・・10;25発〜11;25大倉(小休止)〜着12;10タッチラ
                  坂(昼食)・12;40発〜13;15屏風岩〜14;05唐獅子平避難小
                  屋(泊)
         13日(日)・・・5;50唐獅子平避難小屋〜6;40霧ヶ平〜7;30外輪山(百宅分
                  岐)・・小休止・・7;45発〜8;10新山〜9;00外輪山(百宅分岐)
                  〜9;45着・唐獅子平避難小屋・・掃除・・10;00発〜10;24屏
                  風岩〜
10;45タッチラ坂〜11;20大倉(小休止)〜着12;05
                  大清水山荘
・・キャンプ場で昼食・・大清水駐車場13;00発・・・
                  秋田県・上院内経由・・・16;10着水沢温泉
・・・解散

        参加 者:     荒木(富)、木村(京)、宇野、柴田、遠藤(敏)、安孫子、荒木(節)、
                  鳴海、伊藤(市)、渋谷
・・・総勢10人
                      
            記録〜渋谷・・・写真〜遠藤(敏)・渋谷



      快調に庄内平野を縦断//参る・ガタボコの奥山林道

        7:00、水沢温泉に集合、升田からのアクセス道「奥山林道」が悪路という情報があり、ここからは、10
      名のメンバーが、車体の高い4駆の柴田・遠藤(敏)車の2台に分乗して出発。落合から藤島・・余目・・砂
      越・・大島田まで
広域農道で庄内平野を縦断、八幡を経由し升田まで約2時間、順調。
       升田の集落を通過すると、一気に狭い「奥山林道」に入り、間もなく 砂利道となったが、両側の草木刈り
      払いがなされ、路面の手入れもよく、日向川沿いを1台の車とも交差することなく、暫らく快適に進む。「大
      八重出合」を過ぎて間もなく、
勾配が急になった頃から、雨で流された深溝や岩石などが路面に現れ、ガ
      タボコ道が県境まで、運転者は勿論大変だが、相乗り者も腰を浮かされ、酷い乗り心地を体験。

大清水駐車場
大清水山荘 余裕の
コーヒ−タイム


        道が良くなって間もなく、左手にコンクリートの道が現れ、大清水駐車場へ。予定より1時間以上早い到
      着となった。広い駐車上に1台の先着車があり、1人が登山の準備をしていた。荷をまとめ、すぐ先の「大
      清水山荘」へ、山荘前に清水が豊かに引かれてあり、
今日の行程に時間がたっぷりあるので、ここでコー
      ヒータイムを取る。



      12日(土)曇りのち晴  
小屋上に忽然と外輪山

        夫々飲み水を確保し、歩行開始。湿地に掛かった傾いた木道を渡り、キャンプ場の水源を過ぎると少し
      登り坂になる。ブナ林になか、緩やかな広い登山道を暫らく進み、間もない汗ばんできた頃、服装調整小
      休止をとる。少し急登になったその先の上方に、明るい空が開けてきた、5合目「大倉」の休み場、ここで
      1回目休憩、しかし、
眺望期待の「大倉滝」は、足元の断崖下で滝の音が聞こえるのみ、ガスの中で姿
      現さなかった。

登りはじめの
ブナ林帯
大倉の休み場 潅木帯に入る


        間食を少し補給し出発。緩やかな潅木帯と湿地帯、少しの草地空間に咲き始めたばかりのニッコウキ
      スゲの花が疲れをいやしてくれた。
間もなく「タッツラ坂」(地図タッチラ坂)という標識の休憩所到着、ここ
      昼食大休憩。なるほど、登山道先に曲がりダケカンバ(タッツラ)を確認。

道脇の湿地に
ニッコウキスゲ
タッツラ坂休み場 やっと開き始めた
シャクナゲの花


        あまり大木でないダケカンバ帯を登り、ササ帯に入ると、小沢ヒドに残雪が現れ、
消えて間もない太め
      のササダケ地帯でタケノコを見つけ、メンバー全員でタケノコ刈り、今夕の食材ゲッ
ト。「屏風岩」下の雪
      渓で小休止。ここからは、だいぶ急登となったが、左右の山容も開け、途中、少しの山菜をゲットするな
      どで、疲れを忘れて登る。

シャクナゲを
見ながら
屏風岩下の残雪 ヨツバシオガマ
マルバシモツケ ようやく春が


        高山を感じた頃、突然、平に広がる岩ゴロの草原に出た。右手奥に山小屋が現れ
、目の前に黒々の
      溶岩が道を立ち塞いでいる、これがが「唐獅子岩」かと納得、予定よりだいぶ早い14;00時過ぎに「唐獅
      子平避難小屋」に到着した。

突然、平らな
草地へ
唐獅子平
避難小屋


        小屋中に荷を降し、靴を脱ぎ、備え付けのスりッパに履き替え外に出てみると、小屋前に綺麗な広場
      があり、冷たい流れの水場も小屋脇すぐ傍にあった。即、自然水を水場に冷し、無風で日向の広場に小
      屋備えのシートを敷き、
途中ゲットしたタケノコ剥きを始めた。自然水冷えた頃、シートの周りに銀マット
      も敷かれ、野外宴会場が出来、今日の無事と明日の登頂成功を願い、例により乾杯。

小屋前で
タケノコ剥き
まずは冷えた
自然水で乾杯
不調法します
唐獅子よ走れ


        ムシも出てきたので、小屋に戻り、本格宴会に切り替え、霜降り牛肉の焼肉やタケノコ汁、山菜の浸し
      などで酔い、満腹。夕食にはまだ早いので、腹ごなしに野外に出てみると、小
屋上、目の前に緑や残雪
      の山腹広がり、鳥海の外輪山がガスの流れから現れてきた、その素晴らしさに感動
。夕日が外輪山に
      沈もうとした頃にはガスは全て消え、神秘の世界に写った。

小屋に入り焼肉で
本格的に飲む
タケノコ汁で 飲み方小休止
し外に出る
忽然と鳥海の
外輪山が
唐獅子も山頂
を見つめる


        そんな中、
ヨコブエの音(ね)が聞こえてきた、なんと、唐獅子岩の近くで妖精(伊藤・市)が笛を吹いて
      いたのだ。大自然を背景に流れるなじみの曲に、しばし耳を傾け、予期しない、優雅で楽
しいひとときを過
      ごすことができた。

唐獅子平にヨコ笛
の音が流れる
ヨコ笛を吹く
妖精
笛の音に送られ
夕日が沈む


        小屋に戻り、再び飲み、焼きソバで夕食、一部のメンバーを残し、就寝。この日は、他の小屋利用者
      が無く、我々グループだけの貸切小屋となった。

      13日(日)快晴 新山で木村(政)君と遭う//快適な雪渓を降り

        誰からとも無く起きはじめる、4;00すこし過ぎ、厚い雲海から橙色の日が登りはじめた。東の山並み
      は全て雲海に沈み、西には、
青い天空から飛び出した鳥海の外輪山が、赤みを帯び、手の届くように浮
      かんで見える。今日の、楽しい登頂成功を占う
かのようであった。

ご来光 厚い雲海が ご来光に染まる
鳥海の外輪山


        例により、ラーメン餅で朝食をとり、水と非常食のみの軽装で、6;00前に小屋をでた。すこしの潅木
      帯を抜けると第一雪渓に出た、出口はすぐ確認でき、ここから、ほぼ峰歩きの急登となる。第二・第三の
      雪渓をクリア。視界を遮る植物が無くなり、
高山の山容となり、ヨツバシオガマの群落が行く道を案内して
      くれ、振り返ると、山小屋もだいぶ下になり、南方の雲海に浮かぶ月山が霞
んで見えた。

朝食は餅ラーメン
出かけるぞ
雲海に月山が
霞み浮かぶ
何回か雪渓渡り
高山らしくなる ヨツバシオガマが
道案内
アオノツガ
ザクラの郡落


        霧ケ平は、雪渓が消えたばかり、一休み。更に急登、外輪山には人影が見えて、足元にはイワカガ
      やアオノツガザクラの郡落が目を楽しませ、チョウカイフスマの郡落が道を塞いだ頃、
外輪山の百宅口
      分岐に到着(7;30)。早速、記念写真撮影

霧ケ平 イワカガミやツガ
ザクラのお花畑
山頂間近
チョウカイフスマ
外輪山の百宅口
分岐で記念撮影
外輪山から
新山を
外輪の七高山


        ここで、新山を目指すメンバーと、外輪山(七高山)散策メンバーに分かれる。安孫子・伊藤(市)・渋谷
      の3名が往復1時間の約束で新山へ、他は、七高山山頂でコーヒータイム。外輪山と新山間の谷間には
      大きな雪渓が残っていた。
新山山頂で先行の数人の登山者に遭う、証拠写真を撮影し降りはじめる。雪
      渓へ降りようとすると、岩の上で朝食をとっている登山者1人に遭う、見覚えのある顔
、今朝3;00に家を
      出てきたという会員の木村(政)君であった。

山頂の神社・山小屋 新山の溶岩群
新山山頂を目指す 新山山頂で 新山途中で
木村(政)君と遭う


        百宅口分岐で木村(政)君と別れ、七高山メンバーと合流、快晴で、降るのが勿体無い想いを抱きなが
      らから、予定より30分遅れで下山開始。お花畑ともお別れ、1・2・3の雪渓は続いていることを確認してい
      たたので
、途中から快適な雪渓を降り、アッと言う間に山小屋に到着

岩に張り付く
ウメバチソウ
外輪山を後に 雪渓降り
尻滑りを楽しむ 小屋へ戻る


        荷を整え、山小屋の清掃を終え、快晴の山頂を見上げ一礼、唐獅子に分かれの挨拶をして、10;00
      に下山開始。道脇に咲くホンシャクナゲやニッコウキスゲは、昨日より多くの花びらを開いていた。タッツ
      ラ坂で小休止、
メンバーの1人、ムシ射されで右目瞼を腫らし、その上に汗が目に入り片目歩行となった
      ので、ペースを下げ、より安全歩行コースを辿りながら降る。

小屋と分かれ難く 世話になった
小屋を後にする
唐獅子とも
分かれの挨拶
現れた屏風岩
姿を見せた大倉滝


        大倉に着くと、危険防止の真っ
白な太いロープの断崖向こうに、緑を割って二段落ちる「大倉滝」が現
      れ、昨日、ガスの中に音だけを聞いて通過しただけに、改めて感動
、眺めながら大休止。ここからは、道
      幅の広いブナの林間降り、予定時間の12;05、フリダシの大清水山荘前に到着。

最後の降りブナ
の林間道
大清水駐車場へ


        キャンプ場の炊事場で、残してきたラーメンと切り餅を焚き昼食。ムシ射さされの1人、水道の冷たい
      水で搾ったハンカチで瞼を冷やしていたら、すこし目が開けられるようになったと言う、一安心。帰りのコ
      ースは、悪路の「奥山林道」を避け、
秋田県・院内経由R13を南下することにし、13;00に大清水駐車
      場を後にした。
        砂利道の「手代林道」は、整備され、柴田ドライバー快調に飛ばし降る。百宅集落からは、舗装道とな
      り、更に快適、途中、2回のトイレ・仕入れ休憩を入れ、予定より早い16;10に水沢温泉へ到着。入浴を
      する人とすぐ帰る人があり・・・即、解散。


見出山開きU月山夏山開き登山姥沢口
    
      ・・・久々の快晴/少ないクロユリの花・・

         日  時:  2008年7月1日(火)

       場  所: 
月山1979..5m
/月山神社

         日  程:  7:00水沢温泉〜8;00姥沢リフト下駅〜8;30リフト上駅
               〜9;30牛首〜10;40月山山頂・・神社参拝・昼食・・11;
               40下山開始〜12;20牛首〜13;00姥ヶ岳
〜13;45姥
               沢小屋・・直頼・・15;00発〜水沢温泉・15;40
・・・解散

        参加 者:山岳会員井場、荒木(富)、板坂、佐藤(仁)、荒木(啓)、荒木(久)、
                       安孫子、渋谷(一)、後藤、佐藤(園)、渋谷

            *ゲ ス ト〜佐藤(政)、安孫子妻
                      
総勢13人・・・
(記録・写真〜渋谷)


月山山頂広場で記念写真


        7:00、水沢温泉に集合、ここからは、10名のメンバーが3台の車に分乗して出発。姥沢リフトの下
      駅でリフトの始発時間を待っていると、2人が合流(他1名は、山頂で合流)、当会関係の参加者は、平
      日のため少なく総勢13名となった。
        リフトを降り、身支度を整えていると、少し雲の流れが速くなり、姥ヶ岳の山頂付近が陰り、いくらか
      寒さが感じられ、Tシャツのメンバーも上衣着つけての登山開始となる。姥ヶ岳分岐に登り一望すると、
      柴灯森や牛首の東斜面には、だいぶ大きな雪渓が残っているが、風の多い峰歩きを避け、且つ短距
      離のこの雪渓のラバーコースを辿り登ることにした。

リフト上駅日広場


        少し降って、雪渓の消え際歩きと木歩道歩きを何回か繰り返す、四ツ谷分岐下の雪の消え間で小
      休止、先に続く雪渓登りに備え、一部のメンバーにアイゼンを着けてもらう。だいぶ気温もあがり、雪
      渓表面が融け、経験者であればアイゼン無しで大丈夫。行く先の牛首大雪渓上には、紺碧の空が開
      け、風も殆ど無くなり、素晴らしい気持ちの良い天気になり、皆、歓声を挙げた。

四ツ谷分岐
柴灯森下雪渓
牛首雪渓


       少しの切れ目はあったが、牛首先の鞍部まで殆ど雪渓歩き、足元や周囲に邪魔物1つない雪面の
      快適な歩行が出来、この鞍部で庄内地方を一望しながら大休止、間食。もう一つの雪渓を越えると例
      の急な石段登り、振り向くと、リフト上駅の奥に朝日連峰が浮かび、先週の山開きが想い起こされ、足
      元にはミヤマキンバエ、チングルマなどが彩り、疲れをいやしてくれた。

湯殿山分岐
朝日連峰を望む
急登の石段 鍛冶小屋上


        途中、2回の小休止をはさみ、難なく山頂広場に到着。快晴・無風の山頂、山頂神社の左奥の雲海
      に鳥海山が頭が浮いていた、先客もだいぶあり、写真撮影に夢中の姿が目に付く、我々メンバー一同
      も、近くの登山者にシャッター切りを頼み記念を写る。例年、山頂広場周辺は、この時期が”クロユリ”
      の開花期であるが、今年は極めて数が少なく、しかも、殆ど一輪のみで、複数輪の花は見かけらえな
      かった。(ユリの根が野鼠に食われたとのこと)

山頂広場で クロユリの花


       祭典の混雑をさけ、一足早く 神社で参拝を終え、神社下の散策広場で昼食。数限定の割り当て「タ
      ケノコ汁」5人前をメンバー13人で分け合い、庄内平野や残雪の牛首山を眼下に見下ろしながら一時
      を過ごす。

参拝を終える
久々の野外昼食


        早めに降り始める。牛首の湯殿山分岐から峰コースをとり姥ヶ岳経由で降ることにした。柴灯森頭
      付の平坦な雪渓縁をルンルン歩行、今年は、この辺りでイワカガミやアオノツガザクラなどの花が見
      られなく、金姥への下りに、ハクサンイチゲやハクサンチドリ・ヨツバシオガマが漸く開花していた。金
      姥と姥ヶ岳で小休止。姥ヶ岳南東斜面でのスキーヤーの元気な姿を気ながら雪渓を急降下し、リフト
      上駅に全メンバー無事横着。

急登下の雪渓降り 柴灯森頭下雪渓
ウズラパ
ハクサンチドリ
姥ヶ岳山頂で 姥ヶ岳雪渓降り
山菜カモナベ


        約束の時間少し過ぎに「姥沢小屋」到着。早速に直頼の乾杯。しかし、自動車の運転者が殆どのた
      め、ジュースが主流、山菜たっぷりの鴨鍋を何杯も椀に取ながら、しばし談笑・寛ぐ。後追いの3人は
      ここで、10人は水沢温泉で、何年ぶりかの快晴の山開きに大満足し解散。


      
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