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  010 山行報告(H18/7/1〜12/31) 


 07山岳会の新年会1/13〜14 年末年始北ア前穂高12/28〜1/2 朝日冬山訓練12/9〜10 五葉山登山12/9〜10 山岳会総会11/25 11/11〜12古道・六十里街道 11/3鎌倉山R講習 10/29黒伏山R練習 10/21〜22登山道補修 10/15町民紅葉登山 10/7〜9三面登山 9/21〜24三面川・以東沢の登り 9/15〜18仙丈岳・甲斐駒ヶ岳 9/10鎌倉山で訓練 9/3黒伏山で訓練 8/24〜27白馬岳登山 8/14〜17荒川・東俣沢登り 8/12〜13朝日山小屋管理慰問 7/22〜23月山高山植物鑑賞 7/1月山山開き 6/24〜25ウスユキソウ鑑賞 6/17〜18朝日連峰夏山開き

    会公式行事のダイジェスト報告です。

見出しへ 西川山岳会新年会・・日暮沢小屋で
      〜安全な膳棚ダム・19名の参加者に食糧心配


         日  時:  2007年1月13日(土)〜14(日)
       場  所:  
日暮沢小屋(大井沢根子〜日暮沢)
       日  程:
  ****

            1/13日(土)・・8;00西川開発センター〜9;30大井沢根子〜11;10
                      アメリカ橋〜12;10膳棚〜13;00旧道分岐点〜13;
                      30日暮沢小屋着(泊)
            1/14日(日)・・9;20日暮沢小屋〜11;00アメリカ橋〜12;20大井沢
                      根子〜13;00・・13;30大井沢温泉(入浴)〜14;00
                      ・・14;40間沢(昼食・蕎麦)〜解散
        
参加者;  遠藤(博)、佐藤(仁)、佐藤(恒)、片倉、木村夫妻、柴田、富田、山田、荒谷、
              志田(勝)、山中、阿部、亀岡、山下、森谷、渋谷、富田友人2(庄内)
              
                                 総勢〜
19名

      
13日(土) スキー30cm沈む・日付け換わるまで語り飲む

        早めに家を出たつもりだったが、既に、西川町開発センター駐車上には殆どのメンバーが揃ってい
      た。ただ、新顔の山下君の顔が見えず、皆で心配していたが、8;00の定刻になると、何処からか現れ
      てきて一安心。
        
リーダーの遠藤(博)君が心配顔、事務局メールの参加人数より3名ほど多く集まっており、更に後
      を追うメンバーがいるらしい情報に、共同食糧不足が生じるというこ
とだ。今更しょうがない。ここで思案、
      
「特性の大井沢豆腐」の大量仕入れなら間に合う、「腹塞ぎ」には美味しいし最高との結論で1件落着。
        大井沢で日暮沢小屋の「鍵」を借り「大井沢豆腐」を調達、9;30に山スキーで根子を出発。車留止
      めの雪崖の高さは引く難なく越えたが、最近の降雪で大分深い雪、スキーでも30cm沈む、最初元気
      なラッセルもだんだん速度を落とす。スキー調整などで遅れたメンバーも大井沢水道配水地で追い駆
      け一服。

県道脇を借りて駐車
出発前に記念写真
深い雪をついてスキー歩行始め


        先へ進むと、
気温が上昇したせいかラッセルの雪が重くなる、人数が多いので、ラッセル・トッツプと
      セカンドの2人抜け方式で順調に進む。
青空もチラホラ見せるが、時々風雪、杉や雑木の梢に溜まって
      いた雪が飛んできて眼鏡に付着し視界ゼロに、「高い山でも無いので、これがこのコースの楽しみ」と
      言い聞かせアメリカ橋へ到着。11;10まで大休止、行動食をとる。

水道配水地で最初の休み ラッセルに奮闘 大勢でトレスした後方は楽楽
アメリカ橋手前で吹雪にあう アメリカ橋の上 アメリカ橋下の根子川はまだ大きく開いていた


        何時もヒヤヒヤの
膳棚ダムサイトは、今年、積雪少なく雪崩の心配なさそう、しかし、念のため3人
      1組となり10m間隔で安全に通過。その先の平坦地に差しかかると、後方軌道を楽に付いてスキーを
      運んでいたはずの自分が「懸命に」漕がなければならなくなった。
「おかしい」と前を見る、ラッセル・トッ
      プが1人だけ、とんでもない先を進んでいた。{1抜けず・2抜ける}のラッセル、森谷君だという
。・・・チ
      ョウットまった!!。

アメリカ橋通過し大休止 今年の膳棚ダムは雪崩無し 旧道分岐点脇で一服


        小屋前の沢は、大きく開いていた、スキーを脱いで渡ろうとしていると、後ろから来た佐藤(恒)さん、
      スキーを履いたまま水に入ろうとしている、「シールが濡れてダメになるよ」と注意したが平気な顔、よく
      聞くとシールなし、
イボ底面スキーとのこと、認識不足を反省。
        森谷君のおかげで、13;30には、日暮沢小屋に着いてしまった。雪を少し欠き、1階の入り口から
      小屋へ入ることが出来た。小屋内の清掃・宴会準備・沢から水汲みなど手際よく進め、14;20頃には
      新年会「第1回目の乾杯」ができた。
        専用灯油ストーブで、
小屋もだいぶ熱ったたまった頃、片倉君と木村夫妻恐縮しながら(ラッセル無
      し)到着、2回目の乾杯
。「大井沢豆腐冷やっこ」「熊の串焼き」や「笹かま」「酢だこ」「セイサイ漬け」・・
      ・・出る出るつまみ、自然水・軟水・硬水などもはかどる。

2時過ぎから新年宴会 今夜のメイン料理・キムチ鍋


        しばらくして、メインの「キムチ鍋」料理に着手、上場の出来上がり、たちまち一鍋ペロリ、
次のキム
      チ鍋料理を手がけていると、山田(栄)君が到着、全員揃い3回目の乾杯
、予定のキムチウドンには手
      をつけず食糧難を防げ、ワイワイの宴会が続いた。
        話題は、遠藤(博)のエベレスト登頂や五葉山で海鮮料理(忘年会)、春山スキー・岩登り講習・千
      丈と甲斐駒登山・・・エンエンと、日付を越えたメンバーもいたとか??。(1階は宴会場、3階を寝室)

       
4日(日) 冴える森谷のラッセル・2*8と100パー蕎麦

        薄暗いうちからゴトゴトと宴会場の2階から聞こえる、
昨夜の残軟・硬水を再び胃袋で処分してい
      るメンバーがいるらしいい、窓が明るくなると、いつの間にか仲間が増えていた。
朝食は、キムチ鍋の
      残りに残菜と調味料をを追加し前夜分の「玉ウドン」を煮込んだも
の、ほぼたいらげた。

帰りの準備完了 一期に膳棚下まで降り一服 少し遅れてきたメンバー


        朝食後、「竜門の滝」散策でもやろうかとの問いに、反応無し。ゆっくりと帰る仕度、宴会部屋のか
      たずけ・清掃を済まし、9;20頃に小屋をs出て帰路につく。昨夜、だいぶ吹雪いたのだろう、前日のラ
      ッセル跡が殆ど埋まっておりスイスイとはいかないようだ。

アメリカ橋で全員まとまり一服 新雪が雑木の枝に 配水地先の最後の登り


        
後方を楽に滑って帰ろうと、シールを外して追い駆けたが、板滑り面に「ボッコ」が硬く付き進まな
      い、ワックス塗りを忘れたからだ、かえって難儀、
シールを付けなおした。森谷君のラッセルスピード
      は、今日も冴え、誰も追いついていけない。膳棚下で小休止、アメリカ橋で11;00頃まで大休止して
      一気に大井沢根子へ、車に被さる雪を除き乗り込み大井沢温泉へ。

間もなく配水地 根子集落が見えてきた 大井沢温泉で冷えた体を温める


        13;30頃温泉を出て、出発地の西川町開発センター近くの蕎麦屋で遅い昼食にありつく。大井
      沢温泉から人数と到着予定連絡してあっつたので、
殆ど待たずに「手打ち生蕎麦」の2*8蕎麦と
      100パー板蕎麦25人(事務局の奢り)がテーブルを賑
わした。ほぼ・・・満足し解散。
                                    記   渋 谷
                    



見出しへ 年末年始北ア前穂高縦走・登攀
      ・・・新人・輝く槍ヶ岳〜奥穂高の峰々に感涙・・・


         日  時:  2006/12/28日(木)〜2007/1/2(火)
       場  所:  
北穂高岳(八峰)
       日  程:
  ****

           12/28(木)・・20;00山形中山〜東北道〜中央道〜沢渡着・・翌6;10
           12/29(金)・・9;00沢渡駐車場〜上高地〜明神〜15;30徳沢〜16;00
                     新村橋(幕営)
           12/30(土)・・6;00新村橋〜パノラマ新道〜慶応尾根〜14;10P1(幕営)
           12/31(日)・・6;00P1〜8;00八峰〜10;00慶応尾根P1〜新村橋〜13
                     ;00徳沢〜15;30上高地着(幕営)

           1/ 1(月)・・9;00上高地〜釜トンネル〜11;00・・12;00沢渡温泉〜16
                    ;00中央道(仮眠)
            1/ 2(火)・・8;00中央道〜東北道〜15;00山形到着


        
参加者;  L成毛、遠藤(博)、柴田、山田(山大OB)
              L佐藤(辰)、若松、亀岡(新人)    総勢〜
7名

        
12月28日 成毛・山田(OB)合流

        山形班の遠藤(博)・佐藤(辰)・柴田・私(亀岡)の4人が遠藤宅集合、食材などを分配し予定の20;
       00時出発。途中、東北道の国見ICで成毛さん、三鷹で山田(OB)さんと合流、翌朝早く沢渡に到着。

        
12月29日 曇り パノラマ新道新村橋を渡り幕営

        既に、若松は、沢渡の駐車場で待っていた。例年なら、この期、
沢渡駐車場は、100台以上の車が
      停まっているとのことだが、今年は何故か少なく5台のみ

        7;30頃、ここからタクシーに乗り換えで釜トンネルへ。20分ぐらいで釜トンネル着、トンネル入り口
      の警察署に登山計画書を提出し、荷を背負い出かけると、
「信濃毎日」の新聞記者に取材を受ける。釜
      トンネルの中は、長く登り坂が続く、話しによると古いトンネルは滑って危険だったそうだ。釜トンネル出
      口で新聞記者が写真撮影をしてくれた。ぜひ掲載された新聞を見たいものだ。


        トンネルを出ると、前の晩に降った雪が軟らかくて、その上
登山者が少ないため歩きづらい。とにかく
      足元ばかり見て進むので、上高地周辺の景色を見る余裕がなかっ
た。しばらく小雪がちらつく曇り空だ
      ったが、明神に差し掛かった頃、左手に太陽の陽に射し照らされて明神岳が見えてきた、まるで「絵」の
      ような景色だ。


        徳沢でテントを張っている他パーティーを横目に、成毛リーダーの指示の下、明日の行程のために
      少しでも前に進もうと、我等は、30分ほど先へ、パノラマ新道新村橋を渡り平らな場所を選んでで幕営
      (テント2張)することになった。16;00時頃になっていた。


        今夜は、「牛鍋」、これまで食べた中で最高の出来!!とメンバーが絶賛!!。出発前に、体調を壊
      した佐藤(辰)さんに代わって
、食材を準備してくれた宇野さんに感謝しながら食べる。さらさらとテント
      に降る小雪の音を聞きながら20;00頃の早い就寝。

       
12月30日 晴天 成毛さんの『ヘッドバッティングラッセル』

        4;00時に起床。昨夜の積雪は、そんなに多くなかったが、前日までの積雪が深いので、かんじきを
      着け、6;00時頃に出発、佐藤(辰)・山田さんの2人が先頭に、まだ薄暗い雪の道をラッセで進む。30
      分も進むと汗だくで休憩。
新雪のラッセルに辟易しながら進む


        
パノラマ新道の沢道は、傾斜もきつくなってきたし、太陽が昇るってきたので気温が上昇し、雪崩の
      危険も出てきた。雪崩が起きた時の注意点を教
えてもう。千葉の5人パーテイを追い抜き、慶応尾根
      左稜に差し掛かり、後から来た千葉パーティー(屈強)と合同でP1までノラッセルとなった。ほか佐久
      の2人は、そのまま岩稜基部を回りこみ直上。慶応尾根から見る屏風の頭の稜線には、雪煙があが
      っているのが見えた、「 風が強いんだな」と成毛さんがつぶやく。


        尾根は、傾斜がきつい上に積雪が半端でなく、まるでネパールの五体投地の様な格好になって、そ
      の中でも見事なのは我等がリーダー成毛さんの『ヘッドバッティングラッセル』!!、ヘルメットに雪が
      積もっていた。昼食は、とくに取らず行動食となる。


        高度2,300m付近でさらに急峻な岸壁に行き詰り、
右手の慶応尾根本峰の林までトラバース。佐
      久のメンバーが途中までザイルを張る、その先は遠藤(博9さんがザイルを張り、危険な場所を無事に

      通過する。ザイルの結び方やヌンチャクのかけ方を、鎌倉山の講習会で経験していたことで、慌てず
      に済んみ、何事も経験だけが自分の力になると再認識した場面だった。その後、佐久の2人は別行動
      となる。


        
慶応尾根の最初のピーク(2,460mP1)に14;00時過ぎに到着。遠くに富士山、右前方には北尾
      根一峰から八峰までが一望できた。青い空に太陽の周りに虹色の光が雲を染める「光環」と言う現象

      が見れた。うっとりと眺めていたが、今日の幕営地は、ここではなく、尾根から5分ほど先のの鞍部地
      点ということ。先行の遠藤(博)さんと山田(OB)さんがもう準備をしていた。


        柴田さんがプロの腕前でトイレを造設、壁も床も純白、清潔感溢れる新雪のトイレ。
自然環境保護
      のため、ゴミを出さないトイレの方法を試してみる、遠藤(博)さん推奨ただし
、粗め雪のときは要注意、
      自然に優しく自分に厳しい方法だった。
        今夜は、縦走隊が「石狩鍋」、バターとゆずの風味が絶品!、登攀隊の札幌ラーメンもバター入り
      と豪華(計画では、縦走隊と登攀隊が別行動)。今夜は月と星が美しく、月に照らされた真っ白な雪山
      は実に神秘的……風の音を聞きながら今夜も早い就寝。

       
12月31日 快晴 北尾根を断念。縦走隊と同じ行動

        4時起床。なぜか、佐藤(辰)さんはあんなに美味しかった石狩鍋を食べていないと言い張る。昨日
      のあまりのラッセルに、体と脳みそがホワイトアウト状態に見舞われたようだ。
        6;45時ザックをテントにデポし、空身でラッセルし八峰を目指す。登攀隊も、ここまで1日余計に
      時間がかかったため北尾根を断念。縦走隊と同じ行動となる。
左手に北尾根を臨みながら、振り返ると、
      八ヶ岳から朝日が昇り神聖な気持ちになる。八
峰を仰ぎ見ると、夏のそれとは全く違った「 澄みきった
      青空」と「純白の雪山」が目に眩しい!。


        8;30頃、八峰に登りきった私達を待っていたのは、
槍ヶ岳から奥穂高岳までの雪と岩稜、登攀隊
      が挑むはずであった北尾根の荒々しくも凛とした美しい岸壁、遠方に八ヶ岳や遠く富士山
を見渡せる3
      60度の大パノラマが、眼下には涸沢カール……。


        心が高揚して、高まる幸福感に全身を満たした後、あふれた分が瞳からこぼれ落ちた。しばらくす
      ると、私の耳に確かに荘厳な音楽が響いた、宇宙から奏でたオーケストラだろうか???。佐藤(辰)
      さんが思わず叫んだ!「 オー!コンプリメンティ!!」。記念撮影して絶景に別れを惜しみながらゆっ
      くりと下山。


        
P1のピークに来ると、今度は「幻日」という現象が見れた。このピークの上空には、何らかの大気
      の変化があるのかも知れない。テントを撤収、10;00時過ぎここから下山開始、昨日の沢沿いの危
      険なコースは避けて、尾根沿いの安全な林のコースをとって下山。


        途中、1日目の幕営地でデポした荷物を回収。徳沢に12;30時頃に到着。山小屋でビールを調
      達、30分ほどの休憩。ここからは安全・楽な行程、
明神岳が見える地点で八峰を見上げると、何と!
      われらが歩いた足跡が雪の上にはっきりと残
っていた。感慨深い。上高地まで一気に下り、小梨平キ
      ャンプ場に15;30時ころ到着、幕営。


        デポしておいた食糧が雪に埋まって捜せなくていると、若松さんが捜してくれた。すばらしい記憶
      術に敬服する。今夜の夕食は「 鳥鍋」と餅。月光に輝く穂高が美しい大晦日の夜。多分、23;00時過
      ぎの就寝だったように思う。

       
1月1日 快晴 池の周りの木々は霧氷でガラス細工

        標高は低いが、地形が盆地のため、昨夜
のP1と同じくらいに冷えて(−15度)テントの天井がキ
      ラキラ凍っていた。ゆっくり7;00時に起床、晴れ晴れとした今年の元旦は、Mゴリラからいただいた
      「お雑煮」と遠藤(博)さん持参の「お節4点セット」で祝
う。
        9;00時頃に出発。今日は、カメラマンや登山者などの入山者が多く、雪が踏み固められて歩き
      やすい。河童橋で記念写真撮影。ここからの景色は、自然が作り出したとは思えない完璧な芸術作


      品のようだ。前穂から奥穂にかけての吊尾根の美しい曲線と、底からグ―ンと空に向かってせり上が
      っていくような岸壁は、天井の神々だけが持つ鑿で丹念に且つ大胆に彫り上げた奇跡的な地形だ。


        若松さんは、五千尺ホテルにライブカメラがあることを教えてくれた。
大正池までは、穏やかな登り
      で、右前方に際立つ焼岳の頂上からは、白い噴煙が上がっていた。池の周りの木々は、霧氷でガラ
      ス細工の林のようだ。そのまま、ファンタジーの世界に迷い込んで
行きそうだ。陶酔してふらふらして
      いるので、メンバーが心配している。


        気を取り直して、釜トンネルを抜ける。この釜トンネルが、別世界とのゲートだったんだな・・・。タク
      シーに乗り込むと現実の世界に戻る
。11;00時沢渡着。温泉で体を温め、昼食、12;00時過ぎに自
      分達の車で帰路へ。

        14;00頃、中央高速の八ヶ岳SAで一服していると、何と!
本田さんと邂逅。信じがたい場面に最
      初は本田・遠藤(博)さんとも真に受けられずにいたようだった。本田さんは、今から友人と合流して
      八ヶ岳に行くということだ。

        本田さんたちと別れ、車に乗り込む、若松さん持参の「越後ビール」をご馳走になる。日本初の地
      ビールらしい。その後も今夜の祝杯のために自然水を調達。遠藤(博)さんはその量が、気が気でな
      い様子。差等(辰)さんに言わせれば「ビノロッソプレファボーレ!」だ。しかしさすが成毛リーダー、そ
      こはお見通し!満足の行く量に、遠藤8吐くさん感涙に咽ぶ。
        若松さんと山田(OB)さんのために、16;00時過ぎ東京に近い某所で幕営。もちろん周辺の清
      掃も怠らず、来た時よりもきれいにして帰る精神。
若松さんが、昨夜、遠藤(博)さんと佐藤(辰9さん
      がうるさくて(?)眠れなかったから、今夜ぐらいは静かに寝るといってマイテントを張
る。これはよっ
      ぽどのことだと、2人大いに反省する。今夜はキムチ鍋……量が15人分はある。またまた宇野さん
      と木村さんのご苦労に感謝しながらいただく。
        今回は、積雪が多く、登攀隊はやむなく縦走隊と同じコースになったが、メンバー全員が怪我も
      なく、無事に山行を終えたことを喜び合う。天候にも恵まれ、絶景を目に焼き付けることが出来た。

      
 1月2日 別世界にすっかり魅了され・無事山形到着。

        8;00時、中央高速で若松さん山田(OB)さんとお別れ。またの山行での再会を誓い合う。若松
      さんの全身で表現する喜びがメンバー全員に伝わってくる。
私にとっては初めての北アルプス。しか
      も冬山。本当に登ってきたのかまだ実感が湧かないほどの別世界に、すっかり魅了されてしまった。

        15;00時頃、無事山形到着。
                                              
 記   亀 岡


見出しへ朝日連峰冬山訓練・・・ほだわらこぎ
       〜初心者にミス・ニ重○メール見落とす


         日  時:  2006年12月9日(土)〜10(日)
       場  所:  
日暮沢コース(大井沢根子〜日暮沢〜ゴロビツ下)
       日  程:
  ****

           12/  9日(土)・・6;00西川開発センター〜以下省略
           12/ 10日(日)・・省略
        
参加者;  遠藤(博)、松沢、、関、今野(米沢)、石川(庄内)、森谷、亀岡
              
総勢〜
7名


      
9日(土) 宇に舞うセキセキ歩き”・効く「飯豊のド○ロク」

        まだ暗い開発センターの駐車場で、荷物の点検と共同装備の分配。この時、尤も重要である自然
      水 等の量を自己申告したところ、あろう事か、初心者2名が持参していないという重大なミスを犯して
      しまった。初心者のために、
わざわざ装備表を送ってくれた遠藤(博)さんの2重○メールの重要性を
      わかっていなかった。ますます初冬山への緊張感が高まった二
人。
        大井沢温泉で石川さんと合流。朝1のミスは、大井沢の早起き酒店「中村酒店」さんのおかげで無
      事命拾い。根子に着くと、予想以上の積雪の為、林道から歩く事となる。ここで、第2のミスが・・・。初
      心者
2人は装備表の「スパッツ」の意味を勘違いしていた為、集合写真の通り、ゴムひもとガムテープ
      を装着!(ガムテープは凄い威力だ!by森ちゃん)。


        かんじきも、初めてはもちろん「ラッセル」(米沢語〜ほだわらこぎ)初体験。1列になって突き進む。
      林道の途中で誰が作ったのか「雪だるま」が待っていてくれた。今回のラッセルで何と言ってもすばら
      しかったのは、
関さんの華麗なる妙技「宙を舞うセキセキ歩き」、表面の雪にうっすらと足跡らしきもの
      が付くだけで歩いており、空中を浮遊しているという感じ。ウサギの足跡の方がまだハッキリ
している。
      今後は、ザックを背負った総重量を平等にするという意見に関さんを除いた全員が賛成!。
        11時すぎに日暮れ沢小屋到着。テント泊を切望するメンバーも、温かな山小屋のありがたさに大
      満足で荷を降ろす。沢の水と外の雪で食事の準備、「雪溶かし係」に任命された「森ちゃん」、この仕
      事がいたく気に入りご満悦の表情。


        
今野さん持参の「飯豊のどぶろく」(これはかなり効くー!)は、冬山装備表に書き加えるべき代物
      だった。それに、石川さんの絶品「かも肉」ステーキをご馳走になりながら、話題の中心はやはり、驚
      異の「セキセキ歩き」。この名の命名者石川さんによれば、斜め後ろを「セキ・・セキ・・」という軽ーー
      い雪の音を立てながら、難儀して付けたラッセルとは別の道を一人で歩く、非常にマイペースな関さん
      への羨ましさであった。
        その後も、遠藤(博)さんと石川さんの「山物語」は尽きることなく。夜は更けて・・・と思いきや!昼
      
前から宴会に入った為、冬の夜は恐ろしく長い。

      
10日(土) 急登〜泳ぐラッセル・降り〜ノー和カン

        翌朝、雪が止んでまあまあの天候。小屋に荷物を置いて登山貸開始
。林道とは違う雪質と急傾斜、
      森谷さんは楽しいラッセルに夢中、松沢さんは腰までぬかって「泳ぐラッセル
」。そして、相変わらず
      宙を舞う「セキセキ歩き」。ラッセルは、とにかく順番が鍵だという事を学ぶ。ゴロビツ下でタイムリミット
      となる。


        降りは今野さん、ほとんど「和かん」を使わず独特の滑りで快調に下山。 無事に小屋に到着。軽
      い昼食を済ませて出発。林道を歩いていると、仰ぎ見た空の雲の切れ間から太陽の光が雪の上に注
      ぎ、目の前の景色を輝かせてくれた。
        
私の感動の初「雪山体験」を無事に楽しく終えることが出来て、他のメンバーの方に感謝の気持ち
      でいっぱい!
!、そして、すっかり雪山に心を奪われてしまった・・・。
                                                 
記  亀 岡



見出しへ初冬の三陸五葉山登山ストーブ囲み忘年会
      〜海鮮寄せ鍋・今年1年の山行きを振り返る


         日  時:  2006年12月9日(土)〜10(日)
       場  所:  
五葉山岩手県大船渡・1341m

       日  程:
  ****

           12/  9日(土)・・7;30寒河江〜11;30赤坂峠(昼食)〜15;20省略
           12/ 10日(日)・・省略

        
参加者;  佐藤(恒)、宇野、木村(京)、志田(勝)、大和田、荒木(富)  総勢〜6名

      
 9日(土) 見事なツツジの潅木30名同宿

        一昨年に訪れ好評だった五葉山、再度計画することになった。ほぼ前回と同じメンバーとなる。こ
      の時期が冬山としては最適で、まもなくゲートが閉まり峠まで車が入れなくなる。
当初の日程を参加
      者の希望で1週早めての登山となった。そのため、朝日連峰の日程と重なってしまい両方希望した人
      には気の毒であった。

        朝7時30分に、志田勝のワゴン車で寒河江を出発、一路大船渡を目指す、登山口の赤坂峠に11
      時30分に到着、峠には、志田さんの友人が差入れのため待っていた、差入れは遠慮なく頂く(我が
      会は遠慮しないのが良いところ)。大和田さんとの待ち時間を利用し駐車場で昼食をとる、12月の峠
      は食事をするには、少々寒い。そんな中、次々と他の登山者が車で到着、どうやら今夜の山荘は結
      構な人数になりそうだ(前回は我々だけの貸切であった)。


        大和田さんと合流しお願いしていた食材を分配しザックに詰め込む、実は前回の味をしめて今回
      もお願いしていたのだ、
登山口には山荘で使う薪が準備されている、登山者はそれを背負って登るよ
      うになっているようだ、各自背負った量が少しずつ違
う、筆者が一番少なく、みんなからヒンシャクを買
      う。こんなところにも性格が現れる。
        ゆるやかな冬枯れの道をゆっくりと歩を進める、登山道の両側はツツジの潅木が一面である、し
      かし、今はすっかり葉を落としている、たぶん初夏には見事な景観を見せるに違いない
。賽の河原を
      過ぎ畳石まで登ると、数日前に降った雪で冬景色に一変する。
ここからは、雑木林の急坂の登りと
      なる、8合目まで達すると周囲は石楠花が繁茂しており、この山は、石楠花でも有名で小屋の名前
      もその名が付いている、でも、今はうっすらと雪をかぶり花は空想で眺めることにした。
        15時20分山荘に到着、
すでに先着の10数名が入っていた。その後も次のグループが到着、山
      荘は30名弱でほぼ満杯の状態になった
一階に我々のスペースを確保し早速宴会の準備に取り
      掛かる。食材は海の幸をはじめ盛りだくさんである、その品数は半端じゃない、やはり大和田さんに
      お願いして正解であった。
        
「海鮮寄せ鍋」が出来るまでに、まずは自然水で乾杯し忘年会の始まりである、薪ストーブが燃
      える山荘内は暖かく、自然水の味も格別である。やがて鍋も出来上がり新鮮な海の幸に舌づつを打
      ちながら会話も弾み、今年1年の山行を振り返り盛り上がった。今後も、これを会の恒例行事にしよ
      うとの話までになり夜は更けてゆく。

        10日(日 海から昇るご来光が眩しく

        朝6時に起床、外を眺めると好天のようである、やがて海から上がるご来光が眩しくなった。感動
      の一瞬を撮ろうとみんなカメラを手に外に飛び出す、昇る太陽に来年の楽しい山行を期待してシャ
      ッターを切る。朝食を済ませ身支度を整えてから山頂へ向かう。


        積雪は少ないが一面の銀世界に心が洗われる。やや風はあるが上空には青空が広がっていた、
      眼下には大船渡湾が光輝いている。山頂で記念写真を撮ったあと山荘に戻り下山。
        
前回にもまして、今回の大和田さんの「海鮮寄せ鍋」配慮に対し、参加者を代表し、深く感謝をい
      たします
。                  記  荒 木 (富)


見出しへ 〜西川山岳会定例総会第46回・終了〜

        
 朝日連峰山麓の大井沢で岩手山コマクサ鑑賞登山などの事業

        西川山岳会第46回定例総会は、
11月25日夕方から大井沢「橋本荘」で行われ、H18年度の事業
      報告や同決算報告が承認され、次年度、H19年度の事業計画案や同予算案が決議、役員の改選も行
      われました。

             議事 (1)、平成18年度事業報告・承認〜HP山行報告掲載等
                 (2)、   同    決算報告・承認(省略)
                 (3)、平成19年度事業計画〜HP行事計画掲載
                 (4)、   同       予算(省略)
                 (5)、役員改選
                       会長;渋谷、副会長;太田・古沢、理事;荒木(富)・土田・志田(菊)・
                       高橋・荒木(啓)、幹事;佐藤(辰)・伊藤(加)・片倉、監事;佐藤(俊)・
                       木村(京)
                 (6)、平成18年度・新入会員10名の報告

      総会後、懇親会が開かれ、大井沢の豊富なキノコ料理で自然水や軟・硬水に酔い、恒例の「アンコ・
      飛電豆ヌタ・納豆餅」で
腹を膨らませ、盛会でした。
                                     記   渋 谷


見出しへ初冬の六十里街道を歩く出羽の古道
       〜護摩壇石・多い弘法太師に纏わる石碑


         日  時:  2006年11月11日(土)〜12(日)
       場  所:  
古道「六十里街道」(十王峠〜志津)

       日  程:
  ****

           11/ 11日(土)・・省略
           11/ 12日(日)・・省略


        
参加者;  佐藤(恒)、荒木(富)、鈴木、有路、奥山(美)、奥山(?)、
              荒木(久)、佐藤(辰)       総勢〜
8名

      
11日(土) コース変更「十王峠」から・銀杏拾いに夢中

        筆者は、いつも世話になっている某旅行会社主催による
「世界遺産候補・六十里越街道を行く」に
      案内
人として参加することとなった。週末は大荒れになるという天気予報もなんのその、ほとんどが山
      岳会員という参加者、全員が開発センターに集合した。
       
小雨模様なのでコースを変更し、旧朝日村の十王峠からのスタートとなった。最初は平坦な峠から
      注連寺を過ぎ、民家の軒先を、地図にたよりながら歩いていく。途中道を間違えながらも大日坊、大庚


      申塔を過ぎ、旧大日坊跡に着いた。ここでは、
案内人の解説もそっちのけで、銀杏拾いとなる。いやは
      や落ちていること、樹齢50年は悠に超えている大銀杏だ。拾っても拾っても拾いきれず、背負えるだけ
      の限界でやめとなる。


        塞ノ神峠から下って田麦俣に入る。昼となり、地元の人に断って、分校跡にある田麦神社で昼食・休
      憩を取る。午後は,、蟻腰坂からとなり、いよいよ
最も六十里越街道の面影を残す古道である。弘法茶
      屋跡、花の木坂、独鈷清水、千手ブナ、護摩壇石など見どころが多く、また弘法太師にまつわる石碑
      等が多
くある。


        小堀抜(こほのぎ)・大堀抜(おほのぎ)を越え、細越峠の遥拝所からようやく湯殿山参篭所や御宝前
      が見えてきた。思わず手を合せたくなる。
斉藤茂吉が泊った笹小屋跡に着いたころにはだいぶ薄暗く
      なってき
た。前には他の30人ほどのグループもいたが、近づくと「何か臭くない?」 私「銀杏の臭いで
      す」。袋から汁が染み出して、ザックからシャツに垂れてきていて、悪臭を回りに漂わせていた。
        ホテルには、5時10分前到着。既に真っ暗になっていた。今日の行程は、10時間16qであった。

      
12日(日) 起きてみると外は真っ白ホテルの風呂に

        翌12日は,、
起きてみると外は真っ白。行程を変更しようかと考えてもみたが、全員歩く気満々である
      ため、雪降る中の行軍となる。ホテルから志津まではあまり説明するところもないので、気が楽である。
      ネイチャーセンターの21名グループも同じ行程を行くとのことで、ホテル前で準備していた。
登りでは、
      雪で道が不明
になり間違いもしたが大岫峠を越え、下りは雪の上を一気に降りる。休めば寒いし、手は


      かじかむし、どんどん進んで、11時30分には、志津手前の国道に到着。
志津にはホテルのバスが迎
      えに来ており、正午にはホテルの風呂に入って体を温めてい
た。
        悪天にもかかわらず、皆さん楽しんでいただけましたか?、来年は、もう少し良い季節に案内します
      ので、また参加してください。
                                                 
記  佐藤(辰)


見出しへ 〜クライミング講習U鎌倉新人訓練〜
                  
空中懸垂に感激初めての世界を見た!

        先週の黒伏山に引き続き、
11月とは思えない暖かさとなった4日・5日と鎌倉山で講習会を行なった。
      
新人の訓練と我々の基礎の復習を兼ね、新人ルート等を実際に登攀して行なった。何と言っても登攀
      は、安全に気をつけなければならず、用具の扱いは
基本に忠実に行なわなければならない。ここは重
      点的に訓練したつもりであるので、ぜひ覚えてほしい。


        さて、皆さんの感想を一言。A君は少し登れるので、あとは場数を踏むことが必要か。S君は初めて
      とは思えない
バランスの良さを感じた、きっと岩が合っているね。kちゃんには「初めての世界を見た!」
      といたく感激された。
       ぜひ訓練を積んで、新たな山の世界を知って欲しい! !。
                                            
 記  佐藤(辰)


見出しへ 〜ROCKの季節U伏山練習会
                 
3Pヌンチャクを下げてアブミも下げて通過〜

        
10月29日午前5時半、集合場所(?)の駐車場に6名集合。成毛・関・幡野の3名は、夕べからここ
       に泊まりこんでおり、 今日は、阿部・石井・柴田の3名が加わっ
た。車2台に再編成し分乗して登山口
       へ、登山口には先客の水戸からの登山者あり、我々が先に出発する。
         一寸登って水平道をしばらく行くと、30分程できびたきの池へ到着。、水が流れ込みちゃんと池に
       なっている、少し登った取り付きで、
成毛・幡野チームは、蒼山会に向かう。こちら4名は、ここから中央
       ルンゼに取り付く 


             1ピッチ目、ヌンチャクをいっぱい下げて何とか通過。
             2ピッチ目、問題無く通過 
             3ピッチ目、ヌンチャクを下げてアブミも下げて通過
             4ピッチ目、難無く通過、風の踊り場到着 


        11時半なので昼食 仙台からのチーム2名も登って来た、時間も早いのでもう1ピッチと言う事にな
       った。
             5ピッチ目、フリクションで登り切り予定数終了
         13時半、
懸垂下降開始順調に下って取り付き到着、全員大満足の練習となった。成毛チームを少
        し待ち、6名そろって帰路に付く。きびたきの池を過ぎて登山道に出ると、水戸からの登山者に出会う
        振り返ると、仙台からのクライマーは未だ降りて来ない、きっと、ヘッドランプでの帰り道に成ったの
        では?。
天候も良く、日も差して絶好の練習日和となりました。
                                            
記  柴 田


見出しへ ボランテア登山道の修復作業朝日連峰
        〜崩壊ひどい掘割補修・ヌカルミの水抜き溝作りなど


         日  時:  2006年10月21日(土)〜22(日)
       場  所:  
竜門コース(日暮沢小屋〜ゴロビツ水場
1回目
       日  程:
  ****

           9/ 21日(土)・・7;00西川町開発センター8;00日暮沢小屋〜9;30ゴロビツ
                      水場−−−7;40作業開始(降り)---15;30作業終了〜16;
                      00日暮沢小屋着(反省会・泊)
(1班〜日暮沢小屋前の整地作
                      業)

           9/ 22日(日)・・6;30
朝食(懇談)〜9;00ー10;30小屋清掃・水周り整備作
                      業等〜10;40日暮沢小屋発〜11;00−11;30大井沢温泉
                      〜12;00西川町開発センター着ーーー昼食(蕎麦)・解散

        
参加者;  佐藤(恒)、佐藤(仁)、遠藤、宇野、木村(京)、柴田、菊池、安達、荒谷、
              阿部、上野、星、渋谷〜
13名+板坂(サポート)

      
21日(土) ゴロビツから降りながら・2班編成作業

        天狗コースの登山道補修が3年でほぼ終了し、今年は、竜門コースの補修に着手した。入山者の多
      いこのコースは、ゴロビツ水場下から
ゴロツ頭間が深い掘割状の崩壊箇所が多く、登山者の難儀は勿
      論、大切な自然の破壊が進む心配がなされていた。今回は、この箇所の補修を重点に作業をした。

作業員一同 まだ残る紅葉の中を登る


        予定の朝8時、小屋前整地作業の佐藤(恒)・佐藤(仁)の2人と調理係り女性2人(後着)を残し、男
      性9名ゴロビツへこと向かい、今夜の基地が日暮沢小屋なので、ゴロビツから降りながらの作業とした。
      
柴田君の早足の先導に喘ぎながら松峰急登、でも、根子沢向かい崖の紅葉が目に写り、快晴の青空
      を梢先に感じながら心地よい。

        途中、男女ペアの登山者と追いつ追われつゴロビツ到着。この辺りは、先週、綺麗だった紅葉も葉を
      落とし見通しが良くなってたた。
ペアも到着、会話の行き掛かりから山小屋管理人の遠藤・安達が入り
      真撮影に応じる、
小休止後、参加者が多かったので、2班編成で作業開始(下記内容)。

土嚢で階段作り 水抜き溝作り 土嚢で堰きとめ水抜き溝を


         @、豪雪地帯で春の融雪水や夏期の雨水が大量に道を流れ、土砂を掘り下げ深い
           掘割状に壊してiおり、より水流を分散させるため、水吐きの溝を出来るだけ多く
           作った(土嚢による堰止めも)。
         A、土砂流出防止や深く登り難い箇所改善のために、土嚢積みをした。
         B、水が溜まりヌカルミの酷い所には、排水溝を作り、倒木や枯れ木を梯子状に渡し、
           登山道の逃げ道が脇に広がらないようにした。

ヌカルミの排水溝と倒木橋作り
小型ユーボでの駐車場の伐根作業 同出来上がり


        この間、日連沢小屋前作業班は、佐藤(恒)持参の小型ユーボで駐車場の伐根堀と小屋正面広場
      の雑木伐壊・整地を完了していた。作業を終わり14;00に全員小屋に合流、反省会場を設営、調理係
      りの山賊鍋が出来上がって「乾杯」、小屋貸切の反省会へ突入・・・。

      
22日(日) 水洗トイレ水抜き・冬用に切り替え、水場整備

        初日の作業が予定以上はかどり、この日は、ゆっくり朝食、昼食時間調整のため??9時まで懇談
      の後に作業開始(下記内容)。
         @、小屋内清掃。
         A、窓の防雪板取り付け。
         B、水洗トイレの水抜き・冬季トイレへの切り替え。
         C、小屋前の水場整備。

反省会 小屋前の水場整備
小屋前の広場整備完了


        早めの作業終了、作業器具や個人荷を整え
大井沢温泉へ、入浴に十分時間をとり、作業の達成感
      とサッパリ気分で西川町開発センターへ戻る
。事務局長達主催の秋祭りや民謡大会・菊祭りなどで賑
      わう中を抜け「手打ち蕎麦」での昼食、後一応???解散。

                                          記  渋 谷



見出しへ 町民登山どうたん街道の紅葉・月山
       〜とてもいい天気サクサクと落ち葉を踏みしめながら


         日  時: 2006年10月15(日)〜日帰り
       場  所: 
月山どうたん街道(岩根沢〜見晴台〜本道寺

       日  程:
  ****

          10/ 21日(土)・・7;00西川町開発センター8;00岩根沢登山口
                〜8;30ドウタン街道〜11;00見晴台(昼食)12;00発〜
                13;40合流点〜14;40姥様〜15;30林道着〜17;00
                西川町開発センター(解散)


        
参加者;  総勢〜21名(内会員6名)〜氏名省略

       黄色の多い紅葉・採取したナメコ汁で昼食

         この日は、とてもいい天気となり、絶好の登山日和となった。西川町開発センターを7時に出発し、岩
       根沢の登山口へ。そんなに参加者はいないだろう思っていたが、
結局21名の多勢となり、急遽、レンタ
       カーを手配しての登山となった。


         出発してから「どうたん街道」ポイントまでは、すぐで、もうすっかり色付きしていた。
今年は、寒暖の
       差が少ないので、黄色が多いと、博物園ボランティアの菊池の解説である
。本道寺との合流を過ぎると
       登山道らしくなってきた、サクサクと落ち葉を踏みしめながらの歩きは大変気持ちが良い。


         さあ、これらが山の幸ウォッチングの始まり、倒木を見ながら進むと、2箇所でなめこをキャッチ、お
       客さんもモタシなどを採取。11時見晴台到着。大きな月山がすぐ目の前だ。清川小屋の片倉に無線入
       れるが応答なし。まだ寝てるのか。
昼食の時には、早速、ナメコ等きのこ汁を作ってみんなで試食、「秋
       はいいねえ」と昼食をとっていると木村さんがやってきた。庄内での仕事の帰りとか。ご苦労様です。


         帰りは、月山八方七口の一つ、本道寺ルートの下山である。穏やかな秋を満喫しながら、姥様を過
       ぎ、バスが待っている林道に着いた。
副会長には、バスの送迎と前日の下見など、法事であったにもか
       かわらずありがとうございました
。たまには、こんなのんびりしたハイキングもいいものですね。
                                                   
記  佐藤(辰)


見出しへ 秋合宿U 錦秋の三面コース朝日連峰〜
        〜風・雨・寒波プラス藪道の・・・・大満足???ルート


         日  時:  2006年10月7日(土)〜9(月)
       場  所:  
朝日連峰(三面ダム登山口〜狐穴小屋〜竜門小屋〜日暮沢登山口)

       日  程:
  ****

          10/ 7日()・・7;00西川町開発センター〜三面ガム登山口9;20着・9;40発
                    11;55三面小屋〜道陸神峰小屋14;30着・・15;30大宴会(泊)
          10/ 8日()・・8;15道陸神峰〜10;45大上戸山頂〜13;10相模山〜狐穴小屋
                    14;05着(泊)

          10/ 9日()・・7;10狐穴小屋〜8;00寒江山頂〜8;50竜門小屋8〜日暮沢小屋
                    13;00着
        
参加者 〜佐藤(辰)、柴田、佐藤(仁)、荒谷、阿部、星、〜6名

      
7日(土) 一本丸太の渡しと手摺り用ワイヤーだけつり橋
            
 道陸神峰避難小屋〜鉄板があるだけのワイルドな

       5:00起床、朝食を済ませ5:50出発、快調に三面非難小屋へ、ここからは、小屋の水場より踏み跡
       「三面から登る」という計画をすると、いつも天気が悪く、
既に二度中止に追い込まれていたが、「また
     計画するのか??」とゴリラから皮肉られた。再〃度の兆戦となった
。今回は、メンバーも揃い、いい紅葉
     が楽しめるだろうと思っていたが、なんと、やっぱり最悪の天気となった。大雨洪水警報が出る大荒れとな
     り、メンバーの内2名が勤務命令で脱落。天気も仕事もあまり関係のない(?)6名で登ることとなった。


       山形から三面まで、心配していた小国蕨峠も問題なく通過し、2時間半で登山口に到着。しかし、出発
     から雨具着用となる。三面川沿いのほぼ平らな登山道を行くと、平四郎沢のつり橋が現れる。
一本丸太の
     渡しと手摺り用ワイヤーだけの簡素なつり橋。以前は、深沢と三面川本流の二箇所につ路橋があったの
     だが、今は永久橋になってしまって、三面本来のハラハラどきどきの橋ではなく
なり、安全安心(?)になり
     ました。


       三面小屋で昼食を取り、本流橋を渡っていよいよ急登となる。今日はここがメインなのであせらず登る
     事とするが、雨のため先頭がどんどん進み、2時間で道(どう)陸(ろく)神(じん)峰(ぽう)非難小屋に着いて


     しまった。ドームの鉄板があるだけのワイルドな小屋である。薪取り班・水汲み班・小屋準備班に分かれ
     宿泊作業開始、小屋の両側には、準備してある
ブルーシートを張り、立派な小屋になった。時間は早いが
     焚き火をしながら懇談と
なる。濡れた体も乾いて来て、少々埃が出るが快適である。途中で採取してきた
     「もだす」ラーメンがうまい。

    
  8日(日) 〜4年、刈り払いがなされてい登山道
                 体重の軽い佐藤(仁)、何度か強風の飛ばされる

       朝、天空の風はますます強くなり、ゴーゴーと鳴っている。狐穴小屋には別班が肉を持ってくる手はず
     になっており、
芋煮を楽しみに雨の中へGO。アップダウンを繰り返し、次第に高度を上げていくが、道が
     次第に荒れてきた。
情報どおりここ3〜4年、登山道の刈り払いがなされていないようだ。雨と藪と風、ウ
     ーン三面らしい登山
になって来たぞ。


       3時間くらいの悪戦苦闘で大上戸(おおじょうこ)山、本来であれば、展望の効くピークであるが、雨でな
     にも見なのもえない。この先も長い尾根道の上り下りを繰り返し、いつの間にか相模山を過ぎ、草原の相
     模池に着いた。寒さと疲れで休む余裕も無い。再び狐穴小屋を目指して進む。源蔵の池を過ぎ、晴れれ


     ば快適な草紅葉の緩やかな傾斜を登っていくと、いよいよ風が厳しさを増してきた。主稜線の北寒江あた
     りからは立っていられないようになってきた。
体重の軽い佐藤(仁)は何度か飛ばされる。私もピッケルで
     耐姿勢をとる。こうこうしてやっとのことで狐穴小屋に着いた


       安達管理人の声で迎えられて、ほっとした。しかし、かじかんだ手では靴の紐がなかなかはずせなく
     て苦労した。小屋では、先に着いていた
メンバーが用意してくれていた暖かい飲み物で体を温めることが
     出来た。しかし??
、管理人から「悪天候のため、肉は来ない。」と告げられ、愕然として体が硬直
     した(ややオーバー)。
       せっかく芋、こんにゃく、きのこ、ねぎ等の材料を二日間背負ってきたのに、一番肝心の牛肉が来な
     い!!、涙を流しながら、仕方が無いので、
牛肉の代わりにビーフジャーキー、サラミを入れて「え〜い
     「狐にだまされ鍋」となった。でも味はまあまあで、ワインに良く合うじゃん、と一同、寒さをこらえての行
     程であったが、やっぱり仲間がいる小屋はいいね。

       
9日(月) 三日目も雨竜門小屋経由に変更

       三日目も雨。本来は天狗経由で降りるところを悪天のため竜門小屋経由に変更、勿論誰も異論は
     ない。草紅葉の寒江山を過ぎると雨も小降りになってきて、視界も次第に良くなってきた。竜門小屋で
     遠藤から熱いコーヒーをご馳走になり、全員で日暮沢小屋へ下山する。話では、
昨日の天気で日暮
     沢小屋に40人ほどの登山者が足止
めされたとのこと。


       それらの登山客が今日はどんどん登ってくる。天気も回復してきた。合羽も脱ぎ、午後1時に日暮沢
     登山口着。迎えに来てくれた天狗小屋の山田車と、一緒に下山の遠藤車に分乗し、いつもの大井沢温
     泉で三日間の疲れをとり、秋合宿Uは終了した。
                                          
 記   佐藤(辰)


見出しへ 朝日連峰3三面川・以東沢を登る
        〜泳ぎ・大高巻き・・・岩がはがれないよう祈り乗っ越


         日  時:  2006年9月21日(木)〜24(日)
       場  所:  
三面登山口〜三面川〜以東沢〜以東岳

       日  程:
  ****

            9/ 21日(木)・・22:00自宅発〜三面登山口着1:20
           9/ 22日(金)・・5;50三面登山口〜7;40三面小屋〜8;39ダメ沢〜9;05ヒヨ
                     ガラ沢上テンバ〜ヨシズノ沢11:22着・・・12;05発〜12;34竹の
                     沢出合〜12;52スノバコ沢〜14:17ナタクラ滝へ到着〜15:58
                     タ小沢〜16:47以東沢出合〜泊場着17:05(泊)
           9/ 23日(土)・・6;45
テント場出発〜7;35カマズカ沢〜 8:32コジエロデ沢〜9:
                     30笹原沢〜10:18以東小沢出合〜11:14小法師沢の出合 〜
                     13:33二俣1021m地点〜15:23大滝(30m)16:05トリカブ
                     トの花畑(16:05)〜17:30登山道(1724m地点)〜狐穴小屋
                     着19;35
(泊)
           9/ 24日(日)・・4:00起床・6:35狐穴小屋出発〜9:26相模山〜10:15大上
                     戸山1〜13:03道陸神峰〜三面小屋着14:35〜三面登山口着5:
                     10〜自宅到着21:30
        
参加者 〜上野(単独)

      
21日(木) 白いジムニーが1台

       白いジムニーが1台あった。2:00より仮眠。

      
22日(金) 何回も泳ぎようやくナタクラ滝へ
            
 以東沢の小滝を2個クリア・11時間の遡行

       5:00起床、朝食を済ませ5:50出発、快調に三面非難小屋へ、ここからは、小屋の水場より踏み跡
      をたどる。
最初藪だが、60mぐらい行くと踏み跡がはっきりしてくる、どんどん進み、赤滝音を聞えてく
      るとまもなくメダシ沢(8月の偵察時)本流に下りた。小沢(8:39)から更に進むとスカート滝のヒヨガラ
      沢(9:05)、ここを越えるとテンバがある。


        ここから先は、踏み跡もはっきりせず苦戦する。本流遡行の方が楽かなとも思う。キスケ小沢、キス
      ケ沢を越え、ようやくヨシズノ沢へ11:22着(偵察時の泊場)、 ここで昼食と沢支度し12:05本流に下
      り立つ、竹の沢出合12:34、今回は、
本流右岸に川原がでてなく水量が多い様子!、この上部より泳
      ぎの開始となる。


        スノバコ沢(12:52) で右岸により、その上、下ナヤマ沢(この水が非常に冷たく美味しい)70m上流
      へ、ロウソク岩の中央にでる。右岸より滝沢が滝になり落ちている(113:26)。 途中、ゴルジェを震いな
      がら何回も泳ぎようやくナタクラ滝へ到着(14:17)。滝の上は、沢も開け歩き易くなる、このころより腰
      
痛と両膝が痛み出す!、こんなに早く痛み出すとは!、誰も助けてくれないので、また歩き出す。


        
風倉沢を右岸より入れ、その上に両岸岩の5mの滝(15:15)が出て、右側を登る(途中残置ハーケ
      ンがあった)、すぐに水流を2分した3mの滝があり、上がゴルジェになり、左岸高巻きとなった。15:25
      高巻き開始、降りられず、木にぶらさがりながらイタ小沢(15:58)まで大高巻きになった。


        穏やかな川原歩きとなり、大淵左岸を10mほど泳ぐと、右岸より数衛門沢が入り(16:27)、20分
      ほど行くと、いきなり右よ以東沢に出合う(16:47)、直線左側の横山沢と水量を2分している。やっとの
      やっとで目的地到着、後は、テンバを探しながら登り、以東沢に入り小滝を2個クリア、大広川原に 出
      て左岸よりガレて落ちているところの上に
砂地を見つけ泊場とする(17:05)。


        延々と約11時間の 遡行となった。テント設営、薪集めとしているうちに もう18:00時、
沢山の岩魚
      を見ながら遡行してきたが、ついに竿を出すことができなかった、残念!
。 焚き火でビール・夕食、疲
      れを癒す!、寒く寝る前にビールもう一本を飲み干す、明日はビール無し!、20:00消灯。寝てても夏
      の薄いシュラフで、寒く 何度も目を覚ます。
        2:30ラーメンを食べる。体が温まり満天の星空を眺めすぎて、4:00起床の予定が、5:00まで寝
      むり寝過ごし!!。

       
23日(土) 岩の割れ目を登りザックを吊り上げ、
              
更に難関30mの大滝!
一気に緊張の一瞬

        6:45発、小滝を幾つか乗り越え、大岩2個のところを右岸の割れ目を這い上がり出て、カマズカ沢
      と出合う(7:35)。この辺は、大岩ゴロゴロと川原と小滝で歩きやすい、さすがに、以東沢に入り泳ぎも
      無くなり快適に登れてた。3段滝を越えると、左岸よりコジエロデ沢が入る( 8:32)。
相変らずゴーロと
      小滝の連続。9:30笹原沢が入る、さらに5分程登ると左岸岩棚に石畳がありキャンプの跡。高度をど
      んどん上げて以東小沢に出合う(10:18)。


        本流は、いきなり左に曲がる、もう疲れすぎてペース ダウン!、ヨレヨレで滝の連続を登り、小法師
      沢出合 に着く(11:14)。この上40分の急な登りを終えると癒しの渓となり(11:50)、また滝、ゴーロ
      滝の連続、 もう歩が進まず(12:29)。


        中央に
大岩2個が沢を 塞いでいる、右が垂直岸壁、左が草つき、左側を 空身で岩の割れ目を登り、
      ザックを吊り上げた
。13:33二俣1021m地点、水量の多いほうに進む(14:15)、右手に大岩群、い
      つの間にか沢脇の潅木帯 が草付になっていた。左岸の岸壁下を通過。 右岸より小沢が入る(2:45)。


        稜線付近には、ガスが出て青空を消してきている。15:12行く手を阻むように
大岸壁が!最後の難
      関30mの大滝!、一瞬「私には登れそうもない?・・」、すぐ高巻きルートに目が行く、右手は巻けない、
      左側を小沢より巻くと2時間ぐらい掛かりそう
。 とりあえず滝直下まで行ってみる事にする。


        滝下(3:23)、近かずいて見ると、やや斜度ホールドもあり何とか成るかも?と、一気に登る、緊張
      の一瞬、10分ほどで滝頭下立てる所まで行きザックを降し滝壷の写真を撮す。
2mの滝頭越え、これ
      が恐ろしかった、右は崩れ岩、 左は滝飛沫で岩が濡れて茶びかりして剥がれそう、 岩がはがれない
      よう祈り乗っ越す、『ほっ!』
(315;40)。


        ここまで来ると膝上の熊笹と草付の斜面となる。 一番水量の多い小沢を、階段を登るごとくグイグ
      イ進むと、トリカブトの花畑(16:05)、大岩が沢を塞いでる(16:44)、大岩上部で沢が3本に別れ中
      央左尾根に登り草付をのぼる。
        
もう体力の方も限界!1650m付近は、もう紅葉!、ガスが紅葉の間を飛んでくる。やがて草付も
      終わり、砂の空沢を 登り切り、
17:30分ようやく1724m地点の登山道に出た。以東岳の少し東側に
     出たもよう、
以東小まではすぐだが、安達氏よりのメールで「三面川の 遡上待っています」が、来ていた
     ので疲れきっては いたが、
狐穴小屋まで降ることにする。登山道は、歩きやすく、ありがたい!、19:35
     小屋到着。


       皆さん達、すっかり寝静まっていました。管理人室に行き安達さんと再会、ビールをゴチ?になり、ラ
     ーメンを作ってもらい一息がつけた。な、
なんと三面口のジムニーは安達さんの車 聞いてびっくり!、登
     山口より三面小屋〜大上戸山〜北寒江山〜狐穴小屋まで、8時間で登って来たそうで
、またビックリ!、
     凄い!、丹野氏と菊池氏もきていて再会を喜び合った。遅く着いたので管理人室 に泊らせてもらう。小屋
     の中は暖かくゆっくり休めそう21:00就寝。

      
24日(日) 三面登山口へ降りる
              快晴・
360度の展望を楽しみながら

       4:00起床、のんびりさせて貰う!、 安達さんは、朝早くから結構忙しく、大変みたい。小屋掃除くを
     終えた安達さんにサポートしてもらい6:35出発、
ふりだしの三面登山口へ降りることにする。北寒江山
     7:00、快晴の中、朝日主稜線や鳥海山・月山・飯豊、そして日本海まで360度の展望を楽しみながら

     源蔵の池を通過。善六の池には、まだ雪渓のなごり雪が浮かんで、うしろの以東岳とマッチして素晴ら
     しい光景であった。


       左下には、三面川支流の岩井又沢、ガッコ沢には500mほどの雪渓が残っていた。相模山9:26、
     大上戸山10:15、 延々と歩いてきた道がはるか彼方へ遠のく、 細尾根の岩場を越え、潅木帯に入り
     昼食(20分)。


       
道陸神峰13:03、水場確認、チョロチョロだった。これより700mの高度差を降る。フィルト底はよく
     滑り、枯れ葉道で滑りまくり、最悪は姫五葉の敷きつめられた道、スキーの如く滑りまくり恐怖其のもの
     で
足も膝も腰もガタガタで転びながら、やっと三面小屋へ(14:35)下山した


       安達さんと記念写真を撮り、ここよりは、安達さnには先に行ってもらう(14:5)。靴を脱ぎ、足を休め
     て3:10出発〜三面登山口 17:10到着でした。小国の7・エレブン18:30(無線で呼んだが応答なし、
     自宅到着21:30でした。  
                                       記  上 野


見出しへ  秋山合宿T仙丈岳・甲斐駒ヶ岳登山・南アルプス
          〜登攀組・・・北岳バットレス足場悪く退敗


         日  時:  2006年9月15日(金)〜18(月)
       場  所:  
仙丈岳(3032.7m)・甲斐駒ヶ岳(2967m)

       日  程:
  ****
未着
            9/ 15日(金)・・19:00西川町開発センター出発→東京経由→翌朝・芦安温泉
                     市営駐車場着4:00(仮眠)
           9/ 16日(土)・・芦安温泉市営駐車場→バス→広河原着6:20→北沢峠着7:00
                     〜7:50テント場出発〜10;40小仙丈岳〜仙丈岳着11:50〜
                     12;30仙丈避難小屋(昼食)〜13;15馬の背ヒュッテ〜14;00
                     藪沢分岐点〜テント場着15:00
           9/ 17日(日)・・
5:10テント場出発〜5;30北沢峠〜7;25双児山〜8;20駒津峰
                     〜9;30・・・10;20甲斐駒ケ岳〜11;30駒津峰〜12;28仙水峠(経
                     由)〜13;15・・・13;56テント場〜バス→15:00北沢峠発→15;27・
                     ・・16;00広河原〜17;00芦安温泉駐車場〜テント場着17;37
           9/ 18日(月)・・7:30芦安温泉出発→長野・新潟経由→西川町開発センター
                     着17:30

        
参加者 〜縦走班・・・CL荒木(富)、佐藤(恒)、木村(京)、宇野、五十嵐、荒谷、
                     志田(勝)、大和田、・・・8名
(+ゲスト1名・みさこさん〜千葉)
              〜登攀班・・・CL佐藤(辰)、柴田、・・・2名
                                              
総計10名

       
15日(金) 台風13号の接近を心配しながら

        夕方19;00に西川町開発センターを2台で出発。天気予報では、台風13号の接近が報じられ、その
      影響を心配しながら南アルプスへ向かう。
        深夜、東京首都高速を走行中、佐藤辰さんから
携帯電話に「ナビのとおり走ったら(?)高速を降りてし
      まった。遅れるので
、談合坂パーキングで待って」と連絡が入る。約30分待ちで合流し、ひたすら中央
      道を走る。白根ICで降り、バス発着地の芦安温泉駐車へ。既に20台位の車が駐車していた。

       
16日(土) 南アルプスの女王「仙丈岳」へ

        駐車場の近くから5;10始発のバスに乗車、1時間で広河原着。そこで、先日会の掲示板に100名
      山を目標にしていると
投稿のあった若い千葉の{みさこさん}と合流。縦走隊と一緒に登ることとなり、男
      性陣は,若い女性に大喜び、北沢峠到着。テントを設営し荷をデポ。


        軽装で、すぐに登山開始。しばらく、きつい樹林帯の急登、後方に見え隠れする「甲斐駒ヶ岳」に押し上
      げられながら、五合目標識、藪沢分岐点を過ぎて樹林帯をぬけると「大滝ノ頭」へ着いた。またも急登、
      ハイマツ地帯となり
「小仙丈岳」の山頂へ、目の前の稜線先に南アルプスの女王らしい「仙丈岳」(303
      2.7m)が座っている。


        緩やかな稜線、小雨となり雨具を着け、
藪沢カールを右下に眺めながら砂礫を踏み進む、高山植物
      の花期は終わり、紅葉もまだのようだ
。「仙丈岳」の山頂着、北岳や富士山も見え、素晴らしい展望に全
      員感激。


        山頂の気温が低く、すぐ迂回し仙丈避難小屋へ、ここで昼食、「馬の背ヒュッテ」経由、今朝登った五
      合目上の藪沢分岐点へ出て、同じコースを降った。15時丁度にテント場到着。
       
15時30分頃からテントの外でバーべキューとなり大宴会。途中、筆者はダウン(明日の事を考えて)。
      他の人は何時まで天気祭りをしていたのか不明??。

      
 17日(日) 嵐(台風)前の晴天・男性的な「甲斐駒ヶ岳」

        早朝5;10ライトを点け、寒いので雨具を着て出発。登りは、尾根どおしのコ−ス、登山口に大平山荘
      泊・千葉の{みさこさん}が待っていた。登りはじめは緩やか(この辺で脱落者1名)、間もなく急な樹林帯
      がつずく、登るにつれて日が射し、気温も高くなり雨具を脱ぐ、晴れてきた。


        ダケカンバやハイマツ帯の急登を詰める
と「双児山」にでた。素晴らしい雄大な展望が広がり、遠くに富
      士山、眼前に仙丈岳や甲斐駒ヶ岳山頂、北岳など重厚な姿が見えてき
た。荒木リーダー無線で登攀隊に
      連絡、すると何と
佐藤辰、柴田さん達も同じコースを登ってくるとの連絡に全員びっくり。


        ややなだらかな尾根、岩場が多くなり駒津峰のピークへ、そのの先の仙水峠分岐点を過ぎ、やせ尾根
      を無事通過、最後の急登にさしかかったころ、柴田さんが合流。山頂直下道に
ゴツゴツした巨大な岩「六
      方石」、右手頭上に「摩利支天」、力を振り絞って山頂
へ9;30に到着、
        やはり、仙丈岳と対象、男性的な山である。間もなく佐藤(辰)さんも到着。山頂には、不動明王を祭っ
      石塔や一等三角点、「甲斐駒ヶ岳」標識があり、他の多くのグループの人、ヒト、ひとで賑わう。
昨日と全


      く変わって、気温もあがり高山と思えないぐらい、嵐(台風)前の晴天?
、写真撮影や早めの昼食などで1
      時間ほど楽しむ。
        充分に堪能した我がグループは、仙水峠経由で降ることにした。急坂を降り分岐を左へ、(ここで千葉
      の{みさこさん}は、お昼のバスで帰宅するため、今朝登ったコースを北沢峠へ降る)ハイマツ帯から樹林
      帯を経て
「仙水峠」到着、岩場から最後の展望、「摩利支天」の圧巻ともお別れ、仙水小屋を通過し、一気
      にテント場へ、13;15到着。


        北沢峠、最終バスで広河原、乗り継ぎで芦安温泉駐車場へ、17;00到着。着いて間もなく本格的な
      雨となる。今晩の
テント場は、なんと屋根付、バーベキュウ広場の建物の内、大炊事場に大型テント設
       営、テーブル・電気・トイレ付の何と素晴らしいテント場。これからは、ここを西川山岳会の指定場所にし
      ようという声多数。温泉に入り、19時から無事踏破を祝い大宴会・・・・・。

       18日(月) 嵐(台風)前の晴天・男性的な「甲斐駒ヶ岳」

       「仙丈岳」と「甲斐駒ヶ岳」の登山中、我慢して晴れてくれていた天気も、台風の接近か、今朝は、雨と
      なる。帰路は、混み合う首都高速を避け、長野、新潟経由で山形へ、早めの17;30、全員無事、西川町
      開発センター到着。
                                                 
 記   荒 谷


    バットレス敗退記(登攀組)

       
16日(土)午前6時30分、広河原で縦走グループと別れ、北岳へ向かう、重いザックが足取りを遅
      くする。沢山の登山者が登っていくが、道を先に譲る
。午前10時半ころ大樺沢の 二股に着いた。
        ここに幕営道具をデポし、登攀用具のみを背負って岩場へ向かう、12時前にバットレス基部に着い
      た。早朝青空が広がって、もうけた!と思っていたが、曇り空となってきた。この連休、
天気が悪いと
      の予報のせいか、bガリーに取り付いている2パーティーのみで、他は誰もいない。我々のdガリーは
      貸切りだ!
休憩の後、登攀用具を付け、ピラミッドフェースに取り付く。1pを柴田がリード、雨が落ち始
      めた、2pは私がリード。簡単な凹角から左上してスラブへ。

二股から北岳バットレス
dがリー・真ん中の凹みから登る 顕著な三角形がピらミットフェース


        以前も登っているが、今回はやけに難しく感じる。
草つきに手を掛けた途端滑った!落ちる!すぐに
      止まると思ったが、あれよあれよと思う間も無く、ビレーヤー柴田のところまで落ち
た。背中から落ちた
      が、幸いリュックを背負っていたためクッションになり、事なきを得た。見ると、ハーケンが2本抜けてい
      た。

1P 柴田
白根御池小屋


        ここで下降を決め、ヌンチャクを回収。懸垂で降りる、基部で一息つき下山。二股でザックを背負い、
      白根御池小屋へ。テント設営後、小屋で天気予報の情報と生ビール。小屋もビカビカの新品で、今ま
      でのあのオンボロ(失礼)イメージは全然ない。間もなく、bガリーに取り付いていた3人パーティーも降
      りて来た。彼らも、結局は登れなかったとのこと。
       
天気は、明日もあまり良くない。このままバットレスを登れなければ、何しに南アまで来たのか分らな
      くなる!!。
相談の上、明日は早朝下山し、一番のバスで北沢峠に移動、縦走グループを甲斐駒で追
      っかけることに決定。ラーメンを食べ早目の就寝となった。(シュラフにも入らず寝てしまった。)

        
翌日、3時起床、ジフィーズを食べ5時出発。6時半広河原着。ガスの中、バスに乗って北沢峠に向
      かった。 
                                              
記   佐藤(辰)



見出しへ 〜ROCKの季節U初心者訓練
                   
鎌倉山・岩登り講習に6名参加

        
10日(日)、宮城県の鎌倉山で、初心者の岩登り訓練(講習)を開催した。新会員の渋谷(山形)他
       総勢6名が参加し、用具の使い方や基本動作
などを一通り平地講習を終えてから、岩場での実践。


         新人ルート1Pやアケビバンドルートどで、確保技術、懸垂下降などを反復練習。
アルパインでは、
       途中何が起こるか予測が付かないので、緊急時に対応した技術訓練を
行なった。
         更に練習を重ね、東北最大の岩場、黒伏山へ、という熱い思いが伝わって来た。今後も初心者向けに
       練習を行なうので、希望者はぜひ参加してもらいたい。
                                                  
記    佐藤(辰)


見出しへ 〜ROCKの季節T伏山で訓練
                   
 新ルート「天の川」を開拓中

        夏山と紅葉のちょっとした合間、岩登り練習が始まった。最近入会の会員で「岩」志向の人もいるよ
       うだし、まずは興味ある人は始めるよう。
        
9月3日(日)、昨日のエベレスト登山報告会の余韻がまだ体に残っているが、何とか集合場所に間
       に合った。
成毛、佐藤(辰)、青木、和田の4人で黒伏山へ向かう。和田は、昨日、送別会だったそうで、
       朝方近くまでやってたらしく、既に脱落気味。スキー場への道が全面通行止めのため、沢渡黒伏の林
       道から歩く。

1Pトップ成毛 青木 2Pの青木


         小1時間で南壁の基部に到着。中央ルンゼに取付く。和田、ここで完全にダウン。
トップ成毛は、黒
       伏に新ルート「天の川」を開拓中で
、滑らかに登っていく。佐藤(辰)は、フリーをA0、A0をA1にグレー
       ドを落としながら登る。

3Pの核心部 ピンがなーい 懸垂降下の成毛


         
青木は、2年ぶりとかでGパン姿。さすがに「 足があがんな〜い。」と泣きが入る。久々の訓練で時
       間がかかり、3Pで終了。流れ星ルートを頭に入れ、懸垂で下降する。
         今回は、とても暑かったが、これからが岩登りの季節。みんなのチャレンジを待っています。(佐藤)
                                      記  佐藤(辰)


見出しへ  夏山合宿U白馬岳登山・北アルプス
          〜快晴の白馬三山・心地よい大雪渓の冷気


         日  時:  2006年8月24日(木)〜27(日)
       場  所:  
猿倉〜白馬岳(2932.2m)〜杓子岳〜鑓ヶ岳〜猿倉

       日  程:
  ****

           8/ 24日(木)・・20;00西川町開発センター〜20;30寒河江市文化センター翌日
                        2;50道の駅「白馬」着(仮眠

           8/ 25日(金)・・4;30起床・コンビニ食糧調達〜5;50八方尾根バスターミナル〜
                        6;20猿倉荘(登山開始)〜7;30・7;45白馬尻山荘〜8;15・
                        8;25大雪渓取付〜9;20・9;30大雪渓終点〜11;20葱平岩
                        小屋(昼食)・11;40発〜13;40村営白馬山荘(宿舎で休憩)
                        
**15;00発〜15;40・16;30白馬山頂〜16;50山荘**
           8/ 26日(土)・・**4;00発〜4;40・5;20白馬山頂(ご来光)〜5;40山荘**
                        6;20山荘発〜7;40杓子岳分岐点〜8;45・9;00鑓ヶ岳山頂
                        〜9;20天狗の頭分岐点〜9;45・8;55大出原〜11;30(入浴と
                        昼食)12;30発〜14;15双子岩〜16;10猿倉荘着〜バス・・・・
                        ペンション(泊)

           8/ 27日(日)・・8;30ペンション発〜12;3013;30新潟市内(昼食)〜寒河江市
                        文化センター〜16;30西川町開発センター

        
参加者〜**1班・・・CL渋谷、荒木(節)、安孫子(夫)、安孫子(妻)、遠藤(敏)、
                     遠藤(夫)、遠藤(妻)、竹永、柴田、SL五十嵐・・・
10名
             〜**2班・・・CL佐藤(辰)、畠沢、高原、岡部、伊藤(市)、葛西、松本、
                     伊藤(エ)、寒河江、SL伊藤(加)・・・
10名
             〜**3班・・・CL荒木(富)、黒坂、奥山、荒木(久)、国本、宇津井、
                     佐藤(恒)、宇野、斎藤、SL有路・・・
10名
                                                    
総計30名



        暫らくぶり、2回目の白馬岳登山事業であるが、通常、当山岳会員対象の縦走は、テント泊の重
      装備での計画となる。
        
しかし、今回の白馬岳登山は、一般からの参加希望者が多く、山小屋やペンション泊の・・楽・・楽
      ・・登山となり、総勢30名の大世帯となった。

        このことから、登山時は、10名ずつの3班に編成、夫々リーダー(CL/SL)を配置、@落石等危険
      時の周知・Aメンバーの意思疎通や体調管理・B交差通行の迷惑防止等に配慮することにした。
        なお、この記録は、1班を基準としたもので、2班と3班については、CLの夫々コメントを後記する
      ことにした。(写真は、できるだけ本文へ挿入。)
                 ・・・・・ 24日と27日内容省略・・・・・


       8/25(金) アイゼン付けに手間取る・山頂〜時を忘れて写真撮影

        夜行バスで、まだ暗い3時前に「道の駅・白馬」へ着、ここで1.5時間ほど仮眠、コンビニ移動し食
      料や飲物を調達、その先の八方尾根バスターミナルで
朝一番の専用路線バスに乗り換え、登山口の
      「猿倉」へ。

八方尾根バスターミナルで乗り換え準備 猿倉荘前で登山準備 しばらく砂利の作業車道を歩く


        他のグループも2・3、それほど混雑していない。各々、
期待と不安が伺われが、体調不調を訴える
      メンバー無し、天候も良さそう、先に決められた3班編成、1班から順次登山開始

        暫らく緩やかな砂利車道(作業道)を歩く、日が射しはじめ汗ばむ、道脇の左崖小沢から流れ落ちる
      水がなんとも恨めしい、2・3ノ者飲んでしまう、日陰を選び一服。少し進むと、右沢奥に白く光る山肌が
      見え隠れしてきた、メンバー、名は不明だが白馬連山の一部だろうとハシャギだし、写真を撮り始める、
      
山道に変わり、汗が額から落ちるころ「白馬尻小屋」に到着。

白馬尻小屋
白馬尻小屋脇の広場から大雪渓
まずは元気姿を写真ひ


        小屋脇の広場で休憩、多くの登山者で混雑、
白馬の大雪渓が迫って冷たい風が降りてくる、汗が引
      き、上衣を着けた姿も多い、山頂までトイレ無しとのことで、お互い良く絞りきり大雪渓へと向かう。
        少し潅木帯の秋道を登る、岩石地帯に出ると大雪渓が眼前にドーンと広がる
、取付でアイゼンを着け
      る、中に要領がわからずアイゼン付けに手間取る者がいる
、「家を出る前に調整・練習をして来い!!」
      とハッパ、笑い誤魔化しながら雪渓に突入。

いよいよ大雪渓・アイゼン着用 登り始めは快適に 降る向く余裕
3班もアイゼン着用
3班も快調に
雪渓には岩ゴロが多く


        
大き目のスプーンカット、落石に注意しながらモクモクと、中ごろガスが覆う、涼しさどこらが寒い、雪
      渓一番の急斜面を登りきったところで一服。体の冷え込む前に出発、ガスが途切れ途切れになり先が
      明るくなったころ、左手に急峻な岩石の尖り山が覆い被さるように迫る、
異様な音、砕け岩の流れる音だ
      
稜線が紺碧に浮かんで太陽光に体が温まってきた、大雪渓歩きの終点だ。大休止しエネルギー補給。

大雪渓を登りきる 雪渓を登りきると高山植物の花が 岩枯れ場道・上に登るはど気温上昇


        岩ゴロの道、急登で辛いが、辿ってきた大雪渓と追ってくる蟻のような登山者達を振り返りながら頑
      張る。雪解け間もない山肌には、キンポウゲやウルップソウ・ヨツバシオガマ等が疲れを癒してくれた。何
      度か小休止を取り、
葱平岩小屋に到着、沢向かいの杓子岳を眺めながら昼食

岩場にウルップ草の花 大雪渓も大分下に 雪解け水の流れ落ちる小沢に板橋
遥か下の雪渓には蟻のような後続の登山者達 葱平岩小屋上で昼食休憩
岩うえではしゃぐお山の大将


        稜線が間近にせまって緩斜面が広がり、
大岩に辿り着いたころ、女性1名右足腿に痙攣、鎮痛剤を
      塗り筋肉をもみほぐし、サポターの柴田に荷を預け頑張る。
道脇にイワキキョウやトウヤクリンドウ・ツメ
      クサ等の高山植物が多く目に写りだしたころ、1班全員無事、今日の宿「村営頂上宿舎
」到着。

今夜の宿・頂上宿舎到着 2班も到着
最後の到着者は、宿舎前のベンチで祝杯を挙げていた


        即、
外のテーブルで生ビールを見せびらかす者あり、殆どのメンバー釣られる。間もなく2班到着。3
      班も到着したが、1名疲労のため付き添え者従い遅れるが心配無ししとのこと。事務局の案内で宿舎に
      入り荷を降ろす、

一服後白馬山頂へ・トウヤクリンドウ 登るほどに青空が開ける 白馬岳山頂で感激の記念写真
山頂の標石で360度の山波を 明日のコース杓子岳方面 白馬岳開祖貢献者の石像
バイキング形式の夕食 満腹で童心に返る
満員の食堂


        休憩の後、
白馬岳山頂へ、快晴で暖かく、北遠方に朝日岳・西間じかに清水岳・東雲海下に白馬村・
      南眼前には明日行程の杓子岳と鑓ヶ岳と360度の開けた山頂、時を忘れて写真撮影
、堪能できた。宿
      舎に戻りバイキング方式の夕食、若干の二次会をもようし、早めの就寝。

      8/26(土) トウヤクリンドウ群落・男性は露天風呂

        有志、4時起床、ご来光参拝に再度「白馬岳山」頂へ、宿舎はガスの中だったが、山頂は、雲海の上
      でご来光に手を合わせ、写真撮影のち宿舎へ降り、急いで朝食、

早起きして白馬岳山頂で日の出を
山頂で ご来光に手を合わせる


頂上宿舎を出発
3班 2班の宿舎前記念写真


        朝日の差す宿舎前で班ごとの点呼、記念写真撮影のあと早めの出発。宿舎裏の稜線を南へ、丸山
      ピークで振り返り「白馬岳」バックに記念写真撮影、間もなく
遠方に端麗な剣岳が霞の上に浮かんで見え
      てきた。最低鞍部からは、昨日、難儀した大雪渓が感慨深く見下ろせた。

振り返る村営山頂宿舎 剣岳が右前方に 快晴に恵まれ
何を眺めているのか
白馬岳も後方に 離れていく白馬岳をバックに記念写真


        杓子岳は、先頭の1班と3班、事務局の
指示どうりトラバーコースへ、ところが、後方の肝心の事務局
      の2班が山頂コースへ向かう、これを見ていた1班の柴田ほか1名その後を追う
、頑健な彼等2人はすぐ
      追いつくはずであり、了承。ただ、2班は、下山予定を相当遅れる気配濃厚。

こちらでは剣岳をバックに ライチョウ
2班・杓子岳山頂経由


        鑓ヶ岳への登り
西斜面のトウヤクリンドウ群落は、見事畑のよう、岩の割れ目にミヤマツメクサや濃い
      青紫色のイワキキョウ等の高山植物も多く、瓦礫の山と想像していたが、改めてその豊かさを認識。山頂
      には、3角点が置かれ、後方の白馬岳から前方の天狗の頭・鑓温泉降りコースと展望抜群、大休止をとり
      間食を取りながら白馬連山との別れを惜しんだ。

3班・鑓ヶ岳山頂で
1班・鑓ヶ岳山頂で 荒涼とした鑓ヶ岳・砕石の南斜面


        到着の3班に席を譲り、南西斜面を降りる、草木1本も無い瓦礫の斜面だ、降りきったところが稜線と
      鑓温泉の分岐点、我々は、ここから温泉へ一気に降る。このコースは、
雪原の後が多く、湿った平地にハ
      クサンコザクラの群生、小高い乾燥地にクルマユリの群落が見事、
笑い出した膝を休ませてくれた。

鑓温泉への降りコースはクルマユリの群生地
3班・長い降りコースで一服 鑓温泉上の雪渓


        小沢に取水用のクロパイプが現れる、温泉も近くなってきたようだ、でも、疲れが増し、大きな雪渓に
      出たので脇の平らな道
で一服する。涼しさを満喫していると、下のガスが開け、眼下150mに鑓温泉見
      えた、嬉しさに拍子抜け、予定時間11時30分に待望の日本で最も標高の高い温泉「白馬鑓温泉」に到
      着、即、
1人300円を纏めて収め入浴、女性風呂隔離、男性は露天風呂(下のテント場や登山コースか
      ら丸見え)、そのあと夫々高額の飲物・ウドン等で昼食。

最高の気分


        20分遅れで3班、更に30分後に2班到着、入浴と昼食、30名の温泉満喫とその代償としての山小屋
      への貢献を果たす。
        12時30分、1班が降り始める。3班・2班ほぼ到着時間のずれで下山につく、小日和のコルまではあ
      まり
急峻ではないが、ガレ場や沢・岩ゴロが乗っている雪渓横断等を繰り返し、いくら進んでも後ろの鑓
      温泉が離れない、半円のトラバーコース。

鑓温泉からの降りコースは、ガレ場や雪渓横断・沢横断場所が多い
シモツケソウ
延えんと続くトラバー


        小日和のコルを越えると猿倉への一気の降り、あまり急でなく潅木帯・カラ沢・ミズバショウ平・樹林帯
      などを延延と、
疲労困憊に達したとき、林道へ、どっしりと腰を下ろす。何とか証拠写真を写したのち登山
      口の猿倉荘へ、
到着16時10分。メンバー全員無事踏破の握手を交わし、生ビールやカキ氷で乾杯、最
      終16時30分発のバス発車時間を待つ。
        3班、バス発車ギリギリ到着、休む暇なく乗車、
30分遅れの2班を待たずに発車、2班はハイヤーで
      八方尾根バスターミナルへ降りる(無線連絡)ことにした。
        貸切バスに乗り換え、宿のペンション着17時20分着、入浴(温泉)、無事下山を祝い盛大な直頼、翌
      2時ごろまで二次会の部屋があったとか?。

返る日の朝・ペンション前で
冬季オリンピック開催時の白馬ジャンプ台
8/27日無事登山を終え帰路へ

                                     
 記 〜 1班 渋谷

      ***3班CLのコメント***
       白馬岳は、北アルプス中でも屈指の人気エリアで、雪渓歩きや高山植物の多さ、抜群の展望など夏
      山の魅力満載の山で、更に、日本一標高の高い温泉(露天風呂)も味わえる。
        今回は天候にも恵まれ、参加者の皆さんには、満足度120l、充分に山の楽しみを満喫してもらった
      と思います。
        3班に分けたことにより、行動しやすく、リーダーも把握しやすく、更にメンバーの連帯感も強まりお互
      いの左ポートができるなど、スムースで快適な山行きが出来ました。
        下界では体験できない自然の素晴らしさに触れることは勿論、歩き通して、参加者全員が一つの目標
      に向かい感動を共有できる仲間と出会えることが素晴らしい。今後とも山を通じてお付き合いできれば幸
      いです。
                                     
 記 〜 3班 荒木(富)


     ***2班 リーダーコメント***
      北アルプ一番の花の多さ誇る白馬岳。日本三大雪渓の登り、白馬三山の美しさ、な
     かなか行けない鑓温泉。何れも私たちを十分楽しませてくれました。何より天気が良く、
     また無事全員が登れたことは、主催した者として喜びに耐えません。
      仙台の皆さんには月山の事前訓練登山にも参加していただきましたし、山形の皆さ
     んのパワーには圧倒されそうでした。当会恒例の長い下山が、また一層充実(?)した
     登山にしてくれました。
      北アは初めてという人もいましたが、東北の山とはまた違っていいでしょう!これを機
     会にまた一緒に登りましょう。
                               記 〜 2班 佐藤(辰)




見出しへ朝日連峰2梅雨明け山沢登り・・・・・
       〜側壁が圧倒的に聳え立つ・ゴルジュの中のゴルジ


         日  時:  2006年8月14日(月)〜17(木)
       場  所: 
荒川・東俣沢〜大朝日岳
       日  程:
  ****

                 記録報告無し

        
参加者:  和田、芳賀〜2名


        八月に入って梅雨明けした途端にいきなり暑くなり、毎日喘ぐように仕事をしていると、がぜん沢登りに
      対する想いが強くなってくる。目標は一年前から密かに考えていた荒川中俣沢だ。そのために蔵王の八方
      沢をはじめ幾つかの沢で感覚を研いて、準備は万端(?)整えてきた。


      8/14(月) 晴れのち曇り、大きな岩魚が見えたり

         朝のうち、車で林道終点まで。10時ごろ、角楢小屋を目指し歩き始める。暑い!それに、メジロ!(最上
       ではツナギと言います)入渓点の大玉沢出合いまででなんだかへばってしまう。天候は晴れ。
        いよいよ荒川だ!、始めのうちは、ひたすら
川原の中をじゃぶじゃぶ進む、水がキラキラ光る瀬に白い石。
       上流の名高いゴルジュは、想像もつかない穏やかな始まりだ
、大釜をへつっていると大きな岩魚が見えたり
       して楽しい。一ヶ所だけ、両岸が狭まりトロになっていて、そこは泳いで通過した。いっぺんに体の芯からが
       たがた震えがくる。女のひとがうらやましい・・・。

初日泳いだトロ・先両岸狭い


        なおも続く川原を進むと、大滞沢の出合いに着いてしまった。左岸の台地に格好の泊まり場があるが、ま
       だ1時半だ。先は両岸切り立ち、保証されたテン場はなさそうだ。どうしよう??、あれこれ悩んだが明日の
       天気に期待してここで一泊!。
        メジロに悩まされながらも、
突如現れたハトをゲストに楽しく焚き火を囲んだ。(たっぷりある時間で竿を出
       しましたが、釣果は聞かないでください・・・)

        8/15(火) 晴れ、
彼女はハーケンで止まり、体が逆さに

         朝、出発しようとすると、ハトの様子が変だ、ぐったりしている、出発間際になんと不吉な。芳賀さんと顔を
       見合わせてしまう。いやいや、きっと眠たいだけだよ!昨日エサもやったし平気平気!なんて言いながらそ
       っとして出てきたが、その後どうなっただろうか・・・。
         歩き始めると、すぐにゴルジュがはじまる、
真っ白な一枚岩に深緑色に澄んだトロ、なるほどこれはきれ
        いだ。へつりを多用して進んでいく、増水すればきっと途端に困難になるだろう。沢が左に曲がると、いきな
       
り大きなスノーブリッジが現れた。今年の豪雪から予想はしていたが・・・!!、しばし雪を眺める。上を通る
        か下を通るか、いつもこの判断が難しい。このときは、上を選択したが、この日は結局、合わせて五つのス
        ノーブリッジに頭を悩ませた。二つは、下を通過した。あのときの怖さは経験者でなければ分かるまい。

多いスノーブリッジ 曲滝


         ど迫力の曲滝は左から巻き、もうひとつ際どい高巻きをして、綾滝に着いた。空身で偵察に行く。右壁が
        一番ラクそうだがW+ぐらいはありそうだ。ハーケンを一枚打って戻ってきて芳賀さんと相談する、「どうだ
        ?行けるか、」「そうだね、やってみる、」ザイルを結んで登りはじめる。ハーケンにランニングを取った。・・・
        一歩上がって動かない。と
、突然落ちた。僕もザイルに引きずられて滝壷によろめく。見ると彼女はハーケ
        ンで止まり、体が逆さになっている。顔が水流にまともに打た
れている。と、ハーネスを支点にくるりと起き上
        がった。僕は少しずつザイルを出しながらも引きずられていき、下がってきた彼女と滝壷の中で落ちあった。
        「大丈夫か!」「ごめーん!」幸い宙ぶらりんで怪我はなかったようだ。今回で一番ヤバい場面だった。

綾滝 2日目・最後のゴるジュ


          難しい登攀を彼女に任せたのは明らかに僕のミスだった。(墜落を止めたハーケンですが、僕が登って
        すぐに勝手に外れたのです。改めて冷や汗が流れました・・・)その後もいろいろあったが、ようやく最後の
        難関が現れた。
1〜2mの隙間を保ったまま側壁が圧倒的に聳え立つ、ゴルジュの中のゴルジュ。奥には
        迫力の滝が懸かっている。手が出ない。ここは左岸を高巻いて、懸垂2本で滝
頭に降りた。
          すぐそこに東俣と中俣の出合いが見え、格好のキャンプサイトがある。今日はへとへとだ。盛大に焚き
        火をして一日の疲れを癒した。

      8/16(水) 晴れのち曇り、
ナメは、確かに素晴らしくきれい

          実は、出発直前まで、どちらに行こうか悩んでいた。中俣と東俣とである、中俣に行ってみたいが、昨日
        の様子だとこの先にもスノーブリッジがゴロゴロしているかもしれない。東俣は、ナメが多くて快適だと本に
        書かれている。二つにひとつ、五分前まで悩み、東俣にした。安全策である。
          しかし、文献の表記とはいささか違う感じがした。本にはゴルジュマークが付いていて、へつりを多用す
        ると書いてあるが、
岩屑が詰まっていて難なく通過できる。ひょっとするとどこかで大きく崩壊したのかもしれ
        ない。上流のナメは、確かに素晴らしくきれいだっ
た。が、それもあまり続かず、期待していたよりはあっけな
        かった。

3日目・上流のナメ


          総じて難しいところはなく(左俣に入ってすぐの大滝の高巻きはちょっといやらしい)、昨日とは打って変わ
        ってルンルン登りつめた。藪こぎもなくいきなり大朝日小屋に出た。時刻は正午。お疲れ様でした!。

          
8/17大朝日岳からの下山〜省略

         
 追記:芳賀さんは、足の甲を怪我したのでルンルンではなかったようだ。20kgほどの石が突然足にゴロッ
        と落ちてきたそうだ。「なんで避けなかったんだよ。」と僕が言うと、「避けたからこの程度で済んだんだよ!」
        とキレ気味に返された。痛みに耐えてよく歩き通しました。事故は一瞬、怪我は一生。経験者だけがその意
        味を、頭ではなく体で覚えるのだと思う。人間はバカな生き物だから。ゆっくり療養して下さい。

                                                 
     記  和 田


見出しへ朝日連峰山小屋管理・慰問登山
     〜南寒江山・・マツムシソウ群落、一時・・頭上の雷と豪雨


         日  時:  2006年8月12日(土)〜13(日)
       場  所:  
日暮沢〜竜門小屋〜狐穴小屋〜天狗小屋〜大井沢
       日  程:
  ****

           8/ 12日(土)・・6;20日暮沢小屋〜8;20ゴロビツ〜9;30清太山〜10;00
                        熊糞山・・10;50竜門山小屋(昼食)13;00発)〜14;50狐
                        穴小屋(泊)

           8/ 13日(日)・・5;30狐穴小屋〜6;30オバラメキ〜7;30二ツ石山〜8;40
                        ウツノ島峰・・9;40天狗小屋(大休憩)10;30発〜11;50竜
                        ノ池下水場(昼食)12;10発〜12;50焼峰〜13;40南俣出
                        合着〜大井沢中村

               
*レポート〜渋谷・・・(慰問や物資補給の登山会員多数あり)   

       
8/12(土) 掘割り深く進むゴロビツ下の登山道

        二日間とも雨模様の天気予報を覚悟の慰問登山であったが、
ユウフン山先峰から竜門小屋まで、
      頭上すれすれの雷と北西から叩きつける激しい風雨
に見舞われた。

日暮沢小屋 日暮沢小屋前の飲料水は豊富 日暮沢登山口〜樹木のトンネル


        朝早い日暮沢小屋出発は、順調、慰問品で少し重さを感じるザックであったが、30分でマツ峰頭
      へ、例の
ゴロビツ下の深くなった掘割(登山道)の状況写真撮影、その先にも何箇所か掘割道があり、
      補修方法などを考えながらモクモクと登る。

ゴロビツ下の掘割道 同・深く抉れる
ゴロビツ頭下の掘割道


        清太山山頂に、体格の良い登山者か1人休憩中、狐穴小屋までの予定とのこと、小休止する。先
      のユウフン山中腹を登る1人が見える、そのユウフン山南斜面からガスが湧き上がり、主脈稜線はガ
      スに覆われ始め、登山者も少ないせいか、人恋しさを感じた。
        ユウフン山山頂に着くと、雨がポツリポツリ、雨具を着けた途端に前記の状況となる、途中、菅原・関
      会員とすれ違い、
竜門山山頂すぐ下で竦んでいた3名の登山者に激励の声をかけ追い抜いて、無事
      山小屋着。

ユウフン山にガスが湧く 竜門小屋と細めの飲料水 竜門小屋下の雪渓


        管理人の
遠藤君から貴重な自然水1本を馳走になり、心ばかりの慰問品を分けおろし、早めの昼
      食とり天気の様子を覗う。
        雨があがり西の村上市方面が明るくなってきたので、明日の日程都合もあり、狐穴小屋へ向けて
      小屋後にする。
あの激しい雷雨は嘘のように青空も出てきた。百畝畑から南寒山南斜面にかけてのお

オニシオガマ ミヤマクルマバナ ハクサンシャジン
お花と南寒江山
足元にアキノキリンソウ マイズルソウが花盛り


      花が美しく広がる、満面のマツムシソウやハクサンシャジン、アキノキリンソウ、可憐なミヤマリンドウ・
      コゴメグサ・ウメバチソウなど楽しませてくれた。寒江山北斜面で日帰りの柴田君と交差。

寒江山から相模山 同左 今年は多くの雪渓が残る
以東岳も姿を現す
狐穴小屋 狐穴小屋前の飲料水は豊富


        狐穴小屋の着くと、
安達小屋管理人と先着の荒谷会員がが迎えてくれ、ここで、日本一美味い出
      水に冷やされた自然水をいただき、最高の幸せを味わう
。小屋西の日当たりに沢山の靴が並んで、宿

安達君撮影の貴重
な白花ヒメサユリ
大阪からのご
夫婦と懇談


      泊者の大勢を想像できた。夕早い時間から
荒谷君差し入れの焼肉を囲み3人で小宴会、大阪からのご
      夫婦を交え懇談、朝早立ちの登山者が多いため、早めに打ち切る。

     8/13(日)  岩場やロープ伝い・貸切、
ほけたヒラタケ・熊の糞

        他の早出登山者に引かれ、4;30起床、5;30に天狗小屋向けの集発となる。暫らくガスの中であっ
      刈り払いの行き届いた登山道を気持ちよく降る。高松峰を少し降りるとエズラから天狗方面・南のユウ
      フン山・その奥の小朝日岳と視界が開けてきた。主脈は、まだガスの中、
岩場やロープ伝いなど適度の
      緊張を味わいながら降る。

高松峰からの岩場道 行く先の天狗小屋方面
数箇所に伝いロープ


        オバラメキ先の迷い大石に乗って最初の一服、日がさし汗ばむ、二ツ石山とウツノ島峰で休憩、期
      
待のヒラタケはほけてしまい収穫無し、道の真ん中に熊の糞、道草も食うことなく、誰と会うこともなく、
      貸切コース。

刈り払いの行き届いた登山道 矮星ブナ林の中の登山道
登山道のまんあかに熊の糞が2箇所


        天狗角力山に登り切ると、晴れ上がり、以東岳や今歩いて来た二ツ石コースの全貌を見渡すことが
      出来た。天狗小屋に早すぎの到着。小屋管理人の山田君は、水場に行く道の刈り払い中であった。

今歩いて来た二ツ石コース
以東岳・エズラ峰も晴れ上がる
天狗小屋が見えてきた
天狗科角力山の土俵
天狗小屋下の飲料水は豊富 水場までの道刈り・山田管理人


        茶を何杯も馳走になり1時間ほど大休憩して下山開始、
粟畑の慰霊地tまで山田君と同行、手お合
      たあと別れて降り、途中7名の登山者と交差、一気に南俣出合へ、14;40迎えに来てくれていた名誉
      会長の志田忠儀のクルマで大井沢へ。
                                       記  渋 谷


       今回、管理人から聞いたこと・意見

1、登山道
 (1)、「出谷川コース」が予算不足(山形県)のため、今年、刈り
   払いされてい ない。おかしい??。1年放置すれば、翌年に
   は3倍の手間がかかる。
 (2)、日暮沢コース、ゴロビツ下の深く掘れた登山道、今年の秋
   に有志の奉仕による補修をしよう。
2、水場関係
 (1)、竜門小屋の飲料水が不足。敷設ご数年たち、水源などの
   再点検を要するのでは??。
 (2)、狐穴小屋の水洗トイレ用水が不足しがち、同上対策??。
 (3)、天狗小屋の水洗トイレ用水もタンクオーバー水無し、同上
   対策必要か??。
3、山小屋建物
 (1)、山は、横からの風雨にさらされ、多少の隙間からも水滴が
   もれて小屋内に入る。コーテング等の点検を??。(具体場
   所指摘割愛)



見出しへ  一般公募月山・高山植物鑑賞登山
       〜ヒナザクラ群落などを堪能・大雪城はガスの中


         日  時:  2006年7月22日(土)〜23(日)
       場  所:  
月山(1984m)
       日  程:
  ****

           7/ 22日(土)・・9;00西川町開発センター〜10;10束松(岩根沢登山口)〜
                        11;00烏川〜11;30ブナ台(昼食)〜12;30見晴台〜14;30
                        清川造林小屋(泊)

           7/ 23日(日)・・6;00清川造林小屋〜8;00大雪城下〜8;30胎内岩〜9;00
                        月山山頂・・9;20下山〜10;00湯殿山分岐〜10;30姥沢・・
                        11;50町営乗車・・・・・・水沢温泉入浴・・間沢蕎麦(昼食)・解散

        参加者:  *鑑賞参加〜宇津井、畠沢、木村(久)、伊東(市)、葛西、松本、
                       佐藤(明)、荒木(富)、菊池、佐藤(辰)、木村(京)、
                       宇野、佐藤(榮)、佐藤(紀)、有路、五十嵐、渋谷、
                       柴田   〜18名

               
*サポート〜片倉、佐藤(俊)、佐藤(仁)、澤谷、地元岩根沢3
                      〜7名
(登山道整備、車両回送)     ・・・総勢25名

       
7/22(土)  増水の烏川・タケノコ汁で乾杯

        今日の行程は、「清川小屋」までということで、朝、遅い出発となる。帰りの都合で開発センターか
      ら水沢温泉へ移動、ここから4台の自動車に纏まり分乗し岩根沢登山口へ。
        曇り空、前日までの雨で烏川の増水を心配する参加者もいたが、
「経験上、多少の雨では心配な
      し」と判断、烏川コースをとることにし
、登山口の束松を10;10出発。15分ほどしてドウタンコースか
      ら分岐、一旦烏川まで1時間の降り、このコース初めてのメンバーが多く、ホウチャクソウやユキザ
      サ・ズダヤクシュなどを道脇に鑑賞しながら、まずはワイワイ楽楽歩行。

束松から徒歩・準備 1時間の降りコース


        
烏川は、冷たい膝上までの雪解け水、補助ロープ伝いに全員無事渡りきる。登山道整備に先行の
      サポート組と無線連絡あり、危険箇所の補強作業済みとのこと。小雨になり雨具を着け、河原の大蕗
      やドングイ・シシウドなどの繁茂するまだ刈り払いされてない藪道を抜けると、いよいよ登り坂、1段登
      ったブナ林平で昼食。

烏川は、連日の雨で少し増水 全員無事・川を渡りきる 清川小屋までの中間地点で休憩


        途中、見晴らし台(樹木が伸び見晴らしきかず)で休憩
、荒木・佐藤(辰)・渋谷の3名が「タケノコ」
      「アマドコロ」なとの山菜採取
、早い時間の14;30に「清川小屋」到着。

タケノコ汁の準備 ともかく、明日の好天を願い乾杯 サポート組では、??の天ぷら料理


        サポート組が、小屋周り登山道の刈り払いや山小屋清掃等を終え本隊を迎えてくれた。極太タケ
      ノコ汁とアマドコロ等のお浸し+豚汁+ソーセージ等々・・・で乾杯、遠来の女性メンバー達・灯油ラン
      プの下で夜遅くまで・・・。・・・暫時就寝。

     7/23(日)
  貸し切りで高山植物鑑賞・恐々の雪渓トラバース


        今日の日程を考え、6;00に出発時間を1時間早める。小屋を出て間もなく天竺雪渓、雪が解けたば
      かりのやな肌に
淡い白のチングルマ群落や濃い紅色のイワカガミ・背の低いイワイチョウ等の花が朝の
      挨挨をしてくれた。右へ落ちる硬い天竺雪渓の急斜面渡りは、恐々。

清川小屋を6時に出る
天竺の大雪渓にさしかかる
ニッコウキスゲは、まだ咲き始め


        今年のこの東沢コースには、大小の雪渓が多く残っていた。それだけ高山植物の多くの花を楽しめ
      る、背の高いニッコウキスゲやオオバツツジ・ウラジロヨウラクツツジ、
大雪城下のヒナザクラ群落やチ
      ングルマ・ヨツバシオガマ・・・。

大雪城下にヨツバシオガマ ヒナザクラの群落 高山植物の混生・花


        
大雪城は、ガスで覆われ20m先ぐらいの見とうし、一部メンバーはアイゼン着用、佐藤(榮)の先導
      でクリア、胎内岩へ、記念写真撮影。この周辺からアオノツガザクラやイワカガミ・ハクサンイチゲ、ミヤ
      マリンドウやコメツガ・ウサギキク等のお花畑、貸切・堪能できた。・・・月山極楽浄土の世界。

大月城は、ガスの中
大雪城をモクモクと
高山植物の花を堪能しながら
胎内岩前で 記念写真撮影 佐藤(辰)胎内くぐりの見本を見せる


        予定の9;00前、月山神社本宮到着。三角点へ回りガスの中で乾杯し、日帰りサポータの澤谷さん
      も加わり下山開始。柴灯森下雪渓からガスが消え眺望もきいてきた、気温が高くなり汗ばむ、リフトを使

柴灯森下まで下ると見晴らしが良くなる 四谷川コース・水源地周辺の雪渓 姥沢から町営バスで水沢温泉へ


      わず四谷川コースを降る、途
中の水源地に大きな雪渓が残っていたのには驚く、予定の10;30に姥沢
      駐車場到着。
        町営定期バスで水沢温泉へ、入浴、間沢で直頼・特性手打ち蕎麦で昼食、・・・解散。
                                               
記  菊池・渋谷


見出しへ恒例月山夏山開き(山頂・月山神社)
      〜ガスの中、多い雪渓をtraverse
トラロープに安堵

         日  時:  2006年7月1日(土)
       場  所:  
月山(1984m)〜月山神社(1979.5m)
       日  程:
  ****

            7/ 1日(土)・・7;00西川町開発センター〜8;00姥澤リフト下駅〜8;30姥澤
                        リフト
上駅〜9;40牛首〜11;00月山神社・・・山開き祭典参加
                        ・・・昼食・・・12;00月山神社〜13;30姥ヶ岳〜14;00姥澤小
                        屋(ナオライ)〜解散

        参加者:  ・*〜氏名省略〜板坂教室9名、西川山岳会員及び同岳友16名

                    ・・・総勢25名  (ほか西川町役場関係者あり)

       
7/1(土)  クロユリの花、ガスと強風に揺れ

        雨を覚悟の山開き登山だったが、朝、西川町開発センター集合時には、明るい曇り空で1日持ち
      そうな天気となり安堵した。昨夜、遠藤君の「エヴェレスト登頂報告会」で会場の大井澤に宿泊し、姥沢
      直行組の会員を除き14名が車両3台に分乗出発。
     
 
  定刻の8時にリフト発、上昇しながらの足元には、
やっと咲いたばかりのニッコウキスゲやハク
      サンチドリ・増えたオヤマリンドウ苗などが通過し楽しんでいたが、いきなり、濃いガスの上駅
へ突
      入、気温もだいぶ低い。

ガスのリフト上駅 柴灯森下のトラバース 雪渓上で一服・甘いものを口に


        上駅を出発、間もなく雪渓へ、
軽アイゼンを着けトラバーコースを進んだが、牛首まで殆ど雪渓
      が続き、しかも硬く、近来にない残雪の多い月山である。
このコースでは、高山植物の花を楽しむ
      ことは不可、ガスの雪渓をモクモクと。鍛冶小屋下の急登に入って、
脇の溶岩石に生えたミヤマキ
      ンバイやチングルマ・イワカガミ等の可憐が花が一面、疲れろ癒して
くれた、山頂のクロユリは、最
      盛期、ガスの強風に揺れていた。

鍛冶小屋下は高山植物の花が ガスの中、足元に可憐な高山植物 山頂平には、クロユリに花が満開


        山頂の神社は、込み合い、受付とお払いを済ませ、入り口で拝礼し、すぐ山小屋に(五十嵐君
      を参拝代表に残し)降る。
山小屋着一番のりの西川山岳会は、祭典提供のタケノコ汁で乾杯、昼
      食。神社境内の中に入り祭典を終了し、ドヤドヤと降りてきて小屋が混雑してきた時には、この山
      岳会メンバー下山開始・・・???。

混雑の山頂神社 山頂小屋でタケノコ汁で昼食 下山路・姥ヶ岳山頂・幸せそうな顔


        降りは、柴灯森・姥ヶ岳コース、雪渓の少ない峰歩きでミツバオオレンやイワカガミ・ハクサンイ
      チゲ・ヒナウスユキソウ・エゾツガザクラ等の可憐な花を観賞できた。姥沢小屋でナオライ・ビン自
                                     
 記     渋 谷


見出しへ 一般公募ウスユキソウ・ヒメサユリ
            ・・・鑑賞登山
日暮沢〜竜門山
    ガスがかかり・ヒナウスユキソウが幻想的に白く浮き上がる


         日  時:  2006年6月24日(土)〜25日
(日)
       場  所:  
朝日連峰(日暮沢〜竜門山〜西朝日岳・・寒江山
       日  程:
  ****

            6/24日(土)・・7;00大井沢温泉館〜7;45日暮沢〜13;30竜門山避難小屋
                        14;50寒江山下〜竜門山避難小屋(泊)

            6/25日(日)・・3;20竜門山避難小屋4;30西朝日岳〜6;00竜門山避難
                        小屋
・・・8;40発〜14;25大井沢温泉館
                        ・・・・・温泉入浴・平三郎蕎麦〜解散


        参加者:  ・*一般参加  〜氏名省略〜5名
              ・*案内(山岳会員)
                        〜安達、柴田、澤谷、菊池〜4名

                           ・・・総勢9名

       
6/24(土)  ヒメサユリは、残念ながらまだつぼみ

        
朝日連峰の高山植物は素晴らしいが、この時期の寒河江山の「ヒナウスユキソウ」の群生は
      他に類を見ない素晴らしさである
。山を愛す多くの人に見て頂こうと、今回は一般公募し、山岳会
      の行事として山行を実施し、5名の方が参加した。
        6/24(土)07:00大井沢温泉館に、一般応募者5名と安達竜門管理人・柴田氏・澤谷女史・
      JTXキクチが集合。二台の車に分乗し日暮沢に到着、07:45に登山開始出。


        
目玉の一つのヒメサユリは、残念ながらまだつぼみ。今年は、豪雪の影響で一週間程度、雪解
      け・開花が遅れているようだ。竜門山手前のシラネアオイに感嘆する。13:30竜門小屋到着。荷物
      を下降ろし、休憩もそこそこに、寒河江山手前のヒナウスユキソウを鑑賞に出かける。14:50群生地


      帯到着。
ガスがかかり、ヒナウスユキソウが幻想的に白く浮き上がる、遠くから眺めると稜線はまるで
      雪が積もったように白く、ヒナウスユキソウは満開。
        小屋に戻り早速、乾杯乾杯。「霊峰〜霊峰〜・・・」歌まで飛び出し大いに盛り上がる。

     6/24(土) 
飯豊・蔵王連峰・鳥海山がくっきりに眼下に

        6/25(日)03:20ご来光、快晴。このまま下るのはもったいないと、小屋番を除き、西朝日
      岳分岐まで往復することとした。04:30分岐到着。
飯豊・蔵王連峰・鳥海山がくっきりに眼下
      迫る。小屋に戻ると、管理人がコシアブラ焼飯・ミズのみそ汁等を作って待っていてくれ、早速みん
      なで頂く。08:40小屋出発。


        途中清太郎岩から「平三郎」にオプショナルグルメの予約電話和入れ、大井沢温泉館に14:25
      到着。お約束の「源泉掛け流しの温泉」で汗を流し、
名物の山菜と自家製そば粉100%の蕎麦
      を腹一杯
頂き、全員無事笑顔で解散となった。
                                    
          記 菊池


見出しへ朝日連峰夏山開き登山大朝日岳〜鳥原山
     〜2日とも梅雨の晴れ間・登山の安全祈願


         日  時:  2006年6月17日(土)〜18日
(日)
       場  所:  
大朝日岳(1870.3m)〜鳥原山
神社)
       日  程:
  ****
縦走班
            6/17日(土)・・7;00西川町開発センター〜8;00古寺鉱泉〜9;50花ノ木峰
                        分岐〜11;20・・11;40古寺山(昼食)〜12;20小朝日岳〜
                        14;10・・14;30銀玉水(水確保)〜15;10大朝日岳避難小
                        屋(泊)

            6/18日(日)・・6;50大朝日避難小屋8;30小朝日岳〜10;20鳥原山〜
                        10;35鳥原山避難小屋(神社)・・夏山開き祭典参加・・昼食・・
                        13;00下山〜15;20古寺鉱泉〜大井沢温泉入浴・・解散
              ****日帰り班
            6/18日(日)・・7;00大井沢温泉〜7;30ブナ峠〜10;35鳥原山避難小屋
                        (神社)・・夏山開き祭典参加・・昼食・・
13;00下山〜15;30
                        ブナ峠〜大井沢温泉入浴・・解散

        参加者:  縦走班・・・*竜門山避難小屋組
                      〜安達、荒谷〜2名
                     *大朝日岳避難小屋組
                      〜遠藤(博)、遠藤(弘)、富田、有路、葛西、後藤、若松、
                        五十嵐、佐藤(仁)、阿部、佐藤(俊)、佐藤(明)、佐藤
                        (畳)、佐藤(栄)、佐藤(く)、柴田、渋谷〜17名

                日帰班・・・*ブナ峠組
                      〜西川山岳会員、一般参加者、西川町役場関係者等〜
                       27名                     ・・・総勢46名


       
6/17(土) 無風、高い気温〜休憩多く
               
雪渓ドームで調理・飲料水を難儀して確保


        週間天気予報では、この期間「雨」とのことであったが、前日の予報で「晴れ」と変わり、快適
      な朝の出発なった。ただ、
前日になってからの参加申し込みや当日参加者が増え、共同食糧の
      不足が心配・・・が。

        古寺鉱泉に着くと、今年も木村電力グループと顔を合わせる事が出来、賑やかな登山になり
      そうで安堵した。あの絵になる板橋を渡り、古寺鉱泉の主人に挨拶して登山開始、すぐの新緑の
      ブナ林急登を登りきり頭に出た時には、
目に汗が沁みてきた。無風、高い気温、登り始めて30分
      で休憩をとる。

古寺鉱泉へ 古寺山への雪渓登り 雪渓頭で展望一服


        例年、花の木峰分岐下の水場までの間、
「タケノコ」採取が出来るのだが、今年は、融雪の遅
      れで収穫皆無
、水場で一服。ここからが長い急登、途中2回休憩をとり、古寺山の大きく残った雪
      渓頭に出る、北東の障子ケ岳や南の鳥原山・後方の下界をと展望し一呼吸、古寺山山頂で連峰
      を展望しながら昼食。

古寺山山頂で昼食 小朝日岳下の雪渓で 小朝日岳から大朝日岳


        小朝日山頂を経由、何回か休憩をとり銀玉水へ。
雪渓ドームに膝を着いて潜り込み交代で水
      を汲み、山小屋での調理・飲料水を難儀して確保
、だいぶ時間を費やした。大雪渓を登りきると、
      チングルマやイワカガミ・ヒナウスユキソウの群落が迎えてくれ、午後3時過ぎに山小屋到着。

熊越下のコル・黒倉沢頭 銀玉水手前で一服
ヒナウスユキソウやイワカガミ 山小屋での登頂乾杯


        山小屋は、
昨年のような混雑無く、ゆったりとし、落ち着いて乾杯・西川牛の焼肉・焼蕎麦など
      で満腹
、管理人の大場さんや佐藤さん・隣の木村電力グループの皆さんとの懇談・交流も夜遅く
      まで(一部の者)・・・、就寝時間不明。

        6/17(土) 
残雪で冷やしておいた自然水で乾杯、
                 
タケノコ味噌汁で昼食・下山し大井沢温泉入浴


        7時前に山小屋を出る。
爽やかな朝で連峰が一望できる、だが、ガンガラ沢から大朝日岳に
      向かってガスが上昇
してくる、多分、今日の天気も良くなる気配だ。小朝日の急登で一汗をかく、
      前夜の邪気が全部流れ、気分爽快

7時前に山小屋を出発 銀玉水上の大雪渓降りにアイゼンを 高山植物の可憐な花にしばし見とれる


        小朝日岳を降り、雪渓縦断の途中、持参したアズキアンとミルクの「カキ氷」で涼を楽しみ、
      鳥原山山頂で大朝日岳・小朝日岳を振り返りながら休憩、予定時間の10時35分に鳥原山避
      難小屋(神社)に到着、日帰り班と合流。

アズキ・ミルクでかき氷 夏山開き祭典 大勢の参加者


        日帰り班が採取して来た「タケノコ」の味噌汁を炊き終え、夏山開き祭典に参加、残雪で冷や
      しておいた
自然水で乾杯、タケノコ味噌汁で昼食。午後1時頃に夫々下山開始、小寺鉱泉に無
      事到着、車で大井沢温泉に移動、入浴し解散。
     
                           縦走班の記録   渋谷


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