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  012 山行報告(H19/7/1〜12/31)

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 冬の三陸・五葉山12/22〜23 初冬の朝日12/8〜9 47定例総会 朝日連峰・登山道補修10/20〜21 秋山合宿朝日連峰縦走10/6〜8 月山紅葉登山9/29〜30 飯豊縦走9/21〜24 北岳縦走9/14〜17 エベレスト街道訓練富士登山9/14〜17 本道寺沢遡行9/9 朝日・山小屋管理慰問8/11〜13 薬師岳登山7/26〜29 夏山岩手山登山7/6〜8 月山夏山開き7/1 

    会公式行事のダイジェスト報告です。

見出し 〜冬の三陸五葉山登山(岩手県)
    
   ・・・西に傾く陽光に白銀の平原〜初日に山頂踏破・・・


         日  時:  2007年12月22日(土)〜23日(日)

       場  所: 
五葉山(1341m)・・・赤坂峠(往復)

           五葉山山頂で


       日  程:  ****
        12/22日(土)・・・7;00西川町開発センター〜7;30県村山支庁西庁舎〜寒
                    河江IC〜10;00水沢IC〜10;40種ヶ原道の駅〜11;30
                    赤坂峠着・・昼食・・12;25登山開始〜13;15賽の河原〜
                    13;40畳石〜14;45・8合目〜15;15石楠花山荘着

                    
15;25石楠花山荘〜15;40五葉山山頂〜16;10石楠
                    花山荘
着(小屋泊)

        12/23日(日)・・・8;40石楠花山荘〜9;00・7合目〜9;20畳石〜10;00
                    赤坂峠登山口)〜10;20五葉温泉着・・入浴・・11;00発
                    〜12;20気仙沼・・昼食・・13;10発〜北上IC〜寒河江IC
                    14;45県村山支庁西庁舎〜15;10西川町開発センター


        参加 者:  佐藤(恒)、宇野、荒谷、大和田、安孫子、荒木(節)、澁谷・・
総勢7名
             * タイム記録〜荒木(節)、記録文〜澁谷

      *12/22曇りのち晴れ山頂踏破、海鮮鍋で忘年会

        事務局からのメールが寒河江7;30ということで、西川町開発センターを、予定時間より30分早
      い出発となる。宮城県の2人は、現地直行。10人乗りのレンタカーに5人(1人キャンセル)と荷を
      積んでもゆったり、勿体無い自動車旅の始まり。
        水沢ICで高速を降り、R397とR107で三陸へ横断、途中の峠道には雪が残り、大船渡市近く
      まで降り、県道(193)へ分岐、登山口へ向かう。五葉温泉先の牧場からの峠に道は、3〜4cm
      の圧雪、しかもヘアピーン連続をノーマル駆動車(4駆なし)で慎重に登りきる。流石、雪国の名運
      転手〜佐藤(恒)である。
        赤坂峠の駐車場に昼前に到着。北西に、いくらか青空が覗かせるが、曇り、寒いので車の中で
      昼食。しばらくして、宮城県組の荒谷・大和田の2名到着、彼等も車中での昼食。

赤坂峠駐車場 まずは
元気な姿
登山開始


        山ノ神鳥居前で記念写真を撮影、12;25登山口を出発。既に2〜3の他メンバーが先行して
      おり、雪道を足跡を追う。今晩メインの「海鮮鍋」食材を大きいザック一杯に背負った大和田さん
      が隊列にいない、すこし進むと、右藪中を登る1人の姿がチラリ、秘密の直登コースらしい、約1時
      間経過して辿り着いた{賽の河原}で待っていてくれた。此処で一服。

賽の河原で 落葉のツツジを
左右に見て


        葉を落とした一面ツツジの潅木を左右に見ながら、賑やかなA女子の声と少し積雪を感じなが
      ら、しばらく緩やかに登ると、平らな広場の{畳石}に出た。休憩、五葉山を守る石塔に安全祈願
      し、チョコレート等の間食。

畳石広場で
休憩
安全指導碑


        鳥居の間に登山道があり、潜っても社殿が無く、此処から先が聖域かと思われた。すぐ急登に
      さしかかり、山容もナラ帯に変り、登るほどに積雪も少しずつ多くなってきた。途中、1人、また1人
      の単独での下山者と交差、しばらくしてスノー・シュウーで降るペアの下山者と会う。ところが、ス
      ノー・シュウーで降った跡は、靴跡の階段が潰された硬い平斜面となり、足がかり無く先頭が難儀
      を余儀なくされた。

雪深くなった
ナラ帯
八合目で休憩
方位見方講習


        8合目で一服、先の小さな祀所に手お合わせて登ると、山が黒ずみ矮星のヒノキ類やハクサン
      シャクナゲなどの混生樹林帯になって、緩やかな道となり、さらに進むと急に明るい平地、霧氷に
      飾られたコミネカエデや矮星カラマツ・ハイマツ・群生の見事なハクサンシャクナゲなどが現われ、
      その先に「石楠花山荘」の屋根が浮いてきた。

霧氷の潅木 石楠花山荘が


        15;15山荘着。記念撮影。「明日の天気予報が良くない、今日中に山頂踏破しよう」と決断。荷
      を山荘中にデポ、快晴となり、早々に山頂目指す。此処から先は、踏み跡なし、ラッツセルを頑強
      な荒谷さんに託す、硬い雪・軟らかく腰までの深雪・冷たい風に向かって、ハイマツ帯を楽しく難
      儀を味わう。

石楠花山荘着 山頂へ 日枝神社で


        西に大きく傾く陽光に、白銀の平原が広がった頃、立派な石の鳥居のある日枝神社に到着、記
      念撮影。寒さと疲れに断念かと思いきや、平原奥の五葉山山頂まで極めようとなり、ところどころ
      現われるトラロープを頼りに、北方向に白く光る{早池峰山}横目に観ながらを踏ん張る。15;40
      無事山頂踏破。まだ明るいうちに山荘へ戻る。

もう一踏ん張り ラッツセル
の荒谷
山頂踏破
間もなく日暮れ


       貸切宿と話しながら 山荘のドアを開けると、若者グループが出てきた、これから山頂目指すと
      のこと、釜石の高校山岳部であった。合い宿となる。まずは、薪ストーブに火を入れ団をとりなが
      ら荷解き、忘年会、海鮮鍋料理の準備にかかり、落ち着いたところで無事登頂に乾杯。

刺身に舌ずつみ
海鮮鍋


        大和田さんのザックからは、新鮮なホタテ・マグロ・クジラの刺身、生カキカイ(ポン酢)、海鮮
      鍋の食材が山のように出てきた。重ねて、料理の全てを大和田さんにおまかせ、他は、ただ飲み
      食べるに専念、動けないほどの満福。・・・20;00時過ぎに就寝。

      *12/23曇り時々小雨、四色マグロ丼(気仙沼)

        6;30頃に起床、予報どうり外はガス、改めて昨日の山頂登頂断行を喜び合う。五葉温泉開
      館10;00を目途に、ゆっくりの8;40の山荘を出る。畳石で1回休憩、賽の葉輪原からは、昨日
      大和田さんが雲隠れした近道(直登コース)を降り、所要時間1時間20分で10;00に赤坂峠の
      駐車場に到着。

石楠花道 お礼の参り
畳石で釜石高校
追いつく
日本鹿の道 無事下山
五葉温泉 気仙沼で マグロ丼を


        五葉温泉に着くと小雨、汗を流し、帰路につく。コースを三陸沿岸のR45、大船渡市を経て気
      仙沼へ、此処で{マグロ丼}昼食、魚貝の買い物(山形県人)。しこR45をし南下した本吉分岐で
      宮城県組2人と分かれろ。山形組は、さらに南下、北上ICから三陸自動車道に乗り、山形自動
      車道寒河江ICまで一気。早めに帰宅出来た。


見出し初冬の朝日雪山登山開始竜門山コース
    
・・・ノウサギ・狸・カモシカ・熊の足跡”かんじき”歩きに難儀・・・


         日  時:  2007年12月8日(土)〜9日(日)
       場  所: 
朝日連峰・・・日暮沢〜展望台(竜門山・コース)


       日  程:  ****
        12/8日(土)・・・6;00大井沢温泉〜6;30根子〜9;00膳棚ダム〜10;30
                   日暮沢避難小屋着・11;00発〜14;30展望台(幕営)

        12/9日(日)・・・9;45展望台〜12;15日暮沢避難小屋8昼食)・13;00発
                   〜16;00竜根子着
・・・解散

        参加 者:  遠藤(博)、亀岡、石川    〜
総勢3名

       *12/8雨のち曇り、真新しい熊の足跡・展望台で乾杯

        12月8日 6時、大井沢温泉集合、まだ辺りは真っ暗。移動し、6時30分に根子出発。山スキー
      で林道を歩き出した頃、ようやく明るんできた。積雪はそれほどでもなく、雨が降ったせいで雪がしま
      って歩きやすい。


        天気予報は曇りだったが、青空が広がってきて、冬のきっぱりとした空気の中を雪を踏みしめて歩
      くのは実に爽快な気分だ。林道には、ノウサギ、狸、カモシカ、熊の足跡・・・熊の足跡は、昨日のも
      ののようだが、大きさから見ると100キロ近い大型の熊のもののようだ。
        遠藤さんにウサギの足跡から見る進行方向を教えてもらう。雪があるお陰で、見えてくる動物達
      の動きにわくわくしてくる。先週、志田忠儀さんのお話を聞いた直後なので、なおさらに感慨深く、朝
      日の自然の豊かさを享受できる幸せを再認識する。


       9時00分、ダムサイト、日差しが強なりく、雪の表面がきらきらとまぶしく光る。清太岩山が前方に
      見えてきて心が逸る。左方奥にキラッと光るのは大朝日岳避難小屋、純白の大朝日岳が美しい!。


       10時30分、日暮沢避難小屋に到着。暖を取りながら昼食、この先の雪の様子はどうだろう、今日
      はどこまで行けるだろうか?。11時00分、山スキーをデポしてかんじきに換えて小屋を出発、途中
      から雪が少なく登山道が出ているのでかんじきをはずす。林道で見つけたものより小型の熊の足跡
      を発見!、通って間もないものだ、冬眠前にえさを探していたのかな?・・・。


       標高900メートル辺りから積雪が深くなり、かんじきをつける、私はかんじき歩きが下手な上にア
      ルミのかんじきで難儀してラッセルの役に立たない。14時30分、稜線まで出るには暗くなりそうな
      ので、少し早いが、展望台で今日の山行を終える。石川さんの新品スコップが優れものでテント設
      営箇所作りに大活躍、素晴らしい展望に乾杯!・・・。

       *12/9曇りのち小雪、カモシカのように降る遠藤(博)

       12月9日、6時に起床、外へ出てみると50センチくらいの積雪にびっくり!、景色も一夜にして一
      変していた。これでは稜線まで出るのは無理だとあきらめてシュラフに入ってまったり・・・。
       8時に朝食、下山することにし、身支度を整えて9時45分出発。柔らかな新雪のラッセル。遠藤
      さんは、まるでカモシカのように雪を楽しみながらズンズン降ってゆく。薄い雪雲の間からうっすら
      と青空も見え始め雪も止んできた。


       12時115分、日暮れ沢避難小屋到着、お腹がペコペコで、全員ガツガツと昼食を貪る。やはり雪
      の山行はエネルギーを消耗する。13時に日暮れ沢小屋出発。山スキーの歩き方教室をしながら、
      少し雪がちらついてきた林道を根子を目指してもくもくと歩く。
       16時、根子到着、日もとっぷり暮れていた。また、このコースを歩いて稜線まで出て、いつかきっ
      と、真冬の朝日連峰の姿を見てみたいと心に約束を仕舞いながら家路に着いた。

                                                    記  亀 岡


見出し 西川山岳会第47回・定例総会終了
     
  ・・・夏山登山(公募)甲斐駒など計画・・・


         日  時:  2007年12月1日(土)〜2日(日)
       場  所: 
山形県・大井沢(朝日連峰山麓)・・・橋本荘


       日  程:  ****
                10/1日(土)・・・6;00〜6;40・・・総 会
                           6;40〜・・・・・・・・懇親会、宿泊
               10/2日(日)・・・自由行動

       出  席   36名 (会員総数78名)

総会で議事 新会員の紹介
懇親会で乾杯

       議 事   1、平成19年度事業報告・承認
              2、    同会計決算報告・承認
              3、平成20年度」事業計画書の議決〜行事予定ページ掲載
              4、    同会計予算書の議決
              5、西川山岳会遭難対策活動マニュアルの議決

       その他  新会員の紹介〜9名、休会又は退会〜5名


見出し朝日連峰登山道補修日暮沢〜竜門山コース
     
・・・ゴロビツ水場上小学6年の大谷君はじめ総力で・・・


         日  時:  2007年10月20日(土)〜21日(日)
       場  所: 
朝日連峰・・・日暮沢〜竜門山・コース
                            
日暮沢〜ハナヌキ・コース

       日  程:  ****
        10/6日(土)・・・西川町開発センター(6;30〜大井沢温泉(7;00)〜日暮沢
                   避難小屋(7;50)〜補修作業〜ゴロビツ水場(10;00)〜補修
                   作業〜ゴロビツ頭(12;00)・・昼食・下山(12;20)〜日暮沢避
                   小屋(14;20)・・・芋煮会・泊


        10/7日(日)・・・日暮沢避難小屋(8;00)〜補修作業〜竜門滝先(9;30)〜
                   竜門滝見学(9;50)〜日暮沢山避難小屋(10;30)〜大井沢
                   温泉入浴(11;00〜12;00)〜平三郎民宿(新蕎麦・昼食)
                   ・・・解散


        参加 者:  佐藤(仁)、柴田、佐藤(俊)、安達、木村(京)、駒沢、遠藤(敏)、
               志田(勝)、荒谷、亀岡、森谷、石川、大谷(小6年)、渋谷
                                        〜
総勢14名

       *10/20雨のち晴れ、排水溝作りや枯木渡し

       
大井沢温泉に朝7時集合であったが、寒河江市の大谷君が西川町開発センター駐車場で待つと
      いう連絡を受け、合流し、6;30に西川開発センター出発。大井沢温泉でメンバーの点検、事前申し
      込みの無かった柴田君を含め14名の有志で現地へ向かう。男性の11名が作業班、女性3名は「芋
      煮会」準備班と役割分担。


        日暮沢避難小屋に着くと、
天気予報どうり小雨が降り出した。食糧や寝袋などの荷を小屋にデポ
      し、雨具を着け、作業用具と昼食のみの軽装で出発。トグワ一丁を
肩に乗せただけであったが、最初
      の松峰急登は、少し辛く大汗をかいた。
        登りあげ、平峰先のブナ樹林帯で小休止、此処から補修作業に入る。このコース2年目の作業
      で、ゴロビツ水場まで昨年に補修済だが、一部を手直しをしながら登る。途中、見晴らし台で休憩し
     
 コビル(朝食をまだ摂っていないメンバー)。

小屋前で勢ぞろい 展望台でコビル


        ゴロビツ水場で休憩をとらず、2年目の本格的補修作業となり、水吐け溝作りや泥濘への枯木
      渡し・土嚢階段作りなどしながら登る。
雨が時々強くなったが、登山道の雨水の流れが良くわかり
      補修箇所やその水吐け溝の設置方法などの判断ができ
、乾燥時に見逃しやすい必要補修箇所も
      手抜かり無く補修できた。
        ゴロビツ水場上の草地荒場の補修は、小学6年の大谷君はじめ総力で難儀したが、一冬雪に沈
      み、来シーズンには快適な登山道になる筈だ。中段の大きな泥濘場所は、横たわる木の太根が邪
      魔し水抜き溝作りに難儀したが、良く出来た。

排水溝作り 小6の大谷君
うまく水が流れる
踏み土嚢
試し歩きで下山


        今回の補修作業計画は、ゴロビツ頭上の鳥原山側が開けた平峰までで、12;00丁度に完了。少
      戻り、
頭の草地で昼食。雨も止み、辺りが暗い曇り空の中、下の日暮沢や大井沢集落にだけ陽が
      射した幽玄な世界を眺めての昼食だが、ここは気温が低く寒
い、早々に下山開始。
        途中、石川君が「匂った所があったよ!!」という。早速、藪に入り探す、
倒木に真っ白な「ブナ
      ハリタケ」(実は渋谷の取り付け)が見事に、大量ゲット
。降る道々匂いをとりながら、しかし、立ち木
      の手の届かないモチカノカを見上げたものの、二度と「問屋は卸して」くれなかった。

日暮沢から虹が ゴロビツ頭で昼食 満足下山
ブナハリタケをゲット


        小屋に先着のメンバーは、既にマグカップを手にしていた。芋煮も出来ており、欲深い柴田・荒
      谷君の2人が藪に迷いだいぶ遅れて着いたが、全メンバー揃い、今日の労働成果を祝い自然水で
      乾杯、。
亀岡「芋煮鍋」や佐藤(恒)差し入れの木村「天然舞茸天婦羅」・持参の駒沢「庄内柿」、そ
      れに仙台組持参の「蒲鉾」などをツマミに宴会へ切り替え

まずは乾杯


        次々と話題進むなか、突然、「木村天婦羅揚げ」を見ていた森谷君「ブナハリタケを天婦羅に揚
      げよう!!」と身を乗りだし、「せっかく採ったんだから」と石川君が同調、木村(京)さんの指導を受
      け2人で揚げはじめた。なんと、美味い「珍味」である。私には生まれて始めての食だが、アルコー
      ルの勢でなく、実にう美味かった。「素人の発想の恐ろしさ」を知る。
        大谷君と私は早めに就寝、他のメンバーは、貸切宿とあって、だいぶ遅くまで飲み・漫談が続い
      たらしいが、詳細不明・・・・・。

       *10/21日本一美味い「平三郎蕎麦」で満腹

        6;00頃には、皆起床。湯を沸かしコーヒーを夫々の好みで飲む。昨夜の芋煮鍋残りに玉ウドン
      を入の朝食、勢いで食べつくす。
        小雨降りだが、8;00今日の予定である竜門滝先までの補修作業に出発。ほぼ平な登山道部
      分であるが、
泥濘の場所が多く、横への傾斜が無いため、水抜き溝作りに難儀する。しかし、昨日
      の経験があり、順調に作業終了。

2日目も大谷君
頑張る
難儀した排水溝
作業完了記念写真 枯木渡し
竜門滝へ


        帰り、このコース始めてのメンバーのため、竜門滝の見学。早い時間に日暮沢避難小屋へ引
      き返した。
        朝、荷を車に詰め込んでいたし雨に濡れてもいたので、小屋での一服を割愛、大井沢温泉へ
      帰る。ゆっくり体を暖め休憩。だが、予約の昼食時間まで間があり過ぎ、ロビーでの漫談も途切れ
      気味、12;00丁度に移動。

大井沢温泉ロビー 舞茸を土産に
平三郎民宿で 新蕎麦で満喫


        平三郎民宿の2階には、テーブルに料理が据えられていた、「新蕎麦」だけを想像していた腹の
      すいたメンバー、
一瞬ため息、大根の「山葡萄漬」や太い「ワラビの1本漬」・「アケビ焼」・「ナメコお
      ろし」・ナメコ汁汁」・・・などテーブルを彩り、さっそく手をつける。少し待つと、主役の日本一美味い
      「ざる蕎麦」が出てきた、個々の盛りが少ないと思いきや、別の二つの大ザルが出てきた。その上、
      「スス茸ご飯」のサービスに満腹

        腹が重く、横になり漫談の続きで賑わうなどでしばらく休憩。お互いを労い、来年の登山道補修
      の約束を交しながら解散。

                                      記  渋  谷


見出し 秋山合宿U朝日連峰(小国〜大井沢)縦走
  
  ・・稜線は最盛の紅葉笹薮のウツボ峰〜出合川降り
・・

         日  時:  2007年10月6(土)〜8日(月)

       場  所: 
大朝日岳(1870m
〜以東岳(1771m
               >>>>小国町・徳網(針生平登山口)〜大朝日岳〜竜門山〜以東岳〜
                     出合川〜天狗角力取山〜大井沢・原(南俣沢登山口)
<<<<

夕暮れの平岩山(大朝日岳山頂から)


       日  程:
  ****

        10/6日(土)・・・西川町開発センター(5;30〜針生平登山口(8:00)〜祝瓶分岐
                   (8:45)〜カクナラ小屋(9:12)〜蛇引清水(11:46)・昼食〜祝瓶
                   山分岐(13:26)〜平岩清水(14:23)〜平岩山山頂(14:50)〜
                   大朝日岳山頂(16:39)〜大朝日岳避難小屋(泊)


        10/7日(日)・・・大朝日岳避難小屋(6:55)〜西朝日岳(8:10)〜竜門山避難小
                   屋小屋(9:20〜40)〜南寒江山(10:20)〜寒江山(10:40)〜北
                   寒江山(11:20)〜狐穴小屋・昼食(11:35〜12:00)〜中先峰(1
                   2:35)〜以東岳(14:00)〜ウツボ峰(14;50)〜名光山(16:36)
                   〜出合川(17:40)・幕営(泊)


        
10/8日(月)・・・出合川(7:10)〜天狗角力取山(小屋9:34〜10:00)〜竜ヶ池(1
                   1;00)〜焼峰(12;40)〜南俣沢出合着(13:40)
                   
・・・大井沢温泉入浴〜西川町開発センター・・・解散


        
参加者;  CL佐藤(辰) ・SL渋谷(会長)・荒谷・荒木(節)・五十嵐・有路・石川・
               菊池・草g・渋谷(一)
・・・・10名


       
*10/6快晴、心臓破りの「蛇清水峰」の急登、大朝日岳着は夕暮れ

       
朝5;30西川開発センター集合。帰りの車配車の都合で、直行班(第1班)と大井沢経由で車デポ
      班(第2班)に別れて出発。第1班の渋谷会長・荒木(節)・五十嵐・有路・草gは、小国町へ向け直行、

      第2班の佐藤(辰)・荒谷・石川・菊池・渋谷(一)は、大井沢経由で車デポ後、後を追うことになった。
      (初日のコースタイムと記録は、第1班を中心。)


        小国町で道を少し間違えたが、順調に徳網・針生平登山口(420m)に着。置き忘れた石川さんの
      朝飯を車の下に隠し、重い共同食糧(2日分夜食)をほぼ3人のザックに詰め8時に出発。荒川右岸
      進み
5分とたたないで恐怖のつり橋渡りが待ち受けたが、無事クリア。緩やかなトチやブナ帯の道で
      楽楽気分でと思いきや、さらに吊橋渡りが2回、しかも、足元丸太半本〈2つ割り)橋が、緊張と快感を
      味わいながらクリア。

針生平駐車場
すぐ荒川沿いを
最初の吊橋


        9;00過ぎ「カクナラ小屋」到着、小屋前のテーブルで男女3名が休んでいたが、キノコ採取目的
      らしく、バケツにブナ針タケを水に浸していた。
ご老体の人から「今から大朝日岳までは無理」との注
      意と水場のアドバイスを受
け、写真1枚を撮り、休まずに通過。


3本目の吊橋
カクナラ小屋


        樹林帯と左に荒川の水音を感じながら、しばらく緩やかな道をキョロキョロしながら辿る、5mほど
      
道脇おくのブナ倒木にワカイ(ヒラタケ)、夕食材をゲットこの辺はまだ木々が色付いていない、今
      年の紅葉は、やはり遅いのだろうか?。


ヒラタケをゲット
大玉沢吊橋を渡り
最初の休憩


        大玉沢で最後のつり橋を渡り休憩、間食取る。10mほど先から北大玉山への急登が待っていた。
     
 ヒメコ松ナラ峰を、是でもか々と喘ぎながら何とか頑張るが、蛇引清水(最高の湧き水)付近で、荷
      の重さと自重で草gバテバテ
!。此処で昼食。

急登りにバテバテ 蛇清水上で昼食
細々の平岩清水

急登りをクリア


        もうひと登りすると、紅葉の潅木帯が開け、左沢向かいに「檜岩屋山〜袖朝日岳」の峰や右後方
      に「祝瓶山」が展望、眼前に北大玉山が迫ってきた。
ヤッツと緩やかな峰歩き、狭い岩場の紅葉が陽
      に輝き素晴らしい。祝瓶山分岐付近からは、さらに紅葉が面に広がり素晴ら
しく、デジカメのシャッタ

紅葉の潅木帯へ 朝日岳も
見えてきた
右後方に祝瓶山 祝瓶山分岐 袖朝日も遠望


      ー何枚もきり、メンバー大満足。間もなく北大玉山頂(1468m)に着く、2人の登山者がガスコンロ等
      をを開いて昼食をとっていた、祝瓶山からの登り針生平へ降るとのこと。

平岩山も目前に 紅葉を堪能
しながら
後の組も祝瓶山
分岐へ
平岩山の山頂で


       
後続の第2班がすぐ後まで登って来ていると無線で確認、会長は、即時に登山道脇に共同食料
      等のデポを決定、後続の若い屈強メンバーに託すことにする、(ごめんなさいね・・手をあわす
)。満
      面、赤や黄色に彩られた緩斜面を登りきると平岩山山頂(1609m)。先行の4名は、既に鞍部広場ま
      降っていたが、私は後続が追いつかれた。

ミヤマカエデ
チングルマ 大朝日岳間近に 誰が立てたのか
大朝日岳
西斜面と中岳
大朝日岳


        一旦、鞍部まで降り、2つのピークをクリア、
大朝日岳の紅葉最盛期の西斜面や奥の中岳を観
      ながら、既に山頂到着のメンバーもいるようだが、1人、14;50いよいよ本日最後の登りに
取り掛か
      る。立ち止まり一呼吸、後方に、今日歩いてきた道程と夕暮れの紅葉が映り癒される。しかし、大朝
      日山頂までのガレ場は、疲れた足腰に容赦ない。仲間から遅れること30分、ようやく大朝日山頂に
      (1870m)到着。

大朝日岳
ナカツルコース
先発班大朝日岳
山頂到着
後班も間もなく
ゴールイン
山頂での
記念写真


        初めて、大朝日山頂から下界を見て感動!!(いつもガスってて)。しかし、メンバーは誰もいなく、
      夕暮れが迫り、急がないと晩飯が・・・。NHK・TV放送で有名になった
大場小屋管理人さんに早速慰
      問品のイモ焼酎を手渡し、話を聞くと、「今日は、120名の宿泊者で混雑」と
のこと。やむなく、万が一
      持参したテントを小屋の敷地内に張らせてもらった。

大朝日岳山頂から夕暮れの平岩山 ガスの昇る
西朝日岳
山頂から
大朝日岳避難小屋
やむなく
小屋敷地に幕営


        時間は18時を回りだいぶ辺りは冷え込んできた。早速、夕食の準備、
今晩のメニューは、途中採
      ヒラタケや荷揚げした3種キノコふんだん入り「山形芋煮」、、水補給に行ってくれた石川・渋谷(一)さ
      んのテント入りを待って乾パーイ!!、。
明日長丁場もあるので今晩は控えめにと言ったのに、あま
      り綺麗な満点の星と下界の夜景に、小屋から50mほど下り、他の宿泊者に迷惑をかぇまいよう無言
      の2次会・・・・。(本日の行動時間 10時間)

       *10/7曇り時々晴、闇夜の出合川渡り、キノコ・トン汁

        かなり冷え込んだ朝、5時に起床、湯を沸かしジフィーズで朝食を取り、小屋前で記念写真を撮っ
      たあと、早めの6;55に出発、以東岳をめざす
。「今日は、以東小屋までだから大したことないな」と
      鷹をくくっていたが、「もしかして以東小屋も満員だと、出合川まで下るぞ!」との会長の話にピンと

      来ない私は、前日より過酷な行動を予期できなかった。

小屋前で 月山の遠望 大朝日岳を振り返る


        雲海に浮かぶ月山を遠望しながら快適に歩き出す、中岳を降り西朝日に登りきり、一服しようとし
      たが
陽か陰り風もあって寒く山頂先へ少し降りリックをおろす。紅葉の最盛期、なかなか陽が射さず
      デジカメのシャッターチャンスが少なかったが、快適な峰歩きとなる。

西朝日岳下で
休憩
最盛の紅葉
登山道


        9;20、 順調に竜門山避難小屋小屋(1688m)到着。小
屋管理人の遠藤(博)さんがムシャムシャ
      髭ニコニコ顔で迎えてくれた。昨日から泊まりの会員の富田さんも出迎えてくれ、軟水を配っ
てくれ、
      さっそく乾杯!。昨夜の小屋宿泊は、60名で混雑したという。

竜門山の南斜面
と寒江山遠望
竜門山
避難小屋が
遠藤(博)小屋管理人を慰問(焼酎)
小屋前で記念撮影


        ここで、明日から勤務のため日暮沢に降るという
青年渋谷(一)君とお別れ、滞在時間20分で出
      発、一路、次の目的である狐穴避難小屋小屋へ向かう。高山植物の花の季節も素晴らしいが、紅
      葉の寒江山周辺はすばらしく、
黄・赤・緑のコントラストは、油絵のよう、時々陽の射す秋の光に照
      らされて眩しい。
ただ、足元の道脇にさりげなく残り咲く紫色のマツムシソウや黄色のミヤマキンバ
      イの花には秋の寂しさを感じさせる

咲き残る
マツムシソウ
ガスに覆われる
大朝日岳
寒江山の山頂で


        2時間ほどで狐穴避難小屋に到着。北寒江山(1658m)から無線を入れ、暖かいラーメンにて昼
      食の計画だったが、無線がつながらず無念。小屋前に辿り着くと、
小屋管理人安達さんと前日泊の
      亀岡さんが笑顔で暖かく迎えてくれた。小屋前の木歩道をテーブルに行動食で昼食。
慰問のイモ
      焼酎を手渡し、滞在時間25分、2人に見送られ12時丁度にに出発する。

狐穴避難小屋が
小屋前の木歩道
で昼食
安達小屋管理人に焼酎贈呈
小屋前で
記念撮影
中先峰は笹薮


        ガレ場が多い中、
「中先峰」に登り着くと、ほぼ平らな登山道がクマササに腰まで被さり、足元確
      認に難儀する、数年、刈り払いがなされていないようだった。その先小ピークを2つクリア、草地帯

金堀の岩場通過


      の広い道脇で一服。金堀の岩場を通過、左手に以東岳避難小屋を確認しながらモクモクと、予定
      時間前813;30)に
以東岳山頂(1771m)到着。荷を降ろし、3名を留守番に置き、早速小屋管理人
      の芳賀さんを慰問、やはり、今夜の小屋は予約のお客さんで満杯と
のこと、予告通り??出合川
      まで下ることに決定

以東岳避難小屋
芳賀女子・小屋管
理人を慰問(焼酎)

大鳥池をバックに

山頂から
以東岳避難小屋
山頂で記念撮影 山頂から大鳥池


        もう7時間も歩いているのに、なぜか一部の方々は目がランランとしている。このコースは特別な
      ひみつがありそうだ。以東岳を14;00に出発、ウツボ峰(1720m)で小休止。
主稜線との別れとなる
      が、会長から「手袋を着けろと」指示が出る。降ろうとすると道がない、
らしき笹薮を会長の案内で
      漕ぎ急降下する。

出合川まで
降ることになる
オツボ峰・此処
から一気の降り
転びの見本
道なき道を降る
刈り払いなしに
笹薮道


        案の定登山道は刈払いされてなく、
笹薮と雑木で足元が見えず、あちこちで「アハハア」と虚勢
      の笑いをあげて転倒、みんな必死だ!
!。楽楽の草地もあったが、降るほどにササ竹の背が胸ま
      で伸び、潅木の枝が顔を打ち
、平坦な峰歩きとんなり、やっとの思いで、16;30明光山(1242m)
      に辿り着く。数年以上刈り払いされていないようだ。
        秋の日は短い、少し空が曇っているため日暮が早そうだ。一息ついて明るいうちに出合川渡りを
      目指し降り始める。薄暗くなった樹林帯は、笹薮は無いものの急峻、
目ろみの「マエタケ」どころで
      ない、ただ、幸い道脇下に見事な「ブナハリタケ」を発見、今夕食材にゲット
。川音が近くなったころ
      急坂道の
地面が軟らかく足が取られ、滑り転倒続出、荷の重い佐藤(辰)横一回転、難儀して川岸
      砂原到着とのこと。

暗々の出合川渡り
まず一安心


        私1人、一足遅れれ、出合川間近なところで、とうとうヘッドランプのお世話に、もう川原の仲間の
      声は聞こえるのだが、倒木の所で、なかなかルートが見つからない、菊池さんのお迎えで、やっと
      の思いで川原に出れた(ホッ)。
靴を脱ぎ、杖とヘッドランプの明かりを頼りに、痺れるほど冷たい闇
      の出合川渡り、
会長の誘導で無事テント場(840m)に到着、皆と合流。
        テントの前には、2袋のブナハリタケが・・・。山頂で目がランランとしていたのはこれだ!!(違う、
      舞茸だ)、縦走最後の夜のディナーは、ブナハリタケ入りトン汁、
背負ってきた自然水での乾杯に

無事を祝い
得意の乾杯
ブナハリタケ
入りトン汁で
野外での二次会


      続き、口一杯いにキノコ・トン汁を頬張れる至福のとき
。今夜は、沢の水音を伴奏に、周りに気兼ね
      せず、石川さんの「狸話」と荒木(節)さんの「月夜(ダケ)話」を魚に盛り上がり、大笑いが樹林帯を
      とうりぬける。
       早寝の人テント内に置き、
外で焚き火を囲み二次会、今夜限りと軟水・硬水を全部出し大宴会に。
      皆さん疲れた足から酔っ払い、転倒者続出、22;00時にお開き。
      (本日の行動時間11時間、ギョ!!・・・。)

       *10/8雨、「キジマイタケ」採取
全員無事下山

        朝3;30頃から雨が降り始める、風も出てきた。昨日、ここまで降りての幕営は正解だった。5時
      起床、残しておいた
ブナハリタケ入り餅・ラーメンで腹を満たし、小降り雨の中7;10に出発。

小雨の朝


        いきなりの急登、喘ぎながらしばらく登ると、
お腹の具合が・・・、道脇の林に入りズボンを半分下
      ろしながら草gはびっくり!。頭の上の倒木に「マイタケ」がどっさり
付いているではないか!、もう
      キジ打ちどころでなく、後を追って来た佐藤(辰)さんに手伝ってもらい大収穫!、「キジマイタケ」と
      命名。今回、初めてのマイタケ採取に会長のびっくりする顔を想像しニタニタする。それからは、あ
      ちこちキョロキョロ。
先行グループは、ブナハリタケを採取したという。

登り途中に
ブナハリタケ
天狗角力山山頂に


        やっと天狗角力取山(1376m)に着く、先行グループは、天狗山避難小屋の山田管理人の慰問(
      山田管理人既に下山)やまだを終えた
皆さん心配顔で待っていてくれた。おもむろに先程の「マイ
      タケ」を披露!、一同「ウンが付いてる」と絶
賛。
        ここからは、南俣沢出合登山口まで一気に降り、竜ヶ池下の水場で昼食、途中、何箇所かでブ
      ナハリタケやヒラタケを採取。だいぶ降り、下方に車道が見えてきたころ
、突然いなくなった会長が、
      帽子一杯にマイタケ(まだ若い)を抱えて現れる。
こちらは、運でなく長年の経験と勘のようである。

南俣沢登山口に
無事下山
途中ゲットした舞茸・ブナハリタケ分配


        長い緩斜面のバカ平を抜け、13;40南俣沢登山口に無事下山、お互い握手し無事を称え、採取
      のキノコをお土産に分配。デポしていた新谷さんの車に乗りこむ。大井沢温泉までピストン輸送の
      つもりだったが、次回輸送組が歩き始めたところ、
前方に見覚えのある車がある。近づくとやはり狐
      穴避難小屋から一足早く日暮沢登山口に降りた安達小屋管理人さんであ
った。偶然一緒に下山し
      た方と2台の車で待っていてくれ、お言葉に甘えて、図々しく乗せてもらい、全員一緒に大井沢温泉
      「湯ったり館」へ到着。3日間の汗を流し、西川開発センターへ、・・・解散。 
                             
 タイム記録 荒木(節) 、 報告書記 くさなぎ




見出し一般公募月山紅葉登山清川小屋泊
      
・・・ドウタン街道まだ緑・大雪城上は草紅葉・・・


         日  時:  2007年9月29日(土)〜30日(日)

       場  所: 
月山・・・岩根沢(把松登山口)〜清川行人小屋〜月山
                  〜志津(姥沢登山口)

        参加 者:  一般6、朋友会(仙台)6、片倉家族4、渋谷、佐藤(辰)、遠藤(敏)、
               安孫子、石川、荒木(節)、菊池     
総勢23名
                
***サポート 荒木(富)、古沢〜車両回収等 ***


東沢コース(清川行人小屋〜大雪城)


      
29日(土) 色付くナナカマドやムシカリの実ウサギダケをゲット

           
8;00水沢温泉発・・自動車・・8;50把松登山口〜10;30本道寺分岐点
          〜清川分岐点〜12;00着・1270点・12;20発〜13;20清川分岐点〜
          14;00清川行人小屋(泊)


        帰りの都合があり、水沢温泉に集合。20名のメンバーなので、把松登山口までマイクロバスを予
      定していたが、
林道の「赤い屋根」先の土砂崩れがまだ補修されていなく、幅員せまいため、ワゴン
      車等に分乗し出発。
        登山口に置いた車は、明日回収することにし、予定時間前の8;50に登山開始。
しかし、登山口周
      辺は、まだ緑濃く、趣旨の紅葉登山になるのか不安
となる。最初の急登を終えるころ、葉はまだまだ
      だが、赤褐色のナナカマドやムシカリ(オオバカメノキ)の実が道脇の所々を染めてくれ安堵。

把松登山口
出発


        30分ほどしてドウタン峰へ、最初の小休止、ドウタンや楢の木などの樹間から月山や今夜の宿「清
      川行人小屋」を展望できたが、やはり、ドウタンの葉は色ずいていない。ただ、
矮曲の楢の木枝に「ウ
      サギダケ」(ヤマブシダケ)を発見、有志が木登りしゲット
。沢からの吹き上げ気流で涼しすぎ、早々に
      歩き始める。
        扇平(地蔵森山南面)をトラバースしていると、
黄金色の寒河江市や天童・山形市方面の内陸平野
      が眼下に広って遠望でき、「あそこが君の家では?」など会話を弾ませ通
過。「熊の水場・池」を覗い
      たり樹間遠くにチラホラする小屋を見ながら本道寺分岐点に到着、コビル(間食)休憩。

扇平 本道寺分岐点 ムシカリの実


        ここからは、しばらくブナの樹林帯、道脇に横たわる
朽ちたブナの枝や枯根元に「サワタシ」た「ブ
      ナハリタケ」などが見られるようになる。夕食の鍋料理用に一部ゲッ
ト。潅木帯や草地が多くなり、よく
      刈り払いされた明るい地点で昼食休憩。山小屋に早く着きすぎそうで、ゆっくり長休憩。
        万年雪コースや小屋が目の前に見えてきた頃、「お柴灯広場」に着くき一息つく、周りの潅木はや
      や色着いている。此処からは、少し急な道、矮性の楢やブナ帯の峰歩きでキノコをゲット、さらに潅木
      の覆い被さる少し掘割気味のトンネル道、疲れだした頃に清川行人小屋分岐点に到着、一安心。

ナナカマドの実
ドウタンはまだ緑 清川への
トラバー湿原


        
力余る有志は、荷を置き、この先の万年雪コースの展望台(崩れ上)往復、ほかは、小休止の後
      に湿原帯をトラバース、道草を食いながら予定時間を少しオーバーし、14;00に目的地の清川行人
      小屋に到着。烏川コースを登った先発の片倉会員と家族が、薪ストーブに湯お沸かし、我々を迎えて
      くれた。20人の部屋割りやパーテイ席のセットを終えた頃、展望台往復のメンバーも到着。

小屋で無事
到着乾杯
キノコ芋煮鍋


       
15;00過ぎた頃、今日の無事を祝い自然水で乾杯。山形「芋煮会」というより、道々ゲットしてきた
      モタシやウサギダケなど大量豊かな「キノコ鍋」を囲での宴会と
なり、キノコ鍋ウドンで腹ごしらえ、21
      ;00前には全員就寝。

     30日(日) 胎内岩で「生まれ変わる」雲上の鳥海山を遠望

           
7;00清川行人小屋発・・東沢コース・・〜9;200大雪城下〜9;40胎内岩
          〜10;20着・月山山頂神社・休憩昼食・11;00発〜11;40湯殿山分岐点
          〜12;10リフト分岐点・・四谷川コース・・13;30着・姥沢駐車場・バス時間
          待ち大休憩・15;10発・・バス・・16;00水沢温泉・・解散

      ** 自動車回収組・姥沢13;00発・・荒木(富)・・自動車把松登山口〜14;500
          水沢温泉
   
(早組・古沢車・姥沢13;30発・・14;10水沢温泉)

、       朝起きの良い人が多く、5時には殆どのメンバーが起きてテーブルを囲み始め、湯沸しや湯のポッ
      ト詰が始められた(姥沢のバス時間の都合でゆっくり計画であったが)。餅ラーメンでの朝食後、7;0
      0頃の早い出発となった。
        出がけは、曇り空だったが、天竺コース下の紅葉し始めた草地をトラバースする頃には青空も見え
      てきた。潅木と笹帯の急登を過ぎ40分ほどで東沢草地、此処で最初の休憩。
沢向には、まだ雪渓を
      見ることが出来、後方下には、昨夜世話になった清川行人小屋の赤い屋根
が見えた。

清川行人小屋
で記念写真
小屋を後に
最初の一服
沢向かいに
まだ残る雪渓


        少し荒れた部分の道の刈り払いしながら登り、万年雪下から小屋へ降るという片倉会員と前後しな
      がら進む。比較的ナダラカな登りとなり、だいぶ紅葉し始めた
ミヤマカエデやミネザクラなど低潅木帯
      とスゲ類やイワイチョウなど草紅葉の草原が交互
に続き、一方、濃い紫のオヤマリンドウや可憐なミ
      ヤマリンドウなど夏の花も見ることが出来た。

岩上の紅葉
したチングルマ
色付き始めた
ミヤマカエデ


       
大雪城下で大休憩、足元の草地には、たくさんの低木クロマメキが黒紫色に熟した実を結び、「自
      然のブルーベリー」だと言いながら採取、食、甘酸っぱい味
にしばし疲れを忘れた。雪解け後の大雪
      城の岩ゴロ帯をクリア、胎内岩でしばらく遊び、少しの急登を登りきると、ほぼ平坦な風衝地帯が山
      頂方向へ続く。チングルマやミヤマキンバイなどの紅葉が綺麗に広がる。

大雪城下
の草原
クロマメノキ
の群生
胎内岩着
生まれ変わる 山頂近くの
紅葉草原


        稜線に登山者の姿が見えてきた、10;20山頂へ到着。
山頂の月山神社は、もう閉鎖され、境内
      の石垣内部には自由に入れた。皆で登山の無事を願って参拝、石垣の北方奥に雲海に浮かぶ鳥海
      山や眼下に広がる黄渇色の庄内平野を遠望、
寒かったが外に出て昼食。

山頂到着 雲上の鳥海山
登山の安全
を祈願


        寒さに長居することなく下山開始、鍛冶小屋跡で、再度メンバー確認、降りは楽ラク、登りの個人
      や団体の多くの登山者と交差、
道を譲りながら「今日は、頑張って」と挨拶を交わす。しかし、メンバ
      ーの子供達3名の大声に、相手の登山者達はビックリ、かえって迷惑
だったかもしれない。湯殿山分
      岐点下で休憩、気温もだいぶ高くなり快適。

下山開始 湯殿山分岐点
下で休憩


        トラバーコースを降る。リフト分岐点から四ツ谷川コースへ、此処で、把松登山口までの車回収
      組を先行させる(迎えの荒木(富)さんと同行)。残りはゆったり下山、木歩道の終わり近くで時間調
      整休憩、姥沢地区の水源地で水飲み休憩。

木歩道で小休止
足元にリンドウ
の花が
無事ゴールイン


        13;30には姥沢駐車場に到着してしまった。着くと同時に、かねて頼んでいた、古沢副会長の迎
      えの車が目の前に現れる。遠い仙台から参加のメンバー4名が即乗車、水沢温泉へ、ここで分か
      れる。地元の参加者は、
バス時間まで待つ(約2時間)ことになり。「ロッジ・やつなみ」の営業看板と
      食べ物メニュウー張り紙に気付く、甘く
て熱い「おしるこ」特別注文、ベランダのテーブルでオシンコと
      緑茶のサービスを受けバス待ち時間をすごす。

ロッジ「やつなみ」
で時間過ごす
オシルコの
サービス
やっとバス乗車


        15;20発のバスに乗車、なんと、子供は全線無料という、オシルコ代とトントン、16;00頃に水沢
      温泉着。温泉入浴の人とすぐ帰る人があり、温泉前で解散。迎えに来た父兄の車に子供達を見送り
      無事に紅葉登山を終了。

                                          記  渋 谷


見出し 夏山リベンジ飯豊連峰(川入〜奥胎内)縦走
  
    ・・佐藤(辰)さんから重い荷物を横取りされホット
・・

         日  時:  2007年9月21日(金)〜24日(月)

       場  所: 
大朝日岳(1870m
〜以東岳(1771m
               >>>>小国町・徳網(針生平登山口)〜大朝日岳〜竜門山〜以東岳〜
                     出合川〜天狗角力取山〜大井沢・原(南俣沢登山口)
<<<<

         日  時:  2007年9月14(木)〜17日(月)

       場  所: 
北岳(3192m
〜間ノ岳(3189.3m

       日  程:
  ****

          9/21日(金)・・・大江道の駅(19:30)⇒胎内ヒュッテ(22:30)⇒川入
                     (翌2:00)車の外に銀マットを敷き仮眠


          9/22日(土)・・・川入登山口(7:00)→小休止(7:30)→下五十里(8:00)→
                     中五十里(8:15)→上五十里(8:30)→笹平(9:20)→横峰
                     (9:50)→剣ガ峰(11:00)→三国小屋(11:30)→三国小屋
                     出発(12:50)→七森(12:40)→種蒔山(13:20)→切合小屋(13
                     :40)→草履塚(14:20)→姥権現(14:30)→御秘所(14:40)→本
                     山小屋(16:00・小屋泊)


         
9/23日(日)・・・本山小屋(5:25)→飯豊本山山頂(5:40)→駒形山(6:05)→玄
                     山道分岐(6:20)→御西岳(6:45)→御西小屋(6:50)→大日岳
                     (8:00)→御西小屋(9:10)→天狗ノ庭(9:50)→御手洗池(10:30)
                     →烏帽子岳(11:30)→梅花皮岳(12:00) →梅花皮小屋(12:
                     30) →梅花皮小屋出発(12:50)→北股岳(13:14) →門内岳
                     (14:05)→門内小屋(14:15)→胎内山(14:32)→地神山(15:00)
                     →地神北峰(15:20)→頼母木山(15:44)→頼母木小屋(16:05
                     ・小屋泊)


          9/24日(月)・・・頼母木小屋(5:55)→大石山(6:23)→鉾立峰(7:00)→杁差岳(
                     7:30)→鉾立峰(8:09)→大石山(8:40)→滝見場(10:00)→姫子
                     ノ松(10:45)→足ノ松尾根峰登山口(11:20)→奥胎内ヒュッテ(
                     12:10)奥胎内ヒュッテで入浴、昼食
                     ・・・ここから川入へ車を回収に行く
・・・解散

        
参加者;  佐藤(辰)。五十嵐、荒木(節)・・・3名

         新会員の荒木(節)です。この度(初回)飯豊連峰縦走に参加させていただいてありがとうござい
        ました。大きな荷物を背負って、あの飯豊山縦走と知らされてまたドキドキでした。


         決まった以上、行くしかないと決意。登山開始間もなく、ぎっしりと荷物が肩に食い込んで、かな
        り足取りが遅くなって、見るに見かねてのことか、佐藤(辰)さんから重い荷物を横取りされてホッ
        とした。それからは、何とか頑張って、二人に助けてもらいながら、初めての縦走コースをクリアで
        きて満足しています。


          飯豊山は、確かに奥が深く、ずっしりとおおきいけれど、それを縦走できた私も山からのパワー
        を受けて、ひと回り気持ちも大きくなったような気がします。もっともっとたくさん食べて体力の方も


        徐々に付けていかねばと今は考えております。これからも何かと助けられながら、よろしくお願い
         します。
                               
記   平成19年9月25日 荒木(節)



見出し 秋山合宿T南ア・北岳〜間ノ岳縦走〜
   
・・雲海に浮かぶ富士山・ガス吹き上げるバットレス
・・
        〜天候に恵まれた3日間・つらい梯子登り〜



北岳山頂下の間ノ岳分岐点でオールキャスト記念撮影


         日  時:  2007年9月14(木)〜17日(月)

       場  所: 
北岳(3192m
〜間ノ岳(3189.3m

       日  程:
  ****

          9/14日(金)・・・19;00寒河江市文化センター〜山形自動車道(寒河江IC)
                     北自動車道→首都高速→
中央自動車道→中部横断自動車道(
                     白根IC)〜翌2;30芦安駐車場(市営)着・・・仮眠


          9/15日(土)・・・5;10芦安駐車場・・バス・・6;10着・広河原駐車場・6;30発〜
                      9;10着大樺沢二俣(大休憩)・9;40発〜12;20八本歯のコル
                     〜13;00北岳・北岳山荘分岐〜14;10着・北岳山荘(幕営・泊)

         
9/16日(日)・・・***4;00北岳山荘〜6;00間ノ岳山頂〜7;00着・北岳山荘

                     8;20北岳山荘〜9;45北岳山頂〜10;20北岳肩ノ小屋〜12;
                     20白根御池小屋〜14;30広河原山荘・・・16;00広河原駐車場
                     ・・・バス・・・17;10着・芦安駐車場(温泉入浴・幕営泊)

          9/17日(月)・・・6;50芦安駐車場〜中央自動車道(韮崎IC)→長野自動車道→
                     上信越自動車道→北陸自動車(中条IC)〜長井市〜15;20寒河
                     江市文化センター
・着・・・解散

        
参加者;  若松、安孫子、五十嵐、布施、渋谷・・・5名

      *9/14
首都高速スイスイ・ナビに感謝

         例によって夜行。安孫子車に安孫子・布施・渋谷の3名、山形自動車道(寒河江IC)へ乗り、途中
       蔵王ICで五十嵐を拾い一路、目的地の向う。若松は、現地で合流の予定。
        
首都高速は、一部工事のため少しの区間で渋滞があったものの、難なくクリア、ナビの頭のよさに
       感謝しながら、翌朝早く2;30芦安温泉の市営駐車場に到着、車内で仮眠。

       *9/15快晴の北岳山頂、心臓破りの「八本歯ノコル」下梯子

         4;00過ぎ、高速道を降りて間もなくの所のコンビニで調達した朝食を腹に押し込む。荷を整え、始
       発(5;10)のバス停へ、
乗車順を待つ2列目の先頭に、千葉の若松君がニコにコして並んで我々を
       列に入れてくれた。挨拶、メンバー揃う
。ジャンボタクシー(100円増し料金)や山梨交通バス数台が
       ほぼ同時に発、1時間で広河原駐車場に到着。

芦安で若松君合流
広河原発

朝日に光る北岳


         快晴、野呂川の吊橋に近ずくと、向かい奥に朝日に光る北岳が迫っている。他の多くの登山メンバ
       ーと前後しながら大樺沢沿いの道を登る。2回の休憩をはさみ、
だいぶ汗ばんできた頃、沢が開け多
       くの登山者の姿が現れ、二俣に到
着。北岳の足元という感覚だが、山頂は、ガスがかかっきて見通
       せない、大休憩をとる。

野呂川吊橋
二俣で大休止
タカネナデシコ
の群生地


         左俣コースを沢沿いの岩ゴロ道をしばらく登って、いよいよ急登というところで、早昼食をとる。若い
       
4〜5人グループが小沢で黄色のスイカを冷やし食べているのを横目で見ながら水を補給。後続か
       ら追い立てられそうで長休みしないで登り始める。

左俣コースに残雪 バットレスが
見え隠れ
急登りへ つらい梯子の登り


         急登、
右手斜面のガスの合間に北岳バットレスが見え隠れした頃、何箇所もの木梯子の道が続き、
       登るほどに足が上らなくなり心臓の動悸が激しく
なり、何回かパタン休。我々を追い抜いたご夫婦い
       わく「これで12箇所目の梯子、八本歯のコルまで何本あるか賭けをしている。」と余裕。山小屋泊と
       テント泊(我々)の違いはあるが、その体力に感服。

北岳の山頂迫る ガス舞い上がる
バットレス


         やっとの想いでコルへ辿り着く、しかし、まだ行く先の稜線の登りに梯子が続く、展望の利くところ
       で休憩、後方に八本歯頭、前方頭上に青空に開けた北岳の山頂、その右斜面にガスの吹き上げる
       バットレスが、デジカメのシャッターを何枚も切る。

眼前にバットレス 晴れ上がる北岳


         いつの間にか
先に出た若松君、上から合図、北岳山荘へのトラバーコー分岐点だから早く登れと
       のことだ。疲れを忘れ、急ぎ追いつき分岐点で改めて休憩
、ここから北岳(肩の小屋)と北岳山荘方
       面に分かれるが、天候に恵まれ、夫々目的地が近くなったせいか、大勢の登山者が休憩、他の人に
       記念写真撮影を3枚ほど依頼。

間ノ岳分岐点で
トラバーコース
にも梯子


         ここからは、しばらくやや
平坦にトラバース、歩きやすい稜線の降り、約1時間ほどで北岳山荘に
       到着。テント場選び、地面の良い場所はトイレの臭いがあり、やむなく山荘下のやや傾斜地に決定、
       小屋から水を買い、設営完了、早めだが、まずは本日の労に乾杯。

北岳山荘下に幕営 夕方に
富士山遠望


         しばらくすると、
外が賑わってきた、外に出てみると、東奥の雲海に富士山の頭が浮いており、デ
       ジカメ持ち出してシャッターを切る、遠藤君達ヒマラヤトレッキング高度調整グループが、あの富士山
       山頂で幕営しているころだ。
稜線は晴れ上がっているが、やや風が強い、早々テントにもどり宴会継
       続、芋煮会と夕食、アル中メンバーいないため早めに就寝。バタバタの風音で朝かと目覚めた時は、
       まだ、21;50であった。

       *9/16雲海浮かぶ富士山の眺望、間ノ岳・北岳山頂をクリア

        
4;00、五十嵐と布施の2人が間ノ岳へ出発、渋谷は中白根山下折り返し、朝日が昇り、富士山
       が雲海に大きく浮いて神々しい。行く先の間ノ岳や今日帰路の北岳、その左奥の仙丈ヶ岳などが朝
       日光はじめた。今日1日の天候も持ちそう。

朝日が昇る 朝日に光る
富士山
朝日を受ける
仙丈ヶ岳
快晴の間ノ岳 紅葉は遅れ気味
間ノ岳山頂で
朝日を受
ける北岳
雲海に大きく
浮かぶ富士山


         テントに戻り朝食の準備、7;00少し前に間ノ岳往復の2人も戻る、餅ラーメンの朝食。テント撤収
       
時アクシデント1つ発生(発表不可)、40分ほどのロスがあり、8;20遅い出発となった。
         北岳・八本歯のコル分岐点下を登る頃、パラパラと雨が降りてきた、風上の西方を見上げると、
       明るくなったのでカッツパの上衣だけ付けたが、途端に晴れてきた。分岐点で休憩、降る10数名と
       交差、見送る。

後方に北岳山荘 北岳が目前に


         あまり急峻ではないが、多くの登山者と交差しながらしばらく岩ゴロの道、
テント場から1時間30
       分ほどで北岳山頂に立つ。この時間になると、山頂には人影少な
く、我々のほか1人だけ、何とか
       山頂での全員記念写真の撮影をしてもらうことができた。

北岳山頂で
記念写真
山頂から
バットレスを覗く
北岳肩の小屋で


         もう、ここからは降るだけ、気が楽になる。北
岳肩ノ小屋に着いたときは、ガスが濃くなり、前に登
       った時の休憩椅子から眺めた富士山の姿は何処にもない、・・・やや感傷
。小太郎尾根分岐点から
       急降下、追い抜いたご夫婦と二俣・白根分基点で別れ、白根御池小屋へ、途中、腹が減ったので昼
       食、ところが、足元のガスが晴れて、すぐ下に御池と青いテントが見えてきた。御池に降りた頃、少し
       強い雨が降ってきたので急ぎ白根御池小屋休憩所に入り雨宿り。まだ12;10。

鳳凰三山の展望 甲斐駒の展望
白根御池 白根御池山荘

         小屋の張り紙情報によると、午後から天気回復、夕方から晴れとのこと。10分ぐらい休んでいる
       と雨があがった。
時間も早く、当初予定の白根御池キャンプを変更、いっそのこと、広河原キャンプ
       もパスして芦安温泉まで降ろうとなっつた。
大シラビソ樹林帯を急降下、約2時間と少しで広河原駐
       車場へ到着。

ここで雨宿り
シラビソ樹林帯
を降る
無事に野呂川
の吊橋に到着

         広河原16;00発のバス、17;03芦安温泉(市営駐車場)着、まずは汗流しと疲れ治しに温泉入
       浴、無計画だが、それからテント場探し。
駐車場の地元ガードマンに、「山形の者で今日帰れないの
       でテント場を探したい」と尋ねると、丁寧に、特別の場所をおしえてもらい、設営、
野外パーテイも楽
       しむことができた。

       *9/17〜北陸周り「回転寿司」で贅沢

         眠いメンバーもいたが、5;00に湯を沸かし、早めの朝食、手際よく荷をまとめ7;00前に芦安温
       泉を出発。日中、連休終わりで
中央自動車道や首都高速の渋滞を予想されるので、北陸周りを選
       び韮崎ICから高速に乗った。

        お昼時間が過ぎたが、少し我慢し新潟を過ぎ中
条ICで降り、間もなくのところで「回転寿司」で贅
       沢し、一路山形へ、3;20の早い時間に振り出しの寒河江市文化センター着。早い帰宅、土産なし
       だったが、カーちゃんに喜ばれる・・・???。

                                       記   渋 谷


見出し エベレスト街道訓練登山富士山
      
・・カラパタール(5,346m)遠征に向けて
・・

         日  時:  2007年9月14(木)〜17日(月)

       場  所: 
富士山(3776m

       日  程:
  ****

          9/14日(金)・・・19;00山形市〜山形自動車道(山形蔵王IC)東北自動車道
                     →首都高速→
東名自動車道〜翌4;30御殿場富士宮登山口

          9/15日(土)・・・5;0御殿場富士宮登山口〜7;00六号目(朝食)〜16;00富
                     士山山頂着(幕営・泊)

         
9/16日(日)・・・***7;00富士山頂剣ガ峰
                     9;00テント撤収下山開始〜13;00御殿場富士宮登山口
                     不明(幕営・泊)

          9/17日(月)・・・不明〜山形・・詳細・略・・・解散

        
参加者;  L;遠藤(博)、後藤(千)、石川、佐藤(恒)、荒木(節)、大和田、
              亀岡、佐藤(園)、荒木(啓)
                                 男性5名、女性4名
・・・総勢9名

        
14日(金

        午後7時、2台の車で山形を出発した。山形道→東北道・東名高速道、御殿場富士宮登山口。

       
 15日(土)

        午前5時。少し休んで直ぐに登山準備。出発間際に霧が出て雨が降ってきました。しかし今日の日
      程は富士山頂泊まりなので、雨合羽を着けての出発となりました。
        午前7時六合目に着き、山の家の元気なおばさんがお茶をご馳走してくれました。「朝はご来光も
      見られたのに、雨になって残念ですね。」と慰められました。しかし、霧と雨の中、整備された登山道
      を我々は登るだけ。花も木もない、石がゴロゴロあるだけだ。
出発 八合目付近から
ガスが切れる

        そして6.5合目、Aさんに高山病の症状が現れました。皆で協力しゆっくり登ります。7合目から
      上の山小屋は閉鎖で中には入れません。風をよけて休んでおりましたら雨がやんで陽が射してきま
      した。「雨がやんだ。晴れてきたぞ!」しかし、Bさんが二人目の高山病者に。そして八合目、青空と下
      界も良く見えてきました。宝永山の火山の跡が素晴らしく美しい。でも二人の高山病者、これから頂
      上までどうやって登らせようか。
振り返って 見事な雲海 レーダードーム跡

        ゆっくりゆっくり、特に男性の強い者から力をお借りして、九合目。そして時間をかけて午後4時、富
      士山頂上に9名全員が登れました。しかし、天候はまた荒れて来ました。雨と風、台風のようです。テ
      ントを張るのが大変です。
        午後5時、テント完成。テントの中に入り、全員が登れたお祝いに自然水で乾杯。しかし、高山病か
      それとも疲労が大きいのか、食事もはかどりません。風がさらに強くなり、雨も強くなり、まるで台風の
      ようです。午後6時、寝袋に入るが、風はゴウゴウ、雨がビシャビシャ。夜中には寝袋までがビシャビ
      シャです。

       
16日(日)

        朝、明るくなって雨も風も止んだようだ。テントの中はもうビシャビシャ。外に出て見ると素晴らしい
      景観だ。剣ケ峰が見え、「すぐ朝食を終わして、剣が峰からお鉢廻り」とリーダーの声。しかし、第三
      の高山病者Cさんが、「テントの中で待ってますよ。」と言うが、無理やり連れて、午前7時、富士山
      頂剣ガ峰に全員が立ちました。記念撮影。よくも天候が晴たたものです。360°の大展望。裾野の
      樹海から駿河湾、そしてそして遠くは南ルプスまでの景観。
日本最高峰に立つ 山頂から南
アルプスを展望
噴火口

        しかし山の天候は1時間で急変。お鉢を半分廻ったころまた霧と風が出て、またもやビショビショ。
      午前9時テントを閉じて下山。時々日も射すが雨が多く降ります。午後1時ようやく駐車場に着きまし
      た。その後、温泉に入り、平地のキャンプ場で一夜を過ごし帰って来ました。

                                      記録者  不明


見出し 沢登り本道寺沢遡行有志2人
    
・・
黒部行きを控えての体力くりを兼どうたん街道へ出る・・

         日  時:  2007年9月9(日)〜日帰り

       場  所: 
本道寺沢(4.7km

       日  程:
  ****

          9/14日(金)・・・7;00西川町・間沢〜7;30本道寺・湯殿山神社
                 →
本道寺沢遡行→13;30どうたん街道→16;30
                     
本道寺・湯殿山神社


       メンバー: 佐藤(辰)、布施(昭〜2名

        前日の土曜日は
蒸し暑い中での畦刈をした慰安と、黒部行きを控えての体力くりを兼ね、急遽
      布施さんを誘っての遡行となった。
        7時20分に社務所裏に到着。地下足袋に履き替え、新しく出来た砂防ダムからの入渓となる。一
      昨日の雨のせいで少しは水が多いのか。登り始めてすぐに
地下足袋に草鞋を着けていないせいで、
      ずるずる滑ることが分かっ
。そういえば、久しぶりの沢だった。滑りながらも淵、釜を越え順調に進
      む。そう大きな滝も無く、ちょっと巻いただけでどんどん進んで行く。

       
途中、キャッチ&リリースの釣り人2人と会う。先週も来たそうだ。一向に水量は減らない。布施さ
      んが時々岩魚の影を見つけた。登り、へつり、越え、3Kほど辿るとようやく程よい滝に出くわす。ここ
      は正面から突破。しっかりしたホールドがあった
。標高900mくらいまでに来ると沢が二股になって
      おり、地図からここは右が本流という事で進
む。中ほどのところで昼食休憩。

        さらに登るといよいよ水量も少なくなり、また二股になった。ここからはもうすぐだろうと、踏み跡の
      ある右の小沢を進むと、すぐに水が無くなった。
藪に入ったか入らないかで登山道にひょいと出た。
      位置は地蔵森山すぐ下である。午後1時30
分。ここまで6時間を要した。
        休憩のあと、どうたん街道を進み、本道寺登山道を一路下る。午後4時30分、ようやく車に到着。
      計9時間の行程であった。沢の距離は、約4.7km。  
                                          
 記   佐藤(辰)


見出し 〜朝日連峰山小屋管理慰問登山
     
・・・水場の管理や登山道の刈り払い作業等の難儀に感謝・・・

      久しぶりに快晴の強い陽光・盛りの寒江連山お花畑


         日  時:  2007年8月11日(土)〜13日(月)
       場  所: 
朝日連峰(日暮沢〜竜門〜狐穴〜天狗〜南俣出合)


      
11日(土) 晴れ バテバテ、豊富な水・管理に感謝

           7;40発・日暮沢避難小屋〜10;00ゴロビツ水場〜12;10清太岩山〜
          13;00ユウフン山〜14;10竜門山〜14;30着・竜門山避難小屋(泊)


        大井沢の「朝日山の家」主人・志田君に、車で日暮沢まで送ってもらう。帰りの南俣出合まで、車
      での迎えもお願いし別れ、最初の松峰急登を開始。
        まだ朝早い時間なのに、地中から汗が額を流れ落ちる。話し声が聞こえ、松峰を登り切ると、柴田
      君と彼の知人が一服していた。なんと、柴田君は、背負子に自然水2ケース結いつけているのだ、更
      に満杯の中ザックも乗せ、25キロ以上の荷で登ると言う。
        青空が広がり、樹林帯でも暑さがます、知人と若干の慰問品を背負った自分は、柴田君に歩調を
      合わせ急登の連続を我慢、汗が目に流れ沁みる頃ゴロビツ水場。後から追ってきた富田君(宮城・小
      牛田)の同郷だという伊藤さんと合流、細々の水場から水補給、ゴロビツの頭へ。
自然水2ケースを
背負う柴田
清太岩山山頂
で大休止
寒江山の遠望


        難関の急登をクリアし見通し良い潅木帯に入ったが、太陽の直射を受け、バテバテ、空腹、清太
      岩山までもたず、小木陰でコビル休憩。清太岩山には12時頃に漸く到着、改めて昼食大休憩。Mゴ
      リラや狐穴避難小屋の安達君と無線が通じ、現況や計画の交換。

大朝日岳の遠望 竜門山避難小屋
が見えてきた
マツムシソウ
トモエシオガマ・赤 トモエシオガマ・白


       ユウフン山では、流石の柴田君も横になる。その先の痩せ尾根に、赤いアカモノやイワナシの実が、
      更に、緩やかな登山道の続く風衝地には、もう、マツムシソウが青紫の花を咲かせていた。漸く竜門
      山の分岐点着、安堵、残りの水を全部飲み干す。

竜門山からの降り 竜門山避難
小屋が眼下に
小屋前で寛ぐ


        生気を取り戻し、東から湧いてくるガスと西の日差しを受ける南寒江山の稜線を正面に観ながら降
      切ると、竜門山避難小屋の管理をしている遠藤君が、水場近くの道で迎えてくれた。話しによると、先
      ほど水源の清掃をしてきたので、今は水が豊富、水源までの距離が遠く、水の管理がなかなか大変と
      のこと。まず、その冷たい水を遠慮なくいただく。

小屋横の豊富な
水量豊富な水場
遠藤管理人からの
自然水で喉を潤す
相模山に沈む夕日


        小屋に荷を降ろし、遠藤管理人が竜の名水で冷やしていてくれた自然水で乾杯。しばらくして、柴田
      君は、狐穴避難小屋へ出かける。ここ小屋泊まりの同行3名は、遠藤管理人を囲み、硬水に切り替え
      ての小宴と懇談でしばし楽しみ、就寝。

      
12日(日) 快晴 お花畑が朝の陽に清清しい〜〜
                          〜〜 
高松峰は痛いほどの暑さ
〜〜
              
・・刈り払い行き届いた登山道・難儀な作業に感謝・・・

           6;00竜門山避難小屋〜8;30・・9;30狐穴避難小屋〜12;00二ツ石山
          〜14;30着・天狗避難小屋


        あまりにも天気が良く、小屋にじっとして居れず、予定を1時間早めての出発となる。南寒江山手前
      の風衝地からハクサンシャジンやマツムシソウ・アキノキリンソウ等の群落が現れ、寒江山・北寒江山
      にかけコゴメクサ・ミヤマリンドウ、まだ咲いているハクサンイチゲ・ハクサンフウロウ、増えたミヤマナ
      デシコ等など、高山植物のお花畑が朝の陽に清清しい。

百畝畑先の雪渓
寒江山

道脇の花々
増えたタカネ
ナデシコ
ミヤマリンド 多くの登山者と交差
北寒山の
ハイマツ郡
刈り払いで残
された高山植物
以東岳遠望と
狐穴避難小屋


        単独、数人グループ、10数人の高校山岳部等多くの登山者と交差、狐穴避難小屋到着。水場で安
      達小屋管理人が洗いものをしていたが、気がつき、冷たい自然水を提供してくれた、しばらく休憩。昨日
      同行しこの小屋まで足を延ばした柴田君は、足立君と壊れた入り口ドアの修理に掛かった、ナカナカ
      修理が困難の様子。昨夜、この小屋に泊まった木村(夫)君は、竜門経由で下山するとのこと。

洗いもの中の
安達管理人
狐穴避難小屋 綺麗に刈り払いさ
れた二ツ石コース


        2本のペットボトルに、日本一美味い狐穴の水を詰め替え、2人に別れ小屋を出発。陽光が強い時
      間帯の歩行となる。低木と砂瓦礫の高松峰は、痛いほどの暑さと、見附川上流のまだ雪が残る沢から
      吹き上げる冷たい気流を交互に感じながら降る。オバラメキ先からは、潅木や矮性ブナの樹林帯等が
      多くなり、直射の陽光をしばしば避けることが出来た。
        綺麗に刈り払いされた登山道、連峰一素晴らしい景観を味わえるコースなのに、1人の登山者とも
      交差なし、古い熊の糞が唯一の出会い、コース1人締めであった。 だが、コバラメキ・二ツ石山、湯沢
      峰・ウツノ島峰と同じような道が長い、午後に入って、最後の天狗への登りは、暑さにへばり3回も小休
      憩、登り詰めた時は、1滴の水も無くなっていた。

天狗避難小屋
下の水場
天狗避難小屋 天狗避難小屋


        天狗避難小屋に着き、すぐ水場へ降りゴクゴク。小屋に着くなりウスベリを敷き一眠り。幸いだれも
      いない、山田小屋管理人は、出谷川まで登山道の刈り払い作業に出て留守。しばらくして、障子ガ岳
      を回ってバテバテという単独行が到着、間もなく、出谷川からウシ沢を登り詰めたという男女6名パー
      テイが、17;00過ぎになって山田管理人が帰る。下の出谷川まで刈り払いを終えてきたという山田君
      は、目を凹ましている、この暑さでの作業に難儀した様子が伺えた。
        山田君、手製のシャワーで汗を流し着替え、沢に冷やされた自然水で乾杯、彼の畑で採れた生胡
      瓜や手製味付けゆで卵等をツマミに、硬水に移行。暗ぐらに夫婦と思われる登山者到着。2人の話し
      が弾んだ頃、2階のバテバテさんや沢ヤさん達が、ツマミや硬水などフンダンに持ち降りてきて懇談、
      酔うほどに話題が飛び出す山田管理人を囲み談笑で時間を忘れる。途中、小屋前に出て、満天の星
      空鑑賞をした記憶が残っている。

      
13日(月) 快晴 樹林帯の木陰歩きは快適

           7;30天狗避難小屋〜8;30竜ノ池下〜9;10焼峰〜10;00南俣出合

        迎え盆のため、早めに帰る約束をしてきたので、早めに小屋を出た。今日も快晴、既に気温が高
      くなっている。先に出た沢ヤパーテイが粟畑山頂分岐点で休憩、写真撮影をしていたので、記念写
      真のシャッターを切ってあげた。30分ほど一緒に降り、彼等は、後続メンバーを待つために休憩を
      取ったので、ここで分かれる。

小屋前から日の出を 粟畑からエズラ峰 天狗角力取場
から障子ガ岳
粟畑 粟畑から障子ガ岳 天狗避難小屋
と以東岳遠望


        竜ノ池峰からは、樹林帯となり、木陰歩きで快適、途中、竜ガ岳下の沢水を蕗葉で2杯ほど補給、
      焼峰での一服で、やっとペットボトルの水に手をつけた。「朝日山の家」に電話、1時間後の10;10
      頃まで車で南俣出合まで迎えに来てくれるよう連絡。
        「トンビマイタケ」のでた様子もなく、道草を食わず、予定時間前に南俣出合駐車場へ無事に到着、
      志田君の車に乗せてもらった。・・・山小屋管理人、出合の登山者に感謝。

                                   記  渋 谷


見出し夏山登山北ア・薬師岳登山公募〜
   
 ・・眼下に金作谷カール・槍など360度の展望
・・
        〜たった1日の快晴・即日に山頂踏破〜


         日  時:  2007年7月26(木)〜29日(日)
       場  所: 
薬師岳岩(2926m
       日  程:
  ****

          7/26日(木)・・・21;30寒河江市文化センター〜22;00西川町開発センター
                 
鶴岡市
新潟市〜北陸自動車道⇒立山IC〜翌5;00亀谷ゲ
                     ート着((有峰林道)・6;00発〜6;40折立着


          7/27日(金)・・・6;50折立登山口〜8;30三角点(1870.6)〜11;30太郎平小
                      屋着(昼食)・12;10発〜12;30薬師峠(テント場2294)〜13;
                     40薬師平上〜15;20薬師岳山荘着(2701)⇒15;40発〜16
                     ;40薬師岳山頂着⇒17;00発〜17;30薬師岳山荘(泊)


         
7/28日(土)・・・7;00薬師岳山荘〜9;00太郎平小屋着・9;00発〜11;20三
                     角着(昼食)・11;50発〜13;10折立登山口着・13;30発(有
                     峰林道・バス)〜14;30ホテル着(泊)

          7/29日(日)・・・8;00ホテル発〜廣貫堂見学(富山市・富山の薬)〜北陸自動車
                     道⇒新潟市〜小国町〜16;30寒河江市文化センター〜17 ;00
                     西川町開発センタ着
///解散

        
参加者; 一般参加者14名、山岳会員6名・・・総勢20名
                     (世話〜ユアトラベル、ベニバナ観光)

      *7/26
〜曇り・深夜雨
        公募登山だが、有峰林道の大型バスの乗り入れ不可と言うことで、20名限定のメンバー構成とな
       った。例により、経費の節減と日程の短縮のため、初日は夜行。今回は、何故か、鶴岡市経由の日
       本海沿岸南下コースが設定されての出発となった。
         始発の寒河江市文化センターの集合時間を過ぎても、名簿の仙台組3名の姿が無く、間違えて
       西庁舎(県支庁)にいるのではないかと遠藤(敏)君に探してもらったが不明。第2集合場所の西川
       町開発センターに待機の事務局長に電話連絡すると、今、「ここに到着した」と言う。
         始発10分遅れ、先行き不安を感じながら、22;00西川町開発センターで待つメンバーを拾い、一
       路、折立登山口に向けバスを走らせてもらう。
         翌朝、立山ICを降りて間もなく、コンビにで食糧・飲物等を調達、5;00丁度に有峰林道の亀谷ゲ
       ートへ到着した。しかし、5;00と記載のバス通行許可証ではあったが、ゲート開所は6;00と言う
       ことで、1時間待つことになった。


薬師岳山頂

      *7/27〜快晴
         6;00のゲート開所、しばらく切り立った沢合いの急坂で狭い車道を進み、何箇所かのトンネルを
       通過、右手に有峰湖の水面の光が写ってきた頃、行く先の山稜に青空が広がってきた、「本日晴れ」
       の期待を持ち、折立登山口に到着。
         僅かな広場の駐車場には、満杯の自家用車、われわれに後続のバスも3台程。荷を纏め、ヒュッ
       テ前の広場で準備運動、トイレを済まして6;50に登山開始(10人ずつ2班編成)。

折立・準備運動 1班出発


         取り付いて、 しばらく、ナラ帯やネズコ・シラビソ等の針葉樹林帯を急登。突然、三角点の展望台
       が現れ、長テーブル・イスが置かれ、先に山並み、後方に富山平野、眼科に有峰湖等を展望しなが
       ら少し長い休憩をとる。
         シラビソやダケカンバ等の樹林帯のやや急登を過ぎると、潅木帯の間の草地にニッコウキスゲの
       花が見られるようになり、更に進むと平原が広がり、広々と整備された緩やかな登山道が長々と続き
       チングルマやニッコウキスゲ、ヨツバシオガマ等の高山植物も多くなった。

三角点で休憩 整備された
木歩道を
広い石畳道 山並みも迫る


         左手に薬師岳の主稜線と中腹の放牧地のような草地(笹原?)を観て、その右下に光る水流の沢
       音を聞きながら平尾根を進み、少し右方にトラバースすると太郎平小屋が現れた。11;30に1班到
       着、間もなく2班も到着、昼食をとる。まだ、先が長いのに、我慢しきれず生自然水を飲み干したヤカ
       ラも見受けられた。

まだチン車の花が
太郎平小屋
から水晶岳
太郎平小屋広場
薬師岳をバックに
太郎平小屋前
で大休止
薬師岳の全容


         左に薬師岳、黒部川源流を挟んで水晶岳、右手に北の俣岳・黒部五郎岳等が迫り、山容や記念
       写真撮影等のシャッターを何枚も切る。12;10に出発。薬師峠のテント場で冷たい水を補給、一部
       沢化した石・岩石ゴロの急登を喘ぎながらクリア。まだ残る雪渓に出て、間もなく薬師平大ケルンの
       休み場を通過、その少し上の明るく薬師岳の全容が開けたところで長休憩。

薬師峠のテント場
沢登りで
キヌガサソウ
沢登り登山道
沢を登り詰
めると雪渓が
ケルンを通過
薬師岳が開ける


         雪渓が解けて間もない草地には、濃いピンクのイワカガミや白いハクサンイチゲ、黄色のフウロウ
       (○○フウロウ?)等が疲れを癒してくれ、何枚か写真にも収める。ハイマツ帯を登りり切るとガレ場
       の稜線、ひょっこり薬師岳山荘が現れ、15;20に山荘到着。宿泊の手続きを済ませ、荷を割り当て
       の二階部屋に揚げる。

薬師岳山荘


         小屋前の休憩テーブルで茶のサービスを受け、頭上の紺碧の空に迫る薬師岳を眺め、ふと、明
       日の天気予報(曇り)が脳裏に浮かぶ。「今日中に山頂を踏破したい」、荒木(啓)CLと相談、ここで
       勢一杯のメンバーもいるだろうが、皆に諮ってみると、賛同者が多い。思い切って敢行を決断。

山頂を目指す 中央カール


         小屋のオーナーの情報でも、今からでも十分可能とのことで、15;40に杖と乾杯用自然水・各人
       カップ持参で山頂へ向かう。殆どがガレ場、下から見えたピークは山頂でなくガクン、左へトラバー
       スし山頂直下の稜線にでた。右下に大きく見事に広がる中央カール、その稜線遠く奥に槍ガ岳と穂
       高の峰峰が展望できた。左手奥の剣岳は、雲の中に少し頭を現した。

槍ガ岳・穂高
連峰の遠望
金作谷カール
蛇行する瓦礫


         山頂右の雪渓に、ライチョウの親子が悠々と遊んでいる、「近寄るな」と声をかけたが、写真に収
       めたい一身に2人ほど雪渓に降りる、一定以下の距離を詰めることは不可能なことを知ってもらい
       たいものだ。

ライチョウの親子 薬師岳山頂
荒木(啓)
カメラマン
満足 剣岳の遠望
山荘へ降る 山荘前で
記念写真


         山頂では、布施君が雪と一緒に背負ってきてくれた自然水で山頂踏破成功の乾杯、記念写真を
       撮影、眼下の捩れ金作谷カールや360度の山並を再度展望、満喫、夫々の心に残して降る。薬師
       岳山荘へ17;30着。部屋へ上がり夕食を待つ。

山荘前で二次会


        夕食の後、気温が少し下がったが、星空下の外休憩所テーブルに集まり、二次会。他に迷惑をか
       けない時間〆、ぐっすり就寝。

       
*7/28〜曇り、一時小雨
         昨日、山頂踏破をしたので、ゆっくり下山することにした。早朝、有志4名が日の出参拝に再度山
       頂挑戦。朝食は、最後の組となり、山荘には我々メンバーだけとなった。もう少しゆっくり出発の予定
       であったが、山荘の清掃・跡かたずけなどに迷惑そうなので、7;00に下山開始。やはり、今日は曇
       りで、山頂は、ガスに覆われてきた。

イワカガミ ・・・フウロウ?
薬師平のケルン 沢降り・キンポウゲ


         迎えのバス約束時間を考え、なるべく道草を食いながら(写真撮影・長休憩)降る。しかし、太郎平
       小屋には9;00に着いてしまった。しかも、ここは、曇りで稜線の風が冷たく長居が出来ず、早々の
       出発を余儀なくされた。
         少し降ると風が無くなる。しばしば休憩、土曜日で登りの多くの人と交差するが、北西方向の雲が
       暗くなり、少し霧雨も降ってきた。「天気に恵まれず大変だなー」と心配できのどくにと言う声がメンバ
       ーから聞こえる。11;20三角点着、早い昼食をとる。このまま降ると、折立登山口に、予定時間より
       2時間も早い13;00頃には到着しそうなので、携帯電話でバスのドライバーを呼んでみる。幸い通
       じて、13;30まで折立登山口へ迎えに来ることになった。
         樹林帯を降り始めると、時々小雨が降りだし、たいした雨にはならないと考え、私自身は雨具を着
       けなかったが、雨具を着けたり脱いだりのメンバーもいた。雨もあがり、1・2班とも全員無事に折立
       登山口へ到着。

三角点まで降る
折立・ゴールイン
無事下山を
祝い乾杯
・・・飲み放題
コース


         14;30にホテルへ着く。宴会に時間を17;30からに設定、それまで温泉入浴や昼寝などで疲れ
       をとる。宴会は、皆の同意で1人1500円の追加料金の飲み放題コース、各種飲物があるが、自然
       水系統が全くダメな人もいたが、後に悔いを残さないよう、平等料金負担とした。
         早めに引き上げた人もいたが、17;30から21;00まで3時間30分、最後まで勤めたメンバー数
       人、しかし、従業員の跡かたずけ時間を考えてのお開きであった。

       
*7/29〜曇り、小雨
         ホテル8;00に出発、富山市内で、置き薬「越中富山の薬」製造会社{廣貫堂}見学。山形では、富
       山の置き薬が家庭の常備薬として多く利用されているが、その歴史や仕組み、生薬材料等の認識を
       新たにすることが出来た。
         富山ICから北陸自動車道、有磯海SAで「ます寿司」の土産調達、米山SAで昼食、小国町経由で
       16;30寒河江市文化センター、17;00西川町開発センター着、解散。

                                       記  渋 谷


見出し  〜夏山登山岩手山焼走りコース〜
       
・・・溶岩流コマクサ
鑑賞・・・
       快晴の2日間・降り〜松川(温泉)コースに変更


焼走り登山口から朝の岩手山


         日  時:  2007年7月6(金)〜8日(日)
       場  所: 
岩手山(2038.2m
       日  程:
  ****

           7/6日(金)・・・20;00西川町開発センター20;20県村山支庁西庁舎〜
                      寒河江IC・山形自動車道⇒東北自動車道・盛岡IC⇒翌0;00
                     西根IC〜12;30焼走りキャンプ場(貸しテント・仮眠


           7/7日(土)・・・5;50焼走りキャンプ場〜7;30第2噴出口〜8;50ツルハシ別
                     れ〜9;50平笠不動避難小屋〜10;40岩手山山頂〜11;20
                     ・・11;40岩手山神社奥宮(昼食)・下山〜12;50花畑〜13;
                     30切り通〜14;00網張分岐点〜姥倉山〜16;15着・松川温
                     泉登山口・・入浴・キャンプ場(幕営泊)


          
7/8日(日)・・・6;50松川温泉キャンプ場〜自動車燃料・スタンド探しウロウロ〜
                     9;00・・10;00八幡平山頂レストハウス(八幡平散策)⇒玉川
                     温泉⇒角館⇒新庄⇒1640寒河江・県村山支庁西庁舎〜17;

                     00西川町開発センター着

        
参加者;   〜太田、古沢、五十嵐、鈴木(栄)、佐藤(恒)、安孫子、遠藤(敏)、
                 佐藤(明)、有路、渋谷(啓)
・・・総勢10名
            

         会員対象の山登りの常道、例に漏れず、今回の岩手山登山も夜行・幕営の計画となり、勤めを
       終えて金曜の夕20;00の出発となった。大型のマイクロバスに4人だけでの始発、寒河江の県村
       山支庁庁舎で6名と合流、総勢10名、テントや共同食糧・各人の荷を置いても悠々の座席、且つ、
       当会副会長太田・古沢の特1級ドライバー2名を抱えてで、他メンバーは、安心・現地まで充分睡
       眠がとれた。
         高速道「関根IC」まで4時間、降りて、焼き走りキャンプ場には、深夜0;30に到着、高床式の既
       設貸しテント2棟にわかれ、睡眠促進の自然水をとり即仮眠。


        7月7日(土) 晴れコマクサ郡落・賑わう山頂

         4;30に起床、駐車場の方向を見ると、朝日に照らされた半円形の岩手山が、紺碧の空に浮き出
       され眼前に迫っていた。持参したオニギリやコンビニ弁当で朝食を済ませ、日帰りの軽ザックで、予
       定より少し早めの5;50に、溶岩流脇の登山口を出発出来た。

焼走り登山口

         しばらく、左手に少し高い層の溶岩流丘を感じながら、カラマツやミズナラ帯の平坦地を進む、30
       分ほどで調整一服。間もなく土砂止め柵や岩ゴロ道のやや急登にさしかかり、汗ばみ休憩をとりた
       いと考えた頃、第2噴出口跡に着く。噴出跡の盛り上った溶岩と噴出砂平地から見る下界の展望ガ
       素晴らしい、何枚かのシャッターをきる、他のパーテイと一緒に見晴し一服。
第二噴出口跡

         潅木帯を少し登ると右手黒々の砂山が開けてきた、その先は、北斜面でトラバー気味のザくザく
       火山砂道になり、左山頂からの砂礫斜面が大きく広がり、見事なコマクサ畑が現れ、斜面右下の下
       界展望もスケールが大きい。行き交う登山者も多くなり、コマクサの撮影に足を止めている。我がパ
       ーテイも満喫・何枚ものシャッターを切った。
ミヤマハン
ショウツル
ハクサンチドリ
コマクサ

         再び潅木帯、ツルハシ別れで一服。ここからは、長い長い(気持ち)西斜面までの巻き道、低木の
       潅木帯が明るく開けてきた頃、溶岩の山と平笠不動避難小屋が現れる、小屋前が混雑しており、通
       り過ての広場で休憩。左手すぐ上に山頂が迫り青空に人影が動く、右方斜面を登る登山者も確認で
       き気がせいてきた(太田副会長ここで皆の帰りを待つ)。
平笠不動避
難小屋前

         一息だと意気込む、シラビソやハイマツ等の低木帯を過ぎ、火山砂・瓦礫帯の急斜面をを一気に、
       何組かの団体と交差しながら山頂外輪山に登り切る。記念写真撮影後、左手の緩斜面を登ると、岩
       手山山頂薬師岳に10;40到着。休憩も無く山頂標識の前でシャッターしきり。
山頂外輪山着 山頂・薬師岳

         まだ、昼食には早く外輪山一周をとなり、北東の緩やかな尾根を降りて回ることにした。火山砂・瓦
       礫道、コマクサやタカネスミレを鑑賞しながらルンルン、降りきり、ほぼ平らな所で山頂バックに記念
       写真、先ほどから気になっていた火口の中央に盛り上がる万寿形の形よい丘((妙高岳)を見直しシ
       ャッターを切った。
外輪を降る
妙高岳 外輪下手
から山頂

         火口底の岩手山神社奥宮境内を借りて昼食、何組かのパーテイも周辺で昼食をとっていた。 古
       沢副会長いわく「車を回すから、松川コースを降りたら」と冗談話しを持ちかける。天候もよく時間も
       充分にあるので皆その気になる、ただ、前の体験から、コース整備に問題がないか不安があり決し
       かねていた。地元登山ガイドらしい若者と遭遇、明快ではないが「大丈夫」との情報を得て、松川コ
       ース降りを決定。
岩手山神社奥宮

         8名のメンバーは、11;40古沢副会長と稜線で別れ、不動平へ降り、お花畑コース経由で下山
       することにした。すぐ、岩ゴロの荒れた道、少し降ると、左上に鬼ヶ城の岩稜線、覆い被さってきそう
       な迫力を気にしながらの下りが続く。更に、シラビソ林帯の急な下りが延々、途中で一服し、しばらく
       して明るく広がるお花畑に出て、御苗代湖分岐点で後方のを振り返り小休止をとる。
鬼ヶ城の岩峰 お花畑
イソツツジ郡落 切通し分岐

         沢に出て飲み水を補給、沢沿いの道がしばらく続き、硫黄の吹き出る地獄谷を右手沢に見なが
       ら七滝コース分岐点を通過、少し上り返し「切り通し」分岐点に着き一服1、14;00に網張分岐点
       通過、少し登ると、道脇の何箇所かに熱い蒸気の出ている噴気孔があり、まだ、噴火観測機器も
姥倉山手前 網張分岐

       数箇所に置かれていた。姥倉山が過ぎ間もなく、遥か前方下に目的の松川温泉が見えてきた。眺
       めなが覚悟の一服、ここから途中1回の休憩を入れ長い長い降り、マアマアの整備された登山で
       あり、無事16;15松川温泉登山口到着。
まずは乾杯
西川牛の焼肉
キノコ牛鍋・
玉ウドン

         タイミング良く、太田・古沢副会長ののマイクロバスが迎えに来てくれ、即、大枚1人500円の温
       泉露天風呂へ、ゆっくりと疲れと汗を流し、キャンプ場へ。テント設営の後に、天候に感謝し無事下
       山を祝い自然水で乾杯、焼肉やキノコ鍋等を囲み野外パーテイに移行。ただ、強行コース下山で
       疲れもあり、早めの就寝となった。

      7月8日(日) 晴れ八幡平散策・土産に稲庭ウドン(端切れ)

         昨夜の残り鍋とラーメンで朝食、テント等を撤収して、八幡平経由〜角館〜新庄〜寒河江の予
       定で、7;20に松川温泉を後にした。自動車の燃料補給が必要で、近くのスタンドに立ち寄ったが、
       ロープが張られていた、しかも、3箇所もである。地元の情報で、4箇所目にやっと探し当て補給
       が出来て一安心、八幡平へ向かうことが出来た。
松川温泉
キャンプ場
八幡平から
岩手山
八幡平散策へ

         八幡平山頂レストハウスで1時間の休憩、遊歩道散策や買い物など済ませ、秋田県側へ山越
       え。角館で道を間違え20分ほどロス。大曲を過ぎR13沿線のトンカツ店(本日サービスメニュウ)
       で遅い時間の昼食をとる。トイレ休憩に入った「ドライブイン小町」で、お土産に「稲庭ウドン」(端切
       れ)ゲット、一路、寒河江の県村山支庁西庁舎へ、6名下車、予定より1時間30分遅れの17;00
       に西川町開発センター到着。・・・解散。
                                           
記    渋 谷


見出し 〜月山夏山開き登山山頂神社
       〜残る大きな雪渓・ガス晴れず、まだ咲き始めの花々


         日  時:  2007年7月1(日)
       場  所: 
月山・・・山頂(月山神社本宮
       日  程:
  ****

         7/ 1日(日)・・・7;0西川町開発センター8;00姥沢・リフト下駅8;20
                    同上駅
〜9;30牛首分岐点〜10;30月山神社本宮・・祭典
                     参加・・昼食・・12;10下山開始〜13:30姥ヶ岳〜13;40
                    リフト上駅〜14;00姥沢小屋・・直頼
・・15;10発〜西川町
                    開発センター・・・解散


        
参加者; 山岳会  菊池、安孫子、荒木(節)、遠藤(敏)、五十嵐、井場、佐藤(仁)、
                    伊藤(加)、佐藤(恒)、荒木(啓)、竹永、藤本、宇野、木村夫妻、
                    柴田、渋谷〜17名
             
板坂教   氏名略〜9名
             ゲスト   大和田夫妻、大谷、片倉(妻)〜4名      
総勢30名

        早めに集合場所に着き、参加メンバーを待つ。次々に車到着、
事務局から連絡あった名簿に無い
      会員が数名、だいぶ賑やかな登山になりそう予感
。車に分乗(乗り換え)、予定時間に出発。
        姥沢駐車場に降りると、霧雨がしきり、下界の天候との違いに改めて気きずく、全員、雨具を着け
      ての登山開始となった。リフト下駅でメンバーの
点検をすると、1グループが着いていない、やむな
      く、点検の終わったメンバーを先行させ、後グループを待つ。約15分遅れて、後半のリフト発となり
      山頂までもその差がついた。


       上駅を出ると、間もなく姥ヶ岳からの雪渓にさしかかり、すぐ上・分岐点の木歩道と休憩椅子は僅
      かに現れていたが、その先の
トラバーコースは、殆ど雪渓渡りとなり、しかも、霧雨気味の濃いガス
      に覆われ、視界約20m。トラロープを辿
り、雪渓をだいぶ近道したのか、牛首大雪渓下の休憩所ま
      で一気に登ってしまった。
        ここからの
急な雪渓直登、アイゼンを装着した人もいたが、先に登った人たちの踏み跡が小階
      段状に彫られていたので、靴のみで容易に登ることがで
きた。湯殿山への分岐点も地が僅か、牛
      首のコルまで雪渓が続き、例年見られるコバイケイソウ群落やショウジョバカマなどは雪の下。庄
      内平野や鳥海山の展望が広がるはずの牛首コルは・・ガス・・ガス・・。


        この先の風衝地の峰歩き、まだミネザクラが満開、ウラジロヨウラクツツジやハクサンイチゲ・イ
      ワカガミ・ハクサンチドリなど、ようやく花を付けたばかり、皆を励ましてくれた。例の大石ゴロ道を難
      儀しながら横切ると、何時もこの期に残る雪渓だが、これも例年より大きい、渡りきり小休止。
        いよいよ石階段の急登り、何組か、早い降りの先客と交差しながら喘ぐ、
でも、岩場の斜面を埋
      める可憐な花々、チングルマやイワカガミ・ミヤマキンバイ・エゾツガザクラ・ハクサンイチゲなどが、
      癒してくれた。途中2回小休止をとり、鍛冶小屋跡に辿
り着く、お稲荷様に、今年の懐豊・案音を祈
      願し一服。


        晴れる様子無く、何時もながらのガスと強風のガレ場登り、ようやく山頂広場へ、
不作なのか疎
      らなクロユリ、何とかカメラに収めることが出
来、間もなく月山神社本宮へ到着。神社は、混雑して
      おり、一部の人だけが本殿での祈祷に参加をすることにし、他は、すぐ下の直頼会場(小屋)へ引
      き返し、神社提供のタケノコ汁で昼食をとった。


        テーブルを後に続く来客に空ける必要があり、早めに下山開始となる。鍛冶小屋跡まで降ると、
      風も穏やかになり、楽な気持ちで足を運ぶことが出来た。これから登る人たちも多く、石階段で道
      を譲りながら何回も交差する。姥沢・湯殿山分岐点で小休止し、帰りのコースを姥ヶ岳山頂経由
      と決定、後続のメンバーを待つ。
       
何かブツブツ・・笑い・・が聞こえてくる。中年女子1人、「靴底前が剥がれ、テーピングしている。
      大枚出し求めたばかりの靴なのに、M/G店に文句を・・・。」との怒りの様子
、辺りのカラカイの声
      と笑いの騒ぎである。笑い事で済まされるものではない、今回は日帰りだが、2〜3日の縦走だった
      ら大変なことだ、メーカー・売店・本人、夫々の事前点検など・・・再考を。


        金姥分岐点からの登り、
八部咲きの見事なウスユキソウの群落、カメラに収める姿が多い。姥ヶ
      岳のニッコウキスゲの花は、また小さなツボミ状、チングルマや可憐なヒナザクラも花を開き始めた
      ばかり。今年は、残る雪渓が大きく、高山植物の生育も例年より遅いようだ




       リフト上駅には、殆どのメンバーが先着し待っていた。予定より早く姥沢小屋に到着。アイカモ入
      り
山菜鍋やドホイナ(クワダイ)のオシタシ、藤本女子持参のサクランボなどをツマに、自然水や軟
      水などで直頼、適度の盛り上がりのところで
、井場元老の一本〆でお開き、帰路に着く。西川町開
      発センターへ戻り解散。
                                        
 記   渋 谷



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