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  009山行報告(18/1/1〜6/30)

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6/24〜25ウスユキソウ鑑賞
 6/17〜18朝日連峰夏山開き
5/20〜21鳥海山・宮様コース
  5/14理事会  5/3〜6GW朝日連峰縦走・慰問  4/22〜23ツアースキー姥沢〜北月山荘  4/16〜17ツアスキー姥沢〜肘折  4/8〜9ツアスキー象潟〜鳥海山  3/25〜26大井沢湯豆腐・仙人ヶ岳スキー  3/25雁戸山春山登山  3/18吾妻連峰ツアスキー  2/10〜12冬山・北八ヶ岳登山 1/14〜15日暮沢小屋・新年会  12/27〜1/3南ア年末年始駒ヶ岳登攀  12/30〜1/2朝日・年末年始竜門山登山  12/29〜1/2八ヶ岳年始氷・岩登り

    会公式行事のダイジェスト報告です。(H18/1/1〜6/30)

index 一般公募ウスユキソウ・ヒメサユリ
            ・・・鑑賞登山
日暮沢〜竜門山
    ガスがかかり・ヒナウスユキソウが幻想的に白く浮き上がる


         日  時:  2006年6月24日(土)〜25日
(日)
       場  所:  
朝日連峰(日暮沢〜竜門山〜西朝日岳・・寒江山
       日  程:
  ****

            6/24日(土)・・7;00大井沢温泉館〜7;45日暮沢〜13;30竜門山避難小屋
                        14;50寒江山下〜竜門山避難小屋(泊)

            6/25日(日)・・3;20竜門山避難小屋4;30西朝日岳〜6;00竜門山避難
                        小屋
・・・8;40発〜14;25大井沢温泉館
                        ・・・・・温泉入浴・平三郎蕎麦〜解散


        参加者:  ・*一般参加  〜氏名省略〜5名
              ・*案内(山岳会員)
                        〜安達、柴田、澤谷、菊池〜4名

                           ・・・総勢9名

       
6/24(土)  ヒメサユリは、残念ながらまだつぼみ

        
朝日連峰の高山植物は素晴らしいが、この時期の寒河江山の「ヒナウスユキソウ」の群生は
      他に類を見ない素晴らしさである
。山を愛す多くの人に見て頂こうと、今回は一般公募し、山岳会
      の行事として山行を実施し、5名の方が参加した。
        6/24(土)07:00大井沢温泉館に、一般応募者5名と安達竜門管理人・柴田氏・澤谷女史・
      JTXキクチが集合。二台の車に分乗し日暮沢に到着、07:45に登山開始出。


        
目玉の一つのヒメサユリは、残念ながらまだつぼみ。今年は、豪雪の影響で一週間程度、雪解
      け・開花が遅れているようだ。竜門山手前のシラネアオイに感嘆する。13:30竜門小屋到着。荷物
      を下降ろし、休憩もそこそこに、寒河江山手前のヒナウスユキソウを鑑賞に出かける。14:50群生地


      帯到着。
ガスがかかり、ヒナウスユキソウが幻想的に白く浮き上がる、遠くから眺めると稜線はまるで
      雪が積もったように白く、ヒナウスユキソウは満開。
        小屋に戻り早速、乾杯乾杯。「霊峰〜霊峰〜・・・」歌まで飛び出し大いに盛り上がる。

     6/24(土) 
飯豊・蔵王連峰・鳥海山がくっきりに眼下に

        6/25(日)03:20ご来光、快晴。このまま下るのはもったいないと、小屋番を除き、西朝日
      岳分岐まで往復することとした。04:30分岐到着。
飯豊・蔵王連峰・鳥海山がくっきりに眼下
      迫る。小屋に戻ると、管理人がコシアブラ焼飯・ミズのみそ汁等を作って待っていてくれ、早速みん
      なで頂く。08:40小屋出発。


        途中清太郎岩から「平三郎」にオプショナルグルメの予約電話和入れ、大井沢温泉館に14:25
      到着。お約束の「源泉掛け流しの温泉」で汗を流し、
名物の山菜と自家製そば粉100%の蕎麦
      を腹一杯
頂き、全員無事笑顔で解散となった。
                                    
          記 菊池


ndex朝日連峰夏山開き登山大朝日岳〜鳥原山
     〜2日とも梅雨の晴れ間・登山の安全祈願


         日  時:  2006年6月17日(土)〜18日
(日)
       場  所:  
大朝日岳(1870.3m)〜鳥原山
神社)
       日  程:
  ****
縦走班
            6/17日(土)・・7;00西川町開発センター〜8;00古寺鉱泉〜9;50花ノ木峰
                        分岐〜11;20・・11;40古寺山(昼食)〜12;20小朝日岳〜
                        14;10・・14;30銀玉水(水確保)〜15;10大朝日岳避難小
                        屋(泊)

            6/18日(日)・・6;50大朝日避難小屋8;30小朝日岳〜10;20鳥原山〜
                        10;35鳥原山避難小屋(神社)・・夏山開き祭典参加・・昼食・・
                        13;00下山〜15;20古寺鉱泉〜大井沢温泉入浴・・解散
              ****日帰り班
            6/18日(日)・・7;00大井沢温泉〜7;30ブナ峠〜10;35鳥原山避難小屋
                        (神社)・・夏山開き祭典参加・・昼食・・
13;00下山〜15;30
                        ブナ峠〜大井沢温泉入浴・・解散

        参加者:  縦走班・・・*竜門山避難小屋組
                      〜安達、荒谷〜2名
                     *大朝日岳避難小屋組
                      〜遠藤(博)、遠藤(弘)、富田、有路、葛西、後藤、若松、
                        五十嵐、佐藤(仁)、阿部、佐藤(俊)、佐藤(明)、佐藤
                        (畳)、佐藤(栄)、佐藤(く)、柴田、渋谷〜17名

                日帰班・・・*ブナ峠組
                      〜西川山岳会員、一般参加者、西川町役場関係者等〜
                       27名                     ・・・総勢46名


       
6/17(土) 無風、高い気温〜休憩多く
               
雪渓ドームで調理・飲料水を難儀して確保


        週間天気予報では、この期間「雨」とのことであったが、前日の予報で「晴れ」と変わり、快適
      な朝の出発なった。ただ、
前日になってからの参加申し込みや当日参加者が増え、共同食糧の
      不足が心配・・・が。

        古寺鉱泉に着くと、今年も木村電力グループと顔を合わせる事が出来、賑やかな登山になり
      そうで安堵した。あの絵になる板橋を渡り、古寺鉱泉の主人に挨拶して登山開始、すぐの新緑の
      ブナ林急登を登りきり頭に出た時には、
目に汗が沁みてきた。無風、高い気温、登り始めて30分
      で休憩をとる。

古寺鉱泉へ 古寺山への雪渓登り 雪渓頭で展望一服


        例年、花の木峰分岐下の水場までの間、
「タケノコ」採取が出来るのだが、今年は、融雪の遅
      れで収穫皆無
、水場で一服。ここからが長い急登、途中2回休憩をとり、古寺山の大きく残った雪
      渓頭に出る、北東の障子ケ岳や南の鳥原山・後方の下界をと展望し一呼吸、古寺山山頂で連峰
      を展望しながら昼食。

古寺山山頂で昼食 小朝日岳下の雪渓で 小朝日岳から大朝日岳


        小朝日山頂を経由、何回か休憩をとり銀玉水へ。
雪渓ドームに膝を着いて潜り込み交代で水
      を汲み、山小屋での調理・飲料水を難儀して確保
、だいぶ時間を費やした。大雪渓を登りきると、
      チングルマやイワカガミ・ヒナウスユキソウの群落が迎えてくれ、午後3時過ぎに山小屋到着。

熊越下のコル・黒倉沢頭 銀玉水手前で一服
ヒナウスユキソウやイワカガミ 山小屋での登頂乾杯


        山小屋は、
昨年のような混雑無く、ゆったりとし、落ち着いて乾杯・西川牛の焼肉・焼蕎麦など
      で満腹
、管理人の大場さんや佐藤さん・隣の木村電力グループの皆さんとの懇談・交流も夜遅く
      まで(一部の者)・・・、就寝時間不明。

        6/17(土) 
残雪で冷やしておいた自然水で乾杯、
                 
タケノコ味噌汁で昼食・下山し大井沢温泉入浴


        7時前に山小屋を出る。
爽やかな朝で連峰が一望できる、だが、ガンガラ沢から大朝日岳に
      向かってガスが上昇
してくる、多分、今日の天気も良くなる気配だ。小朝日の急登で一汗をかく、
      前夜の邪気が全部流れ、気分爽快

7時前に山小屋を出発 銀玉水上の大雪渓降りにアイゼンを 高山植物の可憐な花にしばし見とれる


        小朝日岳を降り、雪渓縦断の途中、持参したアズキアンとミルクの「カキ氷」で涼を楽しみ、
      鳥原山山頂で大朝日岳・小朝日岳を振り返りながら休憩、予定時間の10時35分に鳥原山避
      難小屋(神社)に到着、日帰り班と合流。

アズキ・ミルクでかき氷 夏山開き祭典 大勢の参加者


        日帰り班が採取して来た「タケノコ」の味噌汁を炊き終え、夏山開き祭典に参加、残雪で冷や
      しておいた
自然水で乾杯、タケノコ味噌汁で昼食。午後1時頃に夫々下山開始、小寺鉱泉に無
      事到着、車で大井沢温泉に移動、入浴し解散。
     
                           縦走班の記録   渋谷


index快晴の鳥海山・宮様コースを滑降
        (ツアースキーパート番外・グループ)
     〜今春最後のテレマーク・山スキーを楽しむ

         日  時:  2006年5月20日(土)〜21日(日)
       場  所:  
鳥海山〜七高山
2229.2m)
       日  程:
  ****

            5/20日(土)・・西川町開発センター〜月山新道〜湯ノ台〜車止め(幕営・泊)
            5/21日(日)・・6;06車止め発〜宮様コ―ス〜雪渓〜11;00外輪山〜11;20
                        着・七高山
・昼食後発13;30〜15;14車止め着

        参加者:  安達、荒谷、蒲生、斎藤(ゲスト)、上野、山中 〜総勢6名


       
5/20(土) 鳥海山を眺めながら、
               遠藤さんのエベレスト登頂祝い


        当初の予定では、開発センタ―組と現地集合組みとで分かれるはずだったのだが、前日の連
      絡で急遽、現地集合となった。荒谷さんは既に土曜日に庄内に入っており、安達(2名)さんと山
      中が追いかける形となった。
        
月山新道では、残雪と新緑が綺麗だった。庄内に入ると車の窓ガラス越しに鳥海山の全貌が
      すっきりと見えていた。雪渓の付き具合と藪コギのポイントを頭に叩き込み、近くのス―パ―で買
      出しをし、湯ノ台の車止めに向った。
既に荒谷さんが絶好のテン場を探していてくれて、鳥海山を
      眺めながら、遠藤さんのエベレスト登頂祝いを兼ねての宴がスタ−トした、・・・テント泊。

      
5/21(日) 2時間程も山頂に
                山スキ―最後の締めくくり


        翌早朝の3時過ぎ、テント越しに車のディ―ゼル音が聞こえ、こちらの様子を伺う気配、微かな
      テレマ―クの匂いがしたので、蒲生さんの到着と一人思った。4時起床、その所在を確認に行くと
      矢張り彼であった。朝食を済ませ全員が揃い6時06分登山開始。


        
今日も、鳥海山の全貌が開かれ、目前に明るく迫ってくる。最初は、車道歩きとショ−トカッ ト
      で宮様コ―ス入り口に入り、第1の坂を乗り越えた所で一本取る。前方に先行パ―ティ―を確認、
      この空では、かなりの賑わいであろうと想像する。。第2、第3の坂、そして第4の坂を越えると「滝
      ノ小屋」の右手にでる。ブッシュが邪魔 して小屋は見えないが、ほぼ順調なぺ―スである。


        少し進むと、
一回目の藪コギとなる。ここからは、早い時期であれば、ソロバン尾根の西側に
      ある荒木沢の雪渓を経て伏拝岳あたりに出るのだが、途中、雪渓が途切れている個所が長いの
      で、トラバ―ス気味に東側の稜線まで続く雪渓に出
た。途中、4回の藪コギがあったものの、クビ
      レている 部分を狙って行ったので、苦にはならなかった。しかし、もしガスっていたら、このル−ト
      取りは出来ないだろう。あとは、この大斜面を稜線に向いひたすら登るだけである。


        汗だくになりながら、全員、稜線に11時到着。
稜線付近の雪渓と、夏に見る雲の間から皆が登
      ってくる景色は、見ていてカッコ良く、心地良さを感じた
。その後稜線上の登山道を少し歩き、右手
      の百宅コ−スを目で追うと、「唐獅子小屋」と「大清水小屋」が容易に確認できた。11時20分、七
      高山山頂に到着。此処でも。我々と遠藤さんの登頂祝いが始まる。
        時間に余裕があり、
快晴の空だった為、結構長い時間ノンビリと山頂からの展望を楽しんで
      た。すると荒谷さんが
突然「あれ、上野さんでね―の」の声。一同が振り向くと、正真正銘の上野
      さんであった。上野さんにも、お誘いのメ―ルを送っていたが、返事が無かった為、来ないものと
      思っていた、一人仲間が増えた。


        上野さんは、8時に登山口を出発したとのこと、家が福島県の須賀川で、毎週のように山形の
      山に来ており、とてもパワフルな人である。快晴に、
あまりにも気持ち良く、2時間程も山頂に居
      座ってしまった。
        スキ―のデポ地点まで戻り、いよいよ滑降の開始である。冷ややかな風のせいか、雪質は良
      く、どんどん降って行く。登って来たコースとほぼ同じル−トとなる。全員が笑いながら、日焼け
      した顔で、車止めに着いたのは、15時14分であった。
今日で山スキ―が今年最後となる者もい
      る。この快晴に恵まれ、、最後の締めくくりとしては申し分無かった
と思う。帰りには、鳥海山荘の
      温泉に入浴、解散となった。
                                    記  山 中


index西川山岳会第1回理事会(中期事業計画)
    〜夏山合宿・・・北ア;白馬岳(8/24〜25・26・27)

         日  時:  2006年5月14日(日)・18;30〜

       場  所:  
会長宅
〜山形県・西川町
       日  程:
  ****
(省略)

        参加者:  理事5名、幹事2名(事務局)  〜総勢7名


        
**協議

           
1、06前期事業の経過報告(詳細;HP・山行報告)
            (1)、鳥海山・耐寒訓練
            (2)、八ヶ岳〜年末年始・氷・岩登り(グループ)
            (3)、朝日連峰〜年末年始登山
            (4)、甲斐駒ヶ岳〜年末年始登攀(グループ)
            (5)、恒例〜日暮沢避難小屋での新年会
            (6)、冬山〜北八ヶ岳登山
            (7)、吾妻連峰〜ツアースキー(グループ)
            (8)、戸山〜春山登山(グループ)
            (9)、大井沢「湯豆腐を食べる会」 & 仙人ヶ岳スキー登山
            (10)、ツアースキーU・姥沢〜月山〜肘折
            (11)、ツアースキーT・姥沢〜月山〜北月山荘
            (12)、GW朝日連峰山小屋管理慰問 & 縦走登山

          
2、06中期事業計画について(詳細;HP・行事案内
            (1)、朝日連峰夏山開き(6/17〜18)
            (2)、ウスユキソウ・ヒメサユリ鑑賞登山(6/24〜25)
            (3)、月山夏山開き(7/1)
            (4)、月山高山植物鑑賞登山(7/22〜23)
            (5)、夏山合宿T〜朝日連峰〜保留
            (6)、夏山合宿U〜北ア・白馬岳(8/24〜25・26・27)

           
3、その他について
            (1)、新入会員の承認〜2名承認
            (2)、栃木エベレスト登山隊2006(遠藤君ら4隊員)の

                 
登頂予定(5/16〜17)・・順調
                                      
〜 以上


index GW朝日連峰山小屋管理慰問登山・・・
     ・・・天狗〜大朝日岳縦走
(事業合同)
    〜3・4日快晴・・・5日強風を突いて大朝日岳へ

         日  時:  2006年5月3日(水)〜6日
(土)
       場  所:  
朝日連峰
〜西川地域山小屋管理慰問・縦走
       日  程:
  ****
(省略)

        参加者:  安達、山中、有路、富田、同友人金森、同友人伊藤、上野、菊池、
              荒谷、大和田、佐藤(辰)、同案内2名、
              山田(栄)、木村夫妻、佐藤(俊)、片倉、後藤    〜総勢19名


        
**竜門山・狐穴避難小屋の管理日誌(5/3〜6)

        5月3日、山中・有路と私の3名、根子5時集合、山中君は、積載オーバーの為15分前に先
      行出発。
        根子から日暮沢小屋までの林道は雪は、多いが硬い、心配していたダムサイド上部には少
      し雪は残っていたが、
雪崩の危険は無なかった。柳沢近くで小さな土砂くずれ有り、日暮沢は
      水量が多く、午後からだと素足でないと渡れ
ないようだ。
        日暮沢小屋で、根子6時30分出発の富田(友人金森・伊藤)3名を待ち合流、8時15分日暮
      沢小屋を出発。すぐ急登、休息場まで快調に登る、
(ここで、小屋に忘れ物をしたと勘違いをして
      日暮沢小屋までピストンの○○さん
、その気持ちがいたいほどわかりました。)
        ここから先は、雪が融けかけ、難儀しながらゴロビツ頭まで何回か休息を入れ登り、ゴロビ
      ツの雪屁はきれいに残っていて、左に回り込みながら頭まで上る。
清太岩で本日初軟水、ユウ
      フン、古寺山、小朝日を目前に見渡す
、山腹に小さなクラックが有るが、今の時期にしては少な
      いようだ。
        ユウフンの登り返しになる頃から、疲れが出てペースダウン、ユウフン山頂で大休止。7時
      に根子を出発した
上野君は、清太岩に姿を現す、11時ぐらいに着いた山中君は、雪渓をスキ
      ーで楽しんでい
た。ここからは、夏の登山道出ていて歩きやすい、竜門山最後の雪渓を一気
      に登りきり山頂へ、小屋に全員着いたのは17時頃になっていました。

        5月4日、狐穴小屋に向かう、少し歩き出すと夏の登山道が出て、三方境まで続いた。狐穴
      
小屋は、大きな破損もないが、パイプから水もでていた山中・前泊の大和田さんと小屋の掃
      除終了、軟水を冷やし、スキーヤーの上野・天狗から縦走する菊池・荒谷を待つ。

        程よい軟水と狐の水で煮た美味い麺を胃袋におさめ、ドッキングの6名道草をしながら竜門
      小屋に向かう。寒江山で柴田君と無線交信、
16時頃に竜門小屋へ佐藤(辰)他新人の3名が
      着く予定とのこと、
大朝日に向かった富田・有路、狐穴小屋からの我々、根子から今日登って
      来るメンバーと、今晩は賑わいそうだ。


       (予感的中)一般の登山者を巻き込み1階と2階総勢30名、沢人・山人・釣人・スキーヤーい
      ろいろな情報交換をし盛り上がりました。

        5月5日、昨夜からの強風、
さらに強くなる。佐藤(辰)・菊池・荒谷は、大朝日岳〜ハナヌキ
      回りで下山。
他のパーテーは、日暮沢小屋へ降る、竜門山の山頂まで強風に苦労しているよ


      うだ。スキーヤーの柴田君は、1日中風のおさまりを待ったが、午後からガスも出てきたので
      今日登って来た友人丹野さんと宴会モード、1日ゆっくり過ごしました。


        5月6日、風はおさまり、ガスも薄いなったので、
下山。登る時小かったクラックも大きく開
      いたり雪崩の跡があったり、テープの位置が高くなっていたりと、春山の変化の速さが
いつも
      以上に感じられ、日暮沢を素足(装具無し)で、解けた林道の雪に苦労しながら根子に着く。
        これから、雪は少なくなりますが危険は増してくると思います、十分な時間とゆとりを持っ
      た朝日連峰の山行で山を楽しんでください。
                                    
記  竜門小屋管理人 安達



       **天狗山小屋の管理日誌(5/3〜6)

        5月3日〜6日、この間小屋利用者17名、西川山岳会員は、木村夫妻、佐藤(俊)、片倉、
      荒谷、菊池、後藤の7名、
        登山日は、異なるが各人一泊。
一般登山者は、連休の常連者で顔見知りばかり、特に
      福島の森さんは小屋のために一人で軟水3升、自然水12缶提供していただ
き感謝・感謝で
      した。

        天気は、6日朝方ガスったくらいで、天狗方面は天候に恵まれた連休だった。
特に3〜4
      日は、最高の天気、登山者は写真を撮りまくっていた。
3日の宿泊者へは、小屋番が今年撃
      った
熊の焼肉サービスが有り、やわらかく濃厚な味わいを堪能した。
        今年の天狗登山者は、満足しての下山でした。6日、下山時に竜ケ岳北面最初の水場で
      小規模のデブリがあり、これから雪崩の注意が必要。
                                       
記  天狗小屋番 山田(栄)

      天気は、6日朝方ガスったくらいで、天狗方面は天候に恵まれた連休だった。特に3〜4
      日は、最高の天気、登山者は写真を撮りまくっていた。
3日の宿泊者へは、小屋番が今年撃
      った
熊の焼肉サービスが有り、やわらかく濃厚な味わいを堪能した。



       
**GW朝日連峰縦走登山  5/3〜5/5 
          
天狗小屋〜狐穴・竜門山小屋〜大朝日岳〜日暮沢小屋

        
5/3(水)、三年連続でGWが晴天に恵まれた。天狗小屋と竜門小屋の管理人慰問の
       為、今年も障子廻りで天狗へ上がり、二ツ石コースで狐穴・竜門へ、縦走本隊と合流し大
       朝日を経てハナヌキ峰を降ることとなった。
         6;54志田公園管理人の立札の注意書きを確認し出発。晴天、障子が眩しい、8;30尾
       根取っ付きの小川を高下駄(アイゼン)を履いて渡川、今年の尾根には雪がびっしり付い
       ており、各所で底雪(全層)崩発生、尾根はクレバスだらけで、注意しながら登る。


         13;45障子到着、主稜線の見事な景色に満喫、昨年より大分時間がかかった。無線
       で到着時間が遅れる旨を天狗小屋に連絡し、クレバスだらけの雪面を避け、夏道側の藪
       伝いに降る 、4〜5日前に降った新雪も加わり一足ごとのロシアンルーレット、16;10よ
       うやく天狗に到着。


         山田管理人・木村夫妻・後藤さんチーム・荒谷さんが温かく迎えてくれた。山田管理人が
       一昨日獲った「熊肉」を頂きながら消灯まで盛り上がる。

        
5/4(木)、6;07天狗山頂出発。快晴、二ツ石コースの雪庇側、昨年より状態は悪い
       ものの予想より荒れていないので比較的順調に進む。9;00小バラキメの嫌らしい雪庇を
       突破、12;00時前に狐小屋到着。安達管理人が早速、自然水で歓迎してくれた。


         昼食をご馳走になり、狐穴小屋を出て、寒江連山からの展望を堪能しながら、16;00
       時前に竜門小屋到着。他の会員や他のパーテイと合流、西川山岳会流意見交換会の始
       まり始まり・・・・・。

        
5/5(金)、結局、大朝日廻りの本隊は、辰彦事務局長と新会員澤谷女史とJTXキク
       チの3名のみとなる。小屋の回りは風速20m以上、やっとの思いで竜門岳へ、稜線へ出
       ると歩ける位の風速に収まるが、西朝日〜中岳間は気を抜くと強風に煽られ飛ばされそ
       うになる。


         新人には、辛い所だが頑張って進んで行く。11;00時前に大朝日小屋到着し中休止。
       強風の為、だれも山頂に行こうとは言わない。12;05古寺山到着。もうガスが小朝日を
       包み込み、雨雲と追いかけっこ。一路ハナヌキ峰を下る。
         夏道は、膝が笑い辛い所だが、雪面を楽々下る。分岐から僅か1時間で根子川に到
       着。後は、延々ひたすら根子の郷を目指しての林道歩き、17:00に根子到着。
         ギャラリーむぎわらの田作夫妻と目が合い、しばし休憩、キクマロカフェでもしばし休
       憩、約束の「湯たり館」で汗を流し無事終了とないなった。
                                      
 記   菊 池


indexリベンジ姥沢・月山〜北月山荘温泉へ
         (ツアースキーパートTの再挑戦)
       〜前日・柴灯森山頂〜湯殿山スキー場


         日  時:  2006年4月22日(土)〜23日(日)
       場  所:  
月山
1984m)
       日  程:
  ****

            4/22日(土)・・7;00西川町開発センター〜8;00姥沢〜8;50リフト上駅〜
                         柴灯森〜12;10濁沢(休憩・昼食)〜湯殿山スキー場〜姥沢
                        16;10姥ヶ岳〜石跳沢〜17;30ネィチャーセンター〜西川町
                         開発センター

            4/23日(日)・・7;00西川町開発センター8;姥沢〜8;50リフト上駅〜10;40
                        月山山頂〜12;10八合目(昼食三角峰〜鶴巻池〜14;30
                        北月山荘〜17;30西川町開発センター


        参加者:   第1日目〜佐藤(辰)、柴田、菊池、蒲生、上野、・・・5名
               第1日目〜柴田、山田(栄)、安達、菊池、荒谷、山中、上野、斎藤
                      ・・・8名
+サポート渋谷、佐藤(辰)、宇野〜総勢11名


       
4/22(土) 1本目・柴灯森山頂〜湯殿山スキー場
              2本目を姥ヶ岳〜石跳沢〜
ネイチャー

        22日の朝7時、西川町開発センターに5名のメンバー集合、湯殿山スキー場に車をデポ、戻
      ってネイチャーセンターにも車をデポ、姥沢に向かう。
       
 リフトの上駅に着いた時には、ひどいガス、しばらく天候をうかがう。沢山の人たちが出発出来
      ずにガス待ち、少し明るくなったようなので、我々は、出発した。視界100メーターほど、強引に金
      姥を回り柴灯森へ、ピークからシールを剥がして滑りに入る。視界が10メーター程に落ちてしまい
      始めの
痩せ尾根の雪庇が全く見えず慎重に歩く、最初のピークを過ぎ2番目のピークでも相変わ
      らずのガスで、GPS便りに何とか進む


        1479のピークから少し降るとると、ガスが
突然に切れて日本海が見え始める。大きな大斜面
      が広がり、初めて一気に降り昼
食。1302のピークに登り返して最後の大斜面滑降、濁沢を渡って
      緩やかに湯殿山スキー場に到着し1本目の終了。


        車で姥沢に戻り、又リフトに乗って
2本目へ、姥ヶ岳をキックで登り、山頂から藪を漕いで西側
      の斜面を降る、
時間が4時過ぎになって気温が下がり表面がクラストし始め、少しもなかぎみだが
      快調に石跳沢に降り、りネイチャーセンターへ。今日は、2本完走、メンバーの皆さ大分疲れたよう
      であるが、大満足。

       
4/23(日) 快晴・微風視界300キロ?、
                南の安達太良〜北の秋田駒


        23日の朝7時に、西川町開発センターに集合、8名のメンバーとサポート(車回収)の会長が2
      台の車で姥沢へ、今日は、朝から快晴で最高のスキーツアーが約束されている。


        リフト上駅を出発、
牛首で一服してアイゼンを装着、鍛冶小屋下の急斜面は、気温が昇り、新
      のせいもあるためか、少し固い程度で順調に登る。山
頂到着は、11時前、視界は良好、南は安


      達太良から北に栗駒・焼け石・鳥海はくっきり、更に、秋田駒からその先の白い山並み山脈まで
      の素晴らしい展望だ。仕事中の
Gショップに無線を入れて「月山山頂は微風 視界は300キロ!
      !」と送信あいたら 無線機のマイクを叩き付けるのが聞
こえた???。


         シールを剥がして滑走開始、快調に滑り仏生池小屋で一服、弥蛇の小屋は、確認出来ずに
      八合目の小屋に到着、昼食。大分気温が昇がって来たのでワックスを塗り直して出発、道路から
      右に曲がって少し降りり登り返す、快適に降って983に登り返し、最後の一服。


        だいぶ重くなった雪に苦労しながら三角峰、鶴巻池、少し登って最後は北月山スキー場へ、鳥
      海山に向かって滑り込む感じ、思い思いに降り、終点の北月山荘到着。既に、迎えの車が待って


      いた。温泉で汗を流し、帰路に着く。 
最高の天候に恵まれ、、快晴に全員の顔が醤油団子になっ
      てしまった!。
                                  記  柴 田


indexツアースキーU姥沢・月山〜肘折温泉へ
     〜念仏ヶ原避難小屋の所・・・何も見当たらない


         日  時:  2006年4月15日(土)〜16日(日)
       場  所:  
月山
1984m)
       日  程:
  ****

            4/15日(土)・・ 7;00西川町開発センター〜8;00姥沢〜8;50リフト上駅〜
                         12;20月山山頂(休憩・昼食)、12;50発〜念仏ヶ原避難
                         小屋
近辺着・時間不明(幕営)
            4/16日(日)・・ 8;10念仏ヶ原避難小屋近辺肘折温泉着・時間不明

        参加者:  CL柴田、菊池、蒲生、荒谷、上野、・・・サポート安達・山中  
               〜総勢7名


        
4/15(土) 柴灯森山頂では飛ばされそう

        朝7時に西川町開発センターに集合、メンバーは、サポートの安達君を含め6名、一台の車
       に乗り換えて出発、姥沢へ、8時過ぎ、登山届を出してリフトに乗り込む。

姥沢駐車場
リフト下駅 リフトを降り歩行開始


         8時50分上駅でシールを貼って歩行開始、風が強くてコースを如何取るか検討するが、何
       とかなるだろう!と ノーマルルートと決定。姥ヶ岳を巻いて金姥の後ろに回りこむ、風が強くて
       一服は立ったままで!、
柴灯森に登り始めるが風に押されてままならない、防風体制で凌ぎな
       がらの登坂、柴灯森山頂では飛ばされそうになる

柴灯森へ向かう 同左 風が強くなる


         風下に入って立ち、そして牛首へ、南風なので牛首ではやや穏やか、ここでやっとまともな
       一服がとれた、風でカラカラになった喉を潤す。ここからは、急坂のアイスバーンなので、装備
       を確認して出発。夕べの
快晴でガリガリに凍った斜面は、スキーアイゼンでは限界ぎりぎり、こ
       んな所をスキーで登るのは俺達だけ!(ただの命知らずか?)
、何とか鍛冶小屋跡まで登り切
       ったが、後続が中々あがってこない、暫く待つと最後尾があがって来た。山頂までは、ひと登り
       と全員踏ん張る。

牛首へ向かう 同左 牛首下で一服
いよいよ急登・鍛冶小屋跡へ ガリガリのアイスバーンを もう一息で山頂


        12時20分、風が非常に強いので神社の陰にかくれての昼食。ここで1名脱落??(サポート
       の安達君・・・車回送・・・のため別れる)。

山頂神社と奥に鳥海山 神社の鳥居は雪に埋もれている 山頂から牛首〜湯殿山の眺望


         シールを剥がして出発の準備に入っていると、雪原の向こうから
突然手を振っている人影が
       ある??、和田さんと芳賀さんにバッタリ出会
ってしまった。一緒に肘折へ行こうと誘ったが、彼
       らはスキーを下に置いてアイゼンで登って来たという。
        12時50分 風が強くてよろよろしながら山頂でスキーを付け、大雪城に向けて滑走開始、余り
       の風の強さに押し戻されるか?と思ったが、意外、
20〜30メーター降ると、風は無くなり快適な
       大滑走となる、滑っても滑っても未だ中間位、膝が持たなくなり一休み、大雪城の大きさには圧

       倒される。

大雪城の大滑降 千本松下を降る クラック降りを前に一服


         少し笹の出ている所を左に巻き、
千本桜へ、この直下にはいつもクラックが有り気を付けない
       と嵌る、右から巻いて快適に降る。少し歩いて最後の急斜面を立谷沢川に向かって滑り込む、雪
       崩の心配も有るが今日は大丈夫、一気に沢底、スノーブリッジを渡って対岸で一服。

一気に清川橋を目がけ 雪橋を渡り終え大休止 念仏ヶ原への登り返し
登り返しを終わり月山を振り返見る 広大で長い念仏ヶ原を 振り返りヱ眺める月山の雄大さに満足


         本日の難関突破、自然水で馬力を付け念仏ヶ原へ登り返す、広く長い・・・
ながーい念仏ヶ原
       の歩き、振り返ると、今降りてきたばかりの雄大な月山の姿、景色は最高
、ようやく念仏ヶ原避
       難小屋の所まで辿り着いた筈だが、何も見当たらない、ただの雪野原
、今年の大雪では当然か
       も知れない、仕方なくテント設営、宴会準備に入る。

念仏ヶ原避難小屋が見当たらず幕営地探し テント設営終了 一日の無事を記念写真に


         しばらくして、
1人だけの人影、我々の所に到着、(このコースを単独で来るとは!!なかなか
       アッパレである)、しかし、「小屋は何処ですか?」 「ここです」 「スコップ貸して下さい」!?「ど
       うぞ??」、なんと彼は、小屋を当てにして来ていた!、テント無し・ツエルト無し、小さな天幕一
       枚である。そして夜は、ふけて行った、午前3時頃から小雪。

       
4/16(日) 大森山山頂にレストラン!

         5時過ぎ起床、積雪2センチ程、天候は小雪、視界300メーター。朝食を済ませて8時過ぎ出
       発。この頃には、霧雨になっていた、裏の山を登って小岳へ、
小岳山頂で一服、雨も上がって
       視界が良くなってきた。シールを剥がして滑走開
始。

小岳直下から赤砂山 978m峰から赤砂山 978m峰への登り返し


         赤砂沢へ滑り込む、赤砂山にはツボ足で登り返し、
今日のメインディッシュ猫又沢へ、最初に
       テレマークの達人、1ターン目を決めて2ターン目一寸引っ掛けてしまい転倒、頭から滑り落

       て行く、
クラックも飛び越えてそのまま沢底まで!!、それを見ていたメンバーは、慎重に降り
       始める、沢底から又登り返して一服。

大森山への急登 大森山山頂に到着 大森山に到着


         大森山までの長ーいトラバースに入る、大森山の山頂には、年に一回だけオープンするレス
       トラン?が有り、それが今日なのだ!。スキーを引っ張って蹴り込みで大森山を登って行く、無
       
線に大森山山頂レストラン営業開始!との声。 山中さん、やはり今年も来てしまった、自然水
       や軟水・硬水・超硬水など何でも有りのレストラン、そ
して昼食。

大森山で出迎えの山中さん 大森山から肘折温泉方向の雲海 大森山での宴会


         最後の滑走は、大森山の北斜面、雪がだいぶ重くなって来て、苦労しながら酩酊運転での降
       りとなる、林道に出て推進滑降、つづら折をシートカットで降り、杉林を通過、肘折の小学校前の
       
車まで無事着、恒例の温泉で二日間の汗を流し、蕎麦で満腹して帰路に着く。
                                                 
記  柴 田



index ツアースキーT象潟・鳥海山鳥越川・千蛇谷
      ・・・姥沢〜月山〜北月山荘ツアーを変更・・・

                       
(姥沢までの道路未開通のため)

         日  時:  2006年4月8日(土)〜9日(日)
       場  所:  
鳥海山
2236m)           
       日  程:  ****
             4/8日(土)・・ 8;00西川町開発センター〜秋田県鳥越川〜東北電力管理
                         道車止め〜13;00森林限界(テント・泊)

             4/9日(日)・・ 記録無し

        参加者:  柴田、佐藤(辰)、菊池、上野、+山形のY・T  〜総勢6名


        
4/8(土)天候も怪しくなって森林限界にテント

         先週の仙人ヶ岳に引き続き、鳥海山を目指すこととなった。何しろ私も千蛇谷は初めてでも
       あり、大滑走を期待しての参加となった。
         8日、開発センターに8時、メンバー4人が集合
。天気はイマイチだが、まあ今日は途中でテ
       ントとのことなので、のんびりとした出発
となった。道の駅「 鳥海」で食材を入手、秋田県鳥越川
       からの入山となる。中島台林道が途中雪で通行止めとなっていたため、Sはわき道の電力管理
       道に入り、車止めまで更に距離を稼ぐ。


         さあ、スキーを履いて出発、ブナ林の段傾斜を進むが、
気温が高いのか汗ばんできた。獅子
       ヶ鼻を過ぎるとガスになり、次第に天候も怪しくなってきた。
午後は大荒れになるとのことで、午
       後1時ころには森林限界にテントを設営、早め(かなり早め!)の懇談となる。間もなく外は猛烈
       な風と吹雪になり、天気予報が的中した。

        
4/9(日)表層雪崩が発生しSが谷底に〜大丈夫
             途中から下山・視界も開け思い切ってターンを切る


         翌9日、朝8時ごろテントで出発の準備をしていると、もうY君と山形のTさんが到着した。小雪
       模様で視界はほとんど無いが、まあ今の時期はこんななものと諦め、6人で出発する。登るに連
       れ視界は無くなり、気温も下がってきた。


         
何度か軌道修正しながら進むが、新雪も深く斜面も急になってきた、千蛇谷からはずれない
       ようにと、Sが急斜面の前方を
様子見しようとしたその時に、表層雪崩が発生し、Sが谷底に落ち
       て行った(ガスで見えず、Tが目撃)。「 Sが雪崩れて落ちた!」と悲鳴にも似た声が挙がった。メ
       ンバー全員に緊張が走った。私も思い切って下方を向いて声をかけるが応答が無く、視界が無い
       のでどれくらい落ちて行ったかも分からない。
みんなで大声を出していると、風の音に混じってS
       の声が下から聞こえてきた。大丈夫のようだ、全員ほっとする


         このまま新雪の中を進むのは危険と判断、一旦戻って風の弱いところで休憩となる。
Sは先ほ
       どの危機体験もどこへやら、もう自然水を出して昼食タイムだ。
全員ここから下山を決定。スキー
       のシールをはがし、新雪のパウダー(少々重いが)の滑降となるが、どっこいホワイトアウトの真っ
       只中。滑り出しても平なのか斜面なのか皆目見当がつかず、へっぴり腰の滑りとなる。


        
 しばらく降ると、ようやく視界も開けてきた、こうなると全員スキーには自身のある面々、もうそ
       れぞれが思い切ってターンを切り、滑降して行
く。テント場について、テントを撤収、後は一気にブ
       ナ林の林間滑降だ。途中の休憩もカットし一気に車止めまで滑ってきた。


         山頂までは行けなかったが、満足の滑走である。時間もあるので象潟町の温泉に入り、酒田
       の満月へ足を伸ばしトビウオだしのラーメンで腹ごしらえ。Kは、口に合うと大いに満足し、開発セ
       ンターへの帰路に着いた。
                                        
    記    佐藤(辰)




index  大井沢湯豆腐を食べる特製40丁を
   
  ・・・翌日「仙人ヶ岳」〜春スキー・・・

         日  時:  2006年3月25日(土)〜26日(日)

       場  所:  
大井沢セミナーハウス・・&・・
月山(仙人ヶ岳)

       日  程:
  ****

            3/25日(土)・・ 大井沢湯豆腐を食う会
                         18;00開会〜不明
            3/18日(土)・・ 仙人ヶ岳春スキー(登山)
                         7;30会場〜8;30第一トンネル〜9;30ブシ沼手前
                         〜11;40仙人ヶ岳山頂〜13;30仙人沢鳥居〜14
                         ;20湯殿山ホテル着・・・車回収・・・解散

         参加者:  大井沢湯豆腐を食う会・・・26名
               翌・仙人ヶ岳方面春スキー登山・・・15名

                 *湯殿山班〜菊地、佐藤(仁)、山中、上野、志田(勝つ)、安達、
                   一関、新庄
                 *仙人ヶ岳班〜柴田、片倉、佐藤(孝)、石井、途中から丹野
                 *清水班〜木村夫婦

        
3/25(土) 囲炉裏を囲み〜大鍋に豪快な湯豆腐

        セミナーハウスの周辺は、まだ残雪多く、車をを降りると、わずかに茅葺の屋根のみが見え
      て確認することができた。地元の会員(国立公園管理員)で隣に住む志田」(菊)君が作ってく
      れた雪の階段を登りきると玄関が下に見えてきた。
        早めに着いたメンバーが、
囲炉裏に板屑を注して火を着け炭火作りをしていたが、部屋中に
      煙が充満、目が痛い、30分程してようやくコウコウと火力の強い炭火ができた

まずは乾杯 大鍋に大胆な四ツ切豆腐
「大井沢豆腐」の1丁


        自在鍵に大鍋を掛け、
湯を沸かし、1本ままの出汁昆布をいれ、佐藤(辰)事務局長が調達
      してきた「大井沢豆腐」を大胆な四ツ・六ツ切にして入れ
煮をまつ。その間、ゲスト参加もあった
      ので”自己紹介”、自然水で乾杯と進む。

飲み・食いも佳境 新庄の力餅を 満腹で一段落・落ち着く


        「ポン酢」や「味つゆ」にカツブシ・刻みネギ・七味などを入れた汁で、約35丁の豆腐を消化
      した。勿論、
夫々が持参した自然水や軟水・硬水・・・多種・・・などを飲み干し・・・!!。記者
      は、終了時間不明。               
     ここまでの記  渋谷

      
 3/26(日) 2班に別れ〜仙人ヶ岳山頂〜仙人沢鳥居へ

        夕べの湯豆腐での呑み過ぎ、
二日酔いぎみの朝食は、恒例の「引っ張りうどん」で済まし
      て出発。まず、降り口(帰り)の清水に車をデポし、第一トンネルに向かう。
        駐車場に到着するとすぐに出発、8時半、今日は人数がだいぶ多く参加14名、トンネル
      の上から右に回り込んで旧道を越し、送電鉄塔に向かう、鉄塔の足元は綺麗に除雪されて


      いた。どんどん登って「ブシ沼」手前の林で休憩、9時半。少し風が出て来たのでカッパを着
      込み出発、
ブシ沼を横切ると仙人ヶ岳が見え始める、誰も登った事が無いので、どのコース
      で登るか検討しながら進む。
          
@、いったん湯殿山に登って北側に下る。
          A、ブシ沼から少し下って林の中を進み雪庇を直登する。

        @は、湯殿山の北側の下りが危険すぎるとなりパス、Aは、雪庇が登れるのか?、色々検
      討するが、意見が分かれ、
チームを二つに分けることにし、湯殿山チーム8名と仙人ヶ岳チー
      ム4名とした。(以下A班記録)


        仙人ヶ岳の方は、下の林に向けて下降を始める、ガリガリのアイスバーンを何とか下り、
      片斜面の林の中ではアイゼンを効かせて進み、注意深く雪庇を観察しながら取り付きを探
      す、他の誰かが一人でトライしているのが見えた!、熊か?人間か?、未だ熊は寝て居る
      はず!。とすると?
、突然無線が入り、トライしているのは山形の丹野さんとの事。
        こちらも核心部に差し掛かり、斜度は50度ほどの雪庇の下のクラックに入り込み、スキ
      ーを外してつぼ足に切り替え、
ストックをバイルに持ち替えて雪庇をよじ登る。クラックの深
      さは、3メートル、狭い部分を渡り這い上がり、何とか登りきり
、支点を作ってザイルを垂らす、
      全員這い上がった!、隣を登って居た丹野さんも這い上がった。


        雪庇の上にスキーをデポ、5名で仙人ヶ岳を目指す、ひと登りで仙人ヶ岳山頂、お昼前
      の11時40分。ほとんど
訪れる人も無いだろう山頂、感無量!6名全員が初めて立つ場所
      である。夏道も無く、急峻で藪、神聖な所かな?、10メーター四方ほどの雪の広場
で、一
      寸風が強いがまずは乾杯!。
        帰りのルートは?、湯殿山への上り返しは急過ぎて無理!、仕方なくルートを探すと下
      
方に湯殿山ホテルが、無線で湯殿山チーム連絡、帰りの足を手配、少し下り風を避けて昼
      食をとる。


        12時半に下山開始、雪庇まで戻ってスキーを付け滑走開始、
湯殿山神社へ向けて快
      適なカール、あっと言う間に赤い鳥居に着く。少し時間が早いのでお神酒を
上げる、でも神
      様は留守だからご利益は無いかも!。13時半、滑走開始、雪の道路伝いに下る、迎えの
      車到着と無線が入る。14時過ぎ湯殿山ホテルに到着し合流。
        車の回収に回る、
こんな山行は、一人では出来ない!、みんなの協力で無事に仙人ヶ
      岳の山頂を極める事が出来た。やはり山岳会のなせる業、参加者全員に感謝 感謝!。
                                           
 記   柴田


index  雁戸山春山登山4〜5年前からの懸案
   
  ガリガリの痩せ尾根・・ザイルで帰りの安全確保〜

         日  時:  2006年3月25日(土)快晴〜日帰り
       場  所:  
雁戸山
(1484.4m)
       日  程:
  ****

                 3/25日(土)・・・9;20関沢インター笹谷旧街道駐車場〜10;05山形
                             工業高校の小屋〜11;30カケスガ峰〜12;15蜂の
                             戸渡りの取り付き〜12;50着、山頂・・・前山13;20
                             〜(昼食後)14;20前山〜15;30関沢インター笹谷
                             旧街道駐車場


        装  備:  プラブーツ、アイゼン、ピッケル、ザイル、和かん

       
参加者:  柴田、山田(栄)、木村(京)、上野(福島)、佐藤(俊)、
               木村(政)・・・6名


        
   無風・快晴〜素晴らしい朝日連峰
                   や月山・葉山・蔵王山などの展望


         雁戸山には、
4〜5年前から2月と3月(最終土曜日)にスキーで来ているが、カケスガ
       峰付近からの冬場の強い風、アイスバン状態の雪、
そして、蜂の戸渡りの途中まで登って
       も、下りを考えるとザイル無しでは無理、「行きはよいよい帰りは怖い」状況で 、これまで、こ
       の時期での頂上への足跡を残したことがない。
         しかし、
冬の前山からの観る雁戸山の姿は、大変すばらしいものであり、あの峰に是非
       立ちたいとの思いで、会のメンバーに話をしたところ、賛同を得
、今回の山行きとなった。
         朝9時、関沢インター笹谷旧街道に集合、参加予定の1人が車トラブルの為参加出来
       なとの連絡が入る。快晴、既に駐車場は、満車状態、我々も準備をし、つぼ足組がスキー
       の柴田、上野さんより先に9時20分スタート、旧笹谷街道沿いに杉林の中を登る。


         10時5分山形工業高校の小屋に到着。今日は、笹谷では珍しく無風状態、おまけに快
       晴と最高の天候である。気温もだいぶ高い、又々昨日の天気祭りの影響か??、なんと
       なくノンビリ気分で遅れ気味になってきた。


         暫らく登リ電波塔の上についた頃,、朝日連峰ヤ月山・葉山の山並みが青空の下飛び込
       んできた。ブナ林の中に入ると、
我々の前に4〜5人の踏み跡が、やはりこの天気に誘わ
       れて雁戸山に向かっているようだ
。 途中、スキー組と無線交信するが、聴き取り難く、お
       互いの位置関係、どのルートで登って来ているのか把握出来ない。


          カケスガ峰付近で、お互いの位置を確認できた。スキー組は我々つぼ足組より先に別
       ルートで登っているものと思っていたが・・・・・、11時30分カケスガ峰到着。我々の目の
       前に雁戸山が飛び込んできた。スキー組と合流、前山に向かう、既に、人影が雁戸の峰
       に見え隠れしている。
        
 蜂の戸渡りの取り付き付近で休憩、アイゼン、ピッケルを装着し12時15分に柴田さん
       が登り始める、続いて我々も後につく、ザイルで帰りの安全を確保してもらいなが
ら、や
       せ尾根ノガリガリ雪を慎重に 登る。


         12時50分頂上着。
山頂からは、朝日連峰や月山・葉山・蔵王の山々、太平洋(??)
       と目の前に素晴らしい景色ガ広がる。この時期、こんな無風、快晴に恵まれて登れ
たこ
       とは、非常にラッキーだった (良き仲間と、良い天気)。30分程頂上の気分を満喫し、降り、
       前山で雁戸を眺めながら遅い昼食とした。


         14時20分,、前山から下山開始。カケスガ峰からは、スキー、歩き、各々関沢に向け
       て降りはじめる。15時30分駐車場着。今日は、西川山岳会の湯豆腐セミナーがあり、こ
       のメンバー、会場の大井沢に向 かう。

                                    記   木村(政)


  朝日連峰春スキー登山
                    (徳網〜西朝日)
    〜天気予報悪くやむなく中止

 昨年に途中撤退し、そのリベンジ計画の朝日連峰の徳網
口から「西朝日」への春スキー登山は、地元の週間天気予
報で、状況が初日(18日)以外(19・20・21日)極めて悪く、
やむなく中止を決定した。

   



index 吾妻連峰ツアースキー天元台〜大沢駅へ
   
 ・・・雪が悪くて渋川の対岸に〜林の中を迷走・・・

         日  時:  2006年3月18日

       場  所:  
吾妻連峰
天元台〜東大テン〜大沢駅)

       日  程:
  ****

            3/18日(土)・・ 7;00米沢鷹山〜7;44電車〜8;05米沢バス・・記録無し・・
                         〜11;50名月・・記録無し・・15;00大沢スキー場売店着〜
                         大沢駅・・解散

         参加者:  蒲生、柴田、ゲスト4名+3菅原   〜総勢9名


        
3/18(土) 稜線は風紋でガタガタ〜外して藤十郎へ

       18日午前7時、米沢の鷹山の湯集合、
蒲生さんと俺の二人だけ、車で大沢駅に向かう。駅前
      に到着すると車が4台、須賀川の上野さんと山形の丹野さん・郡山の小林さん 宇都宮の知ら
      ない人など、今回は大勢でのツアー
になりました。
        7時44分の電車で米沢駅へ、すぐに8時5分のバスに乗り込む、俺達の他にもスキーを持っ
      た人達が何人かいる、ゴンドラ・リフト3本と乗り継いで天元台スキー場のトップへ、スキーでの
      出発。


        先行に他のテレマークの3名、こちらは総勢6名のテレマークと山スキーの混成チーム,、斜
      めに左上へ、一息で人形石に登りきる。
一寸風が強い中でシールをはずして滑走開始、稜線は
      風紋でガタガタなので、右に外して藤十郎
へ、そのまま登り返して東大嶺へ、途中まで登ってか
      ら名月荘へトラバース。
       
名月荘は,、2階入り口から入る、11時50分.。中は少し雪が吹き込んでいたが、明るくて快適、
      1階も明るくなっており広々している、昼食後に出発、滑り始めると、
雪が悪くて渋川の対岸に渡
      り林の中を迷走し砂盛の鞍部から栂森コースに合流、
快適に下る。


        林道でスノーモービルの跡に惑わされて一つ南の尾根に入り込み,、沢を渡って修正、無事に
      牧場へ、
スキーが走らず難儀しながらそのまま下る。カタツムリ山荘を登り返して大沢駅へと思
      ったが、大沢スキー場のおばちゃんの顔が見たくなりスキー場へ、売店到着は15時。
        ゆっくり休んで,、一滑りで大沢駅へ、車に戻ってから、これからのシーズンなどの話をして解
      散、稜線で風は強かったが、天候は夕方まで持ち、まずまずのスキーツアーとなりました。
                                           
記  柴 田


index 冬山北八ヶ岳登山(西尾根〜天狗岳)
    〜深い雪・踏み跡なしの西尾根〜ー20℃以下・強風の山頂〜


         日  時:  2006年2月10日〜2006年2月12日

       場  所:  
北八ヶ岳
天狗岳〜2645.8m)

       日  程:
  ***

            2/10日(金)・・西川町開発センター19;30発〜仙台宮城インター発21;00〜
                        渋ノ湯温泉
翌朝
4;30着(仮眠)

            2/11日(土)・・渋ノ湯温泉発7;40〜唐沢鉱泉9;25着展望台14;30着
                        (テント設営15;20分・泊)
            2/12日(日)・・展望台8;45発〜西天狗岳12;25着〜東天狗岳12;45着〜
                        黒百合平13;35着〜渋ノ湯温泉14;55着〜仙台・山形へ

         参加者:  佐藤(辰)、佐藤(仁)、柴田、木村(京)、宇野、菊池、大和田、
               志田(勝)、荒谷、安部、遠藤(博)       〜総勢11名


        
2/11(土) リベンジ挑戦者!!3mラッセルで交代

        2月10日の夜、マイクロバスで山形を出発。11日明け方、渋の湯に到着して仮眠をとり、明
      るくなってからt登山の準備を始めた。外は氷点下10度近く、準備をする指先が痛い。
       
他の多くのパーティーが向かう方向とは反対方向の唐沢温泉への登り口へと向かった。あん
      なに人がいたのに、我々が行こうとする
登山道には踏み後がなかった。登りだすと、思ったほど
      沈まない、これはいいと思って進むと徐々に深くなり、八ヶ岳でこんなにラッセルするとは、誰も
      予想して思居なかった。


        辰ちゃんにとって,、今回の山行は、前回の北八ヶ岳冬山登山時、トラブルで思い通りに登れ
      なかった
リベンジの意味を含んだ登山でもある。


        唐沢温泉までは,、山腹を巻くため、ほとんど登りがなく比較的楽であったが、ここからは登り
      となり雪も深くなってきた、交代交代のラッセルで進む。ひどいところでは、太ももまで雪が沈み
      
肝心のリベンジ挑戦者は、3メートルしか進めず交代、2日間トータルしても30メートルに満た
      い有様であった。


        予想以上に深い雪に苦しめられたが,、11人という人数が幸いし、当初予定のテント場を通過
      し第一展望台まで登りきり、その直下にテントを張ることが出来た。当然大宴会!!!!。

        
2/12(日) ピッケル頼りの岩稜登り・山頂は風が強く寒

        12日、まだ暗いうちに登ってくる登山者の声を聞き目を覚ます、しばらくして、明るくなったので
      外に出ると、彼等の通過した足跡がない。ラッセルを当てにしていたのに、がっかりするのと狐に
      つままれた気分だった。


        テントを片付け出発。下界は晴れているのに稜線はガスの中、時々青空が見えるのが救い
      だ。八ヶ岳でこんなに
雪が多いのも珍しく、登山道もわかりずらく、何とか赤布を拾いながらの登
      り、森林限界を超えると、
気温は−20℃ぐらいで、アイゼンで踏む雪がキュッキュッとなる。風に
      吹き飛ばされそうになり、ピッケルを頼りながら岩稜を登っていく、筆者とっつては、これから行く
      ヒマラヤを登っているような感覚になる


        傾斜が緩くなり、西天狗の山頂に到着。非常に風が強く寒い。みんなを待ち記念撮影をし早々
      に東天狗へ向かって急いで降る。
東天狗の山頂からは、一般登山者が大勢通ったらしく高速道


      路なみにラッセルされている
。黒百合ヒュッテまで降ると暖かく感じられ、温度計を見ると、それ
      でも−16度だった。山頂がいかに寒かったかを感じさせられた瞬間だった。
        ここから駐車場までは、楽々と降り、温泉に入り一路山形へ。
                                               
記  遠藤(博)


index 西川山岳会恒例新年会日暮沢小屋
   
・・・乾杯、自然水がのどにチリチリ/石油ストーブで快適・・・
    屋根の雪〜ドドーンと全部落下・膳棚ダムの雪崩〜前日の夕


         日  時:  2006年1月14日〜2006年1月15日

       場  所:  
日暮沢小屋
朝日連峰日暮沢登山口)

       日  程:
  ****

            1/14日(土)・・ 8;30大井沢温泉〜9;15根子〜9;45アメリカ橋(休憩)〜
                         12;00膳棚ダム先(休憩)〜1;15日暮沢小屋(泊)

            1/15日(日)・・ 8;30日暮沢小屋〜10;00アメリカ橋〜10;50根子〜11;30
                         大井沢温泉〜13;30間沢(昼食)
〜解散

         参加者:  渋谷会長、佐藤(仁)、柴田、菅原、有路、土田(菅原友人)、
               佐藤(俊) 山田、遠藤(博)       〜総勢9名


        
1/14(土) 曇り時々小雨

        自宅を6時半に車で出発したが、出だしは、テカテカに凍った路面で20〜30キロのノロノロ
      運転、逆に
西川入る頃は雨が降り出し、大井沢に入ってからはシャーベット状の雪で車が真っ
      直ぐ進めず、「大井沢温泉」には余裕で着くはずが、ぎりぎり到着になってしまった。
        全員が集まってから根子に向かい、予定より40分送れて、共同の食料をみんなで分けスキ
      ーをつけて歩き出した。
年末の時とは違って、雪が締まっていてあまり沈まない。先頭を交代し
      ながら進み1時間半ほどでアメリカ橋に到着、自然水で喉の渇きを癒しながら小
休止。

雪が沈まず快適に出発 アメリカ橋下の根子川は、雪で大部分埋まる アメリカ橋通過・大休止〜自然水で喉を潤す


        気温は、久しぶりに高くなり、日も差してきて雪崩が心配された。途中の斜面も雪面にシワ
      ができ、気温上昇による雪の状態変化がわかる。さらに進んで、
膳棚のダム右の上部を見ると、
      所々ブロックが落ち、しかも斜面が割れていて土が見え、いつ落ちてもおかしくない状況
だ。会
      長は、みんなを
安心させるため 『これなら大丈夫だ。』 と言っている。
        そのすぐ手前で、まず休憩、心と体調を整え、2人ずつ組み20メートル間隔で出発するこ
      ととし、遠藤(私)は1人、トップで道をつけるため進みだす。
ブロックの間のルートを選び上部
      を見ながら、落ちてきたら、どっちにに逃げようと頭の中で考えながら進む。7〜800メートルを
      休まずに大急ぎで進み、やっと安全地帯に着いて一休み
。後続のメンバー必死になって着い
      て来る、無事に全員通過、大休止、初めての土田さんは恐怖と疲れからか話しかけても一言
      も声が出ないほどだ。

雪崩のありそうな膳棚ダムを前に一服 安全地帯に 小屋近くの気象観測ロボット


        ここまでくれば、あと1時間ほどで小屋だ、予報をよそに小雨程度と恵まれた天気、頭の中
      は、今夜の宴会のことで一杯になってくる。小屋到着、根子から4時間だ。小屋は、1階部分が
      ほとんど雪に埋まり、
2階・3階の入り口からしか入れない。屋根の上には、2メートル半ぐらい
      帽子のように雪が乗っている。

小屋前の川は、雪梯子で通過 小屋には、2・3階から入る まずは乾杯


        早速中に入り、宴会の準備が始まった。石油ストーブに火を付ける者、ゴザを敷く者、自然
      水・軟水・硬水等出す者〜出るるは出るは飲み切れないほど出て来る。みんなの嬉しそうな
      顔、一段落して乾杯、自然水がのどにチリチリ、石油ストーブのお陰で全く寒くない。
        2時ごろ、
後発の俊二さんから『無事危険地帯を通過』の無線が入り一安心しかし、後で
      聞くと一番危険な・ど真ん中での無線連絡だったようだ(次の日に通ったとき、そこは上部が
      全て崩れ、ブロックが踏み後を完全に覆っていた)
。3時、後続隊も到着して宴会はさらに盛
      り上がったのは言うまでもない。
       
宴も後半に入ろうとした時、ドドーン!!!と言う音と共に小屋全体が壊れるんじゃないか
      と思われるほど揺れた、
屋根に近い3階が宴会場だったため内部が温められたせいと、暫

14日午後の屋根 15日朝の屋根 落下雪塊と
遠藤(博)


      くぶりの雨・気温上昇で屋根の雪が落ちたのだ。3回小屋が身震いし、全てを落とし切
り、こ
      ちらまで頭が軽くなる気分になった。

       
1/15(日) 曇りのち晴れ

       朝寝坊し、だいぶ明るくなってから起きだし、
「引っ張りウドン」をする予定が、知識不足で?
     買い出してきた材料が玉ウドンのため、煮込みウドンに変更。
昨日のキムチ鍋にぶち込み野

晴れた天気・帰路へ
年末年始に難儀して登ったゴロビツが後方に 膳棚ダム前で心の準備
膳棚ダムの雪崩は、前日夕に付き大雪ゴロで道塞ぐ
気温が低く、これ以上の雪崩心配少ない
無事に根子到着(配水地)


     菜を入れ朝食とした。腹ごしらえの後、準備をして8時半に帰路に着いた。大井沢温泉入浴後
     間沢で昼食・反省会〜解散。
                                     
 記   遠藤(博)


index  南アルプス年末年始登攀(甲斐駒ヶ岳)
          ・・・
手袋もザイルも凍って〜中央稜初回撤退・・・
   
 〜黄蓮谷まで足跡が明瞭快調に大滝80°40m


         日  時:  平成17年12月27日(火)〜平成18年1月3日(火)

       場  所: 
甲斐駒ケ岳(奥壁中央稜・黄蓮谷左俣

       日  程:
  ****

          
12/27日(火)・・ (各地〜竹宇駒ケ岳神社)
            12/28日(水)・・ 神社(8:00)〜七合目(15:30)
           
12/29日(木)・・ 七合目(6:30)〜八合目(7:30)〜奥壁中央稜(4ピッチで敗退、
                           15:30)〜取り付き(16:30)〜八合目〜七合目(18:10)

           12/30日(金)・・ 七合目〜甲斐駒ケ岳山頂〜七合目
           12/31日(土)・・ 七合目(5:45)〜五合目(6:20)〜黄蓮谷左俣〜八合目(16:30)
                         
〜七合目(17:00)

            01/01日(日)・・ 七合目(10:30)〜八合目(11:20)〜(奥壁中央稜1ピッチFIX)〜
                         
八合目(15:30)

            01/02日(月)・・ 八合目(6:00)〜奥壁中央稜〜山頂(13:00)〜八合目〜七合目
                         (15:00)

           01/03日(火)・・ 七合目(7:15)〜竹宇駒ケ岳神社(11:30)〜韮崎駅〜(各地)

         参加者:・・・・・・・・・・・本隊〜〜和田淳二、本多加奈子    〜2名

                        
合流〜〜芳賀、須藤・・(差し入れ)  〜2名

         28日 快晴 
「黄蓮谷だって?今シーズンはもう終わりだよ。」

        そもそも、波乱含みの出発だった。なんなのだろう、このザックの重さは、二人してよろよろと
      スタート。登山道の途中で、七合目小屋の
小屋番さんに追いつかれ、「黄蓮谷だって?今シー
      ズンはもう終わりだよ。」との衝撃的な言葉
。クリスマスに右俣へ入ったパーティーは全て敗退
      に終わったという。

重いザックに登り間もなくへばる


        今年は、上部の雪が多く、寒さもきついらしい、「ハズレ年だね。」とバッサリ言われ、追い討ち
      をかけるように、「30日からお天気が崩れるらしいよ。」とのこと、30日といえば明後日ではない
      か。本多さんと緊急会議をする。
黄蓮谷でラッセル三昧の末に上部で雪に降られ、雪崩におび
      えるよりは、 一本確実に登っておきたい

        計画では、今夜、五合目に泊る予定だったが、黄蓮谷をあっさりあきらめて、奥壁中央稜に力
      を注ぐことに決め、七合目までもうひと頑張り。へろへろ、よろよろだったが、なんとか暗くなる前
      にたどり着いたのだった。「氷に行ってから岩も?欲張りすぎだよ。」と小屋番さんのひとことで
      我々は完全KOである。

        29日 快晴 
中央稜の取り付きは、意外に〜しかし撤退

        テントの中で、完全に凍りついたゆで卵やモチをラーメンにぶちこんで、朝食を済ませ、まだ
      暗いうちから出発。
八合目までは雪についた踏み後が消えており、ラッセルとなる。中央稜の取
      り付きは、意外にあっさりと判り、完登は確実と思ったが、
これが大誤算だった。

八合目から見た甲斐駒の山頂方面 奥壁の全景 奥壁中央稜の取り付け


        1ピッチ目は、W級になっているようだが、とんでもなかった。雪にホールドが隠れ、ピンもどこ
      にあるのか皆目わからない、
カムを使ってなんとか前進。セカンドの本多さんも相当苦労し、こ
      のピッチでなんと2時間もかかった
。つづく2ピッチ目の雪壁はいいが、3ピッチ目の始まりがど
       こかわからずに右往左往。その3ピッチ目も、べったりと張り付いた雪を掻き落としながら進む
      悪条件。つづく4ピッチ目は、10cmほどのクラックに‘おしりジャミング’を辛うじてきめて、ズリ
      ズリと登る。

奥壁中央稜・Tピッチを登る和田 奥壁中央稜・Tピッチ目


       
気がつ付くと、もう夕方である。手袋もザイルも凍って、本多さんの目ももう死んでいる。撤退
      よりほかに選択肢はなかった。懸垂で下り、夕闇のなか、ヘッドランプをともして、七合目の小屋
      に転がり込んだ。「雪の多いときは、傾斜のねているルートが難しいんですよ。」と今日は優しげ
      な小屋番さんの言葉に、すっかり自信をなくしていた僕はすこし救われる思いだった。

        30日 
 休養・甲斐駒ヶ岳山頂の散策〜素晴らしい展望

        昨夜は、小屋で快適に過ごし、今日は休養日。昨日の疲れがとれない。でも天気はいいのだ。
      せっかくだから
山頂まで散歩にでかけることにした。甲斐駒ケ岳の良さは、なんといっても素晴ら
      しい展望ではなかろうか。対面には八ヶ岳、右手には北岳や鳳凰三山、奥に富士山、遠くに見

甲斐駒山頂まで散策に行く


      えるは北アルプスか?、下界が丸見えなのも、かえって高度感が増
すようだ。でも僕が一番よ
      く見ていたのは、稜線からの中央稜だった。上のほうはどうなっているのだろう?、いつか必ず
      登ってやる。そう思いながら観察していたのだが、その「いつか」がまさか2日後だとは…。
        小屋に戻ると、
天気予報が変わっているらしいと聞く。明日も晴れるようだ。おまけに黄蓮谷
      に入るパーティーが結構いて、ラッセルの労力も少なくて済む
ようだ。またまた本多さんと緊急
      会議。モチロン行くことに決定!。

       31日 快晴 
黄蓮谷大滝に着いた。でかい・・・!!

        昨晩は、風が強く、テントのポールが折れるんじゃないかと心配したが、今日の天気はばっち
      りだ。
黄蓮谷までは,、足跡が明瞭に残り、なんなく沢床に降り立つ。すでに2つのパーティー計
      7人が準備をしていた。なんだかうれしくなってしまう。
        初めの滝で、ザイルを取り出して準備をしていると、
オジサン3人組が何もつけずにスイスイ登
      っていく。ちょっとビックリ。僕らも,、あとから出てくるV級くらいの滝はノーザイルで登ってみ
たが、
      本多さんはかなり怖かったようだ。でもおかげでかなり早いペースで進むことができた。二俣に着
      くと、みんな左俣に入っていく。

黄連谷左沢・V級程度の滝をノーザイルで・本田 黄連谷左沢の大滝 黄連谷札リ沢の大滝を登る本田


       右俣には、足跡がひとつも延びていない。「うーん右俣は、ラッセルかあ…。本多さんどうしま
      す?」、でも、実は選択の余地はないのだ。ビバークの用意をして来ていないのだから、右俣に
      入って時間切れになるのは絶対に避けたい。「大滝が心配だけど左俣に入りましょう。」となり結
      構スムーズに進み、
問題の大滝に着いた。でかい・・・!!。80°40mくらいだろうか。4人パー
      ティーに先を譲ってもらい、僕がトップで取り
付く。

八合目から富士山を望む(奥)


        「今どき使ってる人はいないよ。」と笑われたストレートのカジタックスだが、決まれば心強い。
      シーズンいきなりの本番も、徐々に感覚を取り戻し、なんとか乗り切った。
続く本多さんが登れる
      かちょっと心配していたが、なんのなんの。一年前とは別人の快調なペースで上がってき
た。本
      多さんは、「からい、からい」と連発していたが、この滝を登れれば、どこでも行けると激励。その
      上のキビシイ滝も何とかやっつけて、フィナーレのラッセル1時間。八合目に飛び出したときには、
      綺麗な夕焼けだった。夜は、小屋番さんにワインをもらったので、ささやかな年越し飲み会をした。

       日  
敗退した奥壁中央稜〜再挑戦

        今日から天気が崩れると100%信じていたから、ザックに荷物をまとめて五合目まで下ろうとし
      ていた。ところが、
小屋で登山客に「どうやらまだ天気がもつみたいだよ。」と言われる。一応、小
      屋番さんに確認すると、「うん、低気圧が思ったほど発達しなくてね。」という、何ですと?、本多
      さんと何度目かわからない緊急会議。行くとすれば、
敗退した奥壁中央稜。ここで行って、「根性
      見せたろやないかい!!。」
…実際には、そんなモチベーションは微塵もなかったが、せっかくだ
      から行こう、と決まった。
        Uターンして一路八合目へ。テント設営後、1ピッチ目のフィックスに向かう。
3日前にボロボロ
      にされたピッチ、精神力をごっそりと持っていかれたルート、かなり緊張した。だが、取り付くと雪
      がほとんど落ちており、ホールドは明瞭。氷登りで感覚を取り戻したのも大きかったようだ。ラク
      に登りきり、ユマールの本多さんを迎える
。ようようとテントに引き揚げ、「まあ、所詮はW級のピ
      ッチでしたね!。」などとうそぶくアホな僕だった。

       日 
 フィックスロープを回収する山頂に初詣

        朝方、テントをパラパラと叩くものがある。もしかして…。嫌だったが認めざるを得なかった。雪
      が降っている。ただ、
フィックスロープを回収する為にも、必ず取り付かなくてはならない。そそく
      さとメシを食って出かける。ユマールで1ピッチ上がると、まだ小雪がちらつく程度。まだ行ける。
      気合を入れて登りだす。
前回、あれほど苦労した各ピッチも、らくらくザイルを延ばす。取り付い
      てから3時間足らずで前回の最高点を超えた

        その頃には,、雪は本降りになっていたが、もはや、引き返す選択肢は僕にはなかった。本多
      さんは、ラッセルを嫌って登り続けたくなかったかもしれないが、あえて聞こえないフリをした。完
      登したかったのです、ごめんなさい。中央稜上部は、
胸付くラッセルだった。もくもくと雪と戯れて
      いると次第に無心になる。ところどころ傾斜がきつくて草付にダブルアックスで登るのも楽しい。ず
      いぶん長く行動していたが、ふと前を見ると、すぐそこに登山道が
ある

奥壁中央稜の中間部
奥壁中央稜の登攀のあと甲斐駒山頂へ初詣


        稜線が見えた。「本多さん、あと50mですよ!」,,、なかばグロッキー状態だった本多さんもよう
      やく「ホンマ?よっしゃあ。」と嬉しそうである。稜線に出ると空が明るくなってきた
。「山頂に初詣
      に行きませんか?」「うーん、せっかくだから行こか。」となる。山頂では、束の間だが晴れ間も広
      がり、気持ちのいい景色を堪能した。つくづく甲斐駒ケ岳が歓迎
してくれていると思った。
        八合目のテントを撤収し、七合目に着くと,,芳賀さんと須藤君(山形大学の後輩です)が泊って
      いた。差し入れの豚肉で豚汁を作ってもらい、小屋番さんにもらったワインで至福のひととき。

        日  
食い込むザックを背負い〜降る・膝が悲鳴

        長かった今回の山ごもりも,、今日で最終日。芳賀さんと須藤君も一緒に降りる。肩にずっしり
      と
食い込むザックを背負い、どんどん下っていく。膝が悲鳴を上げそうになったころ、なつかしの
      神社に着いた。
        本多さんの車で韮崎駅へ行き、解散。僕らはそれぞれの家に帰るのだが、本多さんはまた明
      日から八ヶ岳に入るという。冬山のハシゴである。いやはや彼女には勝てません。
                                      記    和田


index  朝日連峰年末年始登山
             ・・・竜門山を割愛・清太岩山
まで
    
〜樹林帯は豪雪を踏みわけ・快晴の元旦(稜線・締まり雪)


         日  時:  平成17年12月30日(金)〜平成18年1月2日(月)

       場  所:  
朝日連峰(清太岩山〜日程都合

       日  程:
  ****
         
12/30日(金)・・ 7;00西川町開発センター〜8;30大井沢根子〜12;40日暮
                         沢小屋(泊)

           12/31日(土)・・ 7;15日暮沢小屋〜8;00・P1松峰上〜9;00・P2第2急登上
                         〜10:15P3・急登中間〜11;15P3・急登上平〜12;40ゴ
                         ロビツ水場付近(幕営・泊)

           01/01日(日)・・ 7;15ゴロビツ幕営地〜8;10ゴロビツ頭〜9;15清太岩山山頂
                         //9;50山頂下山〜11;00ゴロビツ幕営地(テント撤収)//11;
                         30同発〜14;10日暮沢小屋(泊・反省会)

           01/02日(月)・・ 7;50日暮沢小屋〜10;00大井沢根子〜11;30「大井沢温
                        泉」入浴〜解散


         参加者:  **本隊・・・・・・・・CL佐藤(辰)、渋谷、佐藤(仁)、遊佐、石井
                  (合流)・・・・・・ぶなの会(東京3名)〜竜門山(山小屋)まで
               **小屋日帰り・・・遠藤(博)
               **小屋一泊・・・・荒谷、志田(勝)、若松(小屋2泊)  
                                             〜総勢12名


        
山岳会の年末年始登山は、地元朝日連峰の竜門山を目指すこととなった。しかし、昭和48
       年の豪雪を超える積雪に悪戦苦闘、また、日程の都合で清太岩山の折り返しとなった。その経
       過を報告します。


        
30 膳棚ダム冷や冷や通過・日暮沢小屋は二階から出入り

         既に2mを超す雪が積もった大井沢、根子出発が午前8時30分。本帯5名にサポート隊(日
       暮沢小屋まで))4名の総勢9名のはずだったが、
東京のパーティー(ぶなの会)3名が同行
       ることになっつた。
        日暮沢小屋までの林道を、当会は山スキー、東京の3名はスノーシューであるが、これだけ
      の大雪となると、やっぱり山スキーの方が便利で楽である。交代しながら進み、アメリカ橋で大
      休止するが、驚いたことに
今年の根子沢はほとんど埋まっていた。

大井沢根子で出発準備 サア出発 アメリカ橋で大休止・スノーシュウ組少し遅れて到着


        膳棚の砂防ダム脇は、大雪で急斜面となっており、雪崩の心配もあり、遠藤(博)のトップで冷
      や冷やしながら通過。スキーラッツセルを交代しながら進む。スノーシュー組もその跡に乗って、
      少し遅れぎみだが追ってくる。
小屋前の日暮沢も雪で埋まっており、スキーで越えることが出来
      た。日暮沢小屋着が12時40分、約4時間かかった。

雪も深くなる 膳棚の砂防ダムサイト ダムサイトは大雪にため右から急斜面に


        小屋の1階は雪で埋まっており、2階からの出入りとなる。正月の新年会(1月中旬)で何回も
      訪れているが、これだけの積雪の経験が無い。
今日は、小屋泊まりに決定。佐藤辰と遊佐の2

日暮沢小屋到着 雪に埋もれる森林保全大看板 小屋への出入りは2階から
宴会を前に演説する遠藤(博) 明日のためか、酔いがまわってか?


      名、荷を降ろすとすぐ、明日のルートの下見に行く
。他のメンバーは、荷物の片付けや食事の準
      備にとりかかる。東京の3名は2階・当会は3階へ。・遠藤(博)は、翌日からの富士山訓練のた
      め泣く泣く午後2時に帰宅へつき、他は、志田(勝)の運んできた生牡蠣のキムチ鍋で早めの懇
      談会となった。

       
大晦日  腰上までの重い雪・ゴロビツでテント泊

        翌大晦日は、午前7時過ぎに出発。天候は、曇り時々雪、前夜の風雪でトレースは完全に無く
      なっていた。取り付きは,、
東京(ぶなの会)3名が先行するが、すぐに合流し、当会5名と併せ8
      名で交代のラッセルとなる。森林地帯の登りは、深くて重い雪、交代の時間も次第に早く
なるが、
      とにかく全員で上を目指すことで頑張る。

深く重い雪に挑戦が始まる ラッツセルと後尾(楽楽)では雲泥の差
ラッツセルし休憩を取る佐藤(辰)
ブナと雪の芸術 全員で大休止・雪の芸術にしばし疲れを癒す 大雪に耐えるブナ林
ラッツセルでダウン ラッセルあとの休息 この上でテントを張ろうと、もう一ふんばり


        急斜面になると腰上まで雪になり、トップはザックを置いてラッセルを行い、交代すると取りに
      戻る繰り返し。しかし徐々にではあるが確実に高度を稼いで行く。12時40分、
当会はゴロビツ
      手前で限界となり、テント設営を決定
。ぶなの会は2時まで頑張ると、先まで進んで行った。

テント設営完了・天候も落ち着く・景色よし まじは乾杯 これ新開発の食料・遊佐君説明


        大型テントを担ぎ上げたので,、中は広くて快適、早めのお屠蘇で乾杯し、佐藤仁が背負って
      きた牛鍋の準備となる。風も無く、快適な大晦日となる。

       
元旦  快晴・素晴らしい白銀のパノラマに感嘆

        平成18年の元旦、朝の天候は曇り、風は弱い。遅くとも午後2時に幕営地から下山開始と決
      め、全員空身でゴロビツの頭を目指す。
15分ほど登るとゴロビツ中段でブナの会が出発準備を
      していた、、女性から「ずっとラッセルしてってね!」と激励(?)される
。期待に応え真っ直ぐ上に
      進み、ゴロビツの頭の雪庇を越えたのが午前8時10分。

ゴロビツ最後の急登目前・右下にぶなの会3名 急登を頑張る 急登最後のセッツピ越え
難所クリアしバンザイ・佐藤(辰)と遊佐
ゴロビツ頭で全員の記念写真
尾根は雪軽く締まり歩きやすい


        天候回復
、青空も広がり素晴らしい展望が広がって来た。雪質も乾燥、風紋の締った雪で歩
      き易く、白く眩しい広い緩斜面、写真のシャッターを切りながらハシャギ気味に清太岩山
へ。進む
      時間も早くなって来る。午前9時15分、清太岩山山頂到着。

夏と違い広く平坦 清太岩山目前 清太岩山到着


       全員で記念撮影。風も無く、さらに青空が広がり、稜線のガスも流れて無くなり、南の大朝日岳
      や中岳から正面に熊糞山・竜門山、すぐ右手に寒江連山、その奥に以東岳、北の障子ヶ岳まで
      
素晴らしい白銀のパノラマ、感嘆。東京(ぶなの会)も一緒に、遊佐の硬水で乾杯。

二つ石コースと奥に以東岳 河江連山 竜門小屋が間じかに
中岳・大朝日岳も 熊糞山と奥に竜門山
北河江山の中腹・雪の芸術に魅了


        しばし、大展望を楽しんだ後、東京(ぶなの会)は、竜門山を目指し進んで行った。当会は、こ
      こから下山開始。11時過ぎテン場に戻り、撤収、一休みした後に日暮沢小屋へ向かう。降りは、
      昨日の踏み跡もあり快調、午後2時過ぎ、日暮沢小屋着。

風雪に耐え残るナナカマド テント場到着・撤収 撤収終わり大休止・清太岩山での余韻に耽る


       上まで担いで行った石狩鍋に余った材料を全部突っ込み、少々時間は早いが元旦大反省会と
      なる。小屋日誌には、仙台の坂野さんパーティーがハナヌキから小朝日岳を目指すと書いてあ
      った。

       
2日  大井沢温泉で入浴・解散

        2日は、小屋を7時50分に出て、降り気味の圧雪踏み跡を山スキーで飛ばし、アメリカ橋で
      一服、あっという間に大井沢根子着。自動車の置いてある大井沢小学校まで県道を歩き(一部
      スキーのまま)、「大井沢温泉」へ移動、ゆっくり入浴し・・・解散。

                                記   佐藤(辰)



index 八ヶ岳年末年始氷・岩登り楽しむ
     
〜快晴の2006/1/1・富士山や南アルプスが眼前に


         日  時:  平成17年12月29日(木)〜平成18年1月2日(月)

       場  所:  
八ヶ岳〜(氷・岩登り主に)

       日  程:
  ****
         12/29日(木)・・
19;00山形・村山市〜21;00仙台宮城IC〜翌朝5;00美濃戸
                        到着(仮眠)

         
12/30日(金)・・ 8;30美濃戸発〜10;10南沢(小滝・大滝)〜14;00行者小
                        屋(テント・泊)

           12/31日(土)・・5;00起床・・・8;00行動開始〜13;00赤岳山頂・・(地蔵尾根)
                        ・・16;00テント着(泊)

           01/01日(日)・・5;00起・・・8;30下山開始〜〜9;10南沢(小滝・大滝)〜13;
                        00美濃戸〜温泉入浴・・・帰路

           01/02日(月)・・自宅着

         参加者:  **・・・・・CL柴田、関、幡野(ゲスト)〜総勢3名


       
29 仙台経由・高速で一路八ヶ岳へ・上野さん激励無線

        メンバーは関・幡野・柴田の3名、仙台経由で東北自動車道、途中、23時頃に須賀川の上野
      さんに無線で激励を受ける。順調に進み首都高から中央高速・南諏訪より降りて八ヶ岳方面へ
      と向かう。 

      30 途中〜小滝の氷壁を楽しむ・
行者小屋サイドでテント泊

        8時半に登山開始、登山道は、踏み固められていて夏道のようで順調に進む、南沢へ向かい
      
小滝へ。綺麗に凍っている、高さは15メーター程、すでに先客1名が登っている、時間があるの
      での、我々も登る準備
をする、その間、他パーテイが次々に到着。なかなか硬い氷で登り易い 


        昼食の後、
大滝を見に行く、10分ほどで到着、3パーティが取り付いている、高ささは30メ
      ター程、圧巻・挑戦欲がそそられる滝である。今日は、時間が無くなったので帰りにトライする事
      にして、登山道に戻り先へ進む1時間半程で行者小屋到着、幕営・・・早速祝杯。

       31 文三郎道を登り途中から赤岳主稜へ

                 大晦日・雑煮を作り一年の山行を振り返

        快晴、8時に幕営地を出発、
文三郎道を登り途中から赤岳主稜へトラバース、谷底から主稜
      へ這い上がる、先行チームががいて、なかなか前進出来ない。何処かのガイドは、追い抜いて
      行く。後方も詰まり出した、渋滞の中で動けなくとても寒い・寒い
。アックスにアイゼンで快適に
      登る、ザイルが必要なのは途中の2ヶ所程で楽勝。


       13時、赤岳山頂に飛び出す。
快晴の山頂からは、正面に富士山・すぐとなりに南アルプスの
      山並み、さらに見渡すと、中央アルプス・北アルプスの槍や穂高が確認出きるほど
で、最高。早
      速頂上小屋に入り、熱いおでんで祝杯。周りの人達との話が弾み、短いザイルやスノーバーな
      どを戴く。
        帰りは、天望荘を越えて地蔵ノ頭から地蔵尾根を下り、16時iにテント到着。大晦日なので餅
      を焼き雑煮を作り、今年(2005)一年の山行を振り返る。夫々色々な一年であったと想いに耽け、
      来年の抱負へと話しが盛りあがる、山行・人生論・までも・・・etc. etc。

       
2006/1/1 大滝の氷壁へ挑戦・温泉そして帰路

        年は、明けて平成18年1月1日、5時起床、オトソに始まり餅を焼いて新年を祝う、雑煮も有
      る。天候は快晴。周りが次々に出発して行く中、我々は、ゆっくりテント回収8時半に下山開始
      する。
        1時間程で南沢の入り口、登り返して小滝へ、1名取り付いていた、さらに少し登って大滝へ、
      誰もいない、
貸切状態。準備のあと正面から取り付く、硬い氷であるが、下半分は傾斜が有り
      楽勝、中間6メーター程が垂直で、その上で又傾斜が落ちる、快適に登り切り楽し
。振り返れ
      ば、北アルプスが綺麗に見える、通行人1名。 


        昼食後下山、1時間で車の置いてある美濃戸へに到着、温泉に直行、お土産を買って南諏
      訪かえあ中央高速に乗り首都高速経由で仙台入り、自宅に戻ったのは、翌2日になっていた。
      やはり八ヶ岳は 遠い!!。

                                      
 記   柴田

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