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報018 (2010/7/1〜2010/12/31)

見出し
  鳥海山/万助小屋12/18〜19 題50回定例総会・初冬の竜門山登山12/27〜28 登山道の補修作業10/23〜24 三面コース縦走10/9〜11 飯豊連峰・湯の平〜えぶり差10/8〜12 町民月山紅葉登山10/3 飯豊連峰保全作業参加10/2〜3 三方境の保全作業9/25〜26 飯豊連峰・大熊〜差9/18〜20 富士暁登山9/4〜5 剱岳集中登山8/19〜22 マツムシソウ鑑賞登山8/3〜4 会津駒・田代山登山7/23〜25  公募大平山・森吉山7/17〜18 月山夏山開き6/30〜7/1

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  山行き報告 報018 (2010/7/1〜2010/12/31)

見出し 初冬を楽しむ〜雪の鳥海山万助小屋・

           ・・19・
快晴/鍋森・月山森の美しい雪山稜線・・

       期  日   2010/12/18(土)〜19(日)
       場  所   鳥海山/万助小屋
千人平

       日  程
        12/18(土)・・9;00ゆりんこ温泉集合⇒ 9;40肘曲駐車
                  場発〜11;55渡戸〜15;55着・万助小屋
                  (泊)

        12/19(日)・・6;00起床・8;00発〜11;00仙人平・・・
                  折り返し・・・11;55着・万助小屋・発12;3
                  0〜15:30着・肘曲駐車場着
ゆりんこ温
                  泉
・・・
入浴・解散

       
参加者   石川、山中、亀岡、荒木(節)、駒沢、安井・・6名
       記  録    文〜安井  写真〜石川



        
 12/18(土)・曇り空 新雪/急な斜面を泳ぎながら
              
万助小屋;ストーブ、コークス・カセットコンロ等が完備清潔で快適

          昨年は、同じコースを登ったが、吹雪のため渡戸辺りでビバークし撤退したという
         ことである。今回は、山形出発時に小雨・尾花沢で雪だったが、酒田市を通過した
         頃に雨雪があがり、曇り空となり天候は回復していた。臂曲の林道には雪が積もっ
         ていたが、先を走る石川さんと駒沢さんの車はスピードを上げて登山口へ突っ込ん
         で行き、残り4人は、山中さんの車で慎重に続く。

          10時前、登山口をかんじきを着けて出発する。登り始めの杉林では、つぼ足でも
         よいくらいの雪量だったが、上ノ山の神あたりからラッセルになる。ほとんど平坦な
         道が続くのだが、ここ1〜2日に積もった雪は、しまりなく膝までもぐり込む。

          少し急な斜面になると泳ぐような状態、できるだけ夏道をたどるのだが、時々コー
         ス見失い藪をかわしながら進む、木の枝や岩の空隙があって落とし穴となる。よう
         やくやせ尾根のギャップにたどり着く。ルートに詳しい石川さんに、女性陣から後ど
         のくらい?と質問が出る、が、その度に石川さんは1時間半くらいと答えている。

 

          日のあるうちに着くのかとやや不安になった頃、万助小屋が突然見えた。安堵の
         油断か疲れからか、亀岡さんが小屋前の渡渉で雪を踏み外し、あわや沢に転落す
         るところだった。16時少し前に小屋着。

 

          万助小屋は・避難小屋ながらストーブ、コークス・カセットコンロ等が完備、その上
         清潔で快適である。入り口の戸が半分ほど雪に埋まっていたが、厳冬期には屋根
         の上の煙突まで埋まるそうだ。石川さん用意の夕食は、マグロの刺身がオードブル
         で、メインデッシュは鴨鍋。さらに、各人の漬物等々いろいろ出てきて、行動食きり
         持ってきていない私は肩身が狭かった。10時前に就寝。

         12/19(日)・朝から快晴 
             
山中さんが黙々と長いラッセル

          翌朝6時起床。軽荷を背負って8時に出発。今日は、快晴無風、昨日よりは雪がし
         まって歩き安いが、傾斜が急になってラッセルはやはり大変。今日も山中さんが黙
         々と長いラッセルをする。

          急斜面を抜けて11時前にドッタリから仙人平に着き、休憩をとり引き返す。青空
         は青深く、雪に覆われたショウガ岳や鍋森・月山森の稜線が美しい。夏と同じ鳥海
         とは思えないとの歓声。

          万助小屋までは視界が悪いと迷いそうなルートだが、今日の下山は楽々だ。登
         りの3分の1程度の時間で駐車場に到着した。夕日を受けても鳥海はくっきり見え
         ている。ゆりんこ温泉で汗を流して帰宅するが、ラッセルで疲れた腿が痛い。


見出し 西川山岳会〜第50回定例総会初冬の大井沢で
          ・・2011・北ア・槍ヶ岳南ア・集中登山等計画・・
            
総会前に竜門山(小屋)/月山スキー(姥ヶ岳)










 総会前に有志が
竜門山登山


写真〜竜門山から
竜門山避難小屋
寒江山連山と
奥に以東岳

       期  日   2010/11/27(土)〜28(日)
       
場  所   朝日連峰山麓/大井沢温泉・橋本荘
       日  程
        11/27(土)・・15;30〜〜山スキービデオ鑑賞〜大井沢温泉
                  16:10〜〜定例総会・会議〜大井沢温泉
                  17;30〜〜懇親会

        11/28(日)・・自由行動

       参加者    ・・・計31名
       記  録     文〜渋谷(総会)、石川(登山)  
                  写真〜渋谷(総会)、石川(登山)


       〜〜〜第50回定例総会の決議事項など///

         11/27、16;00から大井沢温泉で開催された第50回定例総会での決議事項など主な
        事項は、次のとうり。

         
**議事**
          議第1、平成22年度事業報告
               内容は、当会HP〜2010事業計画(終了ページ)掲載のとうり。
          議第2、平成22年度収支決算報告(詳細略)。
               @、収入総額 581,753円
               A、支出総額 427,730円
               B、収入支出差引額154,023円
          議第3、平成23年度事業計画
               内容は、当会HP〜2011事業計画ページ掲載のとうり。
          議第4、平成23年度収支予算
               @、収入総額 590,000円
               A、支出総額 590,000円
               B、収入支出差引額   0円
          議第5、役員の改選
               全役員の留任となる。(役職・氏名など省略)。

         
**その他**
          その1、新入会員の紹介(追認)〜総会資料の名簿とうり。
               H22年度の入会者3名、うち1名が20代の若者(大歓迎)。
          その2、会長の特別発言
             (1)、退会勧告又は除名〜H22年5月の理事会で協議された、会員が西川
               山岳会の名の下に、@他岳友や一般登山者へ迷惑発言・行動、A会員
               間の融和壊す発言や行動をとるなど、西川山岳会の品位を著しく害した
               会員については、H22年度から、退会勧告又は除名処分を厳格に行う。
             (2)、撤退の勇気を忘れない〜登山(登攀)の途中。気象変化や危険地点
               遭遇。会員の体調不良など不測の事態が生じた時は、撤退の勇気を忘
               れないこと。且つ。万が一、事故などにあった場合は、隠したり虚偽の報
               告をせず、事実に基ずき、会員全体で検証すること。
             (3)、冒険には注意〜近年、山スキーなどで過激と思えるような計画・行動
               が見受けられるが、当会の主催事業でなくとも、リーダーの責任で、計
               画や行動に十分な安全策・配慮をとること。単なる冒険は慎むこと。

         
**懇親会**
          15;30から、橋本荘で恒例の懇親会か開かれ、自然水で乾杯、大井沢特性のキノ
         コ料理や鱒の塩焼き、クルミ・アンコ・ナットウ餅に満腹、中には、食そっちのけで、も
         っぱら軟水や硬水を注ぎあう者も。

          山行き談義・今日世相話に花をさかせ、笛の音(実演)と唄にあわせ山形花笠音頭
         を踊りだすなど、賑やかで楽しい懇親いの場となった。・・・未明まで・・・??。

         〜〜初冬の朝日連峰竜門山日帰り登山〜〜
             
快晴に恵まれ遠藤(博)・亀岡・石川が挑む

          今日は、夕方午後4時から西川山岳会の第50回定例総会がある日だ。その前に
         日暮沢から行ける(登れる)ところまで行ってみようということになり、久しぶりに3人
         で竜門山を目指した。
          朝7時、澄み切った空気の中、日暮沢、葉っぱを落としきったカラマツ林の中から
         月が見える。登山道にはブナやナラなどの葉っぱが、一面厚く降り積もり、どれほど
         の数の葉をつけるのだろうか。途中、霜柱が立っていて土を持ち上げている箇所が
         あったが、登山道を侵食する一因になっているようだ。
          ゴロビツの水場あたりから積雪の道となったが、固く締まりとても歩きやすい。雪
         が固くなっていることを想定してカンジキを置いてきたのは正解だった。ゴロビツの
         頭は、セッピどころか半分夏道が出ている。頭から見降ろすと、すべて葉っぱを落
         としきった灰色の木々がきれいだ。今年は、ブナ枯れがひどかったが、皮肉にもそ
         れで一斉に葉っぱを落とし切り、きれいに見せているように感じた。

          頭を過ぎる、といよいよ稜線が姿を現す。前日に雨が降ったためか、空気が非常
        に澄んでいて山が青く見える。素晴らしい景色だ。清田岩山の頂上まで登ると、小朝
        日岳から以東岳までの大パノラマ展望に、息をのむばかりだ。
         今日は清田岩山まで登れればと思っていたが、雪の状態がよく、登りやすく短時間
        で着いた。おにぎりを食べながらいっそのこと竜門小屋まで行ってみようということに
        なった。

         ユーフン山まで登ると、いよいよ主稜線が迫力を増し眼前に迫ってくる。「ウオーッ
        !!」と腹の底から声が出る。亀岡さんは、来て良かった良かったと感激している。
        本当に登ってきて良かったと思う瞬間だった。
         竜門山直下の急登は、アイスバーンにさらっと新雪が積もり、登山靴がほとんど入
        らない状態だった。何とか頂上まで登ると、分岐の標柱が50cmほど頭を出してい
        た。竜門山避難小屋に向かい、飛ぶように一気に降る。水場は風に吹き飛ばされ
        周りにびっしりと氷が張り付いていたが、ホースからはしっかり水が出ていたのには
        驚かされた。

         小屋に入りゆっくりと休む。10月末に小屋閉めをしてからも、結構登山者が入っ
        た様子だった。日誌に、それぞれの思いを書き、下山することにした。小屋前で記
        念写真を撮っていると、遠藤さんが2階の窓が開いているのを見つける。一同ビッ
        クリ!!、それも西側の一番風当たりの強いところだ、これから一冬窓が開きっぱ
        なしたらと思うとゾッとした。間一髪窓を閉めに戻り下山にとりかかる。

         竜門山に登り返す途中、ユーフンからの稜線を単独者が勢い良く登ってくるのが
        見えた。双眼鏡をのぞいてみると、長身の若者のようだが誰かは確認できず。遠
        藤さんが「今頃登ってくる人はきっと我々の知り合いだよ」と言っていたが、竜門山
        頂まで登っていくと、なんと和田君であった。彼は、今日大朝日小屋に泊まり明日
        ハナヌキを回るということだった。しばらく談笑してお互い気をつけてな・・と別れる。
         ユーフン山まで降りてくると、無風快晴の中、西朝日の稜線上を和田君が気持
        ちよさそうに歩いているのが見える。贅沢にも、今日の朝日連峰の主稜線は彼一
        人の貸し切りのようだった。

         さて、総会は4時から、先を急ぐ。ところが樹林帯に入ると、降り積もった落ち葉
        の下の木の根っこで、みんな滑りまくり、転倒の連続で思いのほか時間がかかっ
        てしまった。総会の開始時間に少し遅れたが、みんな待っていてくれたのは有難
        かった。
         今回は、条件が良く思いがけず竜門小屋まで登れ、本当に素晴らしい景色を見
        ることができ感動した。冬山は、登ってみないと分からないと改めて気付かされた
        一日だった。


見出し 朝日連峰〜7年目登山道補修作業障子コース
            ・・快晴錦秋の尾根水捌け溝・ヌカルミ改修・・

       期  日   2010/10/23(土)〜24(日)
       
場  所   朝日連峰/障子コース(登山口〜オオクビト)
                            焼峰コース(バカ平小橋)

       日  程
        10/23(土)・・7;30大井沢温泉⇒8:00障子登山口・・・作業
                  開始〜11:00大森下部〜11;50(昼食)・12
                  ;10オオクビト・・・作業終了・下山〜13;30障
                  子登山口⇒大井沢温泉(入浴)・セミナーハウス
                  へ移動・・・反省会
              
***特命班(バカ平橋補修)***
                  7;30大井沢温泉⇒7;50南俣登山口〜作業
                  開始〜11;00水場(昼食)・作業終了・11;30
                  下山〜南俣登山口⇒大井沢温泉(入浴)・セミ
                  ナーハウスへ移動・・・反省会
        10/24(日)・・自由行動・最終・9;30清掃解散

       参加者    志田(勝)、佐藤(仁)、草g、橋本、我孫子、鳴海、森、
               石川、後藤(篤)、荒谷、荒木(節)、亀岡、大江、高原、
               菊池、神田、寒河江、山田(栄)、渋谷・・・19名
                           ・・・計8名

       記  録     文〜渋谷   写真〜佐藤(仁)、渋谷

 恒例となっている西川山岳会の秋行事・登山道補修作業は、今回で7年目、障子コース(障子ヶ岳周り)の登山口からオオククビトまでの補修を実施した。
 7;00、共同作業用具のトグワやスコップ・麻袋(土嚢)・チェ−ンソウ等を揃えていると、予定の参加者19名が集まって来た。ここで、日程や作業内容、危険防止等の打ち合わせを行う。
 これまでにない多数の参加者があり、予定外の作業として、バカ平の小沢橋補修も行うことにし、この特命班に4名のメンバーを当てる。7;30、大井沢温泉から車相乗りで夫々の登山口に向かう。


         10月23日(土)・朝から快晴 障子コース
・錦秋の大森尾根

         本隊の15名は、障子登山口で作業体制を整え出発。登山道に入り間もなく、杉林地帯の
        ヌカルミ、即、支障木や枯れ枝をヌカルミ箇所に敷き並べ、水抜き溝作りの補修をする。初
        めて参加者も多く、作業に戸惑うメンバーもいた。

         出合吹沢を渡り、すぐの登りで、ブナ枯木が寝返りし登山道に大穴を開けてた箇所、登り
        にくい段差があり、土嚢2袋を積み補修。
         ここからは、しばらく、尾根伝いで水捌けがよく乾燥土質のため、荒廃の少ない登山道が
        続き作業箇所もない。しかし、急登が続き、スコップやトグワ等の重量を感じ辛い。ただ、標
        高を稼ぐほどに紅葉の美しさが広がり、名実とも「錦秋」の彩りに感嘆、救われる。

         途中、ガレ場のロープ補修(先行3名担当)箇所を確認。本命、大森下のヌカルミに到着
        した。荷を降ろし、ヌカルミ補修や水捌け溝つりに本腰を入れる。今回予定した補修作業が
        終わる頃、紫ナデ下まで行ったロープ補修の3名が帰って来た、交差。
         補修の出来栄えに満足し、その先オオクビト手前まで登り、紫ナデ中腹斜面の素晴らし
        い紅葉を眺めながら昼食。さらに快晴・無風・程よい温暖に離れがたかったが、12;10に
        下山開始。
         補修箇所の歩き具合を確認し、紅葉に覆われた後方を振り返りながら尾根を急降下、途
        中で記念の集合写真を撮影。女性たちのキノコ目、収穫少なし。出合吹沢に着、スコップや
        トグワの水洗い。
         沢を登り返して間もなく、足を止めると、すかさず石川君が道下のミズナラへ、マイタケ1
        株ゲッツト、その下で後藤(篤)くんも小さめの1株。まだ早い時間の13;30には、登山口
        に到着。無事、今回予定の登山道補修作業を完了した。
         大井沢温泉に移動、入浴、ボランテア労働の疲れを癒す。反省会場のセミナーハウスへ
        各自の車で移動。すでに、バカ平の橋補修メンバーが、囲炉裏に炭火が起こされ湯を沸か
        すなどの準備を終え、最重要な自然水も冷やされていた。

         石川君、到着するやいなや、炭火に網を渡しゲットしたマイタケを裂き焙りにとりかかる。
        マイタケ軟水を作る準備。2人ほど、湯につかり過ぎ遅れて来たが、全メンバー揃ったとこ
        ろで補修作業成功を祝い、冷えた自然水(ただし缶)乾杯。マイタケ軟水の香りに酔い、山
        形芋煮会とエンエン・・と深夜まで。

         10月23日(土)・朝から快晴 焼峰コース・バカ平の小沢橋補修

         特命班は、南俣沢口から登り、すぐ上、バカ平地点の小沢に架かる小橋の補修作業で
        山田君をキャップに佐藤(仁)・志田(勝)・荒谷君の4名が作業を担当した。
         7年前に架けられた丸太小橋は、腐ちはて、土砂で埋まっていたが、今回、唐松林中に
        ある雑木倒木や支障木で架け替え補修、がっちりした素晴らしい丸太小橋が出来た。




見出し秋山合宿U朝日連峰三面コース秘境縦走
              ・・曇りや雨の中/マイタケ狩り専念・ゲット・・

       期  日   2010/10/9(土)〜11(月)
       
場  所   朝日連峰/三面〜狐穴〜天狗

       日  程   ***1班(三面ダム口班;三面〜狐穴〜天狗)
        10/ 9(土)・・6;00西川交流センター⇒着8:40・三面ダム
                  駐車場・8:55出発〜10:50深沢橋〜着11
                  :25・三面小屋・11:45出発〜着14:30道
                  陸神蜂(どろくじんぽう)避難小屋(泊)・19:0
                  0就寝
        10/10(日)・・4:00起床・道陸神峰避難小屋・6:00出発〜
                  着9:00・大上戸山(休憩)・9:16出発〜10:
                  40頃(南俣沢からの一行と交差・しばし交換)
                  〜12:00頃相模山〜13:00狐穴避難小屋
                  (泊)・20:00・・・22:00断続的に就寝
        10/11(月)・・4:00起床・狐穴避難小屋・6:30出発〜9:0
                  0二ッ石山〜10:00ウツノシマ峰〜10:45天
                  狗角力山(休憩)〜14:30南俣沢
⇒大井沢温
                  泉(入浴)⇒西川交流センター・・・解散

                   ***2班(南俣沢口班;天狗〜狐穴〜三面)
                         
・・・1班の逆コース・・・省略

       参加者    1班〜有路、草g、佐藤(明)、橋本・・・4名
               2班〜佐藤(辰)、我孫子、鳴海、石川・・・4名
                           ・・・計8名

       記  録     文〜1班;佐藤(明)、2班;鳴海   写真〜1班;未着、2班;石川

        〜〜〜1班(三面ダム口班)記録〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

         10月9日(土)・曇り 時々小雨 夜 激しい風雨
                      一本吊り橋で今日の一番緊張

         西川山岳会の山行で三面コースの話が出るたびに、いつかは踏破してみたいとずっと思
        っていました。二ツ石コースも、数年前の夏場に、南俣沢から狐穴避難小屋まで一気に雨の
        中10時間黙々と歩いたことはあるのですが、紅葉の時期もとてもいいよと聞かされていまし
        たが、ぜひ秋に歩いてみたいと思っていました。
         参加に当たっては いつものことながら、大きな期待と不安で緊張しながらの参加でした。
        また、共同食の手配を辰彦さんのメールで依頼され、何しろ初めてのことで用意した食材が
        みんなの口に合うだろうかとか、いらぬ心配しながらの参加でした。

         午前6時に交流センターに両グループの総勢8名が勢揃い(2名が欠席)、簡単な打ち合
        わせ「大上戸山あたりで、あさって合いましょう」と健闘を誓って握手し合い、二手に分かれ
        て出発しました。 
         私たちは 草gさんの運転する車で出発。車中で橋本さんが携帯で天気予報を確認をし
        「今日は雨、明日は雨、のち午後にかけて曇り、あさっては天気いいみたいですよ」と報告。
        カッパを覚悟する。
         小国町五味沢手前の三面ダムの看板を左折して小国町蕨峠へ。蕨峠は一部砂利道でし
        たが、道幅の広い林道です。ダムのところは立派な舗装道路、「登山道へ曲がる案内板が
        もっと目立つようにあるといいのにね」といいながら進み、8:40に登山口に到着。
         準備して9時に出発。三面川に沿って歩く登山道は、落ち葉でふかふか、もう絨毯の上を
        歩いているようです。回りは、文字通り太古からの苔むしたぶな林です。この風景の一部と
        して自分も一本の木になっスーッと森に溶け込んでしまいそうな、何か森に抱きかかえられ
        るような雰囲気になりました。
         小雨が降っても、ブナの葉っぱがこうもり傘代わりに雨よけになってくれます。1時間ほど
        歩くと、平四郎沢にかかる一本吊り橋で、今日の一番緊張する場所です。草gさん「いまま
        でこんな真剣な顔したのは初めて」などといいながら全員無事通過。みんなの顔がゆっくり
        顔になる。私だけでなくみんな橋渡るまで緊張してたんだな。
         深沢橋付近で「もだし」の群落に出会う。しかし、きのこに詳しい人がいなく、唯一橋本さん
        が「親父が青森でキノコに詳しいんだ、一緒に取りに行ったこともある」とのこと。その橋本
        さんが「匂いも形ももだしだと思う、まず採って行ってみよう、毒見を私がやるから」というこ
        とで一袋採取する。残りは、交差した時に下山する隊の人に場所教えて取っていってもらお
        うということにしました。
         川の水が本当に透明に透き通っています。深沢橋の上からは、悠然と泳ぐ岩魚の大きな
        姿が何匹か見えました。水が本当に透明にすんでいます


         11時25分に三面避難小屋に到着、カメムシが外壁にいっぱいついていました。中は誰か
        泊ったあともあり綺麗でした。ここで食事をとった。小屋を出てすぐ、三面川にかかる立派な
        橋を越えると急な登りに。標高差 600メートルほどをぐいぐい登る。
         約3時間後の午後2時30分、今日の宿泊地「道陸神峰避難小屋到着」(約990m)に到
        着する。ここまでは、晴れ男の草gさんのお陰かカッパなしで登ってこれた。カマボコ型の鉄
        板だけの小屋です。まずは、両側を、用意してあるブルーシートでふさぐ作業、慣れない作
        業であるが何とかふさぐ。

         その後、草gさんと橋本さんは水汲みに、有路さんと私はまき拾いと囲炉裏で焚き火の準
        備にかかる。用意してきた牛肉のいも煮鍋、それに途中で採ってきたきのこも入れ楽しい夕
        食。毒見するのを忘れてみんなでお美味しくキノコもいただきました。料理は、橋本さんがず
        っと担当してくれました。とてもいい味でしたよ。


         暗くなってきたころから天気は大荒れに。雨と風が激しくなってきました。でも、この小屋に
        は風も雨も入ってきません。外の激しく動く木々見ながら、小屋の中では 焚き火の火が燃
        えている。橋本さんが持参してくれた篠笛の演奏、笛の音色が心を静かにしてくれます。外
        の大荒れの天気がこのドームテントがあるおかげでまるで別世界のよう。煙に目をこすりな
        がらの宴会に夜は更けていきました。残り火を囲んでホカホカ温まりながら眠りました。
         夜は、いっそう激しい風雨で、有路リーダーは「明日は停滞かな」とか、「でも無線の通じる
        尾根まで登って連絡だけが取らないと」とか、夢にみて一晩過ごしたそうです。が、私は雨も
        風も知らないでの熟睡でした。この小屋は、不思議な空間です。とてもいい小屋です。でも1
        人だと 不安だな。


         10月10日(日)・午前中曇り時々薄日 昼ころから風雨
                      ササのが茂り藪の登山道が
                        ”草紅葉がとてもきれいで狐の背中みたい”

         朝4時起床、天気は曇りでしたが風は無くなっていました。暗い中、1人じゃクマにお尻か
        まれちゃかなわんと不安ながら大小の用をたす。朝食は餅ラーメン、しっかり食べて出発。
        今日も標高差600mだぞと気合を入れる。

         大上戸山の標高差約400mの登りがきつい、とても達成感のある登りです。大上戸山に
        3時間で着く。途中草gさんが無線交信を何度か試みるが、つながらなかった。ここで一息
        入れる。そろそろ石川さんたちとの交差かなと思うと、空耳が時々声のようなかすかな音が
        聞こえてくる・・・錯覚。
         天気は、曇り時々小雨、たまに日が差すが展望はない。大上戸山を過ぎたところで、無線
        交信ができた、竜門小屋の遠藤さんとつながる、交差は、相模山の手前あたりかとのことで
        ある。

         10時40分ころ、石川さんたちと交差、辰彦さん鳴海さん・安孫子さんの顔を見て、なぜか
        ホッとする。石川さんが「昨日はマイタケ見つけて、小屋中のみんなにマイタケの臭いと舞茸
        酒をふるまったこと、私たちのためにも舞茸酒準備してきたからのんでな」と嬉しい声をかけ
        てくれる、車のキーの交換。キノコの場所を教え、抱き合ったり固く握手して、分かれる。
         この先の登山道は、諸般(新潟県)の事情で今年は刈り払いができなかったとのこと、大分
        ササが生い茂って登山道が見えなくなっているところもありました。歩いてみてここを刈り払
        いされた御苦労は大変なものであることを強く感じました。そして、ぜひ、この登山道をいつ
        までも残して欲しいと強く思いました。
         相模山の岩場は、風が強いと要注意だよなどと言っていたのですが、いつの間にか通過し
        て、源蔵池に到着。この付近は、雨が強くなって合羽を着る、展望はよくない、が、草紅葉が
        とてもきれいで「狐の背中見たいだね」と有路さん。「天気が良かったら寝転がりたいねと」橋
        本さん。三方池とかは見えない、風雨が強まる。天気が良ければ家族や知人にメールを送
        りたかったのですが、それどころでない。午後1時、狐穴避難小屋に到着。

         何年振りかに飲む狐穴の水、うまいなあと思う。ここまで来ると本当にほっとしました。安達
        管理人が冷たい自然水といも煮を用意して待っていてくれました。石川さんたちが準備してい
        いてくれた舞茸酒を何回も御馳走になる。安達さんも、手持ちの舞茸足してくれる。口の中で
        広がるあの香りは、軟水に強くない私にも絶品だ。
         夕食は、きりたんぽ鍋と「温麺(ううめん)」「もだし」も入れる。「温麺」は、私がが宮城県白
        石出身のため、地元名物をと準備したメニューでした。昨夜の牛肉も、この日の鳥麺も美味
        しいと好評でしたのでよかったです。食事も一段落したころ、橋本さんの篠笛野演奏、静か
        な音色が朝日の山深くにしみわたる。小屋の中は、人の熱気で寝袋をけとばすほどの暑さ
        でした。


         10月11日(月)・風雨のち曇り のち晴れ
                       二ツ石コースのアップダウンを繰り返し

         団体の若者グループが小屋を早く出ていく。4時ころ起床、6時30分出発。名残惜しくて
        狐穴の水を何度も御馳走になる。雨模様のためカッパを着て出発する。展望はよくないが、
        それでも紅葉はとてもきれいだ。「あっ先頭を行く有路レーダーの黄色の雨カッパが紅葉の
        溶け込んでいる」と草gさん。本当にそうだ。
         「春先は、ここがセッピで両端切り落ちてるんだよ」というオバラメキ、コバラメキの石を乗
        り越え9時に二ッ石山に着く。多少のアップダウンを繰り返し、最後に登返し10時45分天
        狗角力山に着く。


         腹ごしらえして出発。下山する天狗山避難小屋小屋の山田管理人と出会う。途中「猟師
        の水場」で休憩。うれしいことに橋本さんキュウリにハムなどのっけてふるまってくれる。午
        後2時30分、南俣沢に下山。安孫子さんの車に乗って大井沢温泉へ、温泉で汗を流し疲
        れをいやし、西川交流センターへ移動。
         安孫子さんと辰彦さんに合流、解散しました。とても達成感のある山行でした。とても充実
        し満足しています。グループの皆に深く感謝申し上げます。


        〜〜〜2班(南俣沢口班)記録〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

         10月9日(土)・曇り 時々小雨 夜 激しい風雨
                     秋の彩りも山の全景も見えない  だが、マイタケ土瓶蒸し

         秋山合宿、天狗〜三面は 、気力・体力を試させられるコースでないだろうか。朝6時、交
        流センターに8人が集合。三面グループ4人、天狗グループ4人に分かれ、それぞれの登
        山口に向かう。
         我々天狗グループは、石川佐藤(辰)・我孫子・鳴海で、曇天の空、今にも泣き出しそうな
        空模様の中、秋の彩りが期待できそうも無い。南俣沢口から登山開始、数歩も登らない鳴
        海、スリップ転倒、先が思いやられる。

         落葉松林の中、佐藤(辰)キノコ探しに夢中、藪の中に消えて行く。石川もマイタケ探し、丹
        念に探している石川、ついに見つける、約1キロ位の素晴らしい舞茸を採取。佐藤(辰)「俺、
        そこ見たんだよな」と、木の根元の深い窪みの中。メンバーの皆、口元が緩み、フッフッフッ、
        ハッアハッアハッア、と笑みがこぼれるのであった。

         天狗避難小屋には寄らず角力取山へ、リーダー石川、ユックリペースで狐穴避難小屋へ
        と向かう、先は長い。二ツ石山の頂には、石が2つ並んでいた、・・・なるほど。雨が降ってカ
        ッパを着る。二ツ石鞍部にある水場の道標、太い柱だ。噛んだ跡や爪でひっかいた跡があ
        ったが、熊さんこ行為あとだそうです。

         狐穴避難小屋の安達さんに無線を入れる、芋煮を作って待っているとの事、気を付けてと
        の返答でした。森林限界、しばらく、秋の彩りも山の全景も見えないまま進んだが、急に霧
        が晴れ、以東岳のどっしりとした全景が眼前に迫っていた。。

         狐穴避難小屋が見えてきた。上方を見ると、小屋への分岐道標が、もうすぐだ、安堵感が
        身体を包む。ここまでの行程は、手入れが行き届いて歩きやすかった。これは天狗山避難
        小屋の管理人。狐穴避難小屋の両管理人さんの尽力(刈払等手入れ)である、感謝です。

         小屋着、まず自然水でカンパイ、ハアー美味い。早速、シェフ石川、天然マイタケ入れのキ
        リタンポ鍋作り、小屋泊まり相客にも振舞う。佐藤(辰)、マイタケを採取を予定に入れ、マイ
        タケ土瓶蒸しの用の日本軟水を持参。マイタケをアルミ箔に包み蒸し焼く、頃合いをみて土
        瓶が無いのでヤカンにマイタケと日本軟水を入れコンロにかける。香りの良く美味、最高で
        あった。芋煮もご馳走になる。

         10月10日(日)・午前中曇り時々薄日 昼ころから風雨
                       道陸神峰避難小屋〜寝室兼用土間、真中に囲炉裏、

         昨晩の軟水が余韻を残し、身体を弛緩している。シェフ石川の餅入れラーメンを食べ終え、
        身支度を整え、小屋管理人に見送られ、行ってらっしゃいの挨拶で背中を押され出発。
         三方境まで朝イチでの登り、辛いゼイゼイの息切れ。途中、ネットが張られている、土砂
        流出を防ぐ目的で、朝日連峰保全協議会の皆さん、ボランテアでの作業によるもの。数年
        後、草木が付き、どんな花が咲くか楽しみです。

         北寒江山分岐点から主峰と別れ、相模山・道陸神峰と張り切って歩こう。ここからの登山
        道は素晴らしい、歩きややく手入れが行き届いている。ただ、今年、新潟県の都合で刈払
        いを休んだえいで、だいぶ笹で藪ができていた。
         この登山コース、数年前までは荒廃していたそうです、それを竜門・狐穴小屋管理人や有
        志数名の人達の尽力で、復活した登山道。今回同行の石川もその一人で、苦労話がいま
        でも語り継がれいます。

         今日も曇天、いまにも泣き出しそうです。相模山までは神秘的な池や霧にむせぶ峰峰を
        幻想的な世界に身を委ねながら登る。相模山の三角点を通過。大上戸山に、途中交差予
        定の我々の仲間と出会う。車の鍵を交換し、ハグして交流センターでの再開を約束してクロ
        スするる。

         雨になり、カッパを着込む。ミズナラの木を見るたびに佐藤(辰)、木の根元を回るがゲッ
        トできず。足元が滑る、スリップ転倒続出、皆何回転んだか。道陸神峰避難小屋に到着

         カマボコ型の単純な小屋、土間、寝室兼用、真中に囲炉裏、前後の空間は青いビニー
        ルシートで塞がれている。囲炉裏で焚き火、自称焚き火検定二級石川は、濡れて湿ってい
        る薪を見事に燃やす、お見事です。石川シェフの芋煮を(でも肉が多く肉鍋では)美味しく
        いただいて、軟水類も美味しく、神秘のひと時を過ごす。、就寝。

         10月11日(月)・風雨のち曇り のち晴れ
                       キノコ狩り専念のため前に進まない

         道陸神峰小屋、燻臭い匂いが小屋中充満している中を目覚め。薪が三抱え位が有った
        はずが何も残っていない、囲炉裏には灰だけ。
         三面ダム口を目指し最後の踏破だ。やはり、曇天、大粒の雨にたたられカッパはびしょ
        濡れである。急な尾根下り、マイタケ狩りに夢中でぜんぜん前に進まない、リベンジの佐
        藤(辰)ミズナラの根元を飽きもせず探している。やはり、足元が滑る、豪快に佐藤転んで
        いる。が、ついにマイタケゲット、石川の採集の自慢話に発奮、めでたし、メデタシ。我孫
        子・鳴海は呼ばれ、マイタケを取らせて貰い、初めての経験となった。

         りっぱな吊り橋を2つ渡り、それからの道中はキノコ狩り専念のため前に進まない。ナラ
        タケ・ブナカノカ・マイタケ・マツタケ4本をスーパーの袋に。最後の難関、高度感ある丸太
        吊り橋、自己責任で渡るとの注意書きがあった。おそる・・おそる渡る、高度恐怖症の私
        を還暦のよしみで我孫子が引っ張ってくれた。
         無事三面コース踏破。メンバーの石川・佐藤(辰)我孫子諸兄に感謝・・・有難う。以上で
        報告終わります。


見出し グループ登山 飯豊連峰縦走湯の平登山口
              ・・雨と風/いきなりスズメ蜂に/一人が腹痛・・

       期  日   2010/10/8(金)〜12(火)
       
場  所   飯豊連峰・・・湯の平〜えぶり差〜大石ダム

         日程  8日 新潟関川道の駅 20時 集合
              9日 道の駅6:30〜越後下関駅6:52〜新発田駅
                  7:36タクシー〜加治川ダム8:30〜湯の平
                  登山口11:05〜湯の平小屋13:30
             10日 湯の平小屋5:50〜雨量計10:30〜北股岳
                 13:10・13:25〜門内小屋 14:10
             11日 門内小屋7:45〜地神山8;25〜頼母小屋9:
                 30・10:25〜えぶり差小屋12:10
             12日 えぶり差小屋12:13〜雨量計13:10〜第1
                 橋15:30〜大石ダム17:00〜関川駅17:30


        参加者  柴田、神田、大江、荒谷  ・・・4名
              記録;荒谷  写真;未着

       ***10/9***
         今回は、飯豊連峰縦走4泊5日の計画、電車とタクシーを乗り継ぎ加治川ダム登山口
        に、ゲート脇から入り、林道歩き2時間30分、途中、自転車・バイクと合う。林道終点の
        駐車場に到着。

         広い駐車場には、車2台・自転車数台がおかれ、たぶんきのことりの人達と思われる。
        北股沢の吊橋を渡り鎖と鉄すりが付けられた急坂を下り、右側に屋根つき女風呂、そ
        れを過ぎると山荘に到着。
         管理人が在住、今日は5.6人の泊まり客。雨が降っているので、屋根つき風呂に入り
        宴会となる

        ***10/10***
         出発してすぐ、石垣付近で神田さんと大江さんがススメ蜂に襲われ、痛い痛いとさけ
        びながら逃げる。神田さん4箇所、大江さん7箇所刺される。でも2人とも元気なので再
        出発を決行。
         即、急登・鎖・ハシゴでの登り。雨量計までの登山道ははつきりしていたが、その先い
        きなりのタケ藪・草藪となつていた。視界が悪い中、やっと北股岳山頂に到着、風が強
        く寒い。すぐ 門内小屋に向かう。小屋には先客2人だけ、水をくみ宴会を始める。

       ***10/11***
         強風と雨のため出発時間遅らせる。神地山を登り頼母木小屋で大休憩。管理人がい
        たので、自然水6本買う。天気が悪いので、計画を変更して大熊小屋からエブリ差小屋
        泊まりにした。小屋に12時すぎ到着。明日の天気祭りと称して早めの宴会となる。

       ***10/12***
         晴れ時々曇り。6時に出発予定だったが、メンバーの一人が腹痛をおこし歩ける状態
        でないの、7時30分過ぎに新潟村上消防署へ救助ヘリを依頼することにした。なかなか
        携帯・無線が通じなかった、そのとき小屋に同泊した方が、えぶり差岳山頂からへ移動
        して連絡を取れてくれたので、8時45分ごろ、ヘリが来てくれた。
         しかし、そのころから小屋付近がガスってきて、へりは小屋付近に降りることできず鉾
        立峰あたりで、隊員2人が降り、小屋に到着。その後も天気回復せず、11時37分、大
        熊尾根新六ノ池付近でやつと救助された。
         私達は安心しながら小屋にもどり、大石ダムに下山開始。下山後、連絡とり至急病院
        へ、本人の元気な姿みて皆びっくり、どうしたのと言ったら、点滴してもらったら痛みもな
        くなり元気になったとのこと、安堵。
         今回は、ハチに刺されたり救助ヘリなど、なかなか経験できないことばかりの 山行で
        した、大事には至らずに済んだことに感謝する。


見出し 一般公募 〜町民月山・紅葉登山羽黒登山口
             ・・晴れ・風あり/彩る黄色真紅のミヤマカエデ・・

       期  日   2010/10/3(日)
       
場  所   月山(1984m) 月山8合目〜月山山頂〜姥沢

       日  程
         10/3(日)・・・6;30西川交流センター⇒着8;15月山8合目
                   8;30発〜10;309仏生池小屋〜着11;50
                  月山山12;40発〜14;15姥ヶ岳〜着15;30
                  姥沢駐車場〜着16;20
西川交流センター


       参加者    *一般参加者〜10名
               *山岳会員〜佐藤(辰)、荒木(節)、佐藤(園)、竹永、
               鳴海、高橋、我孫子、佐藤(田)、志田(勝)、荒木(啓)、
               荒木(富)、佐藤(恒)、木村(京)、渋谷、〜
14名
               ・・・・・計24名

       記  録     文〜渋谷   写真〜渋谷

         内陸からの羽黒登山口(8合目)⇒志津登山口(姥沢)の月山登山は、交通事情からなか
        なか計画するのが難しい。車両の迂回を前提にした団体での登山として、今回の紅葉登山
        を計画、マイクロバス満杯24名の参加者があった。
         月山8合目でバスを降り外に出ると、風が強く、登山の身支度に難儀。しかし、青空が覗か
        れる天気で、心配していた天気予報を払拭、今日の山行の明るい兆しに安堵。トイレ前の風
        当たりの少ないところで準備運動、皆、元気に出発。

         すぐ上の弥陀ヶ原の高層湿原は、だいぶ草紅葉がすすみ、しばらく緩やかな木歩道を歩き
        ながら湿原の彩りを楽しむ。木歩道を過ぎたころから、鮮やかな黄色や赤色のミヤマカエデ
        が道脇を染めはじめ、40分ほどして、ようやくガレ場の開けたと所に着き、一服。振り返ると
        北奥に、少し雲をたなびかせた灰色の鳥海山が眺望できた。

         例年、10月末まで残る雪渓は一箇所もなく、「鍋割」先の雪渓跡は、草紅葉の中にまだ緑
        の残る草地が広がり、春秋の区別を忘れさせた。このコースは、急登が少なく長い緩やか登
        りが続く。2時間ほどして、急に平場が開け、9合目・仏生池小屋に着いた。しかし、山小屋は
        すでに山じまい、当てにしていたトイレも閉鎖されていた。ここでは休まずに通過、オモワシ山
        の肩を登ると、コース唯一の岩場急登「行者返」、中ほどで、後方の紅葉の景色見下ろしなが
        ら皆元気に登りきる、その頭で小休止。

         ところ所石畳(敷石)のある緩やかな道「もっくら坂」、高山地帯、やや強い東風に抗しなが
        石段を登りきると「大嶺」、西側に落ち込む急駿な崖、その向こう下には庄内平野の展望。本
        来なら、ここで大休止したいところであったが通過、峰の木歩道とガレ場をクリア、山頂月山
        神社に到着。3時間20分(着11;50)の行程であった。

         神社は閉鎖していたが境内には入ることが出来、まず、登山の安全を願って神社参拝。風
        避け広場を見つけ昼食。何事があっても忘れないというの当山岳会の会員から分けてもらっ
        た自然水で(私は忘れた)乾杯??、火器(ラジュウス等)で湯沸かしカップラーメン作り・おか
        ず炒めするメンバーもあり感服。

         山頂の山小屋は閉鎖されていたが、女性メンバーが多く、トイレが稼動していたのにはたす
        かった。12;40、山頂下の広場で記念集合写真を撮影して下山開始。ここで、四谷川コース
        15名班と姥ヶ岳コース9名班に分かれ下ることにした。
         風がだいぶ弱くなってきた。我々姥ヶ岳コース班は、四谷コース班を見送る。鍛冶小屋跡を
        過ぎ急な石ゴロ・組み石道を降り始めると、前方下に錦に彩られた牛首〜柴灯森〜姥ヶ岳の
        稜線とその中腹の全山が開け、奥雲海上に浮かぶ朝日連峰の遠望など素晴らしかった。

         左下に四谷コース班を確認しながら姥ヶ岳に登り返す、少し日が陰ってきたが、山頂で小休
        止、旨い物を全部だ出し合う。姥ヶ岳下トラバーコースの分岐点に降ると、日が差し、牛首〜
        横道中腹の素晴らしい紅葉が開け、さらに、降る先のリフト上駅周辺の紅葉も光っていた。15
        ;00ちょうど、姥沢駐車場に全メンバー無事下山。

 

         今回の「紅葉登山」は、心配していた天気をよそに、登山中、晴れ間にも恵まれ、紅葉を満
        喫でき、参加者の皆さんに喜ばれ、主催した西川山岳会としても、所期の目的が達せられた
        と考える。16;20西川交流センターで解散。


見出し 保全作業参加〜飯豊連梶川・丸森保全作業参加
             ・・快晴の作業日/予想以上の成果を挙げ・・
       期  日   2010/10/2(土)〜3(日)
       
場  所   飯豊連峰〜梶川尾根上部・丸森尾根上部

       参加者    柴田、菊池、大江、・・・計3名
       記  録     文〜菊池   写真〜菊池

       10/2・晴れ 梶川尾根・1620mトットバノカッチ付近等の保全

         5;00天狗平ロッジ集合。山形・新潟両県の岳友を中心に環境省・コンサル会社等のメンバ
        ー約50名が集まった。井上氏の挨拶・注意事項・作業段取り説明後、梶川尾根を登る。ネット
        類は既に事前に荷揚げされているので荷は重くはないが、梶川・丸森と云えば指折りのキツイ
        尾根、天気も良く汗が全身から噴出す。

         作業地到着(1620mトットバノカッチ付近)、早速作業に取掛かる。我々は朝日連峰で実践し
        てきた「水抜き水路」等を補修する。
         日没前に門内小屋到着、狭い門内小屋はすし詰め状態。小国山岳会メンバーの大半は幕営
        した。環境省東北事務所・保全整備課長さんを中心に保全活動についての有意義な話が続い
        た。新発田市の夜景がすばらしい。

       10/3・晴れ 丸森尾根・1550m〜1350mガリー侵食部等の保全

         昨夜の満点の星空に替わり、御来光が眩しい。天気は上々、既に西側斜面の紅葉が見事で
        ある。丸森尾根の樹林帯から保全活動開始。

         今回は環境省の立会いの下、支障木を伐採しその幹・枝・土嚢を使用しながら雨水の流れ弱
        める堰を作る作業。我々は、朝日連峰・三方境の修復でもアドバイスを頂いた山形大の准教授
        と共に「水抜き水路」の補修を主に行った。
         予定の作業を終え、怒涛の下りの丸森尾根を天狗平山荘を目指し下山した。


見出し 保全協議会朝日連三方境保全作業参加登山
             ・・快晴の作業日/予想以上の成果を挙げ・・


保全作業終了後の状況

       期  日   2010/9/25(土)〜26(日)
       
場  所   朝日連峰・三方境(1591m)

       参加者    柴田、後藤(篤)、菊池、大江、橋本、渋谷、・・・計6名
       記  録     文〜渋谷   写真〜渋谷

         9月25日〔土〕 曇りのち晴れ 資材等荷上げ
                 ・・・日暮沢6;50〜竜門小屋11;40/12;15
                 〜三方境14;20/14;50〜狐穴小屋
・・・

         西川山岳会のメンバー6名は、6;00に大井沢温泉へ集まり、柴田車1台にまとまり日暮
        沢避難小屋へ。予定時刻より早く到着。しばらく待つと、保全作業への参加者が続々と到着
        し、緑化ネットや作業用具などの荷上げ準備をする。(参加34名)。
         挨拶や保全作業の概要説明など手短に行われ、三方境(狐穴避難小屋)までの長い行程
        ということもあり、計画より早めの登山開始となる。寒い朝であったが、取り付きの松峰急登
        途中から汗がでてきた。

         松峰頭で小休止、上着を脱ぐ。その間、屈強な他のメンバーが追い抜いて行く。ゴロビツの
        水場で休憩していたグループに追いついたが、その先、私のペースに合わせてくれている当
        会メンバーは、常時後方。
         ゴロビツ頭からの開けた峰歩き、台風の影響か東風が強く冷たい、清太岩山・ユウフン山
        の岩ゴロ山頂では休めず、すぐ下の潅木帯で休憩。例年、今頃のユウフン山は、錦に覆わ
        れているのだが、今年の紅葉は遅れ気味だ。

         竜門山避難小屋に着くと、途中で追い越した先着のメンバーがで昼食をとっていた。小屋
        管理人の遠藤(博)君と今回2日間の協力打ち合わせ、急ぎ昼食。ここから、メンバーの体
        力に合わせ、デポしてある緑化ネットを荷に追加、三方境(狐穴避難小屋)の現地へ向かう。

 

         小屋の外にでると、風が弱まりガスの合間に行く先の山並みが見え隠れしていた。南寒江
        山の急登間もなく、ほとんど風がなくなり、日が差してガスが去り、連峰の主脈が展望できる
        ようになる。中腹の道脇には、草紅葉、夏を惜しむように咲き遅れのマツムシソウやミヤマリ
        ンドウ・タカネヨモギなどの花が疲れを癒してくれた。羽黒自然保護官やニュージェックのメン
        バー達と合流、寒江山で展望休憩。

         三方境に到着、作業予定現場に緑化ネットを降ろし、ここで、作業指導担当である小国山
        岳会の井上さんとも合流、明日の作業段取りを打ち合わせする。その後、狐穴避難小屋へ、

        下り、15;00過ぎに到着。今夜の小屋泊りは、ツアー団体や個人登山者など17〜20名、込
        み合うため、保全作業参加者の半数15名が、竜門山避難小屋へ引き返し泊る。

         9月26日(日) 快晴 保全作業
                 
・・・6;30作業現場集合〜7;00/10;40保全作業
                 〜11;00/12;00小屋で昼食〜14;00竜門小屋
                 〜17;20日暮沢・・・大井沢温泉入浴・解散

        
早朝、6;30に三方境作業現場に着くと、竜門山避難小屋から残りの緑化ネットを背負って
        きたメンバーも続々到着。打ち合わせの後に作業開始。朝、少し寒かったが、快晴で動きだ
        すと快適な気温となる。手馴れたメンバー、雄大な快晴の以東岳を振り返りながら、作業能
        率が上がる。


保全作業参加オールキャスト

         帰りの時間を考慮し、また予想以上の成果を挙げ、10;40に作業を終わる。閉会の挨拶
        があった後、それぞれ山小屋に戻り昼食。我々のメンバーは、12;00に下山を開始した。

         竜門山避難小屋に着いてみると、羽黒自然保護官やニュージェックの2名が小屋前で休ん
        でいたが、他の参加メンバーは、すでに下山していた。小休止し出発。竜門山からユウフン
        山、快晴のためか、心なしか紅葉が進んように感じた。

         ユウフン山で、快晴の連峰主脈を眺めながら休憩。ゴロビツ水場まで一気に、小休止。こ
        こからは、秋の日の短さを予想し、途中休まずに日暮沢へ、まだ明るい17;20に無事到着
        し、メンバーお互いの労に感謝しあう。車で大井沢温泉に移動し、入浴、解散。



見出し秋山合宿T〜飯豊連峰大熊〜杁差秘境登山
             ・・西俣川べりをへつり/権内尾根の怒涛の下り・・

       期  日   2010/9/18(土)〜20(月)
       
場  所   飯豊連峰/杁差岳(1636.4m)
       日  程
         9/18(土)・・・8;00西川交流センター⇒着10;20大石ダ
                   ム11;00発〜11;50つり橋〜15;00丸太
                   橋〜17;00大熊小屋(泊)

         9/19(日)・・・7;30大熊小屋〜12;30新六の池〜12;5
                   0差小屋(泊)
         9/20(月)・・・6;05差小屋〜7;00前差岳〜7;25千本峰
                   8;20カモス峰の頭〜10;20林道〜着11;30駐
                   車場〜大石ダム〜西川交流センター

       参加者    CL佐藤(辰)、大江、荒木(節)、有路、石川、寒河江、
               菊池、佐藤(明)、安孫子、草g、高原、・・・計11名

       記  録     文〜高原   写真〜石川

         9月18日〔土〕 大石ダム〜大熊小屋

         憧れの飯豊連峰・差、秋の合宿。緊張の中、朝8時に交流センターに集合。いつもなら
        早出が多いのに、今日はゆっくりの出発だ。
         10時20分大石ダム着。しかし、仙台と米沢組がなかなか来ない、待ち合わせ場所の勘
        違いとのこと。。予定より1時間遅れの11時出発となった。ダムの上を渡って「たいしたもん
        蛇」のトンネルを抜け、スタート。

         11時50分つり橋を渡る。12時30分川のそばで休み、透き通った水を飲む、おいしい。
        13時20分休憩。標高差ほとんど0、西俣川の川べりをへつりながら歩くだけだから楽勝の
        初日!!のはずだった。甘かった、とんでもなかった。沢底まで降り沢を渡り、また登り返し、
        いったい何度繰り返せば着くのか。

         14時20分大きい沢を渡り、やっとぶな林。仙人のように速い前の仲間の叫ぶ声が聞こえ
        る。熊?にしてはうれしそうな声、皆急ぐ。大きな大きな「とんびまいたけ」を前に狂喜してい
        るCL佐藤(辰)さん達がいた。皆で少々固いと言いながらビニール袋につめる。少し歩くと釣
        り人に会い、この先にもっといいのがあるとの情報、皆いそぐ。ほんとにあった。その先にも
        う一箇所。話には聞いていたけど初めてのとびたけ。今晩のなべが楽しみ。

         15時、5m近い丸太橋を渡る。手すりもなくバランスだけでやっと渡りきる。左岸は、ちょっ
        と油断したら何mも落ちていく細い道。左足の緊張が2時間あまり続く。西俣川本流にかかる
        ワイヤー橋を渡り、岸を登ると大熊小屋だった。

         小屋には先客あり、11人の仲間の夕食にみなを巻き込んで「とびだけ入り牛鍋」で宴会が
        始まる。小屋の消灯は8時。外で静かに?5人の番外月見酒が始まる。明日の自然水がど
        んどん減っていく。9時30寝袋に。

         9月19日〔日〕 大熊小屋〜差小屋

         6時30ラーメン朝食、昨日の「とびだけ」が元気付けてくれる。7時30出発。今日は標高差
        1260m。しばらくして尾根細く大きい木のそばにザック下ろして休憩。後ろで「蜂に刺された」
         と叫び声。前から「静かに離れて登って来い!」と指示、Sさんが首の後ろをスズメ蜂に刺さ
        れ腫れてきた。ポイズン・リムーバーで吸い取る。痛みおさまりみな一安心。蜂は香水の香り
        に来るらしい。Sさん、昨夜、安眠用の香水を使ったらしい。

         カリヤス平らで休み、一の峰、二の峰をやっと登る。12時30新六の池。湿地に咲く春の花
        達を思いながら草原を登る。20分後、突然差の小屋が現れる。12時50分に小屋到着で
        ある。男性陣がたくさんの空ボトルに水を汲みに行く。感謝。

         自然水で乾杯、宴会へ移行。。早めの夕食は、トン汁と焼きそば。4時間後に自然水は見
        事になくなり、容器の香りでお湯を飲む芸当。6時、タネは尽き寝袋に。10時間はたっぷり寝
        ることになる。

         9月20日〔月〕 差小屋〜大石ダム

         4時30分、皆、十分寝てすっきりした頭で目が覚める。もち入りラーメンに舌鼓を打つ。6
        時5分出発。差岳まで15分。記念写真を撮る。飯豊連峰の主脈やダイグラ尾根など、あこ
        がれの山々が輝いている。

         長者平をゆっくり歩き前差岳へ。ここから怒涛の下りが始まる。7時25分千本峰。55分
        のコースタイムを40分で下っている。速い!速すぎる。権内尾根を仙人のような速さで降り
        る。付いていけず、ゆっくり自分のペースで降りる。

         8時20分カモスの頭、まだ下りは続く。10時左の方に川、人影見える。橋を渡ると上半身
        裸の男性陣が水浴び。コーヒータイム、3日目のここでハムヤコーンサンドご馳走になる、す
        ごいな・・・。10時20分怒涛の下りは終わり、長い林道歩きが始まる。11時30分、駐車場
        に到着。動けなくていると先陣の仲間が車取りに行って迎えにきてくれた。
         初めての秋山合宿。マイナーな大熊小屋や怒涛の権内尾根の下り、翌日まで続いた筋肉
        痛・・・たくさんの忘れられない思い出をありがとうございました。
                                                 記 高原


見出し 協力事業〜遠藤博隆と行く富士暁登山公募登山
               ・・5時13分・東の雲海から太陽が顔を・・

       期  日   2010/9/4(土)〜5(日)
       
場  所   富士山(3776m)


夜明け・赤く染まる富士山頂

       日  程
         9/ 4(土)・・・4;30西川町⇒5;00寒河江SA⇒15;00富
                   士宮登山口五合目〜18;00元祖七合目山
                   口山荘(泊)

         9/ 5(日)・・・1;00元祖七合目山口山荘〜4;20山頂・剣
                   ヶ峰/7;00朝食・下山〜10;00富士宮登山
                   口五合目⇒23;30寒河江SA⇒24;00西川
                   町・・・最終解散

       参加者    団体CL遠藤博隆、SL石川隆二・草g智彦
               西川山岳会〜太田・駒沢・橋本・荒木(久)・土田・
                        大江・鈴木(由)・木村夫妻
               一般応募者〜19名      ・・・計31名

       記  録     文〜草g   写真〜草g、石川

         今回の富士山・暁登山は、西川山岳会が諸事業で世話になっている(有)ユアー・トラ
        ベル主催の企画「遠藤博隆と行く富士暁登山」に、案内・サポート役として、西川山岳会
        の会員が協力・参加したものです。以下その記録です。


       9/4(土) 西川町〜寒河江PA〜御殿場IC〜
                表富士宮口5合目〜7合目「元祖山口山荘」


         9月4日早朝5時、まだ夜の明け切れない寒河江PAに着いた。そこには、すでに15人
        程の人が集まっていた。若者が多いので、違うグループかと思っていたが、聞いてみると
        同じツアーgループと聞いてビックリ!、遠藤(博)さんの名前は若者まで響いているのか
        ?と、岳友達と話しながら上り線の駐車場まで行く。4時半に西川町を出発したバスがも
        う着いていた。早速荷物を積み込み予定通り出発、

         バスは、順調に東北自動車道を進んだが、首都高速道に入ったあたりから渋滞に巻き
        込まれ、東名自動車道を御殿場ICで下り、ホッとしたのもつかの間、富士スカイラインの
        縦列駐車のおかげでバスは動けず、何とか9時間をかけ、富士宮登山口五合目(2380m)
        登山口に到着。


         すぐに支度をし、15時登山開始。今日は、元祖七合目「山口山荘」まで約3時間の予定
        で、遠藤CLを先頭に、真ん中に私が入り、しんがりは石川さん、無線で連絡を取りながら
        ゆっくりと高度に体を慣らしながらの登山である。物足りなさを感じるが、これが後に高山
        病を大きく左右する。

 

         下界から富士山の全容を観られなかった反面、六合目から上は、すばらしい雲海上を登
        る。朝日連峰とは違い、周りは雲海しかない独峰だ、きれいだ。1時間ほど登ったところで、
        若い女性一名が不調を訴える。SPO2値を測定したが、正常値で高山病ではないようだが、
        少し休ませる。ありがたいことに、山岳会員や岳友が手分けして荷物を背負ってくれたり薬
        をくれたり、本当に頭が下がる。(若い女性だからか?山岳会員の動きがテキパキしている
        ・・・??。)

         さらに新七合目付近からは、他に2名の女性が体調不調を訴え、遠藤CLは登ったり下っ
        たり大忙しである。日が西に傾くと影富士が雲海にくっきり映り、しばし眺める。何とか予定
        通り18時頃には元祖七合目山口山荘(3060m)に到着。

         他の山小屋は8月いっぱいで小屋閉めする中で、山口山荘だけは今日まで営業していて
        くれ、親父さんが優しくお出迎えてくれた、感謝。早速登山靴を脱ぎ小屋中へ入る。割り当
        てられたスペースは、決して広いとは言えないが、布団はフカフカで気持ちいい。
         高山病が出始めているのか、フラフラする、小屋が揺れている。間もなく夕飯の連絡が入
        り、食堂へ。おっカレーライスだ!うまそう!!、まずは自然水で乾杯、普段のように一気
        飲みが出来ない、やはり、1万尺は違うなとチビりチリビ自然水を飲みながらカレーを頬張
        る、美味しい。調子こいて自然水をもう一本、おかげで心臓が3倍ほどバクバクしてしまった。
         あとで聞いたら、ご飯を食べれなかった人が結構いたらしく、もったいないと思いつつも富
        士登山の厳しさを思い知らされた。もう時刻は19時、明日に備えて仮眠を取ることにする。
        起床は0時30分とのこと、どうせ眠れないだろうから体だけ休めようと横になる。

       9/5(日) 元祖七合目山口山荘〜山頂・剣ヶ峰
                 〜富士宮登山口五合目⇒寒河江SA⇒西川町

         0時、満を持して起きると、すでに皆支度を始めていた。缶自然水の飲みすぎか高山病か
        下を向くとクラッとくる。隣の若い衆はさすがに元気がいい。1時、残念ながら昨日調子を崩
         した奥さんと旦那さんを小屋に残し29名で出発。
         驚いたことに、すでに小屋の前はヘッドランプを点けた登山者が長蛇の列である。下を見
        ると登山道がすべて確認できるほどの人の列だ。さすが富士暁登山である。感動ばかりして
        いられない、我々は真っ暗な中をみんな無事に頂上に上げなければならない。私の無線機
        は、非常用山小屋に預けてきたし、遠藤CLの無線機の調子が悪い、大江さんの無線機を
        借り、先頭と後方は何とか連絡が出来るが、中間の私には状況がわからない。

         真っ暗な中、ヘッドランプを頼りに高度を上げて行く。あくびは出るしフラフラ感はあるが二
        日酔いよりは楽だ!。しかし、空にはつかめそうな所に満点の星。下界には富士宮市や御
        殿場市の明かりがきれい。登山道脇には、動けなくなりぐったり横になっている人が多い。や
        はり、甘く見てはいけない高度なのだ!。
         ラッシュの中あまりスピードは上がらず、約2時間を要し、九号五勺に到着。すると昨日調
        子を崩した女性が登頂断念、石川SLと共に九合目小屋にて休憩と言う情報を得るが、連れ
        の女性が単独山頂に向っていると言うので待つことにする。
         40分ほど待ち、すでに先頭集団は山頂に着いたであろう頃、女性が到着。いかに心細か
        った事か、疲れきったその顔に安堵の笑顔である。あともう一息と励まし出発、途中まで遠
        藤CLが迎えに来てくれ、4時20分無事27名登頂!。

         徐々に明るくなる、空を見下ろしながら各自つかの間の時間を過ごす。西川山岳会太田
        副会長に荷物番をしてもらい、各人御来光のベストポジションへ移動。鼻水を垂らしながら
        待つことずいぶん、5時13分東の雲海から太陽が顔を出す。気温2℃、手を合わせる。
         ご来光を拝んだところで、皆で日本最高峰「剣ヶ峰」(3775.6m)へ向う。朝日が当たり、真っ
        赤な「剣ヶ峰」が我々を迎える。それに、私が新田次郎「芙蓉の人」「富士山山頂」を読んで
        以来、一度は訪れたくてしょうがなかった「富士山測候所」が、長い風雪に耐え抜いた容姿
        も赤く照らし出されている。そそくさと団体客に混ざり、最高峰碑の前で記念撮影。
         無事記念撮影を終え、風の当たらないところで朝食をとる。気温は徐々に上昇してきて気
        持ちいい。明るくなったら、ふらつきも直ったようだ。高度に慣れたか、ただの寝不足だった
        のかは不明だ。

         全員朝食をとり終え、7時に下山開始。登ってきた時とは違い、足元も下界もはっきり見
        え快適。ずーと下方に五合目駐車場が確認できた。あんなに下るのかと一同気力がなえる
        が、一歩一歩足を前に出せば着くよ!と励ましながら、登ってきた時と逆に山小屋をクリア
        していく。昨晩お世話になった「山口山荘」も小屋閉めの作業に追われていた。
         六合目小屋でお土産を買い、山頂からちょうど3時間をかけ、10時、全員無事に五合目
        駐車場に到着。早く到着したご夫婦や石川SLさんらが笑顔で出迎えてくれた。皆、それぞ
        れの場所でのご来光を眺められたようで、よかった。
 
         早速バスに乗り出発!。富士スカイラインは、昨日ほどの混雑はなくすんなり下り、富士
        吉田口側にあるという温泉に向かう。約1時間後、温泉施設に到着。案の定、すばらしく混
        雑していて、ささっと汗を流し向かいの道の駅にて軽い昼食をとる。
         14時、道の駅を出発、すぐに東名自動車道の大渋滞情報が入る。ユアー・とラベル社長
        と運転手さんのすばやい判断により、長野道―北陸道―日本海道を経由して帰路に着くこ
        とになる。
         バスの中では、おなかもいっぱいになりみんな爆酔。前列のリーダー達は、山行の無事を
        祝いようやく乾杯をする(相変わらず乾杯が長い)。途中、皆が目を覚ましたころ、いよいよ
        遠藤CLさんのミニ講演が始まった。皆、高山病を体験したばかりなので、いかに8800mの
        状況が辛いか1/3くらいは理解できた。
         その後、参加者から感想や遠藤CLへの質問をいただいたりしながら、長い長いバスの旅
        は23時30分、寒河江SAで解散となった。みなさん、お疲れ様でした。   文〜草g



見出し 夏山合宿U北ア・剱岳集中登山3班編成
              ・・快晴の3日間/別山・源次郎・早月尾根・・

       期  日   2010/8/19(木/夜行)〜22(日)
       
場  所   北ア・剱岳(2998m)
    

        A班記録(別山尾根コース)  B班記録(源次郎尾根コース)  C班記録(早月尾根コース)


     A班(別山尾根コース)


岳山頂でのA班

       日  程   8月19日(山形〜立山)夜行

         8/20(金)・・・立山駅⇒室堂〜地獄谷〜雷鳥沢キャンプ場
                   (テント等デポ)〜一ノ越〜雄山〜大汝山〜
                   富士の折立〜真砂岳〜別山〜岳沢キャン
                   プ場〜
莊(宿泊)
         8/21(土)・・・5;00山莊〜5;30一服〜6:00前剣〜6
                   ;45平蔵の頭〜平蔵のコル〜7;20カニのタテ
                   バイ〜8;30岳山頂〜10;00カニのヨコバイ
                   〜10;30平蔵のコル〜平蔵の頭〜10;45前
                   剣〜12;10一服〜12;30山莊〜13;00
                   水場〜15;20御前小屋〜16;30雷鳥沢キ
                   ャンプ場(幕営)
         8/22(日)・・・7;00雷鳥沢キャンプ場(幕営)〜地獄谷〜
                   8;00室堂〜立山〜山形

       参加者    CL大江、CL宇野、木村(京)、五十嵐、大和田
               ・・・計5名

       記  録     文〜五十嵐   写真〜大江、五十嵐

         21日(土) 快晴 タテバイ・順を待つこと20分
                   (20日と22日記録省略)

         21日(日)の早朝4;00、昨日まで行動を共にしていたB班の登攀グループ6名の猛者
        達が慌ただしく出発していった。あまりにも静かになって寂しい感じもするが、それより我
        々A班も出発しなければならない。大急ぎで早い朝食を済ませ、「さあ出発」と5;00に小
        屋を後にした。
         暗かった登山道も、登り初めて10分後 ご来光を仰ぐ。登山道には、「トリカブト」の花
        が咲き誇っている。前に某会員がニッコウキスゲを「可憐」と表現して笑いを買ったそうだ
        が、満開の剱岳に咲くトリカブト花は、濃い紫のドレスを身につけた妖麗な貴婦人を連想
        させてくれる。一方「トリカブト」の有効的な活用方法の話題もひとしきり。

         5;30一服剱に到着。前剱を目の前にして小休止。6;00前剱のピークに立つ。巌々峻
        烈、泰然としてそびえ立つ剱岳を見上げれば、「いよいよ剱の登り」と実感が湧く。最初の
        難関「平蔵のコル」〜「平蔵の頭」の鎖場を通過して、心は「カニのタテバイ」に備える。7;
        30鎖場の下に到着。順を待つこと20分あまり、さあ登るぞと鎖を握る手に力が入る。落
        ち着いて三点確保の姿勢を保ちながら登り切る。

         全員難なく通過、ピークを目指して登り続ける。8;30剱岳の頂点を極める。神社を祭
        るピークは、360度の大パノラマだ、北には白馬・唐松・鹿島槍、その奥に槍ヶ岳が勇姿
        を見せてくれる。反対側の南には、室堂平を中心にして、右手には大日連峰の山並みを
        見え、左手には昨日縦走した立山三山を眺望、グループ一同感慨深く大休止。
         行動食に、昨夜ゲットしてきた本場富山の鱒寿司を堪能していると、「な、なんと・・小振
        りの鮎が手渡されたではないか」、宇野さんがこの時のために、故郷寒河江川の若鮎を
        背負ってきてくれたのだ、感謝、感激。二つの国の名物を口いっぱいに頬張っての美味
        堪能だ。

         下山の準備をして早月尾根コースを見ると、6,7名のグループが登ってくる。遅くもなく
        早くもなく粛々と歩く見事な行列、「会長のグループだ」と大和田さんが指を指す。大江さ
        んが無線で連絡とろうとするが、チャンネルが他の下界グループ独占されているため、な
        かなか連絡が取れない。ようやく空けてもらって連絡開始だ。B班の登攀グループとも連
        絡をとる。
         C班の早月尾根コースの6名と山頂で再開できた。B班の源次郎尾根登攀グループと
        も頂上で再会したかったのだが、時間の都合もあり、我々A班は8;20に快晴の山頂に
        分か下山開始した。
         カニのヨコバイに到着。ここえも30分以上の順番待ち、慎重に足を運んで最初の三点
        を確保、鎖に従って名の通り横ばいだ。最後に鉄ハシゴを下り、全員難なく通過。再度
        の平蔵のコルと頭だが、タテバイ、ヨコバイをやってくれば何ともなく愉快なだけだ。前剱
        で小休止。関西から来た青年が隣に座り、来年カータン(母親)を立山参りに連れてくる
        ため、前調査のための登山だと言う。好青年の孝行心に感心させられ、宇野さんが山形
        名物ののし梅を贈呈したところ「おいしい」の連発。

         剱山壮が間近にみえてきた。ハクサンフウロが道を飾っている、登り時のトリカブトとは
        異なって、淡いピンクのドレスに身を包んだ清楚な貴婦人だ。まもなく剱山壮に到着。剱
        の冷たい名水で喉を潤す、実にうまくて生き返るよう、幸せが全身に浸透する。
         間もなくB班の登攀グループ、しばらくしてC班の早月尾根グループも合流。全員、剱岳
        登頂を喜び合う。12;30我々A班グループ5名が先に出発する。目指すは、「剱御前小
        屋」を経由して今日の宿泊場所「雷鳥沢キャンプ場」だ。大和田さんが先頭、リーダーの
        大江さんが最後尾として、一糸乱れずに整然として下山する。前剱に隠れていく剱岳と
        の別れを惜しみながら16;30無事キャンプ場に到着。

         「ご苦労様、お世話様」と5人が握手をしながら登頂の喜びを分かち合う。A、C班のみ
        んなが下山してくる。さあ、風呂と自然水が待っているぞ。A班とB班が、急いでテントを
        組みたてる。C班は、山小屋泊。

     B班(源次郎尾根コース)


源次郎尾根登攀のB班

       日  程   8月19日(山形〜立山)夜行

         8/20(金)・・・立山駅⇒室堂〜地獄谷〜雷鳥沢キャンプ場
                   (テント等デポ)〜一ノ越〜雄山〜大汝山〜
                   富士の折立〜真砂岳〜別山〜岳沢キャン
                   プ場〜
莊(宿泊)
         8/21(土)・・・4;00剱山荘〜5;00取り付き・登攀開始〜8
                   ;00T峰〜9;00U峰〜10;40剱岳山頂〜
                   15;00剱山荘〜16;00一の越(〜17;00雷
                   鳥沢キャンプ場(幕営)

         8/22(日)・・・
7;00雷鳥沢キャンプ場(幕営)〜地獄谷〜
                   8;00室堂〜立山〜山形

       参加者    CL成毛、SL佐藤(辰)、神田、布施(昭)、
               石川、後藤(篤)・・・計6名

       記  録     文〜佐藤(辰)   写真〜石川、佐藤(辰)

         21日(土) 快晴 右正面に八つ峰の鋭い岩峰や長次郎雪渓
                   (20日と22日記録省略)

         午前3時に起床し、準備を始める。もうランプを付け本山へ向かうパーティーもいる。朝
        飯の弁当を腹に押し込め、4時ヘッデンを付け剣沢へ降りて行く。雪渓ではアイゼンを着
        け源次郎尾根取り付きへ向かう。
         例年より雪は多そうだ。思い出せば2年前、布施と八つ峰を登ったとき「今度はあの源
        次郎を登ろう」と軽口をたたいてしまったのが原因だ。何回「口から男」と言われないよう
        約束を果たしてきたことか…。
         明瞭な踏み跡がある取り付きで、さあ登るぞ!と気合を入れたころは夜も明けた。下部
        は、ブッシュを登るとすぐに大岩が行く手を阻むが、残置ロープでチョンボクリアー。上部
        は、木登りクライミングだが、尾根からはずれないよう忠実に登って行く。快晴の元、グン
        グン高度を上げ、1時間も登ると、足元に剣沢の雪渓が見え、高度抜群だ。
         T峰まで行けば、右側に正面に八つ峰の鋭い岩峰や長次郎雪渓が大きく見え、何とも
        素晴らしい光景だ。この景色こそ、今回のパーティー全員に見せたかったものだ。皆感
        激してくれて、来て良かったと思う。そう!この景色はヨーロッパアルプスだよ!熊の岩に
        はテントが四張ほどある。あそこにテントを張り、八つ峰やチンネを登ったあの青春時代
        が思い出されるなぁ。
 
         U峰の懸垂下降では、後続パーティーが追い付いた。話を聞くと富山県警で、残置さ
        れてるザイルの回収に来たのであった。30mの懸垂を終えれば、あとはやさしいガレ場
        を本峰へ向かって登るだけだ。ひたすら我慢を重ね、ようやく上に話し声や登山者が見
        えてころ山頂に飛び出した。
         10時40分、予定通りだ。A班B班とも冷たいもので既に下山しているが、まずはのん
        びりと景色を楽しむことにする。ややガスが上り始めており、北方稜線もすっきりとは見
        えないが、この雄大さ、さすが岩の殿堂と言われるゆえんだ。
         休憩のあとは、登山道を下山し、カニの横ばいもあっという間に通り過ぎ、剣山荘には
        15時到着。自然水で喉を潤し、雷鳥沢目指しのんびり行く。17時に雷鳥沢に到着。すぐ
        テントを張り、立山ロッジの温泉へドボーン!!!。立山三山等を見ながら入る湯は最
        高だなぁ!。湯から上がるころ、宿にC班が到着。ロッジ前で生自然水で乾杯し、今回の
        登攀成功を喜び合った。


     C班(早月尾根コース)

早月尾根コースのC班

       日  程   8月19日(山形〜立山)夜行

         8/20(金)・・・5;55馬場島山荘駐車場出発〜6;50標識
                   1000m松尾平〜7;20杉の巨木〜7;52標
                   識1200m〜8;40標識1400m〜9;15標識
                   1600m〜10;15標識1800m〜11;05p192
                   0〜11;35標識2000m〜12;50早月展望台
                   13;40早月小屋到着(泊)

         8/21(土)・・・4;50小屋出発〜5;40尾根休憩〜6;35標
                   識2600m朝食〜8;00標識2800m山頂目前
                   9;25岳山頂2999m/10;15下山開始〜
                   10;30平蔵のコル〜10;45標識I〜11;30
                   前の門〜12;15休憩と昼食〜13;10一服
                   手前で休憩〜13;30一服剣頂上(2618)
                   通過〜13;50山荘着(休憩)〜14;35
                   御前トラバース〜15;45御前小舎〜15;
                   55別山乗越〜17;25ロッジ立山連峰着(宿)
                   ・・・9時前就寝
         8/22(日)・・・7;00雷鳥沢キャンプ場(幕営)〜地獄谷〜
                   8;00室堂〜立山〜山形

       参加者    CL我孫子、CL渋谷、荒木(節)、駒沢、高原、
               佐藤(田)・・・計6名

       記  録     文〜佐藤(田)   写真〜渋谷

         20日(金) 快晴 太古の杉大木・小屋前展望広場で宴会

         馬場島駐車場で仮眠、朝食を済ませ、A・B]班の見送りを受けて出発。「試練と憧れ」
        と刻んだ石碑をよぎり登山口へ、即、急登となった。松尾平のベンチで最初の休憩。松
        尾奥ノ平が終わると、急登が小屋まで続いた。
         立ち枯れた楢の成木をときどき見かけた。森は、やがて立山杉が林立する太古の雰
        囲気に変わり、森の主みたいな杉巨木の側を何度か通過。樹間から浴びる朝日が暑く、
        ただ、ところどころで左斜面を吹き上げるガスの冷気に、気力が蘇った。陽気な会話も
        次第に途切れ、続く急登に休憩の次の標識が待ち遠しかった。
         ほとんどが樹林帯、標識2000mから上がひどく長く感じた。交差した下山者に励まさ
        れロープでの急登をつめると、忽然、小屋手前の高台(展望広場)に立った、正午半ば
        の早い時間での早月小屋到着である。
         先ずは、持参した冷たい自然水で乾杯。眼前の明るい緑の峰の遙か奥に、青空に灰
        色の剱岳頂上が一瞬のぞき、直ぐガスに隠れた。ここは既に鳥海山の高さだ。剱の頂
        上はさらに800mの上空とは、何とも形容する言葉がなかった。我孫子さん持参の1リッ
        トルの冷えた赤軟水もタイラゲ、ガスに見え隠れする岩稜「小窓尾根」や「剱尾根」を目
        前に観ながら、ゆっくり展望宴会で過ごした。
         小屋には水場がない。夕食は紙の皿にカレーライスとハンバーグが出た。思いのほか
        美味しかった。お代わりした人1名(会長)、食の進まなかった人もが1名。水は2リットル
        で800円、缶ビールも売っていた。明日の行程で、剱山荘までの水を一括買いした。ポ
        ットにお湯を詰めてもらった。部屋は畳で6人用。8時頃には就寝。
          **路傍の草花:ミヤマホツツジ、ヘクサカズラ、オタカラコウ、トウゲブキ、
             キョウカナコ、イワイチョウ、ミヤマシモツケ等***


         21日(土) 快晴 //山頂でホットコーヒー//360度のパノラマ

         まだ薄暗いなか、灌木帯の急斜面を登りだした。間もなくハイマツ帯に変り、展望もよ
        くなり左手に剱尾根迫り、右手に奥大日岳遠望ができるようになった。道は、岩場の急
        登続きとなった。
         ようやく少し広く平らな場所に着く、2600mピーク、小屋の寿司弁当で朝食。朝焼け
        の赤青い空から水平にそそぐ光が眩しくて暑かった。標識2800m、剱岳山頂が目と鼻
        の先に、急峻な岩場歩きとなる。左手下の残雪から吹きあげる冷気には、涼しさをとうり
        こし寒さを感じた。
         獅子頭らしき岩は見えたが、カニの鋏みは確認できなかった。。「カニの横ばい・カニ
        の縦ばい・何故かカニが多い。クサリ続きの最後の岩場急登クリア、かくして、出発から
        4時間半、9時25分に頂上を踏んだ。
 
         先に到着のA班が出迎えた。登ってくる私達の姿を見ていたとのこと。1時間前に着い
        たととのこと、間もなく下山して行った。まず、神社前で証拠写真撮影。ポットの熱い湯
        でコーヒータイム、快晴の山頂でゆっくり休憩を取る。
         快晴、3000mからの眺望は、絶景、遠くの山々が雲に抱かれ360度連なり、足元に
        は、B班挑戦の源次郎尾根が急峻に突き上げる。目を凝らすと、U峰の上で下を覗く人
        影が見えた。目的地の雷鳥沢と地獄谷・室堂平は、前剱の左稜線奥に小さく見えた。
         10時にはザックを閉じ、頂上での一時を静かに過ごし、15分後に下山を開始。頂上
        を降りはじめて間もなく「カニノヨコバイ」のだった、鎖につかまり足を空中に下ろし、狭い
        岩棚を探り、横にはった。続いて金梯子が現れ、梯子の手前から足と体を反時計方向
        に回し、乗り移って梯子に向き合う姿勢で降りた。どちらも相当に緊張したが恐怖心な
        かった。会長のガイドのおかげと思う。待ち時間もなくスムーズにクリア出来た。
         平蔵のコル手前で登り降りの分岐にさしかかり、振り返るとカニの縦ばいに張り付く人
        達が見えた。ここまでは記憶がある。前剱の門、前剱、大岩などがどんな様子だったか
        思い出せない。鎖場の登降を繰り返す際、鎖につかまっても体重はあずけないよう促す
        声が何度も聞こえていた。途中のどこかで“源次朗尾根のB班”が疲れたといいつつも
        勢よく追い越して行った。、一服剱手前の尾根で昼食をとった。
         さらにガレ場やクサリ場を降ると、剱沢の左手向かいに剱沢小屋、右手前に剱山
        荘が見えてきた。水補給のため別山尾根のトラバースから降り剱山荘に寄ると、A・B班
        が待ち受けていた。
 
 

 
         A班が一足早く出発。我々C班は、小屋の若い女性に水をつめてもらい、一息つき小
        屋を出た。剱御前東斜面のトラバースコースに登り、途中2つの雪渓を横切り、前剱御
        前小舎に着いた。もう午後4時前だった。別山乗越から雷鳥沢添いに標高差500mを
        一気に降りた。降るにつれ暑苦しくなり、ザラ場続きで足も疲れた。途中、再びA班が追
        い越して行った。河原に降り、橋を渡ってテント村を横切り、ロッジ立山連峰に着いたの
        が夕方5時30分、あたりは暮れ始めていた。
         受付後、2段ベット部屋に荷を降ろし、急いで風呂に入った。湯は柔らかで心地がよく
        窓越しに雷鳥沢のコースを振り返った。険しい登降続きの12時間30分の疲れが抜け、
        男3人充実感で顔を見合わせた。食事は、私達が一番遅かった。着いたら先ず飲もう
        と約束を交わした自然水で無事踏破に乾杯だが、少し温めだった。12名用の部屋に
        は、女性の先客一人が既に入っていた。宿泊料金1人8800円、安かった。
           ***路傍の草花:トリカブト、マツムシソウ、ダイモンジソウ、イワキョウ、
                チンクルマ、ハクサンフウロウ等***


         22日(日) 快晴 室堂;8時の始発バス//昼食は定番回転寿司

          朝5時半起床、朝食後6時30分にロッジを出た。地獄谷、みくりが池を経て室堂ター
 
        ミナルへと向かい、3班一緒にに乗車した。途中、改めての入浴、定番
        の回転寿司で満腹昼食。
                                 記録:アルプスは初めて 佐藤(田)


見出し 山小屋企画マツムシソウ鑑賞登山竜門
              ・・最盛のマツムシソウ・ハクサンシャジン群落・・

       期  日   2010/8/3(火)〜4(水)
       
場  所   竜門山(1685m)・寒江山(1695m)


       日  程   
         8/ 3(火)・・・6:00大井沢温泉〜6;50日暮沢登山口〜9;20
                   ゴロビツ水場〜10;50清太岩山〜11;45ーフン
                   山11:45〜13:30着・竜門山避難小屋(泊)
         8/ 4(水)・・・6;50竜門小屋〜8;15寒江山・発8:18〜9:30
                   竜門山避難小屋・10:20発〜ユー11;20フン
                   山〜12;20清太岩〜13;20ゴロビツ水場〜15
                   ;20日暮沢避難小屋

       参加者    渋谷会長・石川・五十嵐・高原・安孫子夫婦・
               案内〜遠藤(博)・・・計7名

       記  録     文〜我孫子   写真〜石川、渋谷

      
  8/3(火)晴れのち曇り 
猛暑の登り/珍しい熊鍋で宴会

         大井沢温泉に午前6時集合なので、5時40分頃集合地へ着くと、すでに会長が待って
        いた。メールには、メンバーに会長の名前が無かったが、会長も参加との事に、今日の山
        行に不安を持っていたMAさんは「私の遅いペースに会長は会わせてくれるので少し安心
        した」と喜んでいた。6時前全員が集合して3台の車に分乗して日暮沢に向かった。

 

         6時50分に登山開始、しかし、即、急登である、まして朝が早いのにかかわらず今日は
        暑い、途中小休止しながらゴロビツの水場に着いた時はパンツ(下着)まで汗でビショビシ
        ョである。

 

         それにしても今日は暑い、ゴロビツの頭まであえぎ あえぎ登ると、石川案内人の「ここま
        でくればもう大丈夫だ」の言葉に勇気づけられ清太岩をめざす。清太岩で小休止、ユーフ
        ン山で会長の「大休止」の号令で腰掛けて昼食、しかし10分もしないうち「行くぞー」の声、
        会長の大休止は10分もないのであった。

         ユーフン山からしばらく行くと、登山道脇にマツムシソウやハクサンシャジンをはじめ色
        々な花が出迎えてくれた。写真を撮りながら登っていくと竜門山主稜線分岐に到着。稜線
        の爽やかな 風を受けながら、ルンルン気分で小屋へ下る。足元に咲く黄色のミヤマオミ
        ナエシや白色のハクサンイチゲ、紫色のミヤマリンドウ群落に癒されながら、竜門山避難
        小屋へ、管理人の遠藤(博)さんが手を振って出迎えてくれた(13:30着)。

 

         小屋に入り、例によって、まず自然水で乾杯!、このひとときで、今までの苦しさが忘れ
        られた。今日の予定は、これから寒江山までマツムシソウを観賞に行く事になっていたが、
        雲が出てきてガスってきたのを良い口実にして、明日朝行くことにして、宴会に突入する
        ことになった。

         今夜の食材は、会長が準備、驚いたことに熊鍋である。またみんなの差し入れたサー
        モンの刺身や巨大アスパラ、カナッペなど豪華な夕食のため自然水もはかどる。熊鍋が
        出来上がり、今晩小屋に泊まる登山者(関西・関東・宮城等15名位)にふるまう、みんな
        感動して舌鼓を打ち最高に盛り上がった宴会になった、最後に熊汁にうどんを入れてし
        めた。満腹で就寝。

        8/4(水)曇りのち晴れ 寒江山〜雲上の花畑

         周りの登山者が出発する準備の音で目が覚める(AM4:30)。今日は、寒江山まで花の
        観賞に行き、その後下山する予定。会長は、用事があるため朝食も食べずに下山して
        行った。 我々は、ゆっくりコーヒーを飲み朝食の準備、今日の朝食は昨晩の熊汁にラ
        ーメンを入れた熊ラーメンである。食後、まだガスっていた寒江山に向かう(AM6;50)。

 

         山小屋管理人である遠藤(博)さんが刈り払いをしてくれた快適な登山道を進むと、道
        脇にミヤマクルババナやマツムシソウ・ハクサンイチゲ・ハクサンシャジン・ミヤマリンドウ
        等の群生し、一面に咲いている「雲上の花畑や〜♪」とみんな感動し、写真を撮りなが
        ら登る。いつのまにか、寒江山に着いた(AM8:15)。帰りは、可憐なニッコーキスゲの話し
        で盛り上がり???山小屋に到着。(AM9:30)

         荷物を整理して、遠藤(博)さんにコーヒーやお茶をごちそうになり、小屋前で記念撮
        影をしあて、遠藤(博)さんに別れを告げ山小屋を出発する(AM10:20)。三方境までゆ
        っくり登るが今日も暑い。この標高でこの暑さでは、下界はどんなにか暑いだろうと想
        像、途中、マツムシソウ等の花に別れを告げ、ユーフン山・清太岩(PM0:20)・ゴロビツ
        の水場(PM1:20)と休憩をとりながら下ってきた。

         標高が下がるにつれて暑さが増しくる。最後の松峰急降下は、チチタケを採りながら
        ゆっくり下り、日暮沢避難小屋に無事到着(PM3:20)。楽しい2日間の山行が終わった。


見出し 夏山合宿T会津駒・田代山登山福島県
              ・・・快晴両日とも湿原に感動・・・

       期  日   2010/7/23(金)〜25(日)
       
場  所   会津駒(2133m)・帝釈山(2059m)
               ・田代山(1926.3m)

       日  程   
         7/23(金)・・・(夜行)19;20山形市に集合。車4台に分乗
                   19;30尾瀬周辺に詳しい鳴海車を先頭に出発
                   20;30米沢市「田沢道の駅」で大江君合流
                   途中会津若松のコンビニで、自然水と行動食を
                   調達し桧枝岐村に向う。
         7/24(土)・・・ 0;30桧枝岐村(仮眠)・5;00朝食・6;15発
                   ⇒6;30滝沢橋登山口〜水場8;00/8;30〜
                   会津駒ケ岳登頂10;15〜10:40中門岳標
                   柱/11;00〜15;00キリンテ登山口到着
                   ⇒あずき温泉オートキャンプ場(幕営、入浴)
         7/25(日)・・・ 6;30キャンプ場発⇒7;30帝釈山登山口〜
                   8;30帝釈山山頂〜9:30田代避難小屋〜
                   10:30田代湿原〜12;30登山口⇒13;
                   30「あずき温泉・窓明の湯」(入浴)/15;
                   00⇒に13:40→18;00田沢道の駅⇒19;
                   00山形集合場所着・・・解散


       参加者    CL安孫子、SL(食料長)大江、鈴木(裕)、布施(昭)、
               宇野、駒沢、鳴海、草g、高原、 寒河江、佐藤明、
               三宅、神田
・・・13名

       記  録     文〜草g   写真〜駒沢、草g

         7/24午前0時、鳴海さんのリードがうまいのか優秀なナビを付けているのか、予定より早
        く桧枝岐村に入る。が、皆鳴海さんにしては出来すぎと不安がよぎった途端、やはり会津
        駒登山口を通り過ぎ、はるかな尾瀬〜近くまで来てしまった。
         0時30分、ロスするも、何とか登山口近くに仮眠場を確保。早速テントを張り、本日の晴
        天を祈り、自然水にてお天気祭り、1時に就寝(仮眠)。 


      7/24(土)晴れ 会津駒〜中門岳の標柱/晴天を映し込む地糖

         4時30分起床。空は晴天、私は車に寝たのだが、テントの中は蒸し風呂状態だったらし
        く、寝苦しかったせいか、すでに皆起ていた。5時、定番もち入りラーメンの朝食だ!。CL
        安孫子さんが6時登山開始の号令を出し、急いで後片付ける。
         6時15分、キリンテ(テント場)に車1台をデポし、残り3台で滝沢橋登山口に向うが、すで
        に駐車場は満車状態。さすが100名山、道路脇に何とか駐車して登山開始。、いきなり、す
        ごい傾斜の階段登りだ!。カラマツ林の中を快適に進むが、蒸し暑く汗が滴り落ちる。

         1時間半ほどで、水場に出る。登山道からは少し下るが、美味しい水ということなので、皆
        で汲みにいく。 しばし休憩(8時30分発)、途中で?ヶ岳がチラホラ見えるが、視界がきか
        ない。ブナ林を上り詰めると、突然視界が開ける。稜線に出たようだ。前方に駒ノ小屋も見
        える。 斜度も緩み、快適な稜線を歩くこと30分、駒ノ大池に到着。

 

         すでに沢山の人が駒ノ小屋前でお弁当を広げていた。我々もリュックを下ろし大休止。今
        回は、女性の参加者が多いせいか、俄然鳴海さんの調子が揚がる。寒いほどのジョークは
        切れ間無く続き、一同話題について行くのがやっとの状態である。

         30分ほど休憩した後、いよいよ会津駒山頂に向け出発。もう手の届くところに山頂があり
        和気藹々木道を進む。あれ??前方に見たことのある紳士が・・・塩釜の大和田さんが月山
        〜肘折で一緒だった吉田さんと居るではないか!。昨日から七ヶ岳入りしていたらしい。下
        山してから一緒にやろうと約束し、別れる。
         10時15分会津駒ケ岳登頂着、記念写真を撮り、すぐ中門岳へ向う。日差しは厳しいが標
        高が高いせいで快適。晴天を映し込む地糖が、ワタスゲの相乗効果で本当にきれい。来て
        よかったねと皆が口々に語る。

         10時40分、中門岳の標柱に到着(ピークは登山道から外れているらしい)、つかの間の
        時間を過ごし、11時過ぎに下山を開始する。会津駒までは快適に到着するが、そのあとが
        大変だった。駒ノ小屋に別れを告げて下りだしたが、たいした標高も下がらない尾根歩きが
        続く。しかも、湿気を帯びた熱気が私達を襲い、皆バテる。

         そんな中、布施さんだけはトビマイタケを求め山中くまなく巡り、見事ヒラタケをゲット今夜
        のおかずだ。下山すれば美味しい自然水が待ってるよと皆を励まし、鳴海さんの寒いジョー
        クで体を冷やし、キリンテ沢にたどり着いた時には、皆、沢で狂ったように水と戯れる。午後
        3時過ぎ、ようやく キリンテ登山口に到着。

         もう入浴を済ませた大和田さんらの出迎えを受ける。今夜の宿は、キリンテ周辺のキャン
        プ場にしようかと思っていたが、大和田さんの推薦を受け、あずき温泉のオートキャンプ場
        に決定し、安孫子リーダーの采配で、テントサイト班と車配送班に分かれ行動した。皆のど
        が渇き、早い事乾杯したいため、テキパキと良く働く。

         5時を過ぎて、ようやくCL安孫子さんの乾杯で本日の無事をねぎらい、宴会開始。途中で
        宇野さんが調達したサンショウウオの干物を分けて食べながらメインディッシュの準備をす
        る。今日のディナーは、何と言っても大江さんの奥様から厳選していただいた「米沢牛」の牛
        鍋がメイン。すべての食材がすぐに調理出来るようにカットされ、レシピまで添えられた大江
        さんの奥様に、一同合掌しながらも猛獣のように鍋に食らいつく。
    、    鳴海さんの漫談は夜も冴え渡り、某女史に「あなたはギンリョウソウのような人だ」の評価
        には一同ひっくり返る。あとは、明日の山行の予定を見ながら、湿原歩きで楽勝という言葉
        を信じ、また、雨が降ってきたので、お腹いっぱいの順にバタバタ就寝。

      7/25(日)晴れ 帝釈山/360度パノラマ〜田代山/ミニ尾瀬ヶ原

         4時起床、サンショウウオが効いたのか、皆朝から元気だ。今日も朝飯は定番チャルメラ、
        もちろん餅を入れ腹持ちに備える。
         6時30分キャンプ場出発、今日は、大和田さんらも一緒なので総勢15名のパーティーだ。
        桧枝岐中央から林道に入り、舟岐川沿いを進むこと1時間 ようやく帝釈山登山口に到着。
        7時30分、帝釈山向け登山出発。 昨日より幾分涼しく快適だ、あれっ?、いきなりすごい
        登りだね、夕べの話ではほとんど登りも無く湿原が広がっている予定だったよねと言う会話
        があちこちから聞こえ始めた時には時すでに遅く、誰かの楽勝話にほたされて、誰も地図で
        確認していなかった事が露呈してしまった。
         休憩時改めて地図を確認し、あちこちからため息が漏れた。昨日の資料は、猿倉登山口
        から田代山、往復2時間のコース。さらに湿原の写真つきだ!。今日のコースは、間逆の帝
        釈山からのコース、他人の話を鵜呑みにしてはいけないと言う教えである。
         薄暗いダケカンバ林を上り詰める。 時折一薬草など可憐な花が心を和ませる。1時間後、
        ゴツゴツした岩場を過ぎると帝釈山山頂だ。山頂は、360度パノラマビューである。北西に
        は昨日登った会津駒、その奥には越後三山が控え、南には近くに男体山・白根山や赤城山、
        西方には何と谷川岳のはるか奥に富士山らしき山姿も望めた。

         記念写真を撮り、田代山に向うが、山頂からいきなりの下り。 帰りまたここを登ると思うと
        少しメゲル。けっこうな登り返しを繰り返しながら9:30田代避難小屋に到着。中には、良い
        お顔の弘法大師様が鎮座、寒河江さんが皆の安全を願いお賽銭をはずむ。避難小屋を出
        て間もなく、突然目の前に田代湿原が現れ、待ちかねた湿原の登場に一同「オーッ」と叫ぶ。
         ミニ尾瀬ヶ原には、キンコウカ・サワラン・とき草などが可憐な花を咲かせていた。ぐるっと
        湿原を散策、ちょうど半分来た所で大休止。あまりの気持ち良さに、ずーっとここに居たいね
        ーと・・・。

         10時30分、湿原に別れを告げ、いやいやながら復路を出発。先行していてた若者グルー
        プは、ジャンボタクシーを利用し猿倉口に下ったようだ。そのコースの方がおすすめである。
        帝釈山山頂は、非常に込み合っていたので少し下って小休止。標高が下がるにつれて気温
        急上昇、汗が滴り落ちる。距離感がつかめているのでどんどん下る。駒沢さんは、いつもの
        ように登山道を駆け下りる。

 
 

         12時30分、登山口到着。鳴海さんが皆をハグして迎えているので逃げる。またまた長い
        林道を車で走り、1:30ようやく「あずき温泉・窓明の湯」に到着。お腹がすいたので、みんな
        で入浴前に冷やし中華と餃子を注文し昼食、入浴。
         15;00時、温泉を出発。明るい時間に通過すると、会津はすばらしい観光地。この次には
        観光できましょうねなどと話しながら順調に距離を稼ぎ、18時前に、田沢道の駅に到着。大
        江さんの奥様に感謝しながら、大江さんと別れる。19時、明るいうちに集合場所に到着し解
        散・・・お疲れ様でした。    記 草g


見出し 一般公募登山大平山・森吉山登山秋田県
              ・・・快晴の祭典日多い残雪・・・

       期  日   2010/7/17(土)〜18(日)
       場  所   大平山(1171m)・森吉山(1454m)        


森吉山山頂で

       日  程   <B;前日班>
           7/17(土)・・・西川町5:00→秋田市朝日又登山口9:00
                     /登山開始9:30〜山頂13:00〜下山開始
                     14:00〜登山口着16:20/打当温泉(泊)
           7/18(日)・・・温泉発7:10→登山口8:00〜山頂10:45
                     〜森吉神社12:00〜登山口13:40→温泉
                     →山形・西川19:40


       参加者   一般参加者;2名/山岳会会員;9名・・・・・計11名
       記  録     文、写真〜佐藤(辰)   

      7/17(土)晴れ 大平山〜男鹿半島、日本海、秋田市の眺望

         とにかく蒸し暑い。登り始めるとすぐに汗が滴り落ちる。秋田杉の植林地から天然杉とブ
        ナの混交林、そしてブナ林を越えると目前に太平山が現われた。

         山頂の社殿は、改築中であったが、360度の眺望を楽しみながら昼食をとる。遠くには
        男鹿半島、日本海、秋田市内を望むことができる。まさに秋田の山というのが実感できる。
        ここまで来たのだから太平山三吉神社にお参りしなければと、小屋の中の神殿に参拝す
        ることにした。何と係員は山形の出身とのこと。

         山頂小屋の管理人の解説を聞くと、小屋のテラスで日本海に沈む夕日を見ながら飲む
        ビールは極上とのことであり、まさに、山頂からテラスが空中にせり出している構造であっ
        た。二食付き4,200円(安い!)ですので、会員諸兄も機会を捉えて是非泊まっていただ
        きたい。

      7/18(日)晴 森吉山〜頂上近く観光客で一杯/高山植物が最盛

         翌18日も快晴。マタギの湯「打当温泉」を7時に出発。早朝、副会長と相談の上ルートを
        変更。最短で登れるブナ帯キャンプ場へバスで登る。阿仁スキー場の脇を登るような感じ
        であるが、ブナ林が美しい。

         頂上近くになると登山者、観光客で一杯になってきた。ゴンドラで相当登って(運ばれて)
        きているのである。山頂の稜線は、高山植物が沢山咲いており、ベストシーズンといえる。
        綺麗に木道が整備され、また植物の解説版なども置かれており、上手に管理されている
        のが分かり気持ちがいい。

         なだらかな山頂で昼食のあと、下山にかかる。阿仁避難小屋で、奥さんが東根出身とい
        う管理人に荒木(節)が大ブレイク。二人で写真に納まる。途中森吉神社を参拝、冠岩(御
        神体?)を拝観して下山する。

         途中ゴンドラ上駅付近で数名が脱落。誘惑に負けたようだ。ゴンドラ下駅で全員合流し、
        再度「打当温泉」に入浴し、一路帰宅に着いた。・・・佐藤(辰)



見出し 10月山夏山月山夏山開き登山志津・岩根沢口
              ・・・快晴の祭典日多い残雪・・・

       期  日   2010/6/30〜7/1
       場  所   月山(1984m)・・・月山神社(祭典)
                    A;志津口(姥沢〜月山〜姥沢)
                    B;岩根沢口(束松〜清川g行人小屋〜月山〜姥沢)

       日  程   <B;前日班>
           6/30(土)・・・・8;00水沢温泉〜8;50束松〜10;45本道
                     分岐点〜13;35柴灯場〜着15;30清川行
                     人小屋(泊)
           7/ 1(日)・・・・6;45清川行人小屋〜8;10滝上8;20〜9;
                     05胎内岩9;10〜10;00月山山頂(祭典参
                     加9)12;15〜13;25姥ヶ岳13;35〜14;
                     10姥沢小屋15;00⇒着18;40水沢温泉・・
                     ・・・入浴、解散

               <A;当日班>
           7/ 1(日)・・・・7;00水沢温泉⇒7;40姥沢リフト下駅〜同
                     上駅〜牛首〜10;50月山山頂(神社)・・・・
                     以下B班と同じ・・・・

       参加者   B;先日組〜渋谷、柴田、安孫子夫妻、荒木(節)、鳴海、大江
               A;当日組〜佐藤(辰)、関原、+1
・・・・・計10名

       記  録   文、写真〜渋谷   

         6/30(土)  タケノコ汁や6種類の山菜お浸し

         今年も、要望があって、清川行人小屋1泊の前日班を設けることになった。以下、前日班
        の記録を主に報告する。
         集合場所の水沢温泉を、参加者7名、柴田車1台にまとまり予定の8;00に出発束松登山
        口は、天気予報どおり小雨、雨具を着けて8;50に登山開始した。この期、途中楽しみの予
        定もありドウタン街道コースを登ることにした。気になっていた烏川コース分岐点に、真新し

        い標識柱が建てられており、これなら言うことなしと関係者に感謝しながら通過、奥地の多
        い残雪を予想し、地蔵森山手前の残雪地周辺で早めに山菜を採取しながらの歩行となる。
         本道寺分岐点で一服、この先、あまり急登は無いが、何回かのアップダウンが続く。所ど
        ころ残雪(小雪渓)あり、その数も量も例年より多く、融雪期の遅れを感じ、山菜の出具合も
        違っていた。例年より少し難儀したが、マアマア満足のタケノコや山菜の採取が出来た。

         大雪城下の行人小屋分岐点まで登らず、だいぶ手前から雪渓伝いにトラバース、咲き始
        めたばかりの水芭蕉が広がる横道へ出て、間もなく、ダケカンバ峰を登りつめると、今夜の
        宿清川行人小屋が目の前にあらわれた。急斜のセッピ形跡を残す雪渓を遠回りしてまだ芽
        吹かない草地原に降り、潅木のトンネル道を少し辿ると、突然、小屋前にでた。小雨の中、
        道草を食いながらの道のり6時間30分経過(15;30)しての到着。

         山小屋を除くと、小屋の管理に入った山田君が、テーブルに座り何か飲み物をコップを片
        手に、我々に気付いてくれた。小屋中に荷を降し落ち着く。

         山田君に蒔ストーブを調整(煙突掃除)してもらい、6種ほどの山菜を茹で、タケノコ(山田
        君から多すぎると注意あり)の味噌汁をつくり、持参した牛の焼肉が出来たところで、「今日
        の無事と明日山開きの天候回復を願って」自然水での乾杯。山の幸・焼肉・硬軟の飲み物
        で満腹と酔い、山談義に盛り上がり、21時過ぎにはほぼ?就寝。

         7/ 1(日) 快晴 胎内岩周辺は最盛のお花畑//祭典参加

         朝起きて外に出て見ると、下界は雲海の下で見えないが、山頂方面は快晴で、葉山や
        蔵王、朝日連峰が雲の上に浮いていた。食後、小屋の清掃を終え、小屋前で記念写真撮
        影、早めの6;45に登山を開始した。

         天竺の大雪渓の裾をトラバース、東沢の大石に辿り着いたが、今年は融雪が遅いため、
        下流の水流は確認できたが、上流は殆ど雪渓に覆われていた。何度かこのような状況の
        経験があったので、夏道をパスし、沢なりの雪渓を登ることにした。

         晴天、無風、清涼、邪魔物なし東沢大雪渓の快適な登り。大雪城下の小滝で登山道に
        合流、やっと咲き始めたヒナザクラ草原中の大きな平岩上で大休憩。大雪城も本道寺側・
        肘折側が切れ目無く続き、上方も胎内岩近くまで広大。左奥の朝日連峰横目にしながら
        登り切る。

         胎内岩の脇で大休止、山頂着の早すぎ時間調整。空身で降って来たガイド協会の工藤
        君ら2人と会い、会話。この周辺からお花畑が開け、チングルマやイワカガミ・アオノツガ
        ザクラ・ミヤマシオガマ・ハクサンイチゲ・ミネズオウ・ウスユキソウなど可憐な花々が目を
        楽しませてくれた。

         山頂前の平な草地には、今年もクロユリの花が最盛、ただ、数が少ないように感じた。
        神社入口わこの岩場荷を下ろし、間食休憩、日帰り組の佐藤(辰)事務局長等の到着を
        まつ。時間ギリギリに日帰り組が姿を見せ、合流、月山神社に入り夏山開き祭典(祈祷)
        に参加。すぐ下の山小屋でタケノコ汁をもらい昼食。

         早々に下山、牛首〜柴灯森〜姥ヶ岳の峰コースを降る。下のトラバーコースは、牛首
        から小姥ヶ岳まで殆ど雪渓が続いて見えた。ハクサンチドリやイワイチョウなどの花を見
        ながら姥ヶ岳山頂で一服、ティ−バ−リフトが動きスキーヤーを見ながら最後の雪渓を
        下りリフト上駅着。

         例により、姥沢小屋で直会。佐藤(辰)・関原車2台に乗せて貰い水沢温泉へ、振り出
        しのここで解散となる。

見出し

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