見出し       K2への挑戦~遠藤(博)君 本文へジャンプ
k2からの報告

トップページへ

K2への挑戦~遠藤(博)君 ・・・・・ 見出し
11/28K2報告書発刊 10/31K2報告会 10/31K2報告会案内  8/31・無事帰国   8/16・スカルド到着 8/10・BCより最後の第12報 8/7・BCより第11報 8/4・BCより第10報 8/2・BCより第9報 7/31BCより第8報 7/27・BCより第7報 7/20BCより第5報 7/19・BCからの報告 7/12BCより第37/7BCより第2報 7/5~7月5日現在 6/28BCから1報 6/26キャラバンより第4報 6/24ベースキャンプ 6/22キャラバン3報 6/20キャラバンから 6/15スカルドへ戻る  6/8スカルドから 6/5イスラマ出発 本隊の日本出国 山形を出発5/31 報7知事表敬訪問5/22  報6山形出発時間5/17  報5富士高所トレ5/13  報4出国日決まる5/1  報3壮行会(西川山岳会)4/25  報2パキスタン大使館3/11  報1福島で打ち合わせ2/19

 当山岳会員の遠藤(博)君は、パキスタン北部のカラコルム山脈にある世界第二の高峰
(世界第一の難峰)であるK2(8,611m)へ挑戦することになった。2009/06初旬に国
内出発を予定。
 「北日本海外登山研究会2009年K2登山隊」10名の一員として挑戦するもので、隊員の
半数が、エベレスト登頂経験者といわれ{遠藤(博)君は、2006登頂成功者}ている。
 以下、K2からの報告を、このページで随時掲載することにします。

 k2現地(遠藤)のホットメールアドレスです。
   hir-endo@live.jp 
 現地での経過
   http://www10.plala.or.jp/furu310/k2_2009/
 国内での経過
   http://www17.plala.or.jp/takamihe/K2.htm

                                   K2の全容
 K2登山報告書

     K2の登山報告書非情の頂・K2への挑戦発刊


 このほど、遠藤博隆君が参加した「2009年・K2登山隊」の登山報告書が派遣者の北日本海外登山研究会から発刊されま、この11月27日開催の西川山岳会第50回定例の席上で紹介されました。
 登山の経過詳細記録・写真や各隊員の体験記録など、多くの貴重な資料が満載、改めてK2挑戦の難関さを感じさせられ、挑んだ隊員の勇気に敬意を表したいと考えます。
 この報告書について、西川山岳会の友氏に、総会時、1部1000円で頒布されました。会員又は岳友で、参考のため是非求めたいという方は、隊員である遠藤博隆君(西川山岳会員)・北日本海外登山研究会(派遣団体/発刊者)へ申し込みください。
 

 見出しへ

K2の報告会

  遠藤博隆君K2登山報告会・懇親会



 遠藤博隆君は、西川山岳会HPの「K2への挑戦~遠藤(博)君」{K2からの報告}ページで紹介しているように、今年6月1日に出国、パキスタン側から世界第一の難峰K2に挑戦、8月31日に無事帰国しました。
 K2登山報告会が、10月31日、「間沢公民館」に岳友や西川山岳会会員など仲間40名が集まって開かれました。また、報告会終了後、月山地ビールレストラン「銘水館」で懇親会も開かれ、遠藤(博)君の無事帰国を祝い、挑戦・活躍を労いました。

 報告では、多くの貴重な記録写真(写真掲載略)がプロジェクターで紹介、その場面での背景・行動・心身の状況などの説明があり、「体調を悪くし途中下山の仲間」「70度の氷壁」「ハシゴ直登」「1歩進めるのに16秒休息」「世界各国登山隊との協力行動」「天候悪化で眼前の山頂登頂断念の悔しさ」など、参加者も仮想体験ができ、改めて、世界一の難峰K2を認識させられました。

 懇親会では、主催者の挨拶(渋谷)の後、遠藤(博)君のお礼の言葉で「参会者の後押しに感謝」「世界3高峰登山の夢を持続したい」などがあり、顧問の志田(堅)前会長の音頭で乾杯、遠藤(博)君を中心に「地ビール飲み放題」で参会者の交流ができた。

 見出しへ

K2の報告会案内

 
遠藤博隆君K2報告会
・・・にどうぞ

         
多数の参加歓迎/実行委員会主催

  期   日  2009/10/31(土)

  場   所 
 
西川町「間沢公民館」・・・・・報告会
           
   (西川交流センターのすぐ下)
          月山地ビールレストラン「銘水館」
・懇親会
  日   程  ***

      10/31日(土)・・K2の報告会
                  17;00~18;00
                    (会場移動はバス準備)
                ・・報参加者・懇親会
                   18;30~20;30

                ・・宿泊希望者→西川町「間沢公民館」(泊)
                            ~寝袋持参
                  素泊まり料金;会費に含む


  会 費 等   会費~4,000円

            
定員 先着70名限定
  申し込み 
 10月28日(締め切り)  


             ・・・詳細参加者へ別通知・・・


      主   催  遠藤博隆君K2報告会実行委員会(西川山岳会

      連絡先    西川山岳会事務局・佐藤辰彦まで

               
***電話;0237-74-3131
               ***又は;0237ー 74ー2521


報2031~2032
HP掲示板転記8/31 <遠藤博隆>

 8月28日 無事帰国しました。

 今回は、7900mのC4までしか登れませんでしたが、そこから見た山頂は手が届きそうなぐらい間近に見えました。残念ながら、天候には勝てず撤退となり無念の涙を呑みました。
 今年は、集まった世界中のクライマーが協力してアタックに望みましたが、一人の登頂者も出さずに、登山シーズンが終わってしまいました。彼らは、また来年BCで会いましょうと明るい顔で去って行き、その明るさに救われる思いでした。我々も無事に下山でき、満足して帰ってくることが出来ました。
 これも、応援してくれた皆さんのお陰と思っています。本当にありがとうございました。

 詳細は報告会でお伝えしたいと思います


HP掲示板転記8/29 <事務局・佐藤(辰)>

 K2に挑んだ遠藤君は、28日午後8時、山形に無事帰りました。これまでのご支援に感謝いたします。会員の皆さんには、K2登山の詳細を後日報告する予定です。

 見出しへ

報2029~2030
HP掲示板転記・8/16
<遠藤博隆>

スカルド到着
  (ネットカフェより)


 15日にようやくスカルドに到着しました。残念ながら登頂はできませんでしたが良い経験をさせてもらいました。
 ここスカルドは、30度近くの気温で、真冬から真夏に来た様で体がついていきません。
 残務整理などがあるので日本に帰るのは8月末になりそうです。
今まで応援ありがとうございました。
================
HP掲示板転記・8/18
<西川山岳会 渋谷>

K2挑戦、ご苦労様

 K2への挑戦、気象などの条件で、もう1歩の所で登頂を逃したことは残念でしたが、生命の限界ともいえる貴重な経験をされたこと、本当にご苦労さまでした。
 無事、スカルド到着の掲示板を見て、私たち多くの仲間もホットし、髭武者であろう遠藤君と、山形の地で対面でき、土産話をお聞きできることを楽しみにしております。
 山と下界の気象ギャップ対応や残務整理など、まだまだ大変でしょうが、体調に気をつけ元気で帰国されることを願っています。
~~本当にご苦労様でした。~~

 見出しへ

報2028
Sent: Monday, August 10, 2009 12:25 AM
Subject: BCより最後の12報

>秋田県岳連 佐々木様
> 西川山岳会 佐藤 様

K2_2009登山隊 事務局 高橋です。
保坂さんからの報告です。宜しくお願い致します。
------------------------------
BCより最後の第12報

 BCを去る日、8月9日ポーター11名馬14頭集結、スタートが10日です。
  いよいよ、BCを去る日がやってきました。5日に電話でポーター45名を手配し、当初9日出発予定が、やはり手配が1日遅れとなりました。


 BCよりゴレⅡ泊~ウルドカス泊~パイユ泊~ジョラ泊~アスコーレ(ジープに て)スカルド泊が帰路キャラバンです。
 BC周辺で清掃活動を行いました。他隊のポーターが廃棄した食料が多く雪中のビバーク
のマット代わりの装備がありました、隊でイスラマに降ろす装備(ロープ類と酸素、アイスハーケン、スノーバー)15個。食料等が5個、キッチン装備が8個、隊員の個装が12個で現地スタッフの装備が5個という計算です。

 雪の中、7日に最後のC1よりの装備をおろし待機の日々です。 手配のローカルポーターを待つばかりです。

  BCからは国際隊スペイン隊のDr夫婦、中国ウルムチ楊さん、韓国の両手指のない金さ んとシェルパ3名、 ドイツのラルフ、ガリンダ夫妻、国際隊アメリカ、カナダ、スイス、アメリカスキー隊、エクアドルの夫婦。またトライしようと挨拶して帰って行きました。帰路は、ゴンドコロラ経由が半分のようです。

 今期、どこの隊も登頂できませんでしたが、エベレストに9回登頂したアメリカ人はやは
り笑って帰って行きました。悲壮感はありませんでした。 カザフ隊は、5度目とのことです。BCの残りはわが隊とカザフ隊のみです。


 今回の遠征にあたり、気象予報は猪熊さんに気象情報をメールで送っていただきました。
3日予報と5日予報の2種類のサービスをいただきました。
  BCより天候、風向き、風力、雲量、気温、上部の状態等を小野寺、井筒隊員が毎日メー ルいたしました。両者の連係プレーが的確な予報に繋がったと思っております。
  K2登頂作戦を立てるのに、予報契約は絶対に必要な事項であり、今回始めて利用させていただきました。ジェットストリームの到来を予測していただき、無事の下山を果たすことができました。
 5日を境にその後のK2の天候はがらりと変わり、強風が吹き荒れ、秋の到来 と今期の登山の終了を伝えているかのようでした。
> これは国際隊各国の欧州の気象予報と同じ情報でした。

 BCに居る国際隊と一致協力体制が出来上がった瞬間でした。荷上げの遅れと8月5日も当初良好との情報で1日遅れのアタック出発を余儀なくされたのは、悔やまれる事柄ですが全隊がボトルネックの上で阻止されるほどの深雪で、そのまま突っ込む事は自殺行為と判断できました。
 隊長判断を誤らず安全に幕引きが出来た事を有難く思っております。BCを離れるにあた
り述べさせていただきました。
  8月9日BCにて。多謝 保坂。


K2への2ヶ月半にわたる登はんは、人生で最も充実した時間でした。毎日のクライミングが必死で61歳の自分が世界で一番難しいK2に向かってトライし ている感覚を楽しませていただきました。
 1呼吸、1呼吸が未知の世界であり、岩と氷雪の技術が青春を蘇らせてくれました。
C1まで来れた。C2まで来れた。C3近くまで来れた。7300m到達。 後はアタック体制が出来た事を確認して、BCで指揮を執る事に躊躇なく専念できました。
  自分にとってチョモ、K2、カンチはワン、ツー、スリーは大きな夢であったが、3年に渡る計画の最後はやはり、安全登山であり、隊長責務であります。
  BCを離れるにあたり悔いはありません 8月9日、記す~保坂

 10日は、AM7時帰途に着きます。全員元気です 

 見出しへ



報2027
Sent: Friday, August 07, 2009 1:05 AM
Subject: Re: BCより第11報
およびC3よりの行動

> 秋田県岳連 佐々木様
> 西川山岳会 佐藤 様

 K2_2009登山隊 事務局 高橋です。
 BCからの報告を転送します。
 小林隊員の情報はまだきておりません。 大丈夫だと思いますが、情報が入り次第報告いたします。宜しくお願い致します。
----------
BCより第11報

 8月5日は、C2より、荷降ろしをしながらBCに。ファズルアリは、昼過ぎの帰着で、まずは安心 いたしました。「元気か?」の問いにmay be との答えでした。食欲アリ、睡眠夕刻まで。

 アタック隊員は、8000mラインのジェットストリームにも捕まらずに、C3より自分の個装を担いで無事下山いたしました。PM7:30の帰着でした。
 やるだけやったの充足感がみなぎっての顔がありました。 ご苦労さんと声がけに、 笑顔が返ってきました。無事でよかった!。
  ハイポーターのアリムサは、C3から隊荷を担いでC4へ2度も荷上げをし、PM8時には下
山命令に、C3への移動で、ハードな1日となってしまいました。苦労が顔に出で居ました。・・・多謝。

 BCでは、無事帰還の祝いとして、BCでは高価なコーラ3Lとウイスキーで乾杯し、 うなぎの寿司と山羊の頭のスープで遠征のBCでのファイナルパーティといたしました。

  各自よりスピーチをいただきました。酒宴は続きました。 出発から2ヶ月、酒を断っていたメンバーばかりでした。この国は、禁酒法の国で酒は御法度です。

  C3以上の行動は、アタックメンバーより詳細報告いたします。

 BCの苦労その1
 BCでは、スラーヤという衛星携帯で直接話すか、パソコンでメールにて情報を伝達しております。1分間1ドルです。パソコン受信が重いと30分以上かかります。途中電波情況が 悪いと切れるのでもう一度やり直しです。  プリペードカードと購入依頼メールでナンバー を貰い、リセットして不足分は対応いたしております。
 電源は、ホンダのジェネレーター2台で対応ですが、粗悪ガソリンですぐつまり、メンテナ
ンスが大変です。田中隊員離脱後は、近隣の国際隊の技師(コック)の指導で何とか2ヶ月間乗り切りました。
 粗悪ガソリンは、大友隊員が綿布とマスクで数度のろ過で乗り切りました。日本と同じ色のガソリンの色素が沈殿し真っ黒になります、ろ過後は無色透明状態になり ます。他の隊はソーラー対応のグループも有りますが個装のようです。
 天候には左右されるようです。電気を貰いに来る人もおります。

 今後の予定    
 本日、山頂上空は強風域のようです。本日6日は、レストとしテント干し、帰路キャラバンのリパック。
 明日7日は、C1残置装備の回収、ハイポーター。 8日は、ポーター手配の集結予定、45名。9日帰途に着く予定です。14日スカルドです。以降は、未定です。まずは11報といたします
。 保坂

C3以上の行動報告
(遠藤隊員より)


8月4日
  C3のテントの中で目を覚まし、アタックのため準備を進める。食欲は無くせっかく作ったアルファー米ものどを通らない。
 外は無風快晴。7350mのここではちょっと動くだけてけで はぁーはぁーぜいぜいと息が苦しい。
 酸素マスクをつけ、いよいよ出発だ。 イメージとしては,ゆるい尾根を登って行く感じだったが、スリップすればとまらない角度45度ぐらいの雪壁を登っていく。

 空は、ますます青さを増し紺青となり,雪の白さとウェアーの原色とのコ ントラストが鮮やかだ。酸素のおかげでここまでの苦しさがうそのように楽に登れる。
 途中、70度ぐらいの氷化した雪壁を、ザイルを頼りに登りきると、そこがC4(7900m)だった。

 そこからは、ボトルネックが手のとどくところにあり、山頂もはっきりと見えた。しかも国際隊が、まさに山頂に向けてアタック中だった。
 今まで、本や映画だけの世界が、目の前にある。やっとここまで来たとの感激で一杯だった。登るルートを目の前にしながら興奮して景色に見入っていた。

 ここに、立てるのは、限られた人間だけだ。自然に涙があふれてきて,応援 してくれた人たちや、ベースキャンプにいる仲間たち、そしてスタッフたちに感謝の気持ちで一杯だった。

  8月6日 
  アタック隊代表 遠藤博隆(記)

 見出しへ



ブロードピークをバックに遠藤隊員

C4手前の氷化した雪壁を登る西川隊員

C4からK2ピークを望む

C4にて、右から小谷部・西川・遠藤隊員と
ツガフスタン隊のハイポーター
報2026
Sent: Wednesday, August 05, 2009 6:29 AM
Subject: Re: NHK佐藤です

> 秋田県岳連 佐々木様
> 西川山岳会 佐藤様

>CC;上小牧様

 K2_2009登山隊 事務局 高橋です。いつもお世話になっております。

  残念ながらBCからC4(7900m)にて撤退の情報がきました。苦渋の決断ですが、勇気ある撤退ということでご理解を頂きたいと思います
  以下、保坂隊長より(日本時間 8月4日 23:45)
-------------------------------
BCより10報
 8月4日PM2:00
 

 BCでは、アタック隊員を1日に見送り定時交信にて、体調把握と状況解析、気象変化を掴み定時交信で変化を伝えております

 最終の段階に入っております。他隊は、南南東リブ隊8名も登頂断念し、帰途についております。国際隊11名の南東稜アタックメンバーもボトルネックで苦戦のようです。
  詳細は届いていませんが、ルートが延びないと言って来ています。 アタック隊のその後ですがC3に1泊し8;00出発しPM1:30・C4に入っております。体調は、夜間のO2と行動中のO2で良好との事です。

 今後の予定は、4日に遠藤、西川、小谷部でPM8;00ハイポーターアリムサがサポートしアタックに向かいます。
 月は満月で天候の好天を祈るのみです。山頂の風は強いようですが、現場は予報に反して風がないとのことです。
 ハイポーターのファズルアリは、C4で不調を訴えてサポート断念との連絡です。C2の安全圏に入ったとの連絡をうけました。無事の帰還を祈念して情報収集しております。

 BCでは無線は常時オープンで対応いたします。 PM4:00、猪熊情報によりジェットストリームの南下で、明朝8:00には安全圏に入っ
た方が良いとの連絡です。
 また他隊全部がアタックを断念して下山との事になりました。4日登頂予定の隊は、ボトルネックの下は胸までのラッセルで遅々として前進できず下まで 降りたそうです。

 総合的に鑑みて、わが隊もC4よりC3へ退避し、登頂を断念いたしました。苦渋の選択を余儀なくされました。
 アタック隊員には、異議異論を堪えて、無念の涙を飲んでいただきました。


  BCでは無事の下山を祈りつつ、無線オープン対応で臨みます。他は、電話のとおりです。事務局ご苦労さんです。ご心配お掛けしております。

 今は、隊長としての隊務に専念。無事の帰国まで最大努力いたします。BC隊員は、元気に過ごしております。
> 多方面よりご支援いただきました方々に感謝しつつBCより10報といたします。
> 今季のK2は登頂の声を聞くことなく終わりそうです。(未確認登頂者1名あり)

 ありがとうございました。
 BCにて PM8:00


 見出しへ


K2/BC~C1~C2~C3~C4~山頂へのルート
報2025
Sent: Monday, August 03, 2009 2:57 AM
Subject: Re: K2BCより

> 秋田県岳連 佐々木様
> 西川山岳会 佐 藤様

いつもお世話になっております。
K2_2009登山隊 事務局 高橋です。

BCより第9報を送ります。
秋田の児玉さん、残念ながらC1から離脱です。
--------------------

BCより9報 
    8月2日


 BCでは、アタック隊員を1日に見送り、ファイナルの段階に入っております。

 小林隊員の動向は、スカルドでコンコルデアモーテルで、ニッパの社員と平出ICI社員(東海大OB)と共にイスラマ行きのフライト待ちです。胸の痛みも取れ食欲も出てきたとのことです。この件はまずは安心です。BCにて胸をなでおろしたところです。

  アタック隊のその後ですが、C1に1泊し、C2に入っております。PM3:30、児玉隊員体調不良にて前線から離れてBCに下山中となりました。

  今後の予定は、3日に遠藤、西川、小谷部でC3入りし、これを2人のハイポーターがサポートいたします。天候の好天を祈るのみです。山頂の風、霧のないことを祈念しております。

  K2BC付近は、氷河の上ですので、高山植物も何もありませんが、側壁にはそれなりに植物があり、びっくりしています。K2の花々と題し、写真集など考えています。
 アズマギク、マンテマ、エーデルワイス、弁慶草、都忘れ、仏の座の高山タイプ、雪蓮深山アマナ、高度障害で名前を忘れてしまいました。いっぱいあります。

  事務局ご苦労さんです。ご心配お掛けしております。今は、隊長としての隊務に専念しております。無事の帰国まで最大努力。
 BC隊員は、元気に過ごしております。9報といたします

 見出しへ

報2024
ent: Saturday, August 01, 2009 1:48 AM
Subject: アタック日(8月5日)決定

> 秋田県岳連 佐々木様
> 西川山岳会 佐 藤様

 K2.2009登山隊事務局 高橋です。
 いつもお世話になっております。

保坂隊長からの報告です。
アタック日の決定と小林隊員の下山です。
---------------

BCより第8報 
7月31日


 昨日、BCでは各国隊によるミーテングがもたれました。K2攻略法の各隊の確認です。ボトルネックの通過の協調です。
 各隊の気象情報を基に8月4日をアタック日と定め共同歩調でアタックしようとの申し合わせです。

 わが隊の気象予報は、最良日8月5日です。1日ずれますので、8月1日より移動に入ります。最後のワンチャンスです。
体制的に荷上げ等の不足もありますが。何とかハイポーターに頑張ってもらい、体制を整えたいと思っております。


 小林隊員は、当初より胸の痛みを訴えていたのですが、今朝は登山終了まで行動をともにすると表明していたのですが。PMには限界とのことにて7月31日、ヘリコプターを要請してスカルドへ搬送する手配をいたします。昨晩は呼吸困難とのことなので酸素を吸わせての下山を決定いたしました。

 今後の予定は、1日、遠藤、児玉、西川、小谷部でアタック隊を組織いたします。 これを2人のハイポーターがサポートいたします。
 隊長保坂は、今回のアタックを指揮する側に回ります。安全と成功を念じながら見守りたいと思います。 関係者様見守りください。

 事務局ご苦労さんです。小林さんの保険手配予定ですよろしく。 8報といたします。

事務局 高橋様、 お疲れ様です。K2隊です。質問についてですが,またアタック日程は以下のとおりとなりました。

> 8/1:BC→C1
> 8/2:C1→C2
> 8/3:C2→C3
> 8/4:C3→C4
> 8/4夜からアタック(8/5朝登頂予定)


 見出しへ


BCよりK2を望む

BCでの荷提げ作業の様子
報2023
Sent: Tuesday, July 28, 2009 1:50 AM
Subject: Re: BCより第7報を送ります


> 秋田県岳連 佐々木様
> 西川山岳会 佐 藤様

 いつもお世話になっております。
 K2_2009登山隊 事務局 高橋です。
 BCより第7報を転送します。 ---------------
BCより7報 
  7月27日


1昨日25日、メンバーC3建設後(正確には7300mに到達)~西川、保坂、 児玉、遠藤、小谷部の隊員5名と、正確にはアリムサ、ファズルアリの7名です。
 ハイポーターは、次の日C3へ酸素を荷上げをして、翌26の夕刻BCに帰着です。

 C3付近は、ホワイトアウト状態でしたので7200m突破を基準として。C2に1泊しBCに帰着いたしました。
 西川隊員は、C1に泊し、BCに早めに到着でした。

 これからの予報では、好天が続くのにローテーションの関係と順化の関係で、上部を見ながら、他隊動向を観察しながらの下山行動です。
 上部は、スペイン、韓国、カザフスタン、中国の順です。

 BCにひさしぶりに下から山羊が上がって来ており、腹の中に入りました。マンゴーもシワク チャながらおいしく頂きました。(ニッパトラベルの手配でコーラも入手し1本毎)

 C3建設後の今後の予定を模索していたところです。最少アタックメンバーで? 体調良好者、ここまでの不調者と、隊を2分すべきか?好天周期が次はいつなのか?荷上げ状況、酸素、テント、燃料、フォロー体制、万全か?アタックに向けて総合判断、検討しました。

  隊長の私自身、隊務遂行のためBCで居べきでないか?、次回好天周期に向けてアタックをいたしたいと思います。
  K2、 このルート全体は、最少通過、なだれ回避、ロープテンションを使用者が判断し、対応決断。
 ドイツのガリンダ隊は、ボトルネックより敗退し、もう1度トライとの事です。

 日本は、離れて2ヶ月です。日本からの情報は何一つ目に触れていません世界情報も何も入りません。ただひたすらK2あるのみ。

   隊長 保坂 昭憲
   7月27日正午記す。

 見出しへ


K2メモリアル(慰霊碑)

BCで上部と無線連絡をする小野寺副隊長

C3へラダー登る遠藤・児玉隊員

雪原の中のC3(中央テントが我が隊)

ソイジョイを食べる遠藤隊員
報2022
Sent: Tuesday, July 21, 2009 2:05 AM
Subject: Re: BCより第5報を送ります

> 秋田県岳連 佐々木様
> 西川山岳会 佐藤 様

K2_2009登山隊 事務局 高橋です。
BCより第5報を送ります。

 田中隊員は、20日午後に成田に帰国し、羽田経由で大館空港へ。その後、秋田労災病院に検査入院しました。疲れているようですが地元に帰ってきて、顔色にも元気が出たようです。
------------------------------
BCより第5報

 7月20日 本日休養日 

  C1~C2~C3 へ行ってまいりました。 猪熊情報を基にタクテックスを建てての行動です。

 ABCより以降の登山形態を紹介します。アイゼンをつけてそのまま出発です。通称軍艦岩まで1ピッチ300mはノーザイル 。
 ここから我々が張った、フェックスの始まりです。ひたすら直上し、ロックとスノーの 中間を行くルートです。雪崩とか落石にいつでも逃げられるルート構成です。

 その後、リッチを絡みながら直上を続けると雪面が出てきて大きなピナクルの上がテラス状となっており600mの高度感ある所です。
  (雪の斜面)を勝手に階段状にしてテント設営です。わが2テント設営です。 韓国隊、スペイン隊、ロシア(カザフスタン)中国隊、我々隊です。

 C1から直ぐ直上を続けると、岩とアイスのミックスでリッチが絡みあい、東面側を進みます。このルートの最後はイエローロックの上に出ることです。ここをハウスのチムニーと呼んでいます。

 古いスチールラダ―が残置されています。60mくらいをクリアーすると、雪斜面が続きます2ピッチですがC2です。
 ここは、テントの墓場状で過去の登山隊の残置テン トは故意か、やむをえない事情かわかりませんが、テントの上にテントを張る状況です。 ここは、K2のBCから見える位置にあります。BCから双眼鏡で確認できます。

 C3については、上部に向かって左側より取り付き直上を重ね、尾根に上がるのに梯子が有ったり変化の富んだルートです。休憩場所もないルートですが。尾根上で大を模様し、 私、保坂が不覚にもザックをおいて 用を足した帰路、ザックもろとも、トランシーバー を落下させてしまいました。
  損害は、携帯の無線機1台で実害は最小限で済みました。ヤマト無線様へ、上記の模様連絡いただければ幸甚です。

 空身状態の保坂と西川そのまま高度を稼ぎ 約7080付近でC3地点と断定し下山を開始いたしました。上にはスペイン隊の1名と韓国隊のシェルパ2名が上がってきました。
C3よりの帰路、C2についたと同時にC1から遠藤、小谷部が上がってきました。14:30

 児玉隊員は、さらに2時間後C2到着し、C2は5名の隊員で2テントに分散宿泊となりまし
た。
 夜間、新高度での宿泊であり、児玉隊員 安眠できず、意識障害も出たとの報告あり。 小矢部隊員 ダイナモックスを服用し、意識を平常に保つ努力を計ったとの報告あり。

 翌日の行動予定は、保坂下山と西川下山に引かれるように児玉下山を決定しました。西川と保坂は、ABCでハイポーターと合流し 13:30にBC帰着。
 遠藤隊員と小谷部隊員は、。天気待ちで1時間ほど模様を見たが、回復の兆し無しと見て
下山開始。児玉隊員と合流してBCに、4:10分BC到着いたしました。

 本日は、ヘリが国際隊の不調者とブロードピークの凍傷者を乗せて離陸していきました。

 朗報ですが、スペイン隊のDr28歳氏がC3より11時間でアタックサミッターになったとの知らせがありました。遠藤隊員のBCでの主治医で大喜びです。

 見出しへ


K2をバックに(BCから)

C1からC2への道のり

C2下イエローロックの登り

C2から氷河を望む(テント内から)

報2021
Sent: Sunday, July 19, 2009 4:25 PM

> 秋田県岳連 佐々木 様
> 西川山岳会 佐 藤 様

BCからの報告

K2_2009登山隊 事務局 高橋です。
BCからの報告です。宜しくお願い致します。

 田中隊員は、今日の夜にイスラマを立って明日午後に成田 に帰国予定で、そのまま、羽田経由で大館空港まできて、上小牧医師の病院に入院予定です。
~~~~~~~~~~~~~~~
  こんにちは。おつかれさまです。
 K2隊 井筒です。近況報告が遅くなり、すみません。

 本日7/18は、保坂隊長・西川隊員がC2を出発、C3タッチのC2ステイ。遠藤隊員・児玉隊員・小谷部隊員がC1を出発のC2ステイ。C2に5名の隊員が泊まっています。

 HAP2名も、明日の荷上げの為にABCにステイしています。

 16日~19日は、晴れがj続き、20日以降は気圧の谷の接近で天候は下り坂のようです。

  BCには、小林隊員・小野寺隊員・大友隊員・井筒がおります。本日、小野寺・大友・井筒の3名は、 コックのサビール氏にガイドを頼んで、
ギルギーメモリー(慰霊碑)に行ってきました。

  小林隊員は、体調不良のため、BCで休養しています。 食欲不振で少し心配です。

 ジェネレーターとガソリンは、こまめにろ過しながら、なんとか動かしています。

 猪熊氏のウェザーフォーカスも精度が高くいい感じで活用しています。

  特別な病気・怪我もなく、毎日一歩ずつ進んでいます。 それではまたご報告します。


 見出しへ

報2020
Sent: Sunday, July 12, 2009 1:23 AM
Subject: BCより第3報

>> 秋田県岳連 佐々木様
>> 西川山岳会 佐 藤様

  事務局 高橋です
 BCより第3報を送ります。
-----------
 BCより第3報

 7月9日 保坂C1よりC2(6800m)に到着いたしました。遠藤隊員不調で途中下山。 そのまま遠藤隊員と下から上がった西川隊員と私保坂はC1滞在です。
 SPO2が51と下がり、肺水腫が心配で保坂下山AM99;15、BC昼到着です。検査値OK
 BCでは、LOファイサルがスカルド休養の為が下山していきました。24歳の彼の限界。

 他隊も同様のようです。

 下から新バッテリーが到着で無線機親機復活、 高速充電機は、いまだ不可。 バッテリー液、機材、輸送と担当の初歩連携ミス?、完璧は望めず。
 発電機は、なんとか動いております。下から新ガソリン到着。プロパンガスの充填は、努力が必要のようです。
 昨日より、試験気象予報1報がBCに入りました。猪熊情報。 結果、いいようです。欧州予報も同様で今日10日は、どこも動いておりません。

7月10日 風邪で不調だった児玉隊員は4日の休養の後、ABCへ上がって行きました。
 中国隊1名・楊春風氏が挨拶にやってきました。ウルムチの漢族です。1人EXPです。
 ガリンダは、登山を終了しており、明日、ラルフがBCに来るとの事でよろこんでおりました。
来るもの帰るものいろいろ、ブロードピーク1隊は、ヘリで降りていきました。タイムアウト、メークドラマです。
  ここのハイポーター事情ですが、スムシャール村出身者が多く、3200mで彼らは生まれ、 そのときから順化しているようです。夏村は、4700mだそうです。夏村で生まれるものも多いとの事です。(ネパールのシェルパ族のようです。)
 当面は、C2を建設し、物資移動(ハイポーターで)と隊員の順化・・・。

 見出しへ


ガソリン濾過の様子1

ガソリン濾過の様子2

C1(6090m)にて
報2019
Sent: Tuesday, July 07, 2009 6:59 PM
Subject: Fwd: BCより第二報

秋田県岳連 佐々木 様
西川山岳会 佐 藤 様
上小牧 様

事務局 高橋です・

 田中隊員が体調不良で、残念ながら「BC離脱決定」です。 今後の対応は、病状を見てから再度判断されると思います。
-------------------------

K2隊です。 BCより第二報を送ります。

BCより第二報

7月6日、今日はC1を建設いたしました。保坂、遠藤、西川、児玉、HPのアリムサとファズルが到達いたしました。
C1建設、6090mでした。児玉、西川がABC 4日滞在し粘りました。流石K2は大きいABCから5時間歩きっぱなしで到達です。

 南東稜は、現在4隊入山です。北日本隊、韓国隊、国際隊(スペイン)ロシアのセルゲイ氏です。 カザフ隊が15日入山予定です、
  国際隊は、欧州の気象予報(オーストリア)により動き始めました。あまり局地気象は的確では無いようです。我々もこの情報に翻弄されています。
猪熊氏の予報を7月10日よりお願いする予定です、1ヶ月間。期待しています。

 田中隊員BC離脱決定。 日本出国当初より胃腸の不調を訴えていた彼でしたが、スカルドでのホテル静養。高所順応登山もパスしてBC入り12日間のぶんばりも、 もはやこれまでと下山を決定いたしました。
 上小牧医師とのスラーヤで相談もあったので賢明な選択だと思います。下血継続と高所での回復は望めないので自分の足で歩けるうちにと決定。
>> 全体ミーテングで隊員共通認識を図ったところです。
 明日の7月7日、2名のポーターを伴い、田中隊員バルトロ氷河を帰路に着きます。

 本日、全員BC集結し登山再構築です。田中さんの奥様によろしくお伝えください。・・・保坂 

 見出しへ

報2018
Sent: Monday, July 06, 2009 12:07 AM Subject:
Re: 7月5日ベースキャンプ状況

秋田県岳連 佐々木 様
西川山岳会 佐 藤 様

 ご苦労様です。7月5日に送られてきたメールです。保坂さんは、ABCに滞在のため、小谷部さんからの報告です。

7月5日現在の登山状況
---- "k2.kitanihon" <k2.kitanihon@gmail.com> さんは書きました:

 お疲れ様です。 K2隊です。 隊長は、BCにいませんが,7月5日現在の登山状況をお知らせします。

7月5日
 BC(標高5010m)気象 朝雪,10時ごろから晴れ、 ABC(標高5267m)雪,午後から晴れ、前日まで天候が悪く,本日午後から久しぶりの晴れ。
 現在は、ABCに4名(保坂,遠藤,児玉,西川)が停滞。明日天候がよければABCの上部キャンプ設置場所の偵察(出来れば設営まで)する予定です。
 韓国隊のC1より上部に設置したいのですが,わずかな晴れ間を使って探しましたが,なかなか適地が見つかりません。

  田中さんの胃の調子が悪く,本日,国内隊員の上小牧ドクターに衛星携帯電話で問診したところ,ベースキャンプより上部には上がってはならないとドクターストップがかかりました。
よって,田中さんにつきましては,今後の病状を見ながら,登山活動をすることになります。

 小谷部は、ダイアモックスを3回服用し無事BCの高度に順化し体調は回復しました。 (ついでに,小谷部隊員の一言)みんなから遅れましたが,ようやくBCの高度に順化し登山のスタートラインに立てました。

  猪熊さん(気象情報提供業者)とは,メールの送受信を確認済みです。 現在は,状況を見ながら,いつから気象予報をお願いするか様子見しているところです。
 最後に,HPにアップするときは,申し訳ありませんが,わかりやすいように文章を加工してからアップをお願いします。

 見出しへ



雪のベースキャンプ風景


韓国隊のC1から下部を見る

報告2017
Sent: Tuesday, June 30, 2009 7:34 AM
Subject: Fwd: K2ベースキャンプより一報

> 秋田県岳連 佐々木様
> 西川山岳会 佐藤 様

 いつもお世話になっております。事務局 高橋です。
 BCからの報告です。(26日にABC設営しました)
----------------------------------------------------------
BCからの1報

 お疲れ様です。 K2隊より,BCから一報をおくります。
 今回は,児玉さんを通して提供していただいた,「こまち麺」をおいしく頂いた写真を送ります。テント内のため画像が暗くなってしまっているので,少し明るく修正してアップ していただけないでしょうか。お願いします。なお,「こまち麺」は、米粉で作られた麺ですが,「こまち麺」が商標なので,それだけでわかるそうです。

P.S. BCの位置ですが南西稜の真下です。
K2ベースキャンプより一報を

6月26~28日
 6月28日は、雪に成りました。隊員とハイポーターで荷揚げ敢行。隊員の長靴を借りて3名のポーターも荷揚げをしました。ABCに上がった保坂、西川、児玉の3名は上部偵察を行い、登路を雪と岩の間に設けました。200mほど上部を偵察し、腐り気味の新雪を下降しました。帰路K2のBCは、新雪のため他隊全体がレストしていました韓国隊でチャを頂き、国際隊でコーヒーを頂き、交流を図り帰ってきました。
 BCでは、粗悪ガソリンのため故障していた2台のジェネレーターが田中隊員の手で回復。これを聞きつけた国際隊のエクアドルの隊員が早速 発電機を持参で頼みに来ました。 PM5直った機械を持ってサンキュウ連発で帰っていきました。粗悪ガソリンは、フィルターをしても又沈殿物を生じその都度ろ過が必要です。点火プラグも不調で6個取り寄せ手配中です。イスラマの気温仕様では、濃度が濃く、5000mでは使用できません。1難さって又1難です。
 同ルートの韓国隊とは、フレンドリーに対応していい関係で登山をしたいと思っています。
 南東稜(アブルッチ)のルートを決めた為に、基部にABCを急遽、設けました。当初は4時間かけたセラック帯も順化した隊員は1時間半で到達です。ABCへの到達回数が2回とABC上部を狙う時期に入ってきました。ドイツのガリンダは、早速アルパインスタイルで上部に上がっていったとの事にて、K2BC界隈ではクレージーのうわさです。本人はローツェで順化しているので当然の事でしょうがーーーーーー。

>> 隊員動向ですが>>
 小谷部隊員は、酸素飽和度が上がらず、40% 昨今、復調気味です。ABC2回到達です。西川、遠藤、児玉隊では、良好です。 小林隊員3ヶ月の外国滞在と責任感で隊務の輸送から離れてこれから登山に専念する。

>> 隊員より一言>>
* 井筒隊員~無事6月24日BCに入りました。怪我病気なく元気に過しております。安心ください。
* 児玉隊員~今朝方厚子の夢を見ました。 2人で煙突を直しているという変な夢です。出てきてくれて嬉しいです。 どんどんで出来てください。チョモの時アタック前夜に穂高が現れて勇気をもらったもの です。あずみのFAXは、今思い出すたびに泣けてきます。幼かった二人も成人して口も利 いてもらえないんですけどネ。あーあ、早く終わらせて帰りテエー・・・児玉。


  事務局へ~隊員一言は、家族宛の場合はよろしく対応ください。 BC地点は、南南西稜の基部です訂正ください。保坂元気です。食事がうまい。事務局お世話になります。・・・チャパティ&ダルスープ。今日山羊上がる楽しみ。


ABCへのセラック帯を行く

ABC設営

こまち麺と料理

こまち麺を食す


 見出しへ

報告2016
Sent: Friday, June 26, 2009 5:44 AM
Subject: Re: キャラバンより第4報


>> 秋田 県岳連 佐々木 様
>> 西川山岳会  佐藤  様

いつもお世話になっております。
K2_2009 登山隊 事務局 高橋です。
保坂さんからのキャラバン報告を転送します。
-------------------------------------------

キャラバンより第4報

6月23日
  アプローチマーチも最終章に入りました。ゴレⅡより半日~1日で夢のコンコルデイア。K2が正面に見える所です。ご対面を果たし、いろんな思いで眺めていました。
 南にミデアムPk、ゴンドコロ氷河を隔てて昔秋田の隊のチョゴリザ峰、バルトロカンリ、 ガッシャーブルム山群、G4峰、ブロードPk K2、クリスタルPk、マーブルPkが囲 んでいます。巨人達に囲まれたコロシアムの闘士の如く錯覚し戦慄をおぼえます。
  この高度では、順化していない隊員はとても心配のようです。新高度であり。

6月24日
 ポーターが帰る日です。6時の食事を早々と済ませパッキング。隊荷は、88名のポーターと3名のナイケ役のおかげでBC入りです。 チップを渡してポーターは帰っていきました。
 BC入り途中、胃の小さくなった田中隊員が体力の限界でダウン、チャィをBCより降ろして4時全員到着でした。2時間後回復し、電気工事でパソコンをチャージできました。 BC入りを日本事務局の高橋副局長へ衛星電話したところです。
 ブロードピークは、5隊ほど入っています。各隊のBCで保坂挨拶を済ませBC入りは12時35分でした。(イタリー ドイツ2隊、スイス、ポーランド) 同一ルートをC1から上が って行くのが見えます。
 BCについて、氷河の夜は気温―6度~-8度に下がっています。我隊のBCの位置は、北稜の真下に作りました。南南東リブは1ピッチ上にあります。ブロードピークのC1~C2の登路が見えます。両ジャイアンツに囲まれた所です。これから毎日眺め、我々だけの登攀生活が始まります。200名のポーターもいません。山頂、PMは雪煙があがっています。強風を意味します。

6月25日
 K2、BCで隊荷の食料と装備の仕分け作業を田中、児玉、小林、大友、井筒、小野寺。無線チェック小谷部。 保坂、遠藤、西川、サデックは、ルート偵察と先行隊への挨拶をいたし上部偵察です。
  国際隊14名、韓国隊1名、ドイツ隊のガリンダ=竹内岳洋氏の親友がローツエより転進 して来ていました。入山の挨拶を済ませ、ルート決定の為のルートを目で追います。6名の国際隊が南南東リブに張り付いています。3名のハイポーターと多国籍の14名でまだ増えるとの事です。 隊員も人数は把握していないとの事です。
 韓国隊のキムホンビン氏は、セブンサミッターでシェルパを連れて来ています。南東稜との事です。一緒になる予定です。スキー登山の2名のスエーデン隊は、1名墜落死。ヘリで搬送されました。ヘリポート用具は、我隊が提供いたしました。急遽、メステントを180ドルで借りました。
 午後ミーテング結果 南東稜にルートを決定いたしました。アブルリッチです。 隊員間でデスカッションをした結果です。 PM2時にBC開き ネパールのプジャにあたります。安全祈願祭、パキスタン流で立食のティパーティです。イスラム教国にならい、イスラムの安全祈願と隊員紹介、現地スタッフ紹介で閉じました。
 ルートが決まったので隊荷のABC移動4時間が立ちはだかります。3名のローカルポーターをセッテングし交渉、25ドルで交渉成立。 高所ポーターはいませんのでお願いした次第です。

>>>> 隊員より一言コーナー>>>>

 山盛苑の皆様メール有難うございました。スカルドから7泊8日キャラバンにてBCに到 着しました。K2の大きさに感動しております。
2ヶ月あまりの山行を楽しみ、隊員が登頂できるよう精一杯がんばります。 大友輝子
 
 BCにて、遠藤隊員~応援してくれた皆様有難うございました。ここまで25日間かかってBCに到着しました。 本やテレビで見ていたK2が目の前にあり。感激です。 しかし、ここまでキャラバンを含め非常に長かったーーーー。>今のところ体調も良く、明日から本格的登山の開始、気持ちが高ぶって来ます。 安全に無理せず、しかも山頂を目指したいと思っています。

  小林重一隊員~おかげさまでようやくK2のBCに到着しました。これから登山開始です。 ベストを尽くします。 岳連の皆様、指導委員会の皆様、小原田の皆様、岳修会の皆様、こまくさ山岳会の皆様、郡山山岳団体連絡協議会の皆様、ワイルドワン様、アイワコーポ様、大塚製薬様、ヤマト無線様、有明様、NHK福島様、おかげさまでBC入りです。 BCより感謝のメッセージです。

 『シュークリア』、保坂 昭憲。 6月26日ABC荷揚げを兼ねて偵察です。>> 登山はこれからです。



コンコルディアよりK2を望む

ベースキャンプ風景

 見出しへ

報告015
Sent: Wednesday, June 24, 2009 9:13 PM

>> 秋田県岳連 佐々木様
>> 西川山岳会 佐 藤様

事務局 高橋です。

【6月24日(水) 保坂隊長報告:衛星携帯電話で受信】

6月24日(水)
「ベースキャンプ到着」


●PM4時頃に、全員「K2ベースキャンプ」に  到着
>明日、BC上部の偵察を行い、アタックのルート(南東稜か南南東リブ)を確定予定<

(通話時間は、約一分程で、切れてしまいました。)「プリペード携帯は、通話料高い?」

見出しへ
報告014
Sent: Wednesday, June 24, 2009 2:16 AM
Subject: Re: キャラバンより3報

秋田県岳連 佐々木様
西川山岳会 佐 藤様

いつもお世話になっています。
事務局 高橋です。

キャラバンより3報

 6月21日は、長丁場で12時間行動となった隊員もおります。 順化の状態と体力、スタイルによって自由行動にしています。
 うんざりでした。ロケーションは良く、トランコタワーが眼前です。 泊まり場はウルドカスで意味は大岩の割れている場所との事です。実際いたるところでクラックがあり、太刀割れ状の岩もあります。

  6月22日ゴレⅡに着きました。今日の行動は朝6時食事・6時半出発のメニュースタートです。保坂11:20到着、児玉、LOと12:30到着13:30全隊員到着です。
 今日は、2ステージですが、起伏が少ないルートで早めに仕事が終わりました。パルスオキスメーターのチェックも88~85で、全体OKです

<< ゴレに来て隊員より一言コーナーを発信いたします。>>

*児玉隊員:東西文化の入り乱れるこの地で言葉の通じ合わない人達の協力を得て山を登ろうとしています。目標はただ一つです。頑張ります。・・・児玉。

 体調良好。お世話になった方々に、元気です日々是好日です。 前進、前進また前進です。明日は夢のコンコルデアに入ります。有難う。・・・保坂。

見出しへ


報告013
> Sent: Sunday, June 21, 2009 10:03 PM
> Subject: 保坂さんからの報告(20日受信)

秋田県岳連 佐々木様
西山山岳会 佐 藤様

> いつもお世話になっております。
> 「k2_2009登山隊」事務局 高橋です。

> 保坂さんからの報告(20日受信)です。

キャラバンから一報

> 17日スカルドを出たEXP一行は、ダッソ-で休憩後無事アスコーレのCAMPに着きました。梱包にポーター手配師よりクレームがつき、再梱作業となりました。他隊が入っている中、ポーターが不足の状態です、まずは100名体制で順次追っかけです。ニワトリとヤギがお供です。このヤギは、BCまで後日のおあずけとなりました。 BCが楽しみです。

>18日アスコーレからジョラ1泊し、19日パイユに着きました。キャラバンも、体調を考えてビスターリ組と早足組と中間組に分かれての移動です。 PMの1時到着~4時到着などです。K2韓国隊1名のシェルパ連れ3名とポーランドのブロードPk隊6名。在米パキスタン1名がいっしょの旅でした。
 パイユの夜は、ポーター達の夜の歌合戦?太鼓の音で隊員も楽しんでいました。ここで2泊です。1日2ステージ進んでいます。4ステージで休養日が入ります。 隊員久しぶりの休養日を楽しんでいます。洗濯とか思い思いの休日を過しています。
 体調は、小林隊員が足を痛めていますが復調気味です。小野寺隊員は、靴が合わないのか難儀しています。その他の隊員は、いたって元気で食欲も旺盛です。登山客相手の売店ありです。コーラホームサイズ500Rsです。
 周りの山々を楽しみながらここまでやってきました。花も高嶺バラがきれいです。西遊旅行の6名がコンコルデアトレッキングをゆっくり楽しんでいます。ここで合流しました。 明日からバルトロ氷河はにぎやかに
なるでしょう。
 パイユは、ポプラと柳の林があります。日本の植林ボランテアの手で植えられたものとの事で>す。過去の遠藤京子さんのグループです。 ドランコ山群が見えています、バルトロ氷河の巨大なモレーンが見えています
  明日から氷河上のキャラバンです。喉に注意が必要です。キャラバンは、133名体制ですが食料、ポーターの体調の関係で12名解雇になります。 ほかに9名がダブルボッカで契約し、BCまで倍運びます。以上が状況です。
 発電機が動きました。写真送付します。昼食が出来たのでまずはこの辺で>> パイユよりサラマライコン。
>>>> パイユは現地の言葉で塩の意味だそうです。>>>> -------------------- 

キャラバンより第二報

(20日第2報)
  北部辺境地区は、無税との事です。車もノーナンバーでOKです。首都には入れない。国策で地方の小学校など無料ですが、山に子供たちが羊と共にいます。山間の谷間には、時折ダイナマイトの音が轟きます。これは、この地方が宝石ラッシュで現地の人とジョイントで穴掘りしているためです。 御殿も見受けられます。ポーター業より金持ち組みもいるそうです。
 ポーター不足の意味は、地方の出稼ぎ者が、国情不安定で外国隊が来ないと踏んだ為です。蓋を開けると結構外国隊がやってきてこの混乱が生じています。 また、2~3年前に馬(ゴラ)ロバ(ガダ)がバルトロに導入されたそうですが、ポーター間でアジテーションがあり、職場を奪うなの意味でワークシュアーリングで排除されてそうです。アーミーの馬が数頭おります。
  竹内さんのニュース拝受いたしました。ローツエおめでとうございます。K2でガリンダさんに会えればと思います。 隊員元気な姿で会いたいものです。無線機の安定電源用バッテリー メンテナンスフリーが液漏れでほぼ使用不可となりそう です。BCで対応いたします。減圧状況と横倒しによる液漏れでした。残念でした。

まずは保坂 第二報といたします。>>>> 以上


アスコーレよりキャラバン開始
     ブラドル川沿いのヘツリ道

キャンプ地ジョラよりラホール・ダス      キャンプ地バイユ

見出しへ

報告012
Sent: Tuesday, June 16, 2009 11:26 AM Subject: Re: 15 日スカルドへ戻る

事務局 高橋です。
保坂さんへ、全員無事で、ご苦労様でした。

秋田 佐々木様
山形 佐藤 様

保坂さんからの報告を転送します。

事務局へ
15日PM4:00スカルドに帰ってきました。
まずは1報です。
これから食事です。
明日1日ゆっくりしていよいよキャラバンの出発です。
明日は写真を添付します。
保坂

見出しへ


スカルドから
遠藤です(掲示板転記)

 6/15月、本日スコロピークの5400m近くまで登って順化から戻ってきました。今のところ順調です。明日1日ステイしてキャラバンに出発します。後しばらく連絡できません。本隊のホームページを見てください。
報告011Sent: Monday, June 08, 2009 11:56 PM
Subject: Re: 0607スカルドより第二報

 K2_2009登山隊からの情報(スカルドから)

  宜しくお願い致しま 。北日本海登研 K2隊です。
 お疲れ様です。スカルドより第二報を送ります

 6月4日、10;30、パキスタンアルパインクラブでブリーフィング観光省の代行である。 オヤベスラーヤ再度メールトライ必要PM10時クリヤー、 高橋・渡辺・携帯電話不在にて交信できず。保坂2度通話OK、32,000円と表示がでる 。事務局へパソコンでメール送るも途中パケット切れにて切断、使えず。
  停電で発電機になるとインターネットは出来ず、苦慮、4時間費やす。大友は体調チェック、ニッパでリスト作成コピー、 ヤフーにて新規アドレス作成、ヤフージャパンよりメールと写真送る。
 明日早くにスカルド向けて出発、AM5:00で別のトラックで隊荷は前日発送する。夜ミーテングで不満の声を聞く。なんとか説得して出発に漕ぎ付ける。

 6月5日、早朝出発、督永さん、恵子さんの見送りとおにぎりの差し入れを受けて暗い中疾走する。途中リエゾンオフィサーを町はずれで拾い、タキシラなどの遺跡の町、大学のある町、工業の町など活気あるパキスタンの一面も見るが、そこは、男性社会で女性は99%存なし。何かが変であるが、中にいる人は気づいていない。そこが問題か?。
 アジアハイウエーから、カラコルムハイウエーとは名ばかりの雑踏とガタガタ道でインダス川の縁を走っている。支流の橋が崩壊で足止め一時間半。リエゾンの話しでトップとなる。軍がルールである。インダスは濁流である、冷気と凄みがある。魚、植物プランクトンを寄せ付けない。朝食マンセラにて、昼食はぺシャムではパキ料理、皆おいしいと旺盛で安心。
 チェックポストで警備兵が2人乗り込み雨の中を進む(外国人防御も兵隊の役目である)。宿のチラスは23時を回っている。バイキング食事の後は6時起床を約束し部屋に入り、解散。風呂でシャワー、アイポット充電し、明日に備える。床に就いたのは1;30を回っている。
 ドライバー18時間の運転である。ハードワークである。カラコルム地図の3点セッ1,500円と高価な買い物をする。これから世話になるのせ、まあいいか?。

 6月6日、6時起床で、7時、食事出発は雨の中である。先が思いやられるも午後にはあがる。インダス川添えの道は落石があり、40分待たせられるが重機で除けて開通。デアミール谷のナンガパルバート入り口で、山が見えるところは、残念にも雲の中である。ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈、ヒンズークシュ山脈の分岐点(ジャンクション)は、雨の中、洋の東西の登山家たちが色んな思い出通過したのだろう。しばし感無量。
 昨日に比べて楽な移動であり、目的の町の見えるビューポイントで停車し遠望。砂の海にオアシスが見える感じ、キンポウゲとブルースターなどが見られる。ポプラは白楊樹と書く、ヤマナラシは白楊である。直立していて便利な木のようだ。明るいうちの17:00スカルドに到着ドライバーに2,000円のチップをはずむ、ご苦労さんでした。
 マンゴージュースでミーテング今後のトレッキングの立ち上げを行う。リエゾンオフィサー、ガイドのサデック、HPのアリムサを入れてデナーとなる。食欲もあり、ジョークも出、体調良好で一安心、順化行動も天幕持参行動で行う予定。

 6月7日、酸素のリークもあり追加2本10万ほど嵩むが、仕方がない。酸素は田中、西川、小野寺とアリムサ、(シムシャール出身)酸素重量チェックする。ココにはないので、3本はフンザより取り寄せである。町へ出て食料買出しの児玉、大友、コック小林。遠藤、井筒は順化トレーニングの団体装備の仕分けを行う。リエゾンオフィサーとガイドは町の政府の出先役所周りである。
 ネットカフェで写真送付の為、出かける。1軒あるが休業である。土産屋と登山道具屋が5箇所あり今の時期は品数豊富であるをヒヤカシ午前は終了。2時食事の後、夕刻ネットカフェへ出かける。なんとかクリヤーしメール接続し、HP確認する。まずは安心。出発前にもう1度送付予定である。45円なりネット情報はオヤベに任せて、明日ジープ5台を手配し、出発である。
 ナジール酸素の残金支払い、小野寺終了。絵葉書の礼状をスカルドで郵便局に出すには、明日の10時までである。出発予定は10時と決める。スカルド紹介宿舎は、グンバ『高いところの意味』スカルドにある、コンコルディアホテル。砂漠のオアシス的な町は、至って静かである。北の辺境地区は無税で中央政府も気を使っているようだ。
 中国援助でカラコルムハイウエーは、整備されている。南下の一環を垣間見る。町は1隊の外国隊が通過していったとの事。今の時期キスゲが咲いている、さくらんぼも色つき、ナツメの花がいい香りを町中に振りまいている、ポプラが天に向かってまっすぐに伸びている。時折砂塵 氷雨もある。天気雨で終わった。

      シガル渓谷(スカルド手前)

       滞在先での朝食(スカルド)
 ← 買い出した食糧の梱包(スカルド)

 今後の計画は、スカルド2日の滞在後、アスコーレ2日滞在、偵察しスコロBC移動、スコロで順化後アスコーレ1泊、スカルド2泊でアスコーレより18日キャラバン開始する。予定。アスコーレ下山後、又メール予定 。
 スカルドより『ァサラマライコン』 シュークリア=有難う。添付写真説明写真001:シガル渓谷(狭くて険しいインダス川沿いに東進して来てスカルドの手前で開ける渓谷)、写真002:スカルドの滞在先コンコルディアホテルでの朝食、写真003:スカルドで買い出した食糧の梱包

見出しへ
報告010(2009/06/05)
Sent: Friday, June 05, 2009 8:44 AM

6月5日イスラマ
      を出発です


秋田岳連;佐々木 様
西川山岳会;佐藤 様

 K2_2009事務局の高橋です。保坂さんからにのメールを転送しますので、宜しくお願いいたします。

6月5日イスラマを出発です。すべての手続きが終了し、いよいよ出発です。
 スラーヤの衛星携帯の番号は、00000-000-000-00000(消除)です。NHK郡山の佐藤さんに連絡ください。私の携帯は出来るのですが、不在もカウントされ高額になりやめます。
 ヘリ要請キット、緊急時の対応も万全です。 酸素器具9セット用意、32本のボンベチェックです。
  メールは届きましたか?。今後のスケジュールは、スカルド移動3日、3日滞在、2日の移動でアスコーレ順化行動に入ります。
  LOも決まり、観光省、パキスタン山岳会のブリーフィングも受けました。
  隊員元気です、 紹介書いてはメールに失敗し次回にします。
 オヤベは、スラーヤと格闘中です。 田中は電気つくりです、発電機2台持参予定です。小林は、再梱の号令です。井筒は、カメラマン、西川は再梱で汗しています。遠藤は、順化のトレーニングメニュウを作っています。
 大友はナースの気配り家です。小野寺会計はチェンジマネーです。食料の児玉は、今後の買出し、おいしいものを食わせてくれるでしょう。
  みんなで開梱、再梱包格闘で昼はチャイニーズ、パキスタン料理、日本食と毎日メニューを変えて合宿所です。42度Cの気温の中 頑張っています。
 ヤフーでアドレスを変えました。外国ではプララはパケット制でホットメールは不可。

  まずは2信とします。・・・保坂

見出しへ

イスラムバードでの隊員達
報告009(2009/06/02)

 本体の日本出国

  佐藤様(西川山岳会 事務局)

 お世話になっております。 事務局の高橋です。

 「2009年 K2登山隊」は、6月1日(月)、登山隊本体の日本出国でK2登山隊全員がパキスタンに入国いたしました。
 詳細は、ホームページhttp://www10.plala.or.jp/furu310/k2_2009/で確認願います(表紙ページ~現地での経過をクリック)。

 【本隊出国隊員:6名】
保坂昭憲(隊長)、小野寺光義(副隊長)、遠藤博隆(隊員)、田中敏雄(隊員)、児玉隆司(隊員)、小谷部明(隊員)

 【見送り者:6名】
保坂昭憲隊長の奥様&お嬢様、遠藤博隆隊員の奥様、渡辺辰郎(事務局長)、高橋庄衛(副事務局長)、上小牧憲寛(国内隊員・医師)

 「2009年 K2登山隊の成功と全員の無事帰国」を!!

見出しへ

報告008(2009/05/31)

山形を出発(記・渋谷)

 5月31日(日)、遠藤(博)くんは、朝9;06山形駅始発の山形新幹線で、K2へ向け出発しました。
 山形駅には、8;30頃から、親戚や知人、西川山岳会員など22名が集まり、手作リ横断幕を掲げるなど、「K2登頂成功と無事帰還」を願って、盛大に見送った。
 今日は、他の参加メンバーと成田空港近くのホテルに合流、一泊、翌日に出国すると言うことです。
   6月1日14;00時
    成田空港
    パキスタン航空


見出しへ


     遠藤(博〉君、発車20分ほど前にホームに現れる

      見送りのメンバーと記念写真
        車中の遠藤(博)
報告007(2009/5/22)

吉村知事を
   表敬訪問
(山形県)

 本日(5月22日)、吉村県知事を表敬訪問してきました。
 K2、エベレストを中心に山の話をしてきました。知事は、NHKの氷壁を見ていて、K2についても登るのが難しい山だと言うことを知っていました。
 意外だったのは、知事は大朝日の大場さんと同じ大江の出身で近所だったと言うこと、しかも、取り上げてくれた産婆さんが、大場さんのの奥さんだったとのことでした。
 お陰で話が弾み、登山道整備等に緑環境税をほんの少しでいいから回して欲しいとの要望までしてきました。
 さらに、登山日程やなぜ山に登るのかなど時間をオーバーして30分ほど話をしてきました。非常に気さくで、最後には成功して無事に帰ってくるよう激励の言葉をいただきました。


見出しへ














報告006(2009/5/17)

 山形を出発する時間が確定しました。

   5月31日 9時06分
   山形始発新幹線


 当日は8時30分ごろ山形駅へ行きま。YTSが取材に来る予定です。

   K2世界情報

 現地からの情報によると世界中から今年K2に臨む隊は次の通りです。

 1. オーストラリア(運道具商隊)
 2. スイス(フレデリック隊)
 3. カザフスタン(ナショナルチーム)
 4. オーストリア(ガーフィールド隊)
 5. 中国(シィー・ハイ・フォン隊)
 6. アメリカ(ニコラス記念遠征隊)
 7. 日本(北日本海外登山研究会隊)

見出しへ

報告005(2009/05/13)

富士山高所
   トレーニング


メンバー;保坂、児玉、小矢部、
      遠藤西方(ゲスト)
日   程;05/08山形~福~富
      士吉田五合目
      ;05/09富士吉田五合
      目6:30~山頂13:30
      ;05/10山頂6:00~富
      士吉田五合目8:30~
      福島16:00山形21:00


5/8
 先発隊4人を除く6人全員に声をかけたが、2人が都合で参加できず、ゲストを加え て5人で出発となった。

5/9
 スバルラインのゲート前に2時到着。車の中で仮眠をして、五合目に着いたのが5時。
 軽く朝食をとり出発した。天気は雲ひとつない快晴で、やや肌寒いが、さわやかな風が吹いていて気持ちがいい。既に観光客が大勢いるが、登るのは我々しかいない。
 標高2300メートルを出発し、最初はトラバース気味に進んで行くと、馬返し登山口 と合流する。
 そこからは、真っ白な斜面を登っている数人の登山者が見えた。一休みして本格的な登りにかかった。どこまで登っても真っ白な登りで、睡眠不足がたたり徐々に疲れが出てくる。
 八合目からは気温も下がり雪面も硬くなってきたのでアイゼ付けた。標高も3200メートルを越え、高度の影響も出てきてさらに苦しさが増しきた。
 山頂に着くと風も強くなり、テントの張れる場所を見つけて雪をならそうとするが、ピッケルを数回振るだけで息が上がり休まなければ動けなくなってしまう。
 一時間ほど掛かりやっとならした頃、後続がやってきてテントを張った。一番若い小矢部君は、お釜を一周しに行ったが、我々はすぐにテントに入り乾杯。2時間ほどすると 小矢部君も帰ってきて一緒に飲んだ。
 食事をした後、まだ明るいのに6時半ごろ寝る準備に入った。高度の影響か飲む量が少なくても、皆、頭が痛くなったようだ。

5/10
 4時30分に起床して朝食をとり、6時に下山開始。2時間半ほどで駐車場に着き温泉に向かった。
 帰りに減圧室へ入る予定であったが午前中だけと言うことで間に合わずそのまま帰路に着いた。

 今回の富士山は、出発間近でありK2に向けてのいい訓練となった。







見出しへ

八合目より山頂(遠藤)

山頂でテント設営

山頂にて
サムネイル写真・クリックで拡大(下の写真)
五合目から山頂 6合目 7合目
八合目 山頂直下
報告004(2009/05/01)

6月1日出国(出発〉

 k2登山隊の出発日時がきまりました。
   6月1日14;00時
    成田空港
    パキスタン航空
 山形出発予定(後日詳細~掲示板)
   5月31日8;00
    山形駅(新幹線)
見出しへ
報告003 (2009/04/25)

K2登山壮行会

 「遠藤博隆君K2登山壮行会」が、4月25日午後6時から西川町「地ビールレストラン/月山銘水館」で開かれました。
 西川山岳会々員遠藤君のK2登山挑戦を励まし登頂成功と無事帰還を願う為に西川山岳会(実行委員会)が呼びかけた催しで、地元西川町の近松町長はじめ岳友・友人・西川岳会員など76名が参加して盛大に行われた。
 主催者や岳友代表の「激励の言葉」や遠藤君の「決意表明」があった後、志田西川山岳会顧問の「乾杯音頭」、地元の花柳優梓さんによる「激励の舞」など披露され、地ビール飲み放題の宴が賑わい盛り上がった。
 **激励の言葉**
 西川町長 近松捷一様
 宇都宮渓嶺会 北村誠一様
  (06エベレスト登山隊長)
 寒河江山岳会 粕谷俊矩様
  (07ヤラシャンポ登山隊員)
 各位の激励の言葉では、「登頂に成功し、無事に帰国しお土産話しをしてくれ。」と、遠藤君は、「皆さんの力強い後押しに感謝し、行けるところまで行きたい。」と意欲で答えた。

サムネイル写真・クリックで拡大

主催者挨拶
盛り上がる

見出しへ


      遠藤君の決意表明

     西川町長近松捷一様の激励の言葉

     激励の乾杯

報告002 (2009/03/11)

遠藤です。

 既に登山料の払い込みと登山許可の申請も終わり、大使から会いたいとの要請で3/9にパキスタン大使館に行ってきました。
 大使は、非常に友好的で特に登山隊に対しての現地で必要な書類、手続きなどで協力できることがあれば、いつでもお手伝いが出来るとのことだった。
 特にビザに関しては、3ヶ月が普通であるのに対し、我々登山隊は大使の一言で6ヶ月まで取れることとなり、さらに先発隊の隊員に対してはその場で30分ぐらいで発給してもらうことができた。
 治安についても、登山隊の入る地区はテロリストの活動もなく安全であるとのことで一安心だった。

 3/14(土)~15(日)には、隊の荷物を梱包してパキスタンに向けて送り出す予定です。
 いよいよ具体的に動き出しました。
順調に行けば、6/1(月) には出発出きる予定です。




















見出しへ

報告001 (2009/02/19)

 『K2からの報告』が山岳会のホームページに掲載されうれしい限りです。
 現在は、、まだ登山活動が始まっていないので、国内での準備活動状況をご覧ください。

 2/24と25日、福島へ個人装備を運び込み隊荷の整理をしてきました。同時に大塚食品へ行き、提供されたソイジョイを480本いただいてきました。
 着々と準備が進んでいますが、出発まであと三ヶ月となり、これからもトレーニングと準備に追われそうです。(K2の全容と登攀予定ルートの写真送付しました。)

見出しへ