見出
 黒伏山クライミング6/27 朝日連峰ウスユキソウ鑑賞登山6/26〜27 朝日連峰夏山開6/29〜20 レスキュー初級岩登り講習5/23 22第1回理事会5/16 GW朝日連峰縦走・山小屋慰問5/2〜5 ツアスキーPU月山から肘折温泉4/10〜11 ツアスキーP1鳥海山春スキー4/3〜4 大井沢湯豆腐3/27〜28 春山登山日暮沢〜竜門山3/20〜21 レスキュー講習P13/6〜7 リベンジ冬雁戸山^北蔵王2/27〜28 真冬日光白根山2/19〜21 厳寒期の鳥海山2/11〜13 厳寒の面白山2/6〜7 厳冬の雁戸山1/23〜24 2010西川山岳会新年会1/9〜10 年末年始五竜岳登山

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山行き報告報017; (2010/01/01〜06/30)

見出しクライミングU〜黒伏山中央ルンゼ登攀
                ・・・昼飯とブヨを一緒に食う///ルンゼが滝に・・・

         期  日  2010/6/27(日)

         場  所  
黒伏山

           日   程  *6/27・・・記載無し
           参   加   ・・・・4名
           記  録   文〜柴田

           6/27  小雨が降りだして敗退決定

           朝日連峰の魅力は、雄大な山並はさることながら、今の時期、ウスユキソウやヒメサ
          ユリをはじめ高山植物が多く見られることではないだろうか。今年も、一般登山者から
           27日は、朝から雨。集合場所に付くと雨はやんだが、集まったのは4人。しかし、駐
          車場で、天候に脅かされて一人敗退、取り付きに向かう。キビタキの池は、干上がって
          いる、 ブヨに悩まされながら登攀開始。
           だが、岩が濡れている為に、非常に難しく難儀してザイルを伸ばす。ブヨにボコボコに
          されながら2ピッチ・3ピッチ。余り際どい所は、シュリンゲ・アブミなど使用、何とか4ピッ
          チ登った所で昼食。昼飯とブヨを一緒に食う。
           小雨が降りだして敗退決定。懸垂で下降開始、ザイルが水を含んで重い重い、下降
          器に絞られて股間はびしょぬれ、ルンゼが滝になり始める。何とか基部まで下降してハ
          ーネスを外しザイルを畳む。
           合羽を着て下山開始、ところが、滑る滑る、木は滑る・岩は滑る・コケは滑る。何とか
          車まで下山して解散と成りました。今日はまるで修行ですね、ブヨに悩まされながら際
          どい登り!。まあ これはこれで楽しいのですが!。



見出し朝日連峰〜ウスユキソウ鑑賞登山寒江山
            ・ ・・竜門小屋管理人の案内/最盛のウスユキソウ・・・

         期  日  2010/6/26(土)〜27(日)

         場  所  
寒江山(1695m)

                      竜門山避難小屋(泊)〜寒江山

           日   程
            *6/26・・・7:00大井沢温泉⇒8:00日暮沢〜11:00ゴロ
                  ビツ頭〜11:45清太岩山〜12:30ユウフン山〜
                  14:00竜門山避難小屋
                  
***竜門山避難小屋14:30〜15:45寒江山
                  〜17:00竜門山避難小屋(泊)***

            *6/27・・・8:00竜門山避難小屋〜9:30清太岩山〜10:
                  30ゴロビツ水場〜12:00日暮沢駐車場⇒大井
                  沢温泉13:30・・・入浴・解散


           参   加  <一般参加者>
                  高野夫妻、船波夫妻、久代、齊藤、小柳、鈴木、
                  竹内 ・・・・9名渋谷、
               <山岳会会員>
                   佐藤(田)、橋本、駒澤、大江、鳴海、工藤、遠藤
                  (博)、石川 ・・・8名
           記  録   文〜駒沢 写真〜駒沢、石川

           6/26 晴れ ウスユキソウ・オノエランなどの花に満喫

           朝日連峰の魅力は、雄大な山並はさることながら、今の時期、ウスユキソウやヒメサ
          ユリをはじめ高山植物が多く見られることではないだろうか。今年も、一般登山者から
          多くの希望が寄せられ「竜門小屋管理人と歩くウスユキソウ鑑賞登山」を実施すること
          になった。
           7時、大井沢温泉に集合、車3台に分乗し日暮沢へ向かう。小屋前の駐車場には、す
          でに10台位の車があった。竜門山避難小屋管理人の遠藤(博)さんは、昨日、団体が
          入るとのことで、一足早く先に登ったとの事である。

           新潟来る公募の人達が8時に到着。一般参加9人、山岳会の参加者7人の総勢15
          名で、石川さんをリーダーに8時10分に登山を開始した。最初の松峰急登は、何時も
          ながら辛い。登りつめて最初の休憩。

           ゴロビツ頭の雪渓上まで、皆ばてないよう、更に2回の休憩をいれながらゆっくり歩く
          が、強い日差し、無風で汗が吹き出る。とにかく暑く、。風がほしい・・・風がと思いなが
          ら登る。その途中、リュウキンカの鮮やかな黄色に癒される。新潟から来た女性メンバ
          ーは、この急坂をお喋りしながら登って行く、すごいパワーだと感心する。
           10時50分、ゴロビツ頭の雪渓上にでると、雪上のひんやりと開けた展望に、辛い登
          りの今までの暑さが吹っ飛んでしまう。月山がくっきり、向かい峰に鳥原山。小朝日等
          が迫り、皆が感激する。周りの景色を堪能しのんびり、水分補給もたっぶりと取る。

           11時45分、清太岩山頂に到着。目の前に広がる絶景に心奪われる、残雪の白・草
          木の緑・空の青と、そのコントラストが実に見事で山の雄大さ美しさにただただ圧倒さ
          れる。右手の以東岳から左手の大朝日岳にかけて主稜線がはっきりと、その中間に
          今夜の宿・竜門山避難小屋がクッキリと映る。明日、あの大朝日岳の稜線を歩くのか
          と思うとワクワクする。
           新潟の方から、アンのかかった草餅をいただく、実においしい。エネルギーとなり、ユ
          ーウフン山への登りもなんのその。登山道に咲く色々な高山植物にも助けられる。た
          だ、ヒメサユリは、大きく膨らんで蕾状でまだ咲いていない、残念。明日一輪でも咲い
          ていること願う。ゴゼンタチバナやアカモノ、ツマトリソウ、ウラジロヨウロク、ハクサンチ
          ドリ等など・・・美しい。

           ユーフン山の山頂12時20分着。昼食の大休憩。竜門山避難小屋が、一段と近くに
          迫って見える。。今登ってきた稜線も振り返り見る、”オー”と心で叫ぶ。
           竜門山下の雪渓の途中で、末広がりになり思い思いのポーズで写真に収まる。雪渓
          上の草地には、シラネアオイやサンカヨウの花が群生、やさしく可憐に咲いている。山
          頂分岐点に14時到着。

           小屋までの下り、今日のメイーンのウスユキソウが最盛で、ミヤマダイコンソウやハ
          クサンイチゲオノエランなどの花もみごと。竜門山避難小屋に2時20分到着。遠藤さ
          んがでむかえてくれた、皆で到着を喜び合う。小屋前の水もドンドンでていた。この水
          で冷やされた自然水もさぞかし美味しいだろうと、喉をゴクン。

           小屋の二階に荷を降ろし、寒江山へウスユキソウ鑑賞に皆で出かける。風もなく最
          高の天気。私含め居残り組の3名で、遠藤(博)さんが確保してくれた山菜を大鍋に3
          回にわけゆでる、味見したら最高のおいしさ。皆さん喜ぶ顔が見える。
           牛肉2K・里芋2キロ・こんにゃく・ネギその他色々・・・背負った人に感謝しながら山
          形名物”芋煮”を作る。去年も参加したという方が、手際良く調理を手助け、4時半頃
          には出来上がった。
           5時頃、寒江山に行った人達が帰ってくる。皆、にこにこ顔で満足な様子がわかる。
          今日は、50人以上の登山客とか、遠藤さんはてんてこ舞いの様子。やっと手が空き
          乾杯に参加、皆に温かい芋煮をふるまう 

           二階も40人以上の人、思うように動けない。が、自然水や軟水、洋軟水・漬物など
          々色々なものが出てくる。宴たけなわ、橋本さんに横笛のリクエストがでる。登山客
          の曲のリクエストに応えて、エーデルワイスや花笠音頭など5〜6曲吹く、最後に「も
          ののけ姫」拍手喝采を受ける。横笛の音色が実にやさしい。
           芋煮は間食、締めにうどん、これも間食8時宴会終了。明日の天気が気になり外に
          出ると、雨が、風も少し、嫌な予感がする。明日の天気を祈りながら、ぎゅうぎゅうづ
          めになりながら就寝。

           6/27  ウスユキソウ・オノエランなどの花に満喫

           案のじょう、朝起きてみると雨。ラーメンの朝食中「・・今日は、昼になっても雨が降
          り天気回復の見込みなし、ガスで何もみえない・・」「・・日暮沢へ真っ直ぐ降りる・・」
          という事になった。ゆっくり8時に下山開始を決定。

           小屋には、我々しかいなくなり静かになる。雨具を着て遠藤(博)さんも一緒に出発
          もする。もくもく足もとだけ見て歩く、昨日の景色はガスの中、体が蒸れて暑い。清太
          岩に9時半に着く。

           ここからが急降り坂、滑るので足元一歩一歩気をつけて歩く。ゴロビツ水場で小休
          憩、いつの間にか狐穴非難小屋管理人の安達さんも(追いつく)いた。ここから、まだ
          まだ悪い足場が続くき疲れる。とにかく怪我しないように下る。足元の雨具は、誰も
          が泥だらけ、12時に日暮小屋に着く。
           皆の顔が安堵にかわり、握手を交わし無事下山した事を喜びあった。一期一会の
          言葉が頭に浮かぶ。日暮沢非難小屋の前で写真を撮り解散、大井沢温泉へ・・・。


見出し夏山開き〜朝日連峰〜夏山開き登山鳥原山
            ・・・A班古寺鉱泉・B班中ツル尾根/銀玉水まだ雪渓下・・・

         期  日  2010/6/19(土)〜20(日)

         場  所  
鳥原山・朝日嶽神社

                      大朝日岳(泊)〜小朝日岳〜鳥原山(祭典参加

           日   程   <1泊A班>古寺鉱泉コース
            *6/19・・・6;40大井沢温泉⇒7;30古寺鉱泉〜9;30/9;40
                  ハナヌキ峰水場〜1130/11;45古寺山〜12;50小
                  朝日岳〜14;35/14/50銀玉水〜着15;30大朝日
                  岳非難小屋(泊)・・・B班と合流
            *6/20・・・6;45大朝日岳非難小屋〜7;25銀玉水〜8;40小
                  朝日岳〜10;15鳥原山〜着10;40鳥原山・朝日
                  嶽神社・・祭典参加・昼食・・12;15発〜13;15ブナ
                  峠分岐」〜着13;20小寺鉱泉駐車場⇒大井沢温
                  泉・・・入浴・解散
               
<1泊B班>中ツル尾根コース
            *6/19・・・6;00大井沢温泉⇒7;00朝日鉱泉〜出合〜大朝
                  日岳〜着15;30大朝日岳非難小屋(泊)・・・A班
                  と合流
            *6/20・・・
大朝日岳非難小屋〜鳥原山・朝日嶽神社・・祭
                  典参加昼食・・A班と同行動
・・発12;30〜朝日鉱
                  泉⇒大井沢温泉・・・入浴・解散
               
<日帰りC班>ブナ峠コース
            *6/20・・・7;00大井沢温泉⇒7;30ブナ峠^9;30ハタバ峰
                  〜着11;00鳥原山・朝日嶽神社・・祭典参加・昼
                  食・・12;15発(A班と同行)〜13;15古寺鉱泉分
                  岐〜15;30ブナ峠⇒大井沢温泉・・・入浴・解散

           参   加   <1泊A班>古寺鉱泉コース
                  渋谷、佐藤(園)、三宅、安孫子夫妻、草g+斉藤(師)
                  +友人辻間、竹中・・・ 9人+遠藤(博)+ネパール友人、
                  石川・・・再計12人
                <1泊B班>中ツル尾根コース
                   柴田、有路、斉藤、大江、神田、宇野、荒木(節)、後
                  藤、鳴海、佐藤(明)+友人梅津・・・11人
                <日帰りC班>ブナ峠コース
                  佐藤(田)、遠藤(敏)、高原、荒木(啓)、佐藤(辰)、高
                  橋、鈴木(栄)、鈴木(裕)、板坂+GL4・・・13人
           記  録   文〜渋谷(1泊A班のみ)、写真〜草g、渋谷

           6/19 曇り ウスユキソウ・イワかガミ郡落

           朝日連峰の夏山開は、例年どうり6月の第3日曜日、鳥原山・朝日嶽神社で行われ、
          西川山岳会も、これに合わせて朝日連峰夏山開き登山を実施した。
           恒例、前日に大朝日岳非難小屋1泊、翌日に山開き祭典参加の日程であったが、前
          日は、古寺鉱泉コース(A班)と朝日鉱泉からの中ツル尾根コース(B班)に別れ、夫々
          大朝日岳(非難小屋)を目指した。

           大井沢温泉には、既に、A班の全メンバーが集合していた。3台の車に分乗し、予定
          を早めて出発(B班は1時間前に)した。小寺鉱泉駐車場からも、予定より30分早い登
          山開始となる。
           雨期に入っての山開きで、今日も曇りの天候。幸い、蒸すことも無く、鉱泉宿から取り
          付きの急登を順調にクリア、しばらく松峰歩き、服装や体調を整えるため、最初の一服。
          歩き初めて間もなく、毎年、山小屋で同宿の東北電力チームリーダー(1人だけ)に追
          い抜かれ、さらに、威勢の良い3〜4名にも追い抜かれる。

           途中、道脇の竹薮を覗きながら登る。しかし、タケノコのゲット無く(数本のみ)水場に
          到着した。冷たい清水で喉を潤し大休止。追い抜いたメンバーも一服していた。登り始
          めると間もなくハナヌキ峰分岐点手前で、見覚えのある顔、大朝日岳非難小屋管理人
          佐藤さんに追い着かれる。

           古寺山への急登、例年、タケノコを採取しながら疲れを忘れて登るのだが、タケノコ
          生育適地は、雪が消えたばかり、ホソタケ20数本ゲットのみで諦める。登山道にも所
          どころ残雪があり、踏み場が悪く、疲労困憊。やっとセッピ頭の雪渓に登り上げ、大休
          憩をとる。展望良く開けた雪渓と風通し、下界でわ味わえない清涼さ。

           古寺山到着。正面に大朝日岳から中岳、その右方に連峰の主稜線が開けた。眼前
          の小朝日岳左方稜線を辿ると、明日予定の鳥原山が近くに見える。昼食休憩、写真
          の撮影、一息つく。

            小朝日岳の山頂で霧雨にあう、雨具不要。降り始めると、足元に可憐なイワカガミ
          やツガサクラ等の花、Y字雪渓の大朝日岳が迫る。鞍部先で東北電力メンバー本隊
          に追い着かれる。その先の稜線、やはり、ヒメサユリの花は、まだ硬い蕾、ハクサンド
          リは最盛、ウズラパ(葉)も見かけられた。中ツル尾根のB班と無線連絡が出来た。

           銀玉水は、まだ雪渓の下、何とか、空き間下の流水を10リットルほど山小屋での料
          理用に確保。雪渓は、左手がy字まで、右てはソウカ沢深くまで降り続いており、例年
          より遅い雪消えを感じた。

           アイゼン(一部)を着け、大雪渓を無事クリア、頭からの緩斜面、チングルマが最盛、
          濃い赤紫のイワカガミ、開き切らない可憐なウスユキソウ郡等、疲れを忘れさせてく
          れた。大朝日岳非難小屋着、15;30。ほんの一足先にB班が到着していた。

           金玉水に水汲みに降ったB班メンバーの帰りを待ち、まずは、今日の無事と明日の
          天候の回復を願って乾杯。今回の山小屋食事シェフは、草g、皆が協力してタケ
          ノコ汁とB班ゲットのワカエ(ヒラタケ)味噌汁、大量の牛焼肉、オマケに焼きソバと満
          腹。3〜4名を残し早めの就寝。

           6/20 曇り時々雨  タケノコ味噌汁で昼食

           朝、外に出ると全山ガスに覆われていた。前夜の残り野菜やコシアブラ入りの珍味
          ラーメンで朝食を済まし、予定より早めの出発。銀玉水雪渓の途中から雨がポツリポ
          ツリ、下りきったとき雷鳴と強い雨となり雨具着用。途中、弱まったが小朝日岳まで降
          続いた。

           小朝日岳からの降り道、土嚢積みなど大分手入れが行き届き、更に、どういう訳か
          中腹の雪渓が狭くなり、楽に降ることができた。地元山岳会の皆さんに感謝。鳥原山
          の展望台で一服。予定よりくこし遅い10;40、鳥原山非難小屋(神社)にt到着。

           山開き祭典の参加。今年は、150名の参加とのことだが、少な目に感じた。日帰り
          班が採取してきたタケノコの味噌汁を作り昼食。朝日鉱泉に降るB班と別れ、12;15
          に下山を開始、15;30小寺鉱泉の駐車場へ無事に到着。大井沢温泉に移動、入浴
          して解散。


見出し H10第2回レスキュー初級岩登り講習〜
             ・・・スピーディーな救出/判断と仲間との連携・・・

         期  日  2010/5/23(日)
                  **8;00〜15;00**
         場  所  
仙台市鎌倉山

           参   加   遭難救助隊員+岳友24名

           記  録   文〜佐藤(辰)、写真〜草g

           23日、少々小雨の混じる日でありましたが、沢山の会員と岳友も加えて24名の大
          所帯での訓練となりました。

           岩登り初級者班は遠藤・松澤が、上級者班は柴田・成毛が、体験班は佐藤・阿部が
          夫々担当して講習会を開始。三点支持、懸垂下降、ザイル操作、トップロープでの挑
          戦等、安全を第一に真面目に、でも楽しく実施することが出来ました。改めて講師のメ
          ンバーに感謝申し上げます。

           午後は、レスキュー訓練で山中や岩場での搬出方法などをやりましたが、人間の運
          搬では、いずれにせよ体力を要することを実感。また、適切な判断と仲間との連携あ
          る作業がスピーディーな救出に繋がることを理解できたことでしょう。

           今後も救助隊員向けの講習を実施していきますし、また岩登りについても、その楽し
          さを多くの会員に理解してもらうよう事業を展開して行きます。
                                    記・・・・・事務局長〜佐藤(辰)・・・・・


見出し 西川山岳会 H22第1回理事会の報告〜
            ・・・会員の新規加入・除名/中期事業等の協議・・・

         期  日  2010/5/16(日)
                18;00〜20;00時
         場  所  
会長宅


           協議1、会運営の基本事項について
               (1)、山小屋(西川町管内)の利用の中で、H22総会時に示した山小屋
                 管理協力費については、規定どうりに戻す。
その理由は、一部会員の
                 言動等から、他の山小屋利用者から誤解を招き、管理上、支障きたし
                 ているため。
           討議2、新会員の加入承認、除名等について
               (1)、新規会員の加入については、今後、本会の初期の目的・初心に立
                 ち返って、次の事項に賛同が得られる人を承認する。
                 @、朝日連峰や月山が好きで、度々、訪れている。
                 A、会の事業(登山や保全活動)に参加できる。
                 B、できるだけ、パソコン利用(通知や意見交換)が可能であること。
                 C、山での遭難や事故については、原則自己責任とするが、これら
                   対策として、関係保険に加入すること。
               (2)、会員の行動で、「西川山岳会の会員」という名のもとに、他の一般
                 山岳愛好者に迷惑を及ぼしたり、会員間の融和を壊す等、本会の品
                 位を著しく害した時は、理事会の協議により、当該会員に退会の勧奨
                 又は除名処分
をする。

           協議3、中期(夏期)の事業計画について
               (1)、朝日連峰の山開き参加登山
                  @、期  日  6/19(土)〜20(日)
                  A、日程等   *1泊A班(古寺〜大朝日岳〜鳥原山〜古寺)
                             大井沢温泉・・19日7;00発
                           *1泊B班(朝日鉱泉〜大朝日岳〜鳥原山〜ブナ
                             峠〜朝日鉱泉)
                             大井沢温泉19日・・6;00発
                           *日帰班(ブナ峠〜鳥原山〜ブナ峠)
                             大井沢温泉20日・・7;00発
                  詳細は、HPの行事計画ページ記載
 
               (2)、朝日連峰/ウスユキソウ鑑賞/公募登山/遠藤(博)・石川
                  @、期  日  6月26(土)〜27(日)
                  A、日程等  大井沢温泉7;00集合
                           *26日・・・日暮沢非難小屋〜清太岩山〜竜門山
                                   避難小屋(泊)///寒江山往復
                           *27日・・・竜門山避難小屋〜大朝日岳〜古寺山
                                   〜日暮沢非難小屋
                  詳細は、HPの行事計画ページ記載

               (3)、月山山開き参加登山
                  @、期  日   7月1日(木)
                  A、日程等  水沢温泉7;00発
                           (姥沢〜牛首〜月山山頂神社〜姥沢)
                  詳細は、HPの行事計画ページ記載

               (4)、公募/町民登山〜森吉山・太平山
                  @、期  日   7月16(金)夜行〜〜19(月)
                  A、日程等  *7/17(土)太平山往復〜宿泊
                           *7/18(日)森吉山往復〜温泉宿泊
                           *7/19(月)観光〜帰宅
                   詳細は、HPの行事計画ページ記載

               (5)、夏山合宿T/会津駒ヶ岳登山
                  @、期  日   7月/24(土)〜25(日)
                  A、日程等  *7/24(土)桧枝岐〜会津駒岳(山小屋泊)
                           *7/25(日)山小屋〜桧枝岐
                  詳細は、HPの行事計画ページ記載

               (7)、夏山合宿U/北ア・剱岳集中登山
                  @、期  日   8月19(木)夜行〜22(日)
                  A、日程等  8/19・・西川交流センター22;00発夜行
                           *A班(登攀)・・・室堂〜源次郎尾根〜剱岳〜室堂
                           *B班(縦走)・・・室堂〜剣沢〜剱岳〜早月峰尾根
                                      〜馬場島
                           *C班(縦走)・・・馬場島〜早月峰尾根〜剱岳〜剣沢
                                      〜室堂
                   詳細は、HPの行事計画ページ記載


見出し 春山登山GW朝日連峰縦走・山小屋慰問〜
              ・・・二ツ石コース最高の天気/痩せ尾根で緊張・・・

         期  日  2010/5/2(日)〜5(水)
         場  所  
朝日連峰天狗山〜狐穴〜竜門山)


           参加者   佐藤(辰)、佐藤(田)、菊池、遠藤(敏)、安孫子、
                荒木(節)、有路、高原、宇野、吉田
・・・10名

                竜門山避難小屋以降〜菊池、遠藤(敏)、有路、
                高原、宇野、吉田
・・・6名  他前日4日下山
                       記録;文・写真〜遠藤(敏)

           ***5/2***晴れ
           8:00大井沢温泉⇒8;30南俣沢出合〜焼峰
           〜竜ヶ池山〜14;00天狗山避難小屋(泊)


          大井沢温泉で共同食のパッキング、車を下山予定の日暮沢避難小屋にデポし、南俣
         出合に移動。温泉出発時、慌てて駐車場にあったザックをいきなりタイヤで乗り上げて
         しまい大変ごめんなさい。

          南俣出合からバカ平、樹林帯の雪上をまっすぐ、焼峰登り口で大休憩。天候に恵まれ
         気分爽快。カンジキを使うことなくつぼ足で登れた。だんだん視界が広がり気分ますます
         快適。ロボット観測小屋からは、一面何の障害物なしの粟畑山大雪面。急登を登り切る
         と疲れ一片で吹っ飛ぶ。参加してよかった。

          15:20天狗避難小屋到着。月山朝日(西川)観光協会のバリバリ若い衆が、おいしい
         自然水を荷揚げしてくれたので先ずは乾杯。さっそく夕飯準備。野菜カレー鍋。実におい
         しい。別班とも意気投合盛り上がる。8時就寝。ここで単独登山者のおおいびき、何と朝
         まで続いた???。

           ***5/3***快晴
          8;00天狗山避難小屋〜二ツ石山〜高松峰
          13;00狐穴避難小屋(泊)


          お世話になった天狗山避難小屋を7時に出発。狐穴避難小屋までの長丁場。アップダ
         ウンの峰歩き。最高の天気に恵まれ、障子ヶ岳、以東岳、大朝日岳360度の展望が晴
         らしかった。

          例年より雪が残っており、先々の南斜面は、クレパスが大きく口をあけている。この前
         の新雪がクレパスを隠している。先頭の佐藤(辰)リーダーが注意しながらガイド。二ツ
         石を登りあげた所で大休止。遠くに狐穴避難小屋を見つけ大歓声。

          コバラメキやオバラメキを通過し、痩せ尾根で緊張感が全身に。右、左が絶壁。高松峰
         下まで狐穴避難小屋管理人の安達さんが迎えに来てくれた。ありがたい。最後の急登を
         上がれば山小屋、心が急ぐ。午後1時小屋到着。

          お疲れ!!、玄関先で管理人安達さんからとっておきの自然水プレゼント。この世の味
         とは思えぬほどおいしい。4時に山スキー班と合流。中俣沢の大斜面をスキー滑降拝見、
         見事な滑りに大喝さい。夕食は焼き肉、焼そば。夜遅くまで山談義。

          ***5/4***ガスと強風
          9;00狐穴避難小屋〜13;00竜門山避難小屋(泊)


          朝からガスと暴風、昨日とは全く違う天候だ。狐穴避難小屋を9時出発。真っ白なガス
         の中、暴風と相撲取るように必死で歩く。言葉少ない、何も見えない。こんなこともあるも
         のだ。三方境、北寒江山と進む。

          途中登山道見失う。雪面とブッシュ境界では、見つけられない、先頭の佐藤(辰)リーダ
         ーが上に行ったり下に行ったり探してくれ、その後、後続隊員が移動、寒江山を通過。夏
         道2時間コースを4時間を要した。午後1時竜門山避難小屋到着。

          小屋管理人の遠藤(博)さんと石川さんが迎えてくれた。美味しい自然水をご馳走になる、
         感謝感激。苦労の後の自然水は格別の美味しさである。ここで、4名の隊員が用事の為
         下山。夕食は、鳥肉野菜鍋、疲れた体に浸みわたる。

          遠藤(博)さんと石川さんから、蝋燭の明かりで面白い夜話を聞かせてもらった。この話
         が実に面白い、登山道草刈りの話や慰労会のハプニング、タヌキ衝突話、人生の杖のそ
         の後の話・・・などなど・・・。夜遅くまで、避難小屋は笑いの渦になった。就寝。

           ***5/5***快晴
          8;00竜門山避難小屋〜清太岩山〜13;00
          日暮沢小屋⇒大井沢温泉入浴・・・解散


          小屋前で管理人さんを交えて記念撮影、最終日4日目になる。7時に出発。思ったより
         疲れがたまってない。昨日の笑いで疲れがどこかに吹っ飛んだ。竜門山からはルンルン
         下山だ。


          眺めよし、天候よし、最後良ければすべてよし。ユーフン山と清太岩山で休止。大朝日
         岳を眺めながら休憩だ。11時、日暮沢避難小屋に到着。4日間の山行、お疲れさまでし
         た。大井沢温泉で湯に入り疲れをとって帰路に付く。


見出し ツッスキーPU 月山〜肘折温泉姥沢口〜
           ・・・天候に恵まれた2日間/大森山・雪上レストラン・・・

         期  日  2010・4/10(土)〜11(日)
         場  所  
月山1980m)


念仏ヶ原避難小屋前で

         日  程  **4/10(土)**
               7:00西川交流センター→7:50姥沢駐車場〜8:00
               リフト上駅〜10:50月山山頂付近〜11:30山頂〜
               12:20千本桜〜13:20清川(立谷沢)〜14:50念仏
               ヶ原避難小屋(泊)
                
**4/11(日)**
               7:20念仏ヶ原避難小屋〜8:20小岳〜猫又沢〜11
               :30大森山12:30発〜3:40肘折着〜肘折温泉→重
               作蕎麦→17:50西川交流センター

        
参 加 者 柴田、草薙、菊池、蒲生、後藤、安達、上野、荒谷、
               石川、大江、神田、三宅、橋本、駒沢、宇野、大和
               田、ゲスト1名(大和田友人)・・・総勢17名
                 
記録〜文:橋本  写真;石川、草g

          10日(土) 晴れ 大雪城ゲレンデを堪能、
                      立谷沢川への急斜面でKさんがクラックに


          楽しみにしていた月山〜肘折ツアー。天候も良く、西川交流センターからマイクロバス
         で姥沢登山口へ向かう。今年は、降雪量が少ないせいか雪の回廊もだいぶ低いようだ
         が、残雪に春を感じさせる。月山スキー場は、今日がオープンということもあって、駐車
         場には多くの車、大勢のスキーヤー達で賑わっていた。

          リフト上駅から、快晴のなかツアスキーの出発となる。風も無く、本当に穏やかな天候
         であった。牛首へ向かう途中、メンバーの一人が転倒した際に胸を打ったため、大事を
         とって日帰りで参加していた佐藤(俊)さんが付き添って下山となった。

          その後、つぼ足で下山中の有路さんと会い、にっこりあいさつを交わす。山頂直下の
         急斜面も、雪がゆるんでいるため、難儀することなく鍛冶小屋跡に到着。小休止し鳥海
         山や朝日連峰、その奥に飯豊連峰など遠望を満喫。

          月山山頂で記念写真を撮り、いよいよ待ちに待った大雪城の滑走。雪も軽く広々とし
         た斜面を皆、歓声をあげ滑って行く。重い荷物での滑走はなかなか難しいが、本当に
         気持ちのいい雄大な斜面だ。傾斜が緩んだところで後続の滑りを拝見。かんじき組も
         到着し、ランチタイム。

          千本桜では、クラックがところどころ顔を出していて、かわしながら降下する。立谷沢
         川への急斜面では、転倒者続出、雪も荷物も重くスキーが回らない。神田さんが2メー
         トルほどのクラックに落ちたが(無事救出)皆、無事に立谷沢川橋へ到着する。

          ここで上野さん、柴田さんの釣り師の2人を残し、念仏ヶ原を目指す。ここから登り返
         して、広々としたな念仏ヶ原をゆっくりと歩く。念仏ヶ原避難小屋は、雪に埋もれておら
         ず、1階の雪囲いを外す。荒谷設計技師のもと、小屋前に宴会用雪テーブル、トイレ2
         つを設営し、小宴会(練習)。間もなく、かんじき組、釣り師の2人も到着し、大宴会(本
         番)に突入。

          えさの関係もあって、残念ながら岩魚は次回にお預けとなったが、前週の鳥海山で
         好評であった石川さん調達の鴨鍋を美味しくいただく。臭みがなく、だしが上品、閉め
         のうどんも絶品。小屋に戻り2次会。荒谷さん「笑わすなよ〜あばらに響くだろ・・・」と
         終始あばらで(なぜ?)盛り上がる。(荒谷さん触られ放題?)明日に備え、早めの20
         時半就寝となった。

          11日(日) 小雨→晴れ 大森山レストランで祝宴

          朝、起きると、外は小雨だったが、出発する頃には雨もあがり始め、小岳山頂到着
         時にはすっかりガスも上がった。記念写真後、噂の猫又沢急斜面に到着。柴田さんが
         クラックの目印となり、急斜面を滑り降りる。思いのほか、転倒者もなく、もうちょっと突
         っ込んでも良かったかな?。

          ここから尾根に登り返して大きくトラバースし大森山へ向かう。大森山へは、スキー
         を引っ張ってつぼ足で登る。山頂に到着してまもなく、開店準備を急ぎ、雪テーブルを
         設営、荒谷検査官のチェックもOK!。全員揃ったところで、年に1回のこの時期だけ
         オープンする大森山レストラン開店、乾杯。大森山レストランでは、笑顔と笑い声がい
         っぱい。良さは、参加してみないとわかりません。当然、ザックに残っている軟水、硬
         水を残すことなく・・・。

          大森山から最後の滑走をし、肘折小学校前へ到着。荷物運搬のため、軽トラ運転の
         佐藤(辰)事務局長が笑顔で出迎えてくれた。開湯1200年の肘折温泉でゆったりと
         汗を流し、舟形蕎麦を頂き、開発センターへ戻った。
          雪テーブル作りやトイレ設営も厳しい指導?のもと貴重な経験で、初めての重い荷
         物での滑走、変化に富んだロングコース、月山〜肘折コースに魅了されました。こん
         な素晴らしいツアーができるのもマイクロバスでの送迎、バックアップサポートのおか
         げです。深く感謝します。


見出し ツアスキーPT鳥海山春スキー鳥越川口〜
                ・・・晴れた鳥海にめぐり合え感激!(佐藤・辰)・・・

         期  日  4/3(土)〜4(日)
         場  所  鳥海山(
2236m)

         日  程  **4/3(土)**
               詳細記録無し
                
**4/4(日)**
               詳細記録無し

        
参 加 者 佐藤(辰)、大江、草g+斉藤師匠、菊池、石川、
               神田、荒谷、鳴海、蒲生、橋本、柴田、後藤
               これに岳友福田&飯田・・・15名
               
記録〜文;佐藤(辰)   写真;石川、草g


          3日(土) 風雪となり、早めに昨年と同じ三郎沼付近に幕営

          午前6時にナギ(草g)ちゃんに拾ってもらって、一路「鳥海道の駅」へ。8時に全員集
         合を確認し、3台に分乗して出発。いつもの鳥越川第二発電所から登り始める。天気は
         まあまあだ。

          獅子ヶ鼻を通り過ぎ、ブナ林の間をどんどん進む。天気は、次第に崩れ始め、昼食休
         憩の頃には吹雪になってきた。「早めに天場に行って始めようぜ」(何を?)と先へ進む。
         森林限界付近まで進むが、風も強く、一旦降りて昨年幕営した三郎沼付近に今年もお
         邪魔することになった。

          テント3張、トイレ男女別2箇所を造作、トイレはSの名人芸である。少々きついが、大
         型テントに全員が入り込む。石川君が準備した庄内名物の鴨鍋料理開始である、なぜ
         日本海鍋でなかったかは、鴨肉の素晴らしさ、美味しさを味わい納得の逸品であった。
         ・・・夜中寒くて起きると、なんと!寝袋に入っていないではないか、・・・??。

          4日(日) 待望、快晴の鳥海山を滑る

          翌朝、素晴らしい天気となった、待望の快晴である。稲倉岳の岸壁が朝日を浴びて迫
         力満点。早く登りたくて、全員準備終わらないうち出発。3度目の正直(佐藤・辰)。やっ
         と鳥海の女神(いや、山に神)が微笑んでくれた。うれしい。

          気温が上がり、途中でズボン下も脱ぎ、汗だくになりながら登る。K君は、頭から湯気
         が出るほどの大汗だ。千蛇谷に入ると、風もあり気温も低くなってきた。ひたすら山頂を
         目指し登る。私は、スキーアイゼンが無いので、アイスバーンでツルリン・ツルリンとスキ
         ーが下がり、途中からスキーを脱いで引っ張ることにした。

          新山山頂は、風がありすこぶる寒い。早く降りようとS師匠をせかし、皆が休んでいるく
         ぼ地まで滑り降りる。後で思い出すと、ここの滑りが雪質、斜面とも最高で、ばっちりカー
         ビングで決めることができた。

          昼食後、いよいよ全員で快晴の鳥海山を滑ることになった。日本海を望みながら千蛇
         谷を滑降する。それぞれが、思い思いのターンを決めながら降りるが、朝日連峰ではメ
         タメタだったN君が、今日はばっちりとテレマークターンが決まっているから不思議。しょ
         うがないから今回は褒めてやった。(笑い)・・・。
          天場まで一気に降りる。全員満足の顔である。荷物を整理して、私は夕方の会議に間
         に合うよう早く出発させてもらうことにする。だが、ここからが滑らない!、気温が上がっ
         たので雪が腐ってきており、スキーより体が先に行くくらいだ。一生賢明漕ぎながら、車
         に到着し、川でスキーを洗って「鶴泉荘」(かくせんそう!と読む)へ直行。

          大満足の一日を振り返りながら、ナギ(草g)ちゃんの車で6時30分予定の会議へ向か
         った。(もちろん、会議の後の一杯は格別の味であった。)


見出し 大井沢特産〜冬期限定・湯豆腐を食べる会
            ・・・+a/27日・湯殿山・28日・石見堂/山スキー・・・

         日  時  2010/03/27(土)〜28(日)
         
場  所  雁大井沢セミナーハウス(朝日連峰山麓)


         日  程  **2/27(土)**
               湯殿山山スキー・・・8:00〜13:00
               大井沢の湯豆腐を食べる会・・・18;00(16;00)〜
                
**2/28(日)**
               石見堂山スキー・・・8;00〜16;00

        
参 加 者 草g&斉藤大先生、橋本、菊池、遠藤(敏)、大江、
               荒谷、神田、佐藤(仁)、鳴海、上野、太田、佐藤(辰)、
               柴田、駒沢、宇野、石川、関原、他・・・18名+a

               
記録〜文;佐藤(辰)   写真;佐藤(辰)・草g

          27日(土) 湯殿山〜スキー片方石跳川へ・湯豆腐で山談義

          恒例、「大井沢の豆腐を食べる会」とスキーをドッキングした行事を今年も開催した。
         27日の朝、昨晩張り切りすぎた痛い頭を抱えながら、志津に8時に着くと、既に、皆は
         準備を始めていた。天気は快晴、でも午後は崩れる予報。

          急いで仕度をし、皆を追いかける。ブシ沼付近で追いつき、南東稜に取り付くが、既
         に天気は荒れ始めていた。森林限界手前でスノーシュー部隊は退却する、だが、スキ
         ー部隊はなおも頑張って登る。風はいよいよ強く視界も無くなり、昨年同様の地点から
         撤退することになった。
          森林限界付近までスキーを引っ張って下り、ようやく装着すると、上の方でO君が動
         かない。風が強いので早く来ないかと待っているが、動く気配は無い。登り返してみた
         らスキーを片方強風で流してしまったとのこと。全員で探してみるが、見つかるはずは

         無く「男はすっぱりあきらめろ!」と激励(?)し、全員で風の弱い石跳川に下りる。O君
         は片足で滑っている。上手なもんだ。重い雪で滑りは悪いが、あっという間に車まで到
         着してしまった。


          少し早いが大井沢温泉に直行し昼食とすることにした。体を温めれば喉が渇く、会の
         常道??、全員で自然水の調達班、炭熾し班、豆腐調達班と手際が良い行動。午後4
         時、やや早いが試飲となる。時間経過、主目的の「湯豆腐」の定刻に続々会員がセミ
         ナーハウスに集合してきた。夜半まで山談義などが続いた。

         28日(日) 石見堂・1,000m付近の急登にあぐ・降り急斜面で良視界

          28日、大井沢温泉に8時に集合し、小檜原川左岸から石見堂岳へ取り付く。途中何
         回も休憩をとり1,000m付近の急登にあえぎながら登る。昨日より天気も良く、気温も昇
         がらないから条件はいい、12時30分に山頂に着いた。

          少し降りて、風の無いところで昼食・大休止。「さあ、滑るぞ」という時になってガスが
         かかってきた。昨晩新雪が降ったので、山頂付近はパウダーである。何回かGPSで補
         正しながら滑り降りる。視界が出て、急斜面に来ると「ヤッホー」とか「そりゃあ」とかの
         歓声を上げながら極上の滑りを楽しむ。

          樹林帯に入り、木々間を滑り降り、午後3時30分ごろ、月山新道大越川橋に到着。大
         井沢温泉で再度入浴し「今日は良かったね」と互いに納得しながら解散となった。ご苦
         労さまでした。


見出し 春山登山朝日連峰日暮沢竜門山へ挑む〜
                ・・・天候が悪化・強風と雨〜ゴロビツ手前から撤退・・・

         期  日  3/20(土)〜21(日)・22(月)
         場  所  朝日連峰
・竜門山

         日  程  **3/20(土)**
               大沢沢温泉7:00ー 根子部落7:30〜アメリカ橋8:45
               〜日暮沢小屋9:50〜ゴロビツ水場手前12:40〜日暮
               沢小屋14:30
                
**3/21(日)**
               日暮沢小屋9:30〜アメリカ橋10:30〜根子部落11;30
               〜大井沢温泉12;00・・・入浴・解散

        
参 加 者 佐藤(辰)、石川、鳴海、神田、荒谷、大江・・・6名
               
記録〜文;荒谷   写真;石川

          20日(土)

          大井沢温泉に全員集合、根子部落へ移動し県道除雪終点場所に車置き、2日分の
         食料を各々に分配、出発。林道は、1月に行われた新年会の山行より大分雪は少なく
         硬い雪で歩きやすかった。

          辛いラッセルもなくアメリカ橋に到着、休憩。先の雪崩危険地帯である膳棚ダムサイ
         トに着き、一人ずつ50m 間隔歩行、落石もあり”ヒヤ ヒヤ”しながら無事通過。

          9時30分、日暮沢小屋に到着。佐藤(辰)さんにテントなど背負ってもらい、なるべく標
         高を稼ぎたいので、休憩もそこそこに出発。稜線に登ると、強風と雨が強くなってきた。
         天気予報とおり大荒れのきざし。

          急坂になり、だんだん皆のペースダウン。ゴロビツ水場手前1080m 地点で更に天候
         が悪化、大荒れの様相となり、石川リーダーの判断で引き返すべきとなり下山。14時
         30分に日暮沢小屋へ到着。 

          ここで、日帰り予定だった佐藤(辰)さくんと別れる。残りのメンバーは、泊まりの準備
         スキーや荷を小屋中に入れ、15時すぎに自然水で乾杯、カモ鍋で体を温め就寝。

          21日(日) 
   
          夜中、大雨と強風の音で目が覚めた。朝7時すぎ、ラジオの天気予報よると100パー
         セント雨と強風・雷の注意予報。石川リーダー、再挑戦が不可能であり下山を決。時間
         をかけて朝食。9時30分に雨の中、日暮沢小屋を後にした。

          11時30分に根子部落に到着。大井沢温泉に移動、入浴し解散となる。22日までの
         予定であったが、天候が悪く、1日繰り上げの帰宅であった。


見出し 遭難対策P1〜西川山岳会・レスキュー講習会〜

        期  日  3/6(土)〜7(日)
        場  所  西川交流センター「あいべ」・天狗山
        参加 者   救助隊員及び一般会員・・・総勢12名

               
 記録〜佐藤(辰)、写真〜遠藤(敏)
         講習の日程

日程 時   間 項目 内    容 場   所 講師
3月6日 9:00〜9:30 受付
9:30〜11:00 実技 人工呼吸と応急措置法 会議室 消防署
11:00〜12:00 実技 基本ロープ操作 会議室 遠藤
(博)
12:00〜13:00 昼食、
移動
13:00〜17:00 実技 ロープでの牽引法 天狗山ダイレ
クトルート
遠藤
(博)
岩場での引き揚げ法
17:30〜19:30 机上 雪崩発生のメカニズム 会議室 柴田
19:30〜 夕食
3月7日 9:00〜12:00 机上・
実技
安全なバックカントリー
ビーコン操作法
会議室・町民
グランド
柴田
埋没体験・埋没者捜索法
12:00〜13:00 昼食・
移動
13:00〜15:00 実技 雪質・積雪断面観察、雪崩の
予測
天狗山 柴田
15:00〜15:30 閉会

         講 師    西村山拡域行政事務組合・西川分署
                 遠藤博隆(西川山岳会員、エベレスト登頂、冬季登攀リーダー)
                 柴田弥一(西川山岳会員、CAA認定バックカントリーリーダー)ー

            会員が70名を超え、活動も多岐となり、万が一の緊急時に対応する体制を作るため、2007年12月1日
           付けで、「西川山岳会遭難対策活動マニュアル」を策定していた。自らの体制整備とあわせ、技術の取得と
           向上
は欠かせないため、今回、捜索救助隊員を主な対象に初めてのレスキュー講習
         会を開催しました。


         初日(3/6) 救急法、ザイルでの搬出訓練

         初日は、室内で救急法とザイルの基本的操作、そして現場を天狗山に移して、遭難

        者や怪我人の搬出訓練と急傾斜引上げ法、更には夜に雪崩発生のメカニズムという内
        容で、とても中身の濃い講習でした。

         二日目(3/7) プロービング、積雪断面観察等

         二日目は、雪崩にあった場合の救出法の理論と実技。プロービングとビーコン操作や
        雪質・積雪断面観察などであります。

         登攀をやっている会員には、ザイル操作は楽なのでしたが、牽引法は、めったにやら
        ないものでしたので貴重な研修でありました。一方、プロービングは実際にやってみる
        と時間もかかり、大変なものであることを再認識させられました。ましてや、埋没後15分
        以内に救出しないと死亡確率がぐんと高くなることから、あせって操作すれば却って埋
        没者を逃してしまうことにもなってしまい、実際3名のダミーを埋めておいたのですが、1
        名は1回目で、あとの2名は2回目、3回目でようやく発見できたことから、その困難性
        は、大変なものという実体験でした。
         ビーコンは、その種類によって操作性に大きな違いがあり、選択する際の先輩のアド
        バイスは重要ですし、ビーコンの電波の特性を理解していることで発見を早くすることが
         可能であると理解できました。
 
         今回は、初回ということもあって、きつい時間設定でしたが、参加者全員に講習を終了
        していただき感謝しております。今後も、資質の向上を目指して実施して行きますので、
        会員の参加をお願いします



見出し グループ登山〜リベンジ・冬雁戸山・北蔵王縦走
            ・・・雲海に浮かぶ鳥海山や月山・朝日連峰等の山々・・

         日  時  2010/02/27(土)〜28(日)
         
場  所  雁戸山〜北蔵王
                 ・・・笹谷・雁戸山・八方平・名号峰・熊野岳・坊平


         日  程  **2/27(土)**
               関沢8:00―笹谷峠9:08―前山11:48―雁戸山13:09―
               南雁戸山14:27 ―八方平避難小屋14:57(泊)
                
**2/28(日)**
               八方平避難小屋7:35―名号峰10:58―自然園11:22―
               避難小屋12:47―熊野岳13:22―馬の背13:52―ライザ
               スキー場15:26―関沢へ車移動・・・解散16:30

         
参 加 者 遠藤(博)、亀岡、工藤、石川、海谷、大江・・・6名
               
記録〜文;大江   写真;遠藤(博)・石川・海谷


            2/26(金)**

            「計画は大きく、行動は小さく」・・”計大行小”・・をモットーに、石川リーダを中心に
          遠藤(博)・工藤・石川さんの3名が、下山予定のライザスキー駐車場に車2台をデポ
          し、後、遠藤さん宅へ2名宿泊。

           2/27(土) 朝から雨、途中から雲海の上に

           遠藤さん宅より工藤さん石川さん乗り合わせ、山形市内で亀岡さんをピックアップ。海
          谷さんと大江は自宅から、各々、関沢インター登山道入り口駐車場へ、7時に全員が集
          合。朝からの雨と一部の二日酔いでテンション揚がらず、遠藤車へ6名が集合し本日の
          行動計画を話し合う。車が横づけできる山小屋案も上がったが、海谷さんのやる気満々
          を確認し石川リーダが計画遂行を宣言。

           雨のため、最初からカンジキでのラッセルで登り始める。暫らくして雨が上がり、途中、
          カッパをぬぐ、笹谷峠を越え山工山岳部山小屋で小休止。カケスガ峰途中から雲海の
          上にでる、振り返れと、山形神室や仙台神室が雲海の上に浮いて幻想的な眺望、”流
          石は石川リーダの判断”と、皆が賛美。

           徐々にテンションも上がり、ルンルン気分で鋭鋒雁戸山へ。山頂からは、鳥海山や月
          山。朝日連峰等の山々が、360度、雲海の上に顔を見せてくれました。一人テンション
          の上がらない遠藤(博)さんから、熊野岳のはるか遠く続く北蔵王縦走コースを見定めて
          「行き着けるのか?」の弱気の一言で、石川リーダがタジタジ。登り返しは、南向きへと
          斜面が変わり、ザクザクの雪で皆が難儀、明日の雪質を心配する。

           しかし、南雁戸山々頂から望む熊野岳は、意外と近いぞ”大丈夫ぶだ”との遠藤(博)さ
          んの一言と、本日の目的地八方平避難小屋が眼下に見えてきたことで、皆が俄然やる
          気を上げ、まもなく快適な小屋へ到着できた。。

           例の乾杯の後、亀岡さん調達の厚揚げと肉鍋に舌鼓を打ち、その夜の満天の星空に
          感謝し9時ごろ寝床に着く。

           2/28(日)高曇り

           石川リーダの声で起床。まずはコーヒーと、雪(制水)の調達に外に出る。寒くはない
          が雪は締まっており、この先の歩行には支障なさそうで、リーダの見通しが的中。鳥海
          山持ち帰りのラーメーンを美味しくいただき、夏の北蔵王縦走経験者の海谷さんを先頭
          にして出発。

、          一時、方向を見失そうにもなったが、リーダの補正で進み、見通しも良くなり、冬なら
          ではの北蔵王樹林帯尾根歩きに、皆が感動の声。まもなく、名号峰山頂へ到着、草薙
          さんがライザからスキーで迎えに来ているとの無線が入り、リーダが即座に応答、馬の
          背で避難小屋で待つとのことであった。
           勇気百倍、しかし、熊野岳の最後の登りに掛かりなかなか進めずにいると、草薙さん
          が、途中まで迎えに来てくれ、再会を喜び皆で握手。一時間半以上、一人避難小屋で
          待つのは辛いのでの出かけてきたとのこと。
           草薙さんの情報によると、今日の雪質ではスキーにならず、カンジキが正解とのこと
          である。確かに、昨年に比べ雪が少なく所々岩が露出、御釜も氷が溶け出しそうにな
          っていた。本日のハイライト熊野岳神社を参拝し下山開始。ライザスキー場ゲレンデ手
          前でカンジキをはずし、つぼ足で下ったのが、裏目に出てゲレンデでは2度もこけてし
          まいました。
           ライザスキー駐車駐場で草薙さんとお別れし、一路、関沢インター登山道入り口駐車
          場へ、お風呂は個々にすることで解散となりました。


見出し グループ登山日光白根山東南稜バリエーションR
             ・・・快晴・眼下に中禅寺湖・360度の大パノラマ・・

         日  時  2010/02/19(金)〜21(日)
         場  所  日光白根(2578m)
                   ・・・東南稜バリエーションルート

全員で山頂踏破

         日  程  ***19日(金
            19;30遠藤宅―0;00宇都宮―着・翌1;30湯本
            ・・3;00仮眠
               
***20日(土)
            6;00起床・・8;00出発〜13;00前白根山〜14;
            30避難小屋(泊)・・19;30就寝
              
 ***21日(日)
            6;00起床・・8;30出発〜12;00白根山山頂−
            14;00避難小屋〜17;00湯元駐車場―23;00
            遠藤宅・・・解散

         
参加者  遠藤(博)、亀岡、荒木(節)、大江、石川、福田
               飯田、松沢・・・・・総勢8名
              
記録〜石川、  写真〜遠藤、石川


           月19日(金) 夜行ETC1,350円で日光湯元

          19;00時、遠藤宅に集合。美味しい夕食をごちそうになり、一台の自動車に人間と荷
         物をなんとか詰め込み出発。山形市内で亀岡さんを拾い、山形北インターから一路日光
         湯元へ向かう。
          途中、上河内ICで時間をつぶし、東北道を0;00過ぎに降り日光道に入る。湯本に着
         きテントを張りさっと乾杯してから仮眠。

          2月20日(土) 晴れのち強風
          朝、飯田・福田さんの2名と駐車場で合流。テントを撤収し8時に登山開始。暫らく、綺
         麗にピステのかかった真更のゲレンデを登る。夏期の登山道入り口着き、急登を前にア
         イゼンを装着。

          ここ1700m地点からは、息も切れ切れの急登が2200m地点まで続く。雪がザクザ
         ク割れて足場が決まらず疲れる。今日は、天気が良いせいか日帰りや小屋泊まりの登
         山者6人と前後する。

          前白根山まで登ると、強風のため砂粒と氷粒が針のようになり顔に刺さり痛い。最軽
         量の荒木さんが飛ばされそうになり動けなくなる、新郎新婦のご入場のように腕を組ん
         で進む。

          今日の避難小屋は、我々の他に4人だ同宿。我々は、2階にテントを張り、早速自然
         水で乾杯、カモ鍋で体を温め、明日のアタックの為と早めに就寝した。

          2月21日(日) 快晴無風 バリエーションルートG4・全員踏破!!

          夜中に風が吹いていたが、朝になると快晴無風のドピーカンになった。皆、気持ちが
         逸り興奮状態。今日の登攀隊長は、松澤さん、しかし、なぜか反対方向へ進み、遠藤
         さんから「松澤君どこ行くの?」「ハァ!?」皆大笑い。これも、我々の緊張をほぐすため
         の松澤さん流の気遣い??であろう。


          軌道に乗って間もなく、ダケカンバの樹林帯からぬけると、活火山らしい荒々しい岩
         山の白根山が、目の前にドーンと姿を現す。さっそく東南稜に取り付き右下に五色沼
         を望みながら雪壁を登り始める。雪が崩れ落ち、なかなか思うように進めないが、何と
         か無事登り切る。

          谷を挟んだノーマルルートから、こちらを見ている登山者とヤッホーを交わす。1時間
         ほど急峻な稜線を登り、いよいよ核心部へ、ロープで確保してもらいながら登る。皆さ
         ん度胸があり結構楽しんで登っているようだ。しんがりの遠藤さんは、ロープなしです
         いすい登ってきた。

          雪壁、岩場、スノーリッジありと変化に富んだ絶妙のルートで楽しい。ついに、12時
         ちょうど山頂に到着した。山頂は、快晴で全く無風、とにかく紺青の空が凄い。眼下に
         中禅寺湖が見えるのも、山頂からの景観としては不思議な感覚だ。写真を撮ったり昼
         食をとったり長い時間のんびりすごした。本当に素晴らしい景観で、360度の大パノラ
         マは言葉には表せないほどの絶景でした。

          いつまでもそうしていたかったが、下山にとりかかる。下りは登ってきた東南稜と谷
         を挟んだ反対側の雪原ルートを下る。小屋に戻り荷造りをすませ出発し、スキー場に
         到着。遊び心旺盛な飯田さんが銀マットでシリセードしていく。結構スピードが出て楽
         しそうだった。


          明るいうちに駐車場に戻り、近くの温泉にゆっくりつかり、ここで飯田さん達と別れ
         山形に向かった。上河内ICで宇都宮名物の餃子を食べる。遅くなったが、無事、遠
         藤宅に23時到着・・・解散。
          去年の暮れから悪天候の連続で敗退を繰り返してきた冬山行きでいたが、今回の
         日光白根山登山は、それをいっぺんで吹き飛ばすに価値に、有り余る素晴らしい山
         行でした。


          ・・・感想〜荒木(節)・・・
          冬の白根山に、再びトライしようとの声掛けがあった時は、非常にうれしかったです。
         まずは迷惑をかけないようにと!!、体力的には及ばないなら、せめて忘れ物だけは
         ないようにと、何回も見直しての出発でした。
          前回は、ばらされたリュックサック、今回は錠ロック、そんな意気込みで入った山も
         次第に息苦しくなり、だんだん足も上がらなくなってきて体力的に限界、あとは根性の
         み。無意識に足を出しているうちに前回バテテしまったところまで来ました。“ラッキー”
         無意識の根性が体力を引っ張ってきてくれたのね。
          ちらほら天候も悪くなり風も吹きだしたころには、少々不安がよぎりました、私は風
         恐怖症、やはり突風と体当たりしてしまいました。身動きできずに、皆に助けられて避
         難小屋に着いた時はホッとしました。やっと振り返って途中でのバージンロード、連れ
         合いのとれないカップルで相手には申し訳なかったけれど、ここまでこれたんだんな
         あと思い返しているところでした。皆さんありがとうね。
          翌日は、昨日のあの嵐はどこえやら、天候に恵まれ初めての岩登り体験。奥白根
         山山頂での360度のパノラマ、眺望の良かったこと良かったこと。燧ケ岳や男体山、
         女峰山、谷川岳、五色沼、山、山、山。空の青さと山の深さ、雪の白さと何とも言えな
         い征服感を感じたところでした。
          大変なところを攀じ登ってきただけに、征服感も大きいんだなあ。このような力のな
         いものを引き連れて何と疲れることでしょう。最後の最後まで気を抜かずその細かい
         心遣いに感謝しています。みなさーん有難う。これからも宜しくお願いします。


          ・・・感想〜大江・・・
          初めての岩登り、強風で顔に突き刺さる氷と小石の前白根山山修行、奥白根山山
         頂からの覗きで足がすくみました。ドカビン、楽しい山友に感謝感激の3日間でした
 

          ・・・感想〜亀岡・・・
          頂上への険しき道は心拍数が上がり緊張の連続、途中はハーネスをつけてザイル
         で確保してもらっての岩登り・・・そしてようやくたどり着いた白根山の頂上は、碧き空
         に岩 と雪のコントラストが美しく、まるで無限の広がりのような山々をみていた胸に
         溢れたのは、歓喜だけではなく畏敬の念!!!。・・・・亀岡。


          ・・・感想〜福田・・・
          自分が好きな冬山と聞かれたら、紺碧の空に真っ白な山・・・下界が見えず、遠方に
         は白い白い山々。あとはちょっとしたスリル!。今回、バリエーションルートと聞いて、ど
         んな所を登っていくのかわくわくした。
          取り付きから見た空。山は今から始まる・・・仲間や遠藤さんと一緒なのでドキドキ感
         は少なかったが、何故かそれが心地良い安心感で登れた。遠藤さんは凄い人だなあ
         と、つくづく感じる。
          山頂から見た風景とトレースは、みんなで登ってきた印だ。皆の笑顔がたまらない。
         帰り道、全トレースを眺めて、一日の幸福感が味わえた山行でした。遠藤さん、是非、
         またバリエーションルートに連れて行ってください!今回は本当に有難うございました。


          ・・・感想〜カヨ(飯田)・・・
          登り始めからずっとずっと、思いは通じる!と、頭の片隅で呪文のように唱えていた。
         初めてのバリエーションルートの取り付きに到達した時、紺色の空が奥深く広がってい
         た。そして、昨日の強い風によって、くっきりとした山の稜線が生み出されている。
          ああ、日の光が暖かい・・・天や山の瞬きのような素晴らしい一瞬が、今日のこの瞬
         間と重なってくれていた。全員が最高の笑顔を浮かべる。そして、これから登るんだと
         いう真正面からの強い気持ち・・・こういう世界はいい!。真っ直ぐで歪みが無くて、翳
         りなど撥ねつけてしまう。これからも思い出すだけで、そこからエネルギーが貰える世
         界だ。
          今回、頂上に到達した時も勿論最高だったけれど、全員が同じ瞬間の中で同じもの
         を見上げていたあの時間がたまらなく心に残っている。自分はなんて幸せなんだろう。
         山と出会い、人と出会い、また山と出会う・・・。



          ・・・感想(記録?)〜松沢・・・
          ひさしぶりの山となりました。長い急登に飽きた頃、樹林の上が明るくなり、稜線が
         近いことが分かる。ところどころで標高を確認、俺のGPSもしっかり働いてくれている。
         稜線上に出て昼ごはん。
          しかし、前白根のあたりから強風、氷なのか砂なのか、顔に吹き付けられ痛い・・。
         奥白根がウッスラと姿を現す。亀ちゃんの、斜面でのアイゼンの効かせ方をみていた
         遠藤さん、“亀ちゃんはもう心配ないな”と。なんだかこっちまで嬉しくなってしまった。
         相変わらずの強風は、避難小屋への下降点まで続いた。

          ***中省略***(長文のため)

          ウトウトしていると、“起きろぉ〜!!”遠藤さんの起床コール。予定どおりのきっか
         り6時。聞くと、時計を見てないでのコールだが、遠藤さんの起床習慣だこうだ。外は
         打って変わり、快晴の絶好の登山条件。
          遠藤さんから、“今日のリーダーは松澤君、ヨロシク”とのこと。そこで、俺の頭の中
         では“ん?待てよ・・・”ルートはいいが、そこまでのアプローチが??・・・。でも、夏
         道があったし・・・。なんとかなるか!?”準備はいいですか!?、それでは出発しま
         す!”と、不安を隠すかのようにGPSを取り出し数歩歩みだした。
          “松澤君、どこに行くの?”と、遠藤さんの声・・・。頭の中で、“あれれ・・・”夏道を詰
         めるのではないのか・・・、では、逆方向だな!!気を取り直し、GPS片手に再度“シ
         ュッパーツ!!”、昨日、小屋まで来たトレースに足踏み出す!!。また数歩進んだと
         ころ・・・“松澤君、どこに行くの?”と、再び遠藤さんの声・・・。これじゃあリーダーじゃ
         あないなぁ・・・。と苦笑いしながら、遠藤さんの指示で、アプローチを確認。
          南東稜は、以前、遠藤さんとのびた君とで、4月に登ったルート。ルートは頭にあって
         も、そこまでのアプローチが??、遠藤さん方向をお聞きし、3度目の正直で、“シュッ
         パーツ!”を開き直る。標高の感覚が、東北の山とは違う。ダテカンバが力強い樹林
         帯となっている。奥白根・南東稜ガ開け、雪と岩とジェット機が飛ぶ空が爽快である。

          ***中省略***

          久しぶりの感覚。ゲレンデではない、“山での行動”を嬉しく思いながら、ルートを延
         ばす。皆、どんな想いでカラダを動かしているのだろうか・・・?」と考えながら草付き
         から雪稜・岩稜をこなす。
          目の前には。いよいよ、クライミングパートである。10mほどだが、このルートにい
         いアクセントをつけている。3級程度だが、アイゼン、グローブで登ったことのある人
         は少ないだろう。トップの松澤は、念のためザイルをつける。このくらいのクライミング
         パートは素直に楽しい。
          抜けた後、ピッケルも刺せない程の雪面のため、腰がらみで確保体制を整える。
         対岸の壁が、ヨーロッパの岩場のようだ。(行ったことがないけど・・・)“石川さんが
         落ちたら俺も落ちるかもなあ・・・。”と考えながら、次が誰が登ってくるのだろうか?
         と楽しみであった。次々と仲間が登ってくる、ニコニコ笑顔やちょっと緊張した趣きで
         顔を出す仲間の様子を伺う。皆が揃い、最後の登りに入る。山頂は直ぐそこに迫っ
         ている。
          程なくして、皆の充実した声が山頂を包んだ。遠藤さんから“様になる写真の取ら
        れ方”を伝授していただく。そして記念撮影。みんな気分もがいい。山頂からの眺めと
        一緒に昼食をいただいた後、下山。

         ***中省略***

         夏道を確認しながら下降を続け、外輪山付近の稜線で小休止。後は、スキー場に
        向けてどんどん下っていく。スキー場のリフトが動いているうちに、ゲレンデに合流。
        全員無事に下山完了。硫黄の香りの温泉にどっぷり漬かり、体を癒す。

         ***中省略***

         日光白根山。遠藤さん曰く、“何度でも登りたくなる山”、そのとおりである。今回は、
        好条件での登高であったが、悪条件での登高も、きっと面白いに違いない。お蔭様
        で、充実のうちに、37歳を終え、気持ちのいい338歳のスタートをきれました!!。




見出し 冬山登山3 厳寒期の鳥海山大台野から
               ・・・山頂もガス・全てがガリガリの氷雪面・・・


ガスの外輪山々頂で

         日  時  2010/02/11〜13
         場  所  鳥海山(2159m)・・・滝ノ小屋(ベース)
         
日  程  ***11日(木)
            5;00河北町”ひなの湯”・・6;30石川宅・・着7;50大台野
            牧場・発8:20〜10;45山行荘〜着13:30滝ノ小屋(泊)
               ***12日(金)
            7;50山小屋〜9;45・1730m地点〜着12;10外輪山〜
            13;20・1900m地点〜14;20緩斜面〜着15;05滝ノ小
            屋(泊)
               ***13日(土)
            9;00滝ノ小屋〜9;30宮様コース頭〜着10;50・大台野
            牧場上部〜着11;30大台ノ牧場駐車場〜ゆりんこ温泉入
            浴〜13;00石川邸〜着14;50河北町ひなのゆ」・・解散

         
参加者  遠藤(博)、亀岡、荒木(節)、大江、石川、工藤、和田
               ・・・・・総勢7名
               
記録〜工藤、  写真〜石川・大江・工藤


          2/11(第1日目)

          毎年恒例となった厳寒期の鳥海山登山、昨年は参加できなかったので待ちに待った
         山行でした。河北町「ひなの湯」集合5時、そこから松山町の石川さんの自宅へ、石川
         宅着6時30分、アツカマシく、漬物をゲットし鳥海山へ向かう(奥さんゴメンね!)。牧場
         着7時50分。

          山スキーを装着し8時20分に雪上歩行開始、なだらかな牧場をしばらく進む。牧場上
         部で小休止、いつもの場所である(9時15分)。しばらく観光道路上を進み、途中から曲
         がりくねった道路を串刺しにするように樹林帯の急登に取りかかり、登りきって小休止。

          上空を雁の大群が、V字変態?(否、編隊)を組んで通過していく、ものすごい大群だ
         った、きっとシベリアへ帰る途中であろう、という話になった。ここからは、開けた道路上
         を進む、山雪荘近くで大休止(10時45分)。

          ここからは、道路をはなれ樹林帯の中を進む。荒木(節)さんが最初にラッセルを始め、
         斜面を斜めに進み登りきって第三斜面下に出る、小休止(11時35分)。この斜面を登り
         きって、右手に駐車場のトイレの建物を見ながら尾根を登る。余り雪は多くはない。谷
         に挟まれた細い尾根である。
          いよいよ滝の小屋直下の急登である。凍結した斜面にうっすらと雪が着いている。エ
         ッジを立てるとすぐ滑ってしまうので厄介、滑ってしまうので直登気味に登る。滝の小屋
         着13時30分。ヤレヤレ!安堵、

          入り口の雪を除き小屋に入る、室内に大型テントを張り、落ち着くの待たず、を先ずは
         自然水で乾杯?!。各自持参のツマミもいろいろ、荒木(節)さん持参の7人分のトンカ
         ツ、落花生、マグロ等々、夜食の鍋ができるまでお腹一杯になるほどである。
          軟・硬水は、各自2日分持ってきているが、テント内に置いておくと1日で飲んでしまう
         可能性があるので、明日第2夜の分をテント外に隔離して、14時30分から、いよいよ
         西川山岳会名物の飲み会へ直行!、飲み会の様子は写真で確認して下さい。
      
          2/12(第2日目)

          5時に起床。朝食は、いつものラーメンと餅である、ラーメンは昨日の鍋の残りスープ
         に入れる。ラーメンを鍋に入れたら絶対かき混ぜてはダメであると、ラーメン奉行の石
         川さんが言う。偶然の発見らしいが、兎に角ラーメンにはうるさい。

          そして、今日はいよいよ鳥海山の山頂を目指す。アイゼンをつけ出発(7時50分)。滝
         の小屋の近辺は、吹き溜まりになっているようで、雪が膝まである。急登を登りきると
         平坦になったが、吹き溜まりよりはカリカリの氷雪面が多くなった。尾根の取りつきで小
         休止。

          風は余りないと言っても、鳥海山であるから、小雪が風に乗って吹き付けてくる。尾根
         に取りつき登って1730m付近で小休止(9時45分)。もう全てが氷雪面である。そして
         雲間から太陽が出て青空も見えてきた。このまま進めば雲を突き抜けて、雲海の上に
         出るかもしれないとの期待感が出てきた。途中、小休止を取りながら山頂に着く(12時
         10分)。山頂もガスがあり、視界がなく雲海の上に出ることはできなかった。風を避けな
         がら小休止。

          いよいよ鳥海山からの下りである。アイゼンを引っ掛け転んだら、奈落の底まで滑り
         落ちてしまう。細心の注意が必要である。そこで、女性2人の荒木(節)さんと、亀岡さん
         にザイルをつけ、後の遠藤さんで固定する。女性2人の間に石川さんが入りザイルの真
         ん中を持ち万が一に備える。どういう状態なのかは写真で確認して下さい。
          トップは、経験豊富な和田さんが、なるべく雪面を選んでルート・ファインディングをし
         私と大江さんをその後から降りる。慎重に下り始めて、13時20分小休止。1900m付近
         である。、300m下るのに1時間を要した。荒木(節)さんが、アイゼンを左右反対に履
         いているためにアイゼンが緩む。危ないので、アイゼンを履き直すことにした。
         右足を和田さん、左足を遠藤さんが履かせた。その間、ずっと荒木(節)さんは座りっぱ
         なし(これ女王様だよね?)。

          その後、小休止を取りながら下り、ようやく緩斜面に着く。そこでザイルを取り外し小
         休止(14時20分)。滝の小屋着15;時05分。アイゼンを取り外し、体やザックに着いて
         雪を払い終わって、小屋中のテント内へ。ともかくも、無事に山頂制覇が出来たことをこ
         とを祝し自然水での乾杯(15;時40分)。
          早速、昨日テント外に隔離しておいたお軟硬水をテント内に持ち込み、西川山岳会名
         物の飲み会に再び突入。この日の、鍋はキムチ鍋、そして9時30分頃就寝。

          13日(土)(3日目)

          前日、9時頃まで寝ていようと言っていたのだが、余りいつまでも寝ているのも苦痛で
         あるから、6時に起床した。その後、朝のコーヒーをゆっくり飲み、朝食は、いつものラー
         メンと餅と思ったら、餅は昨日全部食べてしまったのでラーメンのみ。飲物にだけ注意が
         向き、餅まで注意が行き渡らない。ラーメンは石川奉行にまかせ、早速食べる。シコシ
         コのラーメンである。

          テントを撤収し、滝の小屋出発(9時)。昨日降った雪のため、氷雪面が雪で隠れてス
         キーには最適である。第三斜面まで一気に下降する。亀岡さん、特訓の成果があり、ス
         イスイ滑る。荒木(節)さんは、昨日とは違い、いつものマシンガン・トークが復活し快適
         降る、小休止(9時30分)。

          そこから、宮様コースを降り牧場上部着が10時50分(昼食)。上空には、青空があり
         太陽も出ている。のんびり昼食をとり、牧場着11時30分。ゆりんこ(温泉)着12時、石
         川邸着13時。石川さんのおばあさんに「酒田名物のおまんじゅう」を貰い、車内で食しな
         がら、振り出しの「ひなの湯」着14時50分。・・・解散・・・ご苦労様でした。


見出し 冬山登山2厳寒の面白山天童高原から〜
              ・・風雪で三沢山展望台から撤退/視界なし・・

         
日  時  2010/02/06〜07
                コースタイム〜本文参照
         
場  所  面白山(1264.4m)/三沢山(1042m)

         
参加 者  渋谷、荒木(節)、石川、大江、鳴海、渋谷(一)、工藤
                ・・・総勢7名
                    記録文〜工藤、写真〜石川、渋谷


三沢山山頂で/展望無し


         2/6(土) 「長名水」と「龍名水」を間違う贅沢な半日宴会


          天気予報によると、上空5000mに-45度の最強寒気団が2月6〜7日にかけて東北
         地方に襲来するとの予報であった。天童高原に近ずくに従い、風雪が強まってきた。
          早朝の7時50分頃、全メンバーが天童高原スキー場に揃う。ロッジ前に車を止め、ト
         イレ入り口で身支度をしていると、早出の係員が、親切にロッジ支配人と相談して下さ
         り、ロッジ前駐車場の一角に駐車スペースを指定してくれ、更に、万が一の為の連絡
         先ということで、電話番号入りのパンフレットを準備してくれた・・感謝・・。

ロッジ前
スキー場横断

          8時10分、天童高原ロッジ前を出発。ゲレンデは、只今準備中なので、一番奥のゲレ
         ンデ(東)を登ってリフト上部に着く。そんなに高くはく平坦だが、ここが稜線。左側に
         続く林道は、誰の足跡もないマッサラの状態、この林道を交代でラッセルをし、赤布や
         赤旗の目ずるしを立てながら進んだ。

コース間違い 引き返す

          15分後、どういうわけか左側にルートを逸れ、「長命水」を目指していたはずだったの
         が、気がついたら「龍命水」(勘違い)を目指していた。本来のルートから10分ほど逸れ
         てしまった。そこで、地図を見て確認しワイワイガヤガヤ?、本来のルート元の分岐点
         に戻って登山道を進む。

軌道に乗る

          この登山道は、巧みに稜線のやや下に通っており、風雪をまともに受けないように工
         夫されていた。しかし、積雪期、おまり大きくはないが左上部に雪屁ができて雪崩の危
         険箇所(ごく一部)があり、慎重にクリア。ナダラカな雪花の中を歩き2時間後、ようやく
         「長命水」・周遊コース分岐点に到着。長命水着10時30分。

          ここからどう行くのだろう?、道は前方に続いているようだし?。夏道は、左側の急崖
         状態のところらしい。わからずにいたところ、会長が左側崖にスキーで急登を始め、道
         を作ってくれた。樹林帯の藪を避けながらチドリ登りに一汗かくと、稜線の頭だけ出てい
         た標識部の尾根まで登りきる。

長命水上の急登

          緩斜面を少し登り、開けたところで一服。そこで相談、「天候が良ければ三沢山山頂
         幕営」・「風雪強い天候であれば山頂下の樹林帯幕営」となり、後者に決定。暫らく登り
         (30分後)地図と現地を確認、三沢山山頂下の平坦地を見つけ、テントを張る。テン場
         着11時45分。

テンと設営

          広めに雪を踏み固め、10名様テントを張り、トイレを作って全ての設営を完了しテント
         に入ったのが13時。すぐに、自然水による乾杯、早々、西川山岳会名物の宴会会が
         始まった。(どんな状態なのかは写真参照)。飲物には事欠かず、つまみには、仙台市
         直送の「マグロ大ブロック」の刺身、庄内の「べッタラ粕着」など豊富に出る。

乾杯
盛り上がり
この顔

          16時には夕食の準備、キムチ鍋、更に玉ウドンと。でも、既にお腹いっぱいの状態で
         す。それでも、口から押し込み食べた。テントの外は、風雪が強まりテント裾を押し潰し、
         中は、声高笑いの嵐!!。でも、深雪ラッセルの疲労からか、半日の飲み疲れ!!か
         らか18時30分頃、早々と就寝。ちょっと早かったかな・・・?。

         2/7(日) 三沢山山頂へワカンで「長命水」まで降る

          翌朝、6時に起床、なんと12時間寝たことになる。誰も二日酔いをしていない健康状
         態でした。昨夜に残した味染みる玉ウドンとラーメンの朝食後、テントを撤収し荷をザッ
         に収め纏め置き、スキーを着け、ワカンだけを持ち空身で三沢山に向かう。

朝食
テント撤収

          8時45分。昨夜降った雪が40〜50pほどある。ここからは、やや急登り、スキーが沈
         む。ラッセルが重い。チドリ登りを繰り返し、潅木帯の明るい雪面が広かった頃、三沢山
         山頂に着く、9時30分。

三沢山を目指す
三沢山山頂 記念写真
展望できず

          山頂標識は顔を出していたが、ガスで展望無し。遅れていたワカンの渋谷(一)君の
         到着を待ち、記念撮影。北面白山をあきらめ、三沢山山頂から折り返すことにした。帰り
         は、ワカンに履き替え、スキーを引きずった。

ワカンで降る

          10時過ぎ、テン場に着き一服、ザックを背負い、ワカンのまま出発。昨日と違い、天候
         は少しずつ回復、一気に降り、10時30分「長命水」に着く。そこで、スキーに履き替え登
         山道を歩き・滑りながら降る。

テント場で スキーを引く
長名水着

          やはり、降るほど、風雪の影響が少ないためか、昨日のトレースがわずかに残りラッセ
         が楽であった。時々日差しも出て、樹林の雪花が美しく輝き、登山道から向かい側を見
         ると、カモシカコース斜面や面白山スキー場の遠望が出来た(今期は休業状態?)。

雪花の道
日も射す
面白山スキー場

          12時、天童高原スキー場のリフト上部に着き、夫々シールを外しゲレンデを滑走、10分
         後駐車場に着く。駐車場は、満車。我々の車は無事だが、車の上に30センチ以上の雪

天童高原
スキー場着
ロッジ前
駐車場着

         が積もり埋まっており、除雪に暫らく時間を費やす。その間に、会長、ロッジの支配人に、
         無事下山報告、管理のお礼を告る。通常、ここで入浴となるのだが、お互いの帰路の都
         合あり、即、解散となる。


見出し 冬山登山1 厳冬の雁戸山関沢(笹谷峠口)・・
        〜山越え坊平断念/
翌朝・雪の造形にため息

       期  日 2010/1/23(土)〜24(日)
       場  所 雁戸山

       参加 者 遠藤(博)、石川)、大江、亀岡・・・・・・・総勢4名
              
〜記録文・・・亀岡、写真・・・石川


         1/23(土) 霧氷の林中を黙々と貸切の贅沢な宴会

          7時、山形県庁の駐車場で石川さんと合流、大江さんの待つ蔵王坊平ライザへ。こ
         こに車2台を置いて、遠藤さんの車1台で関沢へと向かう。
          10時20分、時折青空も見える林道を山スキーで歩き始める。まもなく登りに入るが
         藪の中を山スキーで進めるルートを探しながら登るのは一苦労で汗だくだ。急な登り
         はスキーを引っ張ってのつぼ足登り、これがかなり辛くて息切れしながら懸命に着い
         てゆく。

          やっとのことで少しなだらかな勾配となり、周囲を見渡せば、樹林帯の霧氷の美しさ
         に皆ため息が出る。トップは、ルート探しに神経を使いながら雪が降り始めた霧氷の
         林の中を黙々と進む。

          13時過ぎ、遠藤(博)さんが「水場入口」の標識の取り付けられた木の前にピタッと
         たどり着いた。全員驚きながらもほっとして休憩、昼食(アーーー腹減ったーー)。しか
         し、この地点で今日の行程の3分の1だよと聞かされガクッとくる。気を取り直して進
         み前山手前の尾根に出ると、スノーシューの足跡を発見、笹谷峠の方から登ってき
         て前山のピークで折り返したようだ。
          2時20分、分岐の道標が雪に埋まっていた。雪もますます降ってきて気温も下がり
         風も出てきた。風のあたらない場所を探してテントを設営することにした。すでに遠藤
         (博)さんが目星をつけていたポイントだ。

          石川さんのテントは、玄関つきのため、建坪が広い。そこで設計技師の遠藤(博)さ
         んの指示の基、土木作業員が力を合わせて汗を流す。さすが米沢の大江さん見事な
         スコップ捌き。土つき専門の私もふんばるが、サラサラの雪のため予想以上に難航し
         2時間後ようやく完成!。 

          今回は、石川さんの準備してくれたキムチ鍋、夕食と朝食の合計額は1人600円と
         いう激安の宴会である。・・・・が待てよ、この鍋は最高級のチタン、それにこの快適テ
         ント、家の布団より高級な羽毛のシュラフなどなど、この雪山貸切の贅沢な宴会をす
         るために必要な冬山道具の4人分を合計してみると、おおよそ100万はかかってるん
         じゃないか?、100万円の豪遊とは!なんと豪儀な!急にリッチな気分がテントに充
         満する。

         1/24(日) 快晴 山越えを変更・笹谷峠へ

          7時に起床。大江さんが雪履(除雪)きをしてくれたので外に出てみると、美しい雪の
         造形に輝く朝の景色に息をのむ。キムチ鍋に煮込みうどんを入れての朝食とコーヒー
         で元気を出しテントの撤収。笹谷峠へ折り返すととにした。

          10時10分、道標の地点まで戻ると、抜けるような青空に峻秀と聳える雁戸山手前
         のピークを目にした。途端、ザックを置いて登り始めた遠藤(博)さん、次に石川・大江
         さんが続く。ピークに立ち、絶景を手にした3人の雄たけが冬の張り詰めた空気を劈く。

          その先は、アイゼンがないと進めなかったようだ。 3人を見上げていた私は、雁戸
         山山頂の上空に虹色の鮮やかな彩雲が夢のように輝いているのを見た。10時50分
         写真を撮りながら笹谷峠側へと下山する。

          この晴天に誘われて、笹谷峠の方からスノーシューやかんじきで登ってくる登山者5
         〜6人とすれ違った。地元の方から、途中の慰霊碑の近くの建物が旧東北電力の中
         継所だったことや今年は雪が少ないことなど貴重な話を教えてもらった。
          13時20分、山工山岳部小屋付近で山岳会仲間の山下さんと会う。笹谷峠駐車場
         で昼食。13時40分、スキーのシールを外して車道を下るが、滑るよりは歩きで足は
         パンパン。ようやく15時、駐車場到着。

          山越えで下山の予定であった蔵王防平ライザに車を取りにゆく。車中で今回の山行
         を振り返る。冬山は、積雪量や気象条件で計画通りには運ばないが、とにかく「計画
         は大きく、行動は小さく」をモットーとする。これを4文字熟語で「計大行小!!」といの
         だそうである。今回の経験を基に、またこのコースへの挑戦を誓い合って別れる。お
         疲れ様でしたー。

         追記
          私は、1週間前にかけがえのない友人を失った。まだ42歳で病気の為にこの世を
         去った彼女の魂を、山の頂から天へと見送ろうと心に秘めての山行であった。雁戸
         山の上空に現れた虹色の彩雲は、色彩鮮やかなグラスアートが趣味だった彼女の
         魂だったに違いない。この山行を我が友へ捧ぐ!!。
     記 亀岡


見出し 西川山岳会2010新年会日暮沢避難小屋・・
     暮からの大雪・深雪/途中・雪崩対応講習〜


深雪を進む一行

       期  日  2010/1/9(土)〜10(日)
       場  所  朝日連峰・日暮沢非難小屋

      
日  程  **1/ 9(土)**
              西川町交流センターあいべ(8:00)⇒大井沢温泉(8:30)⇒
              根子(8:45)〜アメリカ橋(11:00)〜膳棚(ヌン沢・日暮沢合
              流点砂防ダム)(12:25)〜日暮沢避難小屋着(14:10・泊)
               **1/10(日)**
              暮沢避難小屋(9:00)・・・ビーコン操作訓練(9:20)〜膳棚
              (10:20)・・・雪崩の仕組み講習(10:40)〜アメリカ橋(11:
              30)〜根子(13:00)⇒大井沢温泉(14:00)⇒間沢蕎麦屋昼
              食(14:40)⇒西川町交流センターあいべ(15:20)・・・解散


日暮沢非難小屋前で16人のメンバー

       参加 者 渋谷、荒木(節)、関原,大江、遠藤(敏)、佐藤(恒)、柴田、
              荒谷、安孫子、鳴海、佐藤(仁)、布施(昭)、神田、木村(京)、
              亀岡、石川・・・・・・・総勢16名
              
〜記録文・・・遠藤(敏)、写真・・・石川・遠藤(敏)・渋谷

         1/9(土) 深雪のラッセル5時間 貸切の山小屋で盛り上がる

          西川山岳会新年会、今年の安全山行を祈念するする行事だ。西川町交流センター
         あいべに8時、いつもの顔触れが集まった。車4台に分乗、例によって、柴田氏のワ
         ゴン車に皆のスキー用具とザックを積んでもらっての出発。
          大井沢温泉ゆったり館で石川さんと合流。大井沢地区の県道除雪最終地点である
         根子部落に車をおいて身支度。渋谷会長の音頭で8時40分元気に期待を込めて出
          発。暮れから正月にかけて降り積もった雪は、相当の深さだ。誰も踏み締めていない
         雪原に1本のレール跡が延びる。

根子を出発 ラッセル交代 10丁の大井沢豆腐
を背負う柴田

          雪のかかった樹林帯を16名で黙々と進める。最初のラッセルは、体力に自信のあ
         る布施・石川・佐藤(仁)さん。大井沢水道の貯水タンクサイトで小休止した後、ラッ
         セルを全員体験できるよう交代しながらアメリカ橋に到着、休憩、11時。朝が早かっ
         たことから軽い昼食をとりたっぷりと休憩。皆で持ち寄った行動食をお互い分け合っ
         ていただき、お腹も心も満足だ。

アメリカ橋下
の根子川
アメリカ橋を
渡り休憩
雪中のブナ
          身支度を整え出発。12時20分雪崩頻発箇所の膳棚ダムサイトに到着。会長から
         雪崩危険回避方法の指示を受け、3人ずつ分かれて向かった。ハラハラ・ドキドキの
         歩行、全員無事通過。安堵して休憩昼食する。
膳棚ダムの
雪崩地帯
先導の石川
          小屋までの予定T時間30分。天候ガ下り坂、強風も吹いてきた。樹木に付いた雪
         が風にあおられ舞い上がリ顔面を突き刺す。気温も大分下がってきた。ロボット雨量
         観測所を横目にみて通過、口の開いた日暮沢(後方のメンバー雪橋を)渡り、間もな
         く日暮沢避難小屋小屋に到着(14時10分お疲れ様。
無事通過
風雪の中 頑張る
          小屋玄関は、2/3ほど雪で埋もれていた。スコップで除雪。その間、梯子で2階の
         風除室から部屋に入り、スキーや荷を揚げ入れる。他のメンバーは、沢へ水汲みを。
         玄関が開けられ、無事小屋に落ち着く。
日暮沢を渡る 雪橋もあった
日暮沢非難
小屋の入り口
          冬の小屋は、寒く床が冷たい。スキーの中ブーツを外し履いた。さっそく2階に新年
         会の宴席をセット、会所蔵の灯油ストーブに点火。3階に、夫々寝場所の確保。全員
         2階宴席に着き、まずは、会長音頭で自然水での乾杯。
入り口の雪掘り
まずは乾杯 続く宴
          食事の準備。食材は、渋谷会長が準備してくださった野菜肉鍋だ。部屋の暖房と次
         々と出てくる自然水や軟・硬水でお腹の中からとっても暖まってきた。鍋が出来上が
         り、柴田さんが焼いてくれた餅や夫々持ち寄ったツマミを美食しながら、山談義に盛
         り上がり、笑い声が絶えない。あまりの笑いでお腹でなく頭痛を起こした人も出た。
コタツ談義

          途中、練炭コタツもレットされ、貸切の山小屋で、実に楽しい新年会となる。話しによ
         ると、22時過ぎの就寝。そのまま、コタツに寝た人もあった。

         1/10(日) ビーコン操作や雪崩の仕組み講習雪 板蕎麦2人前

          2重窓を風が叩く音で起床。7時、寝起きのコーヒータイム。朝食は、定番の山岳会
         特性ラーメン、焼き餅が加わり美味しかった。出発の準備、部屋の掃除、ゴミの撤収
         を終え外にでる。昨夜の降雪は、少ないようであった。
          小屋前で柴田講師によるビーコンの操作訓練。初めてビーコンを手にするメンバー
         も多く、雪中での実地訓練で貴重な体験だ。雪の中に30cm四方の板とビーコンを
         隠しておき、これを探す訓練、ビーコンを前後、左右に移動してジャストポイントに3
         mのカーボンシャフトを差し込みヒットさせる、なかなか困難だった。
ビーコン操作講習
同 この辺?
埋没者(板)
の発見
小屋前で
記念写真
日暮沢の雪橋迂回
帰りは楽々
間もなく膳棚ダム ダム前で休憩 雪崩仕組みの
講習
          9時20分、記念写真を撮影した後、日暮沢避難小屋を元気に出発。昨日の夜から
         朝にかけて降り積もった雪が、昨日の軌道をを半分ほど埋めている。先頭を交代しな
         がら、楽に膳棚ダムサイト近くに到着、休憩。

雪の積層堀
3m近い積雪
(ウワスあり)
雪崩仕組み
講習
膳棚ダム雪崩
地帯の通過
アメリカ橋へ
          雪崩の危険地帯を前に、ここで雪崩の仕組み講習会。講師は、柴田さん、雪層を3
         m掘り起こし雪層の状況を観察、振動による雪の壊れ状況から雪崩の起きる面を探
         す。温度計や雪結晶観察拡大鏡などで詳しく説明してくれた。ここでも大変貴重な体
         験が出来た。
アメリカ橋手前
で休憩
木木が雪に
埋もれる
大井沢水道
貯水地で休憩
根子集落に着 無事駐車地
に到着
          アメリカ橋で休憩、11時30分発。ゴールの根子部落に13時に到着。大井沢温泉
         で湯につかり疲れをとって、間沢蕎麦屋さんに移動、各々2人前分の板そばをおいし
         く頂き満腹。西川町交流センターあいべに戻り解散。各自の車で帰宅。


見出しへ年末年始登山北ア五竜岳登山白馬スキー場口
        〜新人冬山訓練、大寒波の
            
・・・遠見尾根で一歩も進めず〜

参加オールキャスト(初日)

       期  日  2009/12/29(火)〜2010/1/2(土)
       場  所  北ア・五竜岳
(2814.1m)
      
日  程  **12/29(火)**夜行
              西川町19:00→小国道の駅⇒北陸道⇒糸魚川⇒
              白馬道の駅着2:00(仮眠)
               **12/30(水)**
              白馬道の駅7:00→白馬五竜スキー場第四駐車場
              8:30・・(ロープウェイ)・・アルプス平9:00〜昼食
              地点12:00〜撤退13:30〜ビバーク地点14:30
              (幕営)
               **12/31(木)**
              
幕営地停滞
               **01/01(金)**
              ビバーク地8;00〜小遠見山〜ビバーク地点〜アル
              プス平18;35・・(ロープウェイ)・・白馬五竜スキー
              場第四駐車場川町19:40→十郎の湯
               
**01/02(土)
              十郎の湯8;00⇒糸魚川⇒北陸道⇒着・15:30山
              形・西川・・・解散


       参加 者 遠藤(博)、佐藤(辰、)柴田、荒木(節)、若松、
              後藤、大江・・・総勢7名
                
 〜記録文・大江、加筆訂正・写真佐藤(辰)

         2/29(火)  夜行
          柴田さんが荒木(節)・遠藤(博)さんを順次拾い、大江道の駅で後藤・佐藤(辰)さ
         んと待合わせ出発。小国白い森で大江をピックアップ。一路、若松さんとの合流地の
         神城駅へ向う。途中、若松さんから駅に駐車スペースなしの連絡にあり、白馬道の
         駅へ変更。
          30日、午前2時到着(ものすごい車で駐車場を3周目にようやくスペースを確保)。
         全員無事そろったことを確認し、少量の寝酒を遠藤(博)・佐藤(辰)さんと大江でいた
         だく(軟水は、後々響き渡る事を、後ほど身にしみた新人訓練の初日と成る)。

         12/30(水) 午前快晴、午後から大荒れ(白馬五竜へ)

          荒木(節)さんより起床の声。コンビニで朝食と給湯、車にも漸く給油を確保し、いよ
         いよ白馬五竜スキー場、登山者用第4駐車場から無料バスでロープウェイ・リフトを
         乗り継いでアルプス平へ。プロのリフト係員の絶妙な誘導に、皆が感激の声を上げ登
         り始める。

五竜岳 白馬三山遠望 快晴の初日

          見渡せば、はるか北アルプスの山々が360度広がり、積雪豊富な鹿島槍・五竜岳
         の眺望と八方尾根へと続く稜線を満喫する。贅沢な登山と思いきや、小遠見から中
         遠見と進むにつれ、鹿島槍が雲隠れ、あっという間に五竜岳も隠れ稜線は風の通り
         道と化し、ピッケルで身を確保することもしばしば。

急登へ 後方に志賀高原 強風の大遠見


          寒波を避けれそうな幕営地が見つからない為、予定の大遠見山先の幕営地を断念
         し、中遠見のテンバ跡へ撤退。戻ってみると、隣の無人テントは荷物が入っているが
         強風で舞い上がり、ロープ1本のみで吹き飛ばされる寸前であったため、我々が変っ
         て撤収し、脇にテンバを確保。

幕営の準備 まずは乾杯 凍傷の防止訓練


          夕食の準備中にテントの外から「我々のテント飛ばされてましたか・・?」の声に、遠
         藤(博)さんが状況を説明。その後、何の挨拶もなく撤退した模様・・・。その夜は、トイ
         レに行くにも雪かきが必要なほどであった。肉なべ肉うどんで吹雪に負けず盛り上が
         り19時寝床に着く。

         12/31(木) 終日大荒れ 停滞

          今日も荒木(節)さんの声で起床。テント周りの雪かきするが、1周するとまたも雪が
         積もり始め、2名交代で大晦日を終日雪かき停滞。あっとの間に日が暮れる(つるべ
         落とし?)。

一日我慢の停滞

          自然水や軟・硬水・燃料を節約し、おいしい磯辺焼き、石狩なべを若松さんの明るい
         ヘッデンに集いご馳走になり、柴田さんのラジオの「紅白歌合戦」を聞きながら暮れ行
         く年を惜しむ。

         1/1(金) 終日大荒れ (登り3時間、下り10時間のラッセル)           

           「あけましておめでとうございます、今年も宜しくお願いします。」の辰彦(辰)さんの
         一声で気合を入れなおし、氷ったテントを撤収。9時、腰までのラッセルを後藤さんが
         率先し出発。
          リュックを背負ったままでは前進できず、ラッセルするものはリュックを置いて、次々
         に交代にながら進む。大江も見よう見まねのラッセル。ピッケルで雪を崩し進もうとす
         ると猛烈な突風、粉雪風が鼻口へ容赦なく舞い込み息ができず交代。置いたリュック
         から20mも進めないで愕然とする。・・・積雪深い冬山登り訓練・・・。

テントの撤収 ヶルン到着 雪に埋もれた
自動車

          ラッセルを交代しながら休憩場所を探し前進、途中バテ気味の人をフォロー。雪の深
         さに遅々として進めず、柴田さんから「おいおい、もう15時すぎ」の声。まもなくヘッデ
         ンをつけ、遠藤(博)さんのGPS誘導で暗闇・吹雪の中を白馬五竜スキー場へ向かう。
          へとへとになった体に鞭打ち、ひたすらラッセルを続けると、ようやく地蔵の頭のケル
         ンに着いた。この下はもうスキー場だ。圧雪車の光に安堵の歓声を上げ、各々が握手
         し、長い長い新人冬山訓練も漸く終止符となる。          
          途中、ロープウェイを動かしていただき大感謝。しかし最終バス終了の為、徒歩で駐
         車場へ。車には、約1m近い積雪でまたまた除雪。本日は、「十郎の湯」仮眠室で足
         を伸ばし皆さん極楽暴睡。

         11/2(土) 一路山形へ

          朝風呂をいただき、8時帰路に着く。途中、名立谷浜SAで各々の朝食と家族への手
         土産を購入し(ぶり、ますの寿し、笹団子等等)。その後に若松さんとお別れ、小国道
         の駅で皆さんとお別れる。
          荒木(節)さんより今日は真っ直ぐ家に帰って雪はきをしなよと伝言されるが、家に着
         くなり2時間ほど除雪しないと入れない状態でした。ともあれ、無事帰宅でき皆様のご
         指導に大変感謝いたしております。


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